JP2007334862A - ストレージドライバ、電子機器、アクセス制御方法 - Google Patents

ストレージドライバ、電子機器、アクセス制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】HDDユニットにパスワードを設定している場合であっても、ユーザにBIOS等を介してパスワードロック機能を無効化する作業を強いることなく、簡単にHDDユニットを転用できる状態に移行させることができる新しい技術を提供することを目的とする。
【解決手段】パスワードによるロック機能を備えたHDDユニットへのアクセスを制御するコントローラであって、HDDユニットに記録されたデータの全消去処理を実行する場合、前記HDDユニットにパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合は該設定されたパスワードを前記HDDユニットに通知してパスワードロック機能を無効化することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバに関し、特に、該ストレージドライバを備えた印刷装置等の電子機器に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)のみならず、印刷装置などの電子機器においても、大容量かつ不揮発性を有するストレージユニットとしてハードディスクドライブユニット(以下、「HDDユニット」と呼ぶ)に代表されるストレージユニットを備えたものが増えつつある。
ストレージユニットにはいくつかの規格が存在するが、このうちATA(AT Attachment)規格では、パスワードを設定することでストレージユニットへのアクセスを制限する(ロックする)機能(以下、「パスワードロック機能」と呼ぶ)が採用されている(特許文献1参照)。
特開2006−59025号公報
従来、電子機器本体を廃棄する際にストレージユニットも一緒に廃棄される場合が多かったが、同じ規格(例えばATA規格)に基づくストレージユニットであれば、同種装置、異種装置を問わず、他の電子装置に転用できる場合がある。実際、リサイクル等の観点からストレージユニットを他の電子装置に転用したいと考えるユーザも少なくない。
ここで、ストレージユニットを他の電子機器に転用するのであれば、ストレージユニットに記録したデータが転用先等で流出しないように、データ消去をしてから転用先に渡すべきである。
しかし、ストレージユニットに上述したパスワードロック機能によりパスワードを設定している場合、ストレージユニットに記録したデータを消去するだけでは十分でない。転用先装置においてストレージユニットへアクセスできるようにするためには、BIOS等によってパスワードロック機能を無効化するか、又は設定済みのパスワードを転用先に通知する必要がある。
しかし、BIOS等によってパスワードロック機能を無効化する作業はユーザにとって煩雑であるし、そもそもBIOS等によって無効化できることを知らないユーザも多いと考えられる。一方、秘匿すべきパスワードを転用先に通知する方法はセキュリティ上、非常に問題がある。
従って、本発明は、ストレージユニットにパスワードが設定されている場合であっても、ユーザにBIOS等を介してパスワードロック機能を無効化する作業を強いることなく、簡単にストレージユニットを転用できる状態に移行させることができる新しい技術を提供することを目的とする。
本発明のストレージドライバは、パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバであって、ストレージユニットに記録されたデータの全消去処理を実行する場合、前記ストレージユニットにパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合はパスワードロック機能を無効化することを特徴とする。
好適には、前記設定されたパスワードを通知してから、パスワードロック機能を無効化する。
かかる構成によれば、BIOS等を介してパスワードロック機能を無効化する作業を行うことなく、ストレージユニットについてデータの全消去を指示するだけで自動的にストレージユニットを他の電子機器に転用可能な状態(パスワードロック機能が無効化された状態)に移行させることができる。
本発明の電子機器は、本発明のストレージドライバと、当該電子機器の機器情報を記憶する記憶手段を備えており、前記ストレージドライバが、前記記憶手段を参照して取得した前記機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定、解除、パスワードロック機能の無効化を行うことを特徴とする。
本発明のアクセス制御方法は、パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットのアクセス制御方法であって、ストレージユニットに記録されたデータの全消去処理を実行する場合、前記ストレージユニットにパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合は該設定されたパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロック機能を無効化することを特徴とする。
本発明のアクセス制御方法は、電子機器が備える情報処理部(コンピュータ)により実施することができるが、そのためのプログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種の媒体を通じてインストールまたはロードすることができる。また、電子機器として印刷装置を想定する場合、プログラムが、印刷装置用カードや印刷装置用オプションボードに記録されて流通する場合も含む。
以上、本発明によれば、ストレージユニットにパスワードを設定している場合であっても、ユーザにBIOS等を介してパスワードロック機能を無効化する作業を強いることなく、簡単にストレージユニットを転用できる状態に移行させることができる新しい技術を提供することができる。
図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のプリンタシステムの概略構成を表すブロック図である。図1に示すように、ホスト装置10はUSB(Universal Serial Bus)インタフェースを介してプリンタ装置20に接続されている。またプリンタ装置20は所定のインタフェースを介してHDDユニット30にアクセス可能に構成されている。かかる所定のインタフェースの規格は、パスワードによるロック機能をサポートしているものであれば特定の規格に限定されないが、以下ではATA規格を例に説明する。
なお、図1では、HDDユニット30をプリンタ装置20の外部に記載しているが、プリンタ装置20がその一部としてHDDユニット30を備える構成であってもよい。
ホスト装置10は、CPU(プロセッサ)、ROM、RAM、I/Oコントローラ、通信インタフェース、USBホストインタフェース、HDD等のハードウェアを備えており、機能的には、プリンタ装置20を制御するプリンタドライバなどを備えている。
プリンタドライバは、通常のプリンタドライバと同様である。すなわち、外部又はホスト装置10上で動作しているアプリケーションプログラムを介してユーザからプリンタ装置20を指定した印刷要求を受け付けると、プリンタ装置20が解釈可能な所定のプリンタ制御言語に基づき印刷ジョブを作成し、これをホスト装置10に接続されるプリンタ装置20に送信する。
印刷ジョブは、例えば、ジョブID、出力先プリンタの機種情報、ユーザ名(ユーザID)、印刷対象となるドキュメントのファイル名、印刷設定情報(印刷部数、片面/両面印刷の指定、カラー/白黒の指定など)等のジョブ情報をヘッダ等に含めることができる。
プリンタ装置20は、通常のプリンタ装置と同様の構成を備える。
例えば、プリンタ装置20は、用紙をプリンタ装置内に供給する給紙機構、印字を行う印刷エンジン、及び用紙をプリンタ機外に排出する排紙機構等により構成される動力機構部を備える。印刷エンジンは、通常、紙送機構、キャリッジ機構、印刷ヘッドなどを含んで構成され、インクジェットプリンタや熱転写プリンタのように1文字単位で印刷するシリアルプリンタ、1行単位で印刷するラインプリンタ、ページ単位で印刷するページプリンタ等に対応する各種印刷エンジンを用いることができる。
また例えば、プリンタ装置20は、CPU、ROM、RAM(不揮発性RAMを含む)、コンソールパネル等のユーザインタフェース、USBデバイスインタフェース、ATA規格に対応したHDDユニット接続インタフェース(HDDホストコントローラ、接続コネクタなどを含む)等のハードウェアからなる情報処理部を備える。
プリンタ装置20の情報処理部は、従来のプリンタ装置の情報処理部と同様の機能を備える(図2参照)。例えば、USBデバイスインタフェースを介して接続されたホスト装置10との通信を制御するUSBドライバ21、HDDユニット接続インタフェースを介して接続されたHDDユニット30へのアクセスを制御するHDDドライバ22、ホスト装置10から送信された印刷ジョブ、コマンド、フォントデータ、フォームデータ等を受信し、RAM又はHDDユニット30に記憶する受信制御手段23、RAM又はHDDユニット30に記憶された印刷ジョブや各種データに基づきラスタ形式の印刷イメージを1バンド分又は1ページ分生成してイメージバッファに格納する解析・イメージ生成手段24、印刷ジョブ中の制御コマンドに基づいて、所定単位分(例えば1パス分)の印刷イメージをイメージバッファから印刷エンジンに転送し、印刷エンジンを制御しながら印刷を実行する印刷制御手段25等を備えている。
ただし、図2に示すように、本実施形態のHDDドライバ22は、従来のHDDドライバの機能に加え、HDDユニット30に記録されたデータの全消去処理を実行する場合、HDDユニット30にパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合は該設定されたパスワードをHDDユニット30に通知してパスワードロック機能を無効化するパスワード無効化連動データ全消去機能を備えている点で、従来のHDDドライバとは異なっている。
なお、これらの各手段やドライバは、プリンタ装置20内のROMやRAM、外部の記憶媒体等に格納されるプログラムをCPUが実行することにより機能的に実現(実装)される。
HDDユニット30は、接続インタフェース、コントローラ、HD及び駆動機構、ROM、RAM等のハードウェアを備えており、ATA規格に準拠した従来のHDDユニットと同様の各種機能を備える。
以下、図3に示すプリンタ装置20(HDDドライバ22)の動作を規定したフローチャートを参照し、本発明におけるHDDユニット30のデータ全消去処理について説明する。なお、各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。また、HDDドライバ22は種々の機能を備えるが、データ全消去処理に直接関係しない機能については説明を省略する。
ユーザが、プリンタ装置20のコンソールパネル等に提示されるメニュー画面から「HDDデータ全消去」を選択して、その実行を指示した場合、HDDドライバ22は、以下のデータ全消去処理を実行する。
なお、特定の者(例えば、サービスマンや管理者など)だけが「HDDデータ全消去」を選択して実行できるように、例えば特殊操作で起動した場合やパスワード等で特定の者であることが認証できた場合にメニュー画面に「HDDデータ全消去」を選択可能に提示したり、「HDDデータ全消去」を選択した際にパスワード等の入力を要求して認証を行う構成としてもよい。
HDDドライバ22は、HDDユニット30のコントローラに対し、ハードディスクの全セクタにランダムデータ(又は「00」や「FF」といった固定データ)を書き込むように指示する(S100)。
該指示を受けたHDDユニット30のコントローラは、ハードディスクの全セクタに対してランダムデータ等の書き込みを実行する。そして、書き込みが全て終了すると、書き込み処理が正常終了したかどうかの判断結果をHDDドライバ22に通知する。
HDDドライバ22は、HDDユニット30から上記判断結果を取得すると、これに基づいてHDDユニット30のデータ全消去が正常に行えたか否かを判断する(S101)。具体的には、書き込み処理が正常終了している場合、データ全消去が正常に行えたと判断する。
データ全消去が正常に行えなかったと判断した場合、HDDドライバ22は、「HDDデータ全消去に失敗しました」等のメッセージをコンソールパネルに表示し(S102)、データ全消去処理を終了する。
一方、データ全消去が正常に行えたと判断した場合、HDDドライバ22は、HDDユニット30のコントローラに対し、Identify Deviceコマンドを通知する(S103)。
該コマンドを受け取ったHDDユニット30のコントローラは、ROMや不揮発性RAMを参照して、HDDユニット30のシリアル番号、パスワードロック機能に関わる情報(ロック機能の有無、ロック機能が有る場合は機能が有効であるか無効であるか、ロック機能が有効である場合は読出禁止状態か読出可能状態か、など)等を読み出し、Identify Device情報としてHDDドライバ22に返信する。
なお、HDDドライバ22がプリンタ装置20の起動時にHDDユニット30のIdentify Device情報を取得して記憶している場合は、S103に代えて、その情報を読み出して用いる構成としてもよい。
HDDドライバ22は、HDDユニット30のIdentify Device情報を取得すると、該情報に基づいてHDDユニット30がパスワードロック機能を有しているか否かを判断する(S104)。
有していないと判断した場合、HDDドライバ22は、データ全消去処理を終了する。
一方、パスワードロック機能を有していると判断した場合、HDDドライバ22は、Identify Device情報に基づいて、パスワードロック機能が有効であるか無効であるかを判断する(S105)。
パスワードロック機能が無効であると判断した場合、HDDドライバ22は、データ全消去処理を終了する。
一方、パスワードロック機能が有効であると判断した場合、HDDドライバ22は、HDDユニット30に設定したパスワードを取得する(S106)。
パスワードの取得の仕方は、パスワード設定時にパスワードをどのように決定したかによって異なる。例えばユーザがパスワードを決定したのであれば、データ全消去処理の実行中にユーザからパスワードを取得するように構成してもよい。又は、ユーザがパスワードを決定した場合であっても該パスワードをプリンタ装置20内の不揮発性RAM等に記憶している場合であれば、該不揮発性RAM等を参照することでパスワードを取得することができる。HDDドライバ22等が自動的に例えば乱数に基づきパスワードを作成した場合も該パスワードは不揮発性メモリ等に記憶されるので、同様にして取得することができる。
更に、HDDドライバ22等が、プリンタ装置20の記憶手段(ROMや不揮発性RAM等)に記憶される該プリンタ装置20の機器情報(例えば、プリンタ装置20のメーカ名、機種名、製造番号など)に基づき、自動的にパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記HDDユニットに通知してパスワードロックの設定や解除を行っている場合であれば、該作成したパスワードを不揮発性RAM等に記憶しておく必要はなく、データ全消去処理の実行時に前記記憶手段を参照して取得した前記機器情報に基づいて再度、同じパスワードを作成する(取得する)ように構成してもよい。
次に、HDDドライバ22は、security disable passwordコマンドとともに、前記取得したパスワードをHDDユニット30のコントローラに通知する(S107)。
security disable passwordコマンドを受け取ったHDDユニット30のコントローラは、該コマンドとともに受け取ったパスワードが、HDDユニット30内の不揮発性RAM等に記憶しているパスワードと一致するか否かをチェックする。パスワードが一致する場合、HDDユニット30のコントローラは、HDDユニット30のパスワードロック機能を無効にする。パスワードロック機能が無効になると、HDDユニット30のアクセス制限ステータスは、電源ON時やリセット時にデフォルト値として読出可能状態を取ることになる。次に、HDDユニット30のコントローラは、HDDドライバ22に対してパスワードロック機能を無効にした旨を返信する。一方、パスワードが一致しない等の理由でパスワードロック機能を無効にできなかった場合、HDDユニット30のコントローラは、HDDドライバ22に対してパスワードロック機能を無効にできなかった旨を返信する。
HDDドライバ22は、HDDユニット30からsecurity disable passwordコマンドに対する返信を受け取ると、その返信内容に基づいてHDDユニット30のパスワードロック機能を無効にできたか否かを判断する(S108)。
無効にできなかったと判断した場合、HDDドライバ22は、「HDDのパスワードロック機能を無効にできません。HDDを再利用するにはパスワードロック機能を無効にする必要があります」等のメッセージをコンソールパネルに表示し(S109)、データ全消去処理を終了する。
一方、無効にできたと判断した場合、HDDドライバ22は、「HDDのパスワードロック機能を無効にしました。HDDを再利用することができます」等のメッセージをコンソールパネルに表示し(S110)、データ全消去処理を終了する。
なお、HDDユニット30のアクセス制限ステータスは、パスワードロック機能を無効にすることで、次回の電源ON時やリセット時のデフォルト値として読出可能状態を取ることになる。よって、上記S110において、アクセス制限ステータスを直ちに変更するため、HDDドライバ22がHDDユニット30にリセットコマンドを通知してもよい。
このように本実施形態のプリンタ装置20(HDDドライバ22)は、HDDユニット30に記録されたデータの全消去処理を実行する場合、HDDユニット30にパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合は該設定されたパスワードをHDDユニット30に通知してパスワードロック機能を無効化するパスワード無効化連動データ全消去機能を備えているため、ユーザは、BIOS等を介してパスワードロック機能を無効化する作業を行うことなく、HDDユニット30についてデータの全消去を指示するだけで自動的にHDDユニット30を他の電子機器に転用可能な状態(パスワードロック機能が無効化された状態)に移行させることができる。
特にプリンタ装置20では、HDDユニット30に印刷データ、フォントデータ、フォームデータなど機密性、財産性の高いデータを記憶する可能性が高く、従ってHDDユニット30にパスワードを設定する必要性が高い一方、同機種のプリンタ装置にHDDユニット30を転用する場合もあると考えられるため、本発明の適用による効果は大きい。
さらに、プリンタ装置20は、HDDユニット30に記録されたデータの全消去を実行する場合、全消去処理を実行した後、HDDユニット30にパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合は該設定されたパスワードをHDDユニット30に通知してパスワードロック機能を無効にしているため、全消去処理を実行している途中、電源OFFなどにより全消去の処理が終了できなかった場合でも、HDDユニット30へのパスワードロック機能が有効に設定されていた場合にはそのロック機能の設定を維持することができる。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々に変形して適用することが可能である。例えば、ホスト装置10とプリンタ装置20との接続は、USB以外の規格(プロトコル)に基づいて接続される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、電子機器としてプリンタ装置を例に挙げて説明したが、本発明は、複写機、ファクシミリ、複合機などの電子機器に対しても適用可能である。例えばファクシミリの場合、HDDユニット30に取引先等の電話帳データといった機密性の高いデータを記憶する可能性が高いため、プリンタ装置20同様、本発明の適用による効果は大きい。
また、HDDドライバ22の一部又は全部をハードウェアにより実現してもよく、また電子機器に実装されるOSやBIOSの一機能として実現してもよい。
また、上記実施形態では、ハードディスクの全セクタに対してランダムデータ等を書き込むことでデータの全消去処理を実行しているが、全セクタでは無くその一部の領域に対して虫食い状にランダムデータ等を書き込むことで、実質的に元データを復元できない状態にする構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、全消去処理の実行後パスワードロック機能無効化処理を実施しているが、「HDD全消去」が選択された場合、パスワードロック機能無効化処理実施後、HDDユニットに記録されたデータの全消去を実行してもよい
上記実施形態、上記(変形例)では、ストレージユニットとして、HDDユニットを例に挙げて説明したが、本発明は USBメモリ、メモリーカード、DVDなど、電子機器に装着できるストレージユニットで、大容量で不揮発性のストレージユニットに対しても適用可能である。
本実施形態のプリンタシステムの概略構成を表すブロック図である。 プリンタ装置20の情報処理部の機能構成図を示すブロック図である。 HDDドライバ22の動作を規定したフローチャートである。
符号の説明
10 ホスト装置、20 プリンタ装置、21 USBドライバ、22 HDDドライバ、23 受信制御手段、24 解析・イメージ生成手段、25 印刷制御手段

Claims (5)

  1. パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバであって、
    ストレージユニットに記録されたデータの全消去処理を実行する場合、前記ストレージユニットにパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合はパスワードロック機能を無効化することを特徴とするストレージドライバ。
  2. 請求項1記載のストレージドライバであって、
    前記設定されたパスワードを通知してから、パスワードロック機能を無効化することを特徴とするストレージドライバ。
  3. 請求項1又は2記載のストレージドライバを備えた電子機器であって、
    当該電子機器の機器情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記ストレージドライバは、前記記憶手段を参照して取得した前記機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定、解除、パスワードロック機能の無効化を行うことを特徴とする電子機器。
  4. パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットのアクセス制御方法であって、
    ストレージユニットに記録されたデータの全消去処理を実行する場合、前記ストレージユニットにパスワードが設定されているか否かを判断し、パスワードが設定されている場合はパスワードロック機能を無効化することを特徴とするアクセス制御方法。
  5. 請求項4記載のアクセス制御方法をコンピュータで実行させるためのプログラム。
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