JP4739896B2 - 眼科光学機器 - Google Patents

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本発明は、共通の半導体基板を使用し、ユーザーの用途に応じて複数ある動作プログラムの一つを選択し動作させる眼科光学機器に関する。
複数の電子機器に対して共通の半導体基板を使用し、ユーザーの用途に応じて複数ある動作プログラムの一つを選択し動作させることにより、部品の共通化を図っている電子機器装置が知られている。
例えば、被検眼の検査を行う眼科光学機器などの電子機器装置にも上記手法の適用が可能であり、眼科光学機器が被検眼の角膜形状と眼屈折力を測定するための構成を備えることを前提として(特許文献1参照)、初期設定の際に選択する動作プログラムに基づいて、被検眼の眼屈折力を測定する(以下、レフ測定)機能を持つ眼屈折力測定装置もしくは被検眼の角膜形状を測定する(以下、ケラト測定)機能を持つ角膜形状測定装置、または眼屈折力を測定する機能と被検眼の角膜形状を測定する機能の両方(レフケラト測定)機能を兼ね備えた複合型眼科光学機器に設定するような手法が提案されている。また、このような手法を用いるに際して、不正基板の使用により装置が不正に改造されてしまうことを防ぐ技術も知られている。(特許文献2参照)。
特開平10−216088号公報 特開2002−264441号公報
しかしながら、特許文献2に開示される技術においては、不正基板の使用を抑制できるものであるが、交換した基板が初期状態のものである場合、判別情報(識別情報)が新たに書き込まれてしまうこととなる。このように新たに書き込まれた基板を、別の装置に移し変えることにより、別の装置にて同機能の動作をさせることが可能となる。
本発明は、上記問題点を鑑み、部品の共通化を図っている眼科光学機器に対する不正な改造を防止できる眼科光学機器を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 複数の機能の動作制御に対応して用意される複数の動作プログラムの中から選択された一の動作プログラムに基づいて前記機能が設定される眼科光学機器において、
前記選択された動作プログラムを記憶する第1不揮発メモリと、該動作プログラムの識別情報を記憶する第2不揮発メモリと、前記第1不揮発メモリに記憶された前記選択された動作プログラムに基づいて装置の動作制御を行うための制御部と、を有する第1の半導体基板と、
前記選択された動作プログラムの識別情報を記憶する第3不揮発メモリであって、前記第1不揮発メモリとは独立して交換が可能な第3不揮発メモリと、眼科光学機器に設けられた各部材を駆動させるために前記制御部によって制御される駆動回路と、を有する第2の半導体基板と、
前記制御部は、電源投入時に前記第2不揮発メモリと第3不揮発メモリに記憶されている動作プログラムの識別情報を比較し,相違があると判定された場合,装置の動作を禁止する動作禁止手段を有することを特徴とする。
(2) (1)の眼科光学機器において、
前記制御部は、前記第2不揮発メモリまたは第3不揮発メモリのどちらかが初期状態である場合には、一方に記憶されている前記選択された動作プログラムの識別情報をコピー判別情報とともに初期状態である他方の不揮発メモリに書き込む識別情報書込手段を有し、
前記動作禁止手段は、
該識別情報書込手段による前記書き込み動作の際に書き込み元となる不揮発メモリに前記コピー判別情報が記憶されている場合には、他方の記憶部に前記選択された動作プログラムの識別情報を書き込むことを禁止する、
又は電源投入時に前記第2不揮発メモリ及び前記第3不揮発メモリに記憶されている動作プログラムの識別情報を比較するとともに前記第2不揮発メモリ及び前記第3不揮発メモリに前記コピー判別情報が記憶されていると判定された場合,装置の動作を禁止することを特徴とする。
(3) (2)の眼科光学機器は、眼屈折力測定光学系と、角膜形状測定光学系と、を有し、前記複数の動作プログラムは、眼屈折力測定機能を持つ眼屈折力測定装置として前記眼科光学機器を動作させるためのプログラムと、眼屈折力測定機能と角膜形状測定機能を持つ眼屈折力測定装置として前記眼科光学機器を動作させるためのプログラムと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、部品の共通化を図っている眼科光学機器に対する不正な改造を防止できる。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る電子機器装置のブロック図である。1は電子機器全体の制御を行う制御回路であり、本実施形態においては、後述する眼科光学機器100(図2、図3参照)全体の制御を行う。
制御回路1の半導体基板10a上には、眼科光学機器全体を制御するCPU(中央演算処理装置)20、装置の機能を決定する動作プログラムが格納される不揮発メモリ21(フラッシュメモリ、以下FM)、データの一時保管等を行うRAM22、不揮発メモリ(EEPROM)23が実装されており、これらはデータバス25を介して信号のやりとりが可能な構成となっている。また、基板10a上には、表示モニタ40の表示画面を制御する表示制御部41が実装されている。また、基板10aには、USBコネクタ30が取り付けられており、USB接続のフラッシュメモリ50(以下、USBメモリと記す)を介して動作プログラムのインストールやバージョンアップが可能な構成となっている。なお、USBメモリ50には複数の動作プログラムが記憶されている。
また、半導体基板10b上には、眼科光学機器100に設けられた各部材(詳しくは、後述する)を駆動させるための半導体素子が組み込まれた駆動(ドライブ)回路26、書込読出可能な不揮発メモリ(EEPROM)27が実装されている。なお、不揮発メモリ27は、FM21と実装される基板が異なるため、FM21とは独立して交換ができる。なお、不揮発メモリ23及び27は、選択された動作プログラムを識別するための識別情報を記憶するための記憶手段となる。
眼科光学機器100の構成について、以下に簡単に説明する。図2は、眼科光学機器100の外観図であり、基台101と、基台101に取り付けられた顔支持ユニット102と、基台1上に移動可能に設けられた移動台103と、移動台103に移動可能に設けられ、後述する光学系を収納する測定部104を備える。測定部104は、XYZ駆動部106により、被検眼Eに対してXYZ方向に移動される。移動台103は、ジョイスティック105の操作により、基台1上をX方向及びZ方向に移動される。また、検者が回転ノブ105aを回転操作することにより、測定部104はXYZ駆動部106のY駆動によりY方向に移動される。ジョイスティック105の頂部には、測定開始スイッチ105bが設けられている。移動台103には、表示モニタ40、スイッチ部108が設けられている。
図3は、眼科光学機器100の光学系及び制御系の構成について説明する概略構成図である。110はケラト測定光学系(角膜形状測定光学系)であり、ケラト測定用の指標を投影する投影光学系110aと,角膜Ecに投影された指標像を撮像する撮像素子を持つ撮像光学系110bとからなる。111はレフ測定光学系(屈折力測定光学系)であり、被検眼眼底Efに測定光束を投光する投光光学系111aと,被検眼眼底Efからの反射光束を受光素子に受光させる受光光学系111bとからなる。112は眼Eを固視させるための固視標投影光学系である。なお、撮像光学系110bは、被検眼の前眼部を観察する観察光学系を兼用し、撮像された前眼部像は、表示モニタ40に表示される。これにより、表示モニタ40を見ながら、眼Eに対する測定部104のアライメントを行うことができる。
ケラト測定を行う場合、ケラト測定光学系110のリング光源70を点灯させる。リング光源70から出射されたリング投影光は、被検眼の角膜Ec上にリング指標像を形成する。そして、リング指標像の光は、ダイクロイックミラー80、対物レンズ71、ハーフミラー72、撮像レンズ73を介して、二次元撮像素子74に撮像される。そして、CPU20は、二次元撮像素子74に検出されたリング指標像の形状に基づいて眼Eの角膜形状を測定する。
また、レフ測定を行う場合、投光光学系111aの測定光源60を点灯させる。光源60から出射された測定光は、リレーレンズ61、ホールミラー62、対物レンズ63、ダイクロイックミラー80を介して眼底Efに投影され、眼底Ef上でスポット状の点光源像を形成する。そして、眼底Ef上に形成された点光源像の光は、反射・散乱されて被検眼Eを射出し、対物レンズ63によって集光され、ホールミラー62で反射されたのち、リレーレンズ64、全反射ミラー65を介して受光絞り66の開口上で再び集光され、コリメータレンズ67にて略平行光束(正視眼の場合)とされ、リングレンズ68によってリング状光束として取り出され、リング像として二次元受光素子69に受光される。そして、CPU20は、二次元受光素子69に検出されたリング像の形状に基づいて眼Eの眼屈折力を測定する。なお、詳しい構成や動作については、本発明とは関連が薄いため省略する(詳しくは、特開平10−216088号公報等を参考にされたい)。なお、上記のようにして測定された測定結果は、表示モニタ40に表示される。
なお、XYZ駆動部106、ジョイスティック105、ケラト測定光学系110の光源70や撮像素子74、レフ測定光学系111の光源60や受光素子69等は、前述の駆動回路26を介して、CPU20によって制御される。
上記のような眼科光学機器100において、出荷時の初期設定として所定の機能を設定する場合には、図1に示したUSBメモリ50を使用する。USBメモリ50には、眼科光学機器が持つ機能を動作させるための動作プログラムが機能別に複数記憶されており、初期設定の際に一つの動作プログラムを選択することにより、眼科光学機器100の機能の設定を行うことができる。例えば、レフ測定機能を持つ眼屈折力測定装置として動作させるためのプログラムARと、レフ測定機能とケラト測定機能の両方を持つ複合型眼科光学機器として動作させるためのプログラムARKがあった場合、初期設定時においてプログラムARを選択することにより、眼科光学機器100を眼屈折力測定装置として設定できる。一方、初期設定時においてプログラムARKを選択することにより、眼科光学機器100をレフ測定機能とケラト測定機能の両方を持つ複合型眼科光学機器として設定できる。
図4は、本実施形態の処理手順を示したフローチャートである。操作者より眼科光学機器100の電源が投入されると、CPU20は、USBメモリ50がコネクタ30に差し込まれているかどうか確認する。USBメモリ50が検知されると、CPU20は、プログラムインストール用のソフトを起動する。そして、CPU20は、不揮発メモリ27を読み込み、初期状態(空の状態)であれば、初期設定に移行する。このとき、CPU20は表示モニタ40にパスワード入力画面を表示させ、操作者よりスイッチ部108にて正しいパスワードが入力されると、動作プログラムの選択画面に移行する。また、不揮発メモリ27が初期状態でなかった場合は、直接プログラム選択画面に移行する。
ここで、一のプログラムが選択されると、CPU20は、選択された動作プログラムのインストールを開始し、FM21にこれを記憶する。インストールプログラムが終了した後、電源を再投入することによって前述のような眼科光学機器100の機能設定が完了したことになる。なお、上記初期設定の作業は、通常、眼科光学機器100を製造するメーカー側によって行われる。
また、USBメモリ50が検知されなかった場合、CPU20は、FM21に動作プログラムが書き込まれているかどうか確認する(ステップA)。ここで、FM21が初期状態(本実施形態では、ソフトのインストール及びアップロードを目的としたインストールプログラムのみが記憶された状態)である場合、読み込む動作プログラムがないため、装置の動作が停止する。また、FM21が初期状態でなければ、CPU20は、不揮発メモリ23及び不揮発メモリ27を読み込んで、両方が初期状態(選択された動作プログラムの識別情報が書き込まれていない状態)であるか確認する。
前述の初期設定によって眼科光学機器100の機能設定が行われた直後である場合、不揮発メモリ23及び不揮発メモリ27は初期状態となっている。その場合、CPU20は、初期設定にて選択された動作プログラムの識別情報(設定した機能に対応する識別情報)を不揮発メモリ23に書き込むとともに、さらに書き込んだ識別情報を不揮発メモリ27に書き込み、ステップBに移行する。なお、両方のメモリとも識別情報が記憶されていた場合、そのままステップBに移行する。
一方、メモリ23及びメモリ27の両方が初期状態でなく、どちらか一方が初期状態であった場合、ステップFに移行する。なお、ステップFに移行する場合としては、初期設定された眼科光学機器100が購入され、購入先での基板10aもしくは基板10bの故障または不正の目的にて基板10aもしくは10bが新規の基板(メモリ23もしくはメモリ27が初期状態の基板)に交換された場合が想定される。この場合、メモリ23が初期状態であれば、CPU20は、メモリ23にプログラム識別情報を書き込む。そして、新規に交換されたメモリ23に対して、メモリ23が新規に交換されたもの(複製されたもの)であることを判別するための判別情報を書き込んでおく(複製フラグを書き込む)。また、メモリ27が初期状態であれば、CPU20は、メモリ23に記憶されたプログラム識別情報をメモリ27に書き込む。そして、新規に交換されたメモリ27に対して、メモリ27が新規に交換されたもの(複製されたもの)であることを判別するための判別情報を書き込んでおく。
このように、どちらか一方の不揮発メモリが初期状態であった場合、CPU20は、初期状態の不揮発メモリに対して既に記憶されているプログラム識別情報を書き込むと共に、初期状態の不揮発メモリに書き込まれたプログラム識別情報がコピー情報である旨を書き込んでおく(言い換えると、初期設定時から基板に設けられていた不揮発メモリではなく、なんらかの理由によって新規のものに交換された不揮発メモリであることを判別するための複製フラグを書き込んでおく)。その後、ステップBに移行する。
以下、ステップBについて説明する。CPU20は、メモリ23に記憶されたプログラム識別情報と、メモリ27に記憶されたプログラム識別情報と、を比較する。そして、不一致であった場合には、CPU20は、表示モニタ40に不一致である旨のメッセージを表示し、眼科光学機器100の動作を行わせないようにする。これにより、異なる動作プログラムを持つ眼科光学機器として改造されるのを防ぐことができる。なお、前述の動作プログラムを選択しインストールする際に、選択された動作プログラムとメモリ27に記憶されたプログラム識別情報が不一致であった段階で、表示モニタ40に不一致である旨のメッセージを表示し、装置の動作を禁止(動作プログラムのインストールの禁止も含む)するようにしてもよい。
また、一致した場合には、CPU20は、メモリ23とメモリ27の両方に、前述の複製フラグが書き込まれているかどうか判定する(ステップC)。ここで、両方のメモリに複製フラグが書き込まれていると判定された場合、表示モニタ40に基板10a及び10bが新規に交換されたものである旨のメッセージを表示し、眼科光学機器100の動作を行わせないようにする。また、どちらのメモリにも複製フラグが書き込まれていない、もしくはどちらか一方のメモリのみに複製フラグが書き込まれていると判定された場合には、CPU20は、OKとみなし、眼科光学機器100の動作可能とする。
このようにすれば、前述のように初期設定されたメモリ23やメモリ27を新規のものに交換した際にプログラム識別情報が書き込まれるのを利用して、別に用意された眼科光学機器100と、別に用意された初期状態の半導体基板10aと新規のものに交換されプログラム識別情報が書き込まれたメモリ27を持つ基板10bとの組み合わせ、もしくは別に用意された初期状態の基板10bと新規のものに交換されプログラム識別情報が欠き込まれたメモリ23を持つ基板10bとの組み合わせ、もしくは新規のものに交換されプログラム識別情報が書き込まれたメモリ23を持つ基板10aと新規のものに交換されプログラム識別情報が書き込まれたメモリ27を持つ基板10bとの組み合わせによって、不正に機能を改変させることによる眼科光学機器100の不正改造を防止することができる(例えば、図5及び図6を参照。図5は不正改造がされてしまう場合であり、図6は、図5のような不正改造を前述の複製フラグを用いることによって防止する場合を示す図である)。
なお、この場合、ステップFを経て、メモリ23もしくはメモリ27にプログラム識別情報を書き込む前に、書き込み元のメモリに複製フラグが書き込まれているかどうか判定し、判定結果に基づいて(判別情報が書き込まれていれば)プログラム識別情報の再度の書き込みを禁止するようにしてもよい。この場合、不正改造に利用される恐れのあるメモリの作成を事前に防止できる。
また、メモリ23を新規のものに交換する場合、本実施形態では動作プログラムを記憶するFM21を持つ基板10aごと交換するため、再度プログラムを選択し、FM21にインストールする必要がある。よって、これを利用して、インストールの際のメモリ27を読み込んだ際(ステップG)に、異なる基板10bに設けられたメモリ27に複製フラグが書き込まれているとCPU20が判定したら、表示モニタ40に基板10a及び10bが新規に交換されたものである旨のメッセージを表示し、装置の動作を禁止する(インストールの禁止を含む)ようにしてもよい。
なお、動作プログラムを記憶する記憶部(本実施形態では、フラッシュメモリ21)自体にプログラム識別情報及び判別情報(複製フラグ)を記憶させるようにし、これとは独立して新規のものに交換が可能なメモリ27であって、プログラム識別情報を記憶するメモリ27の組み合わせでも本発明の適用は可能である。この場合、半導体基板10aに記憶部とICコネクタを実装し、ICコネクタを介してメモリ27を半導体基板10aに装着する形式のものも含む。
なお、メモリ23もしくはメモリ27に複製フラグが書き込まれてからの時間を計測し、その時間が所定時間を経過したら、前記判別情報を消去するようにしてもよい。すなわち、FM21に時間計測プログラムを記憶しておき、CPU20は、メモリ23もしくはメモリ27に複製フラグが書き込まれてからの時間計測を開始する。例えば、複製フラグが書き込まれてからの、電源が投入されている時間の累計を計測し、電源がOFFされる際にメモリ23やメモリ27にその累計時間を記憶しておく。そして、時間計測の開始後、所定時間(例えば、累計時間が1週間に達する)が経過したら、メモリ23もしくはメモリ27に書き込まれた複製フラグを消去する。これにより、メモリ23もしくはメモリ27は、所定時間経過後には、複製フラグを持たないメモリとして判定されるようになる。これにより、初期設定を経たメモリ23とメモリ27のどちらか一方を新規のものに交換したのち、所定時間経過後であれば、もう一方のメモリも新規のものに交換する必要性が生じた場合に、動作禁止になるのを回避できる。すなわち、検者は、メモリ23とメモリ27のどちらか一方を新規のものに交換したのちに、所定時間経過後であれば、もう一方のメモリを新規のものに交換することができる。このようにすれば、不正目的でない正当な理由によるメモリの交換を行うことができるようになる。なお、複製フラグをメモリに書き込んでから消去するまでの所定時間は、不正を防ぐことと、正当な交換を認めることのバランスを考慮して決定するとよい。なお、計測される時間としては、複製フラグを書き込んでからの眼科光学機器100の利用回数(測定回数)や電源投入回数等を計測するようなものも含む。
なお、眼科光学機器100を動作させる場合、眼屈折力もしくは角膜形状測定に関するキャリブレーションデータ(装置の較正データ)を眼科光学機器100に記憶させておく必要がある。この場合、キャリブレーションの基準となる模型眼を用意し、模型眼の眼屈折値(もしくは角膜曲率)と、実際の測定値との間で測定誤差が生じないように装置の較正を行う。ここで、CPU20は、取得されたキャリブレーションデータを、動作プログラムの識別情報とともに、不揮発メモリ23及び27に書き込むようにするとよい。このようにすれば、一方の不揮発メモリを新規のものに交換しても、他方の不揮発メモリに記憶されたキャリブレーションデータを初期状態の方の不揮発メモリに書き込めばよいため、キャリブレーションの作業を再度行う手間を省くことができる。
本実施形態に係る電子機器装置のブロック図である。 眼科光学機器の外観図である。 眼科光学機器の光学系及び制御系の構成について説明する概略構成図である。 本実施形態の処理手順を示したフローチャートである。 不正改造がされてしまう場合について説明する図である。 図5に示した不正改造を複製フラグを書き込むことによって防止する場合を示す図である。
符号の説明
1 制御回路
10a、10b 半導体基板
20 CPU
21 不揮発メモリ(FM)
23 不揮発メモリ(EEPROM)
27 不揮発メモリ(EEPROM)
100 眼科光学機器
110 ケラト測定光学系
111 レフ測定光学系

Claims (3)

  1. 複数の機能の動作制御に対応して用意される複数の動作プログラムの中から選択された一の動作プログラムに基づいて前記機能が設定される眼科光学機器において、
    前記選択された動作プログラムを記憶する第1不揮発メモリと、該動作プログラムの識別情報を記憶する第2不揮発メモリと、前記第1不揮発メモリに記憶された前記選択された動作プログラムに基づいて装置の動作制御を行うための制御部と、を有する第1の半導体基板と、
    前記選択された動作プログラムの識別情報を記憶する第3不揮発メモリであって、前記第1不揮発メモリとは独立して交換が可能な第3不揮発メモリと、眼科光学機器に設けられた各部材を駆動させるために前記制御部によって制御される駆動回路と、を有する第2の半導体基板と、
    前記制御部は、電源投入時に前記第2不揮発メモリと第3不揮発メモリに記憶されている動作プログラムの識別情報を比較し,相違があると判定された場合,装置の動作を禁止する動作禁止手段を有することを特徴とする眼科光学機器
  2. 請求項1の眼科光学機器において、
    前記制御部は、前記第2不揮発メモリまたは第3不揮発メモリのどちらかが初期状態である場合には、一方に記憶されている前記選択された動作プログラムの識別情報をコピー判別情報とともに初期状態である他方の不揮発メモリに書き込む識別情報書込手段を有し、
    前記動作禁止手段は、
    該識別情報書込手段による前記書き込み動作の際に書き込み元となる不揮発メモリに前記コピー判別情報が記憶されている場合には、他方の記憶部に前記選択された動作プログラムの識別情報を書き込むことを禁止する、
    又は電源投入時に前記第2不揮発メモリ及び前記第3不揮発メモリに記憶されている動作プログラムの識別情報を比較するとともに前記第2不揮発メモリ及び前記第3不揮発メモリに前記コピー判別情報が記憶されていると判定された場合,装置の動作を禁止することを特徴とする眼科光学機器。
  3. 請求項2の眼科光学機器は、眼屈折力測定光学系と、角膜形状測定光学系と、を有し、前記複数の動作プログラムは、眼屈折力測定機能を持つ眼屈折力測定装置として前記眼科光学機器を動作させるためのプログラムと、眼屈折力測定機能と角膜形状測定機能を持つ眼屈折力測定装置として前記眼科光学機器を動作させるためのプログラムと、を含むことを特徴とする眼科光学機器。
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