JP5248506B2 - 減速機構付きモータ - Google Patents
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Description
例えば、自動車のワイパモータやパワーウインドモータ等に用いて好適な減速機構付きモータに関する。
一端が開口され有底形状に形成されたヨークと、
前記ヨークの内周面に固定されたマグネットと、
前記マグネットの内側に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに固定され、ねじの捩れ方向が互いに逆向きの第一ウオームおよび第二ウオームを備えた回転軸と、
前記ヨークの開口に接続され、前記回転軸を回転自在に支持し、減速機構を収納する有底形状の減速機構収納部が形成されたギヤケースと、
前記ギヤケースの開口を覆ったギヤケースカバー部と、
前記減速機構収納部に収納され、前記第一ウオームに噛合する複数の第一の歯部が形成され、前記第一の歯部における前記ギヤケースカバー部側の歯厚が、前記ギヤケースの底面側の歯厚よりも大きく形成された第一大径ギヤと、該第一大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第一小径ギヤと、を備えた第一カウンタギヤと、
前記減速機構収納部に収納され、前記第二ウオームに噛合する複数の第二の歯部が形成され、前記第二の歯部における前記ギヤケースカバー部側の歯厚が、前記ギヤケースの底面側の歯厚よりも大きく形成された第二大径ギヤと、該第二大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第二小径ギヤと、を備えた第二カウンタギヤと、
前記第一小径ギヤおよび前記第二小径ギヤに噛合され、出力軸を備えた出力ギヤと、
を具備している減速機構付きモータ。
14…アーマチュア軸(回転軸)、15…第一ウオーム、15’…第二ウオーム、16…アーマチュア、17…コンミテータ、18…ホルダ、19…ブラシ、
21…ギヤケース、22…軸穴、23…減速機構収納部、25…第一孔部、25’…第二孔部、26…支軸、
27…円形孔、28…ラジアル軸受、29…ギヤケースカバー部、
30…第一カウンタギヤ、31…第一大径ギヤ、32…第一の歯部、32a…ギヤケースカバー部側歯厚、32b…ギヤケース底面側歯厚、32c…正歯面、32d…逆歯面、33…摺動部、35…第一小径ギヤ、36…歯部、37…円筒部、38…頭部、
30’…第二カウンタギヤ、31’…第二大径ギヤ、32’…第二の歯部、32a’…ギヤケースカバー部側歯厚、32b’…ギヤケース底面側歯厚、32c’…正歯面、32d’…逆歯面、35’…第二小径ギヤ、
30″…第一カウンタギヤ、31″…第一大径ギヤ、32″…第一の歯部、32a″…ギヤケースカバー部側歯厚、32b″…ギヤケース底面側歯厚、35″…第一小径ギヤ、
40…出力ギヤ、41…内側円筒部、42…歯部、42a…ギヤケースカバー部側歯厚、42b…ギヤケース側歯厚、42c…歯部上端部ピッチ円、42d…歯部下端部ピッチ円、
43…出力軸、44…ナット、45…ワイパリンク、46…平ワッシャ、47…プッシュナット、
48…基部、48a…内側端、48b…垂下部、48c…リブ、49…外側円筒部、
50…第一付勢器、50’…第二付勢器、51…ケース、51a…位置決め突起、52…摺動部材、52a…位置決め突起、53…スプリング(圧縮コイルスプリング、付勢部材)、
54…収容凹部、55…摺動部材、56…スプリング(圧縮コイルスプリング)。
なお、本実施の形態ではアルミダイカストによるギヤケースを用いているが、合成樹脂によるギヤケースでもよい。
一対のマグネット12,12の間にはアーマチュア軸14を有するアーマチュア16が取り付けられており、アーマチュア16はアーマチュア軸14の基端14bの近傍に固定されており、所定のスロット数のコイル巻回部16bを持つアーマチュアコア16aと、アーマチュアコア16aのコイル巻回部16bに巻回されたアーマチュアコイル16cとによって構成されている。
図示しないワイパのスイッチがオンに切り替えられると、電流がアーマチュアコイル16c等に流れて、アーマチュア軸14が回転する。
減速機構収納部23の底壁の第一ウオーム15および第二ウオーム15’を挟む所定位置には、第一孔部25および第二孔部25’が円筒形状に形成されている。
図1に示されているように、第一孔部25および第二孔部25’には金属製でピン状の支軸26の下部が圧入等により嵌め込まれており、各支軸26には第一カウンタギヤ30
および第二カウンタギヤ30’が回転自在に支持されている。
図1に示されているように、出力ギヤ40の中央の円筒部41内には出力軸43の上端部43aがインサート成形されている。出力軸43におけるギヤケース21から外側へ突出した下端部43bには、ナット44を介してワイパリンク45が締結されている。
出力軸43の上端部43aをインサート成形した出力ギヤ40の下面40aをラジアル軸受28の上面に当接した状態で、プッシュナット47が平ワッシャ46を介して出力軸43の下部から平ワッシャ46がラジアル軸受28の下面に当接するまで挿入される。このため、出力軸43および出力ギヤ40は、それぞれ軸方向の移動が阻止されている。
以上の一対のウオーム15,15’と一対のカウンタギヤ30,30’と出力ギヤ40とは、ギヤケース21の減速機構収納部23内に収納されており、二段減速機構を構成している。
なお、ギヤケースカバー部29の天井部29cの下面には、コンタクトプレート24が取り付けられている。
第一大径ギヤ31は、はすば歯車に形成されており、第一の歯部32におけるギヤケースカバー部側の歯厚32aはギヤケース底面側歯厚32bよりも大きく形成されている。すなわち、第一大径ギヤ31の第一の歯部32の歯筋方向における第一ウオーム15と噛合する正歯面32c側と逆歯面32d側とにおいて異なるリードが付与されている。
第一大径ギヤ31の上面31aのギヤ噛み合いピッチ円の近傍には、第一カウンタギヤ30の軸方向のスラスト分力を出力ギヤ40で受けるための摺動部33が一体形成されている。摺動部33は出力ギヤ40の下面40aのギヤ噛み合いピッチ円の近傍に当接して摺動するように(図1参照)、円環凸状(リング凸状)に一体に突出形成されている。
第一小径ギヤ35は、平歯車に形成されており、第一小径ギヤ35の歯部36は出力ギヤ40の歯部42に噛合される。
第一小径ギヤ35の中央には円筒部37が形成されており、円筒部37は支軸26に摺動自在に嵌合されている。これにより、第一カウンタギヤ30は支軸26に回転自在に支持されている。
第二大径ギヤ31’も、はすば歯車に形成されており、第二の歯部32’におけるギヤケースカバー部側歯厚32a’はギヤケース底面側歯厚32b’よりも大きく形成されている。すなわち、第二大径ギヤ31’の第二の歯部32’の歯筋方向における第二ウオーム15’と噛合する正歯面32c’側と逆歯面32d’側とにおいて異なるリードが付与されている。
摺動部33、歯部36および円筒部37は、第一カウンタギヤ30と同様の構成である
ので、同一の符号を付して説明を省略する。
同様に、第二カウンタギヤ30’の第二小径ギヤ35’の先端とギヤケースカバー部29との間には、第二カウンタギヤ30’をギヤケース21に押し付けるように付勢する第二付勢器50’が配置されている。
第一付勢器50および第二付勢器50’は実質的に同一に構成されているので、第一付勢器50を代表して、図7に即して説明する。
摺動部材52は下端面が閉塞し、外径がケース51の内径と略等しい円筒形状に形成されている。摺動部材52は、所定の範囲内で上下方向には移動し得るように、かつ、周方向には移動しないように、ケース51に支持されている。摺動部材52の下端閉塞壁下面は平滑に形成されて、摺接面を構成している。
ケース51と摺動部材52との間には付勢部材としての圧縮コイルスプリング(以下、スプリングという。)53が、圧縮変形された状態で介設されており、スプリング53は摺動部材52をケース51つまりギヤケースカバー部29に反力をとって下方に常時付勢している。スプリング53はケース51の上端閉塞壁下面に突設された位置決め突起51aおよび摺動部材52下端閉塞壁上面に突設された位置決め突起52aによってそれぞれ位置決めされている。
第一小径ギヤ35の先端である上端面には頭部38が突設されており、頭部38は略半長円形断面の円形リング形状に形成されている。摺動部材52の摺接面である下端面は頭部38の上端面に圧縮変形したスプリング53によって押接されている。すなわち、スプリング53は圧縮変形した状態でギヤケースカバー部29に反力をとって、第一カウンタギヤ30をギヤケース21に押し付ける弾性力を付勢している。
図8(c)(d)に示されているように、出力ギヤ40の歯部42におけるギヤケースカバー部29側の歯厚42aは、ギヤケース21側(ギヤケース21の底面側)の歯厚42bよりも大きく設定されている。
図8(c)に示されているように、ギヤケースカバー部側の歯厚42aの増加分は歯部42の逆歯面(ワイパモータ回転時に出力ギヤと小径ギヤとが常に当接する部分とは反対側の面)に配分されている。
図8(a)に示されているように、出力ギヤ40は円盤形状に形成された基部48と、基部48から立設して円筒形状に一体に形成された外側円筒部49とを備えている。基部48は出力ギヤ40の中央の円筒部(以下、内側円筒部という。)41の外周に同心円に突設されている。外側円筒部49は基部48の外周に同心円に配置されている。第一小径ギヤ35の歯部36および第二小径ギヤ35’の歯部36が噛合される出力ギヤ40の歯部42は、外側円筒部49の外周面上に形成されている。
基部48の内側端48aは内側円筒部41の中央高さよりもギヤケース21側(以下、下側とする。)寄りに連結されている。基部48の外側端部には垂下部48bが形成されており、垂下部48bの外側端は外側円筒部49の下端近傍に連結されている。
外側円筒部49は下端側(ギヤケース21側)から上端側(ギヤケースカバー部29側)に向けて漸次大きくなる極僅かなテーパが設定されている。すなわち、図8(a)に示されているように、歯部42の上端部におけるピッチ円42cが歯部42の下端部におけるピッチ円42dよりも極僅かに大きくなるように、外側円筒部49は極僅かに傾斜している。
基部48の下面側には複数本のリブ48cが放射状に配置されて、内側円筒部41外周から垂下部48b内周に掛けて突設されており、各リブ48cの高さは垂下部48bの高さと等しく形成されている。基部48に複数のリブ48cを設けることにより、出力軸と内側円筒部41との結合をより強固にすることができる。
出力軸43の回転はワイパリンク45で往復回動に変換されてワイパブレード(図示せず)に伝達される。ワイパブレードは往復回動によってウインドガラスを払拭する。
これにより、各カウンタギヤ30,30’を回転自在に支持する高精度で強固なスラスト軸受が不要となるとともに、ワイパーモータ10のアーマチュア軸14のガタ付きがなくなり、アーマチュア16はスムーズに回転する。
本実施形態では、ワイパモータ10が回転すると、各カウンタギヤ30,30’がそれぞれギヤケースカバー部29に近接する方向(ギヤケース開口方向)に向けて荷重が加わるため、ギヤケースカバー部29に第一付勢器50および第二付勢器50’を配置することで、各小径ギヤ35,35’の頭部38,38とギヤケースカバー部29との接触を抑えることができる。
さらに、モータ停止時と比較して、ギヤケースカバー部29に近接する方向(ギヤケース開口方向)にも荷重が加わるため、第一付勢器50および第二付勢器50’によってバックラッシが確保される方向、つまり各大径ギヤ31,31’の逆歯面が各ウオーム15,15’の歯面と離間する方向に、その荷重に比例して各カウンタギヤ30,30’が移動される。これにより、カウンタギヤ30,30’が適切な位置でウオームと噛み合うためワイパモータ10の連続作動等における効率を向上させることができる。
つまり、本実施の形態によれば、ワイパブレードの反転時の慣性力逆負荷によって第一カウンタギヤおよび第二カウンタギヤの逆歯面が第一ウオームおよび第二ウオームの逆歯面に当接されるように第一カウンタギヤ30のギヤケースカバー部側歯厚32a方向に移動させ、第一ウオーム15とのバックラッシを減少させる方向に第一カウンタギヤ30を移動させ、さらに、第二カウンタギヤ30’のギヤケースカバー部側歯厚32a’方向に移動させ、第二ウオーム15’とのバックラッシを減少させる方向に第二カウンタギヤ30’を移動させることによって音の発生を防止することができるので、当該衝突に伴う異音の発生を未然に防止することができる。
つまり、本実施の形態によれば、ワイパブレードの反転時の慣性力逆負荷によって第一カウンタギヤおよび第二カウンタギヤが第一ウオームおよび第二ウオームに衝突する現象に伴う異音の発生を確実に防止することができる。
側)に向けて漸次大きくなる極僅かなテーパが設定されていることにより、図8(e)に示されているように、出力ギヤ40の外側円筒部49の上端部を縮径させる分力Faが作用するために、出力ギヤ40の歯部42の逆歯面を小径ギヤ35,35’の逆歯面により一層密接させることができる。
そして、外側円筒部49と垂下部48bとの連結位置を下端近傍に設けることにより、上端側において発生した力すなわち図8(e)に示すような分力Faが作用した際には、外側円筒部49が連結部分を支点として出力軸43方向(外側円筒部の内側)に撓むことができる。
つまり、本実施の形態によれば、歯部42と当接する小径ギヤ35,35’における歯部36,36は、常に正歯面および逆歯面に接触するだけでなく、外側円筒部には弾性力が発生することになる。これにより、出力ギヤ40と小径ギヤ35,35’は常にバックラッシを減少させる状態で噛合することができるため、噛み合いによるガタ等の音の発生を抑止させることができる。
ワイパブレードの反転時に慣性力逆負荷が発生した際には、第一大径ギヤ31″と第一ウオーム15とのバックラッシが減少する方向に第一カウンタギヤ30″が移動する。
なお、第二カウンタギヤ30’はこの第二実施形態の第一カウンタギヤ30″と反対方向に力が加わる構成となっており、前述した第一実施形態と同様の構成となっている。
これにより、ワイパブレードの反転時の慣性力逆負荷によって第一カウンタギヤおよび第二カウンタギヤの逆歯面が第一ウオームおよび第二ウオームの逆歯面に衝突する現象を確実に防止することができる。
しかし、第二カウンタギヤ30’の第二大径ギヤ31’を第二ウオーム15’へアーマチュア軸14をワイパモータの回転軸芯に対して傾けながら組み付けた後に、アーマチュア軸14をラジアル軸受に設置し、次に、第一カウンタギヤ30″の第一大径ギヤ31″を第一ウオーム15に組み付けることにより、第一カウンタギヤ30″および第二カウンタギヤ30’は第一ウオーム15および第二ウオーム15’へ組み付けることができる。
なお、ギヤケースカバー部29にはカプラ(図示せず)が一体に形成されており、カプラ部は車両の電気接続部とが接続され、車両からのワイパスイッチのオンによりターミナルからブラシに電流を流してワイパモータ10を回転させる。
図10に示されているように、インシュレータ29eには、摺動部材52とスプリング56からなる第二付勢器50’とが取り付けられ、摺動部材52はスプリング56の伸縮方向に移動し得るように、かつ、周方向には移動しないように、インシュレータ29eに装着されている。摺動部材52の下端閉塞壁下面は平滑に形成されて、小径ギヤ35’の頭部38と摺接する摺接面を構成している。
なお、第三実施形態は、第二実施形態に対して摺接部材52がギヤケースカバー部の一部であるインシュレータ29eに取り付けられている点が異なるだけであり、第一カウンタギヤの第一大径ギヤに形成される第一歯部および第二カウンタギヤの第二大径ギヤに形成される第二歯部形状は第二実施形態で開示されているものと同じである。
なお、第二カウンタギヤ30’はこの第三実施形態の第一カウンタギヤ30″と反対方向に力が加わる構成となっており、前述した第一実施形態と同様の構成となっている。
これにより、ワイパブレードの反転時の慣性力逆負荷によって第一カウンタギヤおよび第二カウンタギヤの逆歯面が第一ウオームおよび第二ウオームの逆歯面に衝突する現象を確実に防止することができる。
しかし、第二カウンタギヤ30’の第二大径ギヤ31’を第二ウオーム15’へアーマチュア軸14をワイパモータの回転軸芯に対して傾けながら組み付けた後に、アーマチュア軸14をラジアル軸受に設置し、次に、第一カウンタギヤ30″の第一大径ギヤ31″を第一ウオーム15に組み付けることにより、第一カウンタギヤ30″および第二カウンタギヤ30’は第一ウオーム15および第二ウオーム15’へ組み付けることができる。
ここでは、インボリュート曲線とピッチ円近傍と歯底で囲まれた部分を取り除いてアンダカット部としている。
Claims (16)
- 一端が開口され有底形状に形成されたヨークと、
前記ヨークの内周面に固定されたマグネットと、
前記マグネットの内側に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに固定され、ねじの捩れ方向が互いに逆向きの第一ウオームおよび第二ウオームを備えた回転軸と、
前記ヨークの開口に接続され、前記回転軸を回転自在に支持し、減速機構を収納する有底形状の減速機構収納部が形成されたギヤケースと、
前記ギヤケースの開口を覆ったギヤケースカバー部と、
前記減速機構収納部に収納され、前記第一ウオームに噛合する複数の第一の歯部が形成され、前記第一の歯部における前記ギヤケースカバー部側の歯厚が、前記ギヤケースの底面側の歯厚よりも大きく形成された第一大径ギヤと、該第一大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第一小径ギヤと、を備えた第一カウンタギヤと、
前記減速機構収納部に収納され、前記第二ウオームに噛合する複数の第二の歯部が形成され、前記第二の歯部における前記ギヤケースカバー部側の歯厚が、前記ギヤケースの底面側の歯厚よりも大きく形成された第二大径ギヤと、該第二大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第二小径ギヤと、を備えた第二カウンタギヤと、
前記第一小径ギヤおよび前記第二小径ギヤに噛合され、出力軸を備えた出力ギヤと、
前記第一小径ギヤの先端と前記ギヤケースカバー部との間に配置され、前記第一大径ギヤと前記第一ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第一カウンタギヤを付勢する第一付勢部と、
前記第二小径ギヤの先端と前記ギヤケースカバー部との間に配置され、前記第二大径ギヤと前記第二ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第二カウンタギヤを付勢する第二付勢部と、
を具備している減速機構付きモータ。 - 一端が開口され有底形状に形成されたヨークと、
前記ヨークの内周面に固定されたマグネットと、
前記マグネットの内側に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに固定され、ねじの捩れ方向が互いに逆向きの第一ウオームおよび第二ウオームを備えた回転軸と、
前記ヨークの開口に接続され、前記回転軸を回転自在に支持し、減速機構を収納する有底形状の減速機構収納部が形成されたギヤケースと、
前記ギヤケースの開口を覆ったギヤケースカバー部と、
前記減速機構収納部に収納され、前記第一ウオームに噛合する複数の第一の歯部が形成され、前記第一の歯部における前記ギヤケースの底面側の歯厚が、前記ギヤケースカバー部側の歯厚よりも大きく形成された第一大径ギヤと、該第一大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第一小径ギヤと、を備えた第一カウンタギヤと、
前記減速機構収納部に収納され、前記第二ウオームに噛合する複数の第二の歯部が形成され、前記第二の歯部における前記ギヤケースカバー部側の歯厚が、前記ギヤケースの底面側の歯厚よりも大きく形成された第二大径ギヤおよび該第二大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第二小径ギヤを備えた第二カウンタギヤと、
前記第一小径ギヤおよび前記第二小径ギヤに噛合され、出力軸を備えた出力ギヤと、
前記第一大径ギヤの末端と前記ギヤケースとの間に配置され、前記第一大径ギヤと前記第一ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第一カウンタギヤを付勢する第一付勢部と、
前記第二小径ギヤの先端と前記ギヤケースカバー部との間に配置され、前記第二大径ギヤと前記第二ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第二カウンタギヤを付勢する第二付勢部と、
を具備している減速機構付きモータ。 - 前記第一大径ギヤの歯部の前記第一ウォームと噛合する正歯面のリードと該正歯面と反対側の逆歯面のリードは、歯筋方向でそれぞれ異なるリードが付与されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第二大径ギヤの歯部の前記第二ウォームと噛合する正歯面のリードと該正歯面と反対側の逆歯面のリードは、歯筋方向でそれぞれ異なるリードが付与されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第一付勢部および前記第二付勢部は、コイルスプリングを有する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第二付勢部は、前記コイルスプリングおよび前記ギヤケースカバー部に取り付けられ前記コイルスプリングによって付勢された摺動部材からなる、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第一大径ギヤの歯部の肉厚部における歯元にアンダカット部が形成されているとともに、前記第二大径ギヤの歯部の肉厚部の歯元にアンダカット部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の減速機構付きモータ。 - 一端開口の有底形状に形成されたヨークと、
前記ヨークの内周面に固定されたマグネットと、
前記マグネットの内側に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに固定され、ねじの捩れ方向が互いに逆向きの第一ウオームおよび第二ウオームを備えた回転軸と、
前記ヨーク開口に接続され、前記回転軸を回転自在に支持し、減速機構を収納する有底形状の減速機構収納部が形成されたギヤケースと、
前記ギヤケース開口を覆ったギヤケースカバー部と、
前記減速機構収納部に収納され、前記第一ウオームに噛合する複数の第一の歯部が形成され、前記第一の歯部の歯厚が、前記ギヤケースカバー部側から前記ギヤケースの底面に向けて漸次大きく形成された第一大径ギヤと該第一大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第一小径ギヤとを備えた第一カウンタギヤと、
前記減速機構収納部に収納され、前記第二ウオームに噛合する複数の第二の歯部が形成され、前記第二の歯部の歯厚が、前記ギヤケースの底面側から前記ギヤケースカバー部に向けて漸次大きく形成された第二大径ギヤと該第二大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第二小径ギヤとを備えた第二カウンタギヤと、
前記第一小径ギヤおよび前記第二小径ギヤに噛合され、出力軸を備えた出力ギヤと、
前記第一大径ギヤの末端と前記ギヤケースとの間に配置され、前記第一大径ギヤと前記第一ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第一カウンタギヤを付勢する第一付勢部と、
前記第二小径ギヤの先端と前記ギヤケースカバー部との間に配置され、前記第二大径ギヤと前記第二ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第二カウンタギヤを付勢する第二付勢部と、
を具備している減速機構付きモータ。 - 一端開口の有底形状に形成されたヨークと、
前記ヨークの内周面に固定されたマグネットと、
前記マグネットの内側に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに固定され、ねじの捩れ方向が互いに逆向きの第一ウオームおよび第二ウオームを備えた回転軸と、
前記ヨーク開口に接続され、前記回転軸を回転自在に支持し、減速機構を収納する有底形状の減速機構収納部が形成されたギヤケースと、
前記ギヤケース開口を覆ったギヤケースカバー部と、
前記減速機構収納部に収納され、前記第一ウオームに噛合する複数の第一の歯部が形成され、前記第一の歯部の歯厚が、前記ギヤケースの底面側から前記ギヤケースカバー部に向けて漸次大きく形成された第一大径ギヤと該第一大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第一小径ギヤとを備えた第一カウンタギヤと、
前記減速機構収納部に収納され、前記第二ウオームに噛合する複数の第二の歯部が形成され、前記第二の歯部の歯厚が、前記ギヤケースの底面側から前記ギヤケースカバー部に向けて漸次大きく形成された第二大径ギヤと該第二大径ギヤと同軸であり一体的に回転する第二小径ギヤとを備えた第二カウンタギヤと、
前記第一小径ギヤおよび前記第二小径ギヤに噛合され、出力軸を備えた出力ギヤと、
前記第一小径ギヤの先端と前記ギヤケースカバー部との間に配置され、前記第一大径ギヤと前記第一ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第一カウンタギヤを付勢する第一付勢部と、
前記第二小径ギヤの先端と前記ギヤケースカバー部との間に配置され、前記第二大径ギヤと前記第二ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記第二カウンタギヤを付勢する第二付勢部と、
を具備している減速機構付きモータ。 - 前記第一大径ギヤの歯部の前記第一ウォームと噛合する正歯面のリードと該正歯面と反対側の逆歯面のリードは、歯筋方向でそれぞれ異なるリードが付与されている、
ことを特徴とする請求項8または9に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第二大径ギヤの歯部の前記第二ウォームと噛合する正歯面のリードと該正歯面と反対側の逆歯面のリードは、歯筋方向でそれぞれ異なるリードが付与されている、
ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第一付勢部および前記第二付勢部は、コイルスプリングを有する、
ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第二付勢部は、前記コイルスプリングおよび前記ギヤケースカバー部に取り付けられ前記コイルスプリングによって付勢された摺動部材からなる、
ことを特徴とする請求項12に記載の減速機構付きモータ。 - 前記第一大径ギヤの歯部の肉厚部における歯元にアンダカット部が形成されているとともに、前記第二大径ギヤの歯部の肉厚部の歯元にアンダカット部が形成されている、
ことを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の減速機構付きモータ。 - 一端開口の有底形状に形成されたヨークと、
前記ヨークの内周面に固定されたマグネットと、
前記マグネットの内側に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに固定され、ウオームを備えた回転軸と、
前記ヨークの開口に接続され、前記回転軸を回転自在に支持し、有底形状のギヤ収納部が形成されたギヤケースと、
前記ギヤケースの開口を覆ったギヤケースカバー部と、
前記ギヤ収納部に収納され、前記ウオームに噛合する複数の歯部が形成され、前記歯部の歯厚が、前記ギヤケースカバー部側から前記ギヤケースの底面に向けて漸次大きく形成されたギヤと、
前記ギヤの先端と前記ギヤケース部との間に配置され、前記ギヤと前記ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記ギヤを付勢する付勢部と、
を具備している減速機構付きモータ。 - 一端開口の有底形状に形成されたヨークと、
前記ヨークの内周面に固定されたマグネットと、
前記マグネットの内側に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに固定され、ウオームを備えた回転軸と、
前記ヨークの開口に接続され、前記回転軸を回転自在に支持し、有底形状のギヤ収納部が形成されたギヤケースと、
前記ギヤケースの開口を覆ったギヤケースカバー部と、
前記ギヤ収納部に収納され、前記ウオームに噛合する複数の歯部が形成され、前記歯部の歯厚が、前記ギヤケースの底面側から前記ギヤケースカバー部に向けて漸次大きく形成されたギヤと、
前記ギヤの先端と前記ギヤケースカバー部との間に配置され、前記ギヤと前記ウオームとの噛み合いにおいてバックラッシュが減少するように前記ギヤを付勢する付勢部と、
を具備している減速機構付きモータ。
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