JP5247651B2 - 車両のエンジン始動制御回路 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のエンジン始動制御回路に係り、特に、所定の始動条件が満たされた場合にのみスタータモータの駆動を許可するようにした車両のエンジン始動制御回路に関する。
従来から、ブレーキ操作が行われている等の所定の始動条件が満たされない限り、始動スイッチ(スタータスイッチ)を操作してもスタータモータが回らないようにするインヒビタ機能を備えた車両のエンジン始動制御回路が知られている。
特許文献1には、車両の変速機がニュートラル状態で、かつフットブレーキまたはパーキングブレーキが作動状態にあることを所定の始動条件とし、この始動条件が満たされた場合にのみスタータモータが駆動可能となるようにしたエンジン始動制御回路が開示されている。
特開平3−109137号公報
ところで、車載バッテリの電源ラインで駆動される電子機器においては、バッテリからの電流が大きいため接点容量の大きなリレーを介して回路を構成するが、車両によっては、このような電子機器が複数設けられており、これと同数のリレーが必要となる。特許文献1に記載されたエンジン始動制御回路は、制御部によってオンオフ制御されるスタータリレーを用いてインヒビタ機能を実現するものであるが、インヒビタ機能の実現と複数のリレーを設けることによる部品点数およびコストの増大に関しては、依然として工夫の余地があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、スタータモータのインヒビタ機能を実現しながらリレーの数を削減できる車両のエンジン始動制御回路を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、バッテリ(123)の電力によって、燃料噴射装置(127)に燃料を圧送するための燃料ポンプ(132)およびエンジンを始動するためのスタータモータ(124)を駆動する車両(1)のエンジン始動制御回路(150)において、オフ状態からオン状態に切り換えられることで、スタータスイッチ(100)の操作に伴うスタータモータ(124)の駆動を可能とするスタータリレー(129)と、所定の始動条件が満たされると前記スタータリレー(129)をオン状態に切り換える制御手段(134)とを備え、前記スタータリレー(129)は、オフ状態からオン状態に切り換えられることで前記燃料ポンプ(132)の駆動が開始されるように、前記バッテリ(123)と前記燃料ポンプ(132)の間に設けられており、前記制御手段(134)は、エンジンが始動して前記所定の始動条件が満たされなくなった後も、前記スタータリレー(129)のオン状態を保持する点に第1の特徴がある。
また、車両(1)のブレーキの作動状態を検知するブレーキ作動状態検知手段(143)と、車両(1)の変速機がニュートラル位置にあることを検知するニュートラル位置検知手段(144)とを具備し、前記制御手段(134)は、前記ブレーキの作動状態および変速機のニュートラル状態の少なくとも一方が検知されると、前記所定の始動条件が満たされたと判定して前記スタータリレー(129)をオン状態に切り換える点に第2の特徴がある。
また、前記制御手段(134)は、少なくともエンジンの点火装置(133)または燃料噴射装置(127)の制御も行う点に第3の特徴がある。
また、前記制御手段(134)は、運転中のエンジンが停止した場合には、前記スタータリレー(129)をオフ状態に切り換える点に第4の特徴がある。
さらに、前記スタータモータ(124)を駆動するスタータマグネットスイッチ(120)が、前記スタータスイッチ(100)を介して前記燃料ポンプ(132)とスタータリレー(129)との間に接続される点に第5の特徴がある。
第1の特徴によれば、オフ状態からオン状態に切り換えられることで、スタータスイッチの操作に伴うスタータモータの駆動を可能とするスタータリレーと、所定の始動条件が満たされるとスタータリレーをオン状態に切り換える制御手段とを備え、スタータリレーは、オフ状態からオン状態に切り換えられることで燃料ポンプの駆動が開始されるように、バッテリと燃料ポンプの間に設けられており、制御手段は、エンジンが始動して所定の始動条件が満たされなくなった後もスタータリレーのオン状態を保持するので、スタータモータのスタータリレーに燃料ポンプのリレー機能を兼用させることが可能となる。すなわち、始動条件が成立していない場合は、スタータモータが回転しない、換言すれば、エンジンの始動が禁止されて燃料ポンプを駆動させる必要性が低い状態であるため、1つのリレーで両電子機器を駆動・停止しても作動上の不都合が生じることがない。これにより、スタータモータおよび燃料ポンプの機能を確保したうえでリレーの数を1つ減らし、部品点数およびコストを削減することができる。
第2の特徴によれば、車両のブレーキの作動状態を検知するブレーキ作動状態検知手段と、車両の変速機がニュートラル位置にあることを検知するニュートラル位置検知手段とを具備し、制御手段は、ブレーキの作動状態および変速機のニュートラル状態の少なくとも一方が検知されると、所定の始動条件が満たされたと判定してスタータリレーをオン状態に切り換えるので、車体の停止状態が維持される状態を所定の始動条件として検知することで、より有効なインヒビタ機能を実現することができる。また、エンジンを始動しようとして車両の電源をオンする際には、ブレーキが作動しているか変速機がニュートラルである場合が多く、このため、電源オンに伴って直ちにスタータリレーがオン状態となり、スタータスイッチが操作されるまでの間に燃料が燃料噴射装置に供給されて、良好なエンジン始動性を保つことが可能となる。
第3の特徴によれば、制御手段は、少なくともエンジンの点火装置または燃料噴射装置の制御も行うので、前記制御手段にエラー・故障が発生した場合は、スタータリレーおよび燃料ポンプのほか、点火装置および燃料噴射装置の駆動も停止されることとなり、各電子機器を停止するために別個独立した回路を設ける必要がなくなり、回路構成を簡略化することができる。
第4の特徴によれば、制御手段は、運転中のエンジンが停止した場合には、スタータリレーをオフ状態に切り換えるので、車両の電源をオフにすることでエンジンを停止する場合のほか、例えば、インギヤ状態でのエンスト等、電源がオン状態のままエンジンが停止した場合でもスタータリレーがオフ状態に切り換えられ、再び始動条件が満たされる前に不用意にスタータモータが駆動されることを防止できる。
第5の特徴によれば、スタータモータを駆動するスタータマグネットスイッチが、スタータスイッチを介して燃料ポンプとスタータリレーとの間に接続されるので、簡単な構成により、スタータスイッチの操作に伴って駆動するスタータモータに有効なインヒビタ機能を実現することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両のエンジン始動制御回路を適用したMUVの左側面図である。 MUVの上面図である。 MUVの一部拡大斜視図である。 インストルメントパネルの正面図である。 イグニッションスイッチの構造説明図である。 可動接点および固定接点の接続関係を示す説明図である。 本実施形態に係るエンジン始動制御回路の全体図である。 エンジン始動制御回路の基本構成を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用スイッチの配置構造を適用した4輪車両1の側面図である。また、図2は、4輪車両1の上面図である。4輪車両1は、外部と遮蔽されない車室を有する2人乗りの多目的4輪車両(MUV:multi−utility vehicle)である。以下では、4輪車両1をMUV1と示すこともある。
MUV1の車体フレーム2は、複数の鋼管(フレームパイプ)等を組み合わせて構成されている。車体フレーム2の車体後方側には、自動変速機が一体に設けられたエンジン7が取り付けられている。左右一対の前輪WFおよび後輪WRは、不図示のサスペンションアームと、前輪ショックアブソーバ8および後輪ショックアブソーバ9を介して車体フレーム2に支持されている。MUV1は4輪駆動車であり、エンジン7の駆動力は、後輪WRだけでなく、車体前後方向に配設されたプロペラシャフト(図3参照)36を介して前輪WFのディファレンシャルギヤにも伝達される。エンジン7の車体左側方には、マフラ16が配設されている。
乗員用座席を構成する運転席18および助手席18aは、車体前後方向の略中央に配置されている。車体フレーム2には、車幅方向に並ぶ運転席18および助手席18aを支持するシートフレーム5が結合されている。シートフレーム5は、車幅方向に計4本が並んで配設されている。シートフレーム5の上方後方には、荷台14を支持するリヤフレーム6が結合されている。
また、車体フレーム2の車幅方向中央には、車体前方に向かって前上がりに延びる補強フレーム4が設けられている。この補強フレーム4は、水平方向のフレームパイプと鉛直方向のフレームパイプとを筋交いを構成するように結合して、車体フレーム2の剛性を高めるものである。車体フレーム2の上部には、乗員の着座空間を確保するロールオーバーバー3が設けられており、車体前方側の端部にはバンパ10が結合されている。
バンパ10の後方上方には、左右一対の前照灯12が取り付けられたフロントカバー11が配設されている。フロントカバー11の車幅方向左右には、操舵輪としての前輪WFを上方から覆うフロントフェンダ13が取り付けられている。また、荷台の車幅方向左右で後輪WRの上方には、リヤフェンダ15が取り付けられている。
運転席18および助手席18aの車体前方側には、インストルメントパネル30およびハンドルコラム21からなる車体パネルが設けられている。インストルメントパネル30の車幅方向中央には、計器類や操作レバー等が配設されている。ステアリングホイール17のステアリングシャフト(不図示)を覆うハンドルコラム21は、インストルメントパネル30の車幅方向左方に、運転者側に向かって立設するように取り付けられている。
運転席18と助手席18aとの間には、パーキングブレーキレバー19を支持するセンターコンソール48が形成されている。センターコンソール48の前方下方には、前記補強パイプ4やプロペラシャフト等を覆うフロアトンネル22が形成されている。運転席18および助手席18aの車幅方向外側には、車体前方側を軸にして開閉する乗降ドア20がそれぞれ取り付けられている。
エンジン7の後方側に設けられた吸気ポート(不図示)には吸気管43が接続されている。吸気管43には、吸気量を調整するスロットルバルブ(不図示)が収納されたスロットルボディ44が取り付けられている。吸気管43の後端部には、エアクリーナボックス45が接続されており、エアクリーナボックス45には、エアクリーナボックス45に外気を導入する吸気ダクト64の一端側が接続されている。
吸気ダクト64は、エンジン7の車幅方向右側から車体前方側に延出されて、その他端側が、ダクトカバー68の後方側に挿入接続されている。制御手段としてのECU134は、ダクトカバー68の内部で車体前方寄りに配設されている。
図3は、MUV1の一部拡大斜視図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。フロアトンネル22の車幅方向左右には、乗員の足乗せフロア23が形成されている。フロアトンネル22は、足乗せフロア23から車体上方に立設した形状とされており、このフロアトンネル22の内部に、略水平方向に指向するプロペラシャフト36、車体後方に向かって後ろ下がりに傾斜した補強フレーム4および該補強フレーム4に沿うように取り回されたメインハーネス24が配設されている。運転席18側の足乗せフロア23には、アクセルペダル25およびブレーキペダル26が設けられている。
運転席18および助手席18aに対向するように配設されるインストルメントパネル30の車幅方向略中央には、速度計や距離計等を備えたメータ装置40および駆動力伝達装置を操作するための2本のレバーが設けられた突出部35が形成されている。車幅方向左側のシフトレバー31は、ドライブ(D)、リバース(R)、ニュートラル(N)を含むトランスミッションの作動状態を切り換えるための操作レバーであり、その右側に隣接するデフロックレバー32は、前後輪のディファレンシャルギアのロックとアンロックとを切り換えるための操作レバーである。
突出部35の車幅方向左方には、ステアリングホイール17を支持するハンドルコラム21が車体後方に向かって立設している。このハンドルコラム21と突出部35との間には、前照灯12の作動状態を切り換えるライトスイッチを含むスイッチボックス70と、携帯キーと協働操作することで主電源のオンオフを切り換えると共にエンジンを始動するイグニッションスイッチ100とが、上下に並んで配設されている。
図4は、インストルメントパネル30の正面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。この図は、運転者が視認した状態に相当し、ステアリングホイール17は、その回転面が運転者にほぼ正対する角度で配設されている。メータ装置40が設けられた突出部35は、車体後方側だけでなく、車体上方側にも大きく突出している。突出部35の上部に配設されたメータ装置40には、速度計、距離計、燃料計、ギヤポジション表示、各種警告灯類が備えられている。メータ装置40の下方には、前記シフトレバー31およびデフロックレバー32が配設され、インストルメントパネル30の右方側には、小物入れスペース34が設けられている。
正面視円形のステアリングホイール17は、車体後方に向かって外径が小さくなる形状とされるハンドルコラム21の後端部に回転自在に支持されている。前記スイッチボックス70およびイグニションスイッチ100は、ハンドルコラム21と突出部35との間のスペースに、イグニションスイッチ100を下側にして上下に並んで配設されている。
スイッチボックス70には、前照灯12のオンオフ切り換えスイッチ80および光軸切り換えスイッチ90が配設されている。イグニッションスイッチ100は、携帯キーを差し込んで回動操作する円筒状のキーシリンダであり、その操作端面のみが乗員側に臨むように配設されている。本実施形態に係るイグニッションスイッチ100は、車両の電源をオンに切り換えるメインスイッチと、スタータモータを駆動するスタータスイッチとを一体に構成したものである。
図5および図6は、イグニッションスイッチ100の構造説明図である。図5(a)に示すように、イグニッションスイッチ100には、リング部101の中央部に携帯キー(不図示)の挿入孔102を備えた回動部103が設けられている。回動部103は、図5(b)および(c)に示す軸支部Jを中心に回動可能に構成されている。
リング部101には、図示上方の12時方向から4時方向の位置にかけて、オフ位置(OFF)、オン位置(ON)、スタータ位置(ST)の目盛りが付されている。そして、携帯キーを挿入孔102に差し込んで回動部103を所定位置に回動させることで、可動接点104が固定接点105の所定の接点と導通するように構成されている。
図5(b)に示す固定接点105には、3時方向と9時方向に左右一対に設けられた内側寄りの弧状のバッテリ接点106,106aと、該バッテリ接点106,106aの外側に各々配置されたメイン接点107およびアクセサリ接点107aとが設けられている。バッテリ接点106,106aは、バッテリ123(図7参照)に接続される。また、メイン接点107はECU21の電源入力端子VBに接続され、アクセサリ接点107aはアクセサリ負荷145に接続されている。さらに、メイン接点107の周方向延長線上には、点状のスタータ接点108が設けられており、スタータ接点108は、スタータマグネットスイッチ120のコイル122(図7参照)に接続されている。
図5(c)に示す可動接点104は、3個の点状の接点109,110,110およびこれらを導通する導通部111を左右一対で有し、軸支部Jを中心に回動部103と共に回動する部材である。
左右の3つの接点109,110,110は、固定接点105のバッテリ接点106,106aに対応する内側の可動バッテリ接点109と、外側に設けられた固定接点のメイン接点107およびアクセサリ接点107aに対応する2つの可動メイン接点110,110とからなる。2つの可動メイン接点110,110の間隔は、メイン接点107の図示下方側端部とスタータ接点108との間の間隔と同一に設定される。
図6は、可動接点104および固定接点105の接続関係を示す説明図である。この図では、可動接点104の輪郭を二点鎖線で示す。(a)のオフ位置は、可動バッテリ接点109および可動メイン接点110のいずれも固定接点105に接触しない位置である。
次に、(b)のオン位置は、可動接点104の可動バッテリ接点109が固定接点105のバッテリ接点106,106aに接続され、かつ可動メイン接点110がメイン接点107およびアクセサリ接点107aに接続されるため、図7に示すように、メイン接点107を介してバッテリ123とメイン電源ライン115が導通し、ECU134の電源入力端子VBに電源が入力される。また、アクセサリ接点107aを介して、バッテリ123とアクセサリ負荷145とが導通される。
また、(c)に示すスタータ位置では、可動接点104の可動バッテリ接点109が固定接点105のバッテリ接点106,106aに接続され、かつ可動接点104の反時計回り側の可動メイン接点110,110が、固定接点105のメイン接点107およびアクセサリ接点107aに接続された状態、すなわち、ON位置の通電を維持した状態のままで、さらに、固定接点105のスタータ接点108に時計回り側の可動メイン接点110が接続されて、バッテリ123とスタータモータ(STM)124との間が導通される。
図7は、本実施形態に係るエンジン始動制御回路150の全体図である。バッテリ123の電力は、イグニッションスイッチ100を介して、制御手段としてのECU134の電源入力端子VBに入力される。ECU134は、メイン電源ライン115を介してCPU135の電源ポートに電力が供給されることで起動する。
イグニッションスイッチ100は、バッテリ接点106aとアクセサリ接点107a、バッテリ接点106とメイン接点107、バッテリ接点106とスタータ接点108が、可動接点104の回動状態に応じてそれぞれ接続されるように構成されている。また、アクセサリ接点107aは、アクセサリ負荷145に接続されており、固定接点105のメイン接点107は、メイン電源ライン115上のリレー112のリレー接点113を介して、ECU134の電源入力端子VBに接続されている。
リレー112のリレーコイル114の一端は、メイン電源ライン115に接続され、リレーコイル114の他端は、メイン電源ライン115から分岐した他のラインと共にアングルセンサ116に接続されている。また、固定接点105のスタータ接点108は、ダイオード126を介して、スタータ用の接地ライン125に接続されている。
バッテリ123には、スタータモータ124との間にスタータマグネットスイッチ120の固定接点121が接続されている。また、スタータマグネットスイッチ120のコイル122は、一端がスタータ接点108に接続され、他端が接地ライン125に接続されている。ダイオード126は、コイル122に並列にかつアース側への電流の流れを阻止する方向に接続されている。
ここで、スタータ接点108と接続されるバッテリ接点106は、燃料ポンプ(F/P)132と該燃料ポンプ132のリレー129との間に設けられて双方を接続するライン146に接続されている。燃料ポンプ132は、リレー129がオン状態になることで、サブ電源ライン128から電力の供給を受けて駆動する。したがって、リレー129がオフ状態にあるときは、燃料ポンプ132が作動しないのみならず、ライン146に電力が供給されないため、イグニッションキー100をスタータ位置(ST)に回動させてもスタータモータ124が作動しないこととなる。
リレー129のオンオフ制御は、インヒビタ制御ポートを介してCPU135が行っており、CPU135が所定の始動条件が満たされたと判定した場合に限り、リレー129をオン状態に切り換えるように構成されている。リレー129がオン状態にあるときに、イグニッションキー100をスタータ位置(ST)に回動させると、スタータマグネットスイッチ120がオン状態に切り換えられてスタータモータ124が作動する。
バッテリ123には、メイン電源ライン115と並列になるようにリレー117が設けられている。リレー接点118およびリレーコイル119からなるリレー117は、バッテリ123とスタータマグネットスイッチ120との間に分岐接続されている。リレー117のリレー接点118は、サブ電源ライン128を介してECU134内のサブ電源入力端子PVBを通し、CPU135の電源ポートに接続される。また、リレーコイル119は、ECU134内のリレー駆動回路138を介してCPU135に接続されている。メイン電源ライン115およびサブ電源ライン128は、ECU134内でCPU135の電源ポートに共通接続されている。
リレー駆動回路138は、CPU135に所定以上の電圧(例えば、8V)が印加された場合に、リレーコイル119に電流を流してリレー接点118を接続する一方、イグニッションスイッチ100がオフ位置に切り換えられてから、所定時間が経過するのを待機した後に、リレー接点118を開放する機能を有する。これにより、メイン電源ライン115の切断時間が所定時間より短い場合は、リレー117のオン状態が維持され、ECU134への電源供給が継続されることとなる。この所定時間は、イグニッションスイッチ100の接点の摩耗等によってエンジン始動時に通電が瞬断するチャタリングの時間よりも十分長く設定されており、これにより、乗員の意思に関わらないチャタリング現象と乗員によるイグニッションスイッチのオフ操作とを区別し、チャタリングによってECU134への供給電源がオフになることを防止できる。
なお、リレー117は、CPU134に8V以上の電圧が印加されて初めて、リレー駆動回路138によって導通状態となるので、バッテリ123の残容量が少なく電圧が8V以下であるときはリレー117を導通せず、バッテリ上がりを防止することができる。
サブ電源ライン128には、燃料噴射装置としてのインジェクタ127、燃料ポンプ132および点火装置としてのイグニッション(IGN)コイル133が接続されている。インジェクタ127およびイグニッションコイル133は、スロットル開度、エンジン回転数、吸気温度等の情報に基づいて、ECU134によって駆動される。燃料ポンプ132は、リレー129がオン状態へ切り換えられることによって駆動を開始し、インジェクタ127の燃料供給ラインに所定圧力を生じさせる。
燃料ポンプ132とサブ電源ライン128との間には、スタータリレーとしてのリレー129が介装されている。リレー129は、CPU135のインヒビタ制御ポートとサブ電源ライン128との間に接続されたリレーコイル131によって、リレー接点130を断接するように構成されている。
上記した構成によれば、イグニッションコイル133、インジェクタ127,燃料ポンプ132などのエンジン駆動系負荷が、リレー117を有するサブ電源ライン128に接続されているため、イグニッションスイッチ100でチャタリングが発生した場合でも、エンジン駆動系負荷がチャタリングの影響を受けることを防止できる。
また、ECU134には、エンジン強制停止部139が設けられている。エンジン強制停止部139は、インジェクタ127、燃料ポンプ132およびイグニッションコイル133に作用して、リレー117のリレー接点118が閉状態で固着した場合においても燃料噴射および点火を強制的に停止し、燃料カット、点火カットによりエンジンを停止する機能を有する。エンジン強制停止部は、エンジンを停止した後に所定時間経過してもリレー接点118の導通状態が解除されない場合に、燃料噴射および点火を強制的に停止する。このとき、CPU135はオンのままであるが、監視部137を介してインジケータ141で警告を行うことで、ユーザにリレー117の異常を知らせることができる。
監視部137は、イグニッションスイッチ100がオンに切り換えられてから、所定時間経過してもリレー117が導通しない場合に、リレー117が開状態で固着していると判断してこれを警告する機能を有する。このとき、サブ電源ライン128は導通していないものの、CPU135は、メイン電源ライン115からの供給電力でオンになっているため、インジケータ141によってリレー117の異常を報知することができる。
さらに、ECU134は、所定のエンジン始動条件が満たされたか否かを判定する始動条件判定部136を備えている。始動条件判定部136には、MUV1のブレーキペダル26が踏まれてブレーキが作動状態にあることを検知するブレーキスイッチ(ブレーキ作動状態検知手段)143と、MUV1のシフトレバー31が、ドライブ(D)、リバース(R)およびニュートラル(N)のいずれの位置にあるかを検知するシフトスイッチ(ニュートラル位置検知手段)144が接続されている。始動条件判定部136は、ブレーキスイッチ143がオン状態にあり、かつシフトスイッチ144が変速機のニュートラル位置を検知している場合に、所定のエンジン始動条件が満たされていると判定する。
なお、所定のエンジン始動条件は、ブレーキの作動状態または変速機がニュートラル位置であることのいずれか一方としてもよい。また、ブレーキの作動状態に関しては、パーキングブレーキレバー19(図3参照)の作動を検知してもよい。さらに、変速機の状態に関しては、ニュートラル位置に加えてパーキング(P)位置を検知するようにし、このパーキング位置にあることを所定の始動条件に含めることもできる。
上記した構成によれば、以下のような動作が成立する。まず、エンジンを始動するためにイグニッションキー100をオン位置まで回動させると、リレー112が導通してメイン電源ライン115から供給される電力によってECU134が起動する。ECU134が起動すると、リレー駆動回路138によってリレー117がオンに切り換えられて、サブ電源ライン128が導通状態となる。次に、始動条件判定部136によって所定の始動条件が満たされていることが検知されると、インヒビタ制御ポートを介してリレー129がオン状態に切り換えられる。リレー129が導通状態となると、燃料ポンプ132が駆動開始されると共に、スタータマグネットスイッチ120が駆動可能な状態となる。すなわち、所定の始動条件が満たされない限り、イグニッションスイッチ100をスタート位置まで回動させてもスタータモータ124の駆動が禁止される「インヒビタ機能」が成立することとなる。
本発明に係るエンジン始動制御回路150においては、スタータモータ124のスタータリレー129に、燃料ポンプ132のリレー機能を兼用させた点に特徴がある。従来は、スタータモータ用のリレーと燃料ポンプ用のリレーとをそれぞれ別個に設けるのが通常であったが、本発明においては、この2つのリレーの機能を1つのリレー129で兼用することでリレーの数を1つ減らし、部品点数およびコストの削減を可能としている。
このような回路構成が可能である理由は、始動条件が成立していない、すなわち、スタータモータの駆動が禁止された状態では、燃料ポンプを駆動させる必要性も低いため、1つのリレーで両電子機器を駆動・停止しても作動上の不都合が生じることがないことに起因する。これにより、スタータモータおよび燃料ポンプの機能を確保したうえでリレーの数を1つ減らすことを可能としている。
また、上記実施形態に係るエンジン始動制御回路150は、ECU134内にエンジン停止状態判定部140を備えている。エンジン停止状態判定部140は、エンジン回転数センサ142の出力信号に基づいて、エンジンが停止したか否かを判定する。エンジン停止状態判定部140は、エンジン回転数が所定値(例えば、100rpm)以下になってエンジンが停止したと判定されると、CPU135のインヒビタ制御ポートを介して、リレー129をオフ状態に切り換える。
通常、スタータモータを制御するスタータリレーは、エンジン始動時のみにオン状態に切り換えられ、エンジンが始動するとオフに切り換えられるが、本実施形態に係るリレー(スタータリレー)129は、燃料ポンプ132を継続駆動するためにエンジンの運転中はオン状態を継続するように構成されている。このため、本実施形態では、エンジンの停止を検知してリレー129をオフ状態に切り換えるように構成されている。上記したエンジン停止状態判定部140によれば、車両の電源をオフにすることでエンジンを停止する場合のほか、例えば、インギヤ状態でのエンスト等、電源がオン状態のままエンジンが停止した場合でもリレー129がオフ状態に切り換えられ、再び始動条件が満たされる前にスタータモータが駆動されることを防止することが可能となる。
なお、上記実施形態に係るエンジン始動制御回路150は、メインスイッチ100のチャタリング現象に対応するためにサブ電源ライン128を備えたものであったが、燃料ポンプのリレーをスタータモータのリレーと兼用させてリレーの個数を削減する構成に関しては、サブ電源ライン128を備えていない回路においても成立する。本実施形態においては、リレー(スタータリレー)129の電源をメイン電源ライン115から供給するように構成しても、リレー129によるインヒビタ機能は成立する。
図8は、本発明に係るエンジン始動制御回路の基本構成を示す回路図である。本発明に係るエンジン始動制御回路は、図8に示すエンジン始動制御回路200の構成を備えて種々の変形が可能である。バッテリ213には、車両の電源をオンオフするメインスイッチ208が接続されている。メインスイッチ208がオンに切り換えられるとECU201が起動するが、リレー(スタータリレー)204は、所定の始動条件が満たされない限りそのオフ状態が維持されるように構成されている。このとき、スタータスイッチ209をオン状態に切り換える操作を行っても、スタータマグネットスイッチ210は導通せず、スタータモータ214が駆動することもない。
ECU201には、ブレーキスイッチ203およびシフトスイッチ202からの情報が入力されている。メインスイッチ208をオンに切り換えた際、またはオンに切り換えた後に、ブレーキスイッチ203がオン状態でかつシフトスイッチ202によって変速機がニュートラル状態であることが検知されると、ECU201は、所定の始動条件が満たされたと判定してリレー204のリレーコイル206に通電し、リレー接点205を導通させる。
リレー204の下流に接続される燃料ポンプ207は、このリレー204のオンに伴って駆動を開始する。また、リレー204と燃料ポンプ207との間にその一端が接続されているスタータスイッチ209は、リレー204がオンに切り換えられることによって導通可能な状態となる。そして、この状態でスタータスイッチ209をオン操作すると、スタータマグネットスイッチ210のリレーコイル212に通電されてリレー接点211が接続状態となり、スタータモータ214が駆動することとなる。ECU201は、エンジン始動後もリレー204のオン状態を維持することで、エンジン運転中の燃料ポンプ207の駆動を継続する。このようなエンジン始動制御回路の構成によれば、スタータモータおよび燃料ポンプの機能を確保したうえでリレーの数を1つ減らすことが可能となる。
エンジン始動制御回路の全体構成、イグニッションスイッチ、メインスイッチ、スタータスイッチ、燃料ポンプおよび各リレーの配置や構造、エンジン始動条件の設定およびエンジン始動条件を検知するセンサの形態等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、イグニッションスイッチは、キーシリンダで電源をオンするキーシリンダと、スタータモータを回動させるスタータスイッチとが別個独立した構成であってもよい。本発明に係るエンジン始動制御回路は、自動二輪車や三輪車等の種々の車両に適用することができる。
1…MUV(車両)、100…イグニッションスイッチ(スタータスイッチ)、120…スタータマグネットスイッチ、123…バッテリ、127…インジェクタ(燃料噴射装置)、129…リレー(スタータリレー)、132…燃料ポンプ、133…イグニッションコイル(点火装置)、134…ECU(制御手段)、135…CPU、136…始動条件判定部、140…エンジン停止状態判定部、142…エンジン回転数センサ、143…ブレーキスイッチ(ブレーキ作動状態検知手段)、144…シフトスイッチ(ニュートラル状態検知手段)、150…エンジン始動制御回路

Claims (5)

  1. バッテリ(123)の電力によって、燃料噴射装置(127)に燃料を圧送するための燃料ポンプ(132)およびエンジンを始動するためのスタータモータ(124)を駆動する車両(1)のエンジン始動制御回路(150)において、
    オフ状態からオン状態に切り換えられることで、スタータスイッチ(100)の操作に伴うスタータモータ(124)の駆動を可能とするスタータリレー(129)と、
    所定の始動条件が満たされると前記スタータリレー(129)をオン状態に切り換える制御手段(134)とを備え、
    前記スタータリレー(129)は、オフ状態からオン状態に切り換えられることで前記燃料ポンプ(132)の駆動が開始されるように、前記バッテリ(123)と前記燃料ポンプ(132)の間に設けられており、
    前記制御手段(134)は、エンジンが始動して前記所定の始動条件が満たされなくなった後も、前記スタータリレー(129)のオン状態を保持することを特徴とする車両のエンジン始動制御回路。
  2. 車両(1)のブレーキの作動状態を検知するブレーキ作動状態検知手段(143)と、車両(1)の変速機がニュートラル位置にあることを検知するニュートラル位置検知手段(144)とを具備し、
    前記制御手段(134)は、前記ブレーキの作動状態および変速機のニュートラル状態の少なくとも一方が検知されると、前記所定の始動条件が満たされたと判定して前記スタータリレー(129)をオン状態に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の車両のエンジン始動制御回路。
  3. 前記制御手段(134)は、少なくともエンジンの点火装置(133)または燃料噴射装置(127)の制御も行うことを特徴とする請求項1または2に記載の車両のエンジン始動制御回路。
  4. 前記制御手段(134)は、運転中のエンジンが停止した場合には、前記スタータリレー(129)をオフ状態に切り換えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両のエンジン始動制御回路。
  5. 前記スタータモータ(124)を駆動するスタータマグネットスイッチ(120)が、前記スタータスイッチ(100)を介して前記燃料ポンプ(132)とスタータリレー(129)との間に接続されることを特徴とする請求項1に記載の車両のエンジン始動制御回路。
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