JPH10141188A - エンジン始動時の制御装置 - Google Patents
エンジン始動時の制御装置Info
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- JPH10141188A JPH10141188A JP29545796A JP29545796A JPH10141188A JP H10141188 A JPH10141188 A JP H10141188A JP 29545796 A JP29545796 A JP 29545796A JP 29545796 A JP29545796 A JP 29545796A JP H10141188 A JPH10141188 A JP H10141188A
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- Japan
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- coil
- solenoid
- pull coil
- pull
- engine
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- Pending
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 エンジン始動時の制御装置において、燃料噴
射ポンプのストップレバーを作動するソレノイドのプル
コイルへの通電時間を所定の短い時間となるように制御
する装置を提供する。 【解決手段】 ソレノイド10側のプルコイル18によ
る作動ロッド吸引時間は、エンゲージスイッチ11側の
プルコイル14による吸引時間よりも短く、吸引が完了
してバッテリとスタータモータ部16とが接続した時点
では、ソレノイド10の作動ロッドの吸引は既に完了し
ており、これを前提にして、ソレノイド10のプルコイ
ル18のGND側をM接点にダイオード21を介して接
続した。これにより、バッテリとスタータモータ部16
とが接続した時点では、ソレノイド10側のプルコイル
の上流側(バッテリ電圧供給側)と下流(MG接点接続
側)とが、電位差がなくなって、プルコイルには電流が
流れず、プルコイルが自動的に消磁されるようにした。
射ポンプのストップレバーを作動するソレノイドのプル
コイルへの通電時間を所定の短い時間となるように制御
する装置を提供する。 【解決手段】 ソレノイド10側のプルコイル18によ
る作動ロッド吸引時間は、エンゲージスイッチ11側の
プルコイル14による吸引時間よりも短く、吸引が完了
してバッテリとスタータモータ部16とが接続した時点
では、ソレノイド10の作動ロッドの吸引は既に完了し
ており、これを前提にして、ソレノイド10のプルコイ
ル18のGND側をM接点にダイオード21を介して接
続した。これにより、バッテリとスタータモータ部16
とが接続した時点では、ソレノイド10側のプルコイル
の上流側(バッテリ電圧供給側)と下流(MG接点接続
側)とが、電位差がなくなって、プルコイルには電流が
流れず、プルコイルが自動的に消磁されるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン始動時の
制御装置に関し、特に、エンジンの始動時に燃料噴射ポ
ンプのストップレバーをストップ位置から常用位置に切
り換えるソレノイドのの通電制御構造に関する。
制御装置に関し、特に、エンジンの始動時に燃料噴射ポ
ンプのストップレバーをストップ位置から常用位置に切
り換えるソレノイドのの通電制御構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように、ディーゼルエ
ンジン等の燃料噴射ポンプ1のストップレバー2は、リ
ンク3を介してソレノイド4で制御する構造となってい
る。前記ソレノイド4には、その作動ロッド5を電磁力
により吸引するためのプルコイルと、この吸引状態を保
持するためのホールドコイルとが設けられている。
ンジン等の燃料噴射ポンプ1のストップレバー2は、リ
ンク3を介してソレノイド4で制御する構造となってい
る。前記ソレノイド4には、その作動ロッド5を電磁力
により吸引するためのプルコイルと、この吸引状態を保
持するためのホールドコイルとが設けられている。
【0003】そして、前記ホールドコイルは、キースイ
ッチのイグニッション信号(IG)で制御されるイグニ
ッションリレー6によりON・OFFされ、前記プルコ
イルは、キースイッチのスタータ信号(ST)で制御さ
れるブロックリレー7によりON・OFFされる。尚、
ブロックリレー7は、エンジン始動装置(スタータモー
タ)におけるエンゲージスイッチのプルコイルとホール
ドコイルの励磁回路をキースイッチのスタータ信号(S
T)に基づいて制御する機能を有しており、スタータモ
ータのバッテリ電圧供給接点(C接点)と、バッテリ接
点(B接点)とに接続される。
ッチのイグニッション信号(IG)で制御されるイグニ
ッションリレー6によりON・OFFされ、前記プルコ
イルは、キースイッチのスタータ信号(ST)で制御さ
れるブロックリレー7によりON・OFFされる。尚、
ブロックリレー7は、エンジン始動装置(スタータモー
タ)におけるエンゲージスイッチのプルコイルとホール
ドコイルの励磁回路をキースイッチのスタータ信号(S
T)に基づいて制御する機能を有しており、スタータモ
ータのバッテリ電圧供給接点(C接点)と、バッテリ接
点(B接点)とに接続される。
【0004】そして、エンジンの始動時には、前記スト
ップレバー2を「ストップ:STOP」位置から「常用
(ラン:RUN)」位置に切り換えるべく、前記ソレノ
イド4への通電、即ち、ソレノイド4側のプルコイルと
ホールドコイルへの通電制御を行うようになっている。
かかるソレノイド4への通電タイミングは、キースイッ
チ「ON」で、先ず、ホールドコイルが励磁され、キー
スイッチ「スタート(ST)」で、プルコイルが励磁さ
れるタイミングとなっている。
ップレバー2を「ストップ:STOP」位置から「常用
(ラン:RUN)」位置に切り換えるべく、前記ソレノ
イド4への通電、即ち、ソレノイド4側のプルコイルと
ホールドコイルへの通電制御を行うようになっている。
かかるソレノイド4への通電タイミングは、キースイッ
チ「ON」で、先ず、ホールドコイルが励磁され、キー
スイッチ「スタート(ST)」で、プルコイルが励磁さ
れるタイミングとなっている。
【0005】ここで、キースイッチ位置と、ホールドコ
イルとプルコイルのON・OFF状態と、燃料噴射ポン
プのストップレバー位置と、ソレノイドの状態とを整理
して説明すると、次のようになる。キースイッチがOF
F(状態1)→ON(状態2)→ST(状態3)→ON
(状態4)→OFF(状態5)と変化した場合、これに
伴って、ホールドコイルは、OFF→ON→ON→ON
→OFFと変化する。
イルとプルコイルのON・OFF状態と、燃料噴射ポン
プのストップレバー位置と、ソレノイドの状態とを整理
して説明すると、次のようになる。キースイッチがOF
F(状態1)→ON(状態2)→ST(状態3)→ON
(状態4)→OFF(状態5)と変化した場合、これに
伴って、ホールドコイルは、OFF→ON→ON→ON
→OFFと変化する。
【0006】プルコイルは、OFF→OFF→ON→O
FF→OFFと変化する。ストップレバー位置は、ST
OP→STOP→RUN→RUN→STOPと変化す
る。状態1では、ソレノイドの内蔵リターンスプリング
によって、ストップレバーは、「STOP」位置に保持
される。
FF→OFFと変化する。ストップレバー位置は、ST
OP→STOP→RUN→RUN→STOPと変化す
る。状態1では、ソレノイドの内蔵リターンスプリング
によって、ストップレバーは、「STOP」位置に保持
される。
【0007】状態2では、ホールドコイルに通電(O
N)されるが、吸引力は弱く、作動ロッドは吸引されな
い。状態3では、プルコイルに通電(ON)されるた
め、作動ロッドは吸引される。状態4では、プルコイル
はOFFとなるが、吸引済であるため、ホールドコイル
によりこの吸引状態が保持される。
N)されるが、吸引力は弱く、作動ロッドは吸引されな
い。状態3では、プルコイルに通電(ON)されるた
め、作動ロッドは吸引される。状態4では、プルコイル
はOFFとなるが、吸引済であるため、ホールドコイル
によりこの吸引状態が保持される。
【0008】状態5では、ソレノイドの内蔵リターンス
プリングによって、作動ロッドが押し出され、ストップ
レバーは、「STOP」位置に保持される。
プリングによって、作動ロッドが押し出され、ストップ
レバーは、「STOP」位置に保持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエン
ジン始動時の制御装置にあっては、上述したように、プ
ルコイルはキースイッチのスタート「ST」ポジション
である間は連続して通電状態となるため、この通電時間
が長過ぎる場合には、プルコイルに悪影響が与えられる
虞があった。
ジン始動時の制御装置にあっては、上述したように、プ
ルコイルはキースイッチのスタート「ST」ポジション
である間は連続して通電状態となるため、この通電時間
が長過ぎる場合には、プルコイルに悪影響が与えられる
虞があった。
【0010】本発明は以上のような従来の課題を解決す
るためなされたものであり、エンジン始動時の制御装置
において、簡単な構造によって、キースイッチのスター
トポジションにおいて、ソレノンドのプルコイルへの通
電時間を所定の短い時間となるように制御し、プルコイ
ルに悪影響が与えられる虞を解消することを目的とす
る。
るためなされたものであり、エンジン始動時の制御装置
において、簡単な構造によって、キースイッチのスター
トポジションにおいて、ソレノンドのプルコイルへの通
電時間を所定の短い時間となるように制御し、プルコイ
ルに悪影響が与えられる虞を解消することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、エンジンのスタータモータの制御と、燃料噴
射ポンプのストップレバーをストップ位置から常用位置
に切り換えるべく、前記ストップレバーを作動するソレ
ノイドへの通電の制御とを行うエンジン始動時の制御装
置であって、エンジンを起動するときのみスタータモー
タ部をエンジンに連結し、それ以外は連結を断つピニオ
ン機構のピニオンギヤをエンジンのリングギヤに噛み合
わせるマグネットシフト機構の作動を制御するスタータ
モータ側エンゲージスイッチは、ホールドコイルが巻か
れたプランジャと、該プランジャと対向して配置され、
可動コンタクタをスライド自由に支持し、プルコイルが
巻回された支持部材と、を含んで構成され、前記プルコ
イルは、バッテリと接続されるバッテリ接点と共に固定
コンタクタを構成しスタータモータ部に接続されるモー
タ接点に接続され、ホールドコイルは接地されている構
成であり、前記ソレノイドには、その作動ロッドを電磁
力により吸引するためのプルコイルと、この吸引状態を
保持するためのホールドコイルとが設けられ、前記エン
ゲージスイッチのホールドコイルとプルコイル、前記ソ
レノイドのプルコイルには、バッテリ電圧がエンジンの
キースイッチのスタータ信号に基づいて制御されるブロ
ックリレーを介して供給される構成のエンジンの始動時
制御装置において、前記ソレノイドのプルコイルの接地
側を、該プルコイルから前記モータ接点への電流のみを
許容するダイオードを介して該モータ接点に接続したこ
とを特徴とする。
る発明は、エンジンのスタータモータの制御と、燃料噴
射ポンプのストップレバーをストップ位置から常用位置
に切り換えるべく、前記ストップレバーを作動するソレ
ノイドへの通電の制御とを行うエンジン始動時の制御装
置であって、エンジンを起動するときのみスタータモー
タ部をエンジンに連結し、それ以外は連結を断つピニオ
ン機構のピニオンギヤをエンジンのリングギヤに噛み合
わせるマグネットシフト機構の作動を制御するスタータ
モータ側エンゲージスイッチは、ホールドコイルが巻か
れたプランジャと、該プランジャと対向して配置され、
可動コンタクタをスライド自由に支持し、プルコイルが
巻回された支持部材と、を含んで構成され、前記プルコ
イルは、バッテリと接続されるバッテリ接点と共に固定
コンタクタを構成しスタータモータ部に接続されるモー
タ接点に接続され、ホールドコイルは接地されている構
成であり、前記ソレノイドには、その作動ロッドを電磁
力により吸引するためのプルコイルと、この吸引状態を
保持するためのホールドコイルとが設けられ、前記エン
ゲージスイッチのホールドコイルとプルコイル、前記ソ
レノイドのプルコイルには、バッテリ電圧がエンジンの
キースイッチのスタータ信号に基づいて制御されるブロ
ックリレーを介して供給される構成のエンジンの始動時
制御装置において、前記ソレノイドのプルコイルの接地
側を、該プルコイルから前記モータ接点への電流のみを
許容するダイオードを介して該モータ接点に接続したこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2に係る発明は、前記エンゲージス
イッチにおいては、プルコイルの励磁によって、可動コ
ンタクタと固定コンタクタとを接続すべく、プランジャ
が吸引される構成であり、前記ソレノイドにおいては、
プルコイルの励磁によって、作動ロッドが燃料噴射ポン
プのストップレバー位置を常用位置にすべく吸引される
構成であり、前記ソレノイド側のプルコイルによる作動
ロッド吸引時間は、エンゲージスイッチ側のプルコイル
によるプランジャ吸引時間よりも短く設定されているこ
とを特徴とする。
イッチにおいては、プルコイルの励磁によって、可動コ
ンタクタと固定コンタクタとを接続すべく、プランジャ
が吸引される構成であり、前記ソレノイドにおいては、
プルコイルの励磁によって、作動ロッドが燃料噴射ポン
プのストップレバー位置を常用位置にすべく吸引される
構成であり、前記ソレノイド側のプルコイルによる作動
ロッド吸引時間は、エンゲージスイッチ側のプルコイル
によるプランジャ吸引時間よりも短く設定されているこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は本発明に係るエンジン始動時
の制御装置の一実施形態におけるソレノイド10とスタ
ータモータのエンゲージスイッチ11の関係を示す回路
図である。この図において、エンゲージスイッチ11に
は図示しないプランジャ(鉄心)が設けられており、こ
のプランジャに巻かれたホールドコイル12と、該プラ
ンジャと対向して配置され、可動コンタクタ13をスラ
イド自由に支持した図示しない支持部材に巻かれたプル
コイル14には、バッテリ電圧がブロックリレー(スタ
ータリレー)15のリレースイッチ接点15a,15b
のうち15aとC接点を介して供給される。前記プルコ
イル14には、スタータモータ部16に接続されるモー
タ接点(M接点)が接続される。又、このM接点と対応
する位置にはバッテリと接続されるバッテリ接点(B接
点)が設けられており、これらM接点とB接点とにより
固定コンタクタ17が構成される。
本発明を詳述する。図1は本発明に係るエンジン始動時
の制御装置の一実施形態におけるソレノイド10とスタ
ータモータのエンゲージスイッチ11の関係を示す回路
図である。この図において、エンゲージスイッチ11に
は図示しないプランジャ(鉄心)が設けられており、こ
のプランジャに巻かれたホールドコイル12と、該プラ
ンジャと対向して配置され、可動コンタクタ13をスラ
イド自由に支持した図示しない支持部材に巻かれたプル
コイル14には、バッテリ電圧がブロックリレー(スタ
ータリレー)15のリレースイッチ接点15a,15b
のうち15aとC接点を介して供給される。前記プルコ
イル14には、スタータモータ部16に接続されるモー
タ接点(M接点)が接続される。又、このM接点と対応
する位置にはバッテリと接続されるバッテリ接点(B接
点)が設けられており、これらM接点とB接点とにより
固定コンタクタ17が構成される。
【0014】前記ブロックリレー15は、リレースイッ
チ接点15a,15bと、該リレースイッチ接点15
a,15bを断接するリレースイッチ片15Aと、該リ
レースイッチ片15Aを作動するリレーコイル15Bと
から構成される。このリレーコイル15Bはバッテリと
制御部15Cが接続される。前記制御部15Cには、エ
ンジンのキースイッチのスタータ(ST)信号、イグニ
ッション信号(IGN)、ジェネレータの発電信号(G
EN)等が入力され、制御部15Cは、スタータ(S
T)信号に基づいてリレーコイル15Bへの通電を制御
する。
チ接点15a,15bと、該リレースイッチ接点15
a,15bを断接するリレースイッチ片15Aと、該リ
レースイッチ片15Aを作動するリレーコイル15Bと
から構成される。このリレーコイル15Bはバッテリと
制御部15Cが接続される。前記制御部15Cには、エ
ンジンのキースイッチのスタータ(ST)信号、イグニ
ッション信号(IGN)、ジェネレータの発電信号(G
EN)等が入力され、制御部15Cは、スタータ(S
T)信号に基づいてリレーコイル15Bへの通電を制御
する。
【0015】一方、燃料噴射ポンプのストップレバーを
リンクを介して制御するソレノイド10には、図示しな
い作動ロッドを電磁力により吸引するためのプルコイル
18と、この吸引状態を保持するためのホールドコイル
19とが設けられいる。そして、前記ホールドコイル1
9の接地(GND)側はアースされ、キースイッチのイ
グニッション信号(IG)で制御されるイグニッション
リレー20により通電制御されるようになっている。
リンクを介して制御するソレノイド10には、図示しな
い作動ロッドを電磁力により吸引するためのプルコイル
18と、この吸引状態を保持するためのホールドコイル
19とが設けられいる。そして、前記ホールドコイル1
9の接地(GND)側はアースされ、キースイッチのイ
グニッション信号(IG)で制御されるイグニッション
リレー20により通電制御されるようになっている。
【0016】前記プルコイル18は、キースイッチのス
タータ信号(ST)に基づいて、ブロックリレー15に
より通電制御されるようになっており、ブロックリレー
15のリレースイッチ接点15aに接続される。ここ
で、本実施形態においては、ソレノイド10のプルコイ
ル18のGND側をM接点にダイオード21を介して接
続する。ダイオード21は、プルコイル18からM接点
への電流のみを許容する。
タータ信号(ST)に基づいて、ブロックリレー15に
より通電制御されるようになっており、ブロックリレー
15のリレースイッチ接点15aに接続される。ここ
で、本実施形態においては、ソレノイド10のプルコイ
ル18のGND側をM接点にダイオード21を介して接
続する。ダイオード21は、プルコイル18からM接点
への電流のみを許容する。
【0017】次に、かかる構成の作用について説明す
る。ブロックリレー15の制御部15Cにキースイッチ
のスタータ信号(ST)が入力されることにより、リレ
ーコイル15Bが励磁されてリレースイッチ接点15
a,15bが閉じられ、これにより、エンゲージスイッ
チ11のホールドコイル12とプルコイル14、ソレノ
イド10のプルコイル18が励磁される。
る。ブロックリレー15の制御部15Cにキースイッチ
のスタータ信号(ST)が入力されることにより、リレ
ーコイル15Bが励磁されてリレースイッチ接点15
a,15bが閉じられ、これにより、エンゲージスイッ
チ11のホールドコイル12とプルコイル14、ソレノ
イド10のプルコイル18が励磁される。
【0018】エンゲージスイッチ11においては、プル
コイル14の励磁によって、可動コンタクタ13と固定
コンタクタ17とを接続すべく、プランジャが吸引され
る。このエンゲージスイッチ11側のプルコイル14に
よるプランジャ吸引時間(吸引が完了するまでの時間)
は、例えば約0.5secである。一方、ソレノイド1
0においては、プルコイル18の励磁によって、作動ロ
ッドが燃料噴射ポンプのストップレバー位置を「RU
N」位置にすべく吸引される。このソレノイド10側の
プルコイル18による作動ロッド吸引時間は、例えば約
0.1secである。
コイル14の励磁によって、可動コンタクタ13と固定
コンタクタ17とを接続すべく、プランジャが吸引され
る。このエンゲージスイッチ11側のプルコイル14に
よるプランジャ吸引時間(吸引が完了するまでの時間)
は、例えば約0.5secである。一方、ソレノイド1
0においては、プルコイル18の励磁によって、作動ロ
ッドが燃料噴射ポンプのストップレバー位置を「RU
N」位置にすべく吸引される。このソレノイド10側の
プルコイル18による作動ロッド吸引時間は、例えば約
0.1secである。
【0019】エンゲージスイッチ11においてプランジ
ャの吸引が完了すると、可動コンタクタ13と固定コン
タクタ17とが接続され、バッテリとスタータモータ部
16とが接続され、スタータモータ部16が回転する。
上記のようにソレノイド10側のプルコイル18による
作動ロッド吸引時間は、エンゲージスイッチ11側のプ
ルコイル14によるプランジャ吸引時間よりも短く、エ
ンゲージスイッチ11においてプランジャの吸引が完了
して、バッテリとスタータモータ部16とが接続された
時点では、ソレノイド10の作動ロッドの吸引は既に完
了している。
ャの吸引が完了すると、可動コンタクタ13と固定コン
タクタ17とが接続され、バッテリとスタータモータ部
16とが接続され、スタータモータ部16が回転する。
上記のようにソレノイド10側のプルコイル18による
作動ロッド吸引時間は、エンゲージスイッチ11側のプ
ルコイル14によるプランジャ吸引時間よりも短く、エ
ンゲージスイッチ11においてプランジャの吸引が完了
して、バッテリとスタータモータ部16とが接続された
時点では、ソレノイド10の作動ロッドの吸引は既に完
了している。
【0020】そして、エンゲージスイッチ11において
プランジャの吸引が完了して、バッテリとスタータモー
タ部16とが接続された時点では、ソレノイド10側の
プルコイル18の上流側(バッテリ電圧供給側)と下流
(MG接点接続側)とは、電位差がなくなるため、プル
コイル18には電流が流れず、プルコイル18が自動的
に消磁される。
プランジャの吸引が完了して、バッテリとスタータモー
タ部16とが接続された時点では、ソレノイド10側の
プルコイル18の上流側(バッテリ電圧供給側)と下流
(MG接点接続側)とは、電位差がなくなるため、プル
コイル18には電流が流れず、プルコイル18が自動的
に消磁される。
【0021】即ち、ソレノイド10側のプルコイル18
は、エンゲージスイッチ11側のプルコイル14による
プランジャ吸引時間である例えば約0.5secだけ電
流が流れて励磁され、それ以後は消磁されることにな
る。このように、ソレノイド10側のプルコイル18へ
の通電時間を、エンゲージスイッチ11側のプルコイル
14によるプランジャ吸引時間だけに抑えたことによっ
て、通電時間が長過ぎることによるプルコイル18の焼
損等の悪影響を回避することができる。
は、エンゲージスイッチ11側のプルコイル14による
プランジャ吸引時間である例えば約0.5secだけ電
流が流れて励磁され、それ以後は消磁されることにな
る。このように、ソレノイド10側のプルコイル18へ
の通電時間を、エンゲージスイッチ11側のプルコイル
14によるプランジャ吸引時間だけに抑えたことによっ
て、通電時間が長過ぎることによるプルコイル18の焼
損等の悪影響を回避することができる。
【0022】又、上記の構成によれば、単にソレノイド
10側のプルコイル18のGND側をエンゲージスイッ
チ11側のM接点に接続しただけの簡単な構成で、通電
時間抑制を実行できため、例えばプルコイルへの通電時
間をタイマ機構等で決定する構成と比較して、構成の簡
略化を図ることができ、廉価に提供できるという利点が
ある。
10側のプルコイル18のGND側をエンゲージスイッ
チ11側のM接点に接続しただけの簡単な構成で、通電
時間抑制を実行できため、例えばプルコイルへの通電時
間をタイマ機構等で決定する構成と比較して、構成の簡
略化を図ることができ、廉価に提供できるという利点が
ある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ソレノイド側のプルコイルへの通電時間
を、簡単で廉価な構成により短く抑えることができ、プ
ルコイルの焼損等の悪影響を回避することができる。請
求項2に係る発明によれば、ソレノイド側のプルコイル
への通電時間を、エンゲージスイッチ側のプルコイルに
よるプランジャ吸引時間だけに抑えることができる。
明によれば、ソレノイド側のプルコイルへの通電時間
を、簡単で廉価な構成により短く抑えることができ、プ
ルコイルの焼損等の悪影響を回避することができる。請
求項2に係る発明によれば、ソレノイド側のプルコイル
への通電時間を、エンゲージスイッチ側のプルコイルに
よるプランジャ吸引時間だけに抑えることができる。
【図1】 本発明に係るエンジン始動時の制御装置の一
実施形態を示す回路図
実施形態を示す回路図
【図2】 従来のエンジン始動時の制御装置の一例を示
す回路図
す回路図
10 ソレノイド 11 エンゲージスイッチ 12 ホールドコイル 13 可動コンタクタ 14 プルコイル 15 ブロックリレー(スタータリレー) 16 スタータモータ部 17 固定コンタクタ 18 プルコイル 19 ホールドコイル 21 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F02M 59/28 F02M 59/28 Y
Claims (2)
- 【請求項1】エンジンのスタータモータの制御と、燃料
噴射ポンプのストップレバーをストップ位置から常用位
置に切り換えるべく、前記ストップレバーを作動するソ
レノイドへの通電の制御とを行うエンジン始動時の制御
装置であって、 エンジンを起動するときのみスタータモータ部をエンジ
ンに連結し、それ以外は連結を断つピニオン機構のピニ
オンギヤをエンジンのリングギヤに噛み合わせるマグネ
ットシフト機構の作動を制御するスタータモータ側エン
ゲージスイッチは、ホールドコイルが巻かれたプランジ
ャと、該プランジャと対向して配置され、可動コンタク
タをスライド自由に支持し、プルコイルが巻回された支
持部材と、を含んで構成され、前記プルコイルは、バッ
テリと接続されるバッテリ接点と共に固定コンタクタを
構成しスタータモータ部に接続されるモータ接点に接続
され、ホールドコイルは接地されている構成であり、 前記ソレノイドには、その作動ロッドを電磁力により吸
引するためのプルコイルと、この吸引状態を保持するた
めのホールドコイルとが設けられ、 前記エンゲージスイッチのホールドコイルとプルコイ
ル、前記ソレノイドのプルコイルには、バッテリ電圧が
エンジンのキースイッチのスタータ信号に基づいて制御
されるブロックリレーを介して供給される構成のエンジ
ンの始動時制御装置において、 前記ソレノイドのプルコイルの接地側を、該プルコイル
から前記モータ接点への電流のみを許容するダイオード
を介して該モータ接点に接続したことを特徴とするエン
ジン始動時の制御装置。 - 【請求項2】前記エンゲージスイッチにおいては、プル
コイルの励磁によって、可動コンタクタと固定コンタク
タとを接続すべく、プランジャが吸引される構成であ
り、 前記ソレノイドにおいては、プルコイルの励磁によっ
て、作動ロッドが燃料噴射ポンプのストップレバー位置
を常用位置にすべく吸引される構成であり、 前記ソレノイド側のプルコイルによる作動ロッド吸引時
間は、エンゲージスイッチ側のプルコイルによるプラン
ジャ吸引時間よりも短く設定されていることを特徴とす
る請求項1記載のエンジン始動時の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29545796A JPH10141188A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | エンジン始動時の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29545796A JPH10141188A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | エンジン始動時の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10141188A true JPH10141188A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17820842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29545796A Pending JPH10141188A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | エンジン始動時の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10141188A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007206749A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-16 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 信号監視回路及び信号監視装置 |
JP2011085070A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Honda Motor Co Ltd | 車両のエンジン始動制御回路 |
CN114109621A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 重庆驼航科技有限公司 | 一种风门拉线控制装置 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP29545796A patent/JPH10141188A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114109621A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 重庆驼航科技有限公司 | 一种风门拉线控制装置 |
CN114109621B (zh) * | 2021-11-30 | 2024-05-28 | 重庆驼航科技有限公司 | 一种风门拉线控制装置 |
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