JPH10196499A - ディーゼルエンジンの始動装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの始動装置

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JPH10196499A
JPH10196499A JP439797A JP439797A JPH10196499A JP H10196499 A JPH10196499 A JP H10196499A JP 439797 A JP439797 A JP 439797A JP 439797 A JP439797 A JP 439797A JP H10196499 A JPH10196499 A JP H10196499A
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JP
Japan
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engine
time
key switch
starting
glow plug
Prior art date
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Pending
Application number
JP439797A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Taneda
敏行 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルスタータの起動遅れに起因する燃焼室内
の圧縮着火熱の上昇遅れを解消し、エンジンの冷始動を
迅速かつ円滑に行う始動装置を提供する。 【解決手段】 エンジンの冷始動時にキイスイッチ1を
オン位置(ON)に切り換えることによりグロープラグ
3への通電を開始し、キイスイッチ1をスタート位置
(ST)に切り換えた時点よりセルスタータ8を起動さ
せるとともに、当該時点から一定時間tだけ燃料供給を
遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディーゼルエンジ
ンの始動装置に関し、特に冷始動時におけるエンジンの
起動を円滑に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの冷始動時において
は、セルスタータを起動させる前にグロープラグへ通電
する必要があり、例えば図2(A)において、キイスイ
ッチ1をオン位置(ON)に保持してグロープラグ3が
十分加熱するのを待つ必要がある。ここで、図2(A)
はディーゼルエンジンの始動装置の従来例を示す。しか
し、エンドユーザーの多くはグロープラグ3が十分加熱
するのを待たないで、いきなりキイスイッチ1をスター
ト位置(ST)に切り換えるため、未だ十分に加熱され
ていないグロープラグ3に燃料が吹き付けられ、当該グ
ロープラグ3が冷やされて着火が困難になり、エンジン
の始動に時間がかかる。
【0003】そこで、例えば特開昭63−255569
号公報に開示された始動装置では、図2(B)に示すよ
うに、いきなりキイスイッチ1をスタート位置(ST)
に切り換えた場合でも、グロープラグ3が十分に加熱さ
れるまで、セルスタータ8の起動と燃料の供給を遅らせ
るように構成されている。ここで、図2(B)はグロー
プラグ、セルスタータ及び燃料供給のタイムチャートで
ある。
【0004】図2(A)に示すように、上記始動装置
は、エンジン冷却水の検温センサ5からの検知信号を受
けてグロープラグ3への通電を制御する冷始動制御手段
4を備え、エンジンの冷始動時にキイスイッチ1をオン
位置(ON)に切り換えることによりグロープラグ3へ
の通電を開始し、キイスイッチ1をスタート位置(S
T)に切り換えることにより起動制御手段16を介して
一定時間tの経過後にリレー7をオン作動させて起動回
路9を通電し、この起動回路9の通電によりセルスター
タ8を起動させるとともにエンジン停止ソレノイド11
を停止解除させてエンジンに燃料を供給するように構成
されている。
【0005】なお、図2(A)中の符号12は燃料噴射
ポンプ、13はエンジンにより駆動されるオルタネー
タ、14はオルタネータ13に付設されたバルス発生器
であり、キイスイッチ1をスタート位置STに位置させ
た時を起点としてパルス計数器15aでパルスを計数
し、回転速度検出器15bがエンジン着火後の始動回転
速度N(例えば800〜1000rpm)に達したこと
を検出することにより、起動制御手段16を介してリレ
ー7をオフ作動させる。これによりセルスタータ8を停
止させるとともに、エンジン停止ソレノイド11を自己
保持させることにより継続して燃料を供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、グロ
ープラグ3が十分に加熱されるまでセルスタータの起動
と燃料の供給を遅らせるために、キイスイッチ1をスタ
ート位置(ST)に切り換えても、直ちにセルスタータ
8が起動しないように構成されているため、エンドユー
ザーの多くは感覚的に起動に時間がかかり過ぎると感じ
る。また、セルスタータ8の起動遅れに起因して、エン
ジンの着火に要する始動回転速度の立ち遅れ、ひいては
燃焼室内における圧縮着火熱の上昇遅れが生じる。そし
て一定時間t後に上記条件下でセルスタータ8の起動と
燃料の供給とが同時に行われることから円滑な冷始動が
期待できない。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、セルスタータ8の起動遅れに起因する燃焼室
内における圧縮着火熱の上昇遅れを解消し、エンジンの
冷始動を迅速かつ円滑に行うディーゼルエンジンの始動
装置を提供することを技術課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
として、本発明は以下のように構成される。即ち、請求
項1に記載した発明は、エンジンの検温センサ5からの
検知信号を受けてグロープラグ3への通電を制御する冷
始動制御手段4を備え、エンジンの冷始動時にキイスイ
ッチ1をオン位置(ON)に切り換えることによりグロ
ープラグ3への通電を開始し、キイスイッチ1をスター
ト位置(ST)に切り換えることによりセルスタータ8
を起動させてエンジンを始動させるように構成したディ
ーゼルエンジンの始動装置において、前記キイスイッチ
1をスタート位置(ST)に切り換えた時点よりスター
タ8を起動させるとともに、当該時点から一定時間tだ
け燃料供給を遮断するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0009】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載したディーゼルエンジンの始動装置において、エンジ
ンの検温センサ5からの検知信号に対応させて燃料供給
の遮断時間tを変更するように構成したことを特徴とす
るものである。
【0010】
【発明の作用・効果】請求項1に記載した発明では、エ
ンジンの冷始動時にキイスイッチ1をオン位置(ON)
に切り換えることによりグロープラグへ3の通電を開始
する。そして直ちにキイスイッチ1をスタート位置(S
T)に切り換えても、その時点よりセルスタータ8は起
動するが、当該時点から一定時間tだけ燃料の供給は遮
断され、その間にグロープラグ3が十分に加熱される。
【0011】つまり、キイスイッチ1をスタート位置
(ST)に切り換えた時点よりセルスタータ8が起動す
るので、エンジンの着火に要する始動回転速度の立ち遅
れはなく、燃焼室内における圧縮着火熱の上昇遅れもな
い。このようにグロープラグ3が十分に加熱され、上記
条件下で燃料が供給されることから、エンジンの迅速か
つ円滑な冷始動が期待でき、エンドユーザーが冷始動に
時間がかかり過ぎると感じることもなくなる。
【0012】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載したディーゼルエンジンの始動装置において、
エンジンの検温センサ5からの検知信号に対応させて燃
料の遮断時間tを変更するように構成したことから、上
記遮断時間tを極冷寒時には長く、温暖時には短く設定
することにより、一層迅速かつ円滑な冷始動が期待でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいてさらに詳しく説明する。図1は本発明に係る実
施形態を示し、図1(A)はディーゼルエンジンの始動
装置の概要図、図1(B)はグロープラグ、スタータ及
び燃料供給のタイムチャートである。 この始動装置は、図2の従来例と同様のキイスイッチ
1、グロープラグ3、冷始動制御手段4、エンジン冷却
水の検温センサ5、リレー7、スタータ8、起動回路
9、エンジン停止ソレノイド11、及び燃料噴射ポンプ
12を備え、エンジンの冷始動時にキイスイッチ1をオ
ン位置(ON)に切り換えることによりグロープラグへ
3の通電を開始し、キイスイッチ1をスタート位置(S
T)に切り換えることによりセルスタータ8を起動させ
てエンジンを始動させるように構成されている。
【0014】また、この始動装置は、オルタネータ1
3、バルス発生器14、パルス計数器15a、及び回転
速度検出器15bを備え、上記回転速度検出器15bが
エンジン着火後の始動回転速度N(例えば800〜10
00rpm)に達したことを検出することにより、起動
制御手段16を介してリレー7をオフ作動させ、これに
よりセルスタータ8を停止させるとともに、エンジン停
止ソレノイド11を自己保持させ、継続して燃料を供給
するように構成されている。
【0015】以下、この始動装置の特徴構成について説
明する。図1(A)に示すように、前記起動制御手段6
は、エンジンの冷始動時において、キイスイッチ1をス
タート位置(ST)に切り換えた時点より、リレー7を
介してセルスタータ8を起動させるが、当該時点から一
定時間tだけ燃料の供給を遅らせるように構成されてい
る。即ち、起動回路9には遅延回路10が介在されてお
り、当該時点から一定時間tだけエンジン停止ソレノイ
ド11を停止解除させて燃料の供給を遮断するように構
成されている。
【0016】上記構成によれば、エンジンの冷始動時に
おりいて、キイスイッチ1をオン位置(ON)に切り換
えるとグロープラグへ3の通電を開始し、キイスイッチ
1をスタート位置(ST)に切り換えた時点よりスター
タ8が起動する。これにより、エンジンの着火に要する
始動回転速度の立ち遅れは生じず、燃焼室内における圧
縮着火熱の上昇遅れもなくなる。このようにグロープラ
グ3が十分に加熱された後に、上記のような条件下で燃
料が供給されると、直ちに噴射燃料に着火してエンジン
が起動する。これによりエンジンの迅速かつ円滑な冷始
動が期待でき、エンドユーザーが冷始動に時間がかかり
過ぎると感じることもなくなる。
【0017】また、前記起動制御手段6と上記遅延回路
10とを介在させることにより、検温センサ5からの検
知信号に対応させて、燃料供給の遮断時間tを温暖時に
は短く、極冷寒時には長く、例えば0〜5秒間の範囲で
変更し得るように構成されている。これにより、一層迅
速かつ円滑な冷始動が期待できる。
【0018】なお、本発明は上記実施の形態に限るもの
ではなく、検温センサ5はエンジンの冷却水温度のみな
らず、エンジン機壁温度や潤滑油温度等を検知するよう
に、適宜変更を加えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)はディーゼルエンジンの始動装置の
概要図、図1(B)はグロープラグ、スタータ及び燃料
供給のタイムチャートである。
【図2】図2は従来例に係る図1相当図である。
【符号の説明】
1…キイスイッチ、3…グロープラグ、4…冷始動制御
手段、5…検温センサ、8…セルスタータ、ON…オン
位置、ST…スタート位置、t…燃料供給の遮断時間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの検温センサ(5)からの検知
    信号を受けてグロープラグ(3)への通電を制御する冷
    始動制御手段(4)を備え、 エンジンの冷始動時にキイスイッチ(1)をオン位置
    (ON)に切り換えることによりグロープラグ(3)へ
    の通電を開始し、キイスイッチ(1)をスタート位置
    (ST)に切り換えることによりセルスタータ(8)を
    起動させてエンジンを始動させるように構成したディー
    ゼルエンジンの始動装置において、 前記キイスイッチ(1)をスタート位置(ST)に切り
    換えた時点よりセルスタータ(8)を起動させるととも
    に、当該時点から一定時間(t)だけ燃料供給を遮断す
    るように構成したことを特徴とするディーゼルエンジン
    の始動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したディーゼルエンジン
    の始動装置において、前記検温センサ(5)の検知温度
    に対応させて燃料供給の遮断時間(t)を変更するよう
    に構成したことを特徴とするディーゼルエンジンの始動
    装置。
JP439797A 1997-01-14 1997-01-14 ディーゼルエンジンの始動装置 Pending JPH10196499A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009180209A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の燃料ポンプ制御装置
JP2011085070A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Honda Motor Co Ltd 車両のエンジン始動制御回路
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CN109458265A (zh) * 2018-12-29 2019-03-12 潍柴动力股份有限公司 一种发动机起动方法和装置

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