JP5244927B2 - 衝撃吸収用木質フロア - Google Patents
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以下に示す実施例A1〜A3及び比較例A1では、衝撃吸収材のアスカーC硬度を変化させたときの木質フロアの耐衝撃性の試験を行い、実施例A4〜A8及び比較例A2,A3では、衝撃吸収材のアスカーC硬度を変化させたときの木質フロアの踏み心地の官能試験を行った。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度70度であり6mm厚のポリエチレン樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み14mmの木質床材とした。さらに、後述する図4に示す303mm×606mm、厚さ11mmの合板下地31の表面を床下地面とし、この床下地面(合板下地31の表面)の中央に、100mm×100mmの木質床材10を敷設して、木質フロアとした。その木質フロアの衝撃時のG値をJIS A6519に準じてヘッドモデルの落下高さを200mmとして測定した。測定に当たっては、図4に示すように、コンクリート床20の上に図示の寸法の木枠(試験台)30を配置し、この木枠30の上部の中央に、木質床材10が位置するように木質床材10を配置して、木質フロア(木質床材10と合板下地31の組合せ)を製作した。木質フロアにおける前記木枠30の中央根太32の中央部に対応する箇所を衝撃点Pとし、そこに測定装置(不図示)が落ちるようにした。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度60度であり6mm厚のポリエチレン樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み14mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様に合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表1に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度30度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み14mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様に合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表1に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度90度(70度超え)であり、8mm厚の合成ゴム系樹脂、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み16mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表1に示した。
表1に示すように、木質表面材の裏面にアスカーC硬度が70度を超えた衝撃吸収材を持つ木質フロアと比較して、アスカーC硬度が70度以下である衝撃吸収材を持つ実施例A1〜A3に係る木質フロアは、衝撃時のG値が71G以下と小さくなっており、この結果から衝撃吸収性が向上するといえ、本発明の有効性が示される。また、衝撃吸収材のアスカーC硬度が小さくなると衝撃時のG値も小さくなることがわかる。
実施例A1と同じようにして、木質フロアを製作した。実施例A1と相違する点は、木質表面材として0.6mm厚のMDFを用いた点と、それぞれ順にアスカーC硬度が9度、20度、30度、40度、70度の衝撃吸収材を用いた点であり、衝撃吸収材の材質及び厚さは表2に示すとおりである。なお、衝撃吸収材の材質でアスカーC硬度が異なるものは、発泡倍率が相違する。
実施例A1と同じようにして、木質フロアを製作した。実施例A1と相違する点は、木質表面材として0.6mm厚のMDFを用いた点と、アスカーC硬度が90度、100度の衝撃吸収材を用いた点であり、これらの材質及び厚さは表2に示すとおりである。これら木質フロアの踏み心地を、実施例A4と同様にして評価した。その結果を表2に示した。
表2に示すように、実施例A4の衝撃吸収材のアスカーC硬度が9度の場合は、踏み心地の評価基準である合計点が最も低い。これは、衝撃吸収材が柔らかすぎることによると考えられる。このことから、より好ましくは、衝撃吸収材のアスカーC硬度は、20度以上であり、この場合には、踏み心地が良く、木質フロアの歩行感も良好であると考えられる。
[実施例B1]
木質表面材として2mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み12mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表3に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み14mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表3に示した。
木質表面材を積層せずに、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み10mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表3に示した。
衝撃吸収材のアスカーC硬度が同じであっても、木質表面材を備えない比較例B1は、合板を木質表面材に持つ実施例B1および実施例B2よりも、衝撃時のG値が大きくなっている。この結果から、本発明による木質フロアにおいて、木質表面材表面の衝撃力は、木質表面材を介して衝撃吸収材に分散され、よりよい効果が得られることがわかる。このことから、木質表面材を有した木質床材を敷き詰めた木質フロアが、有効であることがわかる。
[実施例C1]
木質表面材として2mm厚の木質繊維板(MDF)、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み12mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表4に示した。
木質表面材として4mm厚の木質繊維板(MDF)、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み14mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表4に示した。
木質表面材を積層せずに、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み10mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表4に示した。
衝撃吸収材のアスカーC硬度が同じであっても、木質表面材を備えない比較例C1は、木質繊維板(MDF)を木質表面材に持つ実施例C1および実施例C2よりも、衝撃時のG値が大きくなっている。ここでも、本発明による木質フロアにおいて、木質表面材を備えることで、よりよい効果が得られることがわかる。
[実施例D1]
木質表面材として4mm厚の合板と、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり4mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体とを接着して、厚み8mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表5に示した。
木質表面材として4mm厚の合板と、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体とを接着して、厚み10mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表5に示した。
厚さ0.2mmの突板、厚さ0.6mmのMDF、厚さ11.2mmの合板からなる厚さ12mmの木質床材を、実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設した木質フロアに対して、実施例A1と同様にして衝撃時のG値を測定した。その結果を表5に示した。
アスカーC硬度が本発明の範囲内(アスカーC硬度40度)にある衝撃吸収材を備えた木質フロアである実施例D1および実施例D2は、実施例A,B,Cのものと裏面材を備えない点で相違している。この実施例D1および実施例D2においても、MDFを中間層に持つ従来の木質フロアと比較して、衝撃時のG値が小さくなっている。このことから、木質表面材の裏面に衝撃吸収材を持つ木質床材を、床下地面に敷き詰めた本発明の木質フロアにおいて、床下地面と衝撃吸収材との間に、合板のような裏面材を備えることは必要な要件ではなく、省略しても所期の目的を達成できることがわかる。
[実施例E1]
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり2mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み10mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表6に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり4mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み12mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表6に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり8mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み16mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表6に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり14m厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み22mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表6に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり18mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み26mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表6に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり24mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み32mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表6に示した。
厚さ0.2mmの突板、厚さ0.6mmのMDF、厚さ11.2mmの合板からなる厚さ12mmの木質床材を、実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設した木質フロアに対して、実施例A1と同様にして衝撃時のG値を測定した。その結果を表6に示した。
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり1mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して、厚み9mmの木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表6に示した。
表6に示すように、MDFを中間層に持つ従来の木質フロアと比較して、木質表面材の裏面にアスカーC硬度が同じ(ここでは40度)であるが、厚みが2mm〜24mmの範囲の衝撃吸収材を持つ本発明に係る木質フロアは、衝撃時のG値が79G以下と小さくなっており本発明の有効性が示される。また、衝撃吸収材の厚みが大きくなると、それに応じて衝撃時のG値が小さくなっていることもわかる。しかし、衝撃吸収材の厚みが、実施例E5では18mm、実施例E6では24mmであるにもかかわらず、衝撃時のG値はいずれも52Gであった。このことから、18mmを越える厚みの衝撃吸収材を用いることはオーバースペックであることが分かる。さらに、比較例E2では、アスカーC硬度が同じ(40度)衝撃吸収材を用いながら、厚みが2mmの衝撃吸収材を用いた実施例E1と比較して、衝撃時のG値が83Gと大きな値となっている。これは、用いた衝撃吸収材の厚みが1mmであることに起因し、衝撃を衝撃吸収材により吸収しきれなかったと考えられる。このことから、本発明による木質フロアにおいて衝撃吸収材の厚みが2mm以上であることが有効であることがわかる。
[実施例F1]
木質表面材として4mm厚の合板、衝撃吸収材としてアスカーC硬度25度であり3mm厚の合成ゴム発泡体、裏面材として4mm厚の合板とを接着して木質床材とした。この木質床材を実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表7に示した。
厚さ0.2mmの突板、厚さ0.6mmのMDF、厚さ11.2mmの合板からなる厚さ12mmの木質床材を、実施例A1と同様の合板下地に接着剤を用いて敷設した木質フロアに対して、実施例A1と同様にして衝撃時のG値を測定した。その結果を表7に示した。
表7の結果から、本発明による木質フロアにおいて、衝撃吸収材の素材として合成ゴム発泡体も有効であることがわかる。
[実施例G1]
木質表面材として、化粧シートを貼着した2.7mm厚のMDFと、衝撃吸収材としてアスカーC硬度70度であり6mm厚のポリエチレン樹脂発泡体とを接着剤を用いて圧着して木質床材とした。実施例A1と同様の合板下地の表面(床下地面)に接着剤を塗布して、この木質床材を床下地面に敷設して、木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表8に示した。
実施例G1と同じように、木質フロアを製作した。実施例G1と相違する点は、MDFの厚さを5.8mm厚にした点と、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体とを用いた点である。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表8に示した。
実施例G1と同じように、木質フロアを製作した。実施例G1と相違する点は、MDFの厚さを5.8mm厚にした点と、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり9mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体とを用いた点である。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表8に示した。
実施例A1と同様の合板下地の表面(床下地面)に接着剤を塗布し、衝撃吸収材としてアスカーC硬度70度であり6mm厚のポリエチレン樹脂発泡体を載置した。載置した衝撃吸収材の表面に接着剤を塗布し、木質表面材として、化粧シートを貼着した2.7mm厚のMDFを載置し、接着剤を乾燥させて木質フロアとした。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表8に示した。なお、実施例G1及び実施例H1の木質フロアの各部分の材料構成は同じである。
実施例H1と同じように、木質フロアを製作した。実施例H1と相違する点は、MDFの厚さを5.8mm厚にした点と、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり6mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体とを用いた点である。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表8に示した。なお、実施例G2及び実施例H2の木質フロアの各部分の材料構成は同じである。
実施例G1と同じように、木質フロアを製作した。実施例H1と相違する点は、MDFの厚さを5.8mm厚にした点と、衝撃吸収材としてアスカーC硬度40度であり9mm厚のポリエチレンビニルアセテート樹脂発泡体とを用いた点である。この木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。その結果を表8に示した。なお、実施例G3及び実施例H3の木質フロアの各部分の材料構成は同じである。
表8の結果から、本発明による木質フロアは、実施例G、Hのいずれの施工方法であっても、衝撃吸収性能には違いは見られず、同様の衝撃吸収の効果が得られることが示された。すなわち、第1及び第2の発明による木質フロアの衝撃吸収性能は、その材料構成に起因するものであるといえる。このことから、本願の第1の発明に係る実施例A〜Fまでの木質フロアの材料構成と同じ材料構成で、本願の第2の発明に係る実施例を実施すれば、上述した評価と同じ評価を得ることができるといえる。
以下にさらなる実施例A1〜A3に対する比較例となる試験を行った。
実施例A1と同じように木質フロアの試験体を2体製作した。実施例A1と相違する点は、木質表面材として0.6mm厚のMDF、2.7mm厚のMDFを用い、12mm厚の衝撃吸収材としてそれぞれアスカーC硬度を90度の合成ゴム系樹脂を用いた点である。これら木質フロアの衝撃時のG値を実施例A1と同様にして測定した。
表9の結果から、本発明による木質フロアは、木質表面材の材質・厚さを変更したとしても、衝撃吸収材のアスカーC硬度が90度(70度)を超えた場合には、衝撃時のG値が100Gを超えることが再確認された。
Claims (3)
- 木質表面材と、前記木質表面材の裏面に積層したアスカーC硬度が70度以下かつ厚み2mm以上の衝撃吸収材と、を少なくとも備えた木質床材が、床下地面に敷き詰められており、
JIS A6519に準拠した床の硬さを示す衝撃時のG値が80G以下であることを特徴とする衝撃吸収用木質フロア。 - 床下地面に敷設したアスカーC硬度70度以下かつ厚み2mm以上の衝撃吸収材と、該衝撃吸収材の表面に敷き詰められた木質表面材と、を少なくとも備えており、
JIS A6519に準拠した床の硬さを示す衝撃時のG値が80G以下であることを特徴とする衝撃吸収用木質フロア。 - 前記衝撃吸収材は、合成樹脂発泡体またはゴム発泡体であることを特徴とする請求項1または2に記載の衝撃吸収用木質フロア。
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