JP6600921B1 - 畳 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、使用者が心地良いと感じるクッション性を実現した畳を提供することである。【解決手段】畳(10)は、複数の板状部材を積層してなる。複数の板状部材の中で最も硬い芯材(1)と芯材(1)よりも柔らかい第一のクッション材(2a)と芯材(1)よりも柔らかい第二のクッション材(2b)と畳表シート(4a)を有している。畳(10)は、上から下に向けて、前記畳表シート(4a)、前記第一のクッション材(2a)、前記第二のクッション材(2b)、前記芯材(1)の順番に積層される。【選択図】図1

Description

本発明は、畳に関し、特に複数の板状部材を積層してなる畳に関する。
従来、複数の板状部材を積層してなる畳が知られている(例えば、特許文献1〜5)。
特開2018−40140号公報 特開2017−206838号公報 特開2016−176280号公報 特開2014−88723号公報 特開2011−219958号公報
従来の畳は、複数の板状部材を積層することで、クッション性と圧縮強度を確保している。以下、特許文献1〜5の特徴を示す。
(1)特許文献1に示す畳床は、芯材(A)と畳表(C)の間にクッションシート(B)が設けられる。
(2)特許文献2に示す防炎防水畳1は、プラスチックダンボール2と防炎防水畳表6の間にクッション材4が設けられる。
(3)特許文献3に示す畳は、床基材12と畳表22の間にクッション材17が設けられる。
(4)特許文献4に示す畳床1は、ハニカム構造ボード5と消臭シート7の間に低発泡ポリプロピレンボード6が設けられる。
(5)特許文献5に示す畳9は、畳芯材1と畳表7の間にクッション層4が設けられる。
この様に特許文献1〜5に示す畳は、芯材と畳表の間に1種類のクッション材が設けられる構成であるため、クッション材の材質や厚みのみを工夫することで使用者が心地良いと感じるクッション性を実現しなければならないという問題があった。
本発明の目的は、使用者が心地良いと感じるクッション性を実現した畳を提供することである。
上記目的は、複数の板状部材を積層してなる畳(10)であって、
前記複数の板状部材の中で最も硬い芯材(1)と該芯材よりも柔らかい第一のクッション材(2a)と該芯材よりも柔らかい第二のクッション材(2b)と畳表シート(4a)を有し、
上から下に向けて、前記畳表シート(4a)、前記第一のクッション材(2a)、前記第二のクッション材(2b)、前記芯材(1)の順番に積層される、畳(10)によって達成される。
上記目的は、上記の畳(10)であって、
前記第一のクッション材(2a)と前記第二のクッション材(2b)は、硬さが異なる、畳(10)によっても達成される。
上記目的は、上記の畳(10)であって、前記第二のクッション材(2b)は、前記第一のクッション材(2a)よりも硬い、畳(10)によっても達成される。
上記目的は、上記の畳(10)であって、前記第一のクッション材(2a)の厚みは、前記芯材(1)の厚みよりも厚い、畳(10)によっても達成される。
上記目的は、上記の畳(10)であって、前記複数の板状部材は、接着剤で固着されている、畳(10)によっても達成される。
本発明によれば、使用者が心地良いと感じるクッション性を実現した畳を提供できる。
本発明の第1の実施形態による畳10の断面状態を説明する図である。 本発明の第2の実施形態による畳20の断面状態を説明する図である。
以下、図1乃至図2を用いて、本発明の実施形態による畳を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。
[第1の実施形態]
図1を用いて、本発明の第1の実施形態による畳10を説明する。図1は、畳10の断面図の一部を示している。図1に示すように、畳10は、上から下に向けて、畳表シート4a、クッション材2a、2b、芯材1、断熱材3、畳裏シート4bの順番に積層されている。なお、これらは接着剤で固着されてもよいし、縫着されてもよい。また、接着剤で固着する場合には、畳表シート4a及び畳裏シート4bを防水性のある合成樹脂等を用い、かつ畳10の側面を防水性のある合成樹脂で被う。このようにすることで、畳10を丸ごと水洗いすることが可能になる。また、縫着により固着する場合は、針穴から水が進入するため、防水性は劣ることになる。また、クッション材2a、2b、芯材1、断熱材3は、板状部材で構成される。
畳表シート4a及び/または畳裏シート4bには、例えば、天然い草を用いた畳表や、麻、木綿、絹等の、食物繊維や動物繊維、若しくは、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、またはこれらの繊維のうちのいずれかを配合した繊維を用いてもよい。また、防水性の観点において、畳表シート4a及び/または畳裏シート4bには、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂シートを用いるのが好適である。本実施形態においては、畳表シート4a及び畳裏シート4bの厚みを2mm〜3mm程度としている。
クッション材2aは、厚みを芯材1と同等若しくは厚くし、かつ、クッション材2bよりも柔らかい材質で構成する。また、クッション材2aは、例えば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリスチレン樹脂発泡シート、ポリエチレン樹脂発泡シート、ポリプロピレン樹脂発泡体、ウレタン発泡体、ゴム発泡体;クラフト紙、板紙、厚紙、ダンボール等を用いてもよいし、好ましくは、ポリオレフィン発泡体やポリエチレン発泡体を用いるのがよい。また、クッション材2aの厚みは、クッション材2bの厚みよりも薄くするのが好適であるが、クッション材2bの厚みと同等あるいは厚くしてもよい。芯材1の厚みを1とした場合にクッション材2aの厚みを0.5〜3の範囲(好ましくは、0.8〜3の範囲)とし、クッション材2bの厚みを0.5〜6の範囲(好ましくは、0.8〜6の範囲)とするのがよい。また、本実施形態においては、クッション材2aの厚みを10mm程度としている。
クッション材2bは、厚みを芯材1よりも厚くし、かつ、芯材1よりも柔らかい材質で構成する。また、クッション材2bは、例えば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ウレタン繊維、ポリアクリル繊維、ポリスチレン樹脂発泡体、ポリエチレン樹脂発泡体、ポリプロピレン樹脂発泡体、ウレタン発泡体、ゴム発泡体、クラフト紙、板紙、厚紙、ダンボール等を用いてもよいし、好ましくは、ポリプロピレン発泡体やポリエチレン発泡体を用いるのがよい。また、本実施形態においては、クッション材2aの厚みを15mm程度としている。
芯材1は、表シート4a、クッション材2a、2b、断熱材3、畳裏シート4bのいずれよりも最も硬い材質を用いている。例えば、木質ボード、木質のファイバーボード、グラスファイバーボード、またはウレタン等の樹脂系材料が用いられてもよい。また、芯材1の厚みを薄くすることで、クッション材2a、2bの厚みの幅が広がるため、使用者が心地良いと感じるクッション性を実現するために、クッション材2a、2bの選択性(材料の選択性や厚みの選択性)を高めることが可能となる。また、本実施形態においては、心材1に木質のファイバーボードやグラスファイバーボードを用い、厚みを5mm程度としている。
断熱材3は、断熱性の高い材質で構成される。例えば、ウレタンフォーム、フェノールフォム、ポリスエチレンフォーム等の発泡体が用いられてもよいし、クラフト紙、板紙、厚紙、ダンボール等を用いてもよい。また、芯材1で充分な強度を確保している場合には、重量の軽い発泡体を用いるのが好適である。また、本実施形態においては、断熱材3の厚みを20mm程度としている。また、本実施の形態の畳10は、上記の材料を積層し、全体の厚みが50mm程度になるよう圧縮することで構成される。
このように、本実施の形態による畳10は、芯材1と畳表4aの間に2種類のクッション材を設けている。2種類のクッション材を設けることで、使用者が心地良いと感じるクッション性の実現が容易になる。例えば、使用者が最初に畳に触れる際の柔らかさを畳表4aの直下に設けられるクッション材1により実現し、使用者がぐっと押しこんだ時の心地良い反発を芯材1の直上に設けられるクッション材2により実現することができる。なお、本実施の形態の畳10は、芯材1と畳表4aの間に2種類のクッション材を設ける構成であるが、3種類以上のクッション材を設ける構成であってもよい。なお、上記の2種類、3種類のクッション材とは、これらのクッション材が同じ材料で構成されても内部形状や外形が異なることで、厚みや硬さや応力が異なる場合には、2種類、3種類のクッション材であるものとする。また、本実施の形態による畳10は、各層の厚みを薄くすることで、10mm〜30mm程度の厚みの薄畳として用いてもよいし、断熱材3を設けないことで、10mm〜30mm程度の厚みの薄畳として用いてもよい。
以下、本発明の第1の実施形態による畳10の性能試験の結果を記す。
[歩行時を代表とする各種動作時の床のかたさの能試験]
1A.試験方法
かたさを測定するために研究開発された装置(床のかたさ測定装置)において、重量40kgの重錘をゴムばねに接触させたまま、落下させたときの床の動的変形挙動を測定するものである。得られる床の動的挙動から、UF1,DR,TRを算出して、かたさを表示する物理量log(UF1−8×DR×DR・1/TR)を求め、かたさの評価指標より当該試料のかたさを評価するものである。
2A.試験結果
最大変形量(3回平均):0.668[cm]
UF1(3回平均):25.749[kgf・cm]
DR(3回平均):0.248[cm]
TR(3回平均):0.135[kgf・cm]
log(UF1−8×DR×DR・1/TR)(3回平均):1.345
[転倒衝突時の床のかたさ試験](関連規格:JIS A 6519)
1B.試験方法
転倒衝突時の床のかたさを測定するために研究開発された装置(転倒衝突時の床のかたさ測定装置)において、人間の頭部に近似したヘッドモデルを高さ20cmからゴム板を敷いた床上に自由落下させたときに、加速度計(4)に発生する最大加速度(Gs)により、転倒衝突時の安全性からみた床のかたさを評価するものである。
安全性の観点から、最大加速度は100G以下が望ましく、JIS A 6519では以下のように恕限値を決めている。
体育館床:100G以下 柔道場床: 65G以下
2B.試験結果
Gs(3回平均):32.09(G)
以上より、本発明の第1の実施形態による畳10により、優れたクッション性が確認できた。
[第2の実施形態]
図2を用いて、本発明の第2の実施形態による畳20を説明する。なお、第1の実施形態による畳10と同じ構成については符号を同一にすることでその説明を省略する場合がある。図2は、畳20の断面図の一部を示している。図2に示すように、畳20は、上から下に向けて、畳表シート4a、クッション材2b、芯材1、畳裏シート4bの順番に積層されている。なお、これらは接着剤で固着されてもよいし、縫着されてもよい。また、接着剤で固着する場合には、畳表シート4a及び畳裏シート4bを防水性のある合成樹脂等を用い、かつ畳20の側面を防水性のある合成樹脂で被う。このようにすることで、畳10を丸ごと水洗いすることが可能になる。
本実施の形態による畳20は、厚みが10mm〜30mm程度の薄畳として用いるのが好適である。本実施の形態による畳20の芯材1は、3〜5mm程度の厚みを有し、クッション材2bは、5mm〜20mm程度の厚みを有する。このように、薄畳であっても、クッション材2bの厚みを芯材1の厚みよりも厚くすることで優れたクッション性を実現することが可能となる。
本発明は、和室等の部屋に設けることを目的とした畳以外の畳(例えば、椅子等の家具に用いることを目的とした畳)においても適用できる。また、上述の実施形態は、本発明の好適な一例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上述の説明によって不当に限定されるものではない。また、上述の実施形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
本発明は、畳において広く利用可能である。
10、20 畳
1 芯材
2a、2b クッション材
3 断熱材
4a 畳表シート
4b 畳裏シート

Claims (4)

  1. 複数の板状部材を積層してなる畳であって、
    前記複数の板状部材の中で最も硬い芯材と該芯材よりも柔らかい第一のクッション材と該芯材よりも柔らかい第二のクッション材と畳表シートと断熱材と畳裏シートを有し、
    上から下に向けて、前記畳表シート、前記第一のクッション材、前記第二のクッション材、前記芯材、前記断熱材、前記畳裏シートの順番に連続して積層され
    前記心材は、木質ボードで構成され、
    前記第一のクッション材と前記第二のクッション材の厚みは、前記芯材の厚みよりも厚く、
    前記断熱材は、前記芯材の厚みよりも厚い発泡樹脂で構成されている、和室に設けられる畳。
  2. 請求項1に記載の畳であって、前記第一のクッション材と前記第二のクッション材は、硬さが異なる、畳。
  3. 請求項1または請求項2に記載の畳であって、前記第二のクッション材は、前記第一のクッション材よりも硬い、畳。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の畳であって、
    前記複数の板状部材は、接着剤で固着されている、畳。
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