JPS62296058A - 直貼用拘束型制振床部材 - Google Patents

直貼用拘束型制振床部材

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JPS62296058A
JPS62296058A JP13811486A JP13811486A JPS62296058A JP S62296058 A JPS62296058 A JP S62296058A JP 13811486 A JP13811486 A JP 13811486A JP 13811486 A JP13811486 A JP 13811486A JP S62296058 A JPS62296058 A JP S62296058A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 本発明は、制振床部材に、特に直結用制振床部材に関す
るものである。近年の技術進歩は目ざましく、建築分野
に於ても残された課題は、結露と音・振動の2点に絞ら
れつつあるのが現状であると言われている。音・・振動
の問題は近年各所で色々の対応策が講じられ、改良され
て来ているものの技術的困難さもあって、充分な効果を
上げるに到らない分野が多数存在している。床材もその
例に挙げられ、種々の研究がなされているものの未だに
良好な性能を発揮するものは出ていないのが現状である
。即ち、床材の中でも木質フロア−材に関しては、清潔
さを保てて、カビやダニを始めとする害虫が生息しに<
(、落着いた色調である等のメリットから、木質床を要
望する居住者が増加している。ところが、木質床材の唯
一の欠点は、床の歩行音や物の落下音に対する床衝撃音
の緩和が全く出来ず、階下に居住する人の連窓を考慮す
ると階上では木質床は使用出来ないのが現状である。そ
の様な背景から、本発明者等は床衝撃音の緩和性能に優
れた床材を鋭意研究した結果、次の部材を床構成材とす
ることにより、著るしく床衝撃音の緩和効果が生じるこ
とを確認し、本発明を完成させるに到ったものである。
本発明の直貼用拘束型制振床部材は架橋粘弾性体と繊維
質より成る基布若しくは発泡体若しくは繊維質と発泡体
の積層物より成るシート基材との相乗力によれば割振効
果と耐水耐湿性、圧縮性、復元性、接着性に優れる制振
床部材が得られるという事を利用したものである。
従来より公知の如く、床衝撃音を緩和するには、例えば
、フェルト類の様に小さな応力でも容易に圧縮変形を行
うものであれば、簡単に床衝撃音を緩和することが知ら
れている。一方、そうした性能を有する材質のものは、
圧縮変形が大きすぎるため、木質床の如く、平滑な仕上
面を要求される床部材を適用すると、例えば、家具等を
置いた丈でも歪が生じ、平滑性が保てなくなるという致
命的欠点を生じるのである。そこで、現在行なわれてい
る床衝撃音対策は、圧縮グラスウール、石綿、センチユ
リ−ボード、ゴム板、無機質板材、合板等を数種類組み
合せたり、それ等組み合せた物を床版から浮かせたりし
て床構成を行ない、更に床版と天井の空間に吸音材を入
れたり、場合によっては、天井を防振ゴムで吊天井とし
たりして床と天井との総合効果により床衝撃音の緩和対
策を行なっているのが現状である。
ところが、前記方法では、原材料部材数が多く、原材料
コストが高い。施工時の材料ロスが多い。
施工工数が多い等の原因でコストが高くなってしまう。
施工工数が多い為、施工作業者により床衝撃音の緩和性
能に差が生じる危険性が高い。又、床衝撃音の緩和を行
うための床部材の総厚みは非常に厚くなってしまい、建
物を同じ軒高とすると、住空間を狭くするか、階数を滅
すかせざるを得なくなる。逆に、同じ階数を確保し、住
空間を同じとすれば、軒高のアンプ分は建物の建築コス
トにはね返り高くついてしまうという欠点を有する。
本発明者等はこのような上記の欠点を解消し、低コスト
で床衝撃音を緩和し、出来る丈薄クシかも直結が可能な
、木質床材仕上げを行なっても床衝撃音を緩和できる直
貼用拘束型制振床部材を目標として多くの試行錯誤を繰
返した末、常温反応で架橋粘弾性体が得られる液状ゴム
と、繊維、若しくは発泡体、若しくは繊維と発泡体の積
層物より成る基材を併用した場合には、床衝撃音を緩和
する性能を発揮する丈でなく、単体で用いた場合の欠点
をも解消するという知見を得、各種試験の結果、本発明
を完成するに到った。
即ち、常温反応により架橋粘弾性体が得られる液状ゴム
は、単体で用いた場合はコスト高となり、汎用床材とし
ては不適当である点と、板状の拘束材の間で反応させる
場合は、やや条目に材料を使用し、余分の材料を押出す
方法を採らないと大きな空洞をランダムに生じやすいた
め、製品のバラツキが生じ易くなるという欠点があった
。又、予じめ板状体を作って貼付加工をする場合は定尺
寸法のものでないと厚み精度が不充分である上に、架橋
粘弾性体であるが故に、ブロッキング等が生じ易く、貼
合せ加工の工数が非常に多くなり、コスト高となってし
まう欠点があった。
一方、繊維若しくは発泡体若しくは繊維と発泡体の積層
品より成る基材を架橋粘弾性体と併用する事なく用いた
場合には、小さな応力でも容易に圧縮変形を受け、非常
に優れた床衝撃音緩和効果を示すものの、復元性能が悪
く圧縮変形歪が大きすぎる為、基質仕上材の如く、平滑
な仕上面を要求される床部材を適用すると、例えば、家
具等を置いた丈でも歪が生じ、平滑性が保でな(なると
いう致命的欠点を有するものである。又、耐水、耐湿性
が一般的に悪く、カビやダニの生息場所にもなり易いと
いう欠点をも有するものである。又、特に発泡体を基材
とした場合には、床衝撃を加えた部屋自体に於ける反響
音が大きいという傾向があり、反響音による隣室への迷
惑も考慮する必要性が生じる欠点もある。
本発明者等は、割振特性の優れた架橋粘弾性体の上記欠
点を解消し割振性、経済性、耐久性に優れた制振床部材
は、安価な繊維や発泡体を介在させる事により、非常に
優れた制振床部材を得るという知見を得た。
即ち、制振床を構成した場合に、床衝撃音緩和性能を特
徴とする特性に優れ単体で用いた場合の欠点を解消する
理由は次の理由であると考えられる。当該基材に交互に
無数に穴明は加工し、架橋粘弾性体を形成せしめる事に
より、基材の圧縮変形のしやすさと架橋粘弾性体の一定
変形に達すると非常に大きな圧縮力を要するという圧縮
応力特性により、更に架橋粘弾性体が衝撃を受けた時に
穴の周囲及び上下面に接する床部材との拘束効果及びす
り剪断応力により衝撃エネルギーを吸収し、優れた床衝
撃音緩和効果が生じるものと考えられる。
又、特に繊維から成る基材と架橋粘弾性体を組合せた場
合は、繊維表層全面若しくは穴周囲に含浸する事が出来
、接着力の向上、基布の補強を行う事が出来る為、耐水
耐湿性を大幅に改善出来、防カビ剤等を架橋粘弾性体に
添加する事により、カビやダニの生息を防止する事が出
来る。
又、架橋粘弾性体により、圧縮復元性にもすぐれ、ta
維や発泡体の最大の欠点を克服する事が出来る。コスト
面に於ても繊維や発泡体は架橋粘弾性体よりもも安価で
あり、非常に大幅なコスト削減を行う事が出来、シート
化された割振層を得る事が出来る点でも非常に作業効率
も向上する。又、長尺加工も可能となり、材料ロスを少
なくする点でも有利である。
次に本発明の制振床部材を用いた床の断面構成について
述べる。
第1図、第2図に示す様に、比較的剛性の高い板状体を
拘束材として架橋粘弾性体を配設した繊維から成る基材
や発泡体から成る基材を接着固定して使用する方法と第
3図、第4図に示す様に床版との不陸調整をも兼ねた形
で使用する方法の何れを用いても良く、特に第4図の如
く、二層に用いた場合の効果は、非常に大である。
次に順を追って床構成部材の説明をする。
仕上材とは、現在床仕上材として使用されている基質床
仕上材、塩ビ系床仕上材、コルクタイル等を挙げること
ができる。
木質床材としては、フローリングボード、フローリング
ブロック、モザイクバーケラトより成る単層フローリン
グと天然木化粧複合フローリング、特殊加工化粧複合フ
ローリング、天然木化粧複合ブロック、特殊加工化粧複
合ブロックより成る複合フローリング、挽き板やつき板
とコルクと積層したフローリング等を挙げることが出来
る。これ等は、板層を薄クシた方が床衝撃音を緩和する
上では好ましい。拘束材として具体例を挙げると、前記
木質床材、合板、圧縮紙、プラスチック板金属薄板、パ
ーティクルボード、木片セメント板、ファイバーボード
、パルプセメント板、木毛セメント板、フレキシブル板
、軟質フレキシブル板、大平板、石綿セメント板、石綿
セメントパーラライト坂、石綿セメント珪酸カルシウム
板、せつこうボード等が挙げられ、これ等は何れも板状
であれば表面の化粧加工の有無、穴の有無に拘らず使用
出来るが、床構成部材の総厚みを低くする目的を重視す
れば、板厚の薄いものが望ましい。又、拘束材として、
シート状及びフィルム状の基材として加硫ゴム、非加硫
ゴム、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナ
イロン、ポリエステル、塩化ビニリデン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等から成るフィルムやシートを挙げる
ことが出来る。
次に基材について説明する。
繊維より成る基材は、ナイロン、ポリエステル、ウレタ
ン、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成
繊維や、羊毛、綿、麻等の天然繊維や、ガラス、石綿等
の無機質繊維やアルミニウム、鉛等の金属繊維を単独若
しくは併用して成るものを挙げる事が出来る。それ等は
上記繊維質だけでなく、樹脂をバインダーとして併用し
たものであってもよい。発泡体より成る基材は、ウレタ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン、塩化ビ
ニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、クロロプレン、
エチレンプロピレン共重合体、天然ゴム、ブチルゴム、
スチレンブタジェンゴム、プクジェンゴム等が挙げられ
る。これ等は定尺でも長尺でも良いが、生産効率上では
長尺の方が好ましい。
−素材又は複数の素材の発泡体の粉砕品をバインダーで
固めたものでもよい。繊維と発泡体を積層した基材は上
記の繊維基材と発泡体基材とを一種同志若しくは数種同
志を積層したものであり、サンドインチ状の場合は繊維
が内側でも外側でも何れでもよい。
前記基材には架橋粘弾性体を形成させる為に予じめ穴明
は加工をする必要があるが、その穴の面積は0.03e
d〜13−が良(、更に好ましくは0.2 cシル5.
Qcniが良い。即ち、穴の面積が0.2ajより小さ
い場合は、硬化反応前の粘度を非常に低粘度にする必要
があり、硬化反応速度により繊維に含浸され、穴の中で
形成される架橋粘弾性体の厚みのコントロールがし難い
欠点がある。逆に5.0dを越える時は基材の引張強度
が弱く製造工程上で基材破断等が生じ易い点と、床に通
用した場合には特に端部に於て基材部と架橋粘弾性体部
分との圧縮特性の差が生じ易く段差の原因となり好まし
くない。
又、穴の形状は丸、楕円、三角、四角、その他の多角形
、スリット状等があり何れの形状でも使用できる。
又、基材の厚みは2mm〜200が好ましく、繊維の基
材中での密度や繊維の径や、発泡体に於ては発泡倍率や
材質により決定する必要がある。基材厚みが211未満
の場合は衝撃緩和効果が少なくなり、逆に20mmを越
える場合は、架橋粘弾性体の使用量が増加しコスト面で
のメリットが少ない点と、圧縮歪代が大きくなり望まし
くない。
次に、架橋粘弾性物質について説明する。
本発明で言う架橋粘弾性物質とは、常温で液状であり、
かつ常温で反応した後の硬化物が80℃に加温されても
形状を保持し、20゛cの条件下で硬度が日本ゴム協会
規格SRIS−0101に示すC型硬度針で50以下で
あるという条件を満足するものである。
上記条件を満足し得る反応性物質としては、表Iに示す
官能基を有する液状ゴムと架橋剤との組合せを例示する
ことが出来る。これ等は、常温反応性の硬化速度のコン
トロールのし易さ、コスト面、入手のし易さ等を含めて
考慮すると、特に水酸基を末端に有し、主鎖をポリブタ
ジェン、水素添加ポリブタジェン、ポリブタジェン−ニ
トリル、ポリブタジェン−スチレン、イソプレン等や、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ウ
レタンアクリルポリオール、アニリン誘導体ポリオール
等を単独もしくは併用して用いるのが望ましい。又、前
記反応性物質の硬化剤としては、イソシアネート系硬化
剤が好適であり、1分子当り2ヶ以上のイソシアネート
基を有することが必要である。その具体例としては、ト
ルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、末端イソシアネート基を有するプ
レポリマーを挙げることが出来、単独若しくは併用して
用いることも出来る。又、イソシアネート系硬化剤は配
合比率及び/又は粘性等の問題で可塑剤と混合して用い
ることも出来るが、可塑剤は脱水処理したものであるこ
とと、イソシアネート化合物と反応しないこととが必要
である。
表   I 液状ゴムの官能基   架橋剤の官能基−OH−NGO 金属酸化物、 −011,−NGO 酸化物、−NGO,パーオキサ イド −NRz          多価ハロゲン化合vIJ
(−Br)−NC0−OH,−NHz 、−NI+R,
−COOH,−5H化合物) −Br          −NRz+ −NHR,−
Nlh、金属酸化物 一5C−OR−Nllz 上記の常温反応をせしめる上での必須成分のみの組み合
せで本発明を満足し得る架橋粘弾性体を得ることも出来
るが、コスト面、作業性面、物性向上の面で更に各種の
添加剤を加えることにより、幅広い安定した架橋粘弾性
物質を得ることが出来る。
添加剤として、可塑剤、充填剤、瀝青物、粘着付与樹脂
、老化防止剤、防カビ剤、難燃剤、触媒、界面活性剤、
カップリング剤等が挙げられる。
可塑剤は、粘度調整、作業性調整、架橋粘弾性体の物質
調整、難燃性の付与等を目的として配合される。
可塑剤の具体例として、ナフテン系オイル、パラフィン
系オイル、アマロチインク系オイル、ひまし油、綿実油
、パインオイル、トール油、フタル酸誘導体、イソフタ
ル酸誘導体、アジピン酸誘導体、アレイン酸誘導体、液
状ゴムの官能基を含まないもの等があり、単独又は併用
して用いることが出来る。難燃性を要する場合は、ハロ
ゲン化合物系、リン化合物系可塑剤を単独又は併用して
使用出来る。瀝青物としては、ストレートアスファルト
、ブロンアスファルト、タール等があり、所望の架橋粘
弾性体を得るために、予じめ粘着付与樹脂や可塑剤等で
改質して使用することも出来る。
粘着付与樹脂としては、天然樹脂、ロジン、変性ロジン
、ロジン及び変性ロジンの誘導体、ポリテルペン系樹脂
、テルペン変性体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペン
タジェン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール樹脂、
アルキルフェノール−アセチレン系樹脂、キシレン樹脂
、クマロン−インデン樹脂、ビニルトルエン−αメチル
スチレン共重合体等を単独又は併用して用いることが出
来る。
充填剤は、振動減衰性、遮音性、難燃性の改善に効果が
あり、主剤/硬化剤の配合比率の調整、粘性の調整、配
合コストダウンを計る目的で使用するものであり、ゴム
及び塗料関連で一般に使用されるものが使用出来る。
その具体例としては、マイカ、グラファイト、ヒル石、
タルク、クレー等の鱗片状無機粉体、フェライト、金属
粉、硫酸バリウム、リトポン等の高比重充填剤、炭酸カ
ルシウム、微粉シリカ、カーボン、炭酸マグネシウム、
水酸化アルミ、アスベスト等の汎用充填剤を単独若しく
は併用して使用出来る。又、三酸化アンチモン、ホウ砂
等を難燃化を目的として使用することも出来る。
その他の添加剤として老化防止剤、触媒、顔料、界面活
性剤、カップリング剤、防止カビ剤等が挙げられるが、
これ等は必要に応じ添加することが出来る。
次に本発明を実施例、比較例により説明する。
表■に実施例、比較例を示す。
(1)実施例及び比較例に示す配合処方例に沿って主剤
を作成し、所定の硬化剤を添加混合し、表中に記した穴
明き基材の穴部に充填し、架橋せしめた後、架橋粘弾性
体付制振床部材を得た。
実施例1は前記方法にて得られた制振床部材の上面を5
.5を厚の木質複合フローリングに接着し、下面を2.
5を合板に接着し、更に3を合板の下面に2を厚発泡ポ
リエチレンを接着し測定試料とした。
実施例2は前記方法にて得られた制振床部材の上下面に
2.5L合板を貼付け、更に上面に5.5を木質複合フ
ローリングを接着し、下面に更に制振床部材を接着して
測定試料とした。
比較例1は前記方法にて得られた制振床部材の上面に5
.5を厚木質複合フローリングを貼付け、下面に2.5
七合板を貼付け、更に2.5を合板の下面に2L発泡ポ
リエチレンを貼付けて、測定試料とした。
比較例2は前記方法にて得られた制振床部材の上面に5
.5を厚木質複合フローリングを貼付け、下面に2.5
を合板を貼付け、更に2.5を合板の下面に2を発泡ポ
リエチレンを貼付けて測定試料とした。
比較例3は前記方法にて得られた制振床部材の上面に5
.5を木質複合フローリングを貼付け、下面に2.5を
合板を貼付け、更に2.5を合板の下面に2を発泡ポリ
エチレンを貼付けて測定試料とした。
(2)前記(1)と同様にして得た粘弾性配合物の主剤
と、硬化剤とを所定比率で混合し、12+uX5Qm■
X5Qmmの寸法の型枠に流し込み、硬度測定用試料と
した。
室温7日、50’cT日の養生を行なった後、日本ゴム
協会規格SRIS−0101に定めるC型硬度計にて硬
度の測定をした。
(3)硬度測定と同様にして得た12顛X 50mn 
X 50鶴の試料に架橋粘弾性体面に離型紙を当てて、
500gの荷重をかけて、80℃×24時間静置した後
、除荷し室温に静置し、目視により4時間後の変形の大
小により判定した。エツジ部のシャープで変形の少ない
ものを○印、エツジ部のシャープさが無いもの、変形の
大きいものはX印で表示した。
(4)床衝撃音の測定は、150 w*厚RCスラブに
対し、前記(1)で作成した試料を貼付けてタッピング
マシンにより軽量衝撃音を測定した。
測定方法はJIS−A−1418に準じ、第5図に示す
方法とした。
結果は床衝撃音の遮断等級により示した。
(5)前記(1)で得られた制振床部材を用い、上下各
々2.5tの合板を貼合せ、300角の寸法で端部に1
d当り10kgの点荷重を加え、基材部と架橋粘弾性体
部の歪代をチェックした。
次に前記(1)で得られた制振床部材を用い411×5
0■IX5Qmmの寸法で、上下各々2.5Lの合板に
貼合せ圧縮試験機により、圧縮速度2m*/minにて
50%圧縮し、30分保持した後、除荷し10分後の復
元性をチェックした。表示は両者の歪代の差が11m以
内であり95%以上の復元性を示したものを○印、95
%以下のものを×印で表示した。
以上より、実施例1は本発明の基材を発泡ポリエチレン
とした制振床部材を木質複合フローリング材と合板を拘
束材として適用した場合であり、良好な床面til!和
効果と床材として必要な圧縮特性を示している。
実施例2は基材をポリプロピレン繊維とポリエチレン発
泡体を積層した場合の制振床部材を二層に使用した例で
あり、非常に優れた床衝撃緩和効果を示し、更に、床材
として必要な圧縮特性をも備えている。
比較例1は架橋粘弾性体を形成する穴部の面積が本発明
の範囲外である場合を示し、圧縮歪が切断端部で大きく
なる点で好ましくない。
比較例2は基材の厚みが本発明の範囲外である場合を示
し、圧縮歪が大であり復元性も悪く床材としては実部の
破壊等の危険性が高く、床衝撃音の緩和効果が少ない為
望ましくない。
比較例3は穴部:穴部以外の基材=9=1の面積比であ
り、しかも硬度も本発明の範囲外である場合を示し、床
衝撃音の緩和効果が少ない事を示す。
前記の如く、本発明によると、■繊維や発泡体の衝撃緩
和効果と架橋粘弾性体の衝撃緩和効果を利用し、床衝撃
音の緩和効果を発揮できる。■架橋粘弾性体の復元性の
良さを利用して繊維や発泡体の欠点である圧縮歪を大幅
に改善する事が出来る。■繊維や発泡体から成る基材に
あけられた穴に架橋粘弾性体を形成する事により、架橋
粘弾性体の有効接着面積を著るしく増加する事が出来、
衝撃を受けた時の変形による拘束効果及びすり変形効果
により振動エネルギーの吸収効果にすぐれる。■繊維や
発泡体の安価な材質で架橋粘弾性体の一部を置換える事
が出来、材料面でのコストダウンと繊維や発泡体が制振
床部材の支持体にもなり、取扱作業性が良い点で作業効
率アンプによるコストダウンにより汎用の制振床部材と
して使える。■制振床部材の厚みが薄くても効果を発揮
する事が出来、建物の軒高アップをしなくてすむ為に建
築コストを下げる効果が非常に大きい。■繊維や発泡体
を利用する為、断熱効果も利用出来る。
上記の様なメリットを生じ、従来より要望の高い木質フ
ローリング仕上を低コストで可能にした本発明は工業上
の利用価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例孔の施工断面を示すものであ
り、上下に板状拘束材を適用した例、第2図は同じ(本
発明の一実施例孔の施工断面を示すものであり、仕上材
を上側拘束材とし、下側拘束材を板状拘束材とした例、 第3図は同じく本発明の一実施例孔の施工断面を示すも
のであり、仕上材を上側拘束材とし、下側拘束材を床版
スラブとした例、 第4図は同じく本発明の一実施例孔の施工断面を示すも
のであり、上下に板状拘束材を適用し、更に制振と不陸
調整を考慮して下側拘束材と床版スラブを拘束材として
用いて、制振部材層を2層とした例、 第5図は本発明の割振床部材の実施側孔を示す斜視図、 第6図は床衝撃音の測定を行った装置を示す説明図であ
る。 1・−・木質フローリング 2・−・上側拘束材3−・
−穴あき基材    4・−架橋粘弾性体5・−下側拘
束材    6−不陸調整材7・−床版スラブ    
8・−・音源室9・−タッピングマシン 10−・・〜
試料11・−床版スラブ    12・・−受音室13
・−・マイクロホン   14−・精密騒音計15・−
・周波数分析器   16・−レベルコーダー第1図 第2図 第3図 第5図 ro    /)    14 手  続  補  正  書 昭和61年 8月19日 特許庁長官  黒  1) 明  M!  殿、事件の
表示 昭和61年特許願第 138114号 、発明の名称 直貼用拘束型制振床部材 補正をする者 事件との関係  特許出願人 早川ゴム株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、穴の面積が0.03cm^2〜13cm^2の無数
    の穴明け加工を施した厚みが2mm〜20mmの繊維若
    しくは発泡体、若しくは繊維と発泡体の積層物より成る
    基材の穴部及び/又は全面に、常温で硬化反応を行ない
    、その硬化反応後の生成物質が80℃に加温されても形
    状を保持し、20℃の条件下で硬度が日本ゴム協会規格
    SRIS−0101に定めるC型硬度計で60以下であ
    るという3つの条件を具備する架橋粘弾性体を形成して
    成る架橋粘弾性体付き基材を床構成部材とし、架橋粘弾
    性体付き基材の上下に隣接する床構成部材、若しくは上
    に隣接する床構成部材と床版とを拘束材とすることを特
    徴とする直貼用拘束型制振床部材。 2、穴の面積が0.03cm^2〜13cm^2の無数
    の穴明け加工を施した厚みが2mm〜20mmの繊維若
    しくは発泡体、若しくは繊維と発泡体の積層物より成る
    基材の穴部の容積と、穴部以外の基材の面積の比が、穴
    部:穴部以外の基材=2:8〜8:2であり、穴部及び
    /又は全面に形成せしめる架橋粘弾性体が、常温反応性
    を有する水酸基末端テレキーリックポリマーを基本成分
    とする主剤と、イソシアネート基を1分子当り、2個以
    上有する硬化剤とを硬化反応せしめて得られたものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の直貼用
    拘束型制振床部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011190674A (ja) * 2010-02-19 2011-09-29 Eidai Co Ltd 木質床材
JP2011190672A (ja) * 2010-02-19 2011-09-29 Eidai Co Ltd 木質フロア
JP2015040370A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 アイカ工業株式会社 仕上げ材

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