JP5244732B2 - 光コネクタ、光コネクタ結合構造 - Google Patents
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Description
図15(a)に示す光コネクタ100は、フェルール110及び該フェルール110をコネクタ前側(図15(a)、(b)において左側)に弾性付勢するためのスプリング150(コイルスプリング)を収納するハウジング120の後端側(図15(a)、(b)において右側。フェルール110が配置されている前端側とは反対の側)に、光ファイバケーブル210(光ファイバ素線、光ファイバ心線といった光ファイバ211を抗張力繊維等の抗張力体とともに樹脂被覆材(外被)中に埋め込んで一体化した構成の光ファイバケーブル)の端末に固定した外被把持部材220を収納保持するケーブル引き留め部140を具備し、前記外被把持部材220の収納保持によって前記ケーブル引き留め部140に引き留めた前記光ファイバケーブル210端末から延出する光ファイバ211の先端部に露出させた裸光ファイバ212を前記フェルール110を貫通する微細孔であるファイバ孔111に内挿した概略構成になっている。光ファイバ211は、キャピラリ状のフェルール110の後端部に固定されたスリーブ状のフランジ部材130のフェルール110から後側に延出された部分である延出スリーブ部131の内側空間から前記ファイバ孔111に挿入されている。
但し、光ファイバ211先端の裸光ファイバ212はフェルール110のファイバ孔111にその延在方向に移動可能に内挿されている。また、前記裸光ファイバ212の先端は、フェルール110先端の突き合わせ用端面(接合端面112)から僅かに突出されている。
ケーブル引き留め部140に収納された外被把持部材220は、前記台部124の後端及び前記引き留めカバー125の後端に突設されたストッパ用突起124a、125aによって、コネクタ後側への移動を規制して保持される。これにより、光ファイバケーブル210が外被把持部材220を介して光コネクタ100のハウジング120に引き留められる。
なお、引き留めカバー125のストッパ用突起125aは、光ファイバケーブル210を通すための切り欠き部125bが形成された板状であり、光ファイバケーブル210は前記切り欠き部125bを介して前記ストッパ用突起125aを貫通して設けられる。
第1の発明は、フェルール及び該フェルールの弾性付勢用のスプリングを収納するスリーブ状のハウジングの前記フェルールの先端部が配置されている前端部とは反対の後端部に、光ファイバケーブルの端末部あるいは光ファイバを前記ハウジングの中心軸線方向の変位を規制して保持する引き留め部を具備し、前記引き留め部は前記光ファイバケーブル端末部あるいは前記光ファイバを把持する把持部を有し、前記光ファイバの前記把持部に把持された部分から延出する先端側延出部の先端部あるいは前記光ファイバケーブル端末部から延出する光ファイバの先端部が前記フェルールに形成されているファイバ孔に該ファイバ孔の延在方向に移動可能に内挿され、前記把持部に把持された光ファイバあるいは前記光ファイバケーブルの前記把持部に把持された部分である被把持部から前記ハウジング後側への押し込み変位が与えられていないときの前記フェルールの先端面までの距離L1と、前記フェルールが前記ハウジング後側への押し込み限界位置にあるときの前記被把持部からフェルール先端面までの距離L2と、前記被把持部から延出する光ファイバの延出長L3とがL2<L3<L1を満たすと共に、そのL1とL2との差が1mm未満であることを特徴とする光コネクタを提供する。
第2の発明は、前記光ファイバケーブルが光ファイバを該光ファイバに縦添えした線状の抗張力体とともに樹脂被覆材中に埋め込んで一体化した構成であり、前記把持部が前記光ファイバケーブル端末部に該光ファイバケーブル端末部を把持して固定される外被把持部材であり、前記引き留め部が前記光ファイバケーブル端末部に固定された前記外被把持部材を前記ハウジングの中心軸線方向の変位を規制して保持することで前記光ファイバケーブル端末部を前記ハウジングに引き留めるケーブル引き留め部であることを特徴とする第1の発明の光コネクタを提供する。
第3の発明は、前記把持部に把持された前記光ファイバが光ファイバ心線あるいは光ファイバ素線であり、この光ファイバの先端部に露出された裸光ファイバが前記フェルールのファイバ孔に挿入されていることを特徴とする第1の発明の光コネクタを提供する。
第4の発明は、前記ハウジングの内側に、前記ハウジング後端部側に向かって押し込まれた前記フェルールのフランジ部が当接されることで前記フェルールのハウジング後側への移動を規制する後側ストッパ突部が突設されており、前記フェルールに突設されているフランジ部が前記後側ストッパ突部に当接した位置が前記フェルールの前記押し込み限界位置とされていることを特徴とする第1〜3のいずれか1つの発明の光コネクタを提供する。
第5の発明は、前記ハウジングはその内側に、前記フェルールのフランジ部が当接されることで前記フェルールのハウジング前側からの抜け出しを規制する前側ストッパ突部を有し、前記フェルールに前記ハウジングの後端部側への押し込み変位が与えられていないときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離L1が、前記フェルールのフランジ部が前記ハウジングの前記前側ストッパ突部に当接しているときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離であることを特徴とする第1〜4のいずれか1つの発明の光コネクタを提供する。
第6の発明は、ソケット−プラグ結合方式あるいはプラグ−アダプタ−プラグ結合方式の光コネクタ結合構造であって、第1〜4のいずれか1つの発明の光コネクタである第1光コネクタと、フェルール及び該フェルールの弾性付勢用のスプリングがハウジングに収納され前記フェルールに内挿固定された光ファイバの先端が前記フェルールの先端面に位置決めされた構成の光コネクタである第2光コネクタとが、前記第1光コネクタと前記第2光コネクタとの嵌合あるいは光コネクタアダプタへの挿入、嵌合によってフェルール同士を突き合わせて互いに接続され、第1光コネクタのフェルールに内挿されている光ファイバと第2光コネクタのフェルールに内挿固定されている光ファイバとが互いに突き当てられ、前記第1光コネクタの前記被把持部と前記フェルールのフェルール本体との間に延在する光ファイバに撓みが形成されていることを特徴とする光コネクタ結合構造を提供する。
第7の発明は、前記第1光コネクタの前記フェルールがその押し込み限界位置に配置されていることを特徴とする第6の発明の光コネクタ結合構造を提供する。
第8の発明は、前記第2光コネクタとして、前記光コネクタアダプタから離脱させた状態における前記フェルールの前記ハウジングの該フェルールが配置されている前端部とは反対の後端部側への押し込みによる可動量が、前記第1光コネクタの前記フェルールに前記ハウジングの後端部側への押し込み変位が与えられていないときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離L1と、前記フェルールが前記押し込み限界位置にあるときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離L2との差よりも大きいものを用いていることを特徴とする第6又は7の発明の光コネクタ結合構造を提供する。
また、フェルールに挿入されている光ファイバの先端がフェルール先端面よりもフェルールの後側(光コネクタの後側)にずれた位置に配置されているため、コネクタ嵌合時に光ファイバの先端を傷めにくいといった効果も得られる。
まず、図1(a)〜(c)、図2〜図8を参照して、本発明に係る第1実施形態の光コネクタ、光コネクタ結合構造を説明する。
図5に示すように、前記光ファイバケーブル90は、光ファイバ91(ここでは具体的には光ファイバ素線)を抗張力繊維等の抗張力体92とともに樹脂被覆材93(以下、外被とも言う)中に埋め込んで一体化した構成のものである。
なお、この光ファイバケーブル90としては、光ファイバ91として、光ファイバ素線にかえて、単心の光ファイバ心線といった被覆光ファイバ(裸光ファイバに樹脂被覆材がコーティング(被着)された構成の光ファイバ)を用いた構成のものも採用可能である。
このフェルール20にあっては、前記フェルール本体21の先端面21bが該フェルール20の先端面として機能する。以下、フェルール本体21の先端面21bをフェルール先端面とも言う。前記フェルール先端面21bにはPC研磨(PC:Phisical Contact)等の研磨が施されている。
フェルール本体21のファイバ孔21aは、その後端部が、前記フランジ部材22の延出スリーブ部22bの内側空間22dに臨むフェルール本体21の後端面21cの中央部に開口するように形成されている。このファイバ孔21aと前記フランジ部材22の延出スリーブ部22bの内側空間22dとは、互いの中心軸線が略一致するように設けられている。フランジ部材22の内側空間22dを、以下、フェルール後部孔、あるいは単に後部孔とも言う。前記フェルール20は、前記ファイバ孔21aと前記フェルール後部孔22dとが互いに連通された貫通孔(以下、ファイバ収納用貫通孔23とも言う)を有している。
前記フェルール本体21のファイバ孔21aの前記拡張孔部21e以外の部分(拡張孔部21eから先端側の部分)は、裸光ファイバ91aを高精度に位置決めするための微細孔である主孔部21fとされている。また、主孔部21fと拡張孔部21eとの間には、拡張孔部21e側から主孔部21f側に行くにしたがって先細りに形成されたテーパ孔部21gが設けられている。前記ファイバ孔21aは先端側の主孔部21fと後端側の拡張孔部21eとがテーパ孔部21gを介して互いに連通された構成になっている。
また、この光コネクタ80は、前記光ファイバ82aの先端面がフェルール81の先端面に揃うように位置決めされた構成になっているものである。
初期位置からコネクタ後側へ押し込まれたフェルール20のフランジ部22cがストップリング部42の前端部42cの端面42hに当接したときのフェルール20の位置が、この光コネクタ10におけるフェルール20のコネクタ後側への押し込み限界位置となっている。
前記後部ユニット43は、前記ストップリング部42と、このストップリング部42の後端から後側(図1(a)〜(c)、図2において右側)に延出された台部44と、ストップリング部42の後端部に枢着された引き留めカバー45とによって構成されている。
この光コネクタ10のスプリング30は、前記フェルール20のフランジ部22cと前記スプリング受け面42gとの間に介装されている。
図2に示すように、前記ストップリング部42の前端部42cと前側ストッパ突部46との間にはハウジング40に対する前記フランジ部22cのコネクタ前後方向の移動を許容するクリアランスCが確保されている。この光コネクタ10にあっては、前記クリアランスCによるフランジ部22cの可動量が、前記フェルール20のコネクタ前後方向の可動量となっている。
前記ケーブル引き留め部60は、前記後部ユニット43の前記台部44と前記引き留めカバー45とによって構成される収納ケース部であり、この収納ケース部に、光ファイバケーブル90端末部及び該光ファイバケーブル90端末部に固定された前記外被把持部材50を収納保持した構成になっている。外被把持部材50は、ケーブル引き留め部60(収納ケース部)に設けられて光ファイバケーブル90端末部をハウジング40に引き留める把持部として機能する。
光ファイバケーブル90端末部及び外被把持部材50は一対の側板部44bの間に配置されている。
図3に示すように、図示例の光コネクタ10において、前記後端突部44dは具体的には台部44の主板部44aの後端に突設されている。但し、後端突部44dは台部44の側板部44bに突設した構成としても良い。
この外被把持部材50は、プラスチック製の一体成形品であり、光ファイバケーブル90端末部を嵌め込んで固定するためのケーブル嵌め込み溝51aが形成された細長形状の把持ブロック部51と、この把持ブロック部51にヒンジ部として機能する薄肉部52を介して設けられたL字板状の蓋部53とを具備する概略構成になっている。
前記ケーブル嵌め込み溝51aは前記ブロック本体51eの長手方向全長にわたって形成されている。ブロック本体51eの一対の側壁部51c、51dは、ブロック本体51eにおいて前記ケーブル嵌め込み溝51aを介して両側の壁部である。
前記ケーブル嵌め込み溝51aの長手方向両端はブロック本体51eの長手方向両端に開口されている。
なお、符号51dの側壁部については、以下、第2側壁部とも言う。
この外被把持部材50を光ファイバケーブル90端末部に取り付けるには、図4に示すように前記蓋部53を把持ブロック部51に対して開いた状態にて、把持ブロック部51のブロック本体51eのケーブル嵌め込み溝51aに光ファイバケーブル90端末部を嵌め込んだ後、図3に示すように蓋部53を把持ブロック部51に閉じ合わせれば良い。
光ファイバケーブル90は、外被93に形成されたノッチ94(図5参照)からの切り裂き、外被93の切り裂き部分の切断等によって、その端末に光ファイバ91を露出させた状態にしてからケーブル嵌め込み溝51aに嵌め込む。
前記薄肉部52は前記第1側壁部51cの長手方向に沿って延在形成されており、前記蓋部53はケーブル嵌め込み溝51aの延在方向(長手方向)に沿った回転軸線を以て回転可能となっている。
この閉じ合わせは、前記第2蓋板部53bに形成された係合孔53c(図4参照)に、前記第2側壁部51dの外面側に突設されている係止爪51h(図4参照)を入り込ませることにより実現される。これにより、係止爪51hの係合によって蓋部53が係止されてその回転が規制されることで閉じ合わせ状態を維持できる。また、ブロック本体51eの一対の側壁部51c、51dの突端の間からの光ファイバケーブル90端末部の抜け出しも確実に防止できる。さらに、第1蓋板部53aに突設されている突爪53d(図4参照)を光ファイバケーブル90端末部の外被93に食い込ませた状態(図1(a)参照)も維持できる。
図2等に示すように、光コネクタ10のストップリング部42には、光ファイバケーブル90端末部に固定された外被把持部材50の一対の突板部51fのブロック本体51eからの突出先端が当接され、台部44の後端突部44dには前記外被把持部材50の底壁部51bの前記一対の突板部51fとは反対側の端部が当接される。
また、光ファイバケーブル90端末部に固定しておいた外被把持部材50を、光ファイバケーブル90端末部から延出する光ファイバ91のフェルール20のファイバ収納用貫通孔23への挿入後にハウジング40の台部44に設置し(ハウジング40を、断面コ字形の台部44の断面開口部が台部44の上部に開口する向きとし、外被把持部材50を一対の側板部44bの間にて前記主板部44a上に設置する)、図2実線、図7に示すように、前記後部ユニット43の前記台部44に前記引き留めカバー45を閉じてケーブル引き留め部60を組み立てることで、ケーブル引き留め部60に外被把持部材50が収納保持される。
この光コネクタ10は、光ファイバケーブル90端末部に光コネクタ本体10Aを取り付けて組み立てた構成(光コネクタアセンブリ)となっている。
光ファイバ91のカット、先端の被覆除去(裸光ファイバ91aの口出し)は、光ファイバケーブル90端末部に外被把持部材50を固定した状態で行う。これにより、外被把持部材50を収納ケース部内に収納保持したときに、光コネクタ10の光ファイバケーブル90端末部から初期位置にあるフェルール21の先端面21bまでの距離L1(本実施形態においてはこの距離L1に符号L11を付記する)と光ファイバ91の延出長L3との差(L1−L3。L11−L13)を正確に確保できる。
図3に示すように、引き留めカバー45の一対の側板部45bには、前記台部44の両側に突設されている係合爪44cを入り込ませることで該引き留めカバー45を前記台部44に係止するための係合孔45dが形成されている。図2実線、図7に示すように、光ファイバケーブル90端末部及び外被把持部材50を収納保持したケーブル引き留め部60にあっては、前記引き留めカバー45は、その一対の側板部45bの間に台部44の一対の側板部44bを収納して前記台部44に閉じ合わされ、各側板部45bの係合孔45dに前記台部44の両側に突設されている係合爪44cを入り込ませることにより、この係合爪44c(図3、図7参照)によって前記台部44に係止され、回転による開放が規制された状態になっている。引き留めカバー45の天板部45aは光ファイバケーブル90端末部及び外被把持部材50を介して台部44の主板部44aとは反対の側に前記主板部44aに沿う向きで配置され、外被把持部材50を主板部44aに押さえ込む。
図1(a)〜(c)に示す接続相手側の光コネクタ80(第2光コネクタ)は、具体的には図8(a)に示すように、フェルール81を収納するスリーブ状のハウジング83の前端部(図8(a)においてハウジング83の右側の端部)の内側が、光コネクタ10(光コネクタプラグ)が挿入、嵌合されるコネクタ嵌合穴84とされた構成のソケットである。以下、この光コネクタ80をソケットとも言う。
このソケット80は光ファイバ82(例えば、光ファイバ心線、光ファイバ素線、光ファイバコード)の先端に組み立てられたものであり、前記フェルール81には、光ファイバ82の先端の被覆材を除去して露出させた裸光ファイバ82aが内挿固定されている。前記裸光ファイバ82aは、その先端がフェルール81の先端面に揃えられている。
前記弾性爪は、光コネクタ10のハウジング本体40A及びソケット80の片方のみに突設することに限定されず、光コネクタ10のハウジング本体40A及びソケット80の両方に突設しても良い。
この弾性爪としては、例えば係合解除操作用レバーが突設されているラッチ等、光コネクタ結合ユニット71外側から作業者が手指で係合解除操作を行える構成のものを採用可能である。係合解除操作可能な弾性爪の場合、係合解除操作を行うことで、ソケット80のコネクタ嵌合穴84に嵌合されている光コネクタ10のソケット80からの抜き去りが可能となる。
また、光ファイバ91の光ファイバケーブル90端末部からの延出長L13及び光ファイバ91先端部の裸光ファイバ91aの長さ(被覆除去長)の設定によって、光ファイバ91の被覆部91bの端末(裸光ファイバ91aと被覆部91bとの境界部)が、フェルール20が初期位置にあるとき及びコネクタ後側への移動限界位置にあるときを含む常時、フェルール本体21の拡張孔部21e内に位置し、かつ、ファイバ孔21aの前記主孔部21f(図2参照)と拡張孔部21eとの間の段差部(具体的には図2に示すテーパ孔部21g)に突き当たらないようになっている。
一方、図1(c)に示すように、相手側光コネクタ80のフェルール81の可動量ΔXは、光コネクタ10のフェルール20のコネクタ前後方向における可動量に比べて0.5mm以上大きく、1.0mm以上であることが好ましい。なお、相手側光コネクタ80(ここではソケット)のフェルール81の可動量ΔXは、光コネクタ10、80同士の接続時にフェルール81がコネクタ後側(相手側光コネクタ80におけるコネクタ後側)への押し込み限界位置に達しない大きさに確保される。この可動量ΔXの上限値は特に限定されないが、光コネクタ80の無用な大型化の回避、実用性等に鑑みて、例えば5mm以下であることが好ましい。
ソケット80のコネクタ嵌合穴84に光コネクタ10を挿入していくと、光コネクタ10のフェルール20の先端面21bが接続相手側の光コネクタ80のフェルール81の先端面81aと当接した後、コネクタ嵌合穴84への光コネクタ10の押し込みの継続により、フェルール20が、フェルール本体21のファイバ孔21aに内挿されている裸光ファイバ91aとファイバ孔21a内面との間の摺動(拡張孔部21e内面と光ファイバ91の被覆部91b端末部との間の摺動も生じる)を生じながらプッシュバックする。
そして、接続相手側の光コネクタ80のフェルール81に内挿固定されている光ファイバ82a(裸光ファイバ)が光コネクタ10のフェルール20のフェルール本体21に内挿されている裸光ファイバ91aに突き当てられた後、フェルール20のさらなるプッシュバックによってソケット80と光コネクタ10との嵌合、結合が達成される。ソケット80と光コネクタ10との嵌合、結合が完了したときには、光ファイバケーブル90端末部とフェルール本体21との間にて光ファイバ91に撓みが形成された状態となる。
また、光コネクタ10の光ファイバ91は、相手側光コネクタ80のフェルール81に内挿固定されている光ファイバ82aが突き当てられるまでは、該光ファイバ91自体の剛性によって光ファイバケーブル90端末部から真っ直ぐに延在した状態を保つ。
但し、前記オフセット量は、コネクタ嵌合時に、相手側光コネクタ80のフェルール81に内挿固定されている光ファイバ82aと光コネクタ10のフェルール20に内挿されている光ファイバ91との突き合わせ接続(光接続)を実現するに足る突き当て力(光ファイバ同士の突き当て力)を確保できる大きさの撓みを光ファイバ91に形成できるように、フェルール20のコネクタ前後方向の可動量(L11−L12)よりも小さい範囲で設定する。
ここでは、後者の、コネクタ嵌合時(光コネクタ結合ユニット71を組み立てたとき)に、光コネクタ10のフェルール20が押し込み限界位置に配置される構成を採用している。
例えば既述の第2従来技術の光コネクタ100は、他の光コネクタとの接続時に、フェルール110のプッシュバックと、光ファイバ211のフェルール110の接合端面14から突出された突出部24のフェルール110への押し込みとによって光ファイバ211の撓みが形成される構成となっている。これに対して前記光コネクタ10は、相手側光コネクタ80と接続する際のフェルール20のプッシュバックによって、フェルール本体21に内挿されている光ファイバ91に相手側光コネクタ80のフェルール81に内挿固定されている光ファイバ82aが突き当てられた後に、光ファイバ91先端(裸光ファイバ91a先端)がフェルール20とともにプッシュバックされることで光ファイバ91の撓みが形成される構成である。
このため、既述の第2従来技術の光コネクタ100に比べて、光ファイバ91に形成される撓みの小型化を容易に実現できるのである。
このため、フェルール20のコネクタ前後方向における可動量(L11−L12)、及び光ファイバケーブル90端末部から押し込み限界位置にある前記フェルール20の先端面21bまでの距離L12と光ファイバ91の延出長L13との差(L13−L12)を小さくして、撓みに起因する光損失を抑えることを容易に実現できる。
次に、本発明に係る第2実施形態を説明する。
上述の実施形態ではソケット−プラグ結合方式の光コネクタ結合構造を説明したが、本発明はこれに限定されず、図9(a)、(b)に示すように、プラグ−アダプタ−プラグ結合方式の光コネクタ結合構造にも適用可能である。
前記プラグフレーム41Aは、前側ストッパ突部46から前側に延出するスリーブ状部分の寸法以外は、光コネクタ10のプラグフレーム41と同様の構成になっている。この光コネクタ10Bのプラグフレーム41A以外の構成は既述の光コネクタ10と同様である。
この光コネクタ12は、スリーブ状のハウジング12bにフェルール12cと該フェルール12cの弾性付勢用のスプリング12d(コイルスプリング)とを収納した構成になっている。前記光ファイバ12aは、例えば光ファイバ心線、光ファイバ素線といった被覆光ファイバであり、前記フェルール12cには光ファイバ12aの先端部の被覆材を除去して口出しされた裸光ファイバ12a1が内挿固定されている。前記フェルール12cは、単心用光コネクタに用いられるキャピラリ状のものである。前記裸光ファイバ12a1は、その先端がフェルール12cの先端面12eに揃うように位置決めしてフェルール12cに内挿固定されている。
なお、光コネクタ12としては、光ファイバ心線、光ファイバ素線といった光ファイバを該光ファイバに縦添えした抗張力繊維等の抗張力体とともに外被中に埋め込んで一体化した構成の光ファイバケーブルの端末部に組み立てたもの、例えば光コネクタ10Bと同様の構成のものも採用可能である。
但し、この光コネクタ12としては、フェルール12cの押し込みによる可動量、すなわちコネクタ後側への押し込み変位が与えられていないときの位置(フェルール12aが図9(a)に示す位置。初期位置)から後側への押し込み限界位置(図示例の光コネクタ12にあってはスプリング12dが圧縮限界となる位置)までの距離が、光コネクタ10Bのフェルール20の可動量(光ファイバケーブル90端末部から初期位置にあるフェルール21の先端面21bまでの距離L11(図2参照)と、前記フェルール20のフランジ部22cが前記ハウジング40のストップリング部42の前端部42cに当接したとき(フェルール20が押し込み限界位置にあるとき)の光ファイバケーブル90端末部から前記フェルール先端面21bまでの距離L12との差)よりも大きいものを用いている。そして、光コネクタ10Bと光コネクタ12aとを光コネクタアダプタ11にて互いに接続してなる光コネクタ結合ユニット72にあっては、光コネクタアダプタ11内での光コネクタ10B、12のフェルール20、12b同士の突き合わせによって、光コネクタ10Bのフェルール20がその押し込み限界位置に配置され、光ファイバケーブル90端末部とフェルール20のフェルール本体21との間にて光ファイバ91に撓みが与えられ、光ファイバ91、12a同士の突き合わせ接続が実現されている。
次に本発明の第3実施形態を説明する。
本発明に係る光コネクタは、光ファイバケーブル90端末部に組み立てた構成のものに限定されず、例えば光ファイバ心線、光ファイバコード等の光ファイバの端部に組み立てた構成のものであっても良い。
その一例として、図10に本発明の第3実施形態の光コネクタ10Cを示す。なお、図中、第1実施形態の光コネクタ10と同様の構成部分については共通の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
前記光コネクタ10Cは、既述の第1実施形態の光コネクタ10の後部ユニット43にかえてスリーブ状のストップリング48を用いた構成のハウジング40Cを採用し、このハウジング40Cにフェルール20、スプリング30、メカニカルスプライス49(後述)を収納した構造になっている。
前記ストップリング48は、プラグフレーム41の後端部に内嵌めして固定され前記プラグフレーム41からコネクタ後側(図10右側。フェルール20先端部が配置されているコネクタ前端部とは反対の側)に延出するスリーブ状のストップリング本体481と、このストップリング本体481の前記プラグフレーム41後端部に嵌合固定された前端部481aとは反対の後端部に外嵌めして固定された後部リング482とによって構成されている。
ストップリング本体481はその前端部481aの外周に突設されている係止突起481fをプラグフレーム41後端部に係合させることで、プラグフレーム41から後側への移動、引き抜きが規制されている。後部リング482は、ストップリング本体481の後端部の外周に突設された後部係止突起481gとの係合によってストップリング本体481から後側への移動、引き抜きが規制されている。
また、フェルール20は、コネクタ後側への押し込みによって前記フランジ部22cがストップリング本体481の前端部481aの端面481dにコネクタ前側から当接した位置がコネクタ後側への押し込み限界位置となっている。
なお、位置決め溝494としては、図12(a)に例示したV溝に限定されず、例えば丸溝(断面半円状の溝)、U溝等も採用可能である。また、位置決め溝494は一対の素子の片方の対向面のみならず、両方の素子の対向面に形成しても良い。
その結果、光ファイバ心線13が、該光ファイバ心線13に固定されたメカニカルスプライス49を介してハウジング40C後側へ引き抜かれないように、ハウジング40Cに対して引き留められている。
この光コネクタ10Cのハウジング40C、ストップリング48の後端部は光ファイバ心線13を引き留める引き留め部63(以下、光ファイバ引き留め部とも言う)として機能している。
但し、第2ストッパ突部482bは、必ずしも後部リング本体482cの後端内周の全周に突設された構成である必要はなく、また、その形状も図示例のものに限定されるものでは無い。
スリーブ状の前記クランプばね491の長手方向に垂直の断面における開口部491aは、該クランプばね491の長手方向全長にわたって延在しており(以下、前記開口部491aを全長開口部とも言う)、一対の素子492、493はその合わせ目がクランプばね491の前記全長開口部491aを介して両側の端部の間隔方向中央部(全長開口部491aの幅方向中央部)に配置されるようにしてクランプばね491の内側に保持されている。
前記介挿部材495は、一対の素子492、493間に介挿した先端部とは反対の基端部が、一対の素子492、493のクランプばね491の前記全長開口部491aに露出する側面から突出するように設けられる。図示例の介挿部材495は前記基端部に抜き去り用操作部495aを有しており、この抜き去り用操作部495aを一対の素子492、493間からの抜き去り操作に利用することができる。
図13に示すように、この光コネクタ10Cは、後部リング482を、光ファイバコード14の端末から延出させた抗張力体14b(抗張力繊維)の固定に利用して、光ファイバコード14端末部に組み立てることも可能である。光ファイバコード14端末部に組み立てた光コネクタ(第4実施形態の光コネクタ)に図中符号10Dを付記する。
図13に例示した光ファイバコード14は、保護チューブ14a内に光ファイバ心線13と抗張力体14bとを収納した構成になっている。光ファイバコード14は、保護チューブ14a先端から延出させた抗張力体14bを前記後部リング482と該後部リング482に外嵌めされたかしめリング483との間に挟み込んで固定することで、ハウジング40Cの後端部に引き留められる。また、図中符号484はブーツである。
図14は、本発明に係る光コネクタの第5実施形態を示す。
この光コネクタ10Eは、第1実施形態の光コネクタ10の光ファイバケーブル90にかえて被覆光ファイバ(図示例では光ファイバ心線13)を用い、引き留め部60に、外被把持部材50にかえて、光ファイバ心線13の中途部を把持して光ファイバ心線13に固定したメカニカルスプライス49Aを収納した構成になっている。この光コネクタ10Eの、光ファイバ心線13、メカニカルスプライス49Aを採用した点以外の構成は、第1実施形態の光コネクタ10と同様である。
光ファイバ心線13の裸光ファイバ13aと被覆部13dとの境界部はファイバ孔21aの拡張孔部21e内に配置され、ファイバ孔21aの中心軸線方向に移動可能になっている。ファイバ孔21aの前記主孔部21f(図2参照)と拡張孔部21eとの間の段差部(具体的には図2に示すテーパ孔部21g)に対する、光ファイバ心線13の裸光ファイバ13aと被覆部13dとの境界部の位置関係は、第1実施形態の光コネクタ10における光ファイバ91の裸光ファイバ91aと被覆部91bとの境界部の前記ファイバ孔21aの段差部に対する位置関係と同様であり、コネクタ前後方向にフェルール20が変位しても、光ファイバ心線13の被覆部13dの樹脂被覆材端面が前記ファイバ孔21aの段差部に突き当たることはない。
例えば、第3実施形態の光コネクタ10C、及び図13に例示した光コネクタ10Dは、ソケット−プラグ結合方式の光コネクタであるが、本発明は、この光コネクタ10C、10Dのプラグフレームを第2実施形態の光コネクタ10Bに例示したプラグフレーム41Aに変更した光コネクタ、この光コネクタを用いたプラグ−アダプタ−プラグ結合方式の光コネクタ結合構造も採用可能である。
第3実施形態の光コネクタ10C、及び図13に例示した光コネクタ10Dについて、光ファイバ心線にかえて光ファイバ素線を用いて組み立て構成に変更することも可能であることは言うまでも無い。
本発明にかかる光コネクタの引き留め部としては、光ファイバケーブル90端末部、あるいは光ファイバ心線、光ファイバ素線といった被覆光ファイバを引き留め可能な構成であれば良く、上述の実施形態に例示した構成のものに限定されない。
フェルールとしては、既述のように延出スリーブ部22bを有するフランジ部材22をフェルール本体21に固定したものに限定されず、延出スリーブ部22bを有していないフランジ部材をフェルール本体21に固定したものも採用可能である。また、フェルール本体自体にフランジ部が突設されている1部品になっている構成のフェルールも採用可能である。
20…フェルール、21…フェルール本体、21a…ファイバ孔、21b… (フェルールの)先端面、22c…フランジ部、30…スプリング、40、40’、40C…ハウジング、42c…後側ストッパ突部(ストップリング部の前端部)、46…前側ストッパ突部、481a…後側ストッパ突部(ストップリング本体の前端部)、49,49A…把持部(メカニカルスプライス)、50…把持具(外被把持部材)、60…引き留め部(ケーブル引き留め部)、63…引き留め部(光ファイバ引き留め部)、
80…第2光コネクタ(光コネクタ)、81…フェルール、81a…(フェルールの)先端面、82…光ファイバ(被覆光ファイバ)、82a…光ファイバ(裸光ファイバ)、83…ハウジング、85…スプリング。
Claims (8)
- フェルール(20)及び該フェルールの弾性付勢用のスプリング(30)を収納するスリーブ状のハウジング(40、40’、10C)の前記フェルールの先端部が配置されている前端部とは反対の後端部に、光ファイバケーブル(90)の端末部あるいは光ファイバ(13)を前記ハウジングの中心軸線方向の変位を規制して保持する引き留め部(60、63)を具備し、
前記引き留め部は前記光ファイバケーブル端末部あるいは前記光ファイバを把持する把持部(50、49、49A)を有し、前記光ファイバの前記把持部に把持された部分から延出する先端側延出部(13c、13e)の先端部あるいは前記光ファイバケーブル端末部から延出する光ファイバ(91)の先端部が前記フェルールに形成されているファイバ孔(21a)に該ファイバ孔の延在方向に移動可能に内挿され、
前記把持部に把持された光ファイバあるいは前記光ファイバケーブルの前記把持部に把持された部分である被把持部(13b、13d)から前記ハウジング後側への押し込み変位が与えられていないときの前記フェルールの先端面(21b)までの距離L1と、前記フェルールが前記ハウジング後側への押し込み限界位置にあるときの前記被把持部からフェルール先端面までの距離L2と、前記被把持部から延出する光ファイバの延出長L3とがL2<L3<L1を満たすと共に、そのL1とL2との差が1mm未満であることを特徴とする光コネクタ(10、10B〜10E)。 - 前記光ファイバケーブルが光ファイバ(91)を該光ファイバに縦添えした線状の抗張力体(92)とともに樹脂被覆材(93)中に埋め込んで一体化した構成であり、前記把持部が前記光ファイバケーブル端末部に該光ファイバケーブル端末部を把持して固定される外被把持部材(50)であり、前記引き留め部が前記光ファイバケーブル端末部に固定された前記外被把持部材を前記ハウジングの中心軸線方向の変位を規制して保持することで前記光ファイバケーブル端末部を前記ハウジングに引き留めるケーブル引き留め部(60)であることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
- 前記把持部に把持された前記光ファイバが光ファイバ心線(13)あるいは光ファイバ素線であり、この光ファイバの先端部に露出された裸光ファイバ(13a)が前記フェルールのファイバ孔に挿入されていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
- 前記ハウジングの内側に、前記ハウジング後端部側に向かって押し込まれた前記フェルールのフランジ部が当接されることで前記フェルールのハウジング後側への移動を規制する後側ストッパ突部(42c、481a)が突設されており、前記フェルールに突設されているフランジ部(22c)が前記後側ストッパ突部に当接した位置が前記フェルールの前記押し込み限界位置とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
- 前記ハウジングはその内側に、前記フェルールのフランジ部が当接されることで前記フェルールのハウジング前側からの抜け出しを規制する前側ストッパ突部(46)を有し、前記フェルールに前記ハウジングの後端部側への押し込み変位が与えられていないときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離L1が、前記フェルールのフランジ部が前記ハウジングの前記前側ストッパ突部に当接しているときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光コネクタ。
- ソケット−プラグ結合方式あるいはプラグ−アダプタ−プラグ結合方式の光コネクタ結合構造であって、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の光コネクタである第1光コネクタと、フェルール(12c、81)及び該フェルールの弾性付勢用のスプリング(12d、85)がハウジング(12b、83)に収納され前記フェルールに内挿固定された光ファイバ(12a、12a1、82、82a)の先端が前記フェルールの先端面(12e、81a)に位置決めされた構成の光コネクタである第2光コネクタ(12、80)とが、前記第1光コネクタと前記第2光コネクタとの嵌合あるいは光コネクタアダプタ(11)への挿入、嵌合によってフェルール同士を突き合わせて互いに接続され、第1光コネクタのフェルールに内挿されている光ファイバと第2光コネクタのフェルールに内挿固定されている光ファイバとが互いに突き当てられ、前記第1光コネクタの前記被把持部と前記フェルールのフェルール本体との間に延在する光ファイバに撓みが形成されていることを特徴とする光コネクタ結合構造。 - 前記第1光コネクタの前記フェルールがその押し込み限界位置に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の光コネクタ結合構造。
- 前記第2光コネクタとして、前記光コネクタアダプタから離脱させた状態における前記フェルールの前記ハウジングの該フェルールが配置されている前端部とは反対の後端部側への押し込みによる可動量が、前記第1光コネクタの前記フェルールに前記ハウジングの後端部側への押し込み変位が与えられていないときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離L1と、前記フェルールが前記押し込み限界位置にあるときの前記被把持部から前記フェルール先端面までの距離L2との差よりも大きいものを用いていることを特徴とする請求項6又は7に記載の光コネクタ結合構造。
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