JP4192751B2 - 光ファイバ接続器及び光ファイバ接続方法 - Google Patents

光ファイバ接続器及び光ファイバ接続方法 Download PDF

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本発明は、光ファイバ同士を接続するための光ファイバ接続器、光ファイバ接続方法及びコネクタ変換器に関する。
保守作業等の現場での光ファイバ接続方法の一つとして、コネクタ接続がある。例えば、SCコネクタは、高精度(低損失)接続を可能にするが、構成部品が多いため高価である。他方、低コストなファイバ接続部材としては、メカニカルスプライスがある。その従来技術としては、例えば下記特許文献1に記載されているように、二つ割り構造を構成するベース及び蓋体と、これらのベースと蓋体とを内挿して互いに圧接させる圧接力を付与するC型バネとを備えたものが知られている。
特開平9−61655号公報
しかしながら、上記従来技術のようなメカニカルスプライスは、着脱可能な構造でないため、使用しづらいという問題がある。
本発明は、上記従来技術が有する問題に鑑みてなされたものであり、着脱可能で低コストな光ファイバ接続器、光ファイバ接続方法及びコネクタ変換器を提供することを目的とする。
本発明は、第1光ファイバを保持する第1ファイバ接続部材と、第2光ファイバを保持する第2ファイバ接続部材とを備え、第1光ファイバと第2光ファイバとを突き合わせて接続するための光ファイバ接続器であって、第1ファイバ接続部材は、第1光ファイバが挿通される第1挿通孔を有し、該第1挿通孔に挿通された第1光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持するフェルールと、フェルールに固定され、第1挿通孔に挿通された第1光ファイバの一部を覆う第1ハウジングと、フェルールの前端面から突出しないように第1挿通孔に挿通された第1光ファイバをフェルールの後方で第1ハウジングに固定する第1固定部材とを備え、第2ファイバ接続部材は、フェルールの一部が挿入する凹部を有するフェルール嵌合部と、該フェルール嵌合部と一体化されると共に、凹部内に開口し第2光ファイバが挿通される第2挿通孔を有し、該第2挿通孔に挿通された第2光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持する光ファイバ保持部とを有する第2ハウジングと、光ファイバ保持部の前端面から凹部内へ突出するように第2挿通孔に挿通された第2光ファイバを、光ファイバ保持部の後方で第2ハウジングに固定する第2固定部材とを備えることを特徴とするものである。
このような光ファイバ接続器を用いて第1光ファイバと第2光ファイバとを突き合わせて接続する場合は、まず第1光ファイバをフェルールの前端面から突出しないようにフェルールの第1挿通孔に挿通し、第2光ファイバを光ファイバ保持部の前端面から突出するように光ファイバ保持部の第2挿通孔に挿通する。次に、第1光ファイバをフェルールの後方で第1固定部材によって第1ハウジングに固定し、第2光ファイバをファイバ保持部の後方で第2固定部材によって第2ハウジングに固定する。続いて、フェルールを第2ハウジングに設けられたフェルール嵌合部の凹部に挿入して、第1光ファイバ及び第2光ファイバの先端面同士を突き当てると共に、フェルールを凹部に嵌合させる。このとき、第1光ファイバは、フェルールにおいて挿通方向にスライド可能な状態で保持されていると共にフェルールの後方で固定され、第2光ファイバは、光ファイバ保持部において挿通方向にスライド可能な状態で保持されていると共にフェルールの後方で固定されているため、双方の光ファイバの先端部分が後方に押し込まれ、第1及び第2光ファイバには突き合わせ相手の光ファイバを押す方向の力が付与される。したがって、第1と第2光ファイバとが離れることなく安定して接続される。
このような光ファイバ接続器によれば、第1光ファイバと第2光ファイバとを着脱自在に接続させることができる。また、構成部品の多いSCコネクタ等を使用しなくて済むため、低コスト化を図ることができる。
好ましくは、第1挿通孔の開口の縁部は、面取りされている。これにより、第1及び第2光ファイバの第1挿通孔への挿入をスムーズにすることができる。
また、好ましくは、フェルールの凹部挿入側の端面の縁部及び凹部の開口の縁部の少なくとも一方は、面取りされている。これにより、フェルールの凹部への挿入をスムーズにすることができる。
第1ハウジングは、第1固定部材により第1光ファイバを第1ハウジングに固定した状態において、フェルールと第1固定部材との間に、第1光ファイバを撓ませるための空間を有しているのが好ましい。これにより、第2光ファイバに突き合わされた第1光ファイバを撓ませて付勢し、第1光ファイバに第2光ファイバを押す方向の力を付与することができる。
また、第2ハウジングは、第2固定部材により第2光ファイバを第2ハウジングに固定した状態において、光ファイバ保持部と第2固定部材との間に、第2光ファイバを撓ませるための空間を有しているのが好ましい。これにより、第1光ファイバに突き合わされた第2光ファイバを撓ませて付勢し、第2光ファイバに第1光ファイバを押す方向の力を付与することができる。
好ましくは、第1及び第2固定部材は、第1及び第2光ファイバを外被材で被覆してなる第1及び第2光ファイバケーブルを固定する。これにより、より安定して第1及び第2光ファイバを第1及び第2ハウジング内で固定することができる。
この場合、第1及び第2光ファイバと外被材とは接着されているのが好ましい。これにより、第1及び第2光ファイバに突き合わせ、相手の光ファイバを押す方向の力を安定して付与させることができる。
第1ハウジングには、第2ハウジングと係止するための係止手段が設けられていてもよい。これにより、第1及び第2光ファイバに付与された、突き合わせ相手の光ファイバを押す方向の力を保持させることができる。
第1ハウジングは、第2ハウジングとネジ止めにより連結可能な構造を有していてもよい。これにより、第1及び第2光ファイバに付与された、突き合わせ相手の光ファイバを押す方向の力を保持させることができる。
また、本発明の光ファイバ保持器は、第1光ファイバと、第2光ファイバと、第1光ファイバを保持する第1ファイバ接続部材と、第2光ファイバを保持する第2ファイバ接続部材とを備え、第1ファイバ接続部材は、第1光ファイバが挿通される第1挿通孔を有し、該第1挿通孔に挿通された第1光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持するフェルールと、フェルールに固定され、第1挿通孔に挿通された第1光ファイバの一部を覆う第1ハウジングと、フェルールの前端面から突出しないように第1挿通孔に挿通された第1光ファイバをフェルールの後方で第1ハウジングに固定する第1固定部材とを有し、第2ファイバ接続部材は、フェルールの一部が挿入する凹部を有するフェルール嵌合部と、フェルール嵌合部と一体化されると共に、凹部内に開口し第2光ファイバが挿通される第2挿通孔を有し、該第2挿通孔に挿通された第2光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持する光ファイバ保持部とを有する第2ハウジングと、光ファイバ保持部の前端面から凹部内へ突出するように第2挿通孔に挿通された第2光ファイバを、光ファイバ保持部の後方で第2ハウジングに固定する第2固定部材とを有することを特徴とするものである。
このような光ファイバ接続器によれば、第1光ファイバが、フェルールにおいて挿通方向にスライド可能な状態で保持されていると共にフェルールの後方で固定され、第2光ファイバは、光ファイバ保持部において挿通方向にスライド可能な状態で保持されていると共にフェルールの後方で固定されているため、第1光ファイバと第2光ファイバとを突き合わせて接続した際に、双方の光ファイバの先端部分が後方に押し込まれ、第1及び第2光ファイバには突き合わせ相手の光ファイバを押す方向の力が付与される。したがって、第1及び第2光ファイバが安定して接続される。また、第1光ファイバと第2光ファイバとを着脱自在に接続させることができる。更に、構成部品の多いSCコネクタ等を使用しなくて済むため、低コスト化を図ることができる。
この場合、光ファイバ保持部の前端面から凹部内へ突出した第2光ファイバの先端部分の長さは、5mm以下であることが好ましい。これにより、第1光ファイバ及び第2光ファイバの先端面同士を突き合わせる際の正確性や作業性が向上する。
本発明の光ファイバ接続方法は、上記の光ファイバ接続器を用意し、第1光ファイバを、フェルールの前端面から突出しないように第1挿通孔に挿通し、第2光ファイバを、第2ハウジングの光ファイバ保持部の前端面から突出するように第2挿通孔に挿通するステップと、第1光ファイバを、フェルールの後方で第1固定部材により第1ハウジングに固定し、第2光ファイバを、第2光ファイバ保持部の後方で第2固定部材により第2ハウジングに固定するステップと、フェルールを凹部内に挿入して、第1光ファイバ及び第2光ファイバの先端面同士を突き当てるステップと、を含むことを特徴とするものである。
このようにして第1光ファイバと第2光ファイバとを接続することにより、第1光ファイバを保持した第1ファイバ接続部材と第2光ファイバを保持した第2ファイバ接続部材とを着脱自在に組み付けることができる。また、構成部品数の多いSCコネクタ等を使用しなくて済むため、低コスト化を図ることができる。
好ましくは、第1光ファイバ及び第2光ファイバの先端面同士を、屈折率整合剤を介して突き当てる。これにより、フレネル反射による接続損失を低減することができる。
本発明は、第1光ファイバを保持したコネクタフェルールを有するコネクタに組み付けられ、第1光ファイバと第2光ファイバとを光結合するためのコネクタ変換器であって、一側にコネクタフェルールが挿入される光ファイバ中心位置決め用のスリーブと、スリーブの他側に挿入され、第1光ファイバと第2光ファイバとに突き合わせて接続される第3光ファイバが内設された変換用フェルールと、変換用フェルールに固定され、スリーブにコネクタフェルールが挿入された状態のコネクタの一部を覆うハウジングとを備え、変換用フェルールの先端部分はハウジングの第2光ファイバ側の端面から突出していることを特徴とするものである。
このようなコネクタ変換器によれば、SCコネクタ等のコネクタに備えられたコネクタフェルールをスリーブに挿入し、上記の光ファイバ接続器における第2ファイバ接続部材の凹部に変換用フェルールを挿入することによって、コネクタに保持された第1光ファイバと第2ファイバ接続部材に保持された第2光ファイバとを着脱自在に光結合することができる。これにより、通常のコネクタを用いて第2ファイバ接続部材の検査を行うことが可能となる。また、上述したように、本発明のコネクタ変換器は、比較的少ない部品点数で構成されているため、低コスト化を図ることができる。
また、本発明は、第1光ファイバを保持したコネクタフェルールを有するコネクタに組み付けられ、第1光ファイバと第2光ファイバとを光結合するためのコネクタ変換器であって、一側にコネクタフェルールが挿入される光ファイバ中心位置決め用のスリーブと、スリーブの他側に挿入され、第1光ファイバと第2光ファイバとに突き合わせて接続される第3光ファイバが内設された変換用フェルールと、変換用フェルールに固定され、スリーブにコネクタフェルールが挿入された状態のコネクタの一部を覆うハウジングとを備え、変換用フェルールは、ハウジングの第2光ファイバ側の端面に凹部を形成するようにハウジング内に埋設されていることを特徴とするものである。
このようなコネクタ変換器によれば、SCコネクタ等のコネクタに備えられたコネクタフェルールをスリーブに挿入し、上記の光ファイバ接続器における第1ファイバ接続部材のフェルールを、ハウジングの第2光ファイバ側の端面に形成された凹部に挿入することによって、コネクタに保持された第1光ファイバと第1ファイバ接続部材に保持された第1光ファイバとを着脱自在に光結合することができる。これにより、通常のコネクタを用いて第1ファイバ接続部材の検査を行うことが可能となる。また、上述したように、本発明のコネクタ変換器は、比較的少ない部品点数で構成されているため、低コスト化を図ることができる。
本発明によれば、着脱可能で低コストな光ファイバ接続器、光ファイバ接続方法及びコネクタ変換器を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器を示す断面図であり、図2は、図1に示す光ファイバ接続器を構成するファイバ接続部材を示す分解斜視図である。図1において、光ファイバ接続器1は、光ファイバ4を保持するファイバ接続部材(図2(a)参照)2と、このファイバ接続部材2に連結され光ファイバ20を保持するファイバ接続部材(図2(b)参照)3とを備えている。
ファイバ接続部材2は、略直方体形状を有し光ファイバ4を保護するハウジング5と、ハウジング5内に固定され光ファイバ4を保持するフェルール6と、光ファイバ4をハウジング5に固定するための固定部材8とを有している。
ハウジング5は、フェルール6に保持された状態の光ファイバ4の一部を覆って保護する。ハウジング5の上面には、固定部材8が差し込まれる2つの固定用穴9,9が形成されている。固定部材8は、光ファイバ4を外被材11で覆ってなる光ファイバケーブル7をハウジング5に固定し、実質的に光ファイバ4をハウジング5に固定する。このような固定部材8は、固定用穴9,9にそれぞれ差し込まれる1対の脚部10,10を有し、各脚部10の内側面には、光ファイバケーブル7の外被材11に食い込ませるための鬼目くさび(刃部)12が設けられている。
また、ハウジング5は、フェルール6と固定部材8との間に、光ファイバ4を撓ませるための空間Sを内部に有している。
更に、ハウジング5には、光ファイバ4が接続相手の光ファイバ20と接続した際に、ファイバ接続部材2とファイバ接続部材3とを連結させるための係止部13または該係止部13が係止する係止受部14のいずれか一方が設けられている。本実施形態では、図2に示すように、ファイバ接続部材2に係止部13が設けられ、ファイバ接続部材3に係止受部14が設けられている。そして、係止部13が係止受部14に係止することによってファイバ接続部材2,3が連結される。なお、図1では、係止部13及び係止受部14の図示を省略している。
フェルール6は略円柱形状を有し、軸方向に沿って中央に形成され光ファイバ4が挿通される挿通孔15を有している。この挿通孔15は、光ファイバ4が挿通される側の径が光ファイバ4よりも若干大きい径に形成されていると共に、光ファイバ4の先端側の径が、光ファイバ4よりも若干小さく光ファイバ4のクラッド上の被覆を剥離してなる裸ファイバ4aよりも若干大きい径に形成されている。そして、挿通孔15に挿通された光ファイバ4は、挿通方向にスライド可能な状態で保持されるようになっている。また、挿通孔15の開口の縁部15a,15bは、光ファイバ4,20の挿通孔15への挿入をスムーズにするために面取りされている。なお、裸ファイバ4aの径は、例えば0.125mm程度であり、この裸ファイバ4aを被覆してなる光ファイバ4の径は、0.25mm程度である。
ファイバ接続部材3は、略直方体形状を有し光ファイバ20を保護するハウジング21と、光ファイバ20をハウジング21に固定するための固定部材8とを有している。
ハウジング21は、後述する光ファイバ保持部24に保持された状態の光ファイバ20の一部を覆って保護する。ハウジング21の上面には、光ファイバ20を外被材26で覆ってなる光ファイバケーブル27をハウジング21に固定するための固定部材8が差し込まれる2つの固定用穴9,9が形成されている。
ハウジング21は、ファイバ接続部材2との接続側に開口した凹部22を有するフェルール嵌合部23と、フェルール嵌合部23に一体化された光ファイバ保持部24とを有している。
フェルール嵌合部23の凹部22は、ファイバ接続部材2のフェルール6の一部が挿入して嵌合するようになっている。なお、凹部22へのフェルール6の挿入をスムーズにするために、フェルール6における凹部22側の端面の縁部6e及び凹部22における開口の縁部21eの少なくとも一方は面取りされているのが望ましい。
光ファイバ保持部24は、凹部22内に開口し光ファイバ20が挿通される挿通孔25を有している。この挿通孔25は、光ファイバ20が挿通される側の径が光ファイバ20よりも若干大きい径に形成されていると共に、光ファイバ20の先端側の径が、光ファイバ20よりも若干小さく光ファイバ20のクラッド上の被覆を剥離してなる裸ファイバ20aよりも若干大きい径に形成されている。そして、挿通孔25に挿通された光ファイバ20は、挿通方向にスライド可能な状態で保持されるようになっている。なお、上記裸ファイバ4aと同様に、裸ファイバ20aの径は、例えば0.125mm程度であり、この裸ファイバ4aを被覆してなる光ファイバ20の径は、0.25mm程度である。
また、ハウジング21は、光ファイバ保持部24と固定部材8との間に、光ファイバ20を撓ませるための空間Sを内部に有している。
次に、上記のファイバ接続部材2,3からなる光ファイバ接続器1を用いた光ファイバの接続方法について図3〜図5を参照して説明する。
まず、図3に示すように、ファイバ接続部材2のハウジング5内に光ファイバケーブル7を挿入し、外被材11が剥離されてなる光ファイバ4をフェルール6の挿通孔15に挿通する。このとき、光ファイバ4は、先端部分を上述した裸ファイバ4aの状態とし、フェルール6の前端面6aから突出しないように挿通孔15に挿通する。また、光ファイバ4の先端面は、裸ファイバ4aに傷を付けてカット(切断)されることにより劈開された端面となっている。
また、ファイバ接続部材3についても同様に、ハウジング21内に光ファイバケーブル27を挿入し、外被材26が剥離されてなる光ファイバ20を、光ファイバ保持部24の挿通孔25に挿通する。このとき、光ファイバ20は、先端部分を上述した裸ファイバ20aの状態とし、光ファイバ保持部24の前端面24aから凹部22内へ突出するように挿通孔25に挿通する。この突出した部分の長さは、光ファイバ4,20の突き合わせの正確性や作業性を考慮し、5mm以下とすることが望ましい。また、光ファイバ20の先端面も、光ファイバ4の先端面と同様に裸ファイバ20aに傷を付けてカット(切断)されることにより劈開された端面となっている。
次に、図4に示すように、固定部材8をハウジング5の上面から押し込むことにより、光ファイバケーブル7をフェルール6の後方でハウジング5に固定し、固定部材8をハウジング21の上面から押し込むことにより、光ファイバケーブル27を光ファイバ保持部24の後方でハウジング21に固定する。このとき、光ファイバ4と外被材11、及び光ファイバ20と外被材26は、共に接着剤28により接着されているため、光ファイバ4,20も実質的にハウジング5,21に固定されている状態となる。このように、光ファイバ4,20を、光ファイバケーブル7,27の状態でハウジング5,21にそれぞれ固定することにより、より安定した固定状態とすることができる。
続いて、図5に示すように、ファイバ接続部材2のフェルール6を、ファイバ接続部材3の凹部22内に挿入し、光ファイバ4,20の先端面同士を突き当てる。このとき、光ファイバ4,20の突き合わされた先端面に屈折率整合剤を塗布した状態で光ファイバ4,20の先端面同士を突き当てるのが望ましい。これにより、フレネル反射による接続損失を低減することができる。
その後、フェルール6を凹部22内に更に挿入し、フェルール6を凹部22に勘合させる。このとき、光ファイバ4は、挿通孔15内においてフェルール6の後方へと押し込まれてスライドし、光ファイバ20は、挿通孔25内に押し込まれ、光ファイバ保持部24の後方へとスライドする。すると、光ファイバ4は、フェルール6の後方でハウジング5に固定されているため、空間Sにおいて湾曲し(撓む)、光ファイバ20は、光ファイバ保持部24の後方でハウジング21に固定されているため、空間Sにおいて湾曲する(撓む)。これにより、光ファイバ4,20が共に付勢され、突き合わされた接続相手の光ファイバ20,4の先端面を押す方向の力が付与される。したがって、光ファイバ4,20同士が安定した状態で接続され、温度変動等によって光ファイバ4,20が互いに離れてしまうことを防止することができる。
また、そのように光ファイバ4,20同士を付勢された強い力で突き当てるようにすることで、光ファイバ4,20の先端面を精度良く切断しなくてもよくなり、更には光ファイバ4,20の先端面の研磨処理も不要となる。このため、光ファイバ4,20は、裸ファイバ4a,20aに傷を付けてカット(切断)した状態で接続可能となり、作業性を向上することができる。
またこのとき、上述したように、ファイバ接続部材2,3のハウジング5,21を、係止部13及び係止受部14によって連結することにより、光ファイバ4,20に付与された接続相手の光ファイバ20,4の先端面を押す力を保持し、光ファイバ4,20同士の安定した接続状態を維持させることができるため、接続損失の低減が図られる。
以上のように本実施形態にあっては、ハウジング5及びフェルール6を有するファイバ接続部材2と、凹部22を備えたハウジング21を有するファイバ接続部材3とを組み付けて、光ファイバ4,20同士を接続するようにしたので、着脱自在な光ファイバ接続器1を簡単に実現することができる。
また、SCコネクタ等に比べ光ファイバ接続器1の部品点数が少ないので、光ファイバ接続器に要する費用を低く抑えることができる。更に、ファイバ接続部材2,3にそれぞれ予め光ファイバ4,20を取り付けた状態にしておくことにより、作業現場ではファイバ接続部材2のフェルール6をファイバ接続部材3の凹部22に差し込む作業で済むため、作業性を大幅に向上させることができる。
また更に、本実施形態に係る光ファイバ接続器1によれば、ファイバ接続部材3では、光ファイバ20をハウジング21自体によって保持し、フェルールを必要としない構造となっているため、その分のコストが低減される共に、フェルールとハウジングとのクリアランスに影響されることなく、光ファイバの中心を精度良く調心することができる。
図6は、上記実施形態に係る光ファイバ接続器の他の形態を示す斜視図である。図6に示すファイバ接続部材30,31では、光ファイバの接続の際にファイバ接続部材同士を連結するための手段が上記ファイバ接続部材2,3と異なっている。
ファイバ接続部材30のハウジング5には、ネジ(図示せず)が通される穴32が設けられたネジ止め部33が備えられており(図6(a)参照)、ファイバ接続部材31のハウジング21には、穴32と共にネジが通されるネジ止め用の穴33が設けられている(図6(b)参照)。これにより、ハウジング5,21同士をネジ止めしてファイバ接続部材30,31の連結を維持させることができるため、光ファイバ4,20に付与された接続相手の光ファイバ20,4の先端面を押す力を保持し、光ファイバ4,20同士の安定した接続状態を維持させることができる。その結果、接続損失の低減が図られる。
上記の光ファイバ接続器1において、ファイバ接続部材2,3のいずれか一方は、ハウジング内部に光ファイバ20を撓ませるための空間を設けない形態としてもよい。
図7は、上記光ファイバ接続器1において、ファイバ接続部材2のハウジング5には内部に空間Sが設けられており、ファイバ接続部材3のハウジング21には内部に空間が設けられていない形態を示す図である。
また図8は、上記光ファイバ接続器1において、ファイバ接続部材3のハウジング21には内部に空間Sが設けられており、ファイバ接続部材2のハウジング5には内部に空間が設けられていない形態を示す図である。
図7,8に示すようないずれか一方のファイバ接続部材のハウジングには内部に空間を設けない構成とすることにより、その分省スペース化され、光ファイバ接続器1の小型化が図られる。
次に、本発明に係るコネクタ変換器の実施形態について図9〜図12を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係るコネクタ変換器と、該コネクタ変換器によって光結合される光ファイバを保持した、コネクタのフェルール及びファイバ接続部材とを示す断面図である。同図において、コネクタ変換器40は、SCコネクタ等のコネクタと上記ファイバ接続部材3とが組み付け可能となっており、該コネクタに備えられたコネクタフェルール41が挿入される光ファイバ中心位置決め用のスリーブ42と、スリーブ42のファイバ接続部材3接続側(コネクタフェルール41と反対側)に挿入され、光ファイバ43が内設されたフェルール44と、該フェルール44に固定されたハウジング45とを備えている。
スリーブ42は、フェルール44と共にハウジング45に固定されている。そして、スリーブ42内にコネクタフェルール41が挿入して嵌合することにより、コネクタフェルール41に保持された光ファイバ46とフェルール44に内設された光ファイバ43とが調心接続されるようになっている。光ファイバ43は、光ファイバ20と突き合わされる側の先端部分が裸ファイバとなっていると共に、該先端部分がフェルール44の端面から突出しない状態でフェルール44の内部に接着固定されている。
フェルール44における、コネクタフェルール41の端面41sに当接する端面44sは研磨処理が施されている。これにより、コネクタフェルール41の端面41sとフェルール44の端面44sとに塗布されるグリース等が不要となる。
ハウジング45は、スリーブ42内にコネクタフェルール41が挿入された状態のコネクタの一部を覆うコネクタ保護部45aと、フェルール44の一部を覆うフェルール保護部45bとを有している。
また、フェルール44は、先端部分がハウジング45のフェルール保護部45bにおけるファイバ接続部材3接続側の端面45sから突出しており、この突出した部分が、ファイバ接続部材3におけるフェルール嵌合部23の凹部22に挿入して嵌合するようになっている。
このようなコネクタ変換器40によれば、SCコネクタ等のコネクタに備えられたコネクタフェルール41をスリーブ42に挿入し、光ファイバ接続器1におけるファイバ接続部材3の凹部22にフェルール44を挿入することによって、コネクタフェルール41に保持された光ファイバ46とファイバ接続部材3に保持された光ファイバ20とを光結合することができる。コネクタ変換器40とファイバ接続部材3とが接続された状態を図10に示す。
このようにコネクタ変換器40を用いることによって、SCコネクタ等の通常のコネクタとファイバ接続部材3とを着脱自在に接続させることができるため、例えば、ファイバ接続部材3の検査を行うことが可能となる。また、比較的少ない部品点数で構成されているため、コストを低く抑えることができる。
図11は、図9に示すコネクタ変換器の他の形態と、該コネクタ変換器によって光結合される光ファイバを保持した、コネクタのフェルール及びファイバ接続部材とを示す断面図である。図11に示すコネクタ変換器50は、SCコネクタ等のコネクタと上記ファイバ接続部材2とが組み付け可能となっており、図9に示すコネクタ変換器40のフェルール44と違う形態のフェルール51を有している点で異なっている。コネクタ変換器50におけるフェルール51は、ハウジング45の光ファイバ4側(ファイバ接続部材2接続側)の端面45sに凹部53を形成するようにハウジング45内に埋設されている。
そして、ファイバ接続部材2のフェルール6が凹部53内に挿入して嵌合することにより、光ファイバ52と光ファイバ4とが突き合わされて接続するようになっている。
このようなコネクタ変換器50によれば、SCコネクタ等のコネクタに備えられたコネクタフェルール41をスリーブ42に挿入し、光ファイバ接続器1におけるファイバ接続部材2のフェルール6をコネクタ変換器50のハウジング45の凹部53に挿入することによって、コネクタフェルール41に保持された光ファイバ46とファイバ接続部材2に保持された光ファイバ4とを光結合することができる。コネクタ変換器50とファイバ接続部材2とが接続された状態を図12に示す。
そして、本実施形態に係るコネクタ変換器50を用いることによって、SCコネクタ等の通常のコネクタとファイバ接続部材2とを着脱自在に接続させることができるためファイバ接続部材2の検査を行うことが可能になると共に、比較的少ない部品点数で構成されているため、コストを低く抑えることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、ファイバ接続部材が1本の光ファイバを保持する構成であるが、ファイバ接続部材が複数本の光ファイバを保持するような構成であってもよい。
本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器を示す断面図である。 図1に示す光ファイバ接続器を構成するファイバ接続部材を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器を用いた光ファイバの接続方法を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器を用いた光ファイバの接続方法を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器を用いた光ファイバの接続方法を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器の他の形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器の他の形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光ファイバ接続器の他の形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るコネクタ変換器と、該コネクタ変換器によって光結合される光ファイバを保持した、コネクタのフェルール及びファイバ接続部材とを示す断面図である。 図9に示すコネクタ変換器とファイバ接続部材とが接続された状態を示す図である。 図9に示すコネクタ変換器の他の形態と、該コネクタ変換器によって光結合される光ファイバを保持した、コネクタのフェルール及びファイバ接続部材とを示す断面図である。 図11に示すコネクタ変換器とファイバ接続部材とが接続された状態を示す図である。
符号の説明
1…光ファイバ接続器、2…ファイバ接続部材(第1ファイバ接続部材)、3…ファイバ接続部材(第2ファイバ接続部材)、4…光ファイバ(第1光ファイバ)、5…ハウジング(第1ハウジング)、6…フェルール、6a…前端面、6e…縁部、7…光ファイバケーブル、8…固定部材(第1,2固定部材)、11…外被材、13…係止部(係止手段)、14…係止受部(係止手段)、15…挿通孔(第1挿通孔)、15a,15b…縁部、20…光ファイバ(第2光ファイバ)、21…ハウジング(第2ハウジング)、21e…縁部、22…凹部、23…フェルール嵌合部、24…光ファイバ保持部、24a…前端面、25…挿通孔(第2挿通孔)、26…外被材、27…光ファイバケーブル、28…接着剤、30…ファイバ接続部材(第1ファイバ接続部材)、31…ファイバ接続部材(第2ファイバ接続部材)、40…コネクタ変換器、41…コネクタフェルール、41s…端面、42…スリーブ、43…光ファイバ(第3光ファイバ)、44…フェルール(変換用フェルール)、44s…端面、45…ハウジング、45s…端面、46…光ファイバ(第1光ファイバ)、50…コネクタ変換器、51…フェルール(変換用フェルール)、52…光ファイバ(第3光ファイバ)、53…凹部、S,S…空間。

Claims (11)

  1. 第1光ファイバを保持する第1ファイバ接続部材と、第2光ファイバを保持する第2ファイバ接続部材とを備え、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとを突き合わせて接続するための光ファイバ接続器であって、
    前記第1ファイバ接続部材は、
    前記第1光ファイバが挿通される第1挿通孔を有し、該第1挿通孔に挿通された前記第1光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持するフェルールと、
    前記フェルールに固定され、前記第1挿通孔に挿通された前記第1光ファイバの一部を覆う第1ハウジングと、
    前記フェルールの前端面から突出しないように前記第1挿通孔に挿通された前記第1光ファイバを前記フェルールの後方で前記第1ハウジングに固定する、前記第1ハウジングに形成された固定用穴に差し込まれる第1の1対の脚部を有する第1固定部材とを備え、
    前記第2ファイバ接続部材は、
    前記フェルールの一部が挿入する凹部を有するフェルール嵌合部と、該フェルール嵌合部と一体化されると共に、前記凹部内に開口し前記第2光ファイバが挿通される第2挿通孔を有し、該第2挿通孔に挿通された前記第2光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持する光ファイバ保持部とを有する第2ハウジングと、
    前記光ファイバ保持部の前端面から前記凹部内へ突出するように前記第2挿通孔に挿通された前記第2光ファイバを、前記光ファイバ保持部の後方で前記第2ハウジングに固定する、前記第2ハウジングに形成された固定用穴に差し込まれる第2の1対の脚部を有する第2固定部材とを備え、
    前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの少なくとも一方は、光ファイバを撓ませるための空間を有し、
    前記第1ハウジングが有する空間は、前記第1光ファイバを外被材で被覆してなる光ファイバケーブルに食い込ませるための第1の鬼目くさびを前記第1の1対の脚部の内側面に有する前記第1固定部材により前記第1光ファイバを前記第1ハウジングに固定した状態において、前記フェルールと前記第1固定部材との間に、前記第1光ファイバを撓ませるための空間であり、
    前記第2ハウジングが有する空間は、前記第2光ファイバを外被材で被覆してなる光ファイバケーブルに食い込ませるための第2の鬼目くさびを前記第2の1対の脚部の内側面に有する前記第2固定部材により前記第2光ファイバを前記第2ハウジングに固定した状態において、前記光ファイバ保持部と前記第2固定部材との間に、前記第2光ファイバを撓ませるための空間である、
    ことを特徴とする光ファイバ接続器。
  2. 前記第1挿通孔の開口の縁部は、面取りされていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ接続器。
  3. 前記フェルールの前記凹部挿入側の端面の縁部及び前記凹部の開口の縁部の少なくとも一方は、面取りされていることを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバ接続器。
  4. 前記第1及び第2固定部材は、前記第1及び第2光ファイバを外被材で被覆してなる第1及び第2光ファイバケーブルを固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の光ファイバ接続器。
  5. 前記第1及び第2光ファイバと前記外被材とは接着されていることを特徴とする請求項4記載の光ファイバ接続器。
  6. 前記第1ハウジングには、前記第2ハウジングと係止するための係止手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の光ファイバ接続器。
  7. 前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングとネジ止めにより連結可能な構造を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の光ファイバ接続器。
  8. 第1光ファイバと、第2光ファイバと、前記第1光ファイバを保持する第1ファイバ接続部材と、前記第2光ファイバを保持する第2ファイバ接続部材とを備え、
    前記第1ファイバ接続部材は、
    前記第1光ファイバが挿通される第1挿通孔を有し、該第1挿通孔に挿通された前記第1光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持するフェルールと、
    前記フェルールに固定され、前記第1挿通孔に挿通された前記第1光ファイバの一部を覆う第1ハウジングと、
    前記フェルールの前端面から突出しないように前記第1挿通孔に挿通された前記第1光ファイバを前記フェルールの後方で前記第1ハウジングに固定する、前記第1ハウジングに形成された固定用穴に差し込まれる第1の1対の脚部を有する第1固定部材とを有し、
    前記第2ファイバ接続部材は、
    前記フェルールの一部が挿入する凹部を有するフェルール嵌合部と、前記フェルール嵌合部と一体化されると共に、前記凹部内に開口し前記第2光ファイバが挿通される第2挿通孔を有し、該第2挿通孔に挿通された前記第2光ファイバを挿通方向にスライド可能な状態で保持する光ファイバ保持部とを有する第2ハウジングと、
    前記光ファイバ保持部の前端面から前記凹部内へ突出するように前記第2挿通孔に挿通された前記第2光ファイバを、前記光ファイバ保持部の後方で前記第2ハウジングに固定する、前記第2ハウジングに形成された固定用穴に差し込まれる第2の1対の脚部を有する第2固定部材とを有し、
    前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの少なくとも一方は、光ファイバを撓ませるための空間を有し、
    前記第1ハウジングが有する空間は、前記第1光ファイバを外被材で被覆してなる光ファイバケーブルに食い込ませるための第1の鬼目くさびを前記第1の1対の脚部の内側面に有する前記第1固定部材により前記第1光ファイバを前記第1ハウジングに固定した状態において、前記フェルールと前記第1固定部材との間に、前記第1光ファイバを撓ませるための空間であり、
    前記第2ハウジングが有する空間は、前記第2光ファイバを外被材で被覆してなる光ファイバケーブルに食い込ませるための第2の鬼目くさびを前記第2の1対の脚部の内側面に有する前記第2固定部材により前記第2光ファイバを前記第2ハウジングに固定した状態において、前記光ファイバ保持部と前記第2固定部材との間に、前記第2光ファイバを撓ませるための空間である、
    ことを特徴とする光ファイバ接続器。
  9. 前記光ファイバ保持部の前端面から前記凹部内へ突出した前記第2光ファイバの先端部分の長さは、5mm以下であることを特徴とする請求項8記載の光ファイバ接続器。
  10. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光ファイバ接続器を用意し、前記第1光ファイバを、前記フェルールの前端面から突出しないように前記第1挿通孔に挿通し、前記第2光ファイバを、前記第2ハウジングの前記光ファイバ保持部の前端面から突出するように前記第2挿通孔に挿通するステップと、
    前記第1光ファイバを、前記第1の1対の脚部を前記第1ハウジングの固定用穴に差し込み、前記第1光ファイバを被覆する光ファイバケーブルに前記第1の鬼目くさびを食い込ませることで、前記フェルールの後方で前記第1固定部材により前記第1ハウジングに固定し、前記第2光ファイバを、前記第2の1対の脚部を前記第2ハウジングの固定用穴に差し込み、前記第2光ファイバを被覆する光ファイバケーブルに前記第2の鬼目くさびを食い込ませることで、前記第2光ファイバ保持部の後方で前記第2固定部材により前記第2ハウジングに固定するステップと、
    前記フェルールを前記凹部内に挿入して、前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバの先端面同士を突き当てるステップと、
    前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバの先端面同士を突き当てた後に前記フェルールを前記凹部内に更に挿入することで、前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバの少なくとも一方を撓ませるステップと、
    を含むことを特徴とする光ファイバ接続方法。
  11. 前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバの先端面同士を、屈折率整合剤を介して突き当てることを特徴とする請求項10記載の光ファイバ接続方法。
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