JP5244496B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、検知部に流れ込む流体より環境の変化を表す環境値を測定して警報を報知する警報器に関するものである。
一般に、火災を報知する火災警報器として、室内の温度を検出する熱感知素子を備えた熱感知式の火災警報器(特許文献1参照)や、煙検知器を備えた煙検知式の火災警報器(特許文献2参照)や、両方式を備えた火災警報器(特許文献3参照)などが提供されている。そして、熱感知式の火災警報器は、特許文献1に示されるように、熱感知素子により検出された温度が高温となったときに、火災が発生したものと判断して、警報の発報を行う。一方、煙検知式の火災警報器は、特許文献2に示されるように、煙検知器が測定した煙量が多くなったときに、火災が発生したものと判断して、警報の発報を行う。
これらの火災警報器はそれぞれ、火災検知用に温度又は煙量を測定する検知部を構成する検知室を備えた、流体より周辺環境の変化を検出する感知器として構成される。又、ガス検知を行うガス警報器も同様、流体より周辺環境の変化を検出する感知器として構成される。このような流体により環境値を測定する各種警報器は、その周辺環境の変化を正確に検出するために、検知部内に測定対象となる流体を誘導するための構造を備える必要がある。
そのため、従来の警報器の多くは、特許文献1〜特許文献3に示すもののように、検知部として構成される検知室を筐体外部に突出させた構造として、測定対象となる加熱された流体や煙を積極的に検知室内に流入させている。即ち、特許文献1〜特許文献3に代表されるような構成の警報器においては、その内部に回路部品などを収納して保護する筐体から検知部を突出させた構造として、外環境(測定対象となる周辺環境)に検知部を配置させることで、外環境に近い状態の流体に対して測定を行うものとしている。
このように検知部を突出させた形状の警報器を室内に設置させたとき、室内のデザインに適合したものではないことから、その美観を損なう。そのため、近年、警報器を設置した室内のデザイン性をよくするために、その小型化や薄型化が求められている。そして、この警報器の小型化や薄型化を実現するために、外環境に検知室を突出させることなく、筐体内部に検知室を配置した警報器が提案されている。
特開平09−044769号公報 特開2005−352932号公報 特開2002−352347号公報
検知室内の流体を測定対象とする警報器においては、塵埃などの異物の混入が、環境値の測定に大きな影響を与えるため、検知室内への異物の混入を防ぐことが望まれる。そして、警報器内部に検知室が設けられた場合、検知部を構成する検知室を覆うように防虫網が設置されるが、塵埃などといった細かい異物の場合、この防虫網の網目を通って検知室内に侵入することがある。そのため、警報器内に検知室が設置される場合、警報器内の検知室の設置空間についても、塵埃などの異物の混入を抑制できるものとすることが望ましい。
又、警報器は、基台と本体部に分割された構造とされる。そして、壁や天井などの設置面に基台が設置固定された後に、検知部や制御部を備えた本体部が固定された基台に係止されて、警報器が設置面へ設置固定される。このとき、上述のように、警報器内部に検知室が設けられる場合、警報器の本体部に検知室が内蔵されるが、本体部の基台への係止される側が空間的に開放されている場合、警報器の設置作業時において、本体部内に設置作業により発生する塵埃が混入してしまう。そのため、設置固定後の警報器は、検知室を有する空間に異物が混入された状態となるため、警報器内部に流出入する測定対象の流体の影響により、検知部を構成する検知室内に異物が混入する恐れがある。
このような問題を鑑みて、本発明は、検知部を有する空間を遮蔽する遮蔽カバーを備えて、検知部を有する空間への異物の混入を低減した警報器を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の警報器は、外部から流れ込む流体により周辺環境の物理量の変化を表す環境値を検出する検知部と、該検知部により検出された環境値に基づいて周辺環境における異常の判定を行う制御部と、を備え、壁面に設置固定される基台部の端面に係止される構造とされた警報器において、前記検知部及び前記制御部を内蔵する筐体と、該筐体の外周壁に形成されて、外部からの流体を該本体部内部に流入させる開口部と、前記筐体における前記開口部と前記検知部との間の空間に形成され、前記開口部を通じて流入した外部からの流体を前記検知部へ誘導する誘導部と、前記筐体内部において、前記検知部及び前記誘導部による構成部分を独立した空間として、前記基台部に係止される側から遮蔽する遮蔽カバーと、その開口部を前記基台部の側に向けた電池ケースと、を備えることを特徴とする。
このとき、前記筐体内において、前記外周壁に沿った方向に空間を分割するように前記遮蔽カバーが設置されることで、前記検知部及び前記誘導部による空間を前記筐体内で独立した空間とする。
このような警報器において、前記筐体が、壁や天井などの設置面に設置固定される基台部と、当該基台部に係止されるとともに前記検知部及び前記制御部を内蔵する本体部とによって構成されるとき、前記基台部と前記本体部との境界面に前記遮蔽カバーが設けられるものとしてもよい。
又、本体部において、前記遮蔽カバーにより、前記本体部における、前記制御部が設置される空間と前記検知部及び前記誘導部が設置される空間とが分割されるものとしてもよい。更に、前記制御部により警報の発報動作が制御される発音体を備え、前記本体部内に当該発音体が設置される空間が設けられるとき、当該発音体の設置空間と前記検知部及び前記誘導部の設置空間とが分割されるものとしてもよい。
そして、前記誘導部によって形成される空間を分割して前記開口部から前記検知部まで前記流体を誘導する複数の誘導路を形成する誘導壁が、前記遮蔽カバーと一体に立設されるものとしてもよい。
本発明によると、検知部を内蔵する筐体において遮蔽カバーを設けて、検知部と誘導部により構成される空間を筐体内部で独立させた空間とできるため、検知部と共に筐体内に構成された誘導部への異物の混入を低減できる。又、この遮蔽カバーによる筐体内部における誘導部の他空間からの遮蔽により、検知部へ測定対象となる流体を誘導する構造物への作業者などによる接触を防ぐことができる。そして、遮蔽カバーにより、誘導部が形成される空間を、開口部で開放された空間とできるため、誘導部による開口部から検知部への流体の流れ以外の気流を防ぐことができる。更に、警報器の設置作業や電池交換作業中などにおいて、遮蔽カバーにより誘導部への作業者による接触が防がれる。
<第1の実施形態>
本発明における第1の実施形態の警報器について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の警報器の構成を示す概略断面図であり、図2は、本実施形態の警報器の外観構成を示す側面図である。
本実施形態の警報器は、図1に示すように、警報器全体を覆う筐体1の内部に、警報器の各動作を制御する不図示の制御部を構成する回路部品を搭載した回路基板2と、筐体1外部の周辺環境(外環境)を流れる流体が流入することで環境値の測定を行う検知部3と、外部に警報を発報する発音体4とを備える。そして、回路基板2には、検知部3及び発音体4が電気的に接続されるため、検知部3で測定された環境値が電気信号として、回路基板2上の不図示の制御部に与えられ、発音体4による警報の要否が判定される。この回路基板2上に構成された不図示の制御部において、警報の発報が必要である旨の判定がなされたとき、回路基板2に電気的に接続された発音体4の警報発報動作が制御され、発音体4による警報の発報がなされる。
このような警報器において、筐体1は、天井や壁などの設置面に設置固定される略円盤状の基台部10と、この基台部10に係止される本体部11とによって構成される。そして、基台部10は、設置面に当接させる端面を備えた底板100と、この底板100の外周縁より設置面と反対側に立設される外周壁となる側壁101と、この側壁101の先端に凸設けられた鈎状の断面を有する係止部102とを備える。即ち、基台部10は、リング状の側壁101の一方の端面が底板100に覆われるとともに、その他方の端面が開口面となる。そして、側壁101の開口面側の端部に設けられた係止部102に本体部11が係合して、本体部11が基台部10に固定される。
本体部11は、基台部10に本体部11が係合したときに側壁101と連続した外周壁を形成するリング状の側壁110と、側壁110の周面に対して周方向に沿って形成される開口部111と、側壁110の軸方向に沿って開口部111を分割する横桟部112と、側壁110の周方向に沿って開口部111を複数の領域に分割する縦桟部113と、側壁110における基台部10側の端部に凸設された鈎状の係止部114と、側壁110の基台部10と反対側の端面を覆う略円盤状の天板115とを備える。
即ち、本体部11は、天板115の外周縁より基台部10側に側壁110が立設され、その基台部10側が開口した円筒形状となる。そして、図2に示すように、側壁110には、その周方向に開口した開口部111が設けられることにより、筐体1外部を流れる流体が開口部111を通じて筐体1内部に流入するとともに、筐体1内部の流体が開口部111を通じて筐体1外部に流出する。
更に、この側壁110における開口部111の構成位置に、リング状の横桟部112と柱状の縦桟部113とが交差して設けられる。そして、図2に示すように、縦桟部113は、側壁110における開口部111に対して、基台部10側から天板115側に架橋するように形成されて、本体部11の側壁110の開口部111の強度を補う。この縦桟部113は横桟部112の周方向に沿って複数周設されることで、開口部111を周方向に沿って複数領域に分割する。
尚、図1及び図2の構成例では、開口部111の構成位置において、側壁110の軸方向に沿って2つの横桟部112が形成されるものとし、開口部111が軸方向に沿って3領域に分割されるものとしているが、横桟部112の個数について2つに限定するものではなく、筐体1の強度が十分である場合は、横桟部112がなくてもよい。同様に、縦桟部113の設置数についても、筐体1に十分な強度を寄与するだけの個数を備えるものであればよい。又、横桟部112及び縦桟部113はそれぞれ、開口部111を通じて筐体11内部に流入する流体の流れを阻害するため、その設置数が少ない方が望ましい。
更に、本体部11は、本体部11の軸方向に対して空間を分割する遮蔽カバー116,117を備え、遮蔽カバー116,117の両方によって覆われた空間に検知部3が設置される。そして、遮蔽カバー117と天板115とによって覆われた空間に、警報器の制御を行う制御部が設置されるとともに検知部3と電気的に接続された回路基板2や、この回路基板2と電気的に接続された警報発報のための発音体4が設置される。尚、天板115には、ブザー又はスピーカによって構成される発音体4からの音声による振動を外部の空気に伝達させるための音孔118が設けられる。
即ち、遮蔽カバー116,117はそれぞれ、その面が底板100及び天板115による面と略平行になるように設置され、遮蔽カバー116が、本体部11の基台部10側に設けられる一方で、遮蔽カバー117が、本体部11の天板115側に設けられる。そして、遮蔽カバー117は、その面方向における検知部3の設置位置に貫通穴が設けられ、この貫通穴に回路基板2と接続された検知部3が挿入される。又、天板115と遮蔽カバー117と側壁110とによって構成された空間は、その空間内に設置された発音体4からの音声振動に共鳴する共鳴空間となる。又、遮蔽カバー116,117の両方によって覆われた空間における検知部3の外側領域には、側壁110に設けられた開口部111から流入する流体を検知部3まで誘導する誘導部5が形成される。
これにより、遮蔽カバー116,117が設置されることで、誘導部5は、基台部10側の空間及び天板115側の空間(共鳴空間)それぞれから隔離され、開口部111で開放された空間となる。そのため、遮蔽カバー116,117によって、基台部10側の空間及び天板115側の空間から誘導部5に対する塵埃の混入が防止される。又、基台部10側の空間及び天板115側の空間から誘導部5を流れる気流が遮蔽カバー116,117によって遮られるため、誘導部5内の気流を開口部111からの流れで制限できる。更に、この遮蔽カバー116,117により、警報器の設置作業や電池交換作業中において、その作業者による誘導部5への接触を、遮蔽カバー116,117によって防止できる。
又、誘導部5が形成される、遮蔽カバー116,117の両方によって覆われた空間領域の一部には、警報器に電力供給を行う電池6を保持する電池ケース7が、遮蔽カバー116,117を接続するように立設される。この電池ケース7は、遮蔽カバー116,117により覆われた空間で、開口部111と検知部3との間に設けられるため、開口部111から検知部3に向かう流体の流れを遮る構造物となる。
尚、電池ケース7は、遮蔽カバー116,117のいずれか一方と一体化された構成としてもよいし、遮蔽カバー116,117のいずれとも別体となるように構成されるものとしてもよい。このとき、図1に示すように、電池ケース7は、電池6が挿入される開口部分が、遮蔽カバー116の基台部10側に設置される。これにより、警報器における電池6の交換を行う際に、本体部11を基台部10からの取り外したときに、遮蔽カバー116をも取り外すことなく電池6を交換できるため、遮蔽カバー116により検知部3及び誘導部5を保護できる。又、電池ケース7について、遮蔽カバー116,117のいずれか一方と一体化する場合、電池ケース7の開口部を基台部10側に設置できるため、図1に示すように、遮蔽カバー116と一体化されるものとすることが好ましい。
このように構成される警報器は、上述したように、基台部10が、その底板100が設置面に当接した状態でネジなどの固定具により螺合されることで、天井又は壁などの下地に設置固定される。そして、基台部10の側壁101に設けた係止部102に対して、本体部11の側壁110に設けた係止部114を係合させることで、本体部11を基台部10に固定接続させる。この本体部11には、上述のように、遮蔽カバー116が設けられ、この遮蔽カバー116によって、検知部3及び誘導部5が同一平面上に設けられる空間の基台部10側が覆われる。よって、作業者が、設置面に固定した基台部10に本体部11を取り付ける際に、本体部11内の検知部3及び誘導部5を形成する空間に、作業中に発生する塵埃などが混入することを防止できる。
<第2の実施形態>
本発明における第2の実施形態の警報器について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態の警報器の構成を示す概略断面図であり、図4は、本実施形態の警報器の本体部内部の構成を示す平面図である。尚、本実施形態の警報器の構成おいて、第1の実施形態における警報器の構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。又、本実施形態の警報器においても、第1の実施形態と同様、その外観が図2の側面図に示されるものとして説明する。
本実施形態の警報器は、図3に示すように、第1の実施形態の警報器(図1参照)に対して、本体部11に構成された誘導部5を複数の領域に分割する誘導壁51を追加した構成となる。即ち、遮蔽カバー116,117により覆われた空間において、側壁110に設けられた開口部111から検知部3まで延設された複数の誘導壁51が設けられる。この誘導壁51による構成以外については、第1の実施形態と同様となるため、その詳細な説明については、第1の実施形態を参照とするものとし、本実施形態では省略する。
図3に示す警報器は、遮蔽カバー116,117のそれぞれに接続された上述の複数の誘導壁51を備えることで、遮蔽カバー116,117の間に形成される誘導部5が複数の領域に分割される。即ち、図4に示すように、遮蔽カバー117の面方向に対して、複数の誘導壁51が、検知部3を中心として略放射状に立設され、隣接する誘導壁51により分割された領域が誘導路52として機能する。
このとき、遮蔽カバー116,117に対して立設される誘導壁51は、遮蔽カバー116,117のいずれか一方と一体化された構成としてもよいし、遮蔽カバー116,117のいずれとも別体となるように構成されるものとしてもよい。更に、図3に示す構成において、電池ケース7を誘導壁51と共に遮蔽カバー116と一体化させることで、誘導部5に対する電池ケース7などの突起物に誘導壁51を直接的に接続させ、電池ケース7などの突起物を誘導壁51の一部とすることができる。尚、誘導壁51が遮蔽カバー116,117のいずれか一方と一体化された構成とすることで、警報器の部品点数を低減することができ、その製造工程を簡略化できる。
この誘導壁51が遮蔽カバー116,117と接続されることにより、誘導壁51と遮蔽カバー116,117の間に間隙がなくなるため、誘導路52への塵埃の混入を更に防止できるだけでなく、誘導壁51を介して隣接する誘導路52間に流体が流れることを防止できる。又、第1の実施形態と同様、遮蔽カバー116,117が設置されることにより、誘導壁51により構成される誘導路52は、基台部10側の空間及び天板115側の空間それぞれから隔離され、開口部111で開放された空間となる。よって、筐体1における他空間からの誘導路52への塵埃の混入及び気流の流れ込みや、作業者による誘導壁51及び誘導路52への接触を、遮蔽カバー116,117によって防止できる。
このような構成の警報器における誘導壁51の詳細について、図4の平面図を参照にして、検知部3を光電式の煙検知部とした場合の構成例を以下に説明する。煙検知部を構成する検知部3は、図4に示すように、遮蔽カバー117の面方向において、その中心から偏心した位置に設置される。誘導壁51は、遮蔽カバー117の外周縁に周設された開口部111における縦桟部113から検知部3の外周壁までを結ぶように設置される。
又、検知部3は、複数のラビリンス壁302と、発光ダイオードLを備えた発光部303と、フォトダイオードPDを備えた受光部304とが、光電基台となる底板301の外周側に周設された構成となる。そして、誘導壁51の検知部3側の端部が、ラビリンス壁302、発光部303、及び受光部304それぞれの設置位置で、誘導壁51の外周壁と接続される。即ち、検知部3内部に流入しようする流体(煙)の流れに対して障害となるラビリンス壁302、発光部303、及び受光部304のそれぞれから延設するように、誘導壁51が設けられる。これにより、誘導壁51により形成される誘導路52により誘導された流体の流れに対して、検知部3の構成物による障害を低減できる。尚、検知部3は、その外周側が防虫網305で覆われた構成とされることで、検知部3内への虫や塵埃の侵入が防がれる。
そして、このような誘導壁51の一部には、遮蔽カバー117から遮蔽カバー116まで貫通する電池ケース7及びコネクタ8をその一部とするものがある。即ち、誘導壁51として、遮蔽カバー116,117によって構成される空間における突起物を一部に利用したものがある。コネクタ8を一部とする誘導壁51は、縦桟部113及びコネクタ8間で延設された誘導壁51aと、コネクタ8と、コネクタ8及び検知部3間で延設された誘導壁51bとによって構成される。又、電池ケース7を一部とする誘導壁51は、2つの縦桟部113と直接接続された電池ケース7と、電池ケース7及び検知部3間で延設された2つの誘導壁51cとによって構成される。
このように構成することで、突起物となる電池ケース7及コネクタ8のそれぞれを誘導壁として機能させることができる。尚、コネクタ8は、回路基板2上の不図示の制御部と電気的に接続されるとともに、遮蔽カバー117から遮蔽カバー116まで貫通した形状を備える。このように構成することで、遮蔽カバー116の基台部10側の表面からコネクタ8を突出させた構造とできる。そのため、基台部10から本体部11を取り外したときに、このコネクタ8に外部から電気信号を与えて、回路基板2上の不図示の制御部を動作させることで、警報器の動作試験などが行われる。
このようにコネクタ8を遮蔽カバー117から遮蔽カバー116まで貫通させる場合、遮蔽カバー116,117間を接続する柱状のコネクタ挿入部材を設ける。このコネクタ挿入部材は、その断面をコネクタ8が挿入される穴を有する管状とすることで、回路基板2に接続されたコネクタ8の先端がコネクタ挿入部材を通じて、遮蔽カバー116の基台部10側の表面まで誘導される。このコネクタ挿入部材は、上述した誘導壁51a,51bと一体化されるものとしてもよいし、更に、電池ケース7と同様、遮蔽カバー116,117のいずれか一方と一体化されるものとしてもよい。
本発明は、流体より環境値を取得する検知部を備えた警報器に適用可能である。特に、光電式の煙検知部や感熱素子を備えた火災警報器を構成する警報器や、ガス量を測定するためのガス警報器を構成する警報器などに適用することができる。
は、本発明の第1の実施形態の警報器の構成を示す概略断面図である。 は、図1の警報器の外観構成を示す側面図である。 は、本発明の第2の実施形態の警報器の構成を示す概略断面図である。 は、図3の警報器における本体部の内部の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 筐体
2 回路基板
3 検知部
4 発音体
5 誘導部
6 電池
7 電池ケース
8 コネクタ
10 基台部
11 本体部
51 誘導壁(誘導部材)
51a〜51c 誘導壁(誘導部材)
52 誘導路
100 底板
101 側壁(外周壁)
102 係止部
110 側壁(外周壁)
111 開口部
112 横桟部
113 縦桟部
114 係止部
115 天板
116,117 遮蔽カバー
118 音孔
301 底板
302 ラビリンス壁
303 発光部
304 受光部
305 防虫網

Claims (2)

  1. 外部から流れ込む流体により周辺環境の物理量の変化を表す環境値を検出する検知部と、該検知部により検出された環境値に基づいて周辺環境における異常の判定を行う制御部と、を備え、壁面に設置固定される基台部の端面に係止される構造とされた警報器において、
    前記検知部及び前記制御部を内蔵する筐体と、
    該筐体の外周壁に形成されて、外部からの流体を該本体部内部に流入させる開口部と、
    前記筐体における前記開口部と前記検知部との間の空間に形成され、前記開口部を通じて流入した外部からの流体を前記検知部へ誘導する誘導部と、
    前記筐体内部において、前記検知部及び前記誘導部による構成部分を独立した空間として、前記基台部に係止される側から遮蔽する遮蔽カバーと、
    その開口部を前記基台部の側に向けた電池ケースと、を備えることを特徴とする警報器。
  2. 請求項1において、
    前記誘導部によって形成される空間を分割して前記開口部から前記検知部まで前記流体を誘導する複数の誘導路を形成する誘導壁が、前記遮蔽カバーと一体に立設されることを特徴とする警報器。
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