JP5244002B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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本発明は、インパットダイオードのように、アバランシェブレークダウンを利用したPINダイオードを含む半導体装置に関する。さらに詳しくは、特性バラツキのあるシリコンカーバイド(以下、SiCともいう)層を用いても、特性バラツキを少なく、耐圧を向上させ、より多くのアバランシェ電流を流すことができるPINダイオードを含む半導体装置およびその製造方法に関する。
インパットダイオードは、アバランシェブレークダウンによるキャリアの発生と、そのキャリアが半導体層を走行する時間を利用してマイクロ波を発生する固体マイクロ波源であり、半導体固体素子の中では、高周波で比較的大きな出力電力が得られることで知られている。このような高周波用の固体素子の半導体材料として、従来用いられていたシリコン(Si)やガリウムヒ素(GaAs)に代えて、4H−SiCが注目を集めている。すなわち、SiCは、絶縁破壊電界がSiの約10倍で、熱伝導率もSiの約3倍であり、さらに電子の飽和速度がSiの約2倍と大きいため、高周波、高出力の半導体デバイスに適しているからである。
このような4H−SiCを用いた従来のPINダイオードとして、図3に示す構造が知られている(たとえば特許文献1)。図3において、n+型SiC基板1上に、I層としてn-型SiC層2がエピタキシャル形成され、さらに、n-型SiC層2上にp+型SiC層3がエピタキシャル形成されている。p+型SiC層3の表面には、電気的接触を得るためのオーミック電極4aおよび配線のボンディングのためのパット電極4bからなる表面側電極4が形成され、n+型SiC基板1のエピタキシャル成長された面と反対面(裏面)には、オーミック電極5aとパッケージなどへ固定するための固着用電極5bからなる基板側電極5が形成されている。また、このような素子では、半導体層の端面や表面のpn接合終端部で電界が集中して破壊しやすいという性質を有しているので、Siに比べて10倍の高絶縁破壊電界を示すSiCの特性を半導体装置の動作特性として有効に利用するために、ガードリング6が素子周縁部に形成されている。
さらに、p+型SiC層3の表面全面に、図示しない低抵抗層を形成してから、その中心部にオーミック電極4aを設けて周縁部のガードリング6と一定間隔(等等間隔、L1=L2)を有するように形成することにより、低抵抗層によりガードリング6との境界面への電界集中を緩和して、電極直下にアバランシェ電流を集中させる構造がとられている。なお、n+型SiC基板1はn-型SiC層2などより遥かに厚いが、図3では便宜上薄い層として記載しており、他の図においても同様である。なお、半導体層表面での表面電界を緩和する方法としては、エッチングを使ったベベリングやリサーフなどの方法が用いられている。
このようなPINダイオードに電圧を印加すると、図2に示すような電流−電圧特性が得られる。電位の基準をn+型SiC基板1の裏面に設けられる基板側電極5にした場合、順方向特性は、p+型SiC層3に正電位を印加した場合に得られ、逆方向特性は、p+型SiC層3に負電位を印加した場合に得られる。特に、逆方向特性においては、一定の電位Vbでブレイクダウン電流が発生する。エッジターミネーション(接合端面における終端電界緩和)の効果が十分に得られている場合には、アバランシェブレイクダウンによるブレイクダウン電流を可逆的に発生させることが可能である。
しかし、オーミック電極4aがp+型SiC層3の露出面のほぼ中心部に、すなわち、オーミック電極4aとガードリング6との距離L1とL2とが等しくなるように設けられていると、ほぼ理論的な電圧でアバランシェブレイクダウンが起きるインパットダイオードであるにも拘らず、高出力を得るため、より大きなアバランシェ電流を流すと、同一基板上の全ての素子が、同じ場所、すなわち、オフ角を有する基板のc軸が傾いている方向のみで絶縁破壊を生じることが観測された。
そこで、本願出願人は、図4に示すように、オフ角方向のオーミック電極4aとガードリング6との距離L1が、反対側(反オフ角方向)のオーミック電極4aとガードリング6との距離L2よりも大きくなるようにオーミック電極4aを形成する技術を開示している(特願2008−45379号)。このように形成することにより、距離L1に相当する領域の抵抗r1、距離L2に相当する領域の抵抗r2は、r1>r2となる。つまり、破壊電界強度が弱い領域の抵抗r1を、破壊電界強度が強い領域の抵抗r2より大きくすることで、アバランシェ電流を発生させた場合のr1による電位降下が大きく、r2による電位降下が小さくなる。その結果、r1側のオーミック電極4aに流れるアバランシェ電流の増加率が小さく、r2側のオーミック電極4aに流れるアバランシェ電流の増加率が大きくなり、p+型SiC層3bに流れるアバランシェ電流量が均一化することで、装置全体として大きなアバランシェ電流を発生させることが可能となる。
なお、半導体基板の法線に対して、結晶軸<0001>方向(以下、c軸ともいう)がずれていることを、オフ角を有するといい、例えば半導体基板主面の法線が、c軸から<11−20>方向にθだけ傾いているとき、その角度θをオフ角、c軸側をオフ角方向という。また、<11−20>の−2のような数字の前に付されている「−」の記号は、結晶学上において、数字の上につけるバーを意味する。
特開2005−019768号公報
本出願人が先に提案したPINダイオードにおいて、オーミック電極4aとガードリング6との距離L1とL2を最適化したにも拘らず、設計上目的とするアバランシェブレイクダウン電流が発生する前に、オフ角を有する基板のc軸が傾いている方向のみで絶縁破壊を生じる場合があった。
これは、p+型SiC層3を通過する電流を、4H−SiCにおける衝突イオン化係数の異方性を考慮して最適化し、p+型SiC層3上に形成するオーミック電極とガードリングとの距離L1とL2を最適化するのみでは、素子の歩留まりを向上させることが非常に困難であることを示している。そこで本発明は、特性バラツキを低減させるとともに、半導体装置の歩留まりを向上させることができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1に係る発明は、主面がオフ角を有する六方晶シリコンカーバイドからなり、第1導電型の半導体基板と、該半導体基板の一面上に形成され、該半導体基板より不純物濃度が低いシリコンカーバイドからなる第1導電型のエピタキシャル成長層と、該エピタキシャル成長層上に形成され、該エピタキシャル成長層よりも不純物濃度が高い第2導電型層と、素子周辺に形成され、素子耐圧を確保するガードリングと、前記第2導電型層の露出面の一部に設けられ、該第2導電型層とオーミックコンタクトするオーミック電極と、前記半導体基板の他面に形成される基板側電極とを有するPINダイオードを含む半導体装置において、前記半導体基板の法線に対して<0001>軸が傾いた方向及び該方向の逆方向に延出する方向に、前記ガードリングの端部との間の寸法が異なるように複数のオーミック電極を配置し、前記<0001>軸が傾いた方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型層の抵抗が、前記逆方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型層の抵抗より大きくなるように、1または2以上の前記オーミック電極を前記PINダイオードの一方の電極とし、前記基板側電極を前記PINダイオードの他方の電極とすることを特徴とする。
本願請求項2に係る発明は、請求項1記載の半導体装置において、前記一方の電極を構成する前記オーミック電極と前記ガードリングの端部の間の寸法は、前記<0001>軸が傾いた方向の前記オーミック電極端と前記ガードリング端との間の寸法の方が、前記逆方向の前記オーミック電極端から前記ガードリング端との間の寸法より大きいことを特徴とする。
本願請求項3に係る発明は、主面がオフ角を有する六方晶シリコンカーバイドからなり、第1導電型の半導体基板と、該半導体基板の一面上に形成され、該半導体基板より不純物濃度が低いシリコンカーバイドからなる第1導電型のエピタキシャル成長層と、該エピタキシャル成長層上に形成され、該エピタキシャル成長層よりも不純物濃度が高い第2導電型層と、素子周辺に形成され、素子耐圧を確保するガードリングと、前記第2導電型層の露出面の一部に設けられ、該第2導電型層とオーミックコンタクトするオーミック電極と、前記半導体基板の他面に基板側電極とを形成するPINダイオードを含む半導体装置の製造方法において、前記ガードリングに囲まれた前記第2導電型層上に、前記半導体基板の法線に対して<0001>軸が傾いた方向及び該方向の逆方法に延出する方向に、前記ガードリングの端部との間の寸法が異なるように複数のオーミック電極を形成する工程と、複数の前記オーミック電極の内、前記<0001>軸が傾いた方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型の抵抗が、前記逆方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型層の抵抗より大きくなるように、前記複数のオーミック電極の内、1または2以上のオーミック電極を、前記PINダイオードの一方の電極として選択する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の半導体装置および本発明の半導体装置の製造方法は、複数のオーミック電極を備え、その中から最適なオーミック電極を選択することのみにより、所望の特性の半導体装置を得ることができる。特に、インパットダイオードとして動作させて発振させる場合に、従来の構造においてはエピタキシャル層の特性バラツキにより、動作不良となる基板面内の領域においても、ダイオードが正常に動作するように調整することが可能となり、半導体装置の製造工程において歩留まりが向上し、更には、低コスト化が可能となる。
本発明による半導体装置の一実施例であるインパットダイオードの説明図である。 本発明によるインパットダイオードの電圧−電流特性を説明する図である。 従来のPINダイオードの説明図である。 出願人が先に開示したPINダイオードの説明図である。
本発明の半導体装置およびその製造方法について、以下、インパットダイオードを例にとり、詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例であるインパットダイオードの説明図である。図1に示すように、主面がオフ角θを有する六方晶シリコンカーバイド(SiC)からなり、n+型SiC基板1(第1導電型の半導体基板)上に、n+型SiC基板1より不純物濃度が低いシリコンカーバイドからなるn-型SiC層2(第1導電型のエピタキシャル成長層)、n-型SiC層2よりも不純物濃度が高いp+型SiC層3(第2導電型層)が形成され、素子周辺に素子耐圧を確保するガードリング6が形成されている。そして、p+型SiC層3上に、p+型SiC層3とオーミックコンタクトするオーミック電極4aが、図1にpad1、pad2、・・・padn+1と示すように、複数形成されており、それぞれのオーミック電極4a上には、配線のボンディングのためのパッド電極4bが形成されている。n+型SiC基板1の他面には、オーミック電極5aと固着用電極5bからなる基板側電極5が形成されている。本実施例では、基板側電極5を基準電位として、表面側電極4に負電位を印加させてアバランシェ電流を発生させ、アバランシェ電流領域でダイオードが動作可能となるように、表面側電極4上のオーミック電極4aを決定する。つまり、複数のオーミック電極4aを一体として、インパッドダイオードの一方の電極となるようにする。
例えば、c軸方向のオフ角側の抵抗値と反オフ角側の抵抗値を所望の値に設定するため、pad1とpad3を選択し、これらを一体としてインパッドダイオードの表面側電極4とする。その結果、オフ角側のオーミック電極4(pad1)端からガードリング6にかけての電位降下が大きく、反オフ角側のオーミック電極4a(pad3)端からガードリング6にかけての電位降下が小さくなるようにすることができる。つまり、オフ角側で発生するアバランシェ電流の増加率を小さく、反オフ角側のアバランシェ電流の増加率を大きくすることができ、アバランシェ電流発生領域をp+型SiC層3内で均一化することができ、全体として大きなアバランシェ電流を発生することが可能となる。
図1に示す例では、n+型SiC基板1は、n+型であるがp+型でもよい。その場合、その上に積層される半導体層の導電型は全て逆になる。本実施例では、n+型SiC基板1の主面の法線Nがc軸に対して角度θだけ<11−20>方向に傾いている。換言すると結晶のc軸方向が基板主面の法線Nに対してθだけ傾いた、いわゆるオフ角θを有する4H−SiC基板(以下、n+−SiC基板1ともいう)である。このような基板は、インゴットから切り出すときに、c軸に対して、たとえば4度とか、8度というようなオフ角θだけ傾けた位置でウェハに切り出すことにより得られる。このようなオフ角θを有する半導体基板1上にSiC層をエピタキシャル成長すると、そのSiC層もオフ角θを有する半導体層となる。
図1に示されるインパットダイオードの例では、n-型SiC層2は、電子の必要な走行時間遅れを生じさせる走行層とするもので、低不純物濃度層(I層)となっている。このn-型SiC層2は、たとえばXバンド(8〜13GHz)用としては、不純物濃度が0.5×1017〜2×1017cm-3程度で1.5〜3μm程度の厚さに、Kuバンド(13〜18GHz)用としては、不純物濃度が1.5×1017〜4×1017cm-3程度で、0.5〜1.5μm程度の厚さに、Sバンド〜Cバンド(2〜8GHz)の場合には、不純物濃度が1×1016〜5×1016cm-3程度で、3〜10μm程度の厚さに、それぞれ形成すればよい。
+型SiC層3は、n-型SIC層2上にエピタキシャル成長されており、pn接合でなだれ増倍によって作られた正孔を吸収する層である。このp+型SiC層3は、n-型SiC層2よりも不純物濃度が高く形成されている。ガードリング6は、例えば、バナジウムのイオン注入により、不純物濃度が1×1018〜1×1021cm-3程度で、0.2〜0.4μm程度の厚さに形成される。
+型SiC層3上に設けられるオーミック電極4aは、リフトオフ法により、オーミックコンタクト用のアルミニウムとチタンとをそれぞれ0.08μm程度と0.02μm程度、スパッタリング法または真空蒸着法などにより堆積することにより形成することができる。オーミック電極4aを分割して形成するためには、リフトオフ法を用いる場合、フォトレジストでパターニングを行なえば良く、スパッタリングで形成する場合には、膜の堆積後に、フォトレジスト等をマスクとして、金属膜をウエットエッチング、又はイオンミリングすれば良い。
+型SiC基板1の裏面には、オーミック電極5aとして、ニッケルを全面に0.2μm程度、スパッタリング法または真空蒸着法などにより堆積している。このオーミック電極4a、5aは、それぞれの金属を堆積した後、たとえば1000℃で2分程度の熱処理を施すことにより、接触抵抗が減少し、オーミック特性を得ることができる。そして、それぞれのオーミック電極4a、5aの表面に、パッド電極4bまたはパッケージへ実装するための固着電極5bとなる金膜を堆積することにより、表面側電極4および基板側電極5が形成される。
次に、オーミック電極として機能させるための電極の選択を行なう。まず、p+型SiC層3のシート抵抗のバラツキをウェハ面内で評価する。p+型SiC層3のシート抵抗は、例えば、p+型SiC層3に対するオーミック電極のコンタクト抵抗を評価するためのtransmission line modelパターンや、p+型SiC層3のHall移動度を評価するためのvan der Pauw法に用いるクローバー型パターンのTEG(Test Element Group)を用いて容易に求めることができる。更に、全く初めてのエピ構造について、本発明のダイオードを作製する場合には、p+型SiC層3のシート抵抗を求めたTEGの近傍に、動作テスト用のダイオードを配列しておき、設計したp+型SiC層3のシート抵抗からの差に合わせて、ボンディングする配線を、実際にダイオードにアバランシェブレイクダウンを発生させながら、最適なアバランシェ電流発生が可能なように調節していけば良い。各シート抵抗値に対して最適な配線数が決定された後、同じ仕様のエピ構造についてダイオードを作製する場合には、p+型SiC層3のシート抵抗値のバラツキのみを評価すれば、予め取得されている最適な電極の選択方法に従って、引き出し配線を実施すれば良い。
図1に示した本発明のオーミック電極4aの分割構造とパッド電極4b上への配線の選択例について、上述したp+型SiC層3のシート抵抗値が設計上の最適値より小さい場合の具体例を説明する。例えば、オフ角方向側のガードリング端から反オフ角方向のガードリング端までのp+型SiC層3の長さが500μmの場合、p+型SiC層3上でオーミック電極4aを3分割した場合には、電極はpad1、pad2、pad3の3個となり、例えば、電極の大きさをd1、d2、d3をそれぞれ順に、200μm、50μm、50μm、更に、電極の間隔L0、L1、L2、L3のそれぞれを50μmとする。例えば、pad1、pad2、pad3の全てに対してパッケージへの配線をした状態において、インパットダイオードとして最適な動作状態までアバランシェ電流を発生させることができるように設計する。図2に本実施例のPINダイオードの電圧−電流特性を示す。図2において、その最適な動作点におけるアバランシェ電流がI1とした場合に、p+型SiC層3のシート抵抗が最適な設計値より低めとなった場合には、pad2からパッケージへの配線を行なわず(オーミック電極として機能させず)、pad1、pad3へのみ配線(オーミック電極として機能させる)を行なえばよい。この場合、オフ角方向側のpn接合とガードリング6の境界領域においてダイオードが物理的に破損する前に、最適動作電流I1までのバイアスが可能となる。
1:n+型SiC基板、2:n-型SiC層、3:p+型SiC層、4:表面側電極、4a:オーミック電極、4b:パッド電極、5:基板側電極、5a:オーミック電極、5b:固着用電極、6:ガードリング、N:基板の法線

Claims (3)

  1. 主面がオフ角を有する六方晶シリコンカーバイドからなり、第1導電型の半導体基板と、該半導体基板の一面上に形成され、該半導体基板より不純物濃度が低いシリコンカーバイドからなる第1導電型のエピタキシャル成長層と、該エピタキシャル成長層上に形成され、該エピタキシャル成長層よりも不純物濃度が高い第2導電型層と、素子周辺に形成され、素子耐圧を確保するガードリングと、前記第2導電型層の露出面の一部に設けられ、該第2導電型層とオーミックコンタクトするオーミック電極と、前記半導体基板の他面に形成される基板側電極とを有するPINダイオードを含む半導体装置において、
    前記半導体基板の法線に対して<0001>軸が傾いた方向及び該方向の逆方向に延出する方向に、前記ガードリングの端部との間の寸法が異なるように複数のオーミック電極を配置し、
    前記<0001>軸が傾いた方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型層の抵抗が、前記逆方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型層の抵抗より大きくなるように、1または2以上の前記オーミック電極を前記PINダイオードの一方の電極とし、前記基板側電極を前記PINダイオードの他方の電極とすることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、前記一方の電極を構成する前記オーミック電極と前記ガードリングの端部の間の寸法は、前記<0001>軸が傾いた方向の前記オーミック電極端と前記ガードリング端との間の寸法の方が、前記逆方向の前記オーミック電極端から前記ガードリング端との間の寸法より大きいことを特徴とする半導体装置。
  3. 主面がオフ角を有する六方晶シリコンカーバイドからなり、第1導電型の半導体基板と、該半導体基板の一面上に形成され、該半導体基板より不純物濃度が低いシリコンカーバイドからなる第1導電型のエピタキシャル成長層と、該エピタキシャル成長層上に形成され、該エピタキシャル成長層よりも不純物濃度が高い第2導電型層と、素子周辺に形成され、素子耐圧を確保するガードリングと、前記第2導電型層の露出面の一部に設けられ、該第2導電型層とオーミックコンタクトするオーミック電極と、前記半導体基板の他面に基板側電極とを形成するPINダイオードを含む半導体装置の製造方法において、
    前記ガードリングに囲まれた前記第2導電型層上に、前記半導体基板の法線に対して<0001>軸が傾いた方向及び該方向の逆方法に延出する方向に、前記ガードリングの端部との間の寸法が異なるように複数のオーミック電極を形成する工程と、
    複数の前記オーミック電極の内、前記<0001>軸が傾いた方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型の抵抗が、前記逆方向のオーミック電極と前記ガードリングとの間の前記第2導電型層の抵抗より大きくなるように、前記複数のオーミック電極の内、1または2以上のオーミック電極を、前記PINダイオードの一方の電極として選択する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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