JP2018022794A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常動作時にオン電圧上昇や通電劣化の発生を伴うことなく、サージ電流耐量を向上できる技術を提供する。【解決手段】炭化珪素基板101の裏面側に形成されている第1電極110と、炭化珪素基板の表面側に形成されているエピタキシャル層102と、エピタキシャル層とショットキー接合した第2電極108と、エピタキシャル層と異なる導電型を有する第1半導体領域104と、第1半導体領域と同じ導電型かつ第1半導体の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する第2半導体領域106と、2半導体領域と同じ導電型かつ第2半導体領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を有する第3半導体領域105を有する半導体装置である。この半導体装置では、第2半導体領域は第3半導体領域内に内包されており、第3半導体領域は平面視にて全て結合されており、第3半導体領域は平面視にて第1半導体領域を囲うように形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、炭化ケイ素ショットキーバリアダイオード半導体装置に関する。
鉄道などの動力部に用いられているインバータにはパワー半導体モジュールが搭載されており、パワー半導体モジュールはパワー半導体装置から構成されている。これまで、パワー半導体装置の材料としてSi(シリコン)が主流であったが、物性値が優れるSiC(炭化ケイ素)が採用され始めている。SiCを用いたパワー半導体装置は、絶縁破壊強度がSiの約10倍であるため、パワー半導体装置のオフ状態に広がる空乏層幅が約10分の1となり、半導体装置の厚さを薄くできる。そのため、Siを用いた電力変換機と比較して、同耐圧において、素子のオン抵抗の低抵抗化が可能である。また、SiCは、熱伝導率がSiの3倍であるため、高温環境での動作に適している。
パワー半導体モジュールはスイッチング素子と整流素子から構成されおり、定格600Vから3.3kVの領域では、SiC整流素子としてSBD(Schottky Barrier Diode)が採用されている。ユニポーラ素子であるSBDは、PN接合のバリアハイトよりもショットキー接合のバリアハイトの方が低いため、オフ状態におけるリーク電流がPNダイオードよりも大きくなりやすい。SBDで生じるリーク電流低減のため、例えば、図1に示すようなJBS(Junction Barrier Schottky)構造が知られている。
図1に、パワー半導体モジュールのJBS(Junction Barrier Schottky)構造の例を示す。101はSiC基板、102はドリフト層、107は裏面コンタクト領域、108はショットキー電極、109はアノード電極、110はカソード電極(裏面電極)である。JBS構造は、アノード側にpn接合領域とショットキー接合領域を併せ持つ構造である。JBS構造では、オフ状態において図1中に示すp型不純物領域141から拡がる空乏層によってショットキー接合の電界を緩和するため、リーク電流が低減される。
図1に示すJBS構造において、p型不純物領域とアノード電極の接触をオーミック接触、あるいはオーミック接触に近づけたものはMPS(Merged PiN Schottky)構造と呼ばれている。MPS構造では、順バイアス時にp型不純物領域141からドリフト層102を含むエピタキシャル層に少数キャリアが注入されることにより伝導度変調が生じる結果、低抵抗となる。この効果により、SBDの短所である高温での導通損失が低減できる。また、順方向の過電流に対する耐性を示すサージ電流耐量が向上する。
しかしながら、PN接合のバリアハイトよりもショットキー接合のバリアハイトの方が低いため、p型不純物領域141を増やしすぎてしまうと順方向電圧降下が増加してしまい、導通損失が大きくなってしまう。特許文献1には、p型不純物領域とショットキー領域の面積比を選定することで、順方向電圧降下とサージ特性との間で妥協点を探る必要があることが開示されている。
また、特許文献2にはJBS構造の一部をMPS構造とすることで、低電圧が印加された場合には、JBS構造によるショットキー接合領域が動作し、高電圧が印加された場合には、PNダイオード領域が動作する技術が開示されている。
特表2016−502761号公報 特開2015−29046号公報
MPS構造を導入すると、SiC特有の問題である、少数キャリアの注入による基底面転移(Basal Plane Dislocation:BPD)などの結晶欠陥が拡張する通電劣化が発生する。通電劣化が生じると、オン電圧が上昇するため導通損失が大きくなってしまう。これを防ぐため、通常動作時は少数キャリアが関与しないショットキー領域が動作、過電流が流れるときのみ少数キャリアが注入されるPNダイオード領域が動作する構造が理想的である。これにより、BPDが存在したとしても、印加される電圧が比較的低い通常動作の範囲内であれば、通電劣化が生じず、オン電圧が上昇しないため、導通損失が大きくなることもない。
また、高電圧が印加される過電流発生時に動作するPNダイオード領域は、通常動作時に関与しないため、その面積比が大きくなりすぎると通常動作時のオン電圧が大きくなってしまい導通損失が増加してしまう。従って、ショットキー領域とPNダイオード領域のバランスを考慮することが必要である。
さらに、MPS構造を有する複数素子を並列にしてモジュールを構成すると、下記のような課題が生じる。
図2に一般的なMPS構造での順方向電流(I)−順方向電圧(V)特性201を示す。順方向通電を開始してショットキーバリアのビルトイン電圧11を超えた点から、一定値まではIVの傾きはほぼ直線に伸びていく(12)。これはSBDの特性を示しており、PNダイオードは動作していない、つまり少数キャリアは関与していない。この後、PNダイオード領域にバリアハイトを超える電圧が印加されるとPN接合から少数キャリアが注入され、電流値が増大する。このとき、ショットキー領域よりも低抵抗なPNダイオード領域がオンした効果で素子全体の抵抗が低下し、電圧ドロップ13が観察されることがある。このとき、複数チップが並列接続されていると、最初にPNダイオード領域が導通した素子の低抵抗化によって、並列接続された素子全体の印加電圧を低下させるため、その他の素子のPNダイオード領域が導通しにくくなる。その結果、低抵抗化した素子のみにその他の素子に流れるべき電流が集中するため、1素子に過剰の電流が流れて破壊が生じやすくなる。この不均一動作を防止するため、PNダイオード領域が動作する電圧と、PNダイオード領域動作後に流れる電流量を調節する必要がある。
図2で、特性202は比較のために示した、JBS構造を採用せず、ショットキー接合のみで、オーミック接合がない場合の例である。特性203のように、通常動作時はショットキー領域が動作し、過電流が流れるときのみPNダイオード領域が動作するようにコントロールされた特性が理想的であり、このような特性に近づけることができる炭化ケイ素ショットキーバリアダイオード半導体装置を提供することが本発明の課題である。
上記課題を解決する本発明の一側面は、炭化珪素基板と、炭化珪素基板の裏面側に形成されている第1電極と、炭化珪素基板の表面側に形成されているエピタキシャル層と、エピタキシャル層とショットキー接合した第2電極と、エピタキシャル層の表面側に形成されたエピタキシャル層と異なる導電型を有する第1半導体領域と、エピタキシャル層の表面側に形成された第1半導体領域と同じ導電型かつ第1半導体の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する第2半導体領域と、エピタキシャル層の表面側に形成され、第2半導体領域と同じ導電型かつ第2半導体領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を有する第3半導体領域を有する半導体装置である。この半導体装置では、第2半導体領域は第3半導体領域内に内包されており、第3半導体領域は平面視にて全て結合されており、第3半導体領域は平面視にて第1半導体領域を囲うように形成されている。
本発明の他の一側面は、炭化珪素基板と、炭化珪素基板の第1の面に形成されている第1電極と、炭化珪素基板の第2の面に形成されているドリフト層と、ドリフト層に接続される第2電極と、ドリフト層と第2電極の間にあり、ドリフト層と異なる導電型を有する第1半導体領域と、ドリフト層と第2電極の間にあり、第1半導体領域と同じ導電型かつ第1半導体の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する第2半導体領域と、ドリフト層と第2電極の間にあり、第2半導体領域と同じ導電型かつ第2半導体領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を有する第3半導体領域を有し、第2電極は、ドリフト層とショットキー接合しており、ショットキーバリアダイオードの一部を構成し、第2半導体領域は第3半導体領域に接しており、第3半導体領域は平面視にて全て結合されており、かつ、ショットキーバリアダイオードを囲うように形成されていることを特徴とする半導体装置である。
本発明によれば、パワー半導体モジュールの特性を、通常動作時はショットキー領域が動作し、過電流が流れるときPNダイオード領域が動作するようにコントロールされた特性に近づけることができる。
一般的なJBS構造、及びMPS構造の断面図である。 一般的なMPS構想での順方向電流(I)−順方向電圧(V)特性のグラフ図である。 本発明の実施例1の半導体装置の平面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の線分XX’での断面図である。 本発明の実施例の半導体装置の製造方法を示すフロー図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例1の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例の半導体装置の製造過程を示す線分XX’での断面図である。 本発明の実施例2の半導体装置の平面図である。 本発明の実施例2の半導体装置の線分YY’での断面図である。 本発明の実施例3の半導体装置の平面図である。 本発明の実施例3の半導体装置の線分ZZ’での断面図である。 本発明の実施例3の半導体装置の線分ZZ’での断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、実施の形態では、特に必要なときを除き、同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。さらに、実施の形態を説明する図面においては、構成を分かりやすくするために、平面図であってもハッチングを付す場合がある。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数または順序を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
以下の実施例では、ショットキーダイオードが形成されるアクティブ領域に、PNダイオード領域を形成し、さらにアクティブ領域を囲む領域にもPNダイオード領域を形成し、両方のPNダイオード領域を接続する例を示す。
図3を用いて、以下、本実施例の半導体装置である半導体チップの構造について、説明する。図3は、本実施例の炭化ケイ素ショットキーバリアダイオード半導体装置の平面図である。図3に示すように、本実施例の炭化ケイ素半導体装置は、ダイオード等が形成されるアクティブ領域1と、終端領域2と、を有している。図3ではアクティブ領域1上に形成される電極や、終端領域2上に形成されるパッシベーション膜は省略されている。図4の断面図で説明するように、103は電流分散層領域、104は非オーミック領域、105はオーミック領域、106はオーミック接合領域である。
図4は、図3に示した線分XX’における断面図である。図4に示すように、本実施例の半導体装置は、SiC(炭化ケイ素)からなる半導体基板であるSiC基板101を有している。SiC基板101はn型不純物(例えばN(窒素))を高い濃度で含んでいる。SiC基板101の裏面、つまり第2主面には、カソード電極110が形成されている。カソード電極110は、例えば、SiC基板101の底面から下方に向かって順に、Ti(チタン)膜、Ni(ニッケル)膜およびAu(金)膜を形成した積層膜からなるカソード電極である。ここで、SiC基板101とカソード電極110が接する面にはSiC基板101より高い濃度の裏面コンタクト領域107が形成されている場合もある。カソード電極110とSiC基板101または、裏面コンタクト領域107とはオーミック接合されている。
SiCからなるn型のSiC基板101の上面、つまり第1主面上には、SiC基板101よりもn型不純物濃度が低いSiCからなるn型のドリフト層102が形成されている。ドリフト層102は、比較的低い濃度でn型不純物(例えばN(窒素)またはP(リン))を含んでいる。n型のSiC基板101とn型のドリフト層102の厚さは所望の耐圧によって決まる。例えば、3.3kV耐圧仕様の半導体装置におけるドリフト層102の厚さは、25〜35μmである。
ドリフト層102を含むエピタキシャル層の表面の一部にはJBS構造を形成する非オーミック領域104が形成されている。非オーミック領域104は比較的低い濃度でp型不純物(例えばAl(アルミニウム)またはB(ホウ素))を含んでいる。
また、ドリフト層102の表面の一部にはPNダイオードを形成するオーミック領域105が形成されている。オーミック領域105は非オーミック領域104と同等またはそれより高い濃度のp型不純物(例えばAl(アルミニウム)またはB(ホウ素))を含んでいる。このとき、オーミック領域105の幅W1は非オーミック領域の幅W0と同等もしくは広い。W1は例えば、2.5μm以上20μm以下である。W1の幅が広いほど、PNダイオード領域が動作する電圧が低くなる。
さらに、オーミック領域105の内部にはオーミック接合領域106が形成されている。オーミック接合領域106はオーミック領域105よりも高い濃度のp型不純物例えばAl(アルミニウム)またはB(ホウ素))を含んでいる。このとき、オーミック接合領域の幅W2はオーミック領域105の幅W1よりも狭く、かつ、オーミック接合領域106の形成深さはオーミック領域105よりも浅い。オーミック接合領域106の作用はオーミック領域105へ給電することにある。
ここで、ドリフト層102を含むエピタキシャル層の表面には電流分散層領域103が形成されている場合もある。電流分散層領域103はドリフト層102領域よりも高い濃度のn型不純物(例えば例えばN(窒素)またはP(リン))を含む。電流分散層領域103の形成深さは非オーミック領域104やオーミック領域105よりも深い。電流分散層領域103は電流を流れやすくさせる効果により、素子の抵抗を低減する。
ドリフト層102の表面上にはショットキー電極108が形成されている。これにより、ドリフト層102または電流分散層領域103とショットキー電極108はショットキー接続されている。ショットキー電極は、例えば、Tiである。さらに、ショットキー電極上にはアノード電極109が形成されている。アノード電極は、例えば、Alである。
図4の構成において、カソード電極110に対してアノード電極109が正になるように電圧を印加すると、電子はアノード電極109とドリフト層102の間のショットキーバリアを超えるため、アノード電極109とカソード電極110間に電流が流れる。すなわち、図3のオーミック領域105で囲まれた領域がショットキー領域となりSBDとして動作する。また、電圧がさらに上がると、電子と正孔はp型のオーミック領域105とn型のドリフト層102の間を拡散できるようになり、アノード電極109とカソード電極110間に電流が流れる。すなわち、オーミック領域105周辺がPNダイオードとして動作する。
一方、カソード電極110に対してアノード電極109が負になるように電圧を印加すると、電子はアノード電極109とドリフト層102の間のショットキーバリアを超えることができないため、アノード電極109とカソード電極110間に電流が流れない。また、電子と正孔は、オーミック領域105とドリフト層102の間を拡散できず、アノード電極109とカソード電極110間に電流が流れない。また、非オーミック領域104やオーミック領域105によって、アノード電極109とドリフト層102間の電界が緩和されるため、耐圧が向上する。本実施例では、オーミック領域と非オーミック領域の割合や配置を工夫することにより、通常動作時はショットキー領域がSBDとして動作し、過電流が流れるときPNダイオード領域が素子全体でPNダイオードとして動作するようにコントロールを図っている。
図3に示す平面形状のように、本実施例の半導体装置はp型を含むオーミック接合領域106が、アクティブ領域1に形成されたオーミック領域105b内のみに形成されている。さらに、アクティブ領域1内のオーミック領域105bは、アクティブ領域を取り囲むように形成されたオーミック領域105aによって、結合されている。これにより、オーミック領域105aにもオーミック領域105b内に形成されたオーミック接合領域106から給電される。この結果、過電流が流れるほど電圧が上昇した際、オーミック領域105bのみでなく、オーミック領域105aからも少数キャリアが注入されるPNダイオードとして動作することが可能である。さらに、全てのオーミック領域105bがオーミック領域105aによって結合されていることにより、素子内のどの領域のPNダイオードが動作し始めても、瞬時に素子全体のPNダイオードが動作できる。この結果、より大きなサージ電流耐量の確保が可能である。ここで、素子のどの部分でPNダイオード領域が動作してもよいように、オーミック領域105は素子全体に形成する。このため、平面視した際、非オーミック領域104はオーミック領域105に囲まれるように配置される。
PNダイオード領域が動作する電圧はオーミック領域105bの幅W1で調節でき、W1が大きいほど、より低電圧でPNダイオードが動作する。この時、オーミック領域105aの幅W3は非オーミック領域104と同等の幅とし、その調節は実施しないでもよい。
次に、アクティブ領域1内における非オーミック領域104とオーミック領域105の比率について述べる。アクティブ領域1内のPNダイオード領域の比率が大きくなると、過電流時にPNダイオード領域に流れる電流が大きくなるためサージ電流耐量は向上するが、通常動作時に電流が流れるJBS領域の比率が小さくなるため、オン電圧が上昇してしまう。また、複数チップを並列させて半導体モジュールを構成したとき、最初にPNダイオード領域が導通した素子の低抵抗化によって、並列接続された素子全体の印加電圧を低下させるため、その他の素子のPNダイオード領域が導通しにくくなる。その結果、低抵抗化した素子のみにその他の素子に流れるべき電流が集中するため、1チップに過剰の電流が流れ、破壊が生じやすくなる。これらのオン電圧上昇と、1チップへの過剰電流とを防止するため、PNダイオード領域を形成するオーミック領域105の比率を調節する必要がある。オーミック領域105の比率は、例えば、アクティブ領域1に対する面積比で5〜50%の間が適切である。このとき、非オーミック領域104とオーミック領域105が結合していると、非オーミック領域までPNダイオードとして動作してしまい、PNダイオードが動作した後の抵抗が低下しすぎてしまう。これを防止するため、非オーミック領域104とオーミック領域105を分離させる。
次に、本実施例の半導体装置の製造方法について、図4〜15を用いて説明する。
図5は製造工程のフロー図である。
図6〜図15は製造の各工程の断面図である。
図6に示すように、まず、基板の準備のステップ(S131)として、n型不純物(例えばN(窒素))がドープされた4H−SiCからなるn型のSiC基板101を用意する。続いて、SiC基板101の主面上に、エピタキシャル成長法を用いて、SiC(炭化ケイ素)からなるn型のドリフト層102を含むエピタキシャル層を形成する。
図7に示すように、次に、電流分散層形成のステップ(S132)として、エピタキシャル層の上面にn型不純物(例えばN(窒素)またはP(リン))をイオン注入することにより、n型の半導体領域である電流分散層領域103を形成する。なお、電流分散層領域103を形成する際の不純物の注入深さは非オーミック領域104及びオーミック領域105の形成深さより深い。また、電流分散層領域103の不純物濃度は、例えば、1×1016cm−3程度である。電流分散層形成のステップは省略することもある。
図8に示すように、次に、非オーミック領域及び、オーミック領域形成のステップ(S133)として、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いてn型ドリフト層102を含むエピタキシャル層の上部に酸化シリコン膜121を堆積した後、フォトレジスト膜(図示しない)をマスクとしてドライエッチングを行う。
図9に、ドライエッチングによりパターニングされた酸化シリコン膜121を示す。酸化シリコン膜121の膜厚は、1〜3μmである。
図10に示すように、次に、酸化シリコン膜121をマスクとして、エピタキシャル層の上面にp型不純物(例えばAl(アルミニウム)またはB(ホウ素))をイオン注入することにより、p型の半導体領域である非オーミック領域104及び、オーミック領域105を形成する。この時、非オーミック領域104とオーミック領域105は別ステップで形成してもよい。なお、非オーミック領域104及びオーミック領域105の不純物濃度は、例えば、1×1019cm−3程度であり、それぞれ別の濃度であってもよい。ここで、イオン注入のためのマスクはフォトレジスト膜のみでもよい。
図11に示すように、次に、オーミック接合領域形成のステップ(S134)として、酸化シリコン膜121を除去し、例えばCVD法などにより、エピタキシャル層上に酸化シリコン膜を形成した後、酸化シリコン膜をパターニングする。その後、酸化シリコン膜をマスクとして、エピタキシャル層の上面にp型不純物(例えばAl(アルミニウム)またはB(ホウ素))をイオン注入することにより、p型の半導体領域であるオーミック接合領域106を形成する。なお、オーミック接合領域106を形成する際の不純物の注入深さはオーミック領域105より浅い。また、オーミック接合領域106の不純物濃度は、例えば、1×1020cm−3の程度である。ここで、イオン注入のためのマスクはフォトレジスト膜のみでもよい。
図12に示すように、次に、裏面コンタクト領域形成のステップ(S135)として、SiC基板101の裏面、つまり第2主面にn型不純物(例えばN(窒素)またはP(リン))をイオン注入することにより、n型の半導体領域である裏面コンタクト領域107を形成する。このステップは省略する場合もある。
図13に示すように、次に、不純物活性化のステップ(S136)として、酸化シリコン膜を除去し、不純物活性化アニールのキャップ材として炭素膜122を堆積した後、不純物活性化アニールを施す。この不純物活性化アニールの温度は、例えば1550〜1800℃である。
図14に示すように、次に、ショットキー電極形成のステップ(S137)として、キャップ材の炭素膜122を酸素プラズマアッシング等により除去した後、清浄な表面を得るために、エピタキシャル層の表面に熱酸化法等により酸化膜を形成し、該酸化膜を除去した後、ショットキー電極108を形成する。ショットキー電極108の形成では、スパッタリング法等により、ドリフト層102上に例えば、Ti、Mo,W等を堆積する。ショットキー電極108により、ドリフト層102または電流分散層領域103とショットキー電極108が接する領域では、ショットキー接合が形成される。また、ショットキー電極108によりドリフト層102または電流分散層領域103とオーミック接合領域106が接する領域では、オーミック接合、またはそれに準ずる接合が形成される。
図15に示すように、次に、アノード電極形成のステップ(S138)として、アノード電極109を形成する。アノード電極109の形成では、スパッタリング法等によりショットキー電極上に例えば、下から、TiN、Alの順に膜を堆積する
図4に示すように、続いて、カソード電極形成のステップ(S139)として、SiC基板101の第2主面にカソード電極110を形成することで半導体装置が完成する。ここで、カソード電極110は、例えば、SiC基板101の底面から下方に向かって順に、Ti(チタン)膜、Ni(ニッケル)膜およびAu(金)膜を形成した積層膜からなる裏面電極である。
図16に本実施例における平面図を示す。
図17は図16に示した線分YY’における断面図である。本実施例において、他の実施例と異なる点は、図17に示すように電流分散層領域103が隣接する2つの非オーミック領域104の間と、その下部のみ形成されていることである。このとき、非オーミック領域104とオーミック領域105が隣接する場合は、非オーミック領域104下部の非オーミック領域104と隣接する側半分程度のみに電流分散層領域103が形成されている。
この結果、オーミック接合がある領域周辺には電流分散層領域103が形成されないので、この領域のみ比較的高い電圧が印加されることとなる。よって、オーミック領域105から形成されるPNダイオードが動作を開始する電圧を、電流分散層領域103が形成されるときにくらべて下げることができる。ここで、電流分散層領域103を形成しない領域は、平面視した際に、オーミック接合領域106が形成された方向に向かって、全てであるか、または、図16に示したように交互に存在する。電流分散層領域103を形成しない領域の比率によってPNダイオード動作後にPNダイオード領域に流れる電流を調節可能である。この結果、図2に示す電圧ドロップ13の抑制に対しても有利となり、結果として複数並列接続の際に生じる1素子への電流集中による破壊を防止できる。
図18に本実施例における平面図を示す。実施例において、実施例1、2と異なる点は、素子内におけるオーミック接合領域106の形成位置が異なることである。
図19は図18に示した線分ZZ’における断面図である。
オーミック接合領域106はオーミック領域105a内に形成される。このとき、オーミック領域105aの幅W3は少なくとも非オーミック領域の幅W0よりも広い。W3は例えば、2.5μm以上20μm以下である。
オーミック領域105aの幅W3を広くすることで、PNダイオード領域が動作する電圧を低くすることが可能である。オーミック領域105aは素子周辺のみに存在するため、PNダイオード領域が動作する電圧の調節の際に変化させる部分は、素子周辺の幅W3のみである。そのため、実施例1に比べ、PNダイオード領域が素子全体に占める比率が小さくなる。結果として、実施例1に比べてショットキー接合領域が大きくなり、オン電圧上昇の抑制に有利である。また、図2に示す電圧ドロップ13の抑制に対しても有利となり、結果として複数並列接続の際に生じる1素子への電流集中による破壊を防止できる。
図20は他の例である。電流分散層領域103が形成される場合は、図20に示すように非オーミック領域104が隣接する領域のみ電流分散層領域103を形成する場合がある。これによって、オーミック接合が形成されている領域の周辺には電流分散層領域103が形成されないこととなり、オーミック領域105から形成されるPNダイオードの動作開始電圧を、電流分散層領域103が形成されるときに比べて下げることができる。
本実施例によれば、通常動作時にオン電圧上昇や通電劣化の発生を伴うことなく、サージ電流耐量が向上された半導体装置が実現できる。また、複数チップ並列動作時に1チップに電流集中することによる素子破壊を防止したパワー半導体モジュールを実現できる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
「アノード」や「カソード」の機能は、異なる導電型の半導体を採用する場合や、回路動作において電流の方向が変化する場合などには入れ替わることがある。このため、本明細書においては、「アノード」や「カソード」の用語は、入れ替えて用いることができる。
本明細書等において「電極」や「配線」の用語は、これらの構成要素を機能的に限定するものではない。例えば、「電極」は「配線」の一部として用いられることがあり、その逆もまた同様である。さらに、「電極」や「配線」の用語は、複数の「電極」や「配線」が一体となって形成されている場合なども含む。
1:アクティブ領域、2:終端領域、11:ビルトイン電圧、12:SBD特性、13:電圧ドロップ、101:SiC基板、102:ドリフト層、103:電流分散層領域、104:非オーミック領域、105:オーミック領域、106:オーミック接合領域、107:裏面コンタクト領域、108:ショットキー電極、109:アノード電極、110:カソード電極、121:酸化シリコン膜、122:炭素膜

Claims (15)

  1. 炭化珪素基板と、
    前記炭化珪素基板の裏面側に形成されている第1電極と、
    前記炭化珪素基板の表面側に形成されているエピタキシャル層と、
    前記エピタキシャル層とショットキー接合した第2電極と、
    前記エピタキシャル層の表面側に形成された前記エピタキシャル層と異なる導電型を有する第1半導体領域と、
    前記エピタキシャル層の表面側に形成された前記第1半導体領域と同じ導電型かつ前記第1半導体領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する第2半導体領域と、
    前記エピタキシャル層の表面側に形成され、前記第2半導体領域と同じ導電型かつ前記第2半導体領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を有する第3半導体領域を有し、
    前記第2半導体領域は前記第3半導体領域内に内包されており、
    前記第3半導体領域は平面視にて全て結合されており、
    前記第3半導体領域は平面視にて前記第1半導体領域を囲うように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第2半導体領域はアクティブ領域のみに形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記第2半導体領域を内包する前記第3半導体領域の幅が前記第1半導体領域の幅よりも広いことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記エピタキシャル層の表面側に形成され、前記エピタキシャル層と同じ導電型かつ前記エピタキシャル層の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有し、前記第1半導体領域よりも深く形成された第4半導体領域を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4に記載の半導体装置において、
    前記第3半導体領域の周囲に、前記第4半導体領域が形成されていない領域を設けることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置において、
    平面視した際に、前記第1半導体領域が形成されている方向に沿って、前記第4半導体領域が形成されている領域と形成されていない領域が交互に存在することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第2半導体領域はアクティブ領域を囲うように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記第2半導体領域を内包する前記第3半導体領域の幅が前記第1半導体領域の幅よりも広いことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置において、
    前記エピタキシャル層の表面側に形成され、前記エピタキシャル層と同じ導電型かつ前記エピタキシャル層の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有し、前記第1半導体領域よりも深くかつアクティブ領域内にのみ形成された第4半導体領域を有することを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9に記載の半導体装置において、
    前記第3半導体領域の周囲に、前記第4半導体領域が形成されていない領域を設けることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記ショットキー接合は、ショットキーバリアダイオードの少なくとも一部を構成し、
    前記第3半導体領域は、オーミック接合を形成するオーミック領域であって、PNダイオードの少なくとも一部を構成し、
    前記第2半導体領域は、前記第3半導体領域に電荷を供給することを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第3半導体領域の比率は、アクティブ領域に対する面積比で5〜50%の間であることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第3半導体領域は、前記第1半導体領域と分離して形成されていることを特徴とする半導体装置。
  14. 炭化珪素基板と、
    前記炭化珪素基板の第1の面に形成されている第1電極と、
    前記炭化珪素基板の第2の面に形成されているドリフト層と、
    前記ドリフト層に接続される第2電極と、
    前記ドリフト層と前記第2電極の間にあり、前記ドリフト層と異なる導電型を有する第1半導体領域と、
    前記ドリフト層と前記第2電極の間にあり、前記第1半導体領域と同じ導電型かつ前記第1半導体領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する第2半導体領域と、
    前記ドリフト層と前記第2電極の間にあり、前記第2半導体領域と同じ導電型かつ前記第2半導体領域の不純物濃度よりも低い不純物濃度を有する第3半導体領域を有し、
    前記第2電極は、前記ドリフト層とショットキー接合しており、ショットキーバリアダイオードの一部を構成し、
    前記第2半導体領域は前記第3半導体領域に接しており、
    前記第3半導体領域は平面視にて全て結合されており、かつ、前記ショットキーバリアダイオードを囲うように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項14に記載の半導体装置において、
    前記第3半導体領域は、オーミック接合を形成するオーミック領域であって、PNダイオードの少なくとも一部を構成することを特徴とする半導体装置。
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