JP5240179B2 - チルト式ステアリング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、運転者の体格や運転姿勢に応じてステアリングホイールの高さ位置を調節する為の、チルト式ステアリング装置の改良に関する。具体的には、この高さ調節の為に、前記ステアリングホイールを支持したステアリングコラムの保持力を解除した状態で、これらステアリングホイール及びステアリングコラムが下方に落下するのを防止する為のバランス用スプリングの組み付け構造の改良に関する。即ち、この組み付け構造を工夫する事により、前記ステアリングコラムの中間部から下方に大きく突出する部分をなくし、運転者の膝がこの部分と干渉しにくい構造を実現するものである。尚、本発明の対象となるチルト式ステアリング装置には、ステアリングホイールの高さ位置のみを調節可能とした構造が含まれる事は勿論、高さ位置に加えて前後位置の調節も可能とした、所謂チルト・テレスコピック式ステアリング装置も含む。
自動車用ステアリング装置は、図12に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、この入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する様にしている。前記ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、このステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、このステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、前記ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続し、この中間シャフト8の前端部を、別の自在継手9を介して、前記入力軸3に接続している。尚、図示の例では、電動式パワーステアリング装置を組み込んでいる。この為に、前記ステアリングコラム6の前端部に、補助力付与の為の動力源となる電動モータ10を、このステアリングコラム6の前端部に固定したハウジング11に支持する事により設けている。そして、この電動モータ10の出力トルク(補助力)を、前記ハウジング11内に設けたギヤユニット等を介して、前記ステアリングシャフト5に付与する様にしている。
上述の様なステアリング装置には一般的に、運転者の体格や運転姿勢に応じて前記ステアリングホイール1の高さ位置を調節する為の、チルト機構を組み込んでいる。この為に図12に示した従来構造の場合には、前記ハウジング11の上部前端部を車体12に対し、幅方向(本明細書及び特許請求の範囲で「幅方向」とは、ステアリング装置を設置する車体の幅方向)に配置したチルト軸13により、揺動変位可能に支持している。又、前記ステアリングコラム6の中間部後端寄り部分に見合う部分で車体12に対し、支持ブラケット14を設置している。この支持ブラケット14は、幅方向に離隔した左右1対の支持板部15を備え、これら両支持板部15により前記ステアリングコラム6の中間部(本明細書で「中間部」とは、両端を除く範囲で、端部に近い部分を含む)を幅方向両側から挟む状態で、前記車体12に対し支持されている。又、前記ステアリングコラム6の中間部下面で前記両支持板部15に挟持された部分に変位ブラケット16を設けている。
そして、これら両支持板部15に、前記チルト軸13を中心とする円弧状で上下方向に長い長孔17を、前記変位ブラケット16の一部でこれら両長孔17の一部に整合する部分に通孔18を、それぞれ形成している。尚、図12に示した構造は、前記ステアリングホイール1の上下位置に加えて前後位置も調節できるチルト・テレスコピック機構を組み込んでいる為、前記通孔18を、前記ステアリングシャフト5及び前記ステアリングコラム6の軸方向に長い長孔としている。これに合わせて、これらステアリングシャフト5及びステアリングコラム6を伸縮可能な構造としている。又、前記両長孔17及び通孔18に、チルトボルト、押し引き用ロッド等のチルト用杆状部材(図12には省略)を幅方向に挿通している。更に、このチルト用杆状部材の一端部にチルトレバーを、他端部にアンカ部を、それぞれ設けて、このチルトレバーの揺動に基づいて前記両支持板部15の内側面同士の間隔を拡縮するチルトロック機構を構成している。前記ステアリングホイール1の位置調節を行う際には、前記チルトレバーを所定方向に揺動させる事により、前記両支持板部15の内側面同士の間隔を拡げる。この状態で、前記チルト用杆状部材が前記両長孔17及び前記通孔18内で動ける範囲内で、前記ステアリングホイール1の上下位置及び前後位置を調節できる。このステアリングホイール1を所望の位置に移動させた後、前記チルトレバーを逆方向に揺動させて、前記両支持板部15の内側面同士の間隔を縮めれば、前記ステアリングホイール1を、調節後の位置に保持できる。
上述の様なチルト式ステアリング装置の場合、何らの対策も施さないと、前記ステアリングホイール1の上下位置を調節すべく、前記両支持板部15の内側面同士の間隔を拡げた状態で、このステアリングホイール1が、前記ステアリングシャフト5及び前記ステアリングコラム6と共に、前記チルト用杆状部材が前記両長孔17の下端部に移動するまで(調節可能な下端位置まで)、自重により落下する。この様な落下が生じると、運転者が前記ステアリングホイール1の前後位置の調節を行いにくくなるだけでなく、場合によっては、このステアリングホイール1が身体の一部にぶつかって、不快な思いをする可能性がある。そこで従来から、支持ブラケット14とステアリングコラム6との間に、前記ステアリングホイール1、前記ステアリングシャフト5、このステアリングコラム6等の重量を支えられるだけの弾力を有するバランス用スプリングを設ける事が行われている。
図13は、特許文献1に記載された、バランス用スプリング19によりステアリングコラム6a等の重量を支える為の従来構造の1例を示している。この従来構造の場合には、支持ブラケット14aの一部で前記ステアリングコラム6aよりも下方にまで延長された部分に下側ばね受部20を、前記ステアリングコラム6aの中間部下面に固定した変位ブラケット16aの下面に上側ばね受部21を、それぞれ設けている。そして、これら下側ばね受部20と上側ばね受部21との間に、捩りコイルばねである、前記バランス用スプリング19を設け、前記ステアリングコラム6a等(このステアリングコラム6aと共に昇降する部分)の重量を支えている。このバランス用スプリング19の弾力は、ほぼこれらステアリングコラム6a等の重量を支えられるだけの大きさであるから、ステアリングホイール1の位置調節の為に1対の支持板部15(図12参照)の内側面同士の間隔を拡げた状態でも、前記ステアリングホイール1が勢い良く落下したり、逆に勢い良く上昇したりする事はない。
上述の図13に示した様な従来構造の場合、前記ステアリングコラム6a等の重量を支え、ステアリングホイール1の上下位置調節を容易にすると共に、調節作業の際に運転者に不快感を与えない点では問題ない。但し、前記バランス用スプリング19の端部を係止する下側ばね受部20を設ける為、前記支持ブラケット14aの下端部が前記ステアリングコラム6aの下方に突出しており、この突出部及び前記バランス用スプリング19が、運転者の膝と干渉し易くなる。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、バランス用スプリングの組み付け構造を工夫する事により、ステアリングコラムの中間部から下方に大きく突出する部分をなくし、運転者の膝がこの部分と干渉しにくい構造を実現すべく発明したものである。
本発明のチルト式ステアリング装置は、何れも、ステアリングコラムと、ステアリングシャフトと、支持ブラケットと、長孔と、通孔と、チルト用杆状部材と、チルトロック機構と、バランス用スプリングと、連結部材とを備える。
このうちのステアリングコラムは、前部に幅方向に設けられた、チルト軸を中心として揺動変位する。
又、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内径側に回転自在に支持され、後端部でこのステアリングコラムの後端開口から突出した部分に、ステアリングホイールを固定する。
又、前記支持ブラケットは、上部に設けられた取付板部、及び、この取付板部から下方に垂れ下がった1対の支持板部を有する。そして、これら両支持板部により前記ステアリングコラムの中間部を幅方向両側から挟む状態で、前記取付板部により車体に対し支持される。
又、前記長孔は、前記両支持板部の互いに整合する部分に形成されたもので、上下方向に長い。
又、前記通孔は、前記ステアリングコラムの中間部のうちの前記ステアリングシャフトよりも上方に寄った部分で、且つ、前記両長孔に整合する部分に、幅方向に貫通する状態で設けられている。
又、前記チルト用杆状部材は、前記両長孔及び通孔を幅方向に挿通している。
又、前記チルトロック機構は、前記チルト用杆状部材の両端部に設けられたチルトレバー及びアンカ部を含んで構成されて、このチルトレバーの揺動に基づいて前記両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮する。
又、前記バランス用スプリングは、基部及び弾性変位部を備え、このうちの基部を前記支持ブラケットの取付板部に係止すると共に、この弾性変位部の先端部を、この取付板部よりも下方位置で前記チルト用杆状部材よりも上方位置に配置している。
更に、前記連結部材は、これらチルト用杆状部材とバランス用スプリングの先端部とを連結している。
そして、前記バランス用スプリングが、前記連結部材を介して、前記ステアリングコラムに上方に向いた弾力を付与している。
又、請求項1に記載した発明の場合には、前記バランス用スプリングを、弾性を有する線材を曲げ形成して成り、中間部に設けられた、前方が開口したU字形の弾性変位部と、この弾性変位部の前側両端部に設けられた1対の被係止部とを備えたものとする。又、これら両被係止部は、前記弾性変位部の前側両端部から幅方向反対側に折り曲げられた連結部と、この連結部の先端から、後方に折れ曲がった状態で連続した、前方が開口したコ字形の折り返し部と、この折り返し部の先端から上方に折れ曲がった突き当て部とを備えたものとする。
又、前記支持ブラケットの取付板部の前端部に、下方に垂れ下がった係止板部を設け、この係止板部の幅方向両端寄り部分に、前記バランス用スプリングを構成する1対の折り返し部の先端寄り部分を係止する為の、1対の係止部を設ける。
そして、これら両係止部に前記両折り返し部の先端寄り部分を係止し、且つ、前記両突き当て部を前記係止板部の前面に当接させると共に、前記弾性変位部を下方に弾性変形させた状態で、この弾性変位部の後端部と前記チルト用杆状部材とを前記連結部材により連結する。
又、請求項2〜3に記載した発明の場合には、前記連結部材として、上端部に、前記バランス用スプリングの先端部に外嵌する為の上側折り返し係止部とこのバランス用スプリングの先端部を挿通する為の上側通孔とのうちの何れかを、下端部に、前記チルト用杆状部材の中間部に外嵌する為の下側折り返し係止部とこのチルト用杆状部材を挿通する為の下側通孔とのうちの何れかを、それぞれ設けたものとする。
上述の様に構成する本発明のチルト式ステアリング装置によれば、ステアリングコラムの中間部から下方に大きく突出する部分をなくし、運転者の膝がこの部分と干渉しにくい構造を実現できる。
しかも、連結部材を設ける事により、バランス用スプリングやチルト用杆状部材の設置位置の自由度が高くなり、運転者が扱い易いステアリング装置の設計が容易になる。即ち、前記チルト用杆状部材をステアリングコラムの上方に配置した構造で、このチルト用杆状部材と前記バランス用スプリングの先端部とを直接係合させようとすると、このチルト用杆状部材の下面と前記ステアリングコラムの中間部上面との間に前記バランス用スプリングの先端部を挿入できるだけのスペースを、上下方向にも幅方向にも、十分に確保する事が必要になる。この様なスペースを確保する必要性があると、チルト式ステアリング装置の設計の自由度が損なわれ、運転者が扱い易く、しかも十分な耐久性、剛性等を確保できるステアリング装置を設計する面から不利になる。これに対して本発明の場合には、バランス用スプリングに比べて設置スペースが狭くて済む、前記連結部材を使用する為、前記チルト用杆状部材の下面と前記ステアリングコラムの中間部上面との間に大きなスペースを確保する必要がなくなり、上述の様に、運転者が扱い易く、しかも十分な耐久性、剛性等を確保できるステアリング装置の設計が容易になる。
本発明の実施の形態の1例を、前側方から見た状態で示す斜視図。 同じく後側方から見た状態で示す斜視図。 同じく側方から見た状態で示す正投影図。 同じく後方から見た状態で示す正投影図。 一部を省略して示す、図4のイ−イ断面図。 一部を省略して示す、図3のロ−ロ断面図。 同ハ−ハ断面図。 図3のニ−ニ断面図。 図5のホ部拡大図。 バランス用スプリングを取り出して、図1と同方向から見た状態で示す斜視図。 連結部材の別形状の11例を示す図で、(A)、(H)の(a)、(B)〜(G)、(I)、(J)及び(K)の(b)は図3、5、9と同方向から見た側面図、(A)及び(H)の(b)は素材の端面形状を表す図、(K)の(a)は(b)の左方から見た図、同じく(c)は素材を打ち抜き加工した後曲げ形成前の状態を示す展開図。 従来から知られているチルト式ステアリング装置の1例を示す部分切断略側面図。 従来から知られている、バランス用スプリングの取り付け構造の1例を示す部分側面図。
図1〜10は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の構造は、ステアリングホイール1(図12参照)の上下位置を調節する為のチルト機構に加えて、前後位置を調節する為のテレスコピック機構を備えている。この為に本例の構造の場合には、ステアリングコラム6aと、支持ブラケット14bと、このステアリングコラム6aと共に変位する変位ブラケット16bとを備える。このうちのステアリングコラム6aは、後側のアウタコラム22の前端部と、前側のインナコラム23の後端部とを軸方向の変位を可能に嵌合させる事により、全長を伸縮可能に構成している。又、前記アウタコラム22の前端部は、上端部にスリット50を設けた欠円筒状として、直径を弾性的に拡縮可能としている。この様なステアリングコラム6aの内径側には、ステアリングシャフト5aを、回転自在に支持している。このステアリングシャフト5aに関しても、アウタチューブ24とインナシャフト25との組み合わせにより、全長を伸縮可能に構成している。尚、本例の場合、前記アウタコラム6aを、軽合金のダイキャスト成形品とし、前記変位ブラケット16bを、このアウタコラム6aと一体に形成している。
前記ステアリングコラム6aの前端部には、電動モータ4a(図4参照、図1〜3には省略)や減速機等、電動式パワーステアリング装置の構成部材を設置する為のハウジング11aを結合固定している。このハウジング11aは、上部に幅方向に設けた支持管26を挿通した、チルト軸である図示しないボルトにより、車体の一部に、揺動変位を可能に支持する。前記ステアリングシャフト5aの後端部で前記ステアリングコラム6aよりも後方に突出した部分には、前記ステアリングホイール1を固定する。又、前記ステアリングシャフト5aの前端部で前記ステアリングコラム6aよりも前方に突出した部分は、自在継手7を介して中間シャフト8(図12参照)に連結する。
又、前記支持ブラケット14bは車体に固定した車体側ブラケット(図示省略)に対して、二次衝突に基づく衝撃荷重により前方への変位(離脱)を可能に結合支持する。前記支持ブラケット14bは、それぞれが鋼板等の、十分な強度及び剛性を有する金属板製である、取付板部27と左右1対の支持板部15a、15bとを、溶接等により結合固定して成る。このうちの取付板部27の幅方向両端部を、前記支持ブラケット14bを前記車体側ブラケットに結合支持する為の結合板部28、28としている。これら両結合板部28、28の幅方向中央部には、それぞれがこれら両結合板部28、28の後端縁に開口する切り欠き29、29を形成し、これら両切り欠き29、29部分に、カプセル30、30を装着している。
これら両カプセル30、30は、合成樹脂、アルミニウム系合金の如き軟質金属等、衝撃荷重により裂断する材料により造っている。この様な前記両カプセル30、30は、通常状態では前記両切り欠き29、29から抜け出る事はないが、衝突事故に伴って前記支持ブラケット14bに前方に向いた大きな衝撃荷重が加わった場合には、前記両切り欠き29、29との係合部を裂断して、これら両切り欠き29、29から後方に抜け出る。この様な前記両カプセル30、30の中央部には、前記支持ブラケット14bを前記車体側ブラケットに結合支持する為のボルト或はスタッドを挿通する為の通孔31、31を設けている。前記支持ブラケット14bを前記車体側ブラケットに結合支持するには、前記両カプセル30、30の通孔31、31を下から上に挿通したボルトを、前記車体側ブラケットに溶接等により支持固定したナットに螺合し更に締め付ける。この車体側ブラケットは、予め車体側に固定されているので、前記ボルトの締め付けにより前記支持ブラケット14bがこの車体に対し、前方に向いた大きな衝撃荷重が加わった場合にのみ、前方に脱落可能に結合支持される。尚、前記車体側ブラケットの下面に固定したスタッドを前記両カプセル30、30の通孔31、31を上から下に挿通し、このスタッドの下端部にナットを螺合し更に締め付ける事により、前記支持ブラケット14bを前記車体側ブラケットに結合支持する事もできる。
又、前記アウタコラム22を両側から挟む状態で設けた、前記両支持板部15a、15bの互いに整合する位置に、前記支持管26の中心軸をその中心とする部分円弧形である、上下方向に長い長孔17a(図1にその一部を図示)を形成している。前記アウタコラム22は、これら両上下方向長孔17aを挿通した、チルト用杆状部材であるロッド32により、前記両支持板部15a、15b同士の間に支持している。この為に、前記アウタコラム22の前部上方に、前記変位ブラケット16bを構成する1対の被支持壁部33、33を設け、これら両被支持壁部33、33に、前記アウタコラム22の軸方向に長い前後方向長孔34(図2、5、9)を形成している。前記アウタコラム22は前記支持ブラケット14bに対して、前記両上下方向長孔17a及び前記両前後方向長孔34を挿通した、前記ロッド32により支承している。従って前記アウタコラム22は、このロッド32が前記両上下方向長孔17a内で変位できる範囲で、前記支持管26を挿通したボルトを中心として、上下方向に揺動変位可能である。又、前記ロッド32が前記両前後方向長孔34内で変位できる範囲で、前後方向(軸方向)に変位可能である。
前記ロッド32は、一端部(図4、6の右端部、図8の左端部)に、特許請求の範囲に記載したアンカ部である、外向フランジ状の鍔部35を固設すると共に、他端部に、駆動側カム36と被駆動側カム37とから成るカム装置38を設けている。そして、特許請求の範囲に記載したチルトレバーに相当する調節レバー39により、このうちの駆動側カム36を回転駆動させて、前記被駆動側カム37と前記鍔部35との距離を拡縮可能としている。前記ステアリングホイール1の位置を調節する際には、前記調節レバー39を下方に回動させる事により前記被駆動側カム37と前記鍔部35との距離を拡げる。この結果、前記両支持板部15a、15bの内側面同士の距離が拡がり、これら両支持板部15a、15aの内側面と前記両被支持壁部33、33の外側面との当接部の面圧が低下乃至は喪失する。この状態で、前記支持ブラケット14bに対する、前記変位ブラケット16bの支持力が、低下乃至は喪失するので、前記ロッド32が前記両上下方向長孔17a及び前記両前後方向長孔34内で変位できる範囲で、前記アウタコラム22を変位させる。この変位により、このアウタコラム22内に回転自在に支持されたステアリングシャフト5aの後端部に支持固定された、前記ステアリングホイール1の位置(上下位置と前後位置との一方又は双方)を調節する。
そして、前記ステアリングホイール1の位置を調節した後、前記調節レバー39を上方に回動させる事により、前記被駆動側カム37と前記鍔部35との距離を縮める。この結果、前記両支持板部15a、15bの内側面と前記両被支持壁部33、33の外側面とが強く当接し、前記ステアリングホイール1の上下位置が固定される。同時に、前記両被支持壁部33、33が設けられた、前記アウタコラム22の前端部の直径が縮まり、このアウタコラム22の前端部内周面と前記インナコラム23の後端部外周面とが強く当接し、前記ステアリングコラム6aが伸縮不能になる。この結果、前記ステアリングホイール1の前後位置が固定される。
この様なステアリングホイール1の位置調節時に(前記調節レバー39を下方に回動させている間)、前記アウタコラム22と共に昇降する部分の重量は、前記ロッド32と前記支持ブラケット14bとの間に設けた、バランス用スプリング19aにより支承する。このバランス用スプリング19aは、ステンレスのばね鋼等の弾性を有する線材を曲げ形成する事により、図10に示す様な形状に造っている。即ち、前記バランス用スプリング19aは、幅方向中央部に、長U字形の弾性変位部40を設けている。このバランス用スプリング19aを前記支持ブラケット14bに組み付けた状態で、前記弾性変位部40の開口部は、前方に向いた状態となる。又、この弾性変位部40の前側部分は、少し下方に折れ曲がっており、この前側両端部に、1対の被係止部41、41を設けている。これら両被係止部41、41はそれぞれ、連結部42と、折り返し部43と、突き当て部44とから成る。このうちの連結部42は、前記弾性変形部40の前側両端部から幅方向反対側に折り曲げられている。又、前記折り返し部43は、前方が開口したコ字形で、前記連結部42の先端(幅方向外端部)から、後方に折れ曲がった状態で連続している。更に、前記突き当て部44は、前記折り返し部43の先端(上辺部前端)から上方に折れ曲がっている。図示の例では、前記突き当て部44は、前記折り返し部43の上辺部に対し鋭角になるまで深く折れ曲がった基半部45と、この基半部45に対する角度が鈍角となる程度に折れ曲がった先半部46とから成る。このうちの先半部46の後側縁は、前記バランス用スプリング19を前記支持ブラケット14bに組み付けた状態で、ほぼ前記ステアリングコラム6aの中心軸に対し直交する仮想平面上に存在する。
上述の様なバランス用スプリング19aを装着する為に、前記支持ブラケット14bを構成する前記取付板部27の幅方向中央部の前端縁部に、下方に垂れ下がった係止板部47を設けている。そして、この係止板部47の幅方向両端寄り部分に、前記バランス用スプリング19aを構成する前記両折り返し部43、43の先端寄り部分を係止する為の、1対の係止部48、48を設けている。これら両係止部48、48を設ける為、前記係止板部47に、図1、8に示す様な、幅広の略T字形で、開口部(下半部)に比べて奥半部(上半部)の幅寸法が大きくなった、切り欠き部49を形成している。そして、この切り欠き部49の上半部幅方向両端部で、下半部よりも側方に拡がった(折れ曲がった)部分を、それぞれ前記両係止部48、48としている。これら両係止部48、48の下辺部は、互いに対向した開口部に向かうに従って上方に向かう方向に傾斜している。
前述の様なバランス用スプリング19aは上述の様な係止板部47を設けた前記支持ブラケット14bに対し、図1、5、7、8に示す様に組み付ける。即ち、前記係止板部47側に設けた前記両係止部48、48に、前記バランス用スプリング19aの側に設けた前記両折り返し部43、43の先端寄り部分である、これら両折り返し部43、43の上辺部を係止する。又、前記両突き当て部44、44の先半部46、46を、前記係止板部47の前面に当接させる。この状態で前記バランス用スプリング19aの基端部(前端部)は前記支持ブラケット14bに対し、下方及び後方への変位、並びに、図5で時計方向の回動を阻止された状態で支持される。前記両折り返し部43、43には、互いに離れる方向の弾力が付与されており、前記両係止部48、48の下辺部は上述の方向に傾斜している為、前記バランス用スプリング19aの基端部は前記支持ブラケット14bに対し、不用意に外れない様に、しっかりと支持される。この状態で前記バランス用スプリング19aの弾性変位部40の先端部(後端部)は、外力が加わらない自由状態で、図4〜6、8、9に示した状態よりも上方に位置する。
そこで、前記弾性変位部40を下方に弾性変形させた状態で、この弾性変位部40の後端部と前記ロッド32とを、連結部材51により連結して、このロッド32に、上方に向いた弾力を付与する。本例の場合にこの連結部材51は、図4〜9に示す様に、十分な強度及び剛性を有する帯状の素材を略S字状に曲げ形成して成るもので、上端部に上側係止部52を、下端部に下側係止部53を、それぞれ設けている。本例の場合、これら両係止部52、53は、何れも前記素材を折り返して成るもので、特許請求の範囲中の請求項3に記載した、上側折り返し係止部、下側折り返し係止部に相当する。この様な連結部材51は、前記上側係止部52を前記弾性変位部40の後端部に係止すると共に、前記下側係止部53を前記ロッド32に係止する。この結果、前記弾性変位部40が備えた、上方に向かう弾力が、前記連結部材51を介して前記ロッド32に伝達される。このロッド32は、前記アウタコラム22に設けた前後方向長孔34に挿通されており、このアウタコラム22を含むステアリングコラム6aと共に昇降する。この結果、このステアリングコラム6a、前記ステアリングシャフト5a、前記ステアリングホイール1等の重量が、前記バランス用スプリング19aにより支承される。従って、このステアリングホイール1の位置調節時に、特にこのステアリングホイール1を手で支えなくても、このステアリングホイール1が勢い良く落下したり、逆に勢い良く上昇したりする事はない。
更に本例の構造の場合には、図2〜6から明らかな通り、前記バランス用スプリング19aを設ける為に、前記ステアリングコラム6aを構成するアウタコラム22の一部に、下方に突出する部分を設ける必要がない。この為、運転者の膝が、ステアリング装置の構成部材の一部と干渉しにくい構造を実現できる。しかも、前記バランス用スプリング19aの弾性変位部40を前記ロッド32に対し、直接係合させるのではなく、前記連結部材51を介して連結している為、これらバランス用スプリング19aやロッド32の設置位置の自由度が高くなり、運転者が扱い易いステアリング装置の設計が容易になる。即ち、前記弾性変位部40により前記ロッド32に、上方に向いた弾力を付与するのであれば、この弾性変位部40をこのロッド32の下側に潜り込ませ、この弾性変位部40によりこのロッド32を、直接上方に押し上げる事が考えられる。但し、図4〜6から分かる様に、このロッド32の下面と前記アウタコラム22の上面との間に存在するスペースは限られている。敢えて、この部分に前記弾性変位部40を進入させる事が可能なスペースを確保しようとすると、ステアリング装置の設計の自由度が損なわれ、運転者が扱い易く、しかも十分な耐久性及び剛性を有するステアリング装置を設計する面から不利になる。これに対して本例の場合には、前記バランス用スプリング19aの弾性変位部40に比べて設置スペースが狭くて済む、前記連結部材51を使用する為、前記ロッド32の下面と前記アウタコラム22の上面との間に大きなスペースを確保する必要がなくなり、上述の様に、運転者が扱い易く、しかも十分な耐久性及び剛性を有するステアリング装置の設計が容易になる。
本発明を実施する場合、バランス用スプリングや連結部材の形状及び構造は、本発明の目的を達成できる限り、特許請求の範囲に記載した範囲で、各種形状及び構造を採用できる。例えば、請求項3に記載した発明を実施する場合、バランス用スプリングに関しては、図示の様な、線材を曲げ形成して成るものの他、板ばね製とする事もできる。又、図示の様なバランス用スプリングを、前後方向を逆にして、支持ブラケットに組み付ける事もできる。更に、本発明を実施する場合、連結部材に関しても、例えば図11の(A)〜(K)に示す様な、各種形状のもの使用できる。
この図11に示した11種類の連結部材51a〜51kのうち、(A)〜(G)に示した7種類の連結部材51a〜51gは、図11の(A)−(b)の上段に示す様な端面形状が円形である線材、或は下段に示す様な、端面形状が長矩形である帯状の板材を曲げ形成する事により造ったものである。この様な連結部材51a〜51gの両端部に設けた、上側係止部52a〜52g及び下側係止部53a〜53gの向きは、互いに逆方向{(A)(C)(E)}でも、同方向{(B)(D)(F)(G)}でも良い。又、前記各係止部52a〜52g、53a〜53gの形状に関しても、折り返し形状の開口部の幅を奥部の幅よりも狭くしたり(係止部52a、52b、52c、52d、52f、53a、53b、53c、53d)、逆に広くしたり(係止部52e、52g、53e、53f、53g)できる。奥部を開口部よりも狭くした構造は、当該係止部を弾性変位部40或はロッド32(例えば図9参照)に係合させる際の節度感を得られ、組み付け完了前の脱落防止を図れるのに対して、奥部が開口部よりも広い構造は、係合作業が容易である代わりに、この様な節度感や脱落防止効果を得られない。
これに対して、(H)〜(J)に示した3種類の連結部材51h〜51jは、板材を打ち抜き成形する事により造ったもので、端面形状又は断面形状が、(H)−(b)に示す様な長矩形である。前記各連結部材51h〜51jは何れも、下側係止部53h〜53jを、円環状とし、これら各下側係止部53h〜53をロッド32(例えば図9参照)に外嵌自在としている。これら各下側係止部53h〜53の中心孔が、特許請求の範囲中の請求項3に記載した下側通孔に相当する。一方、前記各連結部材51h〜51jの上側係止部52h〜52jのうち、連結部材51hの上側係止部52hは、節度感を得られるC字形状としている。又、連結部材51iの上側係止部52iは、節度感を得られないJ字形状としている。更に、連結部材51jの上側係止部52jは、円環状としている。
又、(K)に示した連結部材51kは、板材を打ち抜く事により、(K)−(c)に示す様な中間素材を造り、この中間素材の両端部を同方向に直角に折り曲げて、(a)(b)に示す様な、弾性変位部40とロッド32(例えば図9参照)とを、軸方向に離隔した2個所位置で連結できる、前記連結部材51kとしている。
更に、図示の例では、バランス用スプリング19aの基部を、支持ブラケット14bの取付板部27に設けた係止板部47に対し係止しているが、請求項3に記載した発明を実施する場合、前記基部は、車体に固定の部分であれば、この係止板部47以外の部分に係止する事もできる。例えば、前記取付板部27の中央部下面に係止する事もできるし、更には、前記車体に対し直接係止する事もできる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10、10a 電動モータ
11、11a ハウジング
12 車体
13 チルト軸
14、14a、14b 支持ブラケット
15、15a、15b 支持板部
16、16a、16b 変位ブラケット
17、17a 長孔
18 通孔
19、19a バランス用スプリング
20 下側ばね受部
21 上側ばね受部
22 アウタコラム
23 インナコラム
24 アウタチューブ
25 インナシャフト
26 支持管
27 取付板部
28 結合板部
29 切り欠き
30 カプセル
31 通孔
32 ロッド
33 被支持壁部
34 前後方向通孔
35 鍔部
36 駆動側カム
37 被駆動側カム
38 カム装置
39 調節レバー
40 弾性変位部
41 被係止部
42 連結部
43 折り返し部
44 突き当て部
45 基半部
46 先半部
47 係止板部
48 係止部
49 切り欠き部
50 スリット
51、51a〜51k 連結部材
52、52a〜52k 上側係止部
53、53a〜53k 下側係止部
特開2004−9796号公報

Claims (3)

  1. 前部に幅方向に設けられたチルト軸を中心として揺動変位するステアリングコラムと、このステアリングコラムの内径側に回転自在に支持され、後端部でこのステアリングコラムの後端開口から突出した部分にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトと、上部に設けられた取付板部及びこの取付板部から下方に垂れ下がった1対の支持板部を有し、これら両支持板部により前記ステアリングコラムの中間部を幅方向両側から挟む状態で、前記取付板部により車体に対し支持される支持ブラケットと、前記両支持板部の互いに整合する部分に設けられた上下方向に長い長孔と、前記ステアリングコラムの中間部のうちの前記ステアリングシャフトよりも上方に寄った部分で、且つ、前記両長孔に整合する部分に、幅方向に貫通する状態で形成された通孔と、これら両長孔及び通孔を幅方向に挿通したチルト用杆状部材と、このチルト用杆状部材の両端部に設けられたチルトレバー及びアンカ部を含んで構成されて、このチルトレバーの揺動に基づいて前記両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮するチルトロック機構と、基部及び弾性変位部を有し、このうちの基部を前記支持ブラケットの取付板部に係止すると共に、この弾性変位部の先端部を、この取付板部よりも下方位置で前記チルト用杆状部材よりも上方位置に配置したバランス用スプリングと、これらチルト用杆状部材とバランス用スプリングの先端部とを連結した連結部材とを備え、
    前記バランス用スプリングは、弾性を有する線材を曲げ形成して成るものであって、中間部に設けられた、前方が開口したU字形の弾性変位部と、この弾性変位部の前側両端部に設けられた1対の被係止部とを備えたものであり、これら両被係止部は、前記弾性変位部の前側両端部から幅方向反対側に折り曲げられた連結部と、この連結部の先端から、後方に折れ曲がった状態で連続した、前方が開口したコ字形の折り返し部と、この折り返し部の先端から上方に折れ曲がった突き当て部とを備えており、
    前記支持ブラケットの前記取付板部の前端部に、下方に垂れ下がった係止板部が設けられており、この係止板部の幅方向両端寄り部分に、前記バランス用スプリングを構成する1対の折り返し部の先端寄り部分を係止する為の1対の係止部が設けられており、
    これら両係止部に前記両折り返し部の先端寄り部分を係止し、且つ、前記両突き当て部を前記係止板部の前面に当接させると共に、前記弾性変位部を下方に弾性変形させた状態で、この弾性変位部の後端部と前記チルト用杆状部材とを連結部材により連結して、
    前記バランス用スプリングが、この連結部材を介して、前記ステアリングコラムに上方に向いた弾力を付与しているチルト式ステアリング装置。
  2. 連結部材が、上端部に、バランス用スプリングの先端部に外嵌する為の上側折り返し係止部とこのバランス用スプリングの先端部を挿通する為の上側通孔とのうちの何れかを、下端部に、チルト用杆状部材の中間部に外嵌する為の下側折り返し係止部とこのチルト用杆状部材を挿通する為の下側通孔とのうちの何れかを、それぞれ設けたものである、請求項1に記載したチルト式ステアリング装置。
  3. 前部に幅方向に設けられたチルト軸を中心として揺動変位するステアリングコラムと、このステアリングコラムの内径側に回転自在に支持され、後端部でこのステアリングコラムの後端開口から突出した部分にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトと、上部に設けられた取付板部及びこの取付板部から下方に垂れ下がった1対の支持板部を有し、これら両支持板部により前記ステアリングコラムの中間部を幅方向両側から挟む状態で、前記取付板部により車体に対し支持される支持ブラケットと、前記両支持板部の互いに整合する部分に設けられた上下方向に長い長孔と、前記ステアリングコラムの中間部のうちの前記ステアリングシャフトよりも上方に寄った部分で、且つ、前記両長孔に整合する部分に、幅方向に貫通する状態で形成された通孔と、これら両長孔及び通孔を幅方向に挿通したチルト用杆状部材と、このチルト用杆状部材の両端部に設けられたチルトレバー及びアンカ部を含んで構成されて、このチルトレバーの揺動に基づいて前記両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮するチルトロック機構と、基部及び弾性変位部を有し、このうちの基部を前記支持ブラケットの取付板部に係止すると共に、この弾性変位部の先端部を、この取付板部よりも下方位置で前記チルト用杆状部材よりも上方位置に配置したバランス用スプリングと、上端部に、このバランス用スプリングの先端部に外嵌する為の上側折り返し係止部とこのバランス用スプリングの先端部を挿通する為の上側通孔とのうちの何れかを、下端部に、前記チルト用杆状部材の中間部に外嵌する為の下側折り返し係止部とこのチルト用杆状部材を挿通する為の下側通孔とのうちの何れかを、それぞれ設けて成り、前記チルト用杆状部材と前記バランス用スプリングの先端部とを連結した連結部材とを備え、このバランス用スプリングが、この連結部材を介して、前記ステアリングコラムに上方に向いた弾力を付与しているチルト式ステアリング装置。
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