JP6384225B2 - ステアリングコラム用支持装置 - Google Patents
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このうちのステアリングコラムは、ステアリングホイールを軸方向端部(後端部)に固定したステアリングシャフトを、その内側に回転自在に支持する。
前記コラム側ブラケットは、前記ステアリングコラムの軸方向一部に、一体的に又は別体として固定する事により設けられている。
前記支持ブラケットは、車体に支持された状態で、前記コラム側ブラケットを幅方向両側から挟持する事により、前記ステアリングコラムを前記車体に対して支持する。
前記調節ロッドは、前記支持ブラケットに幅方向に貫通する状態で形成された車体側通孔と、前記コラム側ブラケットに幅方向に貫通する状態で形成されたコラム側通孔とを、それぞれ挿通した状態で幅方向に配設されている。
前記1対の押圧部は、前記支持ブラケットのうちで前記コラム側ブラケットを幅方向両側から挟持した部分の幅方向外側に、それぞれ配置されている。
又、本発明のステアリングコラム用支持装置は、前記両押圧部同士の間隔を拡縮する事により、前記支持ブラケットのうちで前記コラム側ブラケットを幅方向両側から挟持した部分の間隔を拡縮させるものである。
このうちの取付板部は、車体に対し、例えば離脱可能に支持する為のものである。
前記各垂下板部は、前記取付板部の下面の幅方向に離隔した部分から垂下した状態で、互いに平行に設けられている。
又、前記各垂下板部のうち、幅方向両側に設けられた1対の垂下板部は、これら両垂下板部同士の間部分に設けられた残りの垂下板部よりも、幅方向に関する剛性が高くなっている。
更に、幅方向に隣接する状態で設けられた、少なくとも前記残りの垂下板部を1枚含んで構成される1対の垂下板部(従来構造の支持板部に相当する垂下板部)により、前記ステアリングコラムを幅方向両側から挟持し、保持する。
又、前記支持ブラケットを構成する全ての垂下板部のそれぞれ整合する位置に、幅方向に貫通した前記車体側通孔を形成している。
又、前記調節ロッドを、前記支持ブラケットを構成する垂下板部のうちで、前記幅方向両側に設けた1対の垂下板部に対し掛け渡す状態で支持(配設)している。
又、前記両押圧部のうちの少なくとも一方の押圧部を、前記幅方向両側に設けられた1対の垂下板部のうちの一方の垂下板部と、前記残りの垂下板部のうちでこの一方の垂下板部と隣接する状態で設けられた垂下板部との間部分に配置された拡縮装置、例えばカム装置とする。
即ち、従来構造の場合には、支持ブラケットを構成する取付板部の下面から垂下する垂下板部(垂下板部のうちでステアリングコラムを挟持するのに用いる垂下板部が支持板部に相当する)は、ステアリングコラムを挟持するのに用いる2枚しか設けていなかったが、本発明の場合には、3枚以上の垂下板部を設けている。そして、これら各垂下板部のうちで、幅方向両側に設ける1対の垂下板部を、これら両垂下板部同士の間部分に設ける残りの垂下板部よりも、幅方向に関する剛性を高くしている。又、前記各垂下板部のうちで、幅方向に隣接する状態で設けられた、少なくとも前記残りの垂下板部を1枚含んで構成される1対の垂下板部(剛性の低い1対の垂下板部又は剛性の低い垂下板部と剛性の高い垂下板部との組み合わせ)により、前記ステアリングコラムを挟持する様に構成している。
この様に、本発明の場合には、剛性の低い垂下板部を少なくとも1枚含んだ1対の垂下板部により、前記ステアリングコラムを挟持する為、この剛性の低い垂下板部に関して幅方向に関する曲げ量(変形量)を十分に確保でき、クランプ性能の確保を図れる。
しかも、本発明の場合には、幅方向両側に設けた1対の垂下板部の幅方向に関する剛性を、(間部分に設けた残りの垂下板部に比べて)高くしている。この為、ステアリングコラムから前記各垂下板部に加わる幅方向の力を、これら各垂下板部のうちで、幅方向両側に設けた1対の垂下板部により有効に支承する事ができる。従って、前記ステアリングコラムに関して幅方向の支持剛性を確保できる。
この結果、本発明によれば、クランプ性能の確保とステアリングコラムの支持剛性の確保とを両立できる。
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1〜2を参照しつつ説明する。本例のステアリング装置の場合にも、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイール1(図4参照)の上下位置を調節する為のチルト機構、及び、前後位置を調節する為のテレスコピック機構を、それぞれ備えている。
このうちの被駆動側カム37は、鉄系合金等の、必要とする強度、剛性及び耐摩耗性を有する金属材に鍛造加工及び必要とする仕上げ加工を施す事により造られたもので、外側面(図1の左側面)に係合凸部34bを、内側面(図1の右側面)に被駆動側カム面40を、中央部に軸方向に貫通する貫通孔41aを、それぞれ設けている。このうちの係合凸部34bは、前記頭部32の内側面に形成した係合凸部34aと同様のもので、幅方向他端部の垂下板部30a2 に形成したチルト調節用長孔22aの前後方向の幅寸法よりも僅かに小さな幅寸法と、この幅寸法よりも大きな長さ寸法とを有する。前記被駆動側カム面40は、周方向に関する凹凸であり、それぞれが径方向に存在する平坦な複数の頂部と、これら各頂部の周方向両側にそれぞれの周方向一端側を連続させた傾斜面と、これら各傾斜面の周方向他端側同士を連続させる底部とにより構成している。更に、前記貫通孔41aは、前記杆部31を挿通可能な大きさを有する円孔である。
即ち、従来構造の場合には、取付板部の下面から垂下する垂下板部(支持板部)は、ステアリングコラムを挟持するのに用いる2枚しか設けていなかったが、本例の場合には、1枚増やして、3枚の垂下板部30a1 、30a2 、30bを設けている。そして、これら各垂下板部30a1 、30a2 、30bのうちで、幅方向両側に設けた1対の垂下板部30a1 、30a2 を、幅方向中間部に設けた垂下板部30bよりも、幅方向に関する剛性を高くしている。又、前記各垂下板部30a1 、30a2 、30bのうちで、幅方向に隣接する状態で設けられた、幅方向に関する剛性の低い垂下板部30bと、幅方向に関する剛性の高い垂下板部30a1 とにより、前記両被挟持板部28、28を挟持する様に構成している。
この結果、本例の構造によれば、クランプ性能の確保とステアリングコラムの支持剛性の確保とを両立できる。
本発明の実施の形態の第2例に就いて、図3を参照しつつ説明する。本例の場合には、実施の形態の第1例の場合とは異なり、アウタコラム14bに一体に設ける被挟持板部28a、28a(コラム側ブラケット12b)を、このアウタコラム14bの前端部下面に設けている。これに伴い、前記両被挟持板部28a、28aに形成するテレスコ調節用長孔19b、19bの上下方向位置、及び、支持ブラケット13bを構成する3枚の垂下板部30c1 、30c2 、30dに形成するチルト調節用長孔22b、22bの上下方向位置を、前記実施の形態の第1例の場合よりもそれぞれ下方に形成している。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 車体
11 枢軸
12、12a、12b コラム側ブラケット
13、13a、13b 支持ブラケット
14、14a、14b アウタコラム
15、15a インナコラム
16 アウタシャフト
17 インナシャフト
18 電動モータ
19、19a、19b テレスコ調節用長孔
20、20a 取付板部
21 支持板部
22、22a、22b チルト調節用長孔
23、23a 調節ロッド
24 押圧部
25、25a 調節レバー
26 ボルト
27 係止カプセル
28 被挟持板部
29 通孔
30a1 、30a2 、30b、30c1 、30c2 、30d 垂下板部
31 杆部
32 頭部
33 雄ねじ部
34a、34b 係合凸部
35 ワッシャ
36 ナット
37 被駆動側カム
38 駆動側カム
39 スラスト軸受
40 被駆動側カム面
41a、41b 貫通孔
42 駆動側カム面
43 カム装置
44 被押圧凸部
45 係止溝
46 切り欠き
47 係止切り欠き
48 スリット
Claims (5)
- ステアリングコラムと、
このステアリングコラムの軸方向一部に設けられたコラム側ブラケットと、
車体に支持された状態で、このコラム側ブラケットを幅方向両側から挟持するもので、前記車体に対して前記ステアリングコラムを支持する為に用いる支持ブラケットと、
この支持ブラケットに幅方向に貫通する状態で形成された車体側通孔と、前記コラム側ブラケットに幅方向に貫通する状態で形成されたコラム側通孔とを、それぞれ挿通した状態で幅方向に配設された調節ロッドと、
前記支持ブラケットのうちで前記コラム側ブラケットを幅方向両側から挟持した部分の幅方向外側にそれぞれ配置された1対の押圧部と、
を備え、これら両押圧部同士の間隔を拡縮する事により、前記支持ブラケットのうちで前記コラム側ブラケットを幅方向両側から挟持した部分の間隔を拡縮させる、ステアリングコラム用支持装置であって、
前記支持ブラケットが、前記車体に支持する為の取付板部と、この取付板部の下面の幅方向に離隔した部分から垂下された3枚以上の垂下板部とを備え、これら各垂下板部のうち、幅方向両側に設けられた1対の垂下板部が、これら両垂下板部同士の間部分に設けられた残りの垂下板部よりも、幅方向に関する剛性が高くなっており、幅方向に隣接する状態で設けられた、少なくとも前記残りの垂下板部を1枚含んで構成される1対の垂下板部により、前記ステアリングコラムを幅方向両側から挟持するものであり、前記支持ブラケットを構成する全ての垂下板部のそれぞれ整合する位置に、幅方向に貫通した前記車体側通孔が形成されており、
前記調節ロッドが、前記支持ブラケットを構成する垂下板部のうちで、前記幅方向両側に配置された1対の垂下板部に対し掛け渡された状態で支持されており、
前記両押圧部のうちの少なくとも一方の押圧部が、前記支持ブラケットを構成する垂下板部のうちで、前記幅方向両側に設けられた1対の垂下板部のうちの一方の垂下板部と、前記残りの垂下板部のうちでこの一方の垂下板部と隣接する状態で設けられた垂下板部との間部分に配置された拡縮装置である、
事を特徴とするステアリングコラム用支持装置。 - 前記幅方向両側に設けられた1対の垂下板部の板厚が、前記残りの垂下板部の板厚よりも大きい、請求項1に記載したステアリングコラム用支持装置。
- 前記残りの垂下板部のうちの少なくとも1枚の垂下板部の上端面が、前記取付板部の下面に対し、全面ではなく部分的に結合されている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したステアリングコラム用支持装置。
- 前記ステアリングコラムを幅方向両側から挟持する1対の垂下板部の上下方向に関する長さ寸法よりも、前記幅方向両側に設けられた1対の垂下板部のうち、前記ステアリングコラムを挟持しない少なくとも一方の垂下板部の上下方向に関する長さ寸法が短くなっている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したステアリングコラム用支持装置。
- 前記各車体側通孔が上下方向に長いチルト調節用長孔である、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載したステアリングコラム用支持装置。
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