JP5235133B2 - 表面実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、テープフィーダによって供給された電子部品を表面実装機に実装する表面実装機に関するものである。
従来のこの種の表面実装機としては、たとえば特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1に開示された表面実装機は、プリント配線板を搬送するコンベアの側方に複数のテープフィーダを備えるとともに、これらのテープフィーダから排出されたテープを回収するためのテープ回収装置を備えている。
前記テープは、電子部品を収容するキャリアテープと、このキャリアテープに貼着されたカバーテープとから構成されている。前記キャリアテープは、電子部品が取り出された後にテープフィーダの前端部から下方に排出される。
前記カバーテープは、前記キャリアテープから剥離されてテープフィーダの後部から下方に排出される。
前記テープ回収装置は、テープフィーダの後部の下方に配置されている。このテープ回収装置は、上端部に前記両テープを切断するためのカッターが設けられており、このカッターで切断された両テープを内部に溜める構成が採られている。
ところで、前記キャリアテープとカバーテープとは、異なる材料によって形成されている。近年、このような異種材料のテープは、分別して回収することが要請されるようになってきた。なお、キャリアテープは、紙やポリスチレン樹脂などによって形成され、カバーテープは、PET樹脂などによって形成されている。
材料の異なるテープを分別する装置としては、例えば特許文献2に記載されているものがある。この装置は、テープフィーダの下方に載置された2つの収納ボックスと、テープフィーダから排出されて切断されたテープ片を前記2つの収納ボックスのいずれか一方に落下させる分別機構とを備えている。この分別機構は、テープ片の落下する方向を変えるために電動式のガイド部材を備えている。
特開平7−226599号公報 特開平10−224086号公報
特許文献1に開示されているテープ回収装置では、キャリアテープとカバーテープとがそれぞれカッターで切断されて混ざってしまう。このため、キャリアテープとカバーテープとを分別して回収することはできない。
テープを分別するためには、例えば特許文献2に記載の分別機構を利用することが考えられる。しかし、この分別機構は、同時に2種類のテープが送られると、分別することはできない。しかも、この分別機構は、電動式のガイド部材を使用しているためにコストが高くなるという問題もある。
このような不具合を解消するためには、キャリアテープが排出される排出路と、カバーテープが排出される排出路とを分け、各テープを別々に収納ボックスに回収することが考えられる。しかし、キャリアテープは、カバーテープに較べて剛性が高い分だけ、いわゆる巻ぐせがとれ難く、キャリアテープを収納部材に導くためのテープ排出用通路内で丸まったり絡んだりして滞留し易いものである。しかも、キャリアテープは、テープフィーダの前端部から下方に排出されるために、カバーテープよりテープフィーダの前側を通される。このため、上述したようにキャリアテープ用排出路とカバーテープ用排出路とを分ける場合は、表面実装機に向けて立つ作業者から見てキャリアテープより手前側に前記仕切部材が位置することになる。
このようにキャリアテープの手前側に仕切部材が位置していると、キャリアテープがテープ排出用通路内に溜まっているか否かを作業者が目視によって判別することができないし、テープ排出用通路内に溜まったキャリアテープを引き出して収納ボックス内に収納することもできなくなるという新たな問題が発生する。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、キャリアテープとカバーテープとを容易に分別することができるとともに、キャリアテープの滞留の有無の確認と滞留部分の収納作業とを容易に行うことができる表面実装機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る表面実装機は、電子部品を収納する凹陥部を有するキャリアテープにカバーテープを貼着してなるテープを排出する多数のテープフィーダと、前記テープフィーダの後部から前側に向かって前記テープフィーダから排出された前記キャリアテープおよびカバーテープを収納する収納部材とを備えた表面実装機において、前記多数のテープフィーダを支持するフィーダ支持部材と、前記フィーダ支持部材の下端部に設けられ後方に向けて突出する支持用プレートと、前記支持用プレートに上端部が固着され、かつ全てのテープフィーダの下方に位置する仕切部材とを備え、前記仕切部材は、前記テープフィーダの下方に、前記キャリアテープが排出される前側空間と、前記カバーテープが排出される後側空間とを形成し、この仕切部材によって、前記前側空間と後側空間とが連通可能に仕切られ、前記収納部材は、前記前側空間内に排出されたキャリアテープを収納するキャリアテープ用収納部材と、前記テープフィーダの前側から見て、前記キャリアテープ用収納部材より後側に位置付けられ、前記後側空間内に排出されたカバーテープを収納するカバーテープ用収納部材とから構成され、前記カバーテープ用収納部材は、上方に向けて開口する箱状に形成されているとともに、前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の全域において、前記仕切部材の下端部が上方から挿入可能なものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した表面実装機において、前記仕切部材は、上板と、この上板にヒンジを介して回動可能に連結された下板とによって構成され、前記上板と前記下板は、透視可能な材料によって形成され、前記ヒンジは、前記上板に前記下板を前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の軸線回りに回動可能に連結するものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載した表面実装機において、テープフィーダと、前記仕切部材と、前記キャリアテープ用収納部材およびカバーテープ用収納部材とは、表面実装機に対して移動可能な台車に搭載され、前記キャリアテープ用収納部材は、上方に向けて開口する箱状に形成され、前記キャリアテープ用収納部材における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の長さは、前記台車における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の一端部から他端部まで延在する長さに形成され、前記カバーテープ用収納部材における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の長さは、前記台車における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の一端部から他端部まで延在する長さに形成されているものである。
本発明によれば、キャリアテープとカバーテープとが仕切部材によって分けられ、分別された状態でそれぞれ収納部材に回収される。仕切部材の前方に位置する前側空間は後側空間に連通しているから、作業者が前側空間に手を容易に入れることができる。
このため、キャリアテープがキャリアテープ用収納部材に入る途中で滞留している場合、作業者が前側空間に手を差し入れ、前記滞留部分を把持して前記収納部材内に収納することができる。
したがって、本発明によれば、キャリアテープとカバーテープとを容易に分別することができるとともに、キャリアテープの滞留部分の収納作業を容易に行うことが可能な表面実装機を提供することができる。
請求項2に記載した発明によれば、キャリアテープとカバーテープとを仕切部材によって分別し、専用の収納部材に回収することができる。仕切部材は透視可能な材料で形成されているから、表面実装機に向けて立つ作業者がこの仕切部材を透かしてキャリアテープを見ることができる。
このため、キャリアテープがキャリアテープ用収納部材に入る途中で滞留している場合、作業者がシートとシートとの間に手を差し入れ、前記滞留部分を把持して前記収納部材内に収納することができる。
請求項3に記載した発明によれば、テープフィーダを装填するための台車を利用してキャリアテープとカバーテープとを回収することができるから、専ら前記両テープを回収するための台車を装備する必要がない。また、この発明によれば、キャリアテープとカバーテープとを切断し、台車を表面実装機からたとえばテープ回収場所まで移動させることによって、前記両テープをそれぞれ専用の収納部材に収納した状態で一度に回収することができる。このため、この発明によれば、テープの回収作業を容易に行うことが可能な表面実装機を提供することができる。
(第1の実施例)
以下、本発明に係る表面実装機の一実施例を図1〜図3によって詳細に説明する。
図1〜図3において、この実施例による表面実装機1は、基台2の中央部にコンベア3を備えるとともに、コンベア3の両側に多数のテープフィーダ4,4…を備えており、これらのテープフィーダ4によって供給された電子部品(図示せず)をコンベア3上のプリント配線板5に電子部品移動装置6によって移載(実装)するものである。以下においては、図1において左右方向をX方向といい、図1において上下方向をY方向という。また、この実施例においては、図1において下側を表面実装機の前側といい、図1において上側を表面実装機の後側という。
前記コンベア3は、従来からよく知られているように、プリント配線板5のY方向の両端部を支持するための無端ベルト(図示せず)を備えており、この無端ベルトを回転させることによってプリント配線板5を図1において右側から左側に搬送する。また、このコンベア3は、表面実装機1の後側に位置する後側コンベア本体3aを前側コンベア本体3bに対して接離させる幅変更装置7を備えている。
前記後側コンベア本体3aの後側近傍と、前側コンベア本体3bの前側近傍とには、後述する電子部品移動装置6の吸着ノズル8によって吸着された電子部品を下方から撮像するための撮像装置9が配設されている。
電子部品移動装置6は、前記コンベア3の上方でY方向に延在する2本の固定レール11,11と、これらの固定レール11,11どうしの間に架け渡された可動レール12と、この可動レール12にX方向へ移動自在に支持されたヘッドユニット13などを備えている。
前記可動レール12は、前記固定レール11にY方向に移動自在に支持されており、固定レール11に沿うボールねじ軸14を有するボールねじ式の駆動装置15によって駆動される。
前記ヘッドユニット13は、前記可動レール12に沿うボールねじ軸16を有するボールねじ式の駆動装置17によって駆動される。このヘッドユニット13は、図示してはいないが、X方向に並ぶ複数の吸着ヘッドを備えている。前記吸着ノズル8は、これらの吸着ヘッドの下端部にそれぞれ設けられており、図2に示すように、テープフィーダ4の部品吸着位置Pにおいて、吸着ヘッドにより下降させられて電子部品を吸着する。
前記テープフィーダ4は、図2に示すように、後述するフィーダ交換用の台車21に支持されており、この台車21を介して基台2の前側の電子部品供給部22(図1参照)と後側の電子部品供給部23(図1参照)とにそれぞれ装填されている。図2は、基台2の電子部品供給部22,23と台車21の一部を破断した状態で描いてある。以下においては、図2において左側をテープフィーダ4の後側、台車21の後側といい、図2において右側をテープフィーダ4の前側、台車21の前側という。この実施例においては、図1に示すように、基台2の前側の電子部品供給部22に2台の台車21が装填され、基台2の後側の電子部品供給部23に2台の台車21が装填されている。
テープフィーダ4は、図2に示すように、後側の端部にテープリール用ホルダ24を備えるとともに、前側の端部にテープ送り装置25を備えている。
前記テープリール用ホルダ24は、電子部品を収納したテープ26を巻回することによって形成されたテープリール27を保持している。
前記テープ26は、詳細には図示してはいないが、電子部品を収納するための多数の凹陥部を有するキャリアテープ31と、このキャリアテープ31に貼着されて前記凹陥部の開口部分を閉塞するカバーテープ32とによって構成されている。
キャリアテープ31は、再生可能な紙やポリスチレン樹脂などのプラスチック材料によって形成され、カバーテープ32は、PET樹脂などのプラスチック材料によって形成されている。この実施例による表面実装機1は、キャリアテープ31とカバーテープ32とが互いに異なるプラスチック材料によって形成されているために、これらのキャリアテープ31とカバーテープ32とを後述するように分別して回収している。
前記テープ送り装置25は、前記テープ26をテープリール27から引き出し、テープフィーダ4の後側から前側へ送るように構成されている。
このテープフィーダ4は、テープホルダ24とテープ送り装置25との間にテープ剥離装置33を備えている。このテープ剥離装置33は、前記カバーテープ32をキャリアテープ31から剥離させるためのもので、カバーテープ32を挟む一対の回転体33a,33bを回転させることによって、カバーテープ32を引っ張る構成が採られている。カバーテープ32は、テープフィーダ4の部品吸着部Pより僅かに後側で剥離部材(図示せず)掛けられ、テープ剥離装置33により後方に引かれることによって、キャリアテープ31から剥離させられる。
カバーテープ32が剥離されたキャリアテープ31は、図2に示すように、テープフィーダ4の前端部から下方に排出され、後述する台車21と基台2との間に形成されているテープ排出用通路34内をテープ送り装置25のテープを送る力とテープ自重とによって進む。
一方、カバーテープ32は、テープフィーダ4の後部に下方を指向するように形成されているカバーテープ出口35から下方に排出される。
台車21は、図2および図3に示すように、4個の車輪41を有する下部フレーム42と、この下部フレーム42の両側部(X方向の両端部)から上方に延在する一対の支柱43,43と、これらの支柱43の上端部から前側に延在する支持用アーム44と、これらの支持用アーム44の前端部に取付けられたフィーダ支持部材45などによって構成されている。
前記下部フレーム42は、前後方向(Y方向)に延在する左右一対の角パイプからなる前後方向延在部46,46(図1,2参照)と、左右方向(X方向)に延在して前記前後方向延在部46どうしを互いに接続する第1、第2のクロスメンバ47,48と、前記前後方向延在部の46の下部であって前後方向の両端部に取付けられた4個の車輪41とによって構成されている。
前記前後方向延在部46の高さは、図2に示すように、前記基台2の下に形成されている隙間S内に挿入することができるような高さに形成されている。
この下部フレーム42における前記前後方向延在部46と前記第1のクロスメンバ47とには、図2に示すように、前後方向に延在する支持用プレート49が溶接されている。この支持用プレート49には、前記キャリアテープ31を収納するためのキャリアテープ用収納ボックス51が着脱自在に載置されている。キャリアテープ用収納ボックス51は、上方に向けて開口する箱状に形成されている。このキャリアテープ用収納ボックス51のX方向の長さは、図1に示すように、台車21のX方向の一端部から他端部まで延在する長さに形成されている。このキャリアテープ用収納ボックス51によって、本発明でいうキャリアテープ用収納部材が構成されている。
前記支柱43は、角パイプによって形成されている。左右一対の支柱43どうしは、前記第1のクロスメンバ47と、この第1のクロスメンバ47の上方に位置する第3のクロスメンバ52とによって互いに接続されている。
第3のクロスメンバ52には、前記カバーテープ32を収納するためのカバーテープ用収納ボックス53が取付けられている。
このカバーテープ用収納ボックス53は、上方に向けて開口する箱状に形成されている。カバーテープ用収納ボックス53のX方向の長さは、図1に示すように、台車21のX方向の一端部から他端部まで延在する長さに形成されている。また、このカバーテープ用収納ボックス53は、図2に示すように、テープフィーダ4より低くかつ前記キャリアテープ用収納ボックス51より高い位置であって、キャリアテープ用収納ボックス51より台車21の後側に位置付けられている。このカバーテープ用収納ボックス53によって、本発明でいうカバーテープ用収納部材が構成されている。
前記支持用アーム44は、図2に示すように、電子部品供給部22(図1参照)および電子部品供給部23(図1参照)に形成されている凹部54の内部に基台2の外側から臨むように形成されている。基台2の前側の電子部品供給部22(図1参照)に形成されている凹部54は、基台2の前方と上方とに開放するように形成されている。基台2の後側の電子部品供給部23(図1参照)に形成されている凹部54は、基台2の後方と上方とに開放するように形成されている。
この凹部54の下壁54aは、基台2の内側から外側に向かうにしたがって漸次低くなるように傾斜している。この下壁54aの上には、キャリアテープ31が前記下壁54aに沿って滑り易くなるように、表面が円滑に形成されたプレート55が設けられている。
この支持用アーム44の前端部には、図示してはいないが、支持用アーム44の前端面から前方に向けて突出する位置決め用のピンが立設されている。このピンは、支持用アーム44の先端面と対向する前記凹部54の縦壁54bに形成されている位置決め孔に嵌合している。
前記フィーダ支持部材45は、多数のテープフィーダ4を支持するためのもので、左右一対の前記支持用アーム44間に横架されている。このフィーダ支持部材45は、基台2の前記下壁54aと前記縦壁54bとの間にテープ排出用通路34が形成されるように支持用アーム44に取付けられている。
このフィーダ支持部材45の下端部には、図2および図3に示すように、台車21の後方に向けて突出する支持用プレート56が設けられている。
この支持用プレート56の後端部の上には、テープフィーダ4から下方に排出されたカバーテープ32を前記カバーテープ用収納ボックス53に導くための複数のシート61,61…が設けられている。この実施例においては、これらのシート61によって、本発明でいう仕切部材が構成されている。
これらのシート61は、可撓性を有する透明なプラスチックによって薄い帯状に形成されており、互いに近接する状態で複数のテープフィーダ4と同じ方向(X方向)に並べられている。
これらのシート61は、図1に示すように、台車21に取付けられている全てのテープフィーダ4の下方に位置するように、台車21の左側の支持用アーム44の近傍から右側の支持用アーム44の近傍までX方向に並べられている。また、この実施例による複数のシート61は、互いに隣り合う2枚のシート61,61の幅方向の端面どうしが接触するように並べられている。なお、これらのシート61は、幅方向の端部どうしが厚み方向に重なる状態で並べることもできる。
各シート61の上端部は、前記支持用プレート56の後端部であって、テープフィーダ4のカバーテープ出口35の下方近傍に固着されている。各シート61の他端部(下端部)には、錘として機能するロッド62が固着されている。
各シート61の長さは、図2および図3に示すように、前記ロッド62をカバーテープ用収納ボックス53の底に載置した状態において、カバーテープ出口35とカバーテープ用収納ボックス53との間に湾曲部61aが形成される長さに形成されている。
この湾曲部61aは、シート61がカバーテープ用収納ボックス53より上において弛むことによって形成されている。この湾曲部61aは、カバーテープ32をカバーテープ用収納ボックス53内に導くために、シート61がカバーテープ出口35から下方に向かうにしたがって漸次カバーテープ用収納ボックス53に接近するように湾曲している。
このように支持用プレート56とカバーテープ用収納ボックス53との間に複数のシート61を設けることによって、このカバーテープ用収納ボックス53とテープフィーダ4の前記カバーテープ出口35との間の空間が前後方向に仕切られることになる。すなわち、複数のシート61は、カバーテープ用収納ボックス53と前記カバーテープ出口35との間を、カバーテープ32を通すための後側空間63と、前記キャリアテープ31を通すための前側空間64とに画成している。
このように複数のシート61を備えることによって、テープフィーダ4の下方に、キャリアテープ31が排出される前側空間64と、カバーテープ32が排出される後側空間63とが形成される。前記前側空間64は、シート61より基台2側に形成され、前記後側空間63はシート61を挟んで基台2とは反対側に形成されている。前記キャリアテープ用収納ボックス51は、前記前側空間64内に開口している。
このように構成された表面実装機1においては、テープフィーダ4がそれぞれテープ26を送ることによって、キャリアテープ31がテープフィーダ4の前端部から下方に排出されるとともに、カバーテープ32がテープフィーダ4の後部から下方に排出される。
前記キャリアテープ31は、前記フィーダ支持部材45と基台2との間に形成されているテープ排出用通路34を通って前記前側空間64に導出され、この前側空間64内で下方に垂れ下がるようにしてキャリアテープ用収納ボックス51に収納される。一方、カバーテープ32は、テープフィーダ4のカバーテープ出口35からシート61に沿って下がり、カバーテープ用収納ボックス53内に収納される。
したがって、この実施例によれば、キャリアテープ31とカバーテープ32とを複数のシート61と専用の収納ボックス(キャリアテープ用収納ボックス51、カバーテープ用収納ボックス53)とによって分別することができる。
キャリアテープ用収納ボックス51やカバーテープ用収納ボックス53がキャリアテープ31、カバーテープ32で満たされたときは、テープフィーダ4から延びているキャリアテープ31、カバーテープ32を作業者(図示せず)が切断し、所定のテープ回収作業を行う。
このため、この実施例による表面実装機1においては、キャリアテープ31とカバーテープ32とを分別する作業は不要で、これら両テープ31,32を簡単に回収することができる。回収したキャリアテープ31とカバーテープ32とは、再利用するために再生される。
テープフィーダ4から排出されたキャリアテープ31は、テープリール27に巻回されていたときのいわゆる巻ぐせが残っており、テープ排出用通路34内で丸まったり絡んだりして滞留することがある。前記複数のシート61は、透明な材料で形成されているから、台車21の後方で表面実装機1に向けて立つ作業者がこれらのシート61を透かしてキャリアテープ31を見ることができる。
このため、キャリアテープ31がテープ排出用通路34に溜まっていることを作業者が容易に発見することができる。前記シート61は、可撓性を有しているから、シート61を撓ませることによって、互いに隣り合う2枚のシート61とシート61との間に作業者が手を挿入可能な隙間を形成することができる。すなわち、シート61によって、前側空間64と後側空間63とが連通可能になっている。
上述したようにキャリアテープ31がキャリアテープ用収納ボックス51に入る途中で滞留している場合、作業者がシート61とシート61との間に手を差し入れ、前記滞留部分を把持してテープ排出用通路34内から掻き出すようにして前記収納ボックス51に収納することができる。
したがって、この実施例によれば、キャリアテープ31とカバーテープ32とを容易に分別することができるとともに、キャリアテープ31の滞留の有無の確認と滞留部分の収納作業とを容易に行うことができる。
(第2の実施例)
後側空間63と前側空間64とを仕切るための仕切部材としては、図4および図5に示すように板状に形成することができる。図4および図5において、前記図1〜図3によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図4および図5に示すフィーダ交換用台車21には、板状に形成された仕切部材71が設けられている。この実施例においては、仕切部材71が台車21に設けられていることにより、テープフィーダ4の下方にキャリアテープ31が排出される前側空間64と、カバーテープ32が排出される後側空間63とが形成されている。
仕切部材71は、上板72と、この上板72にヒンジ73を介して回動可能に連結された下板74とによって構成されている。上板72と下板74とは、それぞれ透視可能な透明プラスチック材によって形成されている。
上板72の上端部は、前記支持用プレート56に固着されている。ヒンジ73は、上板72に下板74を水平な軸線(X方向の軸線)回りに回動可能に連結している。下板74の下端部は、前記カバーテープ用収納ボックス53の中に上方から挿入されている。この下板74は、その下端部を手で持って持ち上げることにより、図4,5中に二点鎖線で示すように開く。このように下板74を開くことによって、前側空間64が後方に向けて開放される。すなわち、仕切部材71は、前側空間64と後側空間65とが連通可能になっている。
したがって、この実施例においてもキャリアテープ31とカバーテープ32とを分別して回収することができる。また、キャリアテープ31がテープ排出用通路34内で滞留していることを作業者が容易に視認でき、このような場合は、下板74を持ち上げて前側空間64に手を挿入し、キャリアテープ31をキャリアテープ用収納ボックス51に収納することができる。
上述した第1、第2の実施例においては、複数のテープフィーダ4を支持した状態で表面実装機1に装填されるフィーダ交換用台車21にキャリアテープ用収納ボックス51とカバーテープ用収納ボックス53とが支持されている。このため、この実施例によれば、キャリアテープ用収納ボックス51とカバーテープ用収納ボックス53とを支持するための専用の台車は不要である。
前記両収納ボックス51,53を専用の台車(図示せず)に支持させる場合、両収納ボックス51,53がテープで満たされたときにキャリアテープ31とカバーテープ32とを切断することによって、両収納ボックス51,53を台車21によってたとえばテープ回収場所に運ぶことができる。この場合は、キャリアテープ31とカバーテープ32とをそれぞれ専用の収納ボックス51,53に収納した状態で一度に回収することができる。このため、この構成を採ることによって、テープの回収作業をより一層容易に行うことができる。このように両収納ボックス51,53を専用の台車に支持させる場合は、フィーダ支持部材45を表面実装機1の基台2に設けるとともに、この基台2の内部にテープ排出用通路34を形成する。
本発明に係る表面実装機の平面図である。 要部を拡大して示す断面図である。 要部の構成を示す斜視図で、同図においては、台車と収納ボックスとを破断した状態で描いてある。 他の実施例の要部を拡大して示す断面図である。 他の実施例の要部の構成を示す斜視図で、同図においては、台車と収納ボックスとを破断した状態で描いてある。
符号の説明
1…表面実装機、4…テープフィーダ、21…台車、31…キャリアテープ、32…カバーテープ、51…キャリアテープ用収納ボックス、53…カバーテープ用収納ボックス、61…シート、63…後側空間、64…前側空間、71…仕切部材、72…上板、73…ヒンジ、74…下板。

Claims (3)

  1. 電子部品を収納する凹陥部を有するキャリアテープにカバーテープを貼着してなるテープを排出する多数のテープフィーダと、
    前記テープフィーダの後部から前側に向かって前記テープフィーダから排出された前記キャリアテープおよびカバーテープを収納する収納部材とを備えた表面実装機において、
    前記多数のテープフィーダを支持するフィーダ支持部材と、
    前記フィーダ支持部材の下端部に設けられ後方に向けて突出する支持用プレートと、
    前記支持用プレートに上端部が固着され、かつ全てのテープフィーダの下方に位置する仕切部材とを備え、
    前記仕切部材は、前記テープフィーダの下方に、前記キャリアテープが排出される前側空間と、前記カバーテープが排出される後側空間とを形成し、
    この仕切部材によって、前記前側空間と後側空間とが連通可能に仕切られ、
    前記収納部材は、前記前側空間内に排出されたキャリアテープを収納するキャリアテープ用収納部材と、
    前記テープフィーダの前側から見て、前記キャリアテープ用収納部材より後側に位置付けられ、前記後側空間内に排出されたカバーテープを収納するカバーテープ用収納部材とから構成され
    前記カバーテープ用収納部材は、上方に向けて開口する箱状に形成されているとともに、前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の全域において、前記仕切部材の下端部が上方から挿入可能なものであることを特徴とする表面実装機。
  2. 請求項1記載の表面実装機において、前記仕切部材は、上板と、この上板にヒンジを介して回動可能に連結された下板とによって構成され、
    前記上板と前記下板は、透視可能な材料によって形成され
    前記ヒンジは、前記上板に前記下板を前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の軸線回りに回動可能に連結するものであることを特徴とする表面実装機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の表面実装機において、テープフィーダと、前記仕切部材と、前記キャリアテープ用収納部材およびカバーテープ用収納部材とは、表面実装機に対して移動可能な台車に搭載され
    前記キャリアテープ用収納部材は、上方に向けて開口する箱状に形成され、
    前記キャリアテープ用収納部材における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の長さは、前記台車における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の一端部から他端部まで延在する長さに形成され、
    前記カバーテープ用収納部材における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の長さは、前記台車における前記多数のテープフィーダが並ぶ方向の一端部から他端部まで延在する長さに形成されていることを特徴とする表面実装機。
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