JPH07255921A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07255921A
JPH07255921A JP4719194A JP4719194A JPH07255921A JP H07255921 A JPH07255921 A JP H07255921A JP 4719194 A JP4719194 A JP 4719194A JP 4719194 A JP4719194 A JP 4719194A JP H07255921 A JPH07255921 A JP H07255921A
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ball
prize
frame
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game board
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Atsushi Saito
篤 斉藤
Kazutoshi Funabashi
和利 船橋
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セ−フ球および賞品球の処理を円滑化する。 【構成】 ベ−ス枠9に取外し可能に結合された裏枠4
0には遊技盤12の裏側から転落したセ−フ球を集めて
セ−フ球検出口へ誘導するセ−フ球集合通路63を形成
し、裏枠40の後壁板59に取外し可能に取付けた裏カ
バ−板70内には賞品球をベ−ス枠9の前賞品球口およ
び賞品球排出通路32へ誘導する賞品球誘導通路80を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては例えば実開平6−1
41号公報がある。この公報には遊技盤がセットされる
収容保持枠の下部にアウト球通出溝を形成し、セット板
の下部にアウト球排出通路に連通されたセ−フ球集合排
出領域を形成し、セ−フ球集合排出領域の一部およびア
ウト球通出溝を隔壁部材によって閉覆したパチンコ機の
遊技球通路が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はパチンコ機に
おいて、遊技盤の裏面から転落したセ−フ球、および、
遊技者に払い出される賞品球をその相互干渉を避けて円
滑に処理することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のパチンコ機は
木枠に固定されたベ−ス枠と、このベ−ス枠に取外し可
能に結合された裏枠との間に挟み込まれた状態で設置さ
れた遊技盤の裏側には遊技盤を通り抜けて遊技盤の裏面
を伝って転落するセ−フ球を誘導するセ−フ球誘導流路
と、遊技者に払い出される賞品球を誘導する賞品払い出
し流路とが形成されたパチンコ機であって、前記裏枠に
は前記セ−フ球誘導流路から転落したセ−フ球を集めて
セ−フ球検出口へ誘導するセ−フ球集合通路と、前記賞
品球払い出し流路から送り出された賞品球を受入れて前
記ベ−ス枠に形成した賞品球口および賞品球排出通路へ
誘導する賞品球誘導通路とを、この両通路を平面状の分
離面を挟んで積層した状態で形成した構成を有する。
【0005】請求項2のパチンコ機は遊技盤の裏面には
アウト口へ落入したアウト球を前記ベ−ス枠に形成した
遊技球排出通路へ誘導するアウト球誘導溝を凹設した構
成を有する。
【0006】
【作用】請求項1のパチンコ機では、遊技盤の裏側から
転落した各セ−フ球は裏枠のセ−フ球集合通路に集めら
れてセ−フ球集合通路を通行し、セ−フ球検出口へ誘導
され、賞品球払い出し流路から送り出された賞品球は裏
枠の賞品球誘導通路に導入されてこの賞品球誘導通路を
通行し、賞品球口および賞品球排出通路へ誘導される。
【0007】請求項2のパチンコ機では、遊技盤のアウ
ト口へ落入したアウト球は遊技盤の内部を通ってベ−ス
枠の遊技球排出通路に導入される。
【0008】
【発明の効果】請求項1によれば、遊技盤の裏側から転
落したセ−フ球と、賞品球とを前後方向に分離させて相
互干渉を無くした状態で的確かつ円滑に処理することが
でき、パチンコ機内での遊技球および賞品球の流れを的
確に制御することができる。
【0009】また、請求項2によれば、アウト球誘導通
路を遊技盤の内部に形成してあるので、アウト球の通路
が占めるスペ−スを節減することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図面にしたがって
説明する。図3において、パチンコ機の木枠1は定位置
に立設される角筒状の後枠部1aと、この後枠部1aに
ヒンジによって前方へ回動可能に結合されて後枠部1a
の前側に設置された方形枠状の前枠部1bとによって形
成されている。
【0011】図1において、木枠1の前枠部1bの前面
に取付けられた窓枠3にはガラスが枠内に嵌め込まれた
金枠4と、上皿口6aを有する上皿6が前面に取付けら
れた前板5とが上下に隣接してそれぞれ前方への回動可
能に結合されている。前板5の裏面には上皿6内の遊技
球を球発射起点へ1個づつ送り出す球送り機構が取付け
られている。
【0012】木枠1の前枠部1bの前面の下端部には下
皿口7aを有する下皿7が取付けられるとともに、前枠
部1bの下端部には発射ハンドル8が回動可能に軸支さ
れている。
【0013】木枠1の前枠部1bの裏面には上部の第1
枠部材9aと下部の第2枠部材9bとが分離可能に結合
されて形成された合成樹脂製のベ−ス枠9がビスによっ
て固定されている。
【0014】図4〜図6において、ベ−ス枠9にはその
下端部に配設されて木枠1の前枠部1bの下端部裏面に
ビス止めされたセット板10と、このセット板10の上
方に配設されて木枠1の前枠部1bの開口部とほぼ等し
い形状の開口部が開口された枠部11とが形成され、こ
の枠部11の開口部内には遊技盤12が後方への取出し
可能に嵌め込まれている。
【0015】ベ−ス枠9の枠部11の上枠部11a,下
枠部11bおよび一方の側枠部11cの後端面には回動
操作可能な係止部材13がそれぞれ取付けられ、この各
係止部材13には回動動作によって枠内外へ出没する1
対の係止部13aと、指先を差し込むための有底円筒状
の操作部13bとが形成され、枠部11の他方の側枠部
11dの後端面には上下1対の軸受け14が取付けられ
ている。
【0016】枠部11の下枠部11bには上皿6の上皿
口6aの後側に設置されて賞品球を上皿口6aに導入す
る前賞品球口20が開設されている。
【0017】ベ−ス枠9のセット板10の前面は遊技盤
面12aにほぼ整合され、このセット板10の前面には
上皿6内から送り出された遊技球を球発射起点となる基
端部で受止めて発射球を遊技盤面へ案内する発射レ−ル
15が先上り姿勢で固定され、また、セット板10には
発射レ−ル15上の遊技球を遊技盤面へ向けて発射させ
る発射機構16が取付けられている。
【0018】セット板10の前面の一端付近にはセット
板10に取付けられて効果音等を発するスピ−カ−(電
磁部品)17が内部に収容された円筒状のスピ−カ−収
容部21が突設され、このスピ−カ−収容部21の上面
にはスピ−カ−17上へ転落したこぼれ球を両側方の斜
め下方へ誘導する球受け面21aが円弧面状に形成され
ている。
【0019】セット板10の前側にはセット板10に結
合されてスピ−カ−17の前面およびその両側方をカバ
−するスピ−カ−カバ−樋18が発射レ−ル15の側方
に隣接して設置されている。
【0020】スピ−カ−カバ−樋18の内端付近には上
面が発射レ−ル15側へ先下り状に傾斜したファ−ル球
誘導部18aが形成され、このファ−ル球誘導部18a
と発射レ−ル15の先端部との間には遊技盤面へ打出さ
れて逆流したファ−ル球が通り抜けるファ−ル球通し口
19が形成されている。
【0021】セット板10の前側には内方へ先下り状に
傾斜した状態でスピ−カ−収納部21の下方に設置され
て球受け面21aに衝突して転落したこぼれ球を内方へ
案内する第1こぼれ球誘導片22と、内方へ先下り状に
傾斜した状態で発射レ−ル15の下方に設置されて、こ
ぼれ球を内方へ誘導する第2こぼれ球誘導片23とが形
成されている。
【0022】セット板10の裏側にはその中央部付近に
外方へ先下り状に傾斜した状態で設置されたアウト球誘
導片24と、このアウト球誘導片24の外方に内方へ先
下り状に傾斜した状態で間隙を隔てて設置されたセ−フ
球誘導片25とが連接されている。
【0023】セット板10の中央部付近には左右1対の
垂直な側壁部26aと、この両側壁部26aの後端縁に
連接された後壁部26bと、両側壁部26aおよび後壁
部26bの下端縁に連接されて前下り状に形成された底
壁部26cとを有し、セット板10の裏面に連接されて
アウト球誘導樋24の下方に設置された上方開放の賞品
球集合樋26が形成されている。
【0024】賞品球集合樋26内の上下部にはそれぞれ
賞品球集合樋26の内壁面に連接されて互いに逆方向へ
先下り状に傾斜した形状を有する上誘導片26dおよび
下誘導片26eが設置され、上誘導片26dの先端縁と
一方の側壁部26aとの間、および下誘導片26eの先
端縁と他方の側壁部26aとの間にはそれぞれ間隙が形
成されている。
【0025】賞品球集合樋26内へ落入した賞品球は上
誘導片26d上へ落下して上誘導片26dを伝って転動
し、次に、下誘導片26eを伝って転動してから賞品球
集合樋26の底壁部26c上へ落下する。
【0026】従って、賞品球集合樋26内へ落入した賞
品球の落下衝撃を上下誘導片26d,26eによって2
段階で吸収して緩衝し、賞品球の落下衝撃による賞品球
集合樋26の破損を防止することができる。
【0027】賞品球集合樋26の後壁部26bにはこの
賞品球集合樋26内を上下誘導片26d,26eによっ
て誘導されて通り抜ける賞品球およびその通過状態を監
視する適数個の第1の透視孔31が開設されている。
【0028】従って、賞品球集合樋26内で球詰まりが
発生したときにこの球詰まりを第1の透視孔31によっ
て一見して発見することができるので、速座に球詰まり
に対処することができる。
【0029】賞品球集合樋26の下端付近の前側には賞
品球集合樋26の両側壁部26aの下端付近に連接され
た左右1対の側壁部と、底壁部26cに連接されて前下
り状に傾斜した底壁部とを有し、下皿7の下皿口7aの
後側に設置された払い出し球排出樋27が形成されてい
る。賞品球集合樋26内へ落入した賞品球は賞品球集合
樋26内と賞品球払い出し樋27内とにわたって形成さ
れた賞品球排出通路32を通行して下皿口7aへ誘導さ
れ、下皿口7aを通り抜けて下皿7内に導入される。
【0030】また、発射レ−ル15の先方のファ−ル球
通し口19に落入したファ−ル球は賞品球排出通路32
内に転落して下皿7内へ導入される。
【0031】賞品球集合樋26の片側にはこの賞品球集
合樋26の一方の側壁部26aの下端縁付近に連接され
てその側方へ横出された底壁部28aと、この底壁部2
8aの外端縁に連接されてアウト球誘導樋24の先端部
にそれぞれ連接された1対の垂直な側壁部28bとを有
し、セット板10の裏面に連接された樋収納部28が形
成され、底壁部28aの上面には上面が後下り状に傾斜
した複数個の突条28cが並行状に凸設されている。
【0032】樋収納部28内には左右1対の側壁部29
aと、この両側壁部29aの後端縁に連接された後壁部
29bと、両側壁部29aおよび後壁部29bの下端縁
にそれぞれ連接されて前方へ前下り状に若干突出された
底壁部29cとを有し、賞品球集合樋26の側方に隣設
された遊技球集合樋29が後方への取出し可能に嵌め込
まれている。
【0033】遊技球集合樋29内にはセ−フ球およびア
ウト球を集めてパチンコ機外へ誘導する遊技球排出通路
30が形成され、樋収納部28内の下端には遊技球集合
樋29の下方に形成されて遊技球集合樋29内へ落入し
たアウト球およびセ−フ球を後方へ誘導してパチンコ機
外へ排出する遊技球排出口33が開設されている。
【0034】アウト球誘導片24の先端部から転がり落
ちたアウト球およびセ−フ球誘導片25の先端部から転
がり落ちたセ−フ球は遊技球集合樋29内へ落入し、遊
技球排出口33を通り抜けてパチンコ機外へ排出され
る。
【0035】遊技盤12にはその遊技盤面12aに装着
される各種役物を取付けるための適数個の取付け孔が開
設され、役物の入賞口や始動口に入賞したセ−フ球は取
付け孔に取付けられた役物内を通り抜けて遊技盤12の
前側から裏側へ転動する。
【0036】遊技盤12の下端部の左右方向中央部には
遊技盤面12aに打出されて入賞せずに落下したアウト
球が落入するアウト口36が開設されるとともに、この
アウト口36の下方で遊技盤12の裏面下端部にはアウ
ト口36に落入したアウト球をアウト球誘導片24の基
端部上へ誘導するアウト球誘導溝37が凹設されてい
る。
【0037】遊技盤面へ打出された遊技球のうち、アウ
ト口36に落入したアウト球はアウト球誘導溝37内を
通ってアウト球誘導片24上へ転がり落ち、さらに、ア
ウト球誘導片24の先端部上から転がり落ちて遊技球集
合樋29内へ落入する。
【0038】遊技盤12の裏面には入賞口,始動口に落
入して遊技盤12を通り抜け、遊技盤12の裏面を伝っ
て転落するセ−フ球を集めて下方へ誘導するセ−フ球誘
導流路35が形成されている。
【0039】ベ−ス枠9に取外し可能で後方への回動可
能に結合されてベ−ス枠9の枠部11および遊技盤12
の後側に設置された合成樹脂製の裏枠40において、こ
の裏枠40には図7に示すように開口部40aと、上枠
部40bと、下枠部40cと左右の側枠部40d,40
eとが形成されている。
【0040】図7〜図10において、裏枠40の回動支
点側の側枠部40dの外側面にはベ−ス枠9の両軸受け
14にそれぞれ挿脱可能に挿入された上下1対の支軸4
1が取付けられている。
【0041】裏枠40の端縁部にはベ−ス枠9の各係止
部材13にそれぞれ対向して係合部42が形成され、裏
枠40は各係止部材13の係止部13aが係合部42に
それぞれ係合して遊技盤12がベ−ス枠9の枠部11と
裏枠40との間に挟み込まれた状態でベ−ス枠9に固定
されている。
【0042】裏枠40の上枠部40aの裏面には賞品球
を貯留する球タンク43が取外し可能に取付けられると
ともに、上枠部40aの裏面には側枠部40d側に向っ
て先下り状に傾斜した状態で球タンク43の下方に設置
されたタンクレ−ル44が結合されている。球タンク4
3内から送り出された賞品球群は前後2列となってタン
クレ−ル44内を側枠部40d側へ転動する。
【0043】裏枠40の側枠部40dの裏面には賞品球
の払い出しを制御する縦長状の賞品球払い出しユニット
45が取外し可能に取付けられている。
【0044】賞品球払い出しユニット45のケ−ス体4
6内の上部1にはタンクレ−ル44上から送り込まれた
賞品球を前後2列にして貯留する球貯留流路47が形成
されている。
【0045】ケ−ス体46内の中央部付近にはモ−タに
よって回転駆動されて必要数の賞品球を送り出す球送り
部材48aを有する球送り機構48が装入されている。
【0046】ケ−ス体46内の球送り機構48の下方に
は球送り機構48によって送り出された賞品球が前後2
列となって流下する賞品球払い出し流路49と、賞品球
をパチンコ機外へ排出するときに賞品球が流下する球抜
き流路50とが形成されるとともに、球送り機構48の
若干下方には球送り機構48内およびその上方に配列さ
れた賞品球を賞品球流路49若しくは球抜き流路50へ
振り分ける振り分け弁51が揺動操作可能に設置されて
いる。
【0047】ケ−ス体46内の下端にはセ−フ球を受止
めて旋回移送してから放出する球切りカム52aを有
し、セ−フ球の到来毎に球送り機構48を起動させる払
い出し起動機構52が装入されている。
【0048】ケ−ス体46の内側の側壁部46aの上端
にはタンクレ−ル44の先端から転がり落ちた賞品球を
導入する球入口53が開口され、側壁部46aの中央部
の若干下方には賞品球流路49を通り抜けた賞品球をケ
−ス体46外へ送り出す上球出口54が開口され、側壁
部46aの下端付近には球抜き流路50を通り抜けた賞
品球をケ−ス体46外へ送り出す下球出口55が開口さ
れている。
【0049】ケ−ス体46の下端には払い出し起動機構
52の球切りカム52aによって受止められるセ−フ球
が通り抜けてから放出されるセ−フ球検出口56が開口
されている。
【0050】セ−フ球がセ−フ球検出口56を通って球
切りカム52aによって受止められて旋回移送される
と、球送り機構48が起動されて球送り部材48aが回
転駆動され、必要個数の賞品球が球送り機構48によっ
て送り出される。
【0051】裏枠40の下枠部40bには遊技盤12の
裏面に押し当てられた状態で垂立された前壁板58と、
この前壁板58の後方に1個のパチンコ球の通過が可能
な間隙を隔てて垂立された後壁板59とが前後並行状に
形成されている。
【0052】下枠部40bには前端縁が前壁板58の前
面に整合されて後端縁が後壁板59の後面に整合され、
ベ−ス枠9の前賞品球口20の後側に隣設された後賞品
球口57が前賞品球口20に突合わせ状に対向して開設
されている。
【0053】下枠部40bには前後壁板58,59にそ
れぞれ連接されて前壁板58の横幅と等しい長さを有
し、賞品球払い出しユニット45の払い出し機構52に
向って先下り状に傾斜して設置された第1の樋板60
と、前後壁板58,59にそれぞれ連接されて第1の底
板60の長さの約半分の長さを有し、第1の樋板60の
傾斜方向と逆方向へ先下り状に傾斜して設置された第2
の樋板61と、この第2の樋板61の先端に一端が連接
されて第2の樋板61の下方に第1の樋板61の傾斜方
向と同方向へ先下り状に傾斜して設置された第3の樋板
62とが形成され、第1の樋板60の先端部は賞品球払
い出しユニット45のセ−フ球検出口56の前側に配設
され、第2の樋板61の先端部は第1の樋板60の左右
方向中央部の上方に配設されている。
【0054】裏枠40の下枠部40bの前後壁板58,
59間で第1の樋板60上および第2の樋板61上には
遊技盤12の裏面を伝って転動してセ−フ球誘導流路3
5から転落したセ−フ球を集めてセ−フ球検出口56へ
誘導するセ−フ球集合通路63がスピ−カ−17を避け
た状態で形成されている。
【0055】このセ−フ球集合通路63はスピ−カ−1
7を避けて形成されているので、セ−フ球集合通路63
を通行するセ−フ球がスピ−カ−17の磁力の影響を受
けてセ−フ球集合通路63でのセ−フ球の円滑な流れが
妨げられたり、セ−フ球集合通路63で球詰まりが発生
する不具合を回避することができる。
【0056】下枠部40bの前壁板58の裏面には第1
の樋板60上を転動するセ−フ球の転動方向に沿ってそ
れぞれ延長されて第1の樋板60の上方に並行状に配列
され、第1の樋板60上を転動するセ−フ球を整然と直
進通行させる機能と、第1の樋板60上へ落下したセ−
フ球の落下衝撃を緩衝する機能とを有する複数個のガイ
ド突条67が凸設されている。
【0057】後壁板59にはセ−フ球集合通路63を通
行するセ−フ球およびセ−フ球集合通路63での異常の
有無を監視する適数個の第2の透視孔64が開設されて
いる。
【0058】前後壁板58,59間の下端部で賞品球払
い出しユニット45側の端部付近には基端部がセ−フ球
検出口56の前側に配設されて先端部が前記遊技球集合
樋29の上方に配設され、内方へ先下り状に傾斜した状
態で前後壁板58,59にそれぞれ連接された第4の樋
板65と、この第4の樋板65の下方に設置されて前後
壁板58,59にそれぞれ連接された第5の樋板66と
が形成され、第4の樋板65上にはセ−フ球検出口56
内から転がり出たセ−フ球を内方へ誘導するセ−フ球誘
導通路69が形成されている。
【0059】セ−フ球検出口56から放出されたセ−フ
球は第4の樋板65上の基端部上へ転がり落ちて第3の
樋板65上のセ−フ球誘導通路69を通行し、第4の樋
板54の先端部上から転落して遊技球集合樋29内へ落
入し、パチンコ機外へ排出される。
【0060】後壁板59の下端部には第4の樋板65の
先端付近の後側に配設された透視窓59aが開設され、
前壁板58の裏面で第3の樋板65の若干上方にはこの
第4の樋板65上へ転がり落ちたセ−フ球を整然と直進
通行させるガイド突条68が第4の樋板65に沿って突
出形成されている(図9参照)。
【0061】裏枠40の下枠部40bの後壁板59の中
央部付近にはベル68が取付けられるとともに、後壁板
59の裏面には後壁板59の約半分をカバ−する前方開
放の箱形状の裏カバ−板70がビスによって取外し可能
に取付けられている。
【0062】図8において、裏カバ−板70にはその後
端部に垂立された後壁部70aと、この後壁部70aの
上端縁に連接されてその前方へ突出された上壁部70b
と、後壁部70aの下端縁に連接されてその前方へ突出
された下壁部70cと、後壁部70aの外端縁に連接さ
れてその前方へ突出された外側壁部70dと、後壁部7
0aの内端縁に連接されてその前方へ突出された内側壁
部70eとが形成されている。
【0063】裏カバ−板70の外側壁部70dの上端お
よび下端付近には賞品球払い出しユニット45の上球出
口54の内側に隣設された上球入口70fと、下球出口
55の内側に隣設された下球入口70gとが開口されて
いる。
【0064】裏カバ−板70の後壁部70aの方面には
上壁部70bの下方に内方へ先下り状に傾斜して設置さ
れて外端縁が上球入口70fの下開口縁に連接された第
1の樋部72と、この第1の樋部72の内端縁に連接さ
れて第1の樋部72の内端付近の下方に外方へ先下り状
に傾斜して設置された第2の樋部73と、第1の樋部7
2の内方にほぼ円弧状に湾曲した状態で設置された第3
の樋部74と、第2の樋部73の下方に第2の樋部73
と並行状に傾斜して設置された第4の樋部75と、この
第4の樋部75の外端縁に連接されてその下方にほぼ直
立状に設置された第5の樋部76と、この第5の樋部7
6の下端縁に連接されて第4の樋部75の下方に内方へ
先下り状に傾斜して設置された第6の樋部77と、第5
の樋部76の外方および下方に上部が直立状で中央部お
よび下部がほぼS形状に湾曲して設置され、下端縁が下
壁部70cに連接された第7の樋部78と、この第7の
樋部78の上端付近の外方にほぼ水平状に設置されて外
端縁が外側壁部70dに連接され、上面が前先下り状に
傾斜した複数本の突条79aが上面に凸設された第8の
樋部79とが連接されている。
【0065】裏カバ−板70の第8の樋部79の前端縁
はこの第8の樋部79上へ転落した賞品球が前記後賞品
球口57内へ導入されるように前記後賞品球口57の下
端の後方に配設され、下壁部70cの前端縁の左右方向
の中央部付近および第7の樋部78の下端の内方の部位
はその上へ転落した賞品球が遊技球集合樋29内および
賞品球集合樋26内へ導入されるように賞品球集合樋2
6の後壁部26bの上端縁の若干上方に配設されてい
る。
【0066】裏カバ−板70内には複数個所でカ−ブし
た形状を有し、賞品球払い出しユニット45から送り出
された賞品球が通行する賞品球誘導通路80が各樋部7
2〜79および各壁部70a〜70eによって形成さ
れ、裏カバ−板70内へ導入された賞品球のうち、賞品
球通路80の上部を通行して第8の樋部79上へ転落し
た賞品球は後賞品球口57,前賞品球口20,上皿口6
aを通り抜けて上皿6内へ送り込まれる。
【0067】また、賞品球誘導通路80の上部および下
部を通行して下壁部70c上へ転落した賞品球は賞品球
集合樋26内へ落入して賞品球集合樋26内,賞品球排
出樋29内および下皿口7aを通り抜け、下皿7内へ送
り込まれる。セ−フ球集合通路63と、賞品球誘導通路
80とはこの両通路63,80を仕切る垂直な平面状の
分離面(後壁板59の設置面)87を挟んで積層されて
いる。
【0068】裏カバ−板70内の下端部で下壁部70c
上の中央部の外方には球抜き時に下球入口70gを通っ
て裏カバ−板70内へ導入された賞品球を遊技球排出通
路32へ誘導する球抜き通路85が形成されている。
【0069】賞品球払い出しユニット45の振り分け弁
51を操作すると、下球出口55を通って送り出された
抜き球は下球入口72を通って裏カバ−板70内へ導入
され、球抜き通路85を通行して遊技球排出通路30へ
誘導され、遊技球排出口33を通ってパチンコ機外へ排
出される。
【0070】裏カバ−板70の後壁部70aには第8の
樋部79の上方に配設されて上皿口6aへ送り込まれる
賞品球およびその充填状態を監視する複数個の第3透視
孔81と、下壁部70cの内端部の上方に配設されて賞
品球排出通路32へ送り込まれる賞品球およびその通過
状態を監視する第4の透視孔82と、下壁部70cの中
央部の上方に配設されて球抜き通路85を通行する抜き
球およびその通過状態を監視する第5の透視孔83とが
開設されるとともに、裏カバ−板70には前記セ−フ球
誘導通路69を通行するセ−フ球およびその通過状態を
監視する1対の横長状の透視窓84が開設されている。
【0071】上記した構成を有するパチンコ機におい
て、遊技盤12の前側には遊技盤面12aに向って打出
されて、遊技盤面12aを伝って転動するセ−フ球およ
びアウト球が通過する第1層の球流路系が形成され、遊
技盤12の内部には遊技盤12を通り抜けるセ−フ球お
よびアウト球が通過する第2層の球流路系が形成され、
遊技盤12の裏側には遊技盤12を通り抜けて遊技盤1
2の裏面を伝って転動するセ−フ球が通過する第3層の
球流路系が形成され、遊技盤12の下方には遊技者に払
い出される賞品球と、第3層の球流路系を通り抜けたセ
−フ球と、第2層の球流路系を通り抜けたアウト球とが
通過する第4層の球流路系が形成されている。
【0072】本例では、ベ−ス枠9に取外し可能に結合
された裏枠40の下枠部40cの後壁板59の前側には
遊技盤12を通り抜けて遊技盤12の裏面を伝って転落
するセ−フ球を誘導するセ−フ球誘導流路35から転落
したセ−フ球を集めてセ−フ球検出口56へ誘導するセ
−フ球集合通路63を形成し、裏枠40の後壁板59に
取外し可能に取付けられた裏カバ−板70内には賞品球
払い出し流路49から送り出されて遊技者に払い出され
る賞品球をベ−ス枠9に形成した前賞品球口20および
賞品球排出通路32へ誘導する賞品球誘導通路80と球
抜き通路85とを形成し、遊技盤12にはアウト口36
を通り抜けたアウト球をベ−ス枠9に形成した遊技球排
出通路30へ誘導するアウト球誘導溝37を凹設してあ
る。
【0073】このため、遊技盤12の裏側から転落した
セ−フ球と、アウト口36に落入したアウト球と、賞品
球とを分離面87によって前後方向に分離させて相互干
渉を無くした状態で的確かつ円滑に処理することがで
き、パチンコ機内での遊技球および賞品球の流れを的確
に制御することができる。
【0074】また、アウト球誘導通路を遊技盤12の内
部に形成してあるので、アウト球の通路が占めるスペ−
スを節減することができる。
【0075】また、賞品球誘導通路80および球抜き通
路85が内部に形成された裏カバ−板70を裏枠40の
下枠部40bの後壁板59に取外し可能に取付けてある
ので、賞品球誘導通路80若しくは球抜き通路85で球
詰まり等の異常が発生したときに裏カバ−板70を取外
すことによってその異常を簡単に修復することができ
る。
【0076】さらに、図8に示すように、セ−フ球集合
通路63を直線状に形成し、賞品球誘導通路80を複数
個所でカ−ブした形状に形成してあるので、セ−フ球が
セ−フ球集合通路63へ導入されてから賞品球払い出し
機構が起動するまでの時間を短縮することができ、ま
た、賞品球誘導通路80を通行する賞品球による衝撃を
緩和,吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すパチンコ機の正面図で
ある。
【図2】同じく、裏面図である。
【図3】同じく、分解側面図である。
【図4】ベ−ス枠の裏面図である。
【図5】ベ−ス枠の要部の拡大正面図である。
【図6】ベ−ス枠の要部の拡大裏面図である。
【図7】裏枠の裏面図である。
【図8】裏枠の要部の拡大裏面図である。
【図9】図3のX1−X1線拡大矢視図である。
【図10】図9のX2−X2線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 木枠 9 ベ−ス枠 12 遊技盤 20 賞品球口 32 賞品球排出通路 37 セ−フ球誘導溝 40 裏枠 49 賞品球払い出し流路 63 セ−フ球集合通路 80 賞品球誘導通路 87 分離面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木枠に固定されたベ−ス枠と、このベ−
    ス枠に取外し可能に結合された裏枠との間に挟み込まれ
    た状態で設置された遊技盤の裏側には遊技盤を通り抜け
    て遊技盤の裏面を伝って転落するセ−フ球を誘導するセ
    −フ球誘導流路と、遊技者に払い出される賞品球を誘導
    する賞品払い出し流路とが形成されたパチンコ機であっ
    て、前記裏枠には前記セ−フ球誘導流路から転落したセ
    −フ球を集めてセ−フ球検出口へ誘導するセ−フ球集合
    通路と、前記賞品球払い出し流路から送り出された賞品
    球を受入れて前記ベ−ス枠に形成した賞品球口および賞
    品球排出通路へ誘導する賞品球誘導通路とを、この両通
    路を平面状の分離面を挟んで積層した状態で形成したこ
    とを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 遊技盤の裏面にはアウト口へ落入したア
    ウト球を前記ベ−ス枠に形成した遊技球排出通路へ誘導
    するアウト球誘導溝を凹設したことを特徴とする請求項
    1記載のパチンコ機。
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