JP2003290526A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

Info

Publication number
JP2003290526A
JP2003290526A JP2002104003A JP2002104003A JP2003290526A JP 2003290526 A JP2003290526 A JP 2003290526A JP 2002104003 A JP2002104003 A JP 2002104003A JP 2002104003 A JP2002104003 A JP 2002104003A JP 2003290526 A JP2003290526 A JP 2003290526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
pachinko
foul
foul ball
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002104003A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Tajima
毅大 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MRD Co Ltd
Original Assignee
MRD Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MRD Co Ltd filed Critical MRD Co Ltd
Priority to JP2002104003A priority Critical patent/JP2003290526A/ja
Publication of JP2003290526A publication Critical patent/JP2003290526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 賞球とファール球とを同じ受皿に返却する構
成において,遊技者がファール球の返却を容易に確認で
きるパチンコ遊技機を提供すること。 【解決手段】 パチンコ球を発射する発射装置へパチン
コ球を供給する供給レール15と,該供給レール15に
供給するパチンコ球を保持する受皿10と,発射された
パチンコ球のうち遊技空間に到達しなかったファール球
を回収するファール球回収機構21とを含むパチンコ遊
技機1であって,受皿10には,受皿10への賞球又は
/及び貸球の払い出しを行う賞球払出口12と,ファー
ル球回収機構21により回収したファール球を受皿10
へ返却するファール球返却口11とが独立して開口して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,パチンコ球を遊技領域に打ち込
んでゲームを行うパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来技術】パチンコ遊技機は,遊技盤上に形成されて
なる遊技領域へパチンコ球を発射してゲームを行うもの
である。発射されたパチンコ球は,誘導レールにガイド
されて遊技領域へ導かれるが,勢いが足りずに遊技領域
まで到達せずにファール球となる場合がある。このよう
なファール球は,ファール球回収手段により回収して遊
技者に返却される。パチンコ球を受け溜める受け台とし
て上皿と下皿とを有するパチンコ遊技機の場合,遊技者
に知らしめるためファール球は下皿に返却することが多
い。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のフ
ァール球の返却方法においては,次のような問題があ
る。即ち,下皿へ返却されたファール球は,上皿に載せ
直す必要があり遊技者にとって煩雑である。また,一般
的に,ファール球回収手段と下皿とは離れているため,
ファール球が返却されるまでに長い時間を要するという
問題がある。さらに,上皿と下皿とが一体となった一体
皿を有するパチンコ遊技機においては,賞球及びファー
ル球を共に,その一体皿に供給する必要がある。このよ
うな場合,返却されたファール球と,賞球として払い出
されたパチンコ球との混同を生じる。そうすると,遊技
者に知らしめてファール球を返却することが難しくな
る。
【0004】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので,賞球とファール球とを同じ受皿に返却する
構成において,遊技者がファール球の返却を容易に知る
ことができるパチンコ遊技機を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は,パチンコ球を発射する発
射装置へパチンコ球を供給する供給レールと,該供給レ
ールに供給するパチンコ球を受け溜める受皿と,発射さ
れたパチンコ球のうち遊技空間に到達しなかったファー
ル球を回収するファール球回収機構とを含むパチンコ遊
技機であって,上記受皿に対して,上記受皿への賞球又
は/及び貸球の払い出しを行う賞球払出口と,上記ファ
ール球回収機構により回収したファール球を上記受皿へ
返却するファール球返却口とが独立して開口しているこ
とを特徴とするパチンコ遊技機にある(請求項1)。
【0006】本発明の上記パチンコ遊技機は,その受皿
に上記賞球払出口と上記ファール球返却口とを独立して
有している。そのため,上記パチンコ遊技機において
は,ファール球は,上記ファール球返却口から返却され
て受皿に入り,一方,賞球は,上記ファール球返却口と
は別個の上記賞球払出口から受皿に払い出される。そし
て,ファール球と賞球とは,転がり出てくる出口が異な
るので,自ずと受皿上での転がりルートに違いが生じ
る。
【0007】それ故,遊技者は,ファール球返却口から
ファール球が返却されたことを確認することが容易であ
る。このように本発明によれば,賞球とファール球とを
同じ受皿に返却するパチンコ遊技機おいて,遊技者はフ
ァール球の返却を容易に確認することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては,上記受皿に
は,上記賞球払出口から払い出されたパチンコ球が最初
に転がり込む賞球受け部と,上記ファール球返却口から
返却されたパチンコ球が最初に転がり込むファール球受
け部とが設けられており,かつ,上記賞球受け部と上記
ファール球受け部とは互いに離れた位置に配置されてい
ることが好ましい(請求項2)。
【0009】ここで,上記賞球受け部及び上記ファール
球受け部の各領域は,必ずしも上記受皿上の段差や仕切
り線等によって厳密に区画された領域ではなく,上記受
皿の各領域を,その機能に分けて表現してなる領域であ
る。
【0010】そして,上記賞球受け部と上記ファール球
受け部とを,互いに離れた位置に配置してある場合に
は,上記ファール球受け部に転がり落ち,その後受皿上
を転がっていき他のパチンコ球と合流するまでの時間を
長くすることができる。そして,この長くされた時間内
に,遊技者がファール球に気が付けば良い。そのため,
遊技者は,ファール球が返却されたことを,さらに容易
に確認することができる。
【0011】また,上記受皿は,上記供給レールへパチ
ンコ球を供給するレール供給部を有しており,上記ファ
ール球受け部と上記賞球受け部とは,上記レール供給部
を挟んで対向していることが好ましい(請求項3)。
【0012】この場合には,上記レール供給部を挟ん
で,上記賞球受け部の反対側に配置した上記ファール球
受け部にファール球を返却することにより,ファール球
返却をさらに容易に確認することができる。すなわち,
上記賞球受け部からレール供給部へ供給されるパチンコ
球の転がっていく方向と,上記ファール球受け部からレ
ール供給部へ供給されるファール球の転がっていく方向
とが逆となる。そのため,ファール球の返却と賞球の払
い出しとが同時に行われた場合においても,遊技者は返
却されるファール球にさらに気が付きやすくなる。な
お,上記受皿上には,外部に設置された貸球装置から供
給されてくる貸球を受け止める機能を有する貸球受け部
を配置することもできる。そして,この場合には,上記
貸球受け部と上記ファール球受け部とを重複して配置す
ることが好ましい。上記貸球受け部に貸球が貸し出され
る頻度は低いため,ファール球の返却と同時となる確率
は低い。そのため,ファール球の返却をさらに容易に確
認することができる。また,上記受皿において,賞球が
供給される領域を,その他の領域から区別して,各領域
を機能的かつ効率的に配置できるという効果も生じる。
また,上記賞球受け部と上記貸球受け部とを重複して配
置し,上記ファール球受け部を独立して配置することも
できる。この場合にも,ファール球の返却の確認が容易
である。
【0013】また,上記ファール球返却口は,上記受皿
の縁部に穿設されてなるトンネル状のファール球トンネ
ルを介して,上記受皿の凹形状をなす全ての面のうち遊
技者から見えにくい面に開口していることが好ましい
(請求項4)。この場合には,上記ファール球返却口に
異物等を挿入されるおそれを少なくすることができる。
【0014】また,上記ファール球トンネルは,開閉可
能なカバーによって被ってあることが好ましい(請求項
5)。この場合には,トンネル形状である上記ファール
球トンネルの内部で,パチンコ球やゴミのつまり等が生
じた場合に,上記カバーを開けることにより容易にメン
テナンスを実施することができる。なお,上記カバーが
遊技者から目視可能に配置されている場合には,上記カ
バーを透明な部材により形成することも良い。この場合
には,遊技者は,上記ファール球トンネルを転がって返
却されてくるファール球を目視することができる。
【0015】また,上記パチンコ遊技機は,本体の上部
に配置された球タンクから供給されるパチンコ球を上記
受皿に供給する球払出装置と,上記球タンクから上記球
払出装置へパチンコ球を供給する球供給路と,上記球払
出装置から上記賞球払出口へパチンコ球を払い出す球払
出流路とを有していると共に,上記球払出装置,上記球
供給路,上記球払出流路及び上記賞球払出口は上記パチ
ンコ遊技機の表面側から見て中央から右側部に配置して
あり,上記ファール球回収機構,上記ファール球トンネ
ル及び上記ファール球返却口は上記パチンコ遊技機の表
面側から見て中央から左側部に配置してあることが好ま
しい(請求項6)。
【0016】この場合には,上記球払出装置,上記球供
給路,上記球払出流路及び上記賞球払出口がパチンコ遊
技機本体の右側部に配置されてなるパチンコ遊技機にお
いて,上記ファール球を返却するための通路等を上記パ
チンコ遊技機の裏面を横断して配設する必要がなくな
る。そのため,上記パチンコ遊技機は,制御用コントロ
ーラ等の搭載性が非常に良好なものとなる。
【0017】また,上記パチンコ遊技機は,単一の上記
受皿を有する一体皿構造であることが好ましい(請求項
7)。この場合には,ファール球と賞球とを,必ず同じ
受皿に供給する必要がある。そのため,本発明が奏する
効果は,さらに顕著なものとなる。
【0018】また,上記発射装置は,上記パチンコ遊技
機の表面側からみて左側部に配置されていると共に,略
垂直方向に向けてパチンコ球を発射するよう構成されて
いることが好ましい(請求項8)この場合には,上記フ
ァール球回収機構と上記発射装置とを,接近して配置す
ることが可能となる。そのため,パチンコ球を発射して
から,ファール球として回収し,返却するまでの時間を
さらに短縮することができる。さらに,上記ファール回
収機構と上記発射装置とを一体ユニット化して,このユ
ニットをスペース効率も良く配置できる可能性もある。
【0019】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例にかかるパチン
コ遊技機1について,図1〜図6を用いて説明する。本
例のパチンコ遊技機1は,パチンコ球を発射する発射装
置20へパチンコ球を供給する供給レール15と,該供
給レール15に供給するパチンコ球を保持する受皿10
と,発射されたパチンコ球のうち遊技空間に到達しなか
ったファール球を回収するファール球回収機構21とを
含むものである。そして,上記受皿10に対して,上記
受皿10への賞球の払い出しを行う賞球払出口12と,
上記ファール球回収機構21により回収したファール球
を上記受皿10へ返却するファール球返却口11とが独
立して開口している。以下,この内容について,詳しく
説明する。
【0020】本例のパチンコ遊技機1は,図1に示すご
とく,例えば,プラスチック製の前枠40に遊技盤41
を取り付けてなるものである。該遊技盤41の盤面に
は,例えば大型ディスプレイ42,入賞装置43等を含
む遊技領域が形成されている。そして,該遊技領域の左
側には,遊技領域へ発射するパチンコ球を案内する外レ
ール44と内レール45とが配設されている。該内レー
ル45は,レール先端451を有している。そして,外
レール44と内レール45とにより挟まれるレール空間
は,レール先端451に取り付けられた戻り球防止片4
52を介して上記遊技領域と接している。
【0021】また,前枠40の前面であって,遊技盤4
1の下側に位置する部分には,前面パネル46及びパチ
ンコ球を受け溜める一体皿で構成された受皿10が支持
されている。そして,該前面パネル46には,パチンコ
球の発射の打ち出し力を調整する調整機能を有する操作
ハンドル25が配設してある。
【0022】上記発射装置20は,図2に示すごとく,
パチンコ遊技機1の表面側からみて左側部に配置されて
おり,打球ハンマー24により,発射台23にセットさ
れたパチンコ球を打撃して発射口26から略垂直方向に
向けて打ち出す装置である。該発射台23は,上記供給
レール15を介して受皿10に繋がっている。そして,
受皿10上に受け溜められたパチンコ球は,この供給レ
ール15を経由して,球送出し装置(図示略)により順
次1個ずつ発射台23に供給される。また,打球ハンマ
ー24は,発射モータ27に接続されると共に,操作ハ
ンドル25の操作量に応じた打ち出し力を発生するよう
構成してある。
【0023】そして,上記ファール球回収機構21は,
図4に示すごとく,上記発射口26の周囲に配設されて
なるキャッチャー211とファール球通路部212とフ
ァール球ポケット213とを有している。上記キャッチ
ャー211は,発射口26から発射されたパチンコ球の
うち,遊技領域に到達せずに落下してくるファール球を
受け止める部分である。
【0024】このキャッチャー211は,図2における
A−A断面形状を表した図3に示すごとく,ファール球
通路部212に向って傾斜する複数の傾斜リブ217よ
りなる傾斜面218を有している。また,ファール球通
路部212は,ファール球ポケット213に向けて緩く
傾斜する傾斜面により構成されている。
【0025】また,上記受皿10は,図4に示すごと
く,独立して開口する賞球払出口12とファール球返却
口11とを有している。この賞球払出口12は,図5に
示すごとく,球払出流路61を介して,賞球の払い出し
を行う球払出装置62に連結されている。そして,該球
払出装置62には,球タンク64に貯留されたパチンコ
球が,タンクレール65及び球供給路63により整流さ
れて供給されるよう構成してある。
【0026】また,上記ファール球返却口11は,発射
装置20によって発射されたパチンコ球のうちファール
球を返却するものである。そして,該ファール球返却口
11は,図4に示すごとく,受皿10の縁部に穿設され
たファール球トンネル22を介して,上記ファール球回
収機構21のファール球ポケット213に連通してい
る。
【0027】ここで,このファール球トンネル22の一
部には,図4のB−B断面形状を表す図6に示すごと
く,その一方の壁部に開閉可能なガイドプレート224
を配設した。そして,このガイドプレート224を,受
皿10の裏面側から開閉操作できるように,鉛直方向に
延びるプレート状のリブ222,223に挟まれた中空
部221を設けてある。そして,ガイドプレート224
は,ピン225を中心に回動可能に配設されており,開
放することによって上記中空部221からファール球ト
ンネル22内に通じるメンテナンス用貫通孔を形成する
ことができる。
【0028】そして,このガイドプレート224は,受
皿10の裏面側からのみ目視でき,触れることができる
ように構成されている。すなわち,上記遊技領域を被う
ガラス枠(図示略)を開け,さらに上記前面パネル46
を開けなければ,このガイドプレート224に触れるこ
とができないような構造となっている。
【0029】そして,上記賞球払出口12は,図4に示
すごとく,受皿10の賞球受け部120に向けて開口
し,上記ファール球返却口11はファール球受け部11
0に向けて開口している。さらに,受皿10は,図示し
ない外部の貸球装置から貸球が供給される領域であっ
て,上記ファール球受け部110と重複する貸球受け部
130を有している。受皿10においては,該貸球受け
部130及び上記ファール球受け部110は,供給レー
ル15へパチンコ球を供給するレール供給部140を挟
んで,上記賞球受け部120と反対側に配置してある。
【0030】なお,賞球受け部120,ファール球受け
部110,レール供給部140及び貸球受け部130の
各領域は,段差や仕切り線等により厳密に仕切られた領
域ではなく,上記受皿10の各領域をその機能ごとに分
けて表現してなる領域である。すなわち,賞球受け部1
20は,賞球払出口12から払い出されたパチンコ球が
最初に転がり込む領域であり,ファール球受け部110
は,ファール球返却口11は,ファール球返却口11か
ら返却されたパチンコ球が最初に転がり込む領域であ
る。また,レール供給部140及び貸球受け部130
は,上述の機能を有する領域である。
【0031】このように構成されたパチンコ遊技機1に
おいて,発射装置20から打ち出されたが,遊技領域に
到達しなかったファール球を返却する手順について説明
する。受皿10には,図4に示すごとく,予め,賞球払
出口12から払い出されたパチンコ球や図示しない貸球
装置により貸し出されたパチンコ球を受け溜めてある。
このパチンコ球は,レール供給部140に流れ込み,さ
らに供給レール15により整列して順次1個ずつ発射台
23にセットされていく。
【0032】そして,発射台23にセットされたパチン
コ球は,図2に示すごとく,打球ハンマー24によって
打撃され,上記外レール44と上記内レール45とによ
り形成されるレール空間を打ち上げられる。そして,図
1に示すごとく,上記レール先端451を越えたパチン
コ球は,遊技領域に落下していきゲームを成立させる。
一方,レール先端451を超えることができなかったフ
ァール球は,上記レール空間を再落下していく。そし
て,ファール回収機構21のキャッチャー211に受け
止められることとなる。
【0033】該キャッチャー211に受け止められたフ
ァール球は,図4に示すごとく,その傾斜面218に沿
ってファール球通路部212に転がり込む。そしてさら
に,ファール球通路部212の底面をなす傾斜面に沿っ
てファール球ポケット213に転がり落ちていく。
【0034】そして,このようにしてファール球ポケッ
ト213に転がり落ちたファール球は,ファール球トン
ネル22を経てファール球返却口11から受皿10に返
却される。そしてその後,ファール球は,ファール球受
け部110からレール供給部140に向って転がってい
き,他のパチンコ球と合流することとなる。
【0035】このように本例のパチンコ遊技機1によれ
ば,受皿10においてレール供給部140を挟んで,上
記賞球受け部120と反対側に配置してあるファール球
受け部110へファール球を返却する。そのため,ファ
ール球の返却と賞球の払い出しとが同時に行われた場合
であっても,ファール球の返却を確認するのが容易であ
る。さらに,パチンコ遊技機1に向って左側部にあるフ
ァール球回収機構21により回収したファール球を,同
じ側に配置したファール球返却口11から返却する。そ
のため,回収したファール球を速やかに返却することが
できる。
【0036】なお,上記ファール球トンネル22は,図
7に示すごとく,受皿10の縁部の一部分をなすトンネ
ルカバー13により被って形成することもできる。この
場合には,トンネル構造は,C−C断面形状を表す図8
に示すごとく,トンネルカバー13の裏面に成形された
凹溝131と,受皿10本体の表面に形成された凹溝1
00との組み合わせにより形成される。
【0037】このトンネルカバー13は,受皿10から
突出するよう設けられた略カギ形状の一対のガイド10
1により挟持され,矢印D方向に沿ってスライドできる
ように構成されている。そしてさらに,トンネルカバー
13は,受皿10の当接面102に当接するとともに,
上記前面パネル46が閉じているときには,受皿10の
裏面側に配置される部材(図示略)に当接して固定され
るように構成してある。したがって,前面パネル46を
開けた場合にのみ,このトンネルカバー13を矢印D方
向にスライドさせ取り外すことができるようになってい
る。
【0038】さらに,このトンネルカバー13を透明な
部材により成形することも考えられる。この場合には,
ファール球トンネル22を転がってくるファール球を,
トンネルカバー13を透かして見ることができる。それ
故,遊技者は,ファール球の返却をさらに容易に確認す
ることができるようになる。
【0039】(実施例2)本例は,実施例1のパチンコ
遊技機1に基づいて,受皿10の形状を変更した例であ
る。本例のパチンコ遊技機1は,その貸球を,上記払出
装置62から払い出し,賞球払出口12を介して賞球受
け部120に貸し出すよう構成してある(いわゆるCR
機)。そのため,図7に示すごとく,受皿10は,貸球
受け部130を省略して小ぶりな形状となっている。
【0040】本例では,図7に示すごとく,ファール球
返却口11及び賞球払出口12は,互いに重複していな
いファール球受け部110及び賞球受け部120に向っ
て開口している。そのため,上記ファール球返却口11
から返却されるファール球と,上記賞球払出口12から
払い出される賞球とは,自ずと異なる転がりルートを経
由してレール供給部140へ至ることとなる。したがっ
て,本例のパチンコ遊技機1においては,遊技者はファ
ール球が返却されたことを容易に知ることができる。な
お,その他の構成及び作用効果は実施例1と同様であ
る。
【0041】(実施例3)本例は,実施例1のパチンコ
遊技機1に基づいて,球供給路63,球払出装置62及
び球払出流路61の配置を変更した例である。本例のパ
チンコ遊技機1においては,図8に示すごとく,球タン
ク64から球供給路63を介して球払出装置62に至
り,さらに球払出流路61を介して賞球払出口12へ至
るパチンコ球の供給経路を,全てパチンコ遊技機1の表
面側から見て中央から右側部に配置してある。一方,フ
ァール球回収機構21,ファール球トンネル22及びフ
ァール球返却口11は,実施例1と同様,パチンコ遊技
機1の表面側から見て中央から左側部に配置してある。
【0042】したがって,本例のパチンコ遊技機1にお
いては,ファール球を返却するための通路等をパチンコ
遊技機1の裏面を横断して配設する必要がない。そのた
め,本例のパチンコ遊技機1は,その裏面等に配設する
制御装置等の搭載性が非常に良好なものとなる。なお,
その他の構成及び作用効果は,実施例1と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,パチンコ遊技機を示す正面
図。
【図2】実施例1における,発射装置を示す一部断面
図。。
【図3】実施例1における,ファール球回収機構を示す
A−A断面図。
【図4】実施例1における,ファール球回収機構を示す
一部断面図を含む,受皿の上面図。
【図5】実施例1における,パチンコ遊技機に対するパ
チンコ球の供給経路を示す一部断面図。
【図6】実施例1における,ファール球トンネルの構造
を示すB−B断面図。
【図7】実施例1におけるその他の,ファール球回収機
構を示す一部断面図を含む,受皿の上面図。
【図8】実施例1におけるその他の,ファール球トンネ
ルの構造を示すC−C断面図。
【図9】実施例2における,ファール球回収機構を示す
一部断面図を含む,受皿の上面図。
【図10】実施例3における,パチンコ遊技機に対する
パチンコ球の供給経路を示す一部断面図。
【符号の説明】
1...パチンコ遊技機, 10...受皿, 11...ファール球返却口, 12...賞球払出口, 20...発射装置, 21...ファール球回収機構, 22...ファール球トンネル, 25...操作ハンドル, 40...前枠, 41...遊技盤, 62...球払出装置, 64...球タンク, 110...ファール球受け部, 120...賞球受け部, 130...貸球受け部, 140...レール供給部,

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球を発射する発射装置へパチン
    コ球を供給する供給レールと,該供給レールに供給する
    パチンコ球を受け溜める受皿と,発射されたパチンコ球
    のうち遊技空間に到達しなかったファール球を回収する
    ファール球回収機構とを含むパチンコ遊技機であって,
    上記受皿に対して,上記受皿への賞球又は/及び貸球の
    払い出しを行う賞球払出口と,上記ファール球回収機構
    により回収したファール球を上記受皿へ返却するファー
    ル球返却口とが独立して開口していることを特徴とする
    パチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記受皿には,上記
    賞球払出口から払い出されたパチンコ球が最初に転がり
    込む賞球受け部と,上記ファール球返却口から返却され
    たパチンコ球が最初に転がり込むファール球受け部とが
    設けられており,かつ,上記賞球受け部と上記ファール
    球受け部とは互いに離れた位置に配置されていることを
    特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記受皿は,上記供
    給レールへパチンコ球を供給するレール供給部を有して
    おり,上記ファール球受け部と上記賞球受け部とは,上
    記レール供給部を挟んで対向していることを特徴とする
    パチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記ファール球返却口は,上記受皿の縁部に穿設されて
    なるトンネル状のファール球トンネルを介して,上記受
    皿の凹形状をなす全ての面のうち遊技者から見えにくい
    面に開口していることを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記ファール球トン
    ネルは,開閉可能なカバーによって被ってあることを特
    徴とするパチンコ遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において,
    上記パチンコ遊技機は,本体の上部に配置された球タン
    クから供給されるパチンコ球を上記受皿に供給する球払
    出装置と,上記球タンクから上記球払出装置へパチンコ
    球を供給する球供給路と,上記球払出装置から上記賞球
    払出口へパチンコ球を払い出す球払出流路とを有してい
    ると共に,上記球払出装置,上記球供給路,上記球払出
    流路及び上記賞球払出口は上記パチンコ遊技機の表面側
    から見て中央から右側部に配置してあり,上記ファール
    球回収機構,上記ファール球トンネル及び上記ファール
    球返却口は上記パチンコ遊技機の表面側から見て中央か
    ら左側部に配置してあることを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において,
    上記パチンコ遊技機は,単一の上記受皿を有する一体皿
    構造であることを特徴とするパチンコ遊技機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において,
    上記発射装置は,上記パチンコ遊技機の表面側からみて
    左側部に配置されていると共に,略垂直方向に向けてパ
    チンコ球を発射するよう構成されていることを特徴とす
    るパチンコ遊技機。
JP2002104003A 2002-04-05 2002-04-05 パチンコ遊技機 Pending JP2003290526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002104003A JP2003290526A (ja) 2002-04-05 2002-04-05 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002104003A JP2003290526A (ja) 2002-04-05 2002-04-05 パチンコ遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008081648A Division JP4390838B2 (ja) 2008-03-26 2008-03-26 パチンコ遊技機のファール球回収機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003290526A true JP2003290526A (ja) 2003-10-14

Family

ID=29242815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002104003A Pending JP2003290526A (ja) 2002-04-05 2002-04-05 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003290526A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102226A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Heiwa Corp 遊技機の遊技機枠
JP2014030735A (ja) * 2013-08-09 2014-02-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102226A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Heiwa Corp 遊技機の遊技機枠
JP4643217B2 (ja) * 2004-10-06 2011-03-02 株式会社平和 遊技機の遊技機枠
JP2014030735A (ja) * 2013-08-09 2014-02-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003290526A (ja) パチンコ遊技機
JP5670292B2 (ja) 遊技機
JP4390838B2 (ja) パチンコ遊技機のファール球回収機構
JP2003047694A (ja) 組み合わせ遊技機
JP2001017706A (ja) パチンコ機
JP2012170726A (ja) 遊技機
JP4250626B2 (ja) 組み合わせ遊技機
JP4642000B2 (ja) 弾球遊技機
JP4769916B2 (ja) 弾球遊技機のファール球回収装置
JP4094559B2 (ja) 弾球遊技機
JP4159502B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0751099Y2 (ja) パチンコ遊技機
JP2002224295A (ja) 組み合わせ遊技機
JP4318177B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003052982A (ja) 遊技機
JP2006149808A (ja) パチンコ遊技機
JP2000312763A (ja) パチンコ遊技機
JP2009082218A (ja) パチンコ機
JP3766267B2 (ja) 組み合わせ遊技機
JP2005287868A (ja) 弾球遊技機
JP2002136662A (ja) 組み合わせ遊技機
JP2005287865A (ja) 弾球遊技機
JP2005287867A (ja) 弾球遊技機
JP4231199B2 (ja) 組み合わせ遊技機
JP2978123B2 (ja) アレンジボール機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609