JP5234072B2 - 指針表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の出力軸の回転速度に応じて変位する指針によって、当該回転速度を表示する指針表示装置に関する。
従来、一部の指針表示装置では、内燃機関の回転速度の変化量に対して規定される指針の角度の変位量が、特定の回転速度の範囲において、他の回転速度の範囲よりも大きくされていた。例えば、特許文献1に開示の作業用の回転数表示装置では、作業時に常用する作業用の高回転域において、回転速度の変化量に対して規定される指針の角度の変位量は、他の回転域における当該変位量よりも大きくされていた。この構成によって、特許文献1に開示の回転数表示装置では、作業用の高回転域における内燃機関の回転速度の変化が見易くされていた。
また、特許文献2に開示の車両用計器では、1000rpm以下のアイドリング領域及び3000rpm以上の高回転領域において、回転速度の変化量に対して規定される指針の角度の変位量が、他の回転領域よりも大きくされていた。この構成によって、特許文献2に開示の車両用計器では、アイドリング領域と高回転領域における内燃機関の回転速度の変化が詳細に表示されていた。
特開平11−24612号公報 特開2006−194664号公報
さて、近年、車両の状態が予め定められた停止条件を満たすことにより、アイドリング回転速度にて回転する出力軸が一時停止する所謂アイドリングストップ機能を有する内燃機関が普及しつつある。アイドリングストップ機能付きの内燃機関を備えた車両に搭載される指針表示器では、アイドリングストップの機能が作動する度に、出力軸の回転速度に応じて変位する指針は、アイドリング回転速度を示す位置から、一時停止を示す位置に変位することとなる。
ここで、特許文献2に開示の車両用計器のように、アイドリング領域における回転速度の変化量に対して規定される指針の変位量が、他の領域における当該変位量と同等又はそれ以上の大きさである場合、指針の動作は、視認者に視認され易い。具体的に説明すると、上述した構成では、アイドリングストップに伴う指針の動作は、アイドリング領域よりも高い回転速度の範囲における指針の動作と同等又はそれ以上に大きくなる。故に、アイドリングストップに伴う指針の動作は、視認者に視認され易くなるのである。以上により、アイドリングストップの作動によって繰り返される指針の動作が、視認者に違和感を与えてしまう要因となり得ていたのである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、一時停止する内燃機関の出力軸の回転速度を、違和感無く表示することができる指針表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、予め定められた停止条件を車両の状態が満たすことにより、アイドリング回転速度にて回転する出力軸が一時停止する内燃機関を備える車両に搭載され、出力軸の回転速度に応じて変位する指針により当該回転速度を表示する指針表示装置であって、指針と共に回転速度を表示するために、指針の変位軌道に沿って形成される複数の目盛を有する指標部材を備え、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲において、回転速度の変化量に対して規定される指針の変位量は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲において、回転速度の変化量に対して規定される指針の変位量よりも小さく、複数の目盛のうち、回転速度がゼロであることを表すためのゼロ目盛は、隣接する他の目盛から、他の目盛同士の間隔分離れた位置まで、変位軌道に沿って延伸する指針表示装置とする。
この発明では、予め定められた停止条件を車両の状態が満たすことにより、アイドリング回転速度にて回転する内燃機関の出力軸は、一時停止する。これにより、出力軸の回転速度に応じて変位する指針は、アイドリング回転速度を示す位置から、一時停止を示す位置に変位する。このようなアイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲において、回転速度の変化量に対して規定される指針の変位量は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲においての当該変位量よりも小さくされている。故に、アイドリング回転速度にて回転する出力軸が一時停止する所謂アイドリングストップに伴う指針の動作は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲において当該回転速度を表示するための指針の動作よりも、視認者に視認され難くなる。これにより、アイドリングストップが繰り返されても、指針の動作は、視認者に違和感を与え難くなる。したがって、指針表示装置は、一時停止する内燃機関の出力軸の回転速度を、違和感無く表示することができる。
ここで仮に、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲における指針の変位量を小さくしたことに合わせて、一部の目盛同士の間隔を狭めた場合、等間隔に形成されていない目盛は、視認者に違和感を引き起こす要因となり得る。
そこで請求項に記載の発明では、指針と共に内燃機関の回転速度を表示するため目盛のうち、回転速度がゼロであることを表すためのゼロ目盛を、指針の変位軌道に沿って延伸させる。具体的には、ゼロ目盛は、隣接する他の目盛から、他の目盛同士の間隔分離れた位置まで、変位軌道に沿って延伸されている。このようなゼロ目盛の形状により、当該ゼロ目盛を含む複数の目盛は、等間隔で形成されているかの如く視認者に視認され得る。故に、目盛による違和感は、視認者に引き起こされ難くなる。
加えて、アイドリング回転速度よりも高い回転速度を表すための高速領域では、指針の変位軌道に沿って形成される複数の目盛は、指針と共に内燃機関の回転速度を表示することができる。したがって、指針表示装置は、一時停止する内燃機関の出力軸の回転速度を、違和感無く且つ確実に視認者に表示することができる。
請求項に記載の発明では、指標部材は、明度又は彩度のうち少なくとも一方が変位軌道に沿って変化するゼロ目盛を有することを特徴とする。
この発明のように、指針の変位軌道に沿って延伸されることで、ゼロ目盛は、他の目盛と比較して、面積が広くなり易い。面積の広げられたゼロ目盛は、視認者の目を惹き易く、他の目盛と形状の異なることにも起因して、違和感の要因となり易い。
そこでこの発明では、ゼロ目盛の明度又は彩度のうち少なくとも一方を変位軌道に沿って変化させることにより、ゼロ目盛は、実際の面積よりも小さく視認され得るようになる。故に、面積が広げられたことに起因する、ゼロ目盛の視認者の目を惹き易さは、抑制され得る。したがって、指針表示装置は、一時停止する内燃機関の出力軸の回転速度を、さらに違和感無く且つ確実に視認者に表示することができる。
本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの正面図である。 本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータの特徴部分を拡大した拡大図である。 本発明の第二実施形態によるコンビネーションメータの特徴部分を拡大した拡大図であって、図3の変形例を示す図である。 本発明の第三実施形態によるコンビネーションメータの特徴部分を拡大した拡大図であって、図3の別の変形例を示す図である。 本発明の第四実施形態によるコンビネーションメータの特徴部分を拡大した拡大図であって、図3のさらに別の変形例を示す図である。 図6の変形例を示す図である。 図6の別の変形例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータ100の正面図である。コンビネーションメータ100は、車両の車室内に設けられたインスツルメントパネル内に収容され、図1に示す正面側を運転席側に向けて配置されている。
(基本構成)
以下、本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータ100の基本構成について説明する。
コンビネーションメータ100は、車両に関連する種々の車両情報を表示する。コンビネーションメータ100は、車両に搭載された例えばガソリンエンジン等の内燃機関の出力軸の回転速度を表示するタコメータ20に加えて、スピードメータ、水温計、油温計、及び燃料計等によって構成されている。
タコメータ20は、コンビネーションメータ100において円形に形成されている。タコメータ20は、ガソリンエンジンの出力軸の回転速度に応じて変位する指針21により、当該回転速度を表示する。タコメータ20は、文字板22をさらに備えている。文字板22は、回転する指針21と共に回転速度を表示するために、当該指針21の変位軌道に沿って形成される複数の第一目盛23、第二目盛24、及び第三目盛25、並びに数字26を有している。これら複数の第一目盛23、第二目盛24、及び第三目盛25は、コンビネーションメータ100の視認方向において、タコメータ20の径方向に延伸する指針21の外周側の端部と重なることにより、当該指針21と共に回転速度を表示することができる。
第一目盛23、第二目盛24、及び第三目盛25は、互いに大きさが異なっている。第一目盛23は、第一目盛23、第二目盛24、及び第三目盛25のうちで最も大きく形成されており、視認者によって最も視認され易くされている。第一目盛23は、回転速度が0rpmであるときに指針21の指し示す位置から、回転速度が8000rpmであるときに指針21の指し示す位置まで、1000rpmおきに形成されている。各第一目盛23の径方向内側には、『0』〜『8』を模った数字26が形成されている。数字26は、ガソリンエンジンの回転速度を視認者に分かり易く視認させるための意匠である。
第二目盛24は、第一目盛23よりも小さく、第三目盛25よりも大きい。第二目盛24は、回転速度が500rpmであるときに指針21の指し示す位置から、回転速度が7500rpmであるときに指針21の指し示す位置まで、1000rpmおきに形成されている。これら第一目盛23及び第二目盛24は、指針21の変位軌道に沿って、互い違いに形成されている。
第三目盛25は、互いに隣接する第一目盛23及び第二目盛24の間に形成されている。第三目盛25は、これら第一目盛23、第二目盛24、及び第三目盛25のうちで最も小さく形成されている。第三目盛25は、回転速度が750rpmであるときに指針21の指し示す位置から、7750rpmであるときに指針21の指し示す位置まで、500rpmおきに形成されている。
文字板22は、無色透明のポリカーボネート等の透光性材料によって形成されている。文字板22は、0.5ミリメートル程度の厚さに成形されたポリカーボネート等のシート材の表面に、遮光性の印刷を施すことにより形成されている。文字板22において、第一目盛23、第二目盛24、第三目盛25、及び数字26に相当する箇所は、遮光性の印刷に替えて、透光性の印刷が施される透光部となっている。この透光部は、後述する発光ダイオード70等から放射された光を透過させることができる。
以上の構成によるタコメータ20は、外来光の少ない環境下においては、第一目盛23、第二目盛24、第三目盛25、及び数字26を発光表示させる。加えてタコメータ20は、指針21を自発光表示させる。これらにより、タコメータ20は、外来光の少ない環境下においても、ガソリンエンジンの出力軸の回転速度を視認者に視認させることができる。
次に、コンビネーションメータ100の電気的構成を図2に基づいて説明する。
コンビネーションメータ100は、表示制御回路50、ステッピングモータ60、発光ダイオード70等によって構成されている。コンビネーションメータ100には、外部のバッテリ95、イグニションリレー94、車載用のLocal Area Network(車内LAN)91、および接地されたアース配線98が接続されている。
表示制御回路50は、各種の演算処理を行うプロセッサ、当該演算処理に用いられるプログラム及び車両に関する情報等が格納されたフラッシュメモリ、及び演算の作業領域として機能するRAM等によって構成されている。加えて表示制御回路50は、ステッピングモータ60の回転を制御するための駆動回路(図示しない)及び発光ダイオード70による発光を制御するためのレギュレータ回路(図示しない)を有している。
表示制御回路50は、バッテリ95と常に導通している給電系統と、イグニションリレー94を介した給電系統を有し、当該バッテリ95から電力を供給されている。加えて、表示制御回路50は、車載されている車内LAN91に接続されており、当該車内LAN91に出力された車両に関連する車両情報を取得する。この車両情報には、例えば、ガソリンエンジンが稼動状態か停止状態かを示す情報、及びガソリンエンジンの出力軸の回転速度を示す情報が含まれている。
ステッピングモータ60は、表示制御回路50の駆動回路からの制御信号に従って回転する指針軸(図示しない)を有している。ステッピングモータ60の指針軸には、指針21(図1参照)が取り付けられている。ステッピングモータ60は、指針軸とともに指針21を回転させることにより、タコメータ20(図1参照)に回転速度を表示させる。
車内LAN91上には、電力供給制御回路92及び機関制御回路96が設けられている。電力供給制御回路92は、バッテリ95、イグニションスイッチ93、及びイグニションリレー94等と接続されている。電力供給制御回路92は、バッテリ95から電力を供給されている。電力供給制御回路92は、車両のイグニションのON/OFF状態を切り替えるための運転者等によるイグニションスイッチ93の押圧操作を検知する。電力供給制御回路92は、車両のイグニションがON状態とされることにより、イグニションリレー94に電圧を印加し、当該イグニションリレー94を通電状態にする。また、電力供給制御回路92は、検知した運転者によるイグニションスイッチ93の押圧操作に基づいて、ガソリンエンジンが稼動状態か停止状態かを示す情報を車内LAN91に出力する。
機関制御回路96は、運転者の操作に基いて、ガソリンエンジンを制御する。機関制御回路96は、電力供給制御回路92から車内LAN91に出力された情報に従って、ガソリンを始動させる。加えて機関制御回路96は、ガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、車内LAN91に出力する。
機関制御回路96によって制御されるガソリンエンジンは、アイドルストップ機能を備えている。アイドルストップ機能とは、予め定められた停止条件、例えば車両の走行速度がゼロであるという条件を車両の状態が満たすと、アイドリング回転速度にて回転するガソリンエンジンの出力軸が一時停止するというものである。一般にガソリンエンジンのアイドリング回転速度は、500rpm〜1000rpmの間に設定されている。第一実施形態では、700rpmをアイドリング回転速度とする。
ガソリンエンジンの稼動状態下、予め定められた停止条件を車両の状態が満たした場合、機関制御回路96は、ガソリンエンジンを制御し、出力軸の回転を一時停止させる。このような一時停止の場合、例えば運転手が車両のアクセルペダル(図示しない)を操作することにより、機関制御回路96は、ガソリンエンジンを再び始動させる。
以上の構成において、表示制御回路50は、ガソリンエンジンを停止状態から稼動状態にする旨の情報を取得すると、タコメータ20に回転速度が表示されるようステッピングモータ60を制御する。具体的に、表示制御回路50は、車内LAN91から取得した回転速度を示す情報に基づいて、ステッピングモータ60の指針軸の回転すべき回転方向、回転角度、及び回転速度等を算出する。そして表示制御回路50は、この算出結果に対応したパルス電力をステッピングモータ60に出力することにより、指針軸を制御する。加えて表示制御回路50は、タコメータ20を発光表示させるために、発光ダイオード70を発光させる。以上により、タコメータ20には、図1に示されるような回転速度の表示が形成される。
(特徴部分)
以下、本発明の第一実施形態によるコンビネーションメータ100の特徴的な作動について、図2及び図3を参照してさらに詳細に説明する。尚、図3は、図1における本発明の特徴部分を拡大した拡大図である。
タコメータ20において、ガソリンエンジンの出力軸の回転速度に応じて変位する指針21は、アイドルストップに伴い、アイドリング回転速度である700rpmを示す位置から、一時停止により0rpmを示す位置に変位する。タコメータ20では、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲において、回転速度の変化量に対して規定される指針の変位量は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲における当該変位量よりも、小さくされている。
以上の構成を実現するため、表示制御回路50により算出される指針軸の回転すべき回転角度は、同じ回転速度の変化量に対してであっても、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲と、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲とでは、異なっている。具体的には、アイドリング回転速度よりも低い範囲において所定の回転速度の変化(例えば700rpm)に対して算出される指針軸の回転角度R2は、アイドリング回転速度よりも高い範囲において当該所定の回転速度の変化に対して算出される回転角度R1よりも小さくなる。
ここで、図3において実線で示される指針21は、アイドリング回転速度である700rpmを指し示している。また、二点鎖線で示される二つの指針21のうち、第一目盛23aと視認方向において重畳しているものは、ガソリンエンジンの停止状態である0rpmを指し示している。さらに、二点鎖線で示される二つの指針21のうち、他のものは、1400rpmを指し示している。
さらに、第一目盛23及び第二目盛24間の間隔は、アイドリング回転速度よりも低い回転速度を表すための低速領域において、アイドリング回転速度よりも高い回転速度を表すための高速領域よりも、狭くされている。高速領域では、互いに隣接する第一目盛23及び第二目盛24間の間隔A1は一定である。一方、低速領域において、回転速度が0rpmであることを表すための第一目盛23a及び当該第一目盛23aに隣接する第二目盛24a間の間隔A2は、高速領域で一定である間隔A1と比較して狭くされている。加えて低速領域では、第一目盛23aと第二目盛24aとの間の第三目盛25は省略されている。
また、数字26は、第一目盛23の内周側に、指針21の変位軌道に沿って等間隔で配置されている。上述したように、複数の第一目盛23のうち、第一目盛23aは、当該第一目盛23aと隣接する第二目盛24aとの間隔A2が狭められている。故に、『0』を模った数字26は、タコメータ20の周方向において、第一目盛23aに対して、ずれて位置している。
ここまで説明した第一実施形態では、アイドリングストップに伴う指針21の動作は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲において当該回転速度を表示するための指針21の動作よりも、小さくなる。故に、アイドリングストップに伴う指針21の動作は、視認者に視認され難くなる。以上により、アイドリングストップが繰り返されても、指針21の動作は、視認者に違和感を与え難くなる。したがって、コンビネーションメータ100は、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、違和感無く表示することができる。
加えて第一実施形態では、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲において、指針21の変位量は小さくされている。このような形態では、指針21と共に回転速度を表示する第一目盛23及び第二目盛24の間隔A2は、アイドリング回転速度よりも低い回転速度を表すための低速領域において狭くされているのがよい。このように、低速領域において間隔A2を狭めることにより、第一目盛23及び第二目盛24は、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲における変位量が小さくされた指針21であっても、当該指針21と共にガソリンエンジンの回転速度を確実に表示することができる。故に、第一目盛23及び第二目盛24等を有する文字板22を備えるコンビネーションメータ100であっても、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度は、違和感無く表示され得る。
また第一実施形態では、数字26は、等間隔にて文字板22に形成されている。上述したように、低速領域における第一目盛23及び第二目盛24間の間隔A2は、高速領域における第一目盛23及び第二目盛24間の間隔A1よりも狭い。このように、互い違いに形成された第一目盛23及び第二目盛24が等間隔に配置されていないことに起因して、視認者に違和感が引き起こされるおそれがある。しかし、数字26を等間隔にて形成することにより、第一目盛23及び第二目盛24が等間隔に配置されていないことは、視認者に知覚され難くなる。故に、視認者に違和感が引き起こされる事態は、防がれ得る。以上により、コンビネーションメータ100は、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、違和感無く視認者に表示することができる。
尚、第一実施形態において、文字板22が請求項2に記載の「指標部材」に相当し、第一目盛23及び第二目盛24が請求項2に記載の「目盛」に相当し、コンビネーションメータ100が特許請求の範囲に記載の「指針表示装置」に相当する。
(第二実施形態)
図4に示される本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態では、1000rpmよりも低い回転速度を表すための領域において、第一目盛223、第二目盛224、及び第三目盛225の配置が、第一実施形態とは異なっている。以下、第二実施形態によるコンビネーションメータ200について、図2及び図4に基づいて詳細に説明する。
第二実施形態における第一目盛223は、文字板222に等間隔にて形成されている。互いに隣接する第一目盛223同士の間隔B21は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度を表すための高速領域か、アイドリング回転速度よりも低い回転速度を表すための低速領域かに係わらず、実質的に一定である。
これら複数の第一目盛223と互い違いに形成される複数の第二目盛224は、高速領域においては、互いに隣接する第一目盛223と一定の間隔A23にて形成されている。一方、複数の第二目盛224のうち低速領域に位置する第二目盛224aは、互いに隣接する第一目盛223a,223bのうち、高速領域に位置する第一目盛223bよりも、回転速度が0rpmであることを表すための第一目盛223aに近接して形成されている。故に、第二目盛224a及び第一目盛223a間の間隔A22は、第二目盛224a及び第一目盛223b間の間隔A21よりも、狭い。
以上の構成では、第二目盛224a及び第一目盛223a間の間隔A22と第二目盛224a及び第一目盛223b間の間隔A21との和は、第一目盛223同士の間隔B21である。加えて、間隔A22と間隔A21との和は、高速領域における第一目盛223及び第二目盛224間の間隔A23の二つ分と等しい。
第三目盛225は、第二実施形態においても、互いに隣接する第一目盛223及び第二目盛224との中間に形成されている。加えて、第一実施形態において省略されていた、回転速度が250rpmであることを表すための第三目盛225が、第二実施形態では形成されている。
また第二実施形態においても、表示制御回路50によって算出される指針軸の回転すべき回転角度は、同じ回転速度の変化量に対してであっても、アイドリング回転速度よりも低い範囲と、アイドリング回転速度よりも高い範囲とでは、異なっている。アイドリング回転速度よりも低い範囲において所定の回転速度の変化(例えば700rpm)に対して算出される指針軸の回転角度R22は、アイドリング回転速度よりも高い範囲において当該所定の回転速度の変化に対して算出される回転角度R21よりも小さくなる。
ここで、図4においても実線で示される指針21は、アイドリング回転速度である700rpmを指し示している。また、二点鎖線で示される二つの指針21のうち、第一目盛223aと視認方向において重畳しているものは、ガソリンエンジンの停止状態である0rpmを指し示している。さらに、二点鎖線で示される二つの指針21のうち、他のものは、1400rpmを指し示している。
ここまで説明した第二実施形態でも、アイドリングストップに伴う指針21の動作は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲において当該回転速度を表示するための指針21の動作よりも、小さくなる。故に、アイドリングストップに伴う指針21の動作は、視認者に視認され難くなる。以上により、アイドリングストップが繰り返されても、指針21の動作は、視認者に違和感を与え難くなる。したがって、コンビネーションメータ200は、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、違和感無く表示することができる。
また第二実施形態では、第一目盛223を等間隔にて形成することによって、目盛等が等間隔にて形成されていないことに起因した違和感は、視認者に引き起こされ難くなる。加えて第二実施形態では、低速領域における第二目盛224a及び第一目盛223a間の間隔A22は、間隔A21及び間隔A23よりも狭くされている。このように間隔A22の狭められた第一目盛223a及び第二目盛224aは、低い回転速度の範囲においての変位量が小さくされた指針21であっても、当該指針21と共にガソリンエンジンの回転速度を確実に表示することができる。以上のような第一目盛223a及び第二目盛224aが形成された文字板222を備えることにより、コンビネーションメータ200は、一時停止する内燃機関の出力軸の回転速度を、違和感無く且つ確実に視認者に表示することができる。
尚、第二実施形態において、文字板222が請求項3に記載の「指標部材」に相当し、第一目盛223が請求項3に記載の「主目盛」に相当し、第二目盛224が請求項3に記載の「補助目盛」に相当し、コンビネーションメータ200が特許請求の範囲に記載の「指針表示装置」に相当する。
(第三実施形態)
図5に示される本発明の第三実施形態は、第一実施形態の別の変形例である。以下、第三実施形態によるコンビネーションメータ300について、図2及び図5に基づいて詳細に説明する。
第三実施形態でも、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲において、回転速度の変化量に対して規定される指針の変位量は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲における当該変位量よりも、小さくされている。具体的には、アイドリング回転速度よりも低い範囲において所定の回転速度の変化(例えば700rpm)に対して算出される指針軸の回転角度R2は、アイドリング回転速度よりも高い範囲において当該所定の回転速度の変化に対して算出される回転角度R1よりも小さくなる。
第三実施形態の第一目盛323は、文字板322において、アイドリング回転速度よりも高い回転速度を表すための高速領域に、等間隔にて形成されている。具体的に、第一目盛323は、回転速度が1000rpmであるときに指針21の指し示す位置から、回転速度が8000rpmであるときに指針21の指し示す位置まで、1000rpmおきに形成されている。一方で、回転速度が500rpmであることを表すための目盛であって、第二目盛324aから間隔A2分離れた位置に形成される第一実施形態の第一目盛23a(図3参照)に相当するものは、第三実施形態では省略されている。尚、第二目盛324aよりも高速な領域においては、互いに隣接する第一目盛323及び第二目盛324は、第一実施形態と同様に、所定の間隔A1を開けて配置されている。
ここまで説明した第三実施形態でも、アイドリングストップに伴う指針21の動作は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲において当該回転速度を表示するための指針21の動作よりも小さく、視認者に視認され難い。故に、アイドリングストップが繰り返されても、指針21の動作は、視認者に違和感を与え難くなる。したがって、コンビネーションメータ300は、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、違和感無く表示することができる。
また第三実施形態では、指針21と共に回転速度を表示する第一目盛323は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度を表すための高速領域にのみ等間隔にて形成されている。このような形態では、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲における指針21の変位量を小さくしたことに合わせて、低速領域に間隔の狭められた目盛は形成されない。故に、等間隔に形成されていない目盛が、視認者に違和感を引き起こしてしまう事態も生じない。加えて、高速領域では、指針21の変位軌道に沿って形成される複数の第一目盛323、第二目盛324等は、指針21と共にガソリンエンジンの回転速度を表示することができる。したがって、コンビネーションメータ300、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、違和感無く且つ確実に視認者に表示することができる。
尚、第三実施形態において、文字板322が請求項4に記載の「指標部材」に相当し、第一目盛323が請求項4に記載の「目盛」に相当し、コンビネーションメータ300が特許請求の範囲に記載の「指針表示装置」に相当する。
(第四実施形態)
図6に示される本発明の第四実施形態は、第一実施形態のさらに別の変形例である。第四実施形態では、複数の第一目盛423のうち、回転速度が0rpmであることを表すための第一目盛423aの形状が、第一実施形態における第一目盛23a(図3参照)の形状と異なっている。以下、第四実施形態によるコンビネーションメータ400について、図2及び図6に基づいて詳細に説明する。
第四実施形態でも、アイドリング回転速度よりも低い回転速度の範囲において、回転速度の変化量に対して規定される指針の変位量は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲における当該変位量よりも、小さくされている。具体的には、アイドリング回転速度よりも低い範囲において所定の回転速度の変化(例えば700rpm)に対して算出される指針軸の回転角度R2は、アイドリング回転速度よりも高い範囲において当該所定の回転速度の変化に対して算出される回転角度R1よりも小さくなる。
第四実施形態において、複数の第一目盛423のうち、0rpmを表すための第一目盛423aは、回転速度が0rpmであるときの指針21と視認方向において重畳する位置から、隣接する第二目盛424aに対して離間する方向に延伸している。具体的に、第一目盛423aは、他の第一目盛423及び第二目盛424間の間隔A41分、隣接する第二目盛424aから離れた位置まで、指針21の変位軌道に沿って延伸している。この延伸した第一目盛423aが達している位置は、当該第一目盛423aに隣接する第一目盛423bから、他の第一目盛423同士の間隔B41分、離れた位置でもある。
加えて第一目盛423aは、指針21の変位軌道に沿って明度が変化している。第一目盛423aは、指針21の変位軌道に沿って、第二目盛424aから離間した位置ほど、明度が高くされている。さらに第一目盛423aは、タコメータ420の径方向における長さが、他の第一目盛423と比較して短い。
ここまで説明した第四実施形態でも、アイドリングストップに伴う指針21の動作は、アイドリング回転速度よりも高い回転速度の範囲において当該回転速度を表示するための指針21の動作よりも小さく、視認者に視認され難い。故に、アイドリングストップが繰り返されても、指針21の動作は、視認者に違和感を与え難くなる。したがって、コンビネーションメータ400は、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、違和感無く表示することができる。
また第四実施形態では、指針21の変位軌道に沿って延伸させた第一目盛423aの形状により、当該第一目盛423aを含む複数の第一目盛423aは、文字板422に等間隔で形成されているかの如く視認者に視認され得る。故に、第一目盛423aによる違和感は、視認者に引き起こされ難くなる。加えて高速領域では、指針21の変位軌道に沿って形成される複数の第一目盛423及び第二目盛424等は、指針21と共にガソリンエンジンの回転速度を表示することができる。以上により、コンビネーションメータ400は、一時停止するガソリンエンジンの出力軸の回転速度を、違和感無く且つ確実に視認者に表示することができる。
さらに、延伸した形状の第一目盛423aは、他の第一目盛423と比較して、面積が広くなり易い。面積の広げられた第一目盛423aは、視認者の目を惹き易く、他の第一目盛423と形状の異なることにも起因して、違和感の要因となり易い。そこで第四実施形態では、タコメータ420の径方向における第一目盛423aの長さを他の第一目盛423よりも短くすることにより、当該第一目盛423aの面積の拡大は抑制されている。加えて、第一目盛423aの明度を変化させることにより、当該第一目盛423aは、実際の面積よりも小さく視認され得るようになる。これらにより、第一目盛423aの視認者の目を惹き易さが抑制さるので、第一目盛423aは、延伸した形状であっても、違和感の要因にはなり難い。
尚、第四実施形態において、文字板422が請求項5に記載の「指標部材」に相当し、第一目盛423及び第二目盛424が請求項5に記載の「目盛」に相当し、第一目盛423aが請求項5に記載の「ゼロ目盛」に相当し、コンビネーションメータ400が特許請求の範囲に記載の「指針表示装置」に相当する。
(第五,第六実施形態)
図7及び図8に示される本発明の第五及び第六実施形態は、それぞれ第四実施形態の変形例である。
図7に示される第五実施形態のように、指針21の変位軌道に沿って延伸された第一目盛523aは、明度、彩度、及び色相等の変化しない単色の意匠であってもよい。また図8に示される第六実施形態のように、指針21の変位軌道に沿って延伸された第一目盛623aは、単色の意匠を背景に、ガソリンエンジンの停止状態を意味する『STOP』等の文字意匠を有するものであってもよい。
尚、第五実施形態において第一目盛523aが請求項5に記載の「ゼロ目盛」に相当し、第六実施形態において第一目盛623aが請求項5に記載の「ゼロ目盛」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態では、タコメータは、0rpm〜8000rpmまでの回転速度を表示することができた。しかし、タコメータに表示可能な回転速度は、車両に搭載される内燃機関にあわせて適宜変更されてよい。また上記実施形態では、第一目盛及び第二目盛は、共に1000rpmおきに形成されていたが、例えば500rpmおきに形成されていてもよく、又は2000rpmおきに形成されていてもよい。
上記実施形態では、ガソリンエンジンのアイドリング回転速度が700rpmに設定されている場合を例に説明した。しかし、アイドリング回転速度は、700rpmでなくてもよい。例えば、車両に搭載される内燃機関がディーゼルエンジンである場合、アイドリング回転速度は、一般に300rpmから700rpmの間に設定される。このようなディーゼルエンジンを備える車両に搭載されるコンビネーションメータの場合、当該エンジンのアイドリング回転速度にあわせて、変位量を小さくする回転速度の範囲は設定される。また、目盛の間隔を狭くする領域も、エンジンのアイドリング回転速度にあわせて適宜変更されてよい。
上記実施形態では、文字板には、等間隔で数字26が形成されていた。しかし、アイドリング回転速度よりも低い回転速度を表すための低速領域では、数字同士の間隔は、狭められていてもよい。具体的には、『0』を模った数字26は、『1』を模った数字26に近接させて形成してもよい。又は、『0』を模った数字26は、文字板に形成されなくてもよい。
上記実施形態では、第一目盛、第二目盛、及び第三目盛は、互いに大きさが異なる目盛であった。しかし、例えばこれら第一目盛、第二目盛、及び第三目盛は、全て同じ大きさにて形成されていてもよい。又は、第一目盛、第二目盛、及び第三目盛は、互いに色相及び明度等が変更されていてもよい。或いは、第二目盛及び第三目盛は、文字板に形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、ステッピングモータ60が指針軸に取り付けられた指針21を回転させていた。しかし、指針を変位させるための構成は、ステッピングモータに限定されない。例えば、指針を変位させるための構成として、種々のアクチュエータが用いられてよい。加えて指針は、直線的に変位する構成であってもよい。
20,420 タコメータ、21 指針、22,222,322,422 文字板、23,23a,223,223a,223b,323,423,423a,423b,523a,623a 第一目盛、24,24a,224,224a,324,324a,424,424a 第二目盛、25,225 第三目盛、26 数字、50 表示制御回路、60 ステッピングモータ、70 発光ダイオード、91 車内LAN、92 電力供給制御回路、93 イグニションスイッチ、94 イグニションリレー、95 バッテリ、96 機関制御回路、98 アース配線、100,200,300,400 コンビネーションメータ(指針表示装置)

Claims (2)

  1. 予め定められた停止条件を車両の状態が満たすことにより、アイドリング回転速度にて回転する出力軸が一時停止する内燃機関を備える前記車両に搭載され、前記出力軸の回転速度に応じて変位する指針により当該回転速度を表示する指針表示装置であって、
    前記指針と共に前記回転速度を表示するために、前記指針の変位軌道に沿って形成される複数の目盛を有する指標部材を備え、
    前記アイドリング回転速度よりも低い前記回転速度の範囲において、前記回転速度の変化量に対して規定される前記指針の変位量は、前記アイドリング回転速度よりも高い前記回転速度の範囲において、前記回転速度の変化量に対して規定される前記指針の変位量よりも小さく、
    前記複数の目盛のうち、前記回転速度がゼロであることを表すためのゼロ目盛は、隣接する他の前記目盛から、他の前記目盛同士の間隔分離れた位置まで、前記変位軌道に沿って延伸することを特徴とする指針表示装置。
  2. 前記指標部材は、明度又は彩度のうち少なくとも一方が前記変位軌道に沿って変化する前記ゼロ目盛を有することを特徴とする請求項1に記載の指針表示装置
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