JP3497379B2 - 作業機 - Google Patents

作業機

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JP3497379B2
JP3497379B2 JP10652798A JP10652798A JP3497379B2 JP 3497379 B2 JP3497379 B2 JP 3497379B2 JP 10652798 A JP10652798 A JP 10652798A JP 10652798 A JP10652798 A JP 10652798A JP 3497379 B2 JP3497379 B2 JP 3497379B2
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    • G01P3/46Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring amplitude of generated current or voltage
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインやトラ
クタ等の作業機におけるエンジン回転数の表示装置に係
り、詳しくは、作業用の高回転域や、その中に設定され
る定格回転数にエンジン回転数を設定する操作を、表示
装置を見ることによって行い易くするための技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】作業機では、エンジン回転を、その許容
回転数域における最高回転数近傍の領域である作業に適
した高回転域(以下、作業用高回転域と定義する)に設
定して作業するものであり、その作業用高回転域のなか
でも定格出力(通常、最高出力であることが多い)を発
生する定格回転域に設定するのが通常の使い方である。
エンジン回転数変動に伴って指示針が設定経路に沿って
移動するように構成された従来のアナログ式回転計で
は、図3に仮想線で示すように、エンジン回転数変動に
伴う指示針の移動角度が線形に変化するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、作業
開始前にはエンジン回転数を作業用高回転域における定
格回転域内にセットするようになり、回転計を見ながら
のアクセルレバー操作を行う。作業用高回転域は、例え
ば最高回転数が3200rpmの場合では、2400〜
3200rpmであるといった具合に、最高回転数付近
の比較的狭い領域となるものであり、従来の回転計では
指示針の移動量全体の約4分の1程度、すなわち、指示
針の移動角度全体が120度とすれば、作業用高回転域
は約30度に相当していた。
【0004】 これでは、常用する作業用高回転域の表
示幅が、先ず使用することの無いそれ以下の低回転側領
域の表示幅の3分の1になってしまい、セット操作時に
おける指示針の移動量が小さくて回転計として見難いと
ともに、表示手段としての見た目のバランスも悪い。そ
こで、指示針の動きを拡大して作業用高回転域でのエン
ジン回転数変化が見て分かり易いように、線形に変化す
る状態のままで高回転域の表示幅を増やそうとすると、
回転計全体としての表示幅が大きく増えてしまい、操縦
パネルに収まらない等の不都合が有って都合が悪い。
【0005】又、作物の種類によっては作業負荷が通常
よりも軽く、騒音や燃費の点から定格回転域よりもやや
回転数を低い目にセットする等、作業用高回転域内での
回転数の調節を行うこともあるが、従来の構造では、作
業用高回転域の表示幅割合が少ないので、思った以上に
回転数表示用の指針が変動する等、回転数の微調節操作
がやり辛い。従って、その場合でも回転計を見ながらの
セット操作が難しい傾向にあった。本発明の第1目的
は、回転数表示手段全体としての表示スペースを大きく
することなく、作業用高回転域での回転数変化を見易く
して、エンジン回転数のセット操作が行い易い回転数表
示装置を提供する点にある。
【0006】又、実際の回転数セット操作では、エンジ
ン回転数を定格回転域内の中央値や定格回転数そのもの
にセットするのが好ましいと考える傾向にあり、回転計
を見ながらアクセルレバーを慎重に操作することが多
い。つまり、定格回転域内にセットしさえすれば、作業
上は先ず問題ないのであるが、定格回転域の表示にはあ
る程度の幅があるが故に、心理的にその定格回転域の中
央位置や、定格回転数そのものに合致させようと操作す
ることになり易いのである。
【0007】しかしながら、上記中央位置や定格回転数
は、例えば3000rpmといった具合の一義的な回転
数であって、回転数表示手段においては定格回転域にお
いて線(又は点)で表示されるものであるから、定格回
転域内に操作するのは比較的容易であっても、指示部が
エンジン回転数変動を比較的忠実に指示するあまり、常
に指示針が揺れ動いてしまって却って見にくいとか、ア
クセルレバーの操作によって意図する量より指示針が過
剰に動き易いことから、指示針を定格回転数そのものや
定格回転域の中央位置に合致させるのが難しく、いきお
い、エンジン回転数のセット操作に時間を要してしまい
易いものであった。
【0008】そこで本発明の第2目的は、作業用高回転
域内に設定される定格回転域への回転計を見ながらのセ
ット操作を、従来よりも容易に行える回転数表示装置を
得る点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕 第1発明は、検出されたエンジン回転数を指示する指示
部が、エンジン回転数変動に伴って設定経路に沿って移
動するように構成された回転数表示手段を設け、回転数
表示手段における作業用の高回転域に相当する表示範囲
に、適正回転域と、その適正回転域の一部に設定される
定格回転域と、適正回転域よりも低速の注意回転域とを
指示部の位置により識別可能に表示する表示部を備え、
この回転数表示手段における単位回転数当たりの指示部
の移動量を、作業用高回転域未満の領域のものよりも、
作業用高回転域のものが大きくなるように設定してある
回転数表示装置を備えてあることを特徴とする。
【0010】 第2発明は、検出されたエンジン回転数
を指示する指示部が、エンジン回転数変動に伴って設定
経路に沿って移動するように構成された回転数表示手段
を設け、回転数表示手段における作業用の高回転域に相
当する表示範囲に、適正回転域と、その適正回転域の一
部に設定される定格回転域と、適正回転域よりも低速の
注意回転域とを指示部の位置により識別可能に表示する
表示部を備え、この回転数表示手段における単位回転数
当たりの指示部の移動量を、作業用高回転域内に存在す
る定格回転域のものが、作業用高回転域における定格回
転域未満のものよりも小さくなるように設定してある
転数表示装置を備えてあることを特徴とする。
【0011】 第3発明は、検出されたエンジン回転数
を指示する指示部が、エンジン回転数変動に伴って設定
経路に沿って移動するように構成された回転数表示手段
を設け、回転数表示手段における作業用の高回転域に相
当する表示範囲に、適正回転域と、その適正回転域の一
部に設定される定格回転域と、適正回転域よりも低速の
注意回転域とを指示部の位置により識別可能に表示する
表示部を備え、この回転数表示手段における単位回転数
当たりの指示部の移動量を、作業用高回転域以下の領域
のものよりも、作業用高回転域のものが大きくなるよう
に、かつ、作業用高回転域内に存在する定格回転域のも
のが、作業用高回転域における定格回転域を除く部分の
ものよりも小さくなるように夫々設定してある回転数表
示装置を備えてあることを特徴とする。
【0012】 〔作用〕 従来のアナログ式回転計では、エンジン回転数の表示目
盛りが等角度間隔に設定される等、単位回転数当たりの
指示針の移動角度が等しく設定されていたが、請求項1
の構成では、(イ)回転数表示手段における作業用の高
回転域に相当する表示範囲に、適正回転域と、その適正
回転域の一部に設定される定格回転域と、適正回転域よ
りも低速の注意回転域とを指示部の位置により識別可能
に表示する表示部を備え、回転数表示手段の単位回転数
当たりの指示部の設定経路に沿う移動量を、作業用高回
転域未満の領域のものよりも、作業用高回転域のものが
大きくなるように設定するのである。つまり、回転数表
示手段における作業用高回転域での回転数変動幅の絶対
値が従来よりも拡大され、目視による回転数変動の確認
がし易くなり、識別可能に表示する表示部により、エン
ジン回転数が適正であるかどうかを目視によって素早く
認識でき、常用する作業用高回転域での回転数表示手段
を見ながらの回転数調節設定や微調節操作をきめ細かに
行うことが可能になる。
【0013】そして、(ロ)作業用高回転域未満におけ
る回転数変動幅は小さくなるから、上述のように作業用
高回転域での指示部の移動量を拡大して見易くしなが
ら、指示部全体の移動量を従来よりも大きくしなくて済
むので、限られた設置スペースを維持しながらも回転数
表示手段としての機能を改善することが可能になる。
【0014】従来のアナログ式回転計では、エンジン回
転数の表示目盛りが等角度間隔に設定される等、単位回
転数当たりの指示針の移動角度が等しく設定されている
が、請求項2の構成では、(ハ)回転数表示手段におけ
る単位回転数当たりの指示部の移動量を、作業用高回転
域内に存在する定格回転域のものを、作業用高回転域に
おける定格回転域未満のものよりも小さくなるように設
定するのである。つまり、定格回転域へのセット操作と
しては、エンジン回転数をアイドリング側から次第に高
回転側に上げるように操作するものであるから、定格回
転域における回転変動幅の絶対値を作業用高回転域での
それ以下の回転域のものよりも縮小することで、定格回
転域へのセット操作が行い易くなるのである。
【0015】すなわち、(ニ)定格回転域の表示幅を小
さく(従来の半分の幅や太い線で表示する等)すれば、
従来に比べて定格回転域内へのセット操作は行い難くな
るが、前述したように定格回転域内にセットしさえすれ
ば良くなり、従来のように、定格回転域の中央や定格回
転数そのものにセットしようとする心理が働かなくなる
からである。加えて、エンジン回転数変動によって常に
指示部が揺れ動いて見にくいことも緩和されるようにな
る。つまり、定格回転域の表示幅を縮小することで、回
転数の合わせ操作としては従来に比べて荒いもので良く
なり、その分セット操作が容易になり、かつ、それに要
する時間も短縮されるようになる。
【0016】請求項3の構成は、請求項1の構成と請求
項2の構成の双方を備えたものであり、上述した作用
(イ),(ロ),(ハ),(ニ)の全てを備えたものと
なる。すなわち、(ホ)常用する回転域での回転計を見
ながらの回転数の調節設定や微調節の操作をきめ細かに
行うことが可能になり、限られた設置スペースを維持し
ながらも回転計としての機能を改善することが可能にな
る。又、定格回転域における回転変動幅の絶対値が従来
よりも縮小することにより、定格回転域へのセット操作
が却って行い易くなるとともに、従来に比べて荒い回転
数の合わせ操作で済むので、その分セット操作が容易と
なり、かつ、それに要する時間も短縮されるようにな
る。
【0017】加えて、(ヘ)作業用高回転域における定
格回転域より高い回転域が存在する場合では、そのより
高い回転域よりも定格回転域の方が指示部の単位回転数
当たりの移動量が小さいから、アイドリング側から回転
数を上昇させるセット操作を行った場合に、指示部の移
動量が一旦小さくなってから再び大きくなることによっ
て、定格回転域を通り越したことが容易に分かるように
なり、間違って定格回転域以上の回転域に設定してしま
うことを極力防止できるようになる。
【0018】〔効果〕請求項1に記載の回転数表示装置
では、(ト)単位回転数当たりの指示部の設定経路の沿
う移動量を作業用高回転域において拡大させることによ
り、回転数表示手段を大型化することなく、常用する作
業用高回転域での回転数変動の目視確認が容易になり、
回転数表示手段を見ながらの回転数セット操作や微調整
が行い易いものにすることができた。
【0019】請求項2に記載の回転数表示装置は、
(チ)操作心理を熟知しての人間工学的見地から、回転
数表示手段における定格回転域の表示幅を従来よりも少
なくすることにより、却って定格回転域へエンジン回転
数を合致させ易くなり、簡単で迅速にセット操作が行え
るようになった。
【0020】請求項3に記載の回転数表示装置では、上
記効果(ト),(チ)の相乗により、作業用高回転域へ
のセット操作の目視確認、及び微調節操作を容易としな
がら、定格回転域に素早くセットできるようになるとと
もに、作用(ヘ)により、定格回転域よりも高い回転域
が存在する場合でも、回転数表示手段を見ながらの回転
数セット操作がし易い実情に合致した使い良いものにす
ることができた。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に作業機の一例であるコン
バインが示され、1は刈取部、2は操縦部、3はクロー
ラ走行装置、4は脱穀装置、5はエンジン、6はミッシ
ョンである。操縦部2は、図2に示すように、機体の操
向や刈取部1の昇降を司るステアリングレバー8や計器
装置9を備えた操縦塔10、運転座席11、運転座席1
1左側方に配置された操作ボックス12、フロアステッ
プ13等から構成されている。
【0022】例えば、ガバナレバーにワイヤー連動する
等の構造により、エンジン5の回転数は、操縦部2に備
えられたハンドアクセルレバー7によって設定されるよ
うにしてある。この場合、先に出願した特願平8‐30
6239号において提案されたもののように、作業用高
回転域におけるハンドアクセルレバー7の単位操作量に
対するエンジン回転数の変動量を、作業用高回転域未満
の領域におけるハンドアクセルレバー7の単位操作量に
対するエンジン回転数の変動量よりも小さくしても良
い。
【0023】図4に示すように、計器装置9にはエンジ
ン回転数をアナログ表示する回転計17を備えている。
つまり、検出されたエンジン回転数を指示する指示針
(指示部の一例)17aが、エンジン回転数変動に伴っ
て設定経路(この場合では円弧軌跡)に沿って移動する
ように構成されている。この回転計17では、単位回転
数当たりの指示針17aの移動角度が、作業用高回転域
Fよりもその作業用高回転域F未満のものが小さくなる
ように設定されている。
【0024】すなわち、後述するように、エンジン回転
数を制御装置43を介して回転計17に表してあり、適
正回転域a、軽負荷回転域である注意回転域b、限界回
転域である警報回転域cから成る作業用高回転域Fの角
度範囲は、エンジン回転数の全回転域に対する算術割合
よりも拡大されるように変換してある。尚、適正回転域
aにおける回転域dは、定格回転域であり、通常はこの
定格回転域dにセットする。
【0025】例えば、最高回転数が3200rpmであ
り、作業用高回転域Fが2400rpm〜3200rp
mであるとすれば、作業用高回転域Fの全回転域に対す
る算術割合は、(3200−2400)/3200=1
/4=25%であり、指示針17aの全移動角度を10
0度とすれば、従来における作業用高回転域Fの表示角
度は25度になる。これに対して、本願のものでは、上
記の条件では制御装置43における電気的な処理によっ
て、作業用高回転域Fの表示角度が約45度ぐらいに拡
大してあり、見た目にも使い易い回転計17としてあ
る。
【0026】図6に示すように、ダイナモ41での発電
周波数(パルス信号)を検出する周波数検出器42を設
け、その検出情報に基づいて回転計17を動かす制御装
置43を備えてある。つまり、制御装置43での電気的
な処理手段により、指示針17aの移動角度を制御し
て、単位回転数当たりの指示針17aの移動量を、作業
用高回転域Fよりもそれ未満のものが小さくなるように
設定し、かつ、作業用高回転域F内に存在する定格回転
域dでの単位回転数当たりの指示針17aの移動量を、
作業用高回転域Fにおける定格回転域dを除く部分のも
のよりも小さくなるように構成してある。
【0027】要するに、定格回転域dは、表示角度が拡
大された作業用高回転域Fよりも表示角度の割合を小さ
くしてあり、従来に比べて、定格回転域dへのエンジン
回転数のセット操作は若干やりづらいが、定格回転数そ
のものに合致させるよりは合わせ易いものになる。すな
わち、定格回転域d内にさえ合わせておけば良いことか
ら、却って回転数のセット操作が簡単で迅速に行えるよ
うになるのである。
【0028】つまり、作業用の高回転域Fではアクセル
レバー7の単位操作量当たりの指示針17aの移動量が
大きく、回転計17の感度が比較的敏感になっている
が、定格回転域dではアクセルレバー7の単位操作量当
たりの指示針17aの移動量を小さくして、回転計17
の感度を比較的鈍感にしてあるのである。
【0029】参考に、上述した回転計17のエンジン回
転数と指示針の振れ角との関係グラフを図3に示す。こ
のグラフから、エンジン回転数の全体における比較的狭
い回転域である作業用高回転域Fを拡大して、指示針1
7aの大なる振れ角に置き換えられていること、及び、
その拡大された回転域にありながら、定格回転域dに相
当する指示針17aの振れ角は逆に狭められていること
が読み取れる。加えて、定格回転域dにおける単位回転
数当たりの指示針17aの移動量は、作業用高回転域F
以下の回転域におけるそれと同じであることを示してい
るが、多くても少なくても可である。
【0030】従って、作業用高回転域Fにおいては、ハ
ンドアクセルレバー7の前後揺動に対するエンジン回転
数変化の表示幅が大きいので、回転数の微調節が行い易
いようになっている。そして、定格回転域dではハンド
アクセルレバー7の前後揺動に対するエンジン回転数変
化が比較的敏感となり、その回転域へのセットが若干や
りづらくはなるが、合致すればほぼ定格回転数そのもの
が精度良く現出できるものとなっている。
【0031】図4に示すように、回転計17における作
業用高回転域Fでは、適正回転域aの表示部38を緑色
に、注意回転域bの表示部39を黄色に、及び警報回転
域cの表示部40を赤色に着色して色分けしてあり、エ
ンジン回転数が適正であるかどうかを目視によって素早
く認識できるようにしてある。加えて、適正回転域a中
にある定格回転域dの表示部38aを、青色等の他の色
に着色しておけばより認識し易くなって好都合である。
又、負荷警報ランプと警報ブザーとを設け、指示針17
aが注意回転域bにあるときには負荷警報ランプを点灯
させ、警報回転域cにあるときには負荷警報ランプを点
灯させ、かつ、警報ブザーが鳴るように構成することに
より、そのことを操縦者が気付き易いようになる。
【0032】ところで、計器装置9において、29は籾
詰まり警告灯、30はカッタ詰まり警告灯、31はウィ
ンカーランプ、32は水温警告灯、33はオイル警告
灯、34は充電警告灯であり、35はアワーメータ、3
6は燃料残存量表示灯である。又、37は負荷警告灯で
ある。
【0033】 〔別実施形態〕(1) 図5に示すように、エンジン5の回転数と回転
計17の指示針の振れ角との関係を、下向きに膨らんだ
略円弧線のグラフとなるように、制御装置43で処理す
る手段でも良い。つまり、エンジン回転数が高くなれば
なる程、指示針17aの振れ角を大きくする非線形グラ
フであり、作業用高回転域Fでの指示針17aの振れ角
を増大して回転計17を見やすくしてある。但し、定格
回転域dでは、指示針17aの振れ角を少なくしてあ
り、定格回転数セット精度が高くなるようにしてある。
【0034】図7に示すように、回転計17における単
位回転数当たりの指示針17aの移動量を、作業用高回
転域F未満の領域のものよりも、作業用高回転域Fのも
のが大きくなるようにして、斜め下方に凸となる1段折
れグラフとなるように設定したものでも良い。これは作
業用高回転域Fとそれ未満の部分との関係を定義したも
のであり、請求項1の構成に相当する。
【0035】 図8に示すように、回転計17における
単位回転数当たりの指示針17aの移動量を、基本的に
線形に変化するようにし、但し、作業用高回転域F内
に存在する定格回転域dのものを、それ未満の部分のも
のよりも小さくなる斜め上方に凸となる1段折れグラフ
となるように設定したものでも良い。これは作業用高回
転域Fにおける定格回転域dとそれ未満との関係を定義
したものであり、請求項2の構成に相当する。作業用高
回転域F未満の領域におけるグラフの傾きは、この図8
に示されるものよりも急でも緩くても良い。
【0036】図9に実線で示すように、回転計17にお
ける単位回転数当たりの指示針17aの移動量を、作業
用高回転域F以下の領域のものよりも、作業用高回転域
Fのものが大きくなるように、かつ、作業用高回転域F
内に存在する定格回転域dのものを、作業用高回転域F
における定格回転域d未満のものよりも小さくなるよう
に、かつ、作業用高回転域Fにおける定格回転域d以上
のものと、定格回転域dのものとが同じとして、2段折
れグラフとなるように設定しても良い。
【0037】又、図10に示すように、回転計17にお
ける単位回転数当たりの指示針17aの移動量を、作業
用高回転域F以下の領域のものよりも、作業用高回転域
Fのものが大きくなるように、かつ、作業用高回転域F
内に存在する定格回転域dのものを、作業用高回転域F
における定格回転域d未満のものよりも小さくなるよう
に、かつ、作業用高回転域Fにおける定格回転域d以上
のものが、定格回転域dのものよりも小さくなるように
設定しても良い。つまり、3段折れグラフで示されるの
である。
【0038】アクセルレバー7の操作量をポテンショメ
ータ等で電気信号に変換し、電動モータ等のアクチュエ
ータでアクセル操作する電気操作式に構成し、制御回路
工夫によって、単位回転数当たりの指示手段の移動量
を、作業用高回転域Fのものよりもそれ未満のものが小
さくなるように設定し、かつ、作業用高回転域F内に存
在する定格回転域dでの単位回転数当たりの指示針17
aの移動量を、作業用高回転域Fのものよりも小さくす
る手段でも良い。
【0039】又、検出されたエンジン回転数を指示する
指示部が、エンジン回転数変動に伴って設定経路に沿っ
て移動するアナログ表示式の回転数表示手段としては、
LEDがバーグラフ状に伸縮する構造の回転計17でも
良く、その場合にはLEDの点滅変化長さは、低回転域
よりも高回転域の方が長くなり、かつ、定格回転域dで
は短くなるように設定すると良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】操縦部の平面図
【図3】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との関
係グラフを示す図
【図4】回転計を示す平面図
【図5】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との別
関係グラフその1を示す図
【図6】ダイナモ発電信号による回転計作動手段を示す
ブロック図
【図7】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との別
関係グラフその2を示す図
【図8】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との別
関係グラフその3を示す図
【図9】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との別
関係グラフその4を示す図
【図10】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との
別関係グラフその5を示す図
【符号の説明】
17 回転計 17a 指示手段 F 作業用の高回転域 d 定格回転域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−308563(JP,A) 特開 平8−89056(JP,A) 特開 平10−307620(JP,A) 特開 平10−313649(JP,A) 特開 平10−313650(JP,A) 特開 平10−333738(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 13/04 A01D 69/00 301 B60K 35/00 G01D 7/00 G01P 1/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出されたエンジン回転数を指示する指
    示部が、エンジン回転数変動に伴って設定経路に沿って
    移動するように構成された回転数表示手段を設け、回転
    数表示手段における作業用の高回転域に相当する表示範
    囲に、適正回転域と、その適正回転域の一部に設定され
    る定格回転域と、適正回転域よりも低速の注意回転域と
    を指示部の位置により識別可能に表示する表示部を備
    え、この回転数表示手段における単位回転数当たりの指
    示部の移動量を、前記作業用の高回転域未満の領域のも
    のよりも、前記作業用の高回転域のものが大きくなるよ
    うに設定してある回転数表示装置を備えてある作業機
  2. 【請求項2】 検出されたエンジン回転数を指示する指
    示部が、エンジン回転数変動に伴って設定経路に沿って
    移動するように構成された回転数表示手段を設け、回転
    数表示手段における作業用の高回転域に相当する表示範
    囲に、適正回転域と、その適正回転域の一部に設定され
    る定格回転域と、適正回転域よりも低速の注意回転域と
    を指示部の位置により識別可能に表示する表示部を備
    え、この回転数表示手段における単位回転数当たりの指
    示部の移動量を、前記作業用の高回転域内に存在する定
    格回転域のものが、前記作業用の高回転域における前記
    定格回転域未満のものよりも小さくなるように設定して
    ある回転数表示装置を備えてある作業機
  3. 【請求項3】 検出されたエンジン回転数を指示する指
    示部が、エンジン回転数変動に伴って設定経路に沿って
    移動するように構成された回転数表示手段を設け、回転
    数表示手段における作業用の高回転域に相当する表示範
    囲に、適正回転域と、その適正回転域の一部に設定され
    る定格回転域と、適正回転域よりも低速の注意回転域と
    を指示部の位置により識別可能に表示する表示部を備
    え、この回転数表示手段における単位回転数当たりの指
    示部の移動量を、前記作業用の高回転域以下の領域のも
    のよりも、前記作業用の高回転域のものが大きくなるよ
    うに、かつ、前記作業用の高回転域内に存在する定格回
    転域のものが、前記作業用の高回転域における前記定格
    回転域を除く部分のものよりも小さくなるように夫々設
    定してある回転数表示装置を備えてある作業機
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