JP3313616B2 - 作業機械の表示装置 - Google Patents

作業機械の表示装置

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JP3313616B2
JP3313616B2 JP14772797A JP14772797A JP3313616B2 JP 3313616 B2 JP3313616 B2 JP 3313616B2 JP 14772797 A JP14772797 A JP 14772797A JP 14772797 A JP14772797 A JP 14772797A JP 3313616 B2 JP3313616 B2 JP 3313616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動式の回転数調
節手段によって回転数が変更調節される動力装置が備え
られ、その動力装置の回転数を検出する回転数検出手段
と、前記動力装置の回転数の変化に伴ってその検出回転
数を指示する指示部が設定経路に沿って移動するように
構成された回転数表示手段とが設けられた作業機械の表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインやトラクター等の作業機械で
は、運転開始時にアクセルレバー等の手動調節手段を操
作して、動力装置であるエンジンの回転数を設定回転数
(通常は、定格回転数)に調節してから作業を行うもの
であり、エンジンの負荷は上記設定回転数からのエンジ
ン回転数の低下量によって表される。そして、従来の表
示装置では、例えば、指示針を用いたアナログ型の回転
計にエンジン回転数を表示する一方、エンジンの負荷は
バーグラフ等の別の表示器に表示させたり(例えば、特
開平6‐48219号公報参照)、あるいは、液晶式等
の画像表示装置の画面に、エンジン回転数のバーグラフ
表示とエンジン負荷の表示とを切り換えて表示させるよ
うにしていた(例えば、特開平9‐62339号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうちの
前者においては、エンジンの回転数用とは別に負荷用の
表示器を設ける必要があり、又、後者においては、液晶
式等の画像表示装置を設ける必要があって、いずれも装
置構成が複雑高価になるという不具合があり、さらに、
後者においては、エンジン回転数の表示状態では、エン
ジン負荷を知ることができないという不便もある。又、
作業機械の機種等によって上記設定回転数が異なる回転
数に変更されることがあるが、その場合においても、設
定回転数の変更に対して複雑な構成を要することなく容
易に対応できることが望ましい。本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、その目的は、上記従来技術
の欠点を解消すべく、極力簡素な構成によって、エンジ
ン回転数の表示においてエンジンの負荷状態を読み取る
ことができながら、例えば機種等によって設定回転数が
変更される場合にも容易に対応できるようにすることに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1では、手動式の
回転数調節手段によって回転数が変更される動力装置の
回転数が検出され、回転数表示手段において動力装置の
検出回転数を指示する指示部が設定経路に沿って移動す
る場合に、上記回転数調節手段によって設定すべき設定
回転数として変更される設定回転数のいずれにおいて
も、上記指示部の移動経路に沿わせて備えた読み取り表
示部によって、動力装置の回転数が、上記変更された設
定回転数であるか否か、及び、その変更された設定回転
数からの回転数低下量として動力装置の負荷を読み取る
ことができるように、動力装置の回転数に対する指示部
の移動位置が調整される。
【0005】従って、回転数変化に応じて移動する指示
部の位置を見ながらアクセルレバー等の回転数調節手段
を操作して、エンジン等の動力装置を設定回転数に良好
に調節することができると共に、上記設定回転数が異な
る回転数に変更された場合にも、読み取り表示部を兼用
して、設定回転数であるか否かや動力装置の負荷を読み
取ることができるので、従来のように、回転数表示器と
は別に負荷表示器を設けたり、あるいは、回転数と負荷
を切り換え表示する画像表示装置を設けたりして、装置
構成が複雑高価になる不具合を解消して、極力簡素な構
成によってエンジン回転数の表示においてエンジンの負
荷状態を読み取ることができ、同時に、設定回転数の変
更に対しても、読み取り表示部を変更する等の面倒な作
業を要することなく、指示部の移動位置を調整するだけ
の簡素な構成によって容易に対応することができる。
【0006】さらに、請求項1では、複数の機種に対す
る複数の適正回転数の情報が備えられ、その複数の機種
に対する適正回転数のうちで予め設定した機種情報に対
応する機種の適正回転数が前記設定回転数として変更設
定される。
【0007】従って、作業機械の機種情報を予め設定す
るだけで、設定回転数がその機種の適正回転数(例え
ば、作業用の定格回転数)に変更されるので、例えば、
各機種の適正回転数の情報を直接入力して変更する場合
に比べて、機種の変更に伴う設定回転数の変更を容易に
且つミスなく行うことができる
【0008】請求項では、請求項において、動力装
置の複数段階の負荷を表す複数の負荷表示部分が読み取
り表示部に設けられ、その複数の負荷表示部分において
隣接する負荷表示部分同士の境界位置に対応する閾値回
転数の情報が複数の機種に対して備えられ、その複数の
機種に対する閾値回転数のうちで予め設定した機種情報
に対応する機種の閾値回転数の情報が選択されて、その
選択された閾値回転数の情報の情報に基づいて動力装置
の回転数に対する指示部の移動位置が調整され、前記複
数の負荷表示部分によって動力装置の負荷が前記複数段
階の負荷の何れであるかが読み取られる。
【0009】従って、作業機械の機種情報を予め設定す
るだけで、その機種に適切に対応して、適正回転数(例
えば、作業用の定格回転数)からの回転数低下量にて表
される動力装置の負荷を、例えば無段階式に負荷を表す
ようにした場合に比べて、複数段階の何れかによって容
易且つ迅速に読み取ることができ、もって、請求項2の
好適な手段が得られる。
【0010】請求項では、請求項1又は2において、
設定回転数を含む作業用の高回転域で動力装置の回転数
を単位回転数変化させたときの指示部の移動量が、その
作業用の高回転域よりも低い回転域で動力装置の回転数
を単位回転数変化させたときの指示部の移動量よりも大
きい。
【0011】従って、同じ回転数の変化に対して、設定
回転数を含む作業用の高回転域では、低回転域に比べて
指示部の移動範囲が拡大されるので、単位回転数変化し
たときの指示部の移動量を作業用の高回転域と低回転域
とで同一にする場合に比べて、動力装置の回転数が設定
回転数であるか否か、及び動力装置の負荷状態を、より
的確且つ容易に読み取ることができ、もって、請求項
又は2の好適な手段が得られる
【0012】請求項では、請求項において、作業用
の高回転域内の設定回転数付近で動力装置の回転数を単
位回転数変化させたときの移動量が、その設定回転数付
近以外の作業用の高回転域で動力装置の回転数を単位回
転数変化させたときの移動量よりも小さい。
【0013】従って、同じ回転数の変化に対する指示部
の移動範囲が低回転域に比べて拡大された作業用の高回
転域内において、設定回転数付近での指示部の移動量を
それ以外の高回転域よりも小さくしたので、設定回転数
付近での指示部の移動量がそれ以外の高回転域と同じ場
合には、動力装置の回転数を設定回転数に調節する調節
手段の操作にバラツキがあると、指示部が設定回転数か
ら外れ易く調節し難くなるのに比べて、上記調節操作に
多少のバラツキがあっても、指示部を設定回転数に位置
させて調節操作の完了を迅速に確認することができ、も
って、請求項の好適な手段が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を作業機械として
のコンバインに適用した場合の実施の形態について図面
に基づいて説明する。図1に示すように、コンバインに
は、左右一対のクローラ走行装置3を備えた機体Vの前
部に、刈取部1が設けられ、その後方に、操縦部2と、
脱穀部4と、動力装置としてのディーゼル式のエンジン
5と、クローラ走行装置に対するミッション部6等が設
けられている。刈取部1には、穀稈が触れるとオン作動
して刈取作業中であることを検出する株元センサS1
と、刈取部1の地面からの高さを検出する超音波センサ
S0とが設けられている。
【0015】操縦部2は、図2に示すように、機体Vの
操向や刈取部1の昇降を司るステアリングレバー8や計
器装置9を備えた操縦塔10、運転座席11、運転座席
11左側方に配置された操作ボックス12、フロアステ
ップ13等から構成されている。
【0016】次に、動力伝達系を図3に示す。エンジン
5の出力は、脱穀クラッチ21を介して脱穀部4に伝達
されると共に、走行クラッチ22及び無段変速装置23
を介して前記ミッション部6に伝達される。ミッション
部6に伝達された出力の一部は、刈取クラッチ24を介
して刈取部1に伝達される。S2は脱穀クラッチ21の
入切状態を検出する脱穀スイッチであり、S3はミッシ
ョン部6に設けた車速検出用の車速センサである。又、
ミッション部6には、前記無段変速装置23が前進側又
は後進側に変速操作されるのに連動して、ステアリング
状態を前進、後進、中立の各状態に切り換えるための切
換機構が設けられ、そのステアリングの中立状態を検出
する中立スイッチS4と、後進状態を検出する後進スイ
ッチS5とが設けられている(図7参照)。
【0017】図4に示すように、エンジン5のガバナ2
7に対する調速レバー28が、図示しないバネ等によっ
て始動側位置に向けて復帰付勢されるとともに、レリー
ズワイヤ26によって連動連結されて操縦部2に備えら
れたアクセルレバー7によって人為操作され、このアク
セルレバー7は摩擦保持機構25によって現在の操作位
置に保持できるようになっている。つまり、手動式の回
転数調節手段としてのアクセルレバー7によって調速レ
バー28を所望の位置に揺動操作して、エンジン5の回
転数(出力)が変更調節される。通常は、アクセルレバ
ー7を始動位置に操作してエンジン5を始動させた後、
後述の回転計17の表示を見ながら、作業用の設定回転
数である定格回転数になるように出力増加側に操作す
る。
【0018】図7に示すように、マイクロコンピュータ
を利用して構成した制御装置43が設けられ、この制御
装置43に、株元センサS1と、株元センサS1と、脱
穀スイッチS2と、車速センサS3と、中立スイッチS
4と、後進スイッチS5の各検出情報が入力され、又、
ダイナモ41での発電周波数(パルス信号)を検出する
周波数検出器42の検出情報も制御装置43に入力され
ている。ここで、ダイナモ41での発電周波数がエンジ
ン5の回転数に対応することから、上記周波数検出器4
2が、エンジン5の回転数を検出する回転数検出手段を
構成する。又、上記各センサ類S0〜S5,42によっ
て、機械各部の作動状態を検出するセンサSNが構成さ
れる。
【0019】尚、制御装置43には、情報記憶用の不揮
発性のメモリ43aが備えられ、このメモリ43aに、
コンバインの複数の機種に対する定格回転数の情報とし
て、例えば機種1,機種2,機種3の各定格回転数の値
k1,k2,k3(順番に、2700,2900,30
00rpmとする)と、上記複数の機種のうちから後述
のようにして設定される機種情報とが記憶されている。
【0020】一方、制御装置43からは、前記計器装置
9と、警報用のホーン14と、情報表示用の表示手段と
してのLED表示器18と、油圧回路を制御する電磁弁
等からなる刈高制御用のアクチュエータM1及び図示し
ないその他の車速制御や脱穀制御用等のアクチュエータ
とに対する各駆動信号が出力されている。ここで、刈高
制御用アクチュエータM1及びその他の制御用アクチュ
エータによって、機械各部を作動させるためのアクチュ
エータAKが構成される。
【0021】そして、制御装置43は、前記各センサ類
S0〜S5,42の検出情報や設定機種情報その他の制
御情報等に基づいて、前記計器装置9や、前記ホーン1
4や、前記刈高制御用のアクチュエータM1や、その他
の図示しない車速制御、脱穀制御等のアクチュエータ類
を駆動して、各種の制御(刈高制御、車速制御、脱穀制
御等)を実行する。つまり、制御装置43が、設定機種
情報に基づいて制御対象となる機種を特定して、その特
定した機種に対応する制御を実行する制御手段を構成す
る。尚、詳述はしないが、制御対象となる全機種につい
ての制御プログラムが予めメモリ43aに記憶され、特
定した機種に対する制御プログラムだけが別のメモリに
格納されて使用される。
【0022】機械各部に電力を供給するためにバッテリ
ーにて構成された駆動電源Batが設けられ、その駆動
電源Batからの電力(電源電圧)がメインキーMWを
経て制御装置43に供給されている。又、駆動電源Ba
tから供給される電力を予めコンデンサーに蓄積してお
いて、メインキーMWがオフされた後の所定時間(数秒
間)、駆動電源Batに代わって、制御装置43や図示
しないエンジン5への燃料供給を停止するソレノイド回
路等に対して電圧を供給するタイマー電源19が設けら
れている。尚、駆動電源Batは、エンジン5の作動中
に前記ダイナモ41によって充電されている。
【0023】図6に示すように、計器装置9には、エン
ジン回転数を指示針17aの動きによってアナログ表示
する回転計17と、各種の表示灯が備えられている。つ
まり、29は籾詰まり警告灯、30はカッタ詰まり警告
灯、31はウィンカーランプ、32は水温警告灯、33
はオイル警告灯、34は充電警告灯であり、35はアワ
ーメータ、36は燃料残存量表示灯、37は負荷警告灯
である。
【0024】又、制御装置43には、手動操作式の切換
手段としてのジャンパースイッチJWの信号が入力され
ている。つまり、このジャンパースイッチJWは、2つ
の異なる操作状態に切換自在に構成すべく、制御装置4
3における情報経路を断続するために結合又は分離自在
な一対の信号端子p1,p2を備え、且つ、その一対の
信号端子p1,p2を結合させた状態(差した状態)
と、その一対の信号端子を分離させた状態(抜いた状
態)とが、前記2つの異なる操作状態の夫々に対応する
ように構成されている。尚、このジャンパースイッチJ
W及び前記LED表示器18は、装置内に内装されて、
制御装置43を搭載した回路部上に付設されている。
【0025】又、前記回転計17と前記制御装置43と
を利用して、前記エンジン5の回転数の変化に伴ってそ
の検出回転数を指示する指示部としての上記指示針17
aが設定経路(図では、左右向きの円弧状経路)に沿っ
て移動するように構成された回転数表示手段100が設
けられている。
【0026】上記回転計17には、指示針17aの移動
経路に沿わせて備えられてその指示針17aの位置を読
み取るための読み取り表示部YHが、エンジン5の回転
数がアクセルレバー7によって設定すべき定格回転数で
あるか否かを読み取り自在で、且つ、エンジン5の定格
回転数からの回転数低下量にて表されるエンジン5の負
荷を読み取り自在に設けられている。
【0027】そして、上記読み取り表示部YHは、エン
ジン5の負荷について複数段階の負荷を表す複数の負荷
表示部分を備えている。具体的には、作業用の高回転域
Fにおいて3段階の負荷を表すように、エンジン5の回
転数低下量が小側の設定値より小さい適正負荷状態(図
の適正回転域a)であることを表示する適正負荷表示部
38と、上記回転数低下量が小側の設定値と大側の設定
値との間にある負荷注意状態(図の注意回転域b)であ
ることを表示する負荷注意表示部39と、上記回転数低
下量が大側の設定値より大である負荷警報状態(図の警
報回転域c)であることを表示する負荷警報表示部40
にて構成されている。
【0028】又、上記各表示部が識別可能なように色分
け表示されている。具体的には、適正負荷表示部38を
緑色に、負荷注意表示部39を黄色に、負荷警報表示部
40を赤色に着色し、又、適正回転域a内の定格回転域
dを示す定格回転表示部38aが、白色に形成してあ
る。これにより、エンジン回転数が定格回転数であるか
どうかや負荷状態を目視によって素早く認識できるよう
にしてある。
【0029】又、前記負荷警告灯37とホーン14によ
って、エンジン5の負荷の状態が、前記適正負荷状態、
前記負荷注意状態、又は、前記負荷警報状態のいずれか
を選択的に報知するために、制御装置43は、前記周波
数検出器42の検出情報に基づいて、前記負荷注意状態
では負荷警告灯37を点滅作動させ、前記負荷警報状態
では負荷警告灯37を点滅作動させると共にホーン14
を断続作動させ、適正負荷状態では負荷警告灯37及び
ホーン14の作動を停止させる。
【0030】前記制御装置43を利用して、前記複数の
機種に対する複数の適正回転数(各機種の定格回転数k
1,k2,k3)の情報を備えると共に、その複数の適
正回転数のうちで設定機種情報に対応する機種の適正回
転数を前記定格回転数として変更設定する回転数変更手
段101が構成されている。
【0031】又、前記設定回転数変更手段101は、前
記複数の負荷表示部分38,39,40において隣接す
る負荷表示部分同士の境界位置に対応する閾値回転数の
情報を、前記複数の機種に対して備えると共に、その複
数の機種に対する閾値回転数のうちで前記機種情報に対
応する機種の閾値回転数の情報を選択するように構成さ
れている。
【0032】具体的には、図5のグラフ1,2,3に夫
々示す機種1,2,3における指示針17aの振れ角の
特性を設定するために、前記各機種毎の定格回転数k
1,k2,k3とその回転数許容幅Δkのデータの外
に、各機種に共通の最高回転数kmと低速域回転数k
n、適正負荷表示部38(a領域)と負荷注意表示部3
9(b領域)との境界の閾値回転数についての各機種毎
の値kab1,kab2,kab3、負荷注意表示部3
9(b領域)と負荷警報表示部40(c領域)との境界
の閾値回転数についての各機種毎の値kbc1,kbc
2,kbc3、及び、負荷警報表示部40(c領域)の
下限回転数についての各機種毎の値kc1,kc2,k
c3が、前記制御装置43のメモリ43aに記憶されて
いる。
【0033】そして、前記回転数表示手段100は、前
記設定回転数変更手段101にて変更される定格回転数
k1,k2,k3のいずれにおいても、前記読み取り表
示部YHによって、エンジン5の回転数がその変更され
た定格回転数k1又はk2又はk3であることを読み取
ることができ、且つ、その変更された定格回転数からの
回転数低下量としてエンジン5の負荷を読み取ることが
できるように、前記設定回転数変更手段101の情報に
基づいて、エンジン5の回転数に対する前記指示針17
aの移動位置を調整するように構成されている。
【0034】つまり、前記回転数表示手段100は、前
記設定回転数変更手段101にて機種情報によって選択
された閾値回転数の情報に基づいて指示針17aの移動
位置の調整を行って、複数の負荷表示部分38,39,
40によってエンジン5の負荷が前記複数段階の負荷
(適正負荷状態、負荷注意状態、又は、負荷警報状態)
の何れであるかを読み取ることができるように構成され
ている。具体的には、図5に示す各グラフ1,2,3に
沿って指示針17aが移動して、適正負荷表示部38
(a領域)、負荷注意表示部39(b領域)及び負荷警
報表示部40(c領域)のいずれに位置するかで負荷の
段階を読み取ることになる。
【0035】次に、制御装置43によるモード切り換え
機能と、機種情報の設定機能とについて説明する。つま
り、制御装置43は、前記ジャンパースイッチJWが2
つの操作状態のうちの1つの操作状態(例えば、一対の
信号端子p1,p2を差した状態)のときに、メインキ
ーMWによって駆動電源Batから機械各部へ電力を供
給する電力供給がオンされ且つその電力供給がオンの状
態でジャンパースイッチJWが他の操作状態(上記一対
の信号端子p1,p2を抜いた状態)に変化するに伴っ
て検査モードを起動する。
【0036】そして、制御装置43は、上記検査モード
において、前記ジャンパースイッチJWの端子p1,p
2の抜き差し操作によって、前記センサSNについての
入力検査を行う入力検査状態と、前記アクチュエータA
Kについての出力検査を行う出力検査状態とに切り換え
自在に構成されている。尚、詳述はしないが、入力検査
状態では、例えば、株元センサS1を手で揺動させる
と、前記LED表示器18にその記号(例えば、S1)
が表示されて、株元センサS1が検出作動していること
が確認できる。出力検査状態では、例えば、刈取部1が
昇降されるとともに、前記LED表示器18に刈高制御
用アクチュエータM1の記号(例えば、M1)が表示さ
れて、刈高制御用アクチュエータM1の作動が確認でき
る。
【0037】同時に、上記検査モードにおける機種設定
モードで、ジャンパースイッチJWが操作される(例え
ば、一対の信号端子p1,p2を抜いて差す)毎に、前
記メモリ43aに記憶した複数の機種情報のうちの1つ
の機種情報を前記LED表示器18に順次表示すると共
に、その機種表示状態でメインキーMWをオフして電力
供給がオフされるのに伴って、その表示した機種情報を
前記設定機種情報として設定する。尚、この機種設定動
作は、前記タイマー電源19から電力供給されている所
定時間内に実行される。
【0038】図8に示すタイムチャートに基づいて、上
記制御装置43の制御動作を具体的に説明する。先ず、
前記ジャンパースイッチJWの端子p1,p2を差した
状態でメインキーMWをオンし、そのオン状態で端子p
1,p2を抜くと、検査モードが起動して先ず前記セン
サSNについての入力検査状態になる。さらに端子p
1,p2を差して抜く操作を行うと、前記アクチュエー
タAKについての出力検査状態に切り換えられる。さら
に端子p1,p2を差して抜く操作を繰り返すと、複数
の機種情報のうちの1つの機種情報をLED表示器18
に順次表示するとともに、その機種表示状態でメインキ
ーMWをオフすると、そのときの表示機種(図では機種
2)を制御対象機種として設定し、この設定機種情報が
前記メモリ43aに記憶される。尚、最後の機種の表示
状態から、さらに端子p1,p2を差して抜く操作を行
うと、センサSNについての入力検査状態に戻る。
【0039】〔別実施形態〕上記実施例では、回転数表
示手段100を、回転計17と制御装置43とを利用し
て構成して、動力装置(エンジン5)の回転数の検出情
報を制御装置43に入力して電気的な処理を行い、その
処理結果に基づいて制御装置43が、回転計17の指示
部17aの駆動を制御するようにしたが、回転数表示手
段100は、このような構成に限るものではなく、例え
ば、前記周波数検出器42からの回転数検出信号をハー
ド回路によって変換した信号によって指示部17aを駆
動するようにしてもよい。
【0040】上記実施例では、動力装置5の全回転数域
(0〜3200rpm)を、回転数表示手段(回転計1
7)に表示させるようにしたが、これに限るものではな
く、例えば、所定の回転数(例えば500rpm)未満
の回転数域を表示せず、この回転数(例えば500rp
m)を越えると指示部17aが移動開始するようにして
もよい。尚、この場合には、作業用の高回転域Fとこれ
より低い低回転数域とにおける指示針17aの単位回転
数当たりの移動量を同じにしても、作業用回転域Fでの
指示針17aの表示角度が大きくなるメリットが得られ
る。
【0041】上記実施例では、作業用の高回転域F内の
設定回転数(定格回転数)付近では、動力装置5の回転
数が単位回転数変化したときの指示部17aの移動量
を、設定回転数付近以外の作業用の高回転域Fでの移動
量より小さいが、作業用の高回転域Fよりも低い回転数
域での移動量よりは大きくするようにしたが、これ以外
に、上記設定回転数付近での移動量を、作業用の高回転
域Fよりも低い回転数域での移動量よりも小さくして、
設定回転数付近での移動量を全回転数域で最も小さくす
るようにしたり、又は、作業用の高回転域Fでの上記指
示部17aの移動量を、それよりも低い回転数域での移
動量と同じにしながら、上記設定回転数付近での移動量
だけを小さくしてもよい。
【0042】又、上記実施例では、作業用の高回転域F
内で、指示部17aの振れ角を直線状に変化させたが
(図5参照)、これに限るものではなく、例えば、円弧
状に変化させるようにしてもよい。
【0043】上記実施例では、読み取り表示部YHにお
いて、表示領域を区分けして、動力装置5の複数段階
(3段階)の負荷を読み取るようにしたが、例えば、設
定回転数(定格回転数)の位置から低回転数側の経路
に、1,2,3等の数字付きの目盛りを付して、指示針
17aが位置する目盛りの数字が大きくなるほど負荷が
大きいとして読み取るようにすることもできる。
【0044】上記実施例では、設定回転数変更手段10
1が、複数の機種に対する適正回転数のうちで機種情報
に基づいて選択した適正回転数を設定回転数として変更
設定するようにしたが、これ以外に、変更すべく設定回
転数の数値をデータ入力手段等によって直接入力して設
定する構成でもよい。
【0045】回転数表示手段100は、指示部としての
指示針17aを備えた回転計17ではなく、液晶やLE
D等のバーグラフ表示装置において、点灯するバーの先
端部(指示部に相当)が回転数の変化に伴って設定方向
に移動するものでも良い。
【0046】手動式の回転数調節手段は、アクセルレバ
ー7に限らず、例えば、ボリューム等で構成してもよ
い。この場合、ボリューム等からの電気信号を制御装置
に入力すると共に、この制御装置にてアクチュエータを
駆動して動力装置の回転数を変化させることになる。
【0047】動力装置は、ディーゼル式のエンジン5に
限るものではなく、他の内燃機関でもよく、又、電気的
なモータや、油圧式のモータ等でもよい。
【0048】回転数検出手段は、ダイナモ41の発電周
波数を検出する周波数検出器42に限らず、例えば、エ
ンジン5のフライホイールリングギアに磁界を作用させ
て歯数に対応する周波数を検出する電磁ピックアップ式
の回転数センサでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】操縦部の平面図
【図3】コンバインの動力伝達図
【図4】エンジンの操作部の説明図
【図5】エンジン回転数と回転計指示針の振れ角との関
係グラフを示す図
【図6】計器装置を示す平面図
【図7】コンバインの制御構成を示すブロック図
【図8】検査モードでの制御作動を示すタイムチャート
【符号の説明】
5 動力装置 7 回転数調節手段 17a 指示部 42 回転数検出手段 100 回転数表示手段 101 設定回転数変更手段 38,39,40 負荷表示部分 YH 読み取り表示部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 A01B 63/00 A01D 41/12 A01D 67/00 A01D 69/00 G01P 1/07

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動式の回転数調節手段によって回転数
    が変更調節される動力装置が備えられ、その動力装置の
    回転数を検出する回転数検出手段と、前記動力装置の回
    転数の変化に伴ってその検出回転数を指示する指示部が
    設定経路に沿って移動するように構成された回転数表示
    手段とが設けられた作業機械の表示装置であって、 前記指示部の移動経路に沿わせて備えられて前記指示部
    の位置を読み取るための読み取り表示部が、前記動力装
    置の回転数が前記回転数調節手段によって設定すべき設
    定回転数であるか否かを読み取り自在で、且つ、前記動
    力装置の前記設定回転数からの回転数低下量にて表され
    る前記動力装置の負荷を読み取り自在に設けられ、 前記設定すべき設定回転数を変更設定する設定回転数変
    更手段が設けられ、 前記回転数表示手段は、前記設定回転数変更手段にて変
    更される設定回転数のいずれにおいても、前記読み取り
    表示部によって、前記動力装置の回転数がその変更され
    た設定回転数であることを読み取ることができ、且つ、
    その変更された設定回転数からの回転数低下量として前
    記動力装置の負荷を読み取ることができるように、前記
    設定回転数変更手段の情報に基づいて、前記動力装置の
    回転数に対する前記指示部の移動位置を調整するように
    構成され 前記設定回転数変更手段は、複数の機種に対する複数の
    適正回転数の情報を備えると共に、その複数の機種に対
    する適正回転数のうちで予め設定した機種情報に対応す
    る機種の適正回転数を前記設定回転数として変更設定す
    るように構成されている 作業機械の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記読み取り表示部が、前記動力装置の
    複数段階の負荷を表す複数の負荷表示部分を備え、 前記設定回転数変更手段は、前記複数の負荷表示部分に
    おいて隣接する負荷表示部分同士の境界位置に対応する
    閾値回転数の情報を、前記複数の機種に対して備えると
    共に、その複数の機種に対する閾値回転数のうちで前記
    機種情報に対応する機種の閾値回転数の情報を選択する
    ように構成され、 前記回転数表示手段は、前記設定回転数変更手段にて選
    択された閾値回転数の 情報に基づいて前記指示部の移動
    位置の調整を行って、前記複数の負荷表示部分によって
    前記動力装置の負荷が前記複数段階の負荷の何れである
    かを読み取ることができるように構成されている 請求項
    1記載の作業機械の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記回転数表示手段は、前記設定回転数
    を含む作業用の高回転域では、前記動力装置の回転数が
    単位回転数変化したときの前記指示部の移動量を、前記
    作業用の高回転域よりも低い低回転域での前記移動量よ
    りも大きくするように構成されている請求項1又は2に
    記載の作業機械の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記回転数表示手段は、前記設定回転数
    付近では、前記動力装置の回転数が単位回転数変化した
    ときの前記指示部の移動量を、前記設定回転数付近以外
    の前記作業用の高回転域での前記移動量よりも小さくす
    るように構成されている請求項3記載の作業機械の表示
    装置。
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