JP5233774B2 - ステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置、特にハイブリッド車両に好適なステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置に関する。
従来、回転機(電動機、発電電動機または発電機の意)のステータの主要部をなすステータコアを回転方向に隣り合う複数の分割コアにより構成して、ステータコアの部品加工やコイルの組付け作業等を容易化できることが知られており、例えば内燃エンジンと発電電動機(モータジェネレータ)等の回転機を併設するハイブリッド車両の車両駆動装置にそのような技術が採用されている。
この種の車両駆動装置としては、例えば図7に示すように、ステータコア101をプレス加工にて略円筒状に成形された外筒102内に収納および固定(圧入、焼き嵌め等)しておき、その外筒102の一端側のフランジ102fをケース103にボルト104により締結することにより、ステータコア101にコイル105が装着されたステータ106を外筒102と共にケース103に片持ち支持するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−78556号公報 特開2006−273186号公報
しかしながら、上述のような従来のステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置にあっては、ステータをケースに片持ち支持しているため、ステータが軸方向に長くなると、例えば波状路走行や衝突時等のように発電電動機のステータが加振されるモードにおける外筒のボルト締結部の強度不足が懸念されるという問題があった。
また、ケースに対し軸受を介して両持ち支持されるロータに対して、ステータの軸線の傾きや片寄りが生じ易くなり、ロータとステータの間のエアギャップを大きく設定する必要から、発電電動機の性能が低下してしまうという問題があった。
さらに、ステータを支持する外筒の片側のフランジ部をケースにボルト締結するボルトの長さが短くなるため、振動・衝撃や疲労等によりボルトの軸力が低下し易く、安定した締結力を確保するために締結ボルトの本数を多くする必要があり、部品コストや組立てコストの高騰を招いていた。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、ステータの軸方向長さが大きくとも、ロータとステータの間のエアギャップを小さく設定して回転機の性能の低下を防止することができ、かつ、ボルト締結部の強度不足や軸力の低下を確実に防止することのできる低コストのステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係るステータコアの支持構造は、上記目的達成のため、(1)回転機のロータを取り囲むステータコアが支持体に締結されて支持されるステータコアの支持構造であって、前記ステータコアの外周部を支持するとともに前記ステータコアを収納する外筒部および該外筒部の軸方向に離間しつつ対向するよう該外筒部の外周側に一体に設けられた複数対の締結板部により構成される外筒部材と、前記複数組の一方および他方の締結板部の間に嵌入された複数の支柱部材と、それぞれ前記一方の締結板部、前記支柱部材および前記他方の締結板部を前記外筒部材の軸方向に貫通して前記支持体に結合し、前記外筒部材および前記複数の支柱部材を前記支持体に一体的に締結する複数の締結部材と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、外筒部材の周りに複数対の締結板部および複数の支柱部材を一体化した強固な複数の支柱が構成されるとともに、それらの支柱が支持体に一体化された状態となり、それらの支柱に外筒部材が両持ち支持されることになる。したがって、ステータが軸方向に長くなったり振動が加えられたりしても、片持ち支持の場合のように外筒部材に大きな曲げモーメントが作用することが抑制され、締結部の強度が十分に確保される。しかも、締結部材の締結作業は片側から済ませることができ、作業性も良い。また、ステータの軸線の傾きや片寄りが生じ難くなり、ロータとステータの間のエアギャップを小さく設定できるから、回転機の性能を向上させることができる。さらに、締結部材が支柱部材とその両側の締結板部を貫通する長さになるため、振動・衝撃や疲労等による締結力の低下を抑えて安定した締結力を確保でき、締結部材の数を抑えることでコスト高を防止できる。
上記(1)に記載のステータコアの支持構造は、好ましくは、(2)前記ステータコアが、前記ロータの回転方向に隣り合う複数の分割コアによって構成されるものである。
この構成により、複数の分割コアの外周部を円環状に保持する外筒部材に複数対の締結板部を設けるだけで、その外筒部材を実質的に支持体側に一体化される複数の支柱部材に両持ち支持させることができることになる。
上記(1)、(2)に記載のステータコアの支持構造においては、(3)前記複数対の締結板部が、前記外筒部材の周方向に等間隔に離間しているのが好ましい。
この構成により、外筒部材の周方向に等間隔に締結部材による締結力を生じさせ、外筒部材を均等に支持することができる。なお、3対以上の締結板部を設けて、各一対の対向する締結板部が他の締結板部に対して水平方向および鉛直方向の双方で離間するようにするのが望ましい。
上記(1)〜(3)に記載のステータコアの支持構造においては、(4)前記複数対の締結板部が、前記外筒部材の両端部に設けられ、前記外筒部材の各端部に少なくとも隣り合う一対の前記締結板部を相互に連結するフランジが形成されているのが好ましい。
この構成により、外筒部材の強度が高まるとともに、実質的に支持体側に一体化される複数の支柱部材がフランジによって相互に連結されることになり、よりその強度が高まることになる。
上記(4)に記載のステータコアの支持構造は、好ましくは、(5)前記複数の締結部材が、それぞれ前記支持体にねじ結合する複数本の締結ボルトで構成されるとともに、前記外筒部材の両端部の前記一方の締結板部および前記他方の締結板部が、それぞれ前記締結ボルトを貫通させることができる貫通穴を有しているのが好ましい。
この構成により、複数本の締結ボルトが軸方向両側の締結板部を貫通する長さになり、振動・衝撃や疲労等によりボルトの軸力が低下し難くなるから、安定した締結力を確保でき、締結ボルトの本数を抑えることができる。
上記(5)に記載のステータコアの支持構造においては、(6)前記支柱部材が、前記一方の締結板部および前記他方の締結板部の間で前記締結ボルトを貫通させることができる中間貫通穴を有しているのが好ましい。
この構成により、支柱部材を締結ボルトの周囲に的確に配置できるとともに、締結部材からの締結力を的確に伝達可能になる。
上記(6)に記載のステータコアの支持構造においては、(7)前記支柱部材が、前記複数の中間貫通穴のうち少なくとも2つの中間貫通穴を有し、前記複数本のボルトのうち少なくとも2本のボルトを平行に貫通させるのが好ましい。
この構成により、径方向寸法を小さくしても座屈し難い高強度の支柱部材にできるとともに、その支柱部材に外筒部材の冷却等といった他の機能を持たせることが容易になる。
上記(7)に記載のステータコアの支持構造においては、(8)前記支柱部材が前記回転機を冷却する冷却手段を構成している。
この構成により、ステータが冷却され、回転機の効率が高まることになる。
上記(8)に記載のステータコアの支持構造においては、(9)前記支柱部材が、前記外筒部材の外周部の近傍に、前記回転機を冷却する媒体を通す冷却通路を形成しているのが好ましい。
この構成により、ステータが冷却され、回転機の効率が高まることになる。なお、冷却媒体としては、例えばケース内の潤滑および冷却に供されるオイルが使用できる。
上記(8)に記載のステータコアの支持構造においては、(10)前記支柱部材が、前記外筒部材の熱伝導係数以上の熱伝導係数を有しているのが好ましい。
この構成により、外筒部材の先端側から基端側、すなわち支持体側への熱伝導を助長することができ、冷却効果を高めることができる。
一方、本発明に係る車両駆動装置は、上記目的達成のため、(11)上記(1)〜(10)のいずれか1項に記載のステータコアの支持構造を有する車両駆動装置であって、前記回転機のステータコアが前記複数の締結部材により締結された前記支持体としてのケースと、それぞれ前記ケースに回転自在に支持される入力軸および出力軸と、前記入力軸および前記出力軸の間に介在する駆動力伝達機構と、を備えたものである。
この構成により、外筒部材の周りに複数対の締結板部および複数の支柱部材を一体化した強固な複数の支柱が構成されるとともに、それらの支柱がケースに一体化された状態となり、それらの支柱に外筒部材が両持ち支持されることになる。したがって、ステータが軸方向に長くなったり振動が加えられたりしても、片持ち支持の場合のように外筒部材に大きな曲げモーメントが作用することが抑制され、締結部の強度が十分に確保される。しかも、締結部材の締結作業は片側から済ませることができ、作業性も良い。また、ステータの軸線の傾きや片寄りが生じ難くなり、ロータとステータの間のエアギャップを小さく設定できるから、回転機の性能を向上させることができる。さらに、締結部材が支柱部材とその両側の締結板部を貫通する長さになるため、振動・衝撃や疲労等による締結力の低下を抑えて安定した締結力を確保でき、締結部材の数を抑えることで車両駆動装置のコスト高を防止できる。
また、上記(11)に記載の車両駆動装置においては、(12)前記回転機が、発電電動機であるのが好ましい。
この構成により、ハイブリッド車に好適な車両駆動装置となる。
本発明によれば、ステータが軸方向に長くなっても、片持ち支持の場合に比べて締結部の強度を十分に確保できるとともに、締結部材の締結作業は片側から済ませることができる作業性の良いものにでき、また、ステータの軸線の傾きや片寄りを生じ難くして回転機の性能を向上させることができ、締結部材の振動・衝撃や疲労等による締結力の低下を抑えることで締結部材の数を抑えることができる、低コストのステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るステータコアの支持構造を示すその要部断面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 本発明の第1実施形態に係るステータコアの支持構造を有する車両駆動装置のステータの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両駆動装置の要部構成を示す組合せ断面図である。 本発明の第2実施形態に係るステータコアの支持構造を示すその要部断面図で、第1実施形態を示す図2に対応する図である。 本発明の第2実施形態に係るステータコアの支持構造における支柱部材の側面展開図である。 従来例のステータコアの支持構造を示すその要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置を示す図である。
まず、構成について説明する。
本実施形態のステータコアの支持構造は、図1〜図3に示すような回転機のステータ、例えば図4に組合せ断面で示すようなハイブリッド車用のフロント側のトランスアクスル1に搭載される2つの発電電動機2、3(回転機)に用いられている。
図4に示すように、このトランスアクスル1は、図外の内燃エンジン(以下、単にエンジンという)に締結される入力軸7と、図示しない左右の駆動輪を駆動する左右駆動軸9a、9bとを有し、エンジンと一体化されて車両駆動装置を構成している。
また、トランスアクスル1は、トランスミッションケースの一部を構成するケース10内に変速機構を構成する遊星歯車機構4(遊星歯車装置)と、左右駆動軸9a、9bへの差動出力が可能なディファレンシャル機構5とを収納し、遊星歯車機構4の入力要素(後述する)を駆動するモータ型駆動手段としての発電電動機2、3を装着したものであり、発電電動機2はケース10の一方側に配置され、発電電動機3はケース10の他方側に配置されてエンジンからの動力により発電できるように構成されている。なお、このようなトランスアクスル1の概略の構成は公知のものと同様である。
さらに、ケース10の一方側(同図中左方側)にはカバー11が液体密に装着されており、ケース10の他方側には、最終的にエンジンブロック側に締結支持されることになるハウジング12が締結されている。また、ハウジング12内はカバー13により他方の発電電動機3の収納部分とエンジンからの駆動力伝達機構であるダンパー要素16の収納部分とに区画されている。そして、これらケース10、カバー11、13およびハウジング12によってトランスミッションケースが構成されている。
発電電動機2、3は、ステータ21、31およびロータ22、32を備えており、それらのステータ21、31の主要部を構成するステータコア23、33は、トランスアクスル1のケース10にそれぞれ複数の締結ボルト14、15により締結されて支持されている。
図1および図4に示すように、ステータ21、31は、それぞれ複数の電磁鋼板(符号無し)を積層してなる略円環状のステータコア23、33にステータコイル24、34を巻回したものであり、ステータコア23、33は、図2および図3に示すように、それぞれロータ22、32の回転方向に隣り合う複数の分割コア23P、33Pによって構成されている。また、複数の分割コア23P、33Pは、それぞれ全体として円形ヨークを形成するヨーク部23a、33aおよびステータコイル24、34が巻回されるティース部23b、33bを有する略T字形の断面を有している。
ロータ22、32は、複数の電磁鋼板が積層されてなるロータ本体22a、32aに永久磁石22b、32bを周方向等間隔(等角度間隔)に装着したものである。
なお、これらステータ21、31およびロータ22、32自体の構成は、公知のものと同様であり、ここでは詳述しない。
本実施形態のステータコアの支持構造は、ステータコア23、33をトランスアクスル1のケース10に複数の締結ボルト14、15によって締結し支持させる部分に適用されるものである。
まず、一方の発電電動機2のステータコア23のケース10への支持構造について説明し、その説明後に、他方の発電電動機3のステータコア33のケース10への支持構造について説明する。
図1〜図3に示すように、一方の発電電動機2のステータ21の主要部をなすステータコア23は、複数の分割コア23Pのヨーク部23aからなるその外周部を外筒部材41によって支持されるとともに、この外筒部材41の内方に収納されている。
外筒部材41は、プレス加工により略円筒状に成形された金属部品で、円筒状の外筒部42と、その外筒部42の軸方向両端側に離間しつつ互いに対向するように、外筒部42の外周側に一体にかつ周方向等間隔に設けられた複数組の一方および他方の締結板部43、44(複数対の締結板部)とによって構成されている。
一方および他方の締結板部43、44の間には、複数の円筒状の支柱部材45が嵌入されており、それら一方および他方の締結板部43、44と支柱部材45とは、互いに同一直径のボルト貫通穴である貫通穴43a、44aと中間貫通穴45a(以下、両者を併せてボルト貫通穴43a、44a、45aともいう)とを有している。また、これら複数組のボルト貫通穴43a、44a、45aには複数の締結ボルト14が貫通している。
複数の締結ボルト14は、それぞれ一方の締結板部43、支柱部材45および他方の締結板部44を外筒部材41の軸方向に貫通してケース10に一体に結合している。すなわち、複数の締結ボルト14は、外筒部材41および複数の支柱部材45をケース10に一体的に締結する複数の締結部材となっている。
また、複数対となる一方および他方の締結板部43、44は、外筒部材41の両端部を径方向外側に折り曲げて形成されており、外筒部材41の各端部には、少なくとも隣り合う一対の、例えば全数(図中では4つであるが、3つでもよい)の締結板部43同士、あるいは締結板部44同士を相互に連結するフランジ41f、41gが形成されている。
より具体的には、複数の締結ボルト14は、それぞれ先端から一定範囲内の雄ねじ部14mと、締結用の工具により締付け操作される(あるいは締結解除操作される)ボルトヘッド部14nと、雄ねじ部14mおよびボルトヘッド部14nの間に位置する軸部14sとを有している。そして、雄ねじ部14mによってケース10の雌ねじ穴部10hにねじ結合するとき、ボルトヘッド部14nにより座金17を介して外筒部材41の一方および他方の締結板部43、44および支柱部材45に締結力が加えられるとともに、軸部14sにおいて締結力に対応する軸方向の引張り力が生じ、外筒部材41および複数の支柱部材45をケース10に一体的に締結することができるようになっている。なお、締結ボルト14の雄ねじ部14mは、軸部14sよりわずかに大径であってもよいが、好ましくは同一径である。
また、一方および他方の締結板部43、44の貫通穴43a、44aは、締結ボルト14の雄ねじ部14mおよび軸部14sよりわずかに大径で、締結ボルト14を貫通させることができる同一形状の円形の穴であり、支柱部材45の中間貫通穴45aは、貫通穴43a、44aと同一径の長い円形断面の穴となっている。
支柱部材45は、例えばケース10を形成するダイカスト合金以上の強度を持つ素材からなり、締結ボルト14の締結による軸方向荷重に対して座屈を生じない十分な強度を有している。したがって、支柱部材45は、断面積が比較的小さい場合には締結ボルト14と同程度の高剛性の素材で構成されるが、断面積が大きく座屈し難い形状であれば、ダイカスト合金やアルミニウム等で形成されてもよい。また、支柱部材45は、円筒に限らず、締結ボルト14を貫通させることができる任意断面形状の筒状体、あるいは、コの字形やM字形、U字形断面のような非筒状体であってもよい。
各支柱部材45は、締結ボルト14による締結前に、対応する一方の締結板部43および他方の締結板部44の間に強嵌合状態で嵌入され、軸方向に挟圧される状態で外筒部材41に保持されている。各支柱部材45は、さらに外筒部材41の外筒部42に固着されてもよい。
また、一方の締結板部43および他方の締結板部44の貫通穴43a、44aと、支柱部材45の中間貫通穴45aとは、それぞれ締結ボルト14の雄ねじ部14mおよび軸部14sのうち最大径の部分よりわずかに大径に形成されている。また、支柱部材45の中間貫通穴45a内における締結ボルト14の軸部14sと支柱部材45の間の隙間が小さく、締結ボルト14の軸部14sに対する支柱部材45の偏心量を一定範囲内にするようになっている。
図1〜図4に示すように、他方の発電電動機3においては、一方の発電電動機2の場合と同様に、ステータ31の主要部をなすステータコア33が複数の分割コア33Pのヨーク部33aからなるその外周部を外筒部材61によって支持されるとともに、この外筒部材61の内方に収納されている。なお、ここでは、支柱部材45、65や締結ボルト14、15の数を共に4つとし、発電電動機2、3のケース10への支持構造を同様な構成として図1〜図3中にカッコ付の符号で示しているが、支柱部材45、65や締結ボルト14、15の数が共に4つである必要はない。また、外筒部材41、61の形状がステータの径や軸方向の長さに応じて相違することはいうまでもない。
外筒部材61は、プレス加工により略円筒状に成形された金属部品で、円筒状の外筒部62と、その外筒部62の軸方向両端側に離間しつつ互いに対向するように、外筒部62の外周側に一体にかつ周方向等間隔に設けられた複数組の一方および他方の締結板部63、64(複数対の締結板部)とによって構成されている。
一方および他方の締結板部63、64の間には、複数の円筒状の支柱部材65が嵌入されており、それら一方および他方の締結板部63、64と支柱部材65とは、互いに同一直径のボルト貫通穴63a、64a、65aを有している。また、これら複数組のボルト貫通穴63a、64a、65aには複数の締結ボルト15が貫通している。
他方の発電電動機3のステータ31は一方の発電電動機2のステータ21よりコンパクトで、磁性鋼板の積層高さも小さくなっているので、締結ボルト15は締結ボルト14よりも短く、わずかに小径になっている。もっとも、締結ボルト14、15は同一の有効径であってもよい。
複数の締結ボルト15は、それぞれ一方の締結板部63、支柱部材65および他方の締結板部64を外筒部材61の軸方向に貫通してケース10に一体に結合している。すなわち、複数の締結ボルト15は、外筒部材61および複数の支柱部材65をケース10に一体的に締結する複数の締結部材となっている。ここで、複数の締結ボルト15の向きは、複数の締結ボルト14の向き(図4中で右向き)とは逆向き(図4中で左向き)となっており、両締結ボルト14、15の軸線が同一直線状に位置するか、その近傍にあるのが良いが、相互にロータ回転方向に最も離隔するように千鳥配置されてもよい。
また、複数対となる一方および他方の締結板部63、64は、外筒部材61の両端部を径方向外側に折り曲げて形成されており、外筒部材61の各端部には、全数の締結板部63同士、あるいは締結板部64同士を相互に連結するフランジ61f、61gが形成されている。
より具体的には、複数の締結ボルト15は、それぞれ先端から一定範囲内の雄ねじ部15mと、締結用の工具により締付け操作される(あるいは締結解除操作される)ボルトヘッド部15nと、雄ねじ部15mおよびボルトヘッド部15nの間に位置する軸部15sとを有しており、雄ねじ部15mによってケース10の雌ねじ穴部10jにねじ結合するとき、ボルトヘッド部15nで座金18を介して外筒部材61の一方および他方の締結板部63、64および支柱部材65に締結力を加えるとともに、その軸部15sにおいて締結力に対応する軸方向の引張り力を生じて、外筒部材61および複数の支柱部材65をケース10に一体的に締結することができる。
また、一方の締結板部63および他方の締結板部64は、それぞれ締結ボルト15を貫通させることができる貫通穴63a、64aを有し、支柱部材65は、一方の締結板部63および他方の締結板部64の間で締結ボルト15を貫通させることができる中間貫通穴65aを有している。
支柱部材65は、例えばケース10を形成するダイカスト合金以上の強度を持つ素材からなり、締結ボルト15の締結による軸方向荷重に対して座屈を生じない十分な強度を有している。この支柱部材65は、支柱部材45と同様な素材で構成され、円筒に限らず、任意断面形状の筒状体、あるいは、非筒状体であってもよい。
各支柱部材65は、締結ボルト15による締結前に、対応する一方の締結板部63および他方の締結板部64の間に強嵌合状態で嵌入され、軸方向に挟圧される状態で外筒部材61に保持されている。
一方の締結板部63および他方の締結板部64の貫通穴63a、64aと、支柱部材65の中間貫通穴65aとの関係は、上述の一方の締結板部43および他方の締結板部44の貫通穴43a、44aと、支柱部材45の中間貫通穴45aとの関係と同様で、締結ボルト15の軸部15sに対する支柱部材65の偏心量を一定範囲内に抑えるようになっている。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態のステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置においては、一方の発電電動機2側で外筒部材41の周りに複数対の締結板部43、44および複数の支柱部材45を一体化した強固な複数の支柱P1が構成されるとともに、それらの支柱P1がケース10に一体化された状態となり、それらの支柱P1に外筒部材41が両持ち支持されることになる。
したがって、ステータ21が軸方向に長くなったり車両の波状路走行等によってステータ21に大きな振動が加えられたりしても、従来の片持ち支持の場合に比べ、外筒部材41の基端側に大きな曲げモーメントが作用することが抑制されるとともに、外筒部材41の径方向に作用する力が外筒部材41のケース10への締結面部分で確実に担持され、締結ボルト14による締結部の強度が十分に確保される。
また、締結ボルト14の締結作業は、ケース10にカバー11、13が装着される前には開放側となる片側からのボルト締結作業で済ませることができることから、その作業性が良い。
しかも、外筒部材41が両持ち支持されることで、ステータコア23の軸線の傾きや片寄りが生じ難くなり、ロータ22とステータ21の間のエアギャップを小さく設定できることになり、発電電動機2の性能を向上させることができる。
さらに、締結ボルト14が支柱部材45とその両側の締結板部43、44を貫通する長さになるため、振動・衝撃や疲労等による締結力の低下を抑えて安定した締結力を確保することができる。したがって、締結ボルト14の数を抑え、コスト高を防止することができる。
これと同様に、他方の発電電動機3側でも、外筒部材61の周りに複数対の締結板部63、64および複数の支柱部材65を一体化した強固な複数の支柱P2が構成されるとともに、それらの支柱P2がケース10に一体化された状態となり、それらの支柱P2に外筒部材61が両持ち支持されることになるから、他方の発電電動機3側でも、一方の発電電動機2側と同様な作用および効果が得られることになる。
このように、本実施形態では、複数の分割コア23Pの外周部を円環状に保持する外筒部材41に複数対の締結板部43、44を設け、同様に、複数の分割コア33Pの外周部を円環状に保持する外筒部材61に複数対の締結板部63、64を設けるだけで、外筒部材41、61を実質的にケース10側に一体化される複数の支柱部材45、65、すなわち支柱P1、P2に両持ち支持させることができることになる。
また、複数対の締結板部43、44は外筒部材41の周方向に等間隔に離間し、複数対の締結板部63、64は外筒部材61の周方向に等間隔に離間しているので、外筒部材41、61の周方向に等間隔に締結ボルト14、15による締結力を生じさせ、外筒部材41、61を均等に支持することができる。
さらに、外筒部材41の各端部に少なくとも隣り合う一対の締結板部43同士、あるいは締結板部44同士を相互に連結するフランジ41fあるいは41gが設けられ、外筒部材61にも同様なフランジ61f、61gが設けられるので、外筒部材41、61の強度が高まるとともに、実質的にケース10側に一体化される複数の支柱部材45、65がフランジ41f、41g、61f、61gによって相互に連結されることになり、よりその強度が高まることになる。
また、複数本の締結ボルト14が軸方向両側の締結板部43、44を貫通する長さになり、複数本の締結ボルト15が軸方向両側の締結板部63、64を貫通する長さになることで、振動・衝撃や疲労等により締結ボルト14、15の軸力が低下し難くなり、安定した締結力を確保できることになる。よって、締結ボルト14、15の本数を抑えることができ、トランスアクスル1のコスト高を防止できる。
また、支柱部材45、65を締結ボルト14、15の周囲に的確に配置でき、締結ボルト14、15からの締結力を支柱部材45、65に的確に伝達可能になる。
このように、本実施形態においては、ステータ21、31のステータコア23、33が軸方向に長くなっても、片持ち支持の場合に比べて締結部の強度を十分に確保できるとともに、締結ボルト14、15の締結作業はそれぞれカバー装着前の開放側(片側)から済ませることができる作業性の良いものにでき、また、ステータ21、31の軸線の傾きや片寄りを生じ難くして回転機の性能を向上させることができ、締結ボルト14、15の振動・衝撃や疲労等による締結力の低下を抑えることで締結部材の数を抑えることができる、低コストのステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置を提供することができるものである。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るステータコアの支持構造を示す図である。なお、本実施形態は、締結部材周辺の支柱構造以外は第1実施形態と略同様な構成を有するものであり、その相違点部分のみを図示している。したがって、第1実施形態と同様の構成要素については図1〜図4に示された対応する構成要素の符号を用いながら、その相違点について以下に説明する。
本実施形態においては、図5に示すように、一方の発電電動機2において、ステータ21のステータコア23が外筒部材41に収納されているとともに、その外筒部材41を取り囲むように対抗する一対の半円筒状の支柱部材75U、75Lが設けられている。
これら支柱部材75U、75Lは、双方で、1つの円筒体を構成するとともに、第1実施形態の4つの中間貫通穴45aに対応する4つの中間貫通穴75aを周方向等間隔(図5中では90度間隔)に形成し、各中間貫通穴75aの周りに外筒部材41の締結板部43、44(図5中に符号無し)に対応する断面形状の突条部75bを有している。
すなわち、各支柱部材75U、75Lは、4つの中間貫通穴75aのうち半数に対応する2つの中間貫通穴75a(少なくとも2つの中間貫通穴)を有しており、4本の締結ボルト14のうち少なくとも2本の締結ボルト14の軸部14sを平行にその2つの中間貫通穴75aに貫通させている。
また、一対の半円筒状の支柱部材75U、75Lは、外筒部材41のフランジ41f、41gの半径以上の外面側曲率半径を有しているとともに、外筒部材41の外筒部42の外周面半径に略等しい内側曲率半径を有しており、外筒部42に当接している。
他方の発電電動機3側についても、上述と同様な支柱部材が構成されている。
このようにすれば、第1実施形態の支柱部材45の径方向寸法に相当する支柱部材75U、75Lの径方向の厚さを比較的小さくしても、支柱部材75U、75Lを座屈し難い強度にできる。
また、本実施形態においては、一対の半円筒状の支柱部材75U、75Lが、外筒部材41の熱伝導係数以上の熱伝導係数を有していてもよく、そのようにすれば、外筒部材41の先端側から基端側、すなわちケース10側への熱伝導を支柱部材75U、75Lによって助長することができ、ステータ21、31の冷却効果を高めることができる。すなわち、支柱部材75U、75Lに、外筒部材41およびステータ21、31の放熱の助長といった他の機能を持たせることができる。
さらに、支柱部材75U、75Lと外筒部材41の外筒部42の間に両者間の隙間を埋める高熱伝導係数の材料からなる柔軟な高熱伝導層を挟んでもよいし、支柱部材75U、75Lの外周部にステータ21、31側からの熱の放熱を助長するように凹凸やフィン(例えば、中間貫通穴75aと平行な複数のリブ状のフィン)を設けてもよい。
なお、一対の半円筒状の支柱部材75U、75Lと外筒部材41の外筒部42の間に冷却通路を形成して、そこに冷却用の流体(例えばオイル)を通すようにしてもよい。すなわち、支柱部材75U、75Lを利用して、発電電動機2、3を強制的に冷却する冷却手段を構成することもできる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係るステータコアの支持構造を示す図である。なお、本実施形態は、支柱部材の内部構造以外は第2実施形態と同様な構成を有するものである。したがって、第2実施形態と同様の構成要素については図1〜図5に示された対応する構成要素の符号を用いながら、第2実施形態との相違点について以下に説明する。
本実施形態においては、図6に示すように、一方の発電電動機2において、外筒部材41を取り囲むように対抗する一対の半円筒状の支柱部材75U、75Lが設けられているが、各支柱部材75U、75Lには、トランスアクスル1内で潤滑・冷却用のオイルを循環させる図外のオイルポンプからのオイル(冷却用の流体)を通す冷却通路75pwが略全体的に形成されている。すなわち、支柱部材75U、75Lは、外筒部材41の外周部の近傍に、発電電動機2のステータ21を冷却する媒体としての冷却オイルを通す冷却通路75pwを形成することで、発電電動機2を冷却する冷却手段を構成している。
他方の発電電動機3側についても、上述と略同様な冷却手段が構成されている。
このようにすれば、ステータ21、31が確実に冷却され、発電電動機2、3の効率が高まることになる。また、冷却媒体としては、例えばケース10内の潤滑および冷却に供されるオイルが使用できるので、支柱部材75U、75L以外には、例えばケース10側に冷却通路10pwを追加する程度で済み、低コストの冷却手段にできる。
なお、上述の各実施形態では、締結部材を開放側から挿入されるボルトとしたが、ケース側に配置されたボルトに開放側からナットをねじ結合させることもできる。また、一方および他方の発電電動機の締結用のボルトがねじ結合する雌ねじ部材をケースとは別素材から形成してケース中に埋設させることもできる。また、車両駆動装置をハイブリッド車両用のトランスアクスルとしたが、それ以外の車両駆動装置(例えばエンジンの出力軸部に発電電動機が装着されるもの)であってもよいし、本発明のステータコアの支持構造は、車両駆動装置以外の各種装置に適用できることはいうまでもない。本発明にいうステータコアが、発電電動機(モータジェネレータ)以外の回転機である電動機(モータ)や発電機(ジェネレータ)のステータであってもよいことはいうまでもない。
以上説明したように、本発明に係るステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置は、ステータが軸方向に長くなっても、片持ち支持の場合に比べて締結部の強度を十分に確保できるとともに、締結部材の締結作業は片側から済ませることができる作業性の良いものにでき、また、ステータの軸線の傾きや片寄りを生じ難くして回転機の性能を向上させることができ、締結部材の振動・衝撃や疲労等による締結力の低下を抑えることで締結部材の数を抑えることができるという効果を奏するものであり、ステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置、特にハイブリッド車両に好適なステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置全般に有用である。
1 トランスアクスル(車両駆動装置)
2 一方の発電電動機(回転機)
3 他方の発電電動機(回転機)
10 ケース
10pw、75pw 冷却通路
14 締結ボルト
14m 雄ねじ部
14n ボルトヘッド部
14s 軸部
15 締結ボルト
15m 雄ねじ部
15n ボルトヘッド部
15s 軸部
21、31 ステータ
22、32 ロータ
23、33 ステータコア
23a、33a ヨーク部
23b、33b ティース部
23P、33P 分割コア
24、34 ステータコイル
41、61 外筒部材
41f、41g、61f、61g フランジ
42、62 外筒部
43、44、63、64 締結板部
43a、44a、63a、64a 貫通穴
45、65 支柱部材
45a、65a、75a 中間貫通穴
75U、75L 支柱部材
P1、P2 支柱

Claims (12)

  1. 回転機のロータを取り囲むステータコアが支持体に締結されて支持されるステータコアの支持構造であって、
    前記ステータコアの外周部を支持するとともに前記ステータコアを収納する外筒部および該外筒部の軸方向に離間しつつ対向するよう該外筒部の外周側に一体に設けられた複数対の締結板部により構成される外筒部材と、
    前記複数組の一方および他方の締結板部の間に嵌入された複数の支柱部材と、
    それぞれ前記一方の締結板部、前記支柱部材および前記他方の締結板部を前記外筒部材の軸方向に貫通して前記支持体に結合し、前記外筒部材および前記複数の支柱部材を前記支持体に一体的に締結する複数の締結部材と、を備えたことを特徴とするステータコアの支持構造。
  2. 前記ステータコアが、前記ロータの回転方向に隣り合う複数の分割コアによって構成されることを特徴とする請求項1に記載のステータコアの支持構造。
  3. 前記複数対の締結板部が、前記外筒部材の周方向に等間隔に離間していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステータコアの支持構造。
  4. 前記複数対の締結板部が、前記外筒部材の両端部に設けられ、
    前記外筒部材の各端部に少なくとも隣り合う一対の前記締結板部を相互に連結するフランジが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1の請求項に記載のステータコアの支持構造。
  5. 前記複数の締結部材が、それぞれ前記支持体にねじ結合する複数本の締結ボルトで構成されるとともに、
    前記外筒部材の両端部の前記一方の締結板部および前記他方の締結板部が、それぞれ前記締結ボルトを貫通させることができる貫通穴を有していることを特徴とする請求項4に記載のステータコアの支持構造。
  6. 前記支柱部材が、前記一方の締結板部および前記他方の締結板部の間で前記締結ボルトを貫通させることができる中間貫通穴を有していることを特徴とする請求項5に記載のステータコアの支持構造。
  7. 前記支柱部材が、前記複数の中間貫通穴のうち少なくとも2つの中間貫通穴を有し、前記複数本のボルトのうち少なくとも2本のボルトを平行に貫通させることを特徴とする請求項6に記載のステータコアの支持構造。
  8. 前記支柱部材が前記回転機を冷却する冷却手段を構成していることを特徴とする請求項7に記載のステータコアの支持構造。
  9. 前記支柱部材が、前記外筒部材の外周部の近傍に、前記回転機を冷却する媒体を通す冷却通路を形成していることを特徴とする請求項8に記載のステータコアの支持構造。
  10. 前記支柱部材が、前記外筒部材の熱伝導係数以上の熱伝導係数を有していることを特徴とする請求項8に記載のステータコアの支持構造。
  11. 請求項1ないし請求項10のうちいずれか1の請求項に記載のステータコアの支持構造を有する車両駆動装置であって、
    前記回転機のステータコアが前記複数の締結部材により締結された前記支持体としてのケースと、それぞれ前記ケースに回転自在に支持される入力軸および出力軸と、前記入力軸および前記出力軸の間に介在する駆動力伝達機構と、を備えた車両駆動装置。
  12. 前記回転機が、発電電動機であることを特徴とする請求項11に記載の車両駆動装置。
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