JPH079076U - モータのステータ固定構造 - Google Patents

モータのステータ固定構造

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Publication number
JPH079076U
JPH079076U JP3887893U JP3887893U JPH079076U JP H079076 U JPH079076 U JP H079076U JP 3887893 U JP3887893 U JP 3887893U JP 3887893 U JP3887893 U JP 3887893U JP H079076 U JPH079076 U JP H079076U
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JP
Japan
Prior art keywords
stator
boss
motor
fixing structure
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3887893U
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English (en)
Inventor
真 小林
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ回転駆動時のステータ板の共振を防止
した、モータのステータ固定構造を得る。 【構成】 コイル1が巻回されたステータコア2と、ス
テータコア2を支持する金属製のステータ板3と、シャ
フト4に嵌着されたボス5と、締結部材6とを備え、締
結部材6でステータ板3とボス5とを固定してなるモー
タのステータ固定構造であって、ステータ板3とボス5
の間に、ベース部が非金属製の部材からなり、回路素子
が装着されるプリント基板7を挟設した。なお、ステー
タ板は鉄製であってもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばビデオテープレコーダのシリンダーヘッド等に適用可能なモ ータのステータ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばビデオテープレコーダのシリンダヘッド等に適用可能なモータの従来例 として図2に示すようなモータがある。図2において、シャフト24には玉軸受 34の内輪が嵌合固着されている。玉軸受34の外輪にはカップ状のドラムユニ ット33が取り付けられており、ドラムユニット33は玉軸受34によってシャ フト24に対し、回転自在に支持されている。
【0003】 ドラムユニット33には、その開口部内にカップ状のロータケース31がねじ 等の締結部材32によって固定されている。ロータケース31の中央部には孔部 が形成されており、この孔部内には玉軸受34の外輪が挿入されている。ロータ ケース31の周壁の内面には駆動マグネット30が取り付けられている。
【0004】 シャフト24の玉軸受34よりも上方の部分には円筒状のボス25が圧入固定 されている。ボス25の下端内周縁部は下方に突出して凸部25aとなっており 、この凸部25aの先端面は玉軸受34の内輪の上端面と接触している。ボス2 5の上端面には、鉄製で表面が絶縁層によって覆われたステータ板27がねじ等 の締結部材26によって固定されている。ステータ板27の下面でボス25の外 周側にはステータコア22が、ねじ等の締結部材29によって固定されている。 ステータコア22は、コア素体を複数枚積層して構成されている。また、ステー タコア22の外周には複数の突極が形成されており、各突極にはコイル21が巻 回されている。各突極は、ロータケース31の周壁内面に取り付けられた駆動マ グネット30と間隙をおいて対向しており、したがって、コイル21を通電制御 すると、駆動マグネット30及びロータケース31は付勢され、ドラムユニット 33が回転駆動される。
【0005】 ステータ板27の下面には適宜の配線パターンが形成されており、配線パター ンには集積回路等の各種部品が配設されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような従来のモータのステータ固定構造によれば、ステータ板27及び ステータコア22等からなるステータユニットが、シャフト24に組み付けられ たボス25に対して直接固定されているが、ステータ板27は鉄製であるため、 ステータユニットとシャフト24間の剛性が高くなる。したがって、ドラムユニ ット33が回転駆動するとねじれ共振が生じ、これによって映像ジッターの悪化 や色ずれ等の不具合が生じていた。
【0007】 本考案は以上のような問題点を解決するためになされたもので、モータ回転駆 動時のステータ板の共振を防止した、モータのステータ固定構造を提供すること を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために本考案は、コイルが巻回されたステータコ アと、ステータコアを支持する金属製のステータ板と、シャフトに嵌着されたボ スと、締結部材とを備え、該締結部材でステータ板とボスとを固定してなるモー タのステータ固定構造であって、ステータ板とボスの間に、ベース部が非金属製 の部材からなり、回路素子が装着されるプリント基板を挟設したことを特徴とす る。なお、ステータ板は鉄製であってもよい。
【0009】
【作用】
ステータ板とボスの間に介在している非金属製の部材からなるプリント基板が 振動吸収部材の役割を果たし、モータ回転駆動時の共振を低下させる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案にかかるモータのステータ固定構造の実施例について図面を参照 しながら説明する。図1において、シャフト4には玉軸受14の内輪が嵌合固定 されている。玉軸受14の外輪にはカップ状のドラムユニット13が取り付けら れており、ドラムユニット13は玉軸受14によってシャフト4に対して回転自 在に支持されている。
【0011】 ドラムユニット13には、その開口部内にカップ状のロータケース11がねじ 等の締結部材12によって固定されている。ロータケース11の中央部には孔部 が形成されており、この孔部内には玉軸受14の外輪が挿入されている。ロータ ケース11の周壁の内面には駆動マグネット10が取り付けられている。
【0012】 玉軸受14から突出したシャフト4の上端部には円筒状のボス5が圧入固定さ れている。ボス5の下端内周縁部は下方に突出して凸部5aとなっており、この 凸部5aの先端面は玉軸受14の内輪の上端面と接触している。ボス5の上端面 には、ガラスエポキシあるいはフェノール等の材質からなる非金属製のプリント 基板7が載せられ、プリント基板7の上面で、かつ、シャフト4の外周には鉄な どの金属からなるステータ板3が載せられている。ステータ板3の上面側からは ステータ板3及びプリント基板7を貫通してねじからなる締結部材6が挿入され 、この締結部材がボス5にねじ込まれることによってステータ板3及びプリント 基板7がボス5に一体に固定されている。プリント基板7の下面でボス5の外方 にはステータコア2が、ねじ等の締結部材9によって固定されている。ステータ コア2は、コア素体を複数枚積層して構成されている。また、ステータコア2の 外周部には複数の突極が形成されており、各突極にはコイル1が巻回されている 。突極は、ロータケース11の周壁内面に取り付けられた駆動マグネット10と 間隙をおいて対向している。したがって、コイル1を通電制御すると、駆動マグ ネット10及びロータケース11は付勢され、ドラムユニット13が回転駆動さ れる。
【0013】 ステータ板27の上下両面には適宜の配線パターンが形成されており、配線パ ターンには集積回路、磁気センサ等の各種部品が配設されている。
【0014】 以上のような構成のモータのステータ固定構造によれば、ボス5とステータ板 3との間に、ガラスエポキシやフェノール等からなる非金属製のプリント基板7 を介在させたことによって、プリント基板7が振動吸収材の役割を果たすため、 モータ回転時のねじれ共振を飛躍的に減少させることができる。したがって、こ のようなモータのステータ固定構造を、ビデオテープレコーダ等のドラムユニッ トに適用すれば、映像ジッターの悪化や色ずれ等を著しく減少させることができ る。
【0015】 また、非金属製のプリント基板7の一方の面には、鉄などの金属からなるステ ータ板3が取り付けられているため、このステータ板3によって、外部への磁束 の漏洩を遮断することができるし、非金属製で反り易いプリント基板7の反りを 矯正して平面度を一定に維持することができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、コイルが巻回されたステータコアと、ステータコアを支持す る金属製のステータ板と、シャフトに嵌着されたボスと、締結部材とを備え、該 締結部材でステータ板とボスとを固定してなるモータのステータ固定構造におい てステータ板とボスの間に、ベース部が非金属製の部材からなり、回路素子が装 着されるプリント基板を挟設したため、プリント基板が振動吸収材の役割を果た し、モータ回転駆動時の共振を著しく低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるモータのステータ固定構造の実
施例を示す断面図。
【図2】従来のモータのステータ固定構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1 コイル 2 ステータコア 3 ステータ板 4 シャフト 5 ボス 6 締結部材 7 プリント基板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回されたステータコアと、該
    ステータコアを支持する金属製のステータ板と、シャフ
    トに嵌着されたボスと、締結部材とを備え、該締結部材
    で上記ステータ板と上記ボスとを固定してなるモータの
    ステータ固定構造であって、 上記ステータ板と上記ボスの間に、ベース部が非金属製
    の部材からなり、回路素子が装着されるプリント基板を
    挟設したことを特徴とするモータのステータ固定構造。
  2. 【請求項2】 上記ステータ板は鉄製であるモータのス
    テータ固定構造。
JP3887893U 1993-06-22 1993-06-22 モータのステータ固定構造 Pending JPH079076U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131155Y1 (ja) * 1969-08-18 1976-08-05
JP2007282493A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Taida Electronic Ind Co Ltd スピンドルモータ及びその固定子構造
JP2010226790A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Toyota Motor Corp ステータコアの支持構造およびその構造を有する車両駆動装置
JP2017099157A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁性板の積層体及びモータ

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