JP2566616Y2 - 回転シリンダ装置 - Google Patents

回転シリンダ装置

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JP2566616Y2
JP2566616Y2 JP1992018159U JP1815992U JP2566616Y2 JP 2566616 Y2 JP2566616 Y2 JP 2566616Y2 JP 1992018159 U JP1992018159 U JP 1992018159U JP 1815992 U JP1815992 U JP 1815992U JP 2566616 Y2 JP2566616 Y2 JP 2566616Y2
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喜代彦 牛山
泉 小松
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビデオテープレコーダ
等の軸固定型の回転シリンダ装置に関し、特に、回転シ
リンダを回転駆動するモータの磁気遮蔽構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来一般に知られた軸回転型の
回転シリンダ装置を示し、固定シリンダ21の中心軸線
方向の孔内には、一対のボールベアリング22が配設さ
れ、回転軸23が回転自在に支持されている。固定シリ
ンダ21の下面には、回転軸23を回転付勢するモータ
Mが配設されている。モータMのステータコア25は、
駆動回路等を構成する回路基板26及びコアホルダー2
7と共にビス24により固定シリンダ21の下面に共締
め固定されている。ステータコア25外周には、ロータ
ヨーク28の内周面に設けられた駆動マグネット29が
対向しており、ステータコア25の励磁により駆動マグ
ネット29が回転付勢される。さらに、ロータヨーク2
8の内部中央にはボス30が設けられ、回転軸23の下
端に固着されていて回転軸23が回転駆動される。
【0003】上記回転軸23の上端側にはスリーブ31
が圧入或いは接着等の適宜の手段により取付けられ、ス
リーブ31のフランジ31aに回転シリンダ32がビス
33により固定されている。回転シリンダ32の周縁下
面側にはヘッド支持体34がビス35により取り付けら
れ、ヘッド支持体34の外周端に磁気ヘッド36が取り
付けられている。さらに、固定シリンダ21の上面側と
スリーブ31との間には、回転トランス37が配設され
ている。
【0004】ところが、上述の軸回転型の回転シリンダ
装置によれば、固定シリンダ21の下面に回転軸23を
回転付勢するモータMを配設し、回転軸23を介して回
転シリンダ32を回転駆動していることから、回転軸2
3のねじれ共振によって、回転ムラが発生する原因とな
る問題を有していた。また、モータMを固定シリンダ2
1の下側に配設すると、軸方向寸法が高くなり、薄型化
できない問題もある。
【0005】かかる従来の軸回転型の回転シリンダ装置
が有する問題点を解消すべく、図示しない軸固定型の回
転シリンダ装置が提案されている。この軸固定型の回転
シリンダ装置は、軸が固定していることから、軸のねじ
れ共振が発生せず、従って、回転ムラの発生しない特徴
を有している。さらに、モータMを回転シリンダ32の
内部に組み込み配置できることから、装置の軸方向寸法
を短縮でき、軸回転型に比較して薄型化できる特徴を有
している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た軸固定型の回転シリンダ装置にあっては、モータMを
回転シリンダ32の内部に配置していることから、回転
シリンダ32に取り付けた磁気記録再生用の磁気ヘッド
36、当該装置の近傍に配設した図示しない音声記録再
生用の磁気ヘッド、及び両シリンダの周面に巻き付けら
れる磁気テープ等の周囲の磁気的部材にモータMが接近
する。この結果、モータMから発生する漏洩磁束が上記
磁気的部材に飛び込み、音声ノイズや画面ノイズが上昇
したり、或いは記録劣化等々の悪影響を及ぼす問題があ
った。
【0007】本考案は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、モータの漏洩磁束を磁気遮蔽する
ことにより、周囲の磁気的部材への悪影響を防止するこ
とのできる回転シリンダ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本考案は、固定軸に
合固定された固定シリンダと、磁気記録再生用の磁気ヘ
ッドを有し上記固定軸の周囲に回転自在に設けられた回
転シリンダと、この回転シリンダを回転駆動するモータ
とを備えた回転シリンダ装置において、上記回転シリン
ダを上記固定シリンダとで挟み込むように上記固定軸に
嵌合固定された固定側部材を設け、上記回転シリンダの
上記固定シリンダに対向する側と反対側にロータヨー
クを固定し、このロータヨークに上記モータを構成する
ロータマグネットを固着するとともに、該ロータマグネ
ットと対向させて上記固定側部材に上記モータを構成す
るステータを取り付け、上記ロータマグネット及び上記
ステータを上記ロータヨークと協同して挟み込むように
上記固定側部材に磁気遮蔽部材を配置し、この磁気遮蔽
部材に上記モータを駆動させるための駆動回路を構成し
いる。
【0009】
【作用】 回転シリンダの上面側に固定したロータヨー
クと磁気遮蔽部材との間にモータの構成部品を配設する
と、モータから発生する漏洩磁束が遮断され、周囲の磁
気的部材への漏洩磁束の到達が阻止される。従って、軸
固定型の回転シリンダ装置が有する特徴を損なうことな
く、モータの漏洩磁束によって生ずる各種ノイズの発生
や記録劣化等々の悪影響が解消され、当該装置が組み込
まれるビデオテープレコーダ等の性能が向上する。
た、磁気遮蔽部材にモータの駆動回路を構成しているの
で、特別に回路基板を設置する必要がなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案にかかる回転シリンダ装置の実
施例について図面を参照しながら説明する。図1は本考
案の第1の実施例を示し、固定シリンダ1の中心軸線方
向の孔内には、固定軸2が圧入もしくは嵌合接着により
植設されている。固定シリンダ1上方の固定軸2には、
所定寸法離間して一対のホールベアリング3の内輪が配
設されている。ホールベアリング3の外輪は、回転シリ
ンダ4の中心軸線方向の孔に嵌着され、回転シリンダ4
が固定軸2の周囲に回転自在に設けられている。さら
に、回転シリンダ4の周縁下面側にはヘッド支持体5が
ビス6によって取付けられ、ヘッド支持体5の外周端に
磁気記録再生用の磁気ヘッド7が取り付けられている。
この回転シリンダ4と上記固定シリンダ1との間の中心
側には、回転トランス8配設され、磁気ヘッド7と図示
しない回路との間の信号の授受を行っている。
【0011】 回転シリンダ4の固定シリンダ1に対向
する側と反対側の上方には、固定軸2に固定された固定
側部材となるボス9が圧入もしくは接着等によって設け
られている。このボス9の上面には、回転シリンダから
離間させた磁気遮蔽部材としての回路基板10が載置さ
れ、ビス11により固定されている。即ち、回路基板1
0は鉄板等の強磁性体をコアとした金属コアプリント配
線基板からなり、後述するロータヨーク15の開口側を
覆うことにより、ロータヨーク15と協同して磁気遮蔽
機能を持たせている。また、回路基板10には駆動回路
等が構成されている。上記磁気遮蔽部材としては、材質
が強磁性体であれば鉄板等からなる地板、或いはシール
ド板でも良く、回路基板10を樹脂等をコアとしたプリ
ント配線基板とした場合は、シールド板を重ねるように
してもよい。
【0012】さらに、上記ボス9の外周にはモータMの
ステータを構成するステータコア12が嵌合され、コア
ホルダー13を介して回路基板10に固定されている。
ステータコア12の図示しない突極には、各々駆動コイ
ル14が巻回され、コイル端は上記回路基板10に接続
されている。さらに、ステータコア12の外周には、ロ
ータヨーク15の内周面に設けたロータマグネット16
が対向している。ロータヨーク15は略皿状に形成さ
れ、開口側を図示上方に向けて回路基板10からなる磁
気遮蔽部材に対向させている。また、ロータヨーク15
の底面中央部はビス17により回転シリンダ4の上面に
取り付けられている。そして、駆動コイル14に所定の
駆動電流等を通電することにより、ステータコア12を
励磁してロータマグネット16を回転付勢し、ロータヨ
ーク14を介して回転シリンダ4が回転駆動される。
【0013】次に、本考案の第2の実施例を図2により
説明する。図2はモータMを平面対向型としたものであ
る。即ち、前述の例と同様に、回転シリンダ4の固定シ
リンダ1に対向する側と反対側の上方には、固定軸2に
固定されたボス9が設けられている。さらに、ボス9の
上面には、回転シリンダから離間させた磁気遮蔽部材と
しての強磁性体からなる回路基板10が載置され、ビス
11により固定されている。この回路基板10の下面に
は、モータMのステータを構成する複数の駆動コイル1
8が配設されている。さらに、駆動コイル18の下面に
ロータヨーク19の底面に設けたロータマグネット20
が面対向している。本例においても、ロータヨーク19
は略皿状に形成され、その開口側を図示上方に向けて回
路基板10からなる磁気遮蔽部材に対向させて開口側を
覆うことにより、ロータヨーク19と協同して磁気遮蔽
機能を持たせるようにしている。上記磁気遮蔽部材とし
ては、前述の例と同様に材質が強磁性体であれば鉄板等
からなるシールド板を用いても良い。上記ロータヨーク
19の底面中央部はビス17により回転シリンダ4の上
面に取り付けられている。そして、駆動コイル18を励
磁してロータ駆動マグネット20を回転付勢し、ロータ
ヨーク19を介して回転シリンダ4が回転駆動される。
【0014】尚、本考案は上記の各実施例に限定される
ものではなく、モータMの構成については、本考案の要
旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0015】
【考案の効果】 以上の説明から明らかなように、本考
案の回転シリンダ装置は、回転シリンダの上面側に固定
したロータヨークと磁気遮蔽部材との間にモータの構成
部品を配設しているので、モータから発生する漏洩磁束
が周囲の磁気的部材に漏洩することを阻止できる。従っ
て、軸固定型の回転シリンダ装置が有する特徴を損なう
ことなく、モータの漏洩磁束によって生ずる各種ノイズ
の発生や記録劣化等々の悪影響を解消することができ、
当該装置が組み込まれるビデオテープレコーダ等の性能
を向上させることができる利点がある。また、磁気遮蔽
部材にモータを駆動させるための駆動回路を構成してい
るので、特別に回路基板を設置する必要がなく、組立効
率が向上すると共に小型化が可能となる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転シリンダ装置を示す断面図であ
る。
【図2】同回転シリンダ装置の第2の実施例を示す断面
図である。
【図3】従来の回転シリンダ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定シリンダ 2 固定軸 4 回転シリンダ 7 磁気ヘッド 10 回路基板(磁気遮蔽部材) 12 ステータコア 14 駆動コイル 15 ロータヨーク 16 ロータマグネット M モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸に嵌合固定された固定シリンダ
    と、磁気記録再生用の磁気ヘッドを有し上記固定軸の周
    囲に回転自在に設けられた回転シリンダと、この回転シ
    リンダを回転駆動するモータとを備えた回転シリンダ装
    置において、上記回転シリンダを上記固定シリンダとで
    挟み込むように上記固定軸に嵌合固定された固定側部材
    を設け、上記回転シリンダの上記固定シリンダに対向す
    る側と反対側にロータヨークを固定し、このロータヨ
    ークに上記モータを構成するロータマグネットを固着す
    るとともに、該ロータマグネットと対向させて上記固定
    側部材に上記モータを構成するステータを取り付け、上
    記ロータマグネット及び上記ステータを上記ロータヨー
    クと協同して挟み込むように上記固定側部材に磁気遮蔽
    部材を配置し、この磁気遮蔽部材に上記モータを駆動さ
    せるための駆動回路を構成してなる回転シリンダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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