JP5232704B2 - 炉体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外郭鉄皮の内側に耐火煉瓦層を構築した炉体構造に関するものである。
外郭鉄皮の内側に耐火煉瓦層を構築した炉体構造では、損傷した耐火煉瓦を取り替えて改修することが一般に行われているが、図2の溶損ライン20に示すように、損傷が激しい部位はスラグラインSL付近の煉瓦であり、スラグラインSLより上方に配された気相部の煉瓦には殆ど損傷がない。
従って、改修の度に全ての耐火煉瓦層を取り崩して再構築することは、不経済であるばかりでなくリサイクル性にも劣るため、スラグラインSL付近の煉瓦のみ取り換えることが行われている。そのような改修方法としては、例えばスラグライン付近の外郭鉄皮に鉄製の棚板を溶接し、その上に気相部の煉瓦を施工することで、棚板より下方の損傷した煉瓦のみを取り替える方法などが提案されている(特開2004−263991号公報)。
特開2004−263991号公報
しかし、スラグライン湯面に近い位置に鉄製の棚板を溶接した場合、熱変形が大きく煉瓦層を再構築することが困難であった。
そこで、本発明の課題は、極めて簡素な構造で損傷が激しい耐火煉瓦のみを容易かつ短期に取り替え改修することができる経済性に富んだ炉体構造を提供することにある。
上記課題を解決するものは、外郭鉄皮と、該外郭鉄皮の内壁に裏張りされた複数の裏張り煉瓦と、該裏張り煉瓦の内側に積層された複数の内張り煉瓦とを備えた炉体構造であって、スラグラインに相当する位置より上方付近には、前記裏張り煉瓦により上下から挟持されて水平方向に延在した棚板構成用煉瓦が設けられ、前記内張り煉瓦のうち前記棚板構成用煉瓦より上方に位置する内張り煉瓦は当該棚板構成用煉瓦の上部に積載されていることを特徴とする炉体構造である。
前記棚板構成用煉瓦は、前記外郭鉄皮の内周壁に沿って、かつ略同一高さに複数配されていることが好ましい。前記炉体構造は炉内が還元雰囲気の炉であって、前記棚板構成用煉瓦の材質はSiC質またはカーボン質であることが好ましい。前記炉体構造は炉内が酸化雰囲気の炉であって、前記棚板構成用煉瓦の材質はSiC質、アルミナ−クロム質、またはMgO−C質であることが好ましい。
請求項1に記載した発明によれば、スラグラインに相当する位置より上方付近に、裏張り煉瓦により上下から挟持されて水平方向に延在した棚板構成用煉瓦を設けることで、極めて簡素な構造で耐熱性および耐久性に優れた棚板が構成できる。また、改修の際には、棚板構成用煉瓦に積載された損傷の少ない気相部の内張り煉瓦を取り替えることなく、侵蝕の激しいスラグライン以下の内張り煉瓦のみを取り崩して張り替えることができるため、改修の工期が短縮できリサイクル性が向上すると共に経済性に富んだ炉体構造となる。
請求項2または3に記載の発明によれば、上記請求項1の効果に加え、棚板構成用煉瓦がスラグに対し高耐食性を示す材質で形成されているため、棚板構成用煉瓦の損傷を押さえることができ、それらの上部に積載される気相部の内張り煉瓦の損傷や脱落をより防止できる。
本発明の炉体構造の一実施例の縦断面図である。 炉体構造の溶損ラインを説明するための縦断面図である。
本発明は、極めて簡素な構造で損傷が激しい耐火煉瓦のみを容易かつ短期に取り替え改修することができる経済性に富んだ炉体構造を実現した。
本発明の炉体構造を図1に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の炉体構造1は、外郭鉄皮2と、外郭鉄皮2の内壁に裏張りされた複数の裏張り煉瓦3と、裏張り煉瓦3の内側に積層された複数の内張り煉瓦4とを備えた炉体構造であって、スラグラインSLに相当する位置より上方付近には、裏張り煉瓦3a、3bにより上下から挟持されて水平方向に延在した棚板構成用煉瓦5が設けられ、内張り煉瓦4のうち棚板構成用煉瓦5より上方に位置する内張り煉瓦4は当該棚板構成用煉瓦5の上部に積載されていることを特徴とする炉体構造である。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例の炉体構造1は灰溶融炉であり、外郭鉄皮2内の底部には敷煉層6が構築され、敷煉層6の上部には炉底煉瓦7が配されている。外郭鉄皮2の内側壁には複数の裏張り煉瓦3が配されており、裏張り煉瓦3の内側に内張り煉瓦4が積層されている。内張り煉瓦4が積層された図中下部付近には、スラグ出湯口構成用煉瓦8a,8bが高さ方向に離間して配されてスラグ出湯口9が構成され、スラグを炉体構造1の外部に導出可能に構成されている。
スラグラインSLに相当する位置より上方付近には、裏張り煉瓦3a、3bにより上下から挟持されて水平方向に延在した棚板構成用煉瓦5が設けられている。より具体的には、棚板構成用煉瓦5は、外郭鉄皮2内の底部から、順次、敷煉層6、炉底煉瓦7、裏張り煉瓦3、内張り煉瓦4またはスラグ出湯口構成用煉瓦8a,8bを棚板構成用煉瓦5を配する高さまで積載して構築した後、一端を外郭鉄皮2の内周壁に隣接させ、かつ略同一高さに複数の棚板構成用煉瓦5を配し、それらの上部に裏張り煉瓦3aを載置することにより棚板構成用煉瓦5の一端側が内張り煉瓦3a、3bにより上下から押圧係止されて固定されている。このように、本発明の炉体構造では極めて容易かつ簡素な構造で耐熱性および耐久性に優れた棚板が構成できる。
そして、棚板構成用煉瓦5の上部には、気相部の内張り煉瓦4が上端開口10まで積載されて炉体構造1が構成されている。よって、改修の際には、棚板構成用煉瓦5に積載された殆ど損傷のない気相部の内張り煉瓦4は棚板構成用煉瓦5により支持されているため取り替えることなく、侵蝕の激しい棚板構成用煉瓦5より下方の内張り煉瓦4やスラグ出湯口構成用煉瓦8a,8bのみ取り崩して張り替えることができるため、改修の工期が短縮できリサイクル性が向上すると共に経済性に富んだ炉体構造となる。
なお、炉体構造が還元雰囲気の炉である場合は、棚板構成用煉瓦の材質はSiC質またはカーボン質であることが好ましく、炉体構造が酸化雰囲気の炉である場合は、棚板構成用煉瓦の材質はSiC質、アルミナ−クロム質、またはMgO−C質であることが好ましい。これにより、棚板構成用煉瓦がスラグに対して耐食性を示す材質で形成されるため、棚板構成用煉瓦の損傷を押さえることができ、それらの上部に積載される気相部の内張り煉瓦の損傷や脱落をより防止できる。また、この実施例の炉体構造1は灰溶融炉であるが、本発明の炉体構造はこれに限定されるものではなく、外郭鉄皮の内側に耐火煉瓦層を構築する各種溶融炉に広く適用可能である。
1 炉体構造
2 外郭鉄皮
3 裏張り煉瓦
4 内張り煉瓦
5 棚板構成用煉瓦
6 敷煉瓦層
7 炉底煉瓦
8 スラグ出湯口構成用煉瓦
9 スラグ出湯口
10 上端開口
SL スラグライン
20 溶損ライン

Claims (3)

  1. 外郭鉄皮と、該外郭鉄皮の内壁に裏張りされた複数の裏張り煉瓦と、該裏張り煉瓦の内側に積層された複数の内張り煉瓦とを備えた炉体構造であって、スラグラインに相当する位置より上には、前記裏張り煉瓦により上下から挟持されて水平方向に延在した棚板構成用煉瓦が設けられ、前記内張り煉瓦のうち前記棚板構成用煉瓦より上方に位置する内張り煉瓦は当該棚板構成用煉瓦の上部に積載されていることを特徴とする炉体構造。
  2. 前記炉体構造は炉内が還元雰囲気の炉であって、前記棚板構成用煉瓦の材質はSiC質またはカーボン質である請求項1に記載の炉体構造。
  3. 前記炉体構造は炉内が酸化雰囲気の炉であって、前記棚板構成用煉瓦の材質はSiC質、アルミナ−クロム質、またはMgO−C質である請求項1に記載の炉体構造。
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