JP2008076049A - 回転炉床炉の耐火物構造 - Google Patents

回転炉床炉の耐火物構造 Download PDF

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Abstract

【課題】回転炉床炉の耐火物に設けられた膨張代としての間隙に、原料粉末や耐火物粉末等の粉末異物が入り込んだとしても、容易に除去や補修が可能な回転炉床炉の耐火物構造を提供する。
【解決手段】炉床10の内周側と外周側にコーナー耐火物8,9を配設し、これらのコーナー耐火物8,9に挟まれた炉床10表面をキャスタブル耐火物7で構成した回転炉床炉1の耐火物構造において、前記キャスタブル耐火物7の表層部に、近接して円周方向に周設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第1膨張代ブロック11を、少なくとも1式設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転炉床炉の耐火物構造に関し、詳しくは、少なくとも酸化金属含有材料と炭素含有還元材料とからなる炭材含有被処理物を加熱還元して、還元金属を製造する回転炉床炉の耐火構造に関するものである。更に、本耐火物構造は鋼材等の加熱の用に供する回転炉床炉にも適用することができる。
近年、電気炉による鋼材の製造が盛んになるにつれ、その主原料であるスクラップの需要の逼迫や、電気炉での高級鋼製造に対する要請から還元鉄の需要が増大しつつある。
還元鉄を製造するプロセスの一つとして、粉末状の鉄鉱石と粉末状の石炭やコークス等の炭材とを混合して塊成化物、例えばペレットやブリケットとなし、これを回転炉床炉に装入して高温に加熱することにより、鉄鉱石中の酸化鉄を還元して固体状金属鉄を得る方法が注目されている(例えば、特開昭45−19569号公報、特開平11−279611号公報等)。
尚、このような還元方法は、金属鉄の製造方法のみならず、Ni、Cr等の非鉄金属をそれらの酸化物から還元して製造するのにも用いることもができる。以下の説明においては、金属鉄の製造を例として説明するが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他の非鉄金属の製造についても同様に本発明が適用できるものである。
次に、回転炉床炉による還元鉄製造の一例として、還元鉄製造用回転炉床炉の概略を示す水平断面図である図6を参照しながら以下説明する。
(1)粉末の鉄酸化物(鉄鉱石、電炉ダスト等)および粉末の炭素質還元剤(石炭、コークス等)を混合して造粒し、生ペレットまたはブリケット(以下、ペレットと総称する)を製造する。
(2)これらの生ペレットを、必要に応じて、内部から発生する可燃性揮発分が発火しない程度の温度域に加熱して付着水分を除去し、乾燥ペレットとする。生ペレットの水分が低い場合や回転炉床炉内で乾燥を行う場合には、この工程は不要である。
(3)これら生ペレットまたは乾燥ペレット(原料20)を、適当な装入装置23を用いて回転炉床炉26中に供給して、回転炉床(以下、炉床と称す)21上に各々1〜2個程度の厚さを有するペレット層を形成する。
(4)このようなペレット層を、炉内上方に設置したバーナー27の燃焼により輻射加熱して還元し、金属化を進める。
(5)金属化したペレットを冷却器28により冷却する。この場合の冷却は、ペレットにガスを直接吹き付けて冷却するか、または、水冷ジャケットで間接冷却すること等が行われ、排出時および排出後のハンドリングに耐え得る機械的強度を発現させてから排出装置22により炉外に排出する。
(6)金属化したペレット(還元鉄30)を排出後、直ちに生ペレットまたは乾燥ペレット(原料20)を装入し、上記のプロセスを繰り返して還元鉄を製造する。
上記工程(3)について、従来例に係る還元鉄製造用回転炉床炉(以下、回転炉床炉と称す)の炉床構造を示す立断面図である図7を用いながら以下詳細に説明する。
回転炉床炉1は、天井31と側壁32からなるフード33およびこれら側壁32間に配置された円環状の回転炉床10とで構成されてなる。
そして、この回転炉床炉1は、炉床10下部に多数の車輪34が取り付けられ、床面上に円周状に敷設された軌道35上を駆動装置(図示せず)により一定速度で回転するように構成されている。また逆に、図は省略するが、炉床10下部に軌道を固定するとともに、床面上に円周状に車輪を配置してこの車輪を駆動装置により一定速度で回転するように構成される場合もある。
従って、前記回転炉床10は、フード33に対して自由に回転可能としつつ、炉内雰囲気を外気に対して遮断する必要があるため、通常、回転炉床10と側壁32との間に水封手段36を設ける場合が多い。
水封手段36は、図7に示すように、水37を満たした円環状の金属製シールトラフ38を両側壁32の下端に一体的に設けている。そして同時に、回転炉床10の両周縁部の下方に下向きの金属性円筒形状のスカート39を炉床10に一体に取付け、このスカート39の先端がシールトラフ38に接触せずに、シールトラフ38内の水37に浸漬されるように構成される。
回転炉床10は、その上面にペレット40を載置した状態でフード33に設置されたバーナ42により上方から高温で輻射加熱されるため、例えば、前記炉床10の下層部には断熱性耐火物41aを、上層部には耐熱性耐火物41bを積層した耐火物構造41が採用されている。尚、ペレット40が載置される炉床10上面近傍は、加熱と冷却が短時間(6〜20分程度)ごとに繰り返されるため、通常、耐スポーリング性を有する耐火物を使用している。
また、前記回転炉床1へのペレット40供給時に、ペレット40自体の転動や装入装置との接触による擦過あるいは落下衝撃、熱衝撃による爆裂や耐火物の離脱粉末、炉内点検時に炉外から持ち込まれる砂や泥等諸々の要因により、ペレット40等から発生する粉末異物がこのペレット40に随伴して炉内に混入するのは避けられない。
そして、この粉末異物は、回転炉床炉1が冷却された際に前記耐火物41が収縮し、この耐熱性耐火物41に膨張代として設けられた間隙に入り込んでしまい、再度昇温したときに前記膨張代が機能せず、耐火物41の損傷に至ることがある。耐火物41が損傷した場合には、前記膨張代の間隙に入り込んだ粉末異物の除去を含めて、炉床10面の耐火物41のほとんどを補修する必要があった。
このような問題点を解決するために提案されている2件の従来技術について、以下図8を用いて説明する。図8は、これら従来例に係る回転炉床炉の炉床の部分平面図である。図8において提案されている今一つの従来技術は、内周壁と外周壁との間に配設された円環状の回転炉床10の、内外方向の中間部を耐火キャスタブル層55で構成する。
同時に、当該耐火キャスタブル層55に隣接する内周側と外周側の少なくとも一方に、内外方向へ複数列の耐火レンガ73,74を配置して、これら耐火レンガ73,74の列間に所定の間隙57,58を形成したものである(特許文献1参照)。
前記従来技術によれば、炉床10を形成する耐火キャスタブル層55の熱膨張変形を吸収するための間隙57,58を形成して耐火レンガ73,74を配置し、これら耐火レンガ73,74の間隙57,58を小径のペレットが侵入しない程度の大きさとしている。
しかしながら、回転炉床炉を長時間運転すると、ペレットから発生する粉末や耐火物の離脱粉末等の微細な粉末異物の発生が避けられず、このような微粉末が前記間隙に入り込み、上述したように再昇温したときに膨張代としての機能が発揮されず、耐火物の損傷に至ることになる。
また、図8において提案されている他の従来技術として、内周壁と外周壁との間に配設された円環状の回転炉床10の内周縁と外周縁を耐火キャスタブルにより成形した枠体43,44で構成するとともに、これら枠体43,44をそれぞれ周方向の複数個所で所定の間隙51,52をあけて分割し、これら間隙51,52内にセラミックシートないしセラミックブランケットを充填したものである(特許文献2参照)。
特開2002−310565号公報 特開2002−310564号公報
しかしながら、膨張代である前記間隙51,52にセラミックシートやセラミックブランケットを充填したとしても、長期に渡る回転炉床炉の運転によって、回転炉床10の転動に伴う炉材のずれや前記セラミック充填材の劣化等により前記間隙51,52に隙間を生じる結果、この隙間51,52に微粉末が入り込み、上記と同様、再昇温時に膨張代としての機能が発揮されず耐火物の損傷に至る。そして、耐火物が損傷した場合には、炉床10面の耐火物のほとんどを補修する必要がある。
従って、本発明の目的は、回転炉床炉の耐火物に設けられた膨張代としての間隙に、原料粉末や耐火物粉末等の粉末異物が入り込んだとしても、容易に除去や補修が可能な回転炉床炉の耐火物構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る回転炉床炉の耐火物構造が採用した手段は、炉床の内周側と外周側にコーナー耐火物を配設し、これらのコーナー耐火物に挟まれた炉床表面をキャスタブル耐火物で構成した回転炉床炉の耐火物構造において、前記キャスタブル耐火物の表層部に、近接して円周方向に周設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第1膨張代ブロックを、少なくとも1式設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る回転炉床炉の耐火物構造が採用した手段は、請求項1に記載の回転炉床炉の耐火物構造において、前記キャスタブル耐火物の表層部に、近接して半径方向に延設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第2膨張代ブロックを、前記炉床の円周方向に略等分割した間隔で少なくとも2式以上設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る回転炉床炉の耐火物構造が採用した手段は、請求項1または2に記載の回転炉床炉の耐火物構造において、前記第1膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、円周方向に周設された1本の溝状間隙からなる第3膨張代を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る回転炉床炉の耐火物構造が採用した手段は、請求項1乃至3の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造において、前記第2膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、半径方向に延設された1本の溝状間隙からなる第4膨張代を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る回転炉床炉の耐火物構造が採用した手段は、請求項1乃至4の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造において、前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する前記溝状間隙の深さが、30〜100mmであることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る回転炉床炉の耐火物構造が採用した手段は、請求項1乃至5の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造において、前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する2本の前記溝状間隙の間隔が、100〜200mmであることを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係る回転炉床炉の耐火物構造が採用した手段は、請求項1乃至6の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造において、前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する溝状間隙を、無機繊維耐火物で充填したことを特徴とするものである。
本発明の請求項1および2に係る回転炉床炉の耐火物構造は、キャスタブル耐火物の表層部に、近接して円周方向に周設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第1膨張代ブロックを少なくとも1式設け、また、近接して半径方向に延設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第2膨張代ブロックを円周方向に略等分割した間隔で2式以上設けたものである。
その結果、前記溝状間隙の何れかにペレット等の粉末異物の侵入が確認された場合、前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックのうち、前記粉末が入り込んだ一定領域の膨張代ブロックのみを補修するだけで良いので、補修資材の節約、補修の手間の省略および工期短縮に大幅な効果がある。
また、本発明の請求項3に係る回転炉床炉の耐火物構造は、前記第1膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、円周方向に周設された1本の溝状間隙からなる第3膨張代を設けたので、前記第1膨張代ブロックによって前記第3膨張代を形成する溝状間隙には粉末異物を侵入させることなく、キャスタブル耐火物下層部の半径方向の熱膨張を阻害することがない。
更に、本発明の請求項4に係る回転炉床炉の耐火物構造は、前記第2膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、半径方向に延設された1本の溝状間隙からなる第4膨張代を設けたので、前記第2膨張代ブロックによって前記第4膨張代を形成する溝状間隙には粉末等の異物を侵入させることなく、キャスタブル耐火物下層部の円周方向の熱膨張を疎外することがない。
また更に、本発明の請求項5および6に係る回転炉床炉の耐火物構造は、前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する前記溝状間隙の深さと溝間の間隔とを特定の範囲に限定したので、前記溝状間隙に粉末異物が入り込んだとしてもこの粉末異物を吸引除去することができ、また、前記溝状間隙に入り込んだ粉末異物の吸引除去が不可能になった場合でも、除去すべき前記膨張代ブロックの大きさを最小限に止めることができる。
また、本発明の請求項7に係る回転炉床炉の耐火物構造は、前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する溝状間隙を無機繊維耐火物で充填したので、膨張代を確保しつつ前記溝状間隙に入り込む粉末異物を抑制して、粉末異物の吸引除去や補修作業のインタバルを延長させることができる。
先ず、本発明の実施の形態に係る回転炉床炉の耐火物構造を、添付図1〜4を用いて以下に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る回転炉床炉の炉床構造を示す部分立断面図、図2は図1のA部を拡大して示した部分詳細断面図、図3は図1の回転炉床10の一部を平面視した部分平面図、図4は図3の矢視B−Bを拡大して示した部分詳細断面図である。
本発明の実施の形態に係る回転炉床炉1の耐火物構造は、図1に示す通り、回転炉床10の骨格をなす炉床フレーム4上に、下方から順に断熱キャスタブル5、断熱レンガ6a,耐火レンガ6bおよび流し込み耐火キャスタブル(以下、耐火キャスタブルと略す)7で構成されており、前記炉床10の内周壁2および外周壁3側にはプレキャストブロックからなるコーナー耐火物8,9が夫々配設されている。前記耐火キャスタブル7は、プレキャストされた耐火ブロックであってもかまわない。
前記炉床10表面を形成する耐火キャスタブル7表層の半径方向の中央部近傍には、図2に示す通り、幅S1、深さh1の近接した2本の溝状間隙11a,11bに挟まれて形成された第1膨張代ブロック11が、1式円周方向に周設されている。前記溝状間隙11a,11bの幅S1は6mm、深さh1は65mmとしている。また、これらの溝状間隙11a,11bは、半径方向の間隔L1が150mmで配設されている。
そして、前記耐火キャスタブル7下層部の半径方向の炉床中央部近傍には、幅S3の1本の溝状間隙13aからなる第3膨張代13が、第1膨張代ブロック11を形成する溝状間隙11a,11bと同様に、円周方向に周設されている。前記溝状間隙13aの幅S3は12mmとしている。前記第3膨張代13を形成する1本の溝状間隙13aは、前記第1膨張代ブロック11の直下、即ち、半径方向の前記間隔L1(=150mm)の範囲の耐火キャスタブル7下層に納まるよう配設されるのが好ましい。
このような構成とすることにより、前記第3膨張代13を形成する溝状間隙13aへの粉末異物の侵入を阻止できる上、後述するように、必要に応じて前記第1膨張代ブロック11を除去する際は、前記第3膨張代13を形成する溝状間隙13aの点検もできるからである。
このとき、前記第1膨張代ブロック11を形成する溝状間隙11a,11bと第3膨張代13を形成する溝状間隙13aとが、垂直方向に重複しない半径方向位置に配設するのが肝要である。前記溝状間隙11a,11bと13aとが垂直方向に重複すると、その位置での溝深さが円周方向に渡って深くなり耐火機能が低下するとともに、この溝状間隙に粉末異物が侵入したとき、この粉末異物の除去に限界があるからである。
以上の如く、前記第1膨張代ブロック11および第3膨張代13を有するこのような耐火物構造によって、炉床耐火物の半径方向の熱膨張を吸収させるのである。そしてまた、上述したような耐火物構造とすることによって、表層部の前記第1膨張代ブロック11を形成する溝状間隙11a,11bに粉末異物が入り込んで、耐火物の半径方向への熱膨張を吸収する機能が阻害されるに至った場合は、前記膨張代ブロック11のみを除去して補修すれば良い。
本発明の実施の形態においては、上述したように、前記第1膨張代ブロック11を形成する2本の溝状間隙11a,11bの溝深さh1は65mmとしたが、この深さh1は10〜500mmの範囲であるのが好ましく、30〜100mmの範囲であるのがより好ましい。前記溝深さh1が10mm未満であると膨張代としての機能が発揮できず、30mm未満であると膨張代機能が発揮し難く、溝深さh1が100mmを越えるとこれらの溝状間隙11a,11bに侵入した粉末異物の吸引除去が困難となり、500mmを越えると前記吸引除去が殆ど不可能となるからである。
また、本発明の実施の形態においては、前記第1膨張代ブロック11を形成する2本の溝状間隙11a,11bの間隔L1は150mmとした。この間隔L1は、主として点検・補修の容易さから決定すれば良いが、通常この間隔L1は半径方向に10〜1000mmの範囲内に配設されるのが好ましく、100〜200mmの範囲内に配設されるのがより好ましい。
前記2本の溝状間隙11a,11bの間隔L1が100mm未満であると、溝状間隙が近接し過ぎて破損し易くかつ点検するのが難く、10mm未満であるとほぼ点検は不可能である。また、前記間隔L1が200mmを越え、更には1000mmを越えると、これらの溝状間隙11a,11bに粉末異物が入り込んで固着した際、補修すべき炉床耐火物構造の領域7aが広くなるからである。
更に、本発明の実施の形態においては、前記第1膨張代ブロック11を形成する2本の溝状間隙11a,11bの溝幅S1を6mmとした。前記溝幅S1は、使用耐火物の熱的性質、操業温度および前記第1膨張代ブロック11の設置数で決定すれば良いが、通常3〜25mmの範囲とするのが好ましい。前記溝状間隙11a,11bの溝幅S1が3mm未満であると膨張代としての機能が発揮できず、25mmを超えると炉床構造上の耐火機能に支障を来たすからである。
また更に、本発明の実施の形態においては、第3膨張代13を形成する溝状間隙13aの溝幅S3は12mmとした。この溝幅S3も、使用耐火物の熱的性質、操業温度および前記膨張代13の設置数で決定すれば良いが、通常3〜25mmの範囲とするのが好ましい。前記溝状間隙13aの溝幅S3が3mm未満であると、前記第1膨張代ブロック11を形成する溝状間隙11a,11bと同様に、膨張代としての機能が発揮できず、25mmを超えると炉床構造上の耐火機能に支障を来たすからである。
本発明の実施の形態においては、第1膨張代ブロック11は耐火キャスタブル7表層の半径方向の炉床中央部近傍に1式のみ設けた例で示したが、必ずしも炉床中央部近傍に限定するものではない。耐火物の半径方向への熱膨張が吸収できる範囲であれば、炉床中央部から離れた位置、例えばコーナー耐火物8,9と耐火キャスタブル7との間に配設しても良い。
また、炉床10幅が広く、1式の第1膨張代ブロック11では耐火物の半径方向の熱膨張を吸収できない場合は、半径方向に2式以上の複数式、例えば1500mmごとに設けることも出来る。このような構成により、炉床耐火物の半径方向の熱膨張に対応した膨張代ブロックを複数に分散させて、耐火物の半径方向の熱膨張を効果的に吸収させることができる。
更に、本発明に係る耐火物構造は、内周側および外周側のコーナー耐火物8,9にはプレキャスト耐火物が配設され、両者に挟まれた炉床に耐火キャスタブル7が施工されている。そして、前述したように、前記耐火キャスタブル7表層部の炉床半径方向の中央部近傍には第1膨張代ブロック11が円周方向に周設されている。
これに加えて、前記キャスタブル耐火物7の表層部には、図3および図4に示すように、近接して半径方向に間隔L2隔てて延設された溝幅S2、深さh2の2本の溝状間隙12a,12bに挟まれて形成された第2膨張代ブロック12が、円周方向に略等分割したピッチpで直線状に設けられている。
前記第2膨張ブロック12を形成する溝状間隙12a,12bは、前記第1膨張代ブロック11を形成する溝状間隙11a,11bと同様に、幅S2は6mm、深さh2は65mm、間隔L2が150mmで配設されている。
更に、前記第2膨張代ブロック12直下のキャスタブル耐火物7層には、半径方向に延設された溝幅S2の1本の溝状間隙14aからなる第4膨張代14が設けられている。即ち、前記第4膨張代14を形成する1本の溝状間隙14aは、前記第2膨張代ブロック12を構成する2本の溝状間隙12a,12b間の間隔L2(=150mm)の範囲の耐火キャスタブル7下層に納まるよう配設されている。
このような構成とすることにより、前記第4膨張代14を形成する溝状間隙14aへの粉末異物の侵入を阻止できる上、後述するように、必要に応じて前記第2膨張代ブロック12を除去する際は、前記第4膨張代14を形成する溝状間隙14aの点検もできるからである。
このとき、前記第2膨張代ブロック12を構成する溝状間隙12a,12bと第4膨張代14を構成する溝状間隙14aとが、垂直方向に重複しない円周方向位置に配設するのが肝要であることは、前述した第1膨張代ブロック11と第3膨張代13とを形成する夫々の溝状間隙の関係と同様、前記溝状間隙12a,12bと14aとが垂直方向に重複すると、その位置での溝深さが半径方向に渡って深くなり、耐火機能が低下するとともにこの溝状間隙に粉末異物が侵入したとき、この粉末異物の除去に限界があるからである。
本発明の実施の形態においては、前記第2膨張代ブロック12を形成する2本の溝状間隙12a,12bの溝深さh2は65mmとしたが、前記第1膨張代ブロックと同様な理由から、この深さh2は10〜500mmの範囲であるのが好ましく、30〜100mmの範囲であるのがより好ましい。
また、この第2膨張代ブロック12を形成する溝状間隙12a,12bの溝幅S2および間隔L2の寸法は、夫々12mmおよび150mmに限定されることなく、前述した第1膨張代ブロック11と同様の理由から、溝幅S2は3〜25mm、間隔L2は10〜1000mmの範囲であるのが好ましく、100〜200mmの範囲であるのがより好ましい。
更に、第2膨張代ブロック12の設置数は、回転炉床炉1の大きさ、使用耐火物の熱的性質および操業温度によって適宜決定されるが、円周方向にピッチpとして100〜10000mmごとに、好ましくは500〜4000mmごとに、少なくとも夫々2式以上の複数式配設するのが好ましい。第2膨張代ブロック12が1式のみであると、この第2膨張代ブロック12が配設された円周位置と例えば回転対称側の炉床耐火物の熱膨張を吸収するのは不可能であるからである。
また、本発明の実施の形態においては、第4膨張代14を形成する溝状間隙14aの溝幅S4は12mmとした。そして、この溝幅S4も、使用耐火物の熱的性質、操業温度および前記第4膨張代14の設置式数で決定すれば良いが、前記第3膨張代13と同様の理由から、通常3〜25mmの範囲とするのが好ましい。
次に、上述したような第1、第2膨張代ブロック11,12および第3、第4膨張代13,14の施工手順について、本発明の実施の形態に係る炉床の一部表層を横断面で斜視した施工手順図である図5に従って、図2,4も参照しながら以下詳細に説明する。
先ず、炉床10の修理すべき領域の耐火キャスタブル層7を除去して耐火レンガ6bの上面を露出させ、この上面に流し込む耐火キャスタブルが、前記耐火レンガ6bやコーナー耐火物8,9の隙間等に浸み込まないように、耐火レンガ6b上面に油紙15を敷きつめる(ステップ1)。
この油紙15の上から、第3膨張代を形成する幅S3のセラミックファイバーボード13を該当する半径位置において円周方向に、同時に、第4膨張代である幅S4のセラミックファイバーボード14を該当する円周位置において半径方向に、各々配設する(ステップ2)。
次に、第1膨張代ブロック11とこれを形成する溝状間隙11a,11bとを、流し込みの耐火キャスタブルで成型するため、幅(L1+2×S1)、高さh1以上を有し円周に沿う湾曲状の所定長の発泡スチロール16aを、前記セラミックファイバーボード13の上部に円周方向に順次接続しながら配設する。同時にまた、第2膨張代ブロック12とこれを形成する溝状間隙12a,12bとを成型するため、幅(L2+2×S2)、高さh2以上を有し直線状の所定長の発泡スチロール16bを、前記セラミックファイバーボード14の上部に半径方向に配設する(ステップ3)。
その後、第1膨張代ブロック11に該当する前記発泡スチロール16a、および第2膨張代ブロック12に該当する前記発泡スチロール16b以外の前記油紙15上の炉床空間に、所定厚さの耐火キャスタブル7を流し込み焼成・乾燥させた後、前記発泡スチロール16a,16bを除去する。すると、前記発泡スチロール16aおよび16bを除去して夫々形成された円周方向および半径方向の溝空間17a,17bが得られる。この溝空間17aの両側面に沿って円周方向にセラミックファイバーボード11a,11bを、また、前記溝空間17bの両側面に沿って半径方向にセラミックファイバーボード12a,12を配置する(ステップ4)。
前記溝空間17aおよび17bに、所定の厚さまで耐火キャスタブルを流し込み、第1膨張ブロック11および第2膨張ブロック12が形成される。そして最後に、施工領域全体を加熱・乾燥して施工が完了するのである(ステップ5)。
前記第1膨張代ブロック11および第2膨張代ブロック12を構成する溝状間隙11a,11bおよび12a,12bは、上述したように無機繊維耐火物で充填するのが好ましい。このような無機繊維耐火物としては、アルミナ繊維等のセラミックファイバーや炭素繊維等の無機繊維からなるボードやブランケット、フェルトを用いることができる。
前記溝状間隙11a,11bおよび12a,12bを上述したような無機繊維耐火物で充填することにより、炉床耐火物のずれや劣化によって前記溝状間隙11a,11bや12a,12bに粉末が入り込むとしても、耐火物構造の補修インタバルを延長できるからである。
次に、本発明に係る回転炉床炉の耐火物構造の膨張代に粉末異物が侵入した場合の対処方法と効果について、図3を用いて以下具体的に説明する。先ず、本発明に係る回転炉床炉の耐火物構造は、前記キャスタブル耐火物7の表層部に、近接して円周方向に周設された2本の溝状間隙11a,11bに挟まれて形成された第1膨張代ブロック11を半径方向に少なくとも1式設けられている。
そして例えば、定期点検により、第1膨張代ブロック11の斜線部領域を形成する溝状間隙11a,11bへの粉末異物の侵入が確認された場合、先ず、斜線部領域に該当する前記溝状間隙11a,11bの粉末異物を、掃除機等により吸引除去する。前記溝状間隙11a,11bは、溝深さh1が限定されているので、殆どの粉末異物は吸引によって除去可能である。
しかしながら、経時的にはこれらの粉末異物が前記溝状間隙内に固着して、吸引除去することが困難になる。このような状況に至った際には、斜線部領域に該当する第1膨張代ブロック11を破壊除去して、前記溝状間隙11a,11bへ侵入した粉末異物を除去した後、前記斜線部領域に該当する第1膨張代ブロック11のみを補修することで済むのである。
更に、前記斜線部領域に該当する溝状間隙11a,11bへ粉末異物が侵入し、炉床耐火物が半径方向に熱膨張してコーナー耐火物8,9を押して損傷を与えたとしても、前記斜線部領域の第1膨張代ブロック11とこの斜線部領域の第1膨張代ブロック11を挟む区画7a,7bの耐火キャスタブル層のみが、熱膨張によって損傷を与えられた領域となる。従って、これらの補修領域7a,7bのみの耐火物を除去して補修するとともに、損傷したコーナー耐火物を交換するだけで済み、補修資材の節約と施工の手間を大幅に低減することができる。
一方、本発明に係る回転炉床炉の耐火物構造は、前記キャスタブル耐火物7の表層部に、近接して半径方向に延設された2本の溝状間隙12a,12bに挟まれて形成された第2膨張代ブロック12を、炉床の円周方向に略等分割した間隔で2式以上複数設けられている。その結果、第2膨張代ブロック12の斜線部領域に該等する溝状間隙12a,12bへの粉末異物の侵入が確認された場合でも、上記第1膨張代ブロック11と同様の理由から、先ず、前記斜線部領域の溝状間隙12a,12bの粉末異物を吸引除去することができる。
また、粉末異物の吸引除去が困難となった場合は、斜線部領域に該当する膨張代ブロック12を除去して、前記溝状間隙12a,12bへ侵入した粉末異物を除去した後、前記斜線部領域に該当する膨張代ブロック12のみを補修することで済むのである。
更に、炉床耐火物が円周方向に膨張して炉床耐火物を押して損傷を与えたとしても、斜線部領域の前記膨張代ブロック12と、これに隣接した第2膨張代ブロック12で区画された補修領域7c,7dのみのキャスタブル耐火物を除去して補修するだけで済み、補修資材の節約と施工の手間を大幅に低減することができる。
以上、本発明に係る回転炉床炉の耐火物構造は、キャスタブル耐火物の表層部に、近接して円周方向に周設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第1膨張代ブロックを少なくとも1式設け、また、近接して半径方向に延設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第2膨張代ブロックを円周方向に略等分割した間隔で2式以上設けたものである。
その結果、前記溝状間隙の何れかに粉末異物の侵入が確認された場合、前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックのうち、前記粉末異物が入り込んだ溝状間隙から形成されたある領域の膨張代ブロックのみを補修するだけで良いので、補修資材の節約、補修の手間の省略および工期短縮に大幅な効果がある。
また、本発明の請求項3に係る回転炉床炉の耐火物構造は、前記第1膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、円周方向に周設された1本の溝状間隙からなる第3膨張代を設け、また、前記第2膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、半径方向に延設された1本の溝状間隙からなる第4膨張代を設けたものである。
このように、前記第1膨張代ブロックや第2膨張代ブロックの直下に、前記第3膨張代や第4膨張代を構成する溝状間隙を配設したので、前記第3膨張代や第4膨張代を形成する溝状空間には粉末異物を侵入させることなく、キャスタブル耐火物下層部の半径方向の熱膨張を阻害することがない。
本発明の実施の形態に係る回転炉床炉の炉床構造を示す部分立断面図である。 図1のA部を拡大して示した部分詳細断面図である。 図1の回転炉床10の一部を平面視した部分平面図である。 図3の矢視B−Bを拡大して示した部分詳細断面図である。 本発明の実施の形態に係る炉床の一部表層を横断面で斜視した施工手順図である。 従来例に係る還元鉄製造用回転炉床炉の概略を示す水平断面図である。 従来例に係る還元鉄製造用回転炉床炉の炉床構造を示す立断面図である。 従来例に係る回転炉床炉の炉床の部分平面図である。
符号の説明
S1,S2,S3,S4…溝状間隙, h1,h2…溝状間隙の深さ,
L1,L2…溝状間隙の間隔, p…第2膨張代ブロックの配設ピッチ,
1…回転炉床炉, 2…内周壁, 3…外周壁, 4…炉床フレーム,
5…断熱キャスタブル,
6a…断熱レンガ, 6b…耐火レンガ,
7…耐火キャスタブル, 7a,7b,7c,7d…補修領域,
8,9…コーナー耐火物, 10…回転炉床(炉床),
11…第1膨張代ブロック, 11a,11b…溝状間隙,
12…第2膨張代ブロック, 12a,12b…溝状間隙,
13…第3膨張代,13a…溝状間隙,
14…第4膨張代,14a…溝状間隙
15…油紙,
16a,16b…発泡スチロール,
17a,17b…溝空間

Claims (7)

  1. 炉床の内周側と外周側にコーナー耐火物を配設し、これらのコーナー耐火物に挟まれた炉床表面をキャスタブル耐火物で構成した回転炉床炉の耐火物構造において、前記キャスタブル耐火物の表層部に、近接して円周方向に周設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第1膨張代ブロックを、少なくとも1式設けたことを特徴とする回転炉床炉の耐火物構造。
  2. 前記キャスタブル耐火物の表層部に、近接して半径方向に延設された2本の溝状間隙に挟まれて形成された第2膨張代ブロックを、前記炉床の円周方向に略等分割した間隔で少なくとも2式以上設けたことを特徴とする請求項1に記載の回転炉床炉の耐火物構造。
  3. 前記第1膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、円周方向に周設された1本の溝状間隙からなる第3膨張代を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転炉床炉の耐火物構造。
  4. 前記第2膨張代ブロック直下のキャスタブル耐火物層に、半径方向に延設された1本の溝状間隙からなる第4膨張代を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造。
  5. 前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する前記溝状間隙の深さが、30〜100mmであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造。
  6. 前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する2本の前記溝状間隙の間隔が、100〜200mmであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造。
  7. 前記第1膨張代ブロックおよび第2膨張代ブロックを形成する溝状間隙を、無機繊維耐火物で充填したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つの項に記載の回転炉床炉の耐火物構造。
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