JP5953414B1 - 加熱炉の炉壁構造 - Google Patents

加熱炉の炉壁構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5953414B1
JP5953414B1 JP2015194283A JP2015194283A JP5953414B1 JP 5953414 B1 JP5953414 B1 JP 5953414B1 JP 2015194283 A JP2015194283 A JP 2015194283A JP 2015194283 A JP2015194283 A JP 2015194283A JP 5953414 B1 JP5953414 B1 JP 5953414B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
furnace wall
bricks
brick
outer shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015194283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017067381A (ja
Inventor
和也 橋本
和也 橋本
貴正 加藤
貴正 加藤
敏光 廣瀬
敏光 廣瀬
由樹 齋藤
由樹 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mino Ceramic Co Ltd
Original Assignee
Mino Ceramic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mino Ceramic Co Ltd filed Critical Mino Ceramic Co Ltd
Priority to JP2015194283A priority Critical patent/JP5953414B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5953414B1 publication Critical patent/JP5953414B1/ja
Publication of JP2017067381A publication Critical patent/JP2017067381A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

【課題】炉外側の外殻部と炉内側の耐火煉瓦部との間に、空間、又は煉瓦よりも軽量な素材を設けた場合であっても構造物としての強度を確保可能な加熱炉の炉壁構造を提供する。【解決手段】炉壁の縦断面における炉外側に、前記炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、前記炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が前記炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備える加熱炉の炉壁構造である。前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のうち、前記外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、前記離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成され、かつ接続部材で前記外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備える。【選択図】図1A

Description

本発明は、加熱炉の炉壁構造に関する。
例えば、1600℃を超える使用温度の焼成炉等の場合、一般的に、最内層に位置する炉材を煉瓦で形成する必要がある。また、焼成炉にて、炉材由来のコンタミネーションを嫌う製品を焼成する場合等では、前述の温度以下であっても最内層に位置する炉材を煉瓦で形成する必要がある。
加熱炉の炉壁の縦断面における炉内側の最内層に位置する炉材を煉瓦で形成する場合、炉壁の強度を保つために、一般的に、バックアップとして使用する最内層以外に位置する炉材についても一定の強度を有するものを使用している。
例えば特許文献1には、耐久性を向上させるとともに高熱慣性型の炉壁とするため、炉壁の耐火ライニング構成を断熱れんがと耐火れんがの2層構成とする一方、高熱慣性にすることによって本来の試験温度制御性が損なわれるため、冷却ガスの吹き込み口やガス排気口を設けて、炉内温度を制御しやすい構成とした高温曲げ試験炉が開示されている。
また、例えば特許文献2には、外郭鉄皮と、該外郭鉄皮の内壁に裏張りされた複数の裏張り煉瓦と、該裏張り煉瓦の内側に積層された複数の内張り煉瓦とを備えた炉体構造に関する技術が開示されている。
特開平8−320283号公報 特開2010−236740号公報
炉壁の炉内側に煉瓦を使用する場合の炉壁構造は、外殻部から炉内側まで一定以上の強度を持った素材で構成するのが一般的である。しかしながら、その場合に、炉外側の外殻部と炉内側の煉瓦部との間の中間層に使用する素材は、炉壁の構造物としての強度上の制約から、使用できる選択肢が狭く、省エネルギー効率となる素材を有効活用することが難しい。
そこで、本発明は、炉外側の外殻部と炉内側の耐火煉瓦部との間に、空間、又は煉瓦よりも軽量な素材を設けた場合であっても構造物としての強度を確保可能な加熱炉の炉壁構造を提供することを目的とする。
本発明は、炉壁の縦断面における炉外側に、前記炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、前記炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が前記炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備え、前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のうち、前記外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、前記離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成され、かつ接続部材で前記外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備える、加熱炉の炉壁構造を提供する。
本発明によれば、炉外側の外殻部と炉内側の耐火煉瓦部との間に、空間、又は煉瓦よりも軽量な素材を設けた場合であっても構造物としての強度を確保可能な加熱炉の炉壁構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る炉壁構造の一例を模式的に表す縦断面図である。 図1Aに示す領域Rの拡大図である。 図1Aに示す一例の炉壁構造の変形例を模試的に表す、図1Bに対応する部分拡大断面図である。 図1Aに示す一例の炉壁構造の別の変形例を模試的に表す、図1Bに対応する部分拡大断面図である。 図1Aに示す一例の炉壁構造のさらに別の変形例を模試的に表す、図1Bに対応する部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係り、炉壁構造における耐火煉瓦部の好適な構成例を模式的に表す、図1Bに対応する部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る炉壁構造の別の一例を模式的に表す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る加熱炉の炉壁構造は、炉壁の縦断面における炉外側に、炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備える。そして、耐火煉瓦部は、複数の耐火断熱煉瓦のうち、外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成され、かつ接続部材で外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備える。
上記構成により、炉壁構造は、炉外側の外殻部と炉内側の耐火煉瓦部との間に、空間、又は煉瓦よりも軽量な素材が設けられても、耐火煉瓦部における複数のつなぎ煉瓦が、接続部材で外殻部に対して固定されているため、炉壁の構造物としての強度を確保可能である。よって、強度上の制約をほとんど受けることなく、炉外側の外殻部と炉内側の耐火煉瓦部との間の空間に、加熱炉の種類や用途に応じて、所望の素材を使用でき、使用できる素材の選択肢を広げることができる。また、炉外側の外殻部と炉内側の耐火煉瓦部との間に、煉瓦よりも軽量な素材(煉瓦よりも密度の低い素材)や煉瓦よりも熱伝導率の低い素材を設けるなどして、そのような省エネルギー効率となる素材を有効活用することができる。
耐火煉瓦部を構成する複数の耐火断熱煉瓦のうち、複数の離間煉瓦は、外殻部との間に空間を形成可能であるため、その空間を設けたままとしても、その空間に煉瓦よりも軽量な断熱部材を設けても、耐火煉瓦部とともに炉壁構造の断熱機能を高めることが可能である。そして、耐火煉瓦部を構成する複数の耐火断熱煉瓦のうち、複数のつなぎ煉瓦が、離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成されていることで、つなぎ煉瓦と外殻部とを接続部材で容易に固定することが可能である。これによって、炉壁構造は、耐火煉瓦部と外殻部とが接続された一体的な構造となり、外殻部と耐火煉瓦部との間に空間、又は煉瓦よりも軽量な素材を設けた場合でも、炉壁の構造物としての強度を確保することが可能である。
なお、離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成されているつなぎ煉瓦は、外殻部と接していてもよく、外殻部との間に間隙を形成してもよい。離間煉瓦が外殻部との間に空間を形成可能であるとは、離間煉瓦と外殻部とが十分離れており、上述のつなぎ煉瓦と外殻部との間に形成されてもよい間隙よりも炉内側方向に広く離れていること、及びその空間には後述する断熱部材が充填されてもよいことを表す。
次に、図面を参照しながら本実施形態の一例の炉壁構造を挙げて、本実施形態の炉壁構造を詳細に説明する。なお、各図面において、共通する構成部については、同一の符号を付して説明を省略することがある。
図1Aは、本実施形態の一例の炉壁構造10を模式的に示す縦断面図である。図1Bは、図1Aに示す領域Rの拡大図である。図1Aに示すように、炉壁構造は、炉壁10の縦断面における炉外側(炉外側方向を示す矢印O参照)に、炉壁10の高さ方向Hに沿って設けられた外殻部20を備える。外殻部20は、好適には炉壁10の最外層として配置される。外殻部20の材質は、従来の加熱炉に用いられている鉄皮と同様、鉄、鋼、及び合金鋼等の金属が好適である。
また、図1Aに示すように、炉壁構造は、炉壁10の縦断面における炉内側(炉内側方向を示す矢印I参照)に、複数の耐火断熱煉瓦32、34が炉壁10の高さ方向Hに積層されて設けられた耐火煉瓦部30を備える。耐火煉瓦部30は、好適には、炉内側(炉内側方向I参照)の最内層として配置され、かつ、その最内層の位置に炉壁10の高さ方向Hに耐火断熱煉瓦32、34が複数個積層されて形成される。
耐火煉瓦部30を構成する耐火断熱煉瓦32、34の材質としては、炉壁構造を採用する対象となる加熱炉の種類に応じて、その加熱炉における従来から使用されている耐火断熱煉瓦を適宜用いることができる。耐火断熱煉瓦32、34の材質の具体例としては、マグネシア質、マグネシア・カーボン質、マグネシア・クロム質、ドロマイト質、マグネシア・ドロマイト質、マグネシア・ドロマイト・カーボン質、アルミナ・ジルコン質、アルミナ質、アルミナ・シリカ質、及びアルミナ・シリカ・酸化鉄質等を挙げることができる。
耐火煉瓦部30を構成する複数の耐火断熱煉瓦32、34は、外殻部20との間に空間S1を形成可能な複数の第一の煉瓦32と、その第一の煉瓦32の長さよりも炉外側方向Oに長い第二の煉瓦34とを有する。すなわち、耐火煉瓦部30は、外殻部20との間に空間S1を形成可能に配置された複数の第一の煉瓦(以下、「離間煉瓦」と称する)32と、離間煉瓦32よりも炉外側方向Oに長く形成された複数の第二の煉瓦(以下、「つなぎ煉瓦」と称する)34と、を備える。そして、複数のつなぎ煉瓦34は、接続部材40で外殻部20に対して固定されている。外殻部20に対して固定されるつなぎ煉瓦34が複数存在することで、耐火煉瓦部30と外殻部20とが接続された安定した構造をとることが可能となり、炉壁10の構造物としての強度を確保することが可能である。
本実施形態において、外殻部20に対してつなぎ煉瓦34を固定する接続部材は、外殻部20とつなぎ煉瓦34とを直接接続するものでもよく、外殻部20に設けられた別部材とつなぎ煉瓦34とを接続する場合などのように、外殻部20とつなぎ煉瓦34とを間接的に接続するものでもよい。具体的な接続部材としては、例えば、フック部材等の係止部材、ネジ、ビス及びボルト等の螺合部材、接着剤及び両面テープ等の接着部材などを用いることができる。これらの接続部材の1種又は2種以上を用いることができ、複数のつなぎ煉瓦34のそれぞれにおいて、異なる種類の接続部材を用いることもできる。
図1A及びBに示す炉壁構造(炉壁10)のように、本実施形態では、接続部材として、外殻部20に対してつなぎ煉瓦34を固定する係止部材40を備えることが好ましい。係止部材40の材質は、熱によって劣化し難いように、鉄、鋼、及び合金鋼等の金属が好適であり、例を挙げれば、SUS304、SUS316、SUS310S等を用いることができる。
図1A及びBに示すように、外殻部20の炉内側(炉内側方向I参照)に、つなぎ煉瓦34の外殻部20側の端部36側を支持可能な支持部材50が設けられていることが好ましい。この支持部材50がつなぎ煉瓦34の外殻部20側の端部36側を支持することによって、つなぎ煉瓦34と外殻部20との固定をより容易にでき、かつ、接続部材40との組み合わせで耐火煉瓦部30と外殻部20とのより安定した接続構造をとることが可能である。
支持部材50としては、外殻部20の内側面20aから炉内側方向Iに向かって設けられた板状の支持部材50であることが、つなぎ煉瓦34の外殻部20側の端部36側を載置可能な構成である点で好ましい。支持部材50は、つなぎ煉瓦34の垂れ下がりを防止可能であるという利点もある。支持部材50の材質も、熱によって劣化し難いように、前述した係止部材40の材質と同様の材質が好適である。
図1A及びBに示す炉壁構造(炉壁10)のように、本実施形態では、接続部材として、外殻部20に設けられた支持部材50とつなぎ煉瓦34とを係止する係止部材40を備えることが、耐火煉瓦部30の倒れこみをより防止しやすい観点から好ましい。この観点から、係止部材40としてフック部材40を用いることがより好ましい。本例の炉壁構造では、図1Bに示すように、つなぎ煉瓦34に係止部材用溝部38が設けられているとともに、支持部材50に係止部材用取付部52が設けられている構成が、それらの溝部38及び取付部52に係止部材40を容易に取り付けることができる点でさらに好ましい。
炉壁10の構造物としての強度をより確保しやすい観点から、炉壁10の高さ方向Hに積層された複数の耐火断熱煉瓦32、34において、複数のつなぎ煉瓦34の間には、少なくとも1つ(より好ましくは複数)の離間煉瓦32を有することが好ましい。また、少なくとも1つのつなぎ煉瓦34は、炉壁10の高さ方向Hにおいて、耐火煉瓦部30の最上端に設けられていることが好ましい。
さらに、つなぎ煉瓦34は、高さ方向Hに積層された複数の離間煉瓦32の所定数置きに設けられ、複数のつなぎ煉瓦34のそれぞれは、高さ方向Hにおいて略均等間隔で配置されていることが好ましい。つなぎ煉瓦34のそれぞれが高さ方向Hにおいて略均等間隔で配置されているとは、複数のつなぎ煉瓦34において、つなぎ煉瓦34間に配置される離間煉瓦32の数が同じであることを意味する。つなぎ煉瓦34間に配置される離間煉瓦32の数(前記所定数)は、加熱炉の大きさに応じて適宜決定し得るが、好ましくは2〜10、より好ましくは3〜6である。複数の耐火断熱煉瓦32、34において、つなぎ煉瓦34は、最上端に設けられているとともに、高さ方向Hに積層された3〜6つの離間煉瓦32置きに設けられていることがさらに好ましい。図1Aに示す炉壁構造では、耐火煉瓦部30において、高さ方向Hに積層された5つの離間煉瓦32置きに、つなぎ煉瓦34が設けられている構成が例示されている。
図1に示す炉壁構造(炉壁10)では、高さ方向Hに積層された複数の耐火断熱煉瓦32、34のそれぞれは、互いにモルタル等の接着剤で固定されていてもよい。接着剤としては、加熱炉を構成する煉瓦に従来から用いられているものを用いることができる。
図1に示す炉壁構造(炉壁10)のように、本実施形態では、外殻部20と離間煉瓦32との間に形成される空間S1に、耐火断熱煉瓦32、34よりも軽量かつ熱伝導率の低い断熱部材60が設けられていることが好ましい。この炉壁構造では、上述の通り、接続部材(係止部材40)で外殻部20に対してつなぎ煉瓦34が固定され、炉壁10の構造物としての強度を確保可能であることから、外殻部20と離間煉瓦32との間に形成される空間S1に、耐火断熱煉瓦32、34よりも軽量な断熱部材60を設けることができる。この断熱部材60によって、炉壁構造の断熱機能をさらに高めることができる。また、断熱部材60は、外殻部20とつなぎ煉瓦34との間に形成される間隙S2に設けられていてもよい。
断熱部材60が耐火断熱煉瓦32、34よりも軽量であるとは、断熱部材60の密度が耐火断熱煉瓦32、34の密度よりも低いことを意味する。密度はアルキメデス法によって測定される値を用いることができる。また、熱伝導率は、JIS R2616:2001の規定される熱線法(非定常法)によって測定される値を用いることができる。
断熱部材60の密度は、0.1〜0.6g/cm3であることが好ましく、0.1〜0.3g/cm3であることがより好ましい。耐火断熱煉瓦32、34の密度は、0.7〜3.5g/cm3であることが好ましく、1.0〜2.5g/cm3であることが好ましい。断熱部材60の1000℃での熱伝導率は、0.1〜0.5W/m・Kであることが好ましく、0.1〜0.3W/m・Kであることが好ましい。耐火断熱煉瓦32、34の1000℃での熱伝導率は、0.6〜3.5W/m・Kであることが好ましく、1.0〜2.5W/m・Kであることがより好ましい。
好適な断熱部材60としては、例えば、セラミックファイバー、アルミナファイバー、シリカ−マグネシア−カルシア系ファイバー等を用いることができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。断熱部材60の形態としては、ファイバーを積層したブランケット、ブランケットに無機化合物又は有機化合物のバインダーを添加して成形された板状等の各種形状の成形体、複数のブランケットを積層した積層体が圧縮成形されたブロック等を用いることができる。
上述の断熱部材60のうち、より軽量で、断熱性のよいことから、セラミックファイバーが好ましい。セラミックファイバーは、アルミナ及びシリカを主成分とする繊維であり、例えばアルミナの含有量が30〜60質量%及びシリカの含有量が40〜70質量%のアルミナ−シリカ質セラミック繊維や、アルミナの含有量が65質量%以上のアルミナ質セラミック繊維が好ましい。
一般に、炉を加熱する際の熱損失として、炉壁温度を上昇させるための熱量が10〜30%程度必要となるが、炉壁温度を上昇させるための熱量は炉壁の熱容量に依存し、炉壁の熱容量が大きくなると、炉壁温度を上昇させるための熱量(熱損失)も大きくなる。これに対して、図1に示す炉壁構造(炉壁10)では、外殻部20と離間煉瓦32との間に形成される空間S1に断熱部材60が設けられていることによって、炉壁10の熱容量を低減させることも可能である。よって、この炉壁構造では、炉壁10に冷却ガスの吹き込み口やガス排気口を設けるなどの炉壁構造を複雑化かつ高コスト化することなく、炉壁10の熱容量を低減させることが可能である。
以上詳述した通り、図1A及びBに示す炉壁構造(炉壁10)は、耐火煉瓦部30における複数のつなぎ煉瓦34が接続部材40で外殻部20に対して固定されている。そのため、炉外側(炉外側方向O参照)の外殻部20と炉内側(炉内側方向I参照)の耐火煉瓦部30との間に、空間S1、又は煉瓦よりも軽量な素材(例えば断熱部材60)が設けられても、炉壁11の構造物としての強度を確保することができる。よって、構造物としての強度上の制約を受けず、炉外側(炉外側方向O参照)の外殻部20と炉内側(炉内側方向I参照)の耐火煉瓦部30との間の空間S1に、加熱炉の種類や用途に応じて、所望の素材を使用でき、使用できる素材の選択の幅を広げることができる。炉壁10では、外殻部20と耐火煉瓦部30との間に断熱部材60を設けることで、省エネルギー効率となる素材が有効活用され、さらに、構造物として強度を向上させることができるとともに、炉壁構造を複雑化かつ高コスト化することなく、炉壁10の熱容量を低減させることが可能である。
本実施形態の炉壁構造は、以下の図2A〜C、図3及び図4を参照しながら説明される構成をとることも可能である。
図2A〜Cは、図1A及びBに示す一例の炉壁構造の変形例を模試的に表す部分拡大断面図である。前述の図1A及びBに示す炉壁構造は、外殻部20とつなぎ煉瓦34とを間接的に接続する係止部材(接続部材)40を備えるが、図2Aに示す炉壁構造のように、外殻部20に直接設けられ、外殻部20に対してつなぎ煉瓦34を係止して固定する係止部材42を用いることもできる。
また、前述の図1A及びBに示す炉壁構造では、つなぎ煉瓦34は、外殻部20との間に間隙S2を形成して設けられているが、つなぎ煉瓦34は、外殻部20の内側面20aに接触する長さを有し、外殻部20の内側面20aに接触して設けられていてもよい。この場合、接続部材としては上述の係止部材40、42を好適に用いることができるほか、螺合部材や接着部材も用いることができる。例えば、図2Bに示すように、外殻部20とつなぎ煉瓦34とが、外殻部20の炉外側からビス又はネジ等の螺合部材44で固定されている構成や、図2Cに示すように、外殻部20の内側面20aとつなぎ煉瓦34の炉外側(炉外側方向O参照)の端部36とが接着剤又は接着テープ等の接着部材46で固定されている構成をとることも可能である。図2A〜Cに示す構成例では、前述の支持部材50を有していてもよく、有していなくてもよい。
図3は、本実施形態に係る炉壁構造における耐火煉瓦部30の好適な構成例を模式的に表す部分拡大断面図である。図3に示すように、耐火煉瓦部30は、複数の耐火断熱煉瓦32、34のそれぞれの上面32a、34a及び下面32b、34bに、複数の耐火断熱煉瓦32、34のそれぞれが高さ方向Hに隣接するもの同士で互いに嵌合可能な嵌合構造を有することが好ましい。この嵌合構造によって、炉壁10の高さ方向Hに隣接する耐火断熱煉瓦32、34同士でずれを防止することが可能である。嵌合構造としては、複数の耐火断熱煉瓦それぞれの上面及び下面(すなわち、離間煉瓦32の上面32a及び下面32b、並びにつなぎ煉瓦34の上面34a及び下面34b)に形成された凹構造324、344及び凸構造322、342の組み合わせであることが、簡易な構成で確実にずれの防止を実現可能である点からより好ましい。
図3に示す炉壁構造では、離間煉瓦32及びつなぎ煉瓦34は、それぞれ、上面32a、34aに凸構造322、342を有し、かつ下面32b、34bに凹構造324、344を有する嵌合構造を備える構成が例示されているが、嵌合構造はこれに限定されない。すなわち、図示しないが、複数の耐火断熱煉瓦32、34のそれぞれは、耐火断熱煉瓦32、34の上面に凹構造を有し、かつ下面に凸構造を有する嵌合構造を備えていてもよい。また、複数の耐火断熱煉瓦32、34のそれぞれは、耐火断熱煉瓦32、34の上面に凹構造及び凸構造の両方を有し、耐火断熱煉瓦32、34の下面に、上面の凹構造に嵌合する凸構造及び上面の凸構造に嵌合する凹構造を有する嵌合構造を備えていてもよい。
また、耐火断熱煉瓦32、34の上面32a、34a及び下面32b、34bに備える凹構造324、344及び凸構造322、342の数は、特に限定されず、1つでも複数でもよい。さらに、凹構造324、344及び凸構造322、342の耐火断熱煉瓦32、34の上下面における位置も特に限定されず、例えば、上下面における長さ方向又は幅方向の略中央位置にライン状又は点状に設けることができる。
なお、図3に示すように、炉壁構造は、外殻部20とつなぎ煉瓦34との間に形成される間隙S2に断熱部材60が設けられておらず、その間隙S2を有する構成をとることもできる。
図4は、本実施形態に係る炉壁構造(炉壁11)の別の一例を模式的に表す縦断面図である。図4に示す炉壁構造のように、本実施形態では、外殻部20と離間煉瓦32との間に空間S1が設けられている構成とすることもできる。図4に示す炉壁構造は、図1に示す炉壁構造と比較して、外殻部20と離間煉瓦32との間に形成される空間S1に前述の断熱部材が設けられていない点で異なる。また、図4に示す炉壁構造は、前述の図3に示す炉壁構造と同様に、複数の耐火断熱煉瓦32、34のそれぞれの上面32a、34a及び下面32b、34bに、複数の耐火断熱煉瓦32、34のそれぞれが高さ方向Hに隣接するもの同士で互いに嵌合可能な嵌合構造を有する点でも、図1に示す炉壁構造と異なる。
図4に示す炉壁構造(炉壁11)のように、外殻部20と離間煉瓦32との間に形成される空間S1をそのまま空間S1の状態としておいても、炉壁構造の断熱機能を高めること、及び炉壁11の熱容量を低減させることは可能である。なお、これらの効果の観点と、構造物としての強度を向上させ得る観点から、前記空間S1に前述の断熱部材60を設けることがより好ましい。
本実施形態の炉壁構造は、これまでに述べた炉壁構造に関する各構成を任意に組み合わせて構成することもできる。
本実施形態の加熱炉の炉壁構造は、例えば、高温(例えば1600℃を超える高温)の加熱炉を用いる産業分野(例えば、窯業、ガラス製造業、及び鉄鋼業等)で有効に利用される。本実施形態の加熱炉の炉壁構造を採用し得る対象の好適な加熱炉としては、例えば、焼成炉及びガラス溶解炉等のガラス・窯業炉、金属材料の焼入炉、焼鈍炉、及び窒化炉等の金属熱処理炉、並びに鉄鋼等の金属材料の圧延炉及び鍛造炉等の金属加熱炉などを挙げることができる。本実施形態の加熱炉の炉壁構造は、より好適には、焼成炉及びガラス溶解炉等のガラス・窯業炉に採用される。
以上詳述した通り、本実施形態の加熱炉の炉壁構造は、以下のような構成をとることができる。
[1]炉壁の縦断面における炉外側に、前記炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、前記炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が前記炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備え、前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のうち、前記外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、前記離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成され、かつ接続部材で前記外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備える、加熱炉の炉壁構造。
[2]前記接続部材として、前記外殻部に対して前記つなぎ煉瓦を固定する係止部材を備える前記[1]に記載の加熱炉の炉壁構造。
[3]前記外殻部の前記炉内側に、前記つなぎ煉瓦の前記外殻部側の端部側を支持可能な支持部材が設けられている前記[1]又は[2]に記載の加熱炉の炉壁構造。
[4]前記接続部材として、前記外殻部に設けられた前記支持部材と、前記つなぎ煉瓦とを係止する係止部材を備える前記[3]に記載の加熱炉の炉壁構造。
[5]前記つなぎ煉瓦は、前記高さ方向に積層された前記複数の離間煉瓦の所定数置きに設けられており、前記複数のつなぎ煉瓦のそれぞれは、前記高さ方向において略均等間隔で配置されている前記[1]〜[4]のいずれかに記載の加熱炉の炉壁構造。
[6]前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のそれぞれの上面及び下面に、前記複数の耐火断熱煉瓦のそれぞれが前記高さ方向に隣接するもの同士で互いに嵌合可能な嵌合構造を有する前記[1]〜[5]のいずれかに記載の加熱炉の炉壁構造。
[7]前記外殻部と前記離間煉瓦との間に形成される空間に、前記耐火断熱煉瓦よりも軽量かつ熱伝導率の低い断熱部材が設けられている前記[1]〜[6]のいずれかに記載の加熱炉の炉壁構造。
[8]前記外殻部と前記離間煉瓦との間に空間が設けられている前記[1]〜[6]のいずれかに記載の加熱炉の炉壁構造。
10 :炉壁(炉壁構造)
20 :外殻部
30 :耐火煉瓦部
32 :離間煉瓦
322:凸構造
324:凹構造
34 :つなぎ煉瓦
342:凸構造
344:凹構造
40 :係止部材
42 :係止部材
44 :螺合部材
46 :接着部材
50 :支持部材
60 :断熱部材
S1 :空間

Claims (11)

  1. 炉壁の縦断面における炉外側に、前記炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、
    前記炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が前記炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備え、
    前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のうち、前記外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、前記離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成され、かつ接続部材で前記外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備え
    前記接続部材として、前記外殻部の前記炉内側に設けられた、前記つなぎ煉瓦の前記外殻部側の端部側を支持可能な支持部材と、前記つなぎ煉瓦とを係止する係止部材を備える、加熱炉の炉壁構造。
  2. 炉壁の縦断面における炉外側に、前記炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、
    前記炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が前記炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備え、
    前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のうち、前記外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、前記離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成され、かつ接続部材で前記外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備え
    前記接続部材として、前記外殻部に直接設けられ、前記外殻部に対して前記つなぎ煉瓦を係止して固定する係止部材を備える、加熱炉の炉壁構造。
  3. 炉壁の縦断面における炉外側に、前記炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、
    前記炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が前記炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備え、
    前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のうち、前記外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、前記離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成されて前記外殻部の内側面に接触する長さを有し、かつ接続部材で前記外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備え
    前記接続部材として、前記外殻部の前記炉外側から前記外殻部と前記つなぎ煉瓦とを固定する螺合部材を備える、加熱炉の炉壁構造。
  4. 炉壁の縦断面における炉外側に、前記炉壁の高さ方向に沿って設けられた外殻部と、
    前記炉壁の縦断面における炉内側に、複数の耐火断熱煉瓦が前記炉壁の高さ方向に積層されて設けられた耐火煉瓦部と、を備え、
    前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のうち、前記外殻部との間に空間を形成可能に配置された複数の離間煉瓦と、前記離間煉瓦よりも炉外側方向に長く形成されて前記外殻部の内側面に接触する長さを有し、かつ接続部材で前記外殻部に対して固定された複数のつなぎ煉瓦と、を備え
    前記接続部材として、前記外殻部の前記内側面と前記つなぎ煉瓦の前記炉外側の端部を固定する接着部材を備える、加熱炉の炉壁構造。
  5. 前記外殻部の前記炉内側に、前記つなぎ煉瓦の前記外殻部側の端部側を支持可能な支持部材が設けられている請求項2〜4のいずれか1項に記載の加熱炉の炉壁構造。
  6. 前記つなぎ煉瓦は、前記高さ方向に積層された前記複数の離間煉瓦の所定数置きに設けられており、
    前記複数のつなぎ煉瓦のそれぞれは、前記高さ方向において略均等間隔で配置されている請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱炉の炉壁構造。
  7. 前記耐火煉瓦部は、前記複数の耐火断熱煉瓦のそれぞれの上面及び下面に、前記複数の耐火断熱煉瓦のそれぞれが前記高さ方向に隣接するもの同士で互いに嵌合可能な嵌合構造を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱炉の炉壁構造。
  8. 前記外殻部と前記離間煉瓦との間に形成される空間に、前記耐火断熱煉瓦よりも軽量かつ熱伝導率の低い断熱部材が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱炉の炉壁構造。
  9. 前記断熱部材は、密度が0.1〜0.6g/cm 3 であると共に、1000℃での熱伝導率が0.1〜0.5W/m・Kであり、
    前記耐火断熱煉瓦は、密度が0.7〜3.5g/cm 3 であると共に、1000℃での熱伝導率が0.6〜3.5W/m・Kである、請求項8に記載の加熱炉の炉壁構造。
  10. 前記外殻部と前記離間煉瓦との間に空間が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱炉の炉壁構造。
  11. 前記炉壁の高さ方向に積層された前記複数の耐火断熱煉瓦のそれぞれは、互いに接着剤で固定されている請求項1〜10のいずれか1項に記載の加熱炉の炉壁構造。
JP2015194283A 2015-09-30 2015-09-30 加熱炉の炉壁構造 Active JP5953414B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015194283A JP5953414B1 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 加熱炉の炉壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015194283A JP5953414B1 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 加熱炉の炉壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5953414B1 true JP5953414B1 (ja) 2016-07-20
JP2017067381A JP2017067381A (ja) 2017-04-06

Family

ID=56418707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015194283A Active JP5953414B1 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 加熱炉の炉壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5953414B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110425871A (zh) * 2019-08-20 2019-11-08 苏州汇科机电设备有限公司 推板炉的炉壁结构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236740A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Akechi Ceramics Co Ltd 炉体構造
JP5819522B2 (ja) * 2011-06-22 2015-11-24 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated スパース結合性をもたらす局所競合学習則のための方法および装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236740A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Akechi Ceramics Co Ltd 炉体構造
JP5819522B2 (ja) * 2011-06-22 2015-11-24 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated スパース結合性をもたらす局所競合学習則のための方法および装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6016003252; 新しい窯炉とその耐火物 , 19730201, 第468ページ, 耐火物技術協会 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110425871A (zh) * 2019-08-20 2019-11-08 苏州汇科机电设备有限公司 推板炉的炉壁结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017067381A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013179409A1 (ja) 大迫天井構造
JP5953414B1 (ja) 加熱炉の炉壁構造
EP3058300B1 (en) Burner port block assembly
JP5819552B1 (ja) 加熱炉の炉壁構造及びその製造方法
US3171370A (en) Refractory sprung arch
CN219956110U (zh) 一种低导热刚玉质耐火砖
CN207945690U (zh) 一种带有砖体结构的高温炉烟管道
CN215373517U (zh) 一种高强度耐磨结合碳化硅耐火砖
JP2008045816A (ja) 焼成炉炉体構造
US3394511A (en) Refractory construction
CN203501788U (zh) 锆质纤维结构的圆弧拱顶炉衬
CN217032028U (zh) 一种新型防火耐热镁砖
CN208058161U (zh) 一种带有内保温的双套筒型高温炉烟管道
US20160178281A1 (en) Refractory ceramic lining brick and corresponding refractory ceramic lining
JP2001183070A (ja) 陶芸用電気炉
JPH06281132A (ja) セラミックファイバー製バーナータイル
CN217083308U (zh) 一种复合镁铬砖
CN218955476U (zh) 一种异形耐火砖及窑炉内衬结构
CN211233939U (zh) 电热炉用耐火砖
JPS608314Y2 (ja) 工業炉の炉壁構造
JP2007101064A (ja) 工業炉の炉壁構造
CN205991709U (zh) 一种抗断裂耐火砖
JP2014190574A (ja) 耐火レンガ保持構造
JP6428692B2 (ja) 耐火物構造
JPH0217869Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5953414

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250