JP5228764B2 - ロール吊具 - Google Patents

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本発明は、ロール用の吊具に関するものであり、詳しくは、鋼材圧延用のロール、とくに垂直姿勢および水平姿勢のいずれのロールに対しても吊具の着脱が容易に行えるロール用の吊具に関する。
鋼材を線材や棒鋼等に圧延する場合、鋼材圧延機には垂直スタンド(ロールを垂直姿勢に配置するスタンド)を用いる場合がある。垂直スタンドからロールを抜き出す場合、従来では、例えば図1(a)、(b)に示すように、垂直スタンド30内のロール10のロールネック11部に設けられた吊具通し孔12にシャックル22を通し、シャックル22と連結した吊ワイヤ21をクレーンのフック20で吊り上げる。図1(a)の状態とするためには、その前段階の玉掛作業として、圧延ライン外の場所でフック20にシャックル22付き吊ワイヤ21を掛けた後、ハウジング30上部へと移動し、ロールネック11部の吊具通し孔12にシャックル22を通す作業が行われる。かくして抜き出したロールに対し、ロール孔型を削る等の改削作業を行うためには、ロールを水平姿勢にする必要がある。垂直姿勢から水平姿勢へ90度転回させるには、例えば図1(c)、(d)に示すように吊り上げたロール10を横持ち用台車50へ降ろす。図1(d)の状態とした後、シャックル22を吊具通し孔12から抜き取る。
また、横持ち用台車50から垂直スタンド30へとロール10を組込むには、上記手順とは逆の手順で作業を行っている。
なお、特許文献1には、竪型圧延機ロールの吊具として、ハウジング上での高所玉掛作業のいらない遠隔操作の可能な吊具が開示されており、垂直姿勢のロールに、遠隔操作で吊具を取付け可能としている。しかし、吊り上げたロールを水平姿勢にする点については考慮されていない。
特開平7−206372号公報
ロールネック部への吊具取付け作業は、従来では作業員の手作業によっているので、効率が悪いのみならず、作業員が吊荷の直近に近づいて行わなければならず、危険も伴うという問題があった。この問題を解決するには、水平姿勢にあるロール、垂直姿勢にあるロールのいずれに対しても、自動で吊具をロールネック部に着脱する必要がある。しかし、公知技術では、特許文献1のように垂直姿勢のロールに対しての自動玉掛は可能であるが、水平姿勢のロールに対してなんら考慮がなされていない。すなわち、従来の技術には、垂直姿勢のロールを水平姿勢にするには手作業に頼らざるを得ないという、未解決の課題があった。
本発明は上記課題を解決するために、垂直、水平いずれの姿勢にあるロールに対しても自動着脱可能に機能するロール用の吊具を提供するものであり、その要旨構成は以下のとおりである。
(請求項1)
ロールネック部に吊具通し孔を有するロールを吊るためのロール用の吊具であって、ロータリーフックの下部にネック連結器を前記ロータリーフックの回転軸周りの回転可能に連結してなり、
該ネック連結器は、前記ロールネック部を挿入可能なネック挿入孔を設けたネック挿入治具と、該ネック挿入治具を前記ロールネック部に連結可能なピンと、該ピンを通すピン孔と、前記ピンを前記ピン孔および前記吊具通し孔へ出し入れ可能に支持し、前記ロータリーフックの回転により駆動されるピン着脱機構とを有し、
さらに、前記ネック挿入治具は、前記ロータリーフックの回転軸との直交軸周りの回転可能に構成し、かつ、前記ネック挿入孔の入口には、前記ロータリーフックの回転軸との直交軸周りの回転時に前記ネック挿入孔への水平姿勢状態の前記ロールネック端部の誘導を可能にする嵌合溝を設けたことを特徴とするロール用の吊具。
(請求項2)
前記ネック挿入治具の前記ロータリーフックの回転軸との直交軸周りの回転の中心位置を前記ピン孔の中心位置と一致させたことを特徴とする請求項1に記載のロール用の吊具。
本発明によれば、垂直、水平いずれの姿勢にあるロールに対しても自動着脱可能なロール用の吊具が実現するので、クレーンの運転のみで、ロールネックへの吊具の取付け・取外しが可能となり、作業員が吊荷の直近に近づく必要がない。また、取付け・取外し時間の短縮も図ることができ、作業能率も向上する。
図2は、本発明に係るロール用の吊具(以下、本発明吊具ともいう)の1例を用いて垂直姿勢のロールを吊上げる過程を示す概略図である。図示のように、本発明吊具は、ロールネック11部に吊具通し孔12を有するロール10を吊るためのロール吊具であり、ロータリーフック1の下部にネック連結器2を、ロータリーフック1の回転軸周りの回転可能に連結したものである。ロータリーフック1は、図示しないクレーンで吊持され、所定の回転軸(吊持された状態では鉛直軸になる)周りの回転が可能であり、該回転動作は、クレーン運転系により駆動される。ネック連結器2は、ロールネック11部を挿入可能なネック挿入孔7を設けたネック挿入治具6と、ネック挿入治具6をロールネック11部に連結可能なピン3と、ピン3を通すピン孔4と、ピン3をピン孔4および吊具通し孔12へ出し入れ可能に支持し、ロータリーフック1の回転により駆動されるピン着脱機構5とを有する。ピン孔4は、ロールネック11へのネック挿入治具6の挿入完了時にピン孔4軸と吊具通し孔12軸とが同軸になる位置に設けられている。
ピン着脱機構5は、例えば図2に示すように、中間を支点、両端をそれぞれ力点、作用点としたレバー(梃子)において作用点にはピン3、力点にはロータリーフック1の回転により進退するアームをそれぞれ配設して構成される。ロータリーフック1の回転運動を前記アームの進退運動に変換するリンク手段として、本例では、ロータリーフック1の回転部に前記アームの一端部を蝶番結合する方式を採用しているが、これに限定されず、例えば図4に示すように、ロータリーフック1の回転部と前記アームとをギヤ結合する方式でもよい。
さらに、本発明吊具では、水平姿勢のロールに対して自動着脱可能とするために、ネック挿入治具6は、ロータリーフック1の回転軸との直交軸周りの回転可能に構成し、かつ、ネック挿入孔7の入口には、ロータリーフック1の回転軸との直交軸周りの回転時にネック挿入孔7への水平姿勢状態の前記ロールネック11端部の誘導を可能にする嵌合溝8を設けた。
嵌合溝8は、ネック挿入治具6が垂直姿勢から回転して水平姿勢になった時にネック挿入治具6の上側となるようにする側壁に、水平姿勢のロールネック11端部のほぼ上半分の部分と嵌合可能な溝形状を形成してなる嵌合起点部と、前記上側となるようにする側壁の反対側になる側壁に、垂直姿勢のネック挿入治具6が前記ネック嵌合起点部を水平姿勢のロールネック11端部に当接させたまま水平姿勢へと回転する時のロールネック11端部の通過を許容する広さの空間を形成してなる誘導間口部とで、構成されている。
ところで、ネック挿入治具6をロータリーフック1の回転軸との直交軸周りの回転可能とするに用いる前記直交軸相当軸を治具回転軸と呼ぶことにすると、治具回転軸の回転中心位置は、特に限定されないが、ピン孔4の中心位置と一致させるのが好ましい(図2〜図4の例ではこの好ましい形態を採用した)。というのは、治具回転軸の回転中心位置がピン孔4の中心位置と不一致であると、ピン孔4が治具回転軸の周りを偏心回転するので、この偏心回転運動にピン着脱機構5を追従させる仕組みの追加が必要となり、ネック連結器2の構造がやや複雑化するからである。
次に、本発明吊具を用いて垂直姿勢のロールを吊上げる作業過程を、図2を用いて説明する。この作業はクレーン運転系の操作のみにより進められる。
まず、図2(a)のように、ロール10の真上に本発明吊具をセットする。このときピン孔4軸が吊具通し孔12軸とほぼ平行になるようにする。そして本発明吊具を下降させると、図2(b)のように、ネック連結器2内にロールネック11が挿入され、ピン孔4と吊具通し孔12が同軸位置にくる。そこでロータリーフック1を回転させると、ピン着脱機構5の作用により、図2(c)のように、ピン3がピン孔4および吊具通し孔12に差し込まれる。これで、ロール10とネック連結器2との連結が完了したので、図2(d)のように、本発明吊具を上昇させ、目的の場所へロール10を吊持搬送する。
ロール10を垂直姿勢となるように吊降ろす場合は、図2の過程を逆に辿ればよい。
次に、本発明吊具を用いて水平姿勢のロールを吊上げる作業過程を、図3を用いて説明する。この説明の途中では図4も参照される。この作業はクレーン運転系の操作のみにより進められる。
まず、図3(a)あるいは図4(a)のように、嵌合溝8の嵌合起点部がロールネック11端部の真上に位置するように本発明吊具をセットする。このときピン孔4軸が吊具通し孔12軸とほぼ平行になるようにする。そして本発明吊具を下降させると、図3(b)のように、嵌合溝8の嵌合起点部がロールネック11端部に当接し、かつ、ネック挿入治具6の、嵌合起点部を設けた側壁の両側の側壁によってロールネック11端部が挟まれる。そこでさらに本発明吊具を下降させていくと、図3(c)あるいは図4(b)のように、ネック挿入治具6が回転して、ロールネック11端部を誘導間口部からネック挿入孔7へと誘導しながら、図3(d)あるいは図4(c)のように、水平姿勢の状態に達する。この状態で、ネック連結器2をロールネック11の付根部まで移動させると、移動完了時には、図3(e)あるいは図4(d)のように、ネック連結器2内にロールネック11が挿入され、ピン孔4と吊具通し孔12が同軸位置にくる。そこでロータリーフック1を回転させると、ピン着脱機構5の作用により、図3(f)あるいは図4(e)のように、ピン3がピン孔4および吊具通し孔12に差し込まれる。これで、ロール10とネック連結器2との連結が完了したので、図3(g)のように、本発明吊具を上昇させ、目的の場所へロール10を吊持搬送する。
ロール10を垂直姿勢となるように吊降ろす場合は、図3の過程を逆に辿ればよい。
以上のとおり、本発明吊具を用いることにより、垂直、水平のいずれの姿勢のロールに対しても自動で玉掛(吊具取付け・取外し)作業を行うことが可能となる。
従来のロール組替え作業方法の1例を示す概略図 本発明吊具の1例を用いて垂直姿勢のロールを吊上げる過程を示す概略図 本発明吊具の1例(図2の例と同じもの)を用いて水平姿勢のロールを吊上げる過程を示す概略図 本発明吊具の1例(前掲図の例とは別のもの)を用いて水平姿勢のロールを吊上げる過程を示す概略図
符号の説明
1 ロータリーフック
2 ネック連結器
3 ピン
4 ピン孔
5 ピン着脱機構
6 ネック挿入治具
7 ネック挿入孔
8 嵌合溝
10 ロール
11 ロールネック
12 吊具通し孔
20 フック
21 吊ワイヤ
22 シャックル
30 垂直スタンド
50 横持ち用台車

Claims (2)

  1. ロールネック部に吊具通し孔を有するロールを吊るためのロール用の吊具であって、ロータリーフックの下部にネック連結器を前記ロータリーフックの回転軸周りの回転可能に連結してなり、
    該ネック連結器は、前記ロールネック部を挿入可能なネック挿入孔を設けたネック挿入治具と、該ネック挿入治具を前記ロールネック部に連結可能なピンと、該ピンを通すピン孔と、前記ピンを前記ピン孔および前記吊具通し孔へ出し入れ可能に支持し、前記ロータリーフックの回転により駆動されるピン着脱機構とを有し、
    さらに、前記ネック挿入治具は、前記ロータリーフックの回転軸との直交軸周りの回転可能に構成し、かつ、前記ネック挿入孔の入口には、前記ロータリーフックの回転軸との直交軸周りの回転時に前記ネック挿入孔への水平姿勢状態の前記ロールネック端部の誘導を可能にする嵌合溝を設けたことを特徴とするロール用の吊具。
  2. 前記ネック挿入治具の前記ロータリーフックの回転軸との直交軸周りの回転の中心位置を前記ピン孔の中心位置と一致させたことを特徴とする請求項1に記載のロール用の吊具。
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