JP5228611B2 - 基板ケース - Google Patents

基板ケース Download PDF

Info

Publication number
JP5228611B2
JP5228611B2 JP2008125962A JP2008125962A JP5228611B2 JP 5228611 B2 JP5228611 B2 JP 5228611B2 JP 2008125962 A JP2008125962 A JP 2008125962A JP 2008125962 A JP2008125962 A JP 2008125962A JP 5228611 B2 JP5228611 B2 JP 5228611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
case
seal
substrate case
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008125962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009273564A (ja
Inventor
正博 竹内
誠市 梁川
Original Assignee
株式会社竹屋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社竹屋 filed Critical 株式会社竹屋
Priority to JP2008125962A priority Critical patent/JP5228611B2/ja
Publication of JP2009273564A publication Critical patent/JP2009273564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5228611B2 publication Critical patent/JP5228611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、例えば、遊技機の制御基板等を収納する基板ケースに関する。
パチンコ機は、それをコントロールするためのROM等の制御基板を裏側に備えている。この制御基板は、ケース本体と蓋体とから成る基板ケースに収納され、ケース本体と蓋体とは封止される。従来、基板ケースの封止を不正に解除することが困難であり、不正に封止が解除された場合はその発見が容易となる封止構造が種々提案されている。
ところで、制御基板を収容する基板ケースから遊技機本体枠にかけて、剥離すると復元困難な封印シールを貼付し、不正に基板ケースを遊技機本体枠から取り外せば、封印シールによる痕跡が残るようにする技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−296239号公報
特許文献1に開示されているような、復元困難な封印シールを、ケース本体と蓋体とに跨るように貼付し、基板ケースを不正に開けると、その痕跡が残るようにすることが考えられる。しかしながら、基板ケースの外側に封印シールを貼付すると、意図しない接触により、封印シールが破れてしまうことがある。特に、封印シールにICタグを取り付ける場合は、意図しない接触によりICタグが破壊され、IDが読みとれなくなってしまうことがある。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、基板ケースを不正に開けると痕跡が残るが、意図しない接触等によって封印が解除されてしまうことがない基板ケースを提供することを目的とする。
(1)請求項の発明は、
ケース本体と、前記ケース本体に蓋をする蓋体と、を備え、基板を収容する基板ケースであって、前記ケース本体と前記蓋体とを結合させることが可能であるとともに、前記蓋体が前記ケース本体に対し所定の移動をすると、前記結合が解除される結合/解除部材と、
前記基板ケースの内部において、幕状部材を、前記ケース本体及び前記蓋体のうちの一方に保持する保持部材と、
前記ケース本体と前記蓋体とが結合した状態から、前記所定の移動を行ったとき、前記幕状部材を横切るように、前記ケース本体及び前記蓋体のうち、前記一方ではない側に取り付けられた破幕部材と、
を備え、
前記所定の移動は、前記蓋体を前記ケース本体に対し所定の方向にスライドさせる移動であり、
前記保持部材は、前記幕状部材の面が前記所定の方向に直交する向きで前記幕状部材を保持することを特徴とする基板ケースを要旨とする。
)請求項の発明は、
前記幕状部材は、ICタグを備えていることを特徴とする請求項1記載の基板ケースを要旨とする。
本発明の基板ケースでは、幕状部材が破れるとICタグが破壊され、その機能が失われるため、幕状部材が破れたことを容易に発見することができる。
)請求項の発明は、
前記保持部材は、前記破幕部材が横切る領域を切り欠き部とした形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の基板ケースを要旨とする。
本発明の基板ケースでは、例えば、切り欠き部を跨ぐように、幕状部材を保持部材に貼付することができる。その場合、幕状部材は、切り欠き部以外の部分では、保持部材に貼付されているため、幕状部材を不正に剥がし難くすることができる
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.第1の実施形態
(1)基板ケース1の構成
図1〜図8に基づいて基板ケース1の構成を説明する。図1は蓋体5がケース本体3に固定された状態における基板ケース1の構成を表す斜視図であり、図2はケース本体3と蓋体5とが分離した状態における基板ケース1の構成を表す斜視図であり、図3はスライド固定部7、9の構成を表す側面図であり、図4は蓋体5をY方向にずらした状態における基板ケース1の構成を表す斜視図であり、図5はボス対11の側断面図であり、図6は保持部29及び破幕部材39と、その周辺の構成を表す斜視図であり、図7は保持部29と破幕部材39との位置関係を表す斜視図であり、図8は封印シール33の構成を表す説明図である。
基板ケース1は、パチンコ機の制御基板(図示略)を収容し、封止するためのケースであり、図1に示すように、略直方体の形状を有する。基板ケース1は、制御基板を収容するケース本体3と、ケース本体3に蓋をする蓋体5とから構成される。
ケース本体3に対する蓋体5の固定は、ケース本体3に設けられたスライド固定部(結合/解除部材)7と、蓋体5に設けられたスライド固定部(結合/解除部材)9とを係合させることにより行う。
スライド固定部7は、図2及び図3(a)に示すように、ケース本体3におけるW方向側の側面と、Z方向側の側面の上端付近に、外側に向けて立設された突起部である。スライド固定部7は、所定の間隔をおいて複数設けられ、それぞれが水平方向に沿って延びている。なお、図2では、説明の便宜のため、スライド固定部7、9以外の構成を一部省略している。
スライド固定部9は、図2及び図3(a)に示すように、蓋体5におけるW方向側の側面と、Z方向側の側面の下端付近に、内側に向けて立設された突起部である。スライド固定部9は、高い位置にあるA部9aと、A部9aよりも低い位置にあるB部9bとが、X−Y方向に沿って、交互に並んだ形状を有する。A部9aと、そのX方向側に隣接するB9bとは、内側に向けて立設された突起部であるC部9cにより連結されている。A部9a、B部9bのX−Y方向における長さは、それぞれ、スライド固定部7の長さと同じである。また、A部9aの下端と、B部9bの上端との、上下方向における距離は、スライド固定部7の厚みよりもわずかに大きく設定されている。
ケース本体3に対し蓋体5を固定するには、まず、図3(a)に示すように、スライド固定部7の真上にA部9aが位置する状態(図4に示すように、蓋体5が、ケース本体3から見て、Y方向に少しずれている状態)にて、蓋体5をケース本体3に近づけて行く。すると、A部9aが、スライド固定部7に、上から当接する。このとき、B部9bの上端は、スライド固定部7の下端より、わずかに低くなっている。次に、蓋体5を、X方向にスライドさせ、図1に示すように、蓋体5とケース本体3のX−Y方向における位置が揃うようにする。このとき、図3(b)に示すように、B部9bが、スライド固定部7の下側に差し込まれる。この結果、蓋体5は上方向に移動できなくなり、蓋体5はケース本体3に対し固定される。なお、蓋体5をX方向にスライドさせるとき、C部9cがスライド固定部7に当接することにより、蓋体5のスライドが行き過ぎることはない。
ケース本体3と蓋体5との固定を解除するには、図3(b)及び図1に示す状態から、蓋体5をY方向にスライドさせ、スライド固定部7とスライド固定部9とのX−Y方向における位置関係を図3(a)のようにしておき、蓋体5を上方向に持ち上げればよい。
ケース本体3と蓋体5との封止は、2組のボス対11により行われる。ボス対11は、図1に示すように、蓋体5側に設けられた第1ボス13と、ケース本体3側に設けられた第2ボス15とから構成される。第1ボス13は、第1連結部17を介して蓋体5に取り付けられており、第2ボス15は、第2連結部19を介してケース本体3に取り付けられている。第1連結部17及び第2連結部19は、ともに、細い棒状の部材であり、切断容易である。
第1ボス13は略円柱状の部材であり、図5に示すように、その軸方向に貫通する貫通穴21が形成されている。また、貫通穴21の上方には、貫通穴21に差し込まれるワンウェイネジ23の頭23aを隠すために座繰り25が形成されている。第2ボス15は略円柱状の部材であり、その軸方向に、ワンウェイネジ23に対応した螺合穴27が形成されている。
蓋体5をケース本体3に固定したとき、図5に示すように、第1ボス13と第2ボス15とは、貫通穴21及び螺合穴27が同軸上となるように並ぶ。この状態で、ワンウェイネジ23を貫通穴21に通し、螺合穴27にねじ込むことで、第1ボス13と第2ボス15とが封止され、結果として、ケース本体3と蓋体5とが封止される。
なお、ボス対11は、図1に示すように、2組あるので、ケース本体3と蓋体5とを最初に封止するときは、そのうち一組のみを使用すればよい。一旦封止した後、封止を解除するには、封止に用いたボス対11を、第1連結部17及び第2連結部19の部分で、蓋体5及びケース本体3から切り離せばよい。その後、再度封止を行うには、もう一方のボス対11を用いればよい。
ケース本体3は、その内部に、図6に示すように、保持部29を備える。保持部29は、下面が開放された、内部が中空である箱状の部材であり、その下面において、ケース本体3の底面3aに取り付けられている。底面3aは、保持部29の下面に当たる部分を切り欠いて、挿入口31としている。従って、ケース本体3の下側から、挿入口31を通り、保持部29の内部まで連通している。また、保持部29には、そのW方向側の側面から、Z方向に向かい、保持部29の幅の略1/2の長さにわたって切り欠かれた凹部29aが形成されている。凹部29aにおいて、保持部29の内外は連通している。
基板ケース1は、図6に示すように、封印シール33を貼付可能な貼付部35を備えている。貼付部35は、挿入口31を通り、保持部29内に収納可能な大きさの板状部材である。貼付部35は、保持部29内に収納されたとき、X−Y方向から見て、保持部29の凹部29aと重複する部分が切り欠かれ、切り欠き部35aとなっている。封印シール33は、貼付部35のうち、切り欠き部35aを含む領域に貼付される。従って、封印シール33を貼付した貼付部35を保持部29内に収容したとき、凹部29aには、封印シール33のみが存在し、貼付部35は存在しない。貼付部35は、その両側面の上端付近に、外側に向けて突出した係合部37、37を備えている。貼付部35を保持部29内に収納したとき、係合部37、37は、保持部29内に設けられた係合受け部(図示略)と係合し、貼付部35の脱落を防止する。
蓋体5は、図6に示すように、その内部に、破幕部材39を備えている。破幕部材39は、蓋体5の天板5aに、下向きに立設された棒状部材である支持部39aと、支持部39aの下端付近から、Z方向に向かって水平に延びる横棒部39bを備えている。
ケース本体3と蓋体5とを、図1及び図3(b)に示すように固定した状態において、破幕部材39は、図7(a)に示すように、保持部29よりもX方向側に位置する。この状態から、蓋体5をY方向にスライドさせ、図3(a)及び図4に示す状態に移行するとき、横棒部39bは凹部29aを通過し、図7(b)に示すように、保持部29よりもY方向側に移動する。
貼付部35に貼付される封印シール33は、図8(a)に示すように、略長方形の形状を有し、図8(b)に示すように、接着剤で形成された粘着層41、特殊紙から成る基材43を積層した構造を有する。また、貼付前の状態では、粘着層41に剥離紙45が付されており、この剥離紙45は、封印シール33を貼付するときに除去される。基材43の表面には、「封印」の文字がオフセット印刷されている(図6、図7参照)。
図8(a)に示すように、封印シール33は、その1対角線の全体にわたって、インレット47が組み込まれている。インレット47の内部には、図示しないICタグのミューチップ(超小型無線認識用ICチップ)と外部アンテナが収容されている。インレット47には、複数の切り込み47aが形成されている。そのため、横棒部39bが当り、インレット47に力が加わると、インレット47は切り込み47aの部分で容易に切断される。インレット47が切断されると、その中の外部アンテナも切断されてしまい、ICタグは機能しなくなる。
図8(a)に示すように、粘着層41及び基材43にも、切り込み49が形成されており、横棒部39bが当り、インレット47に力が加わると、封印シール33は、この切り込み49の部分で容易に破れる。また、図8(a)に示すように、封印シール33の周囲は波形に加工されている。そのため、封印シール33を剥がそうとして力が加わったとき、封印シール33は、この波形における谷の部分で容易に破れる。以上のように、封印シール33は、力を加えたとき容易に破れ、破れたときはICタグの機能が失われる。
(2)基板ケース1の封止方法
次に、基板ケース1を封止する方法を、図1〜8に加え、図9を用いて説明する。図9は基板ケース1の構成を表す斜視図であり、(a)は貼付部35を挿入する前の状態を表し、(b)は貼付部35を挿入した後の状態を表す。
まず、保持部29から貼付部35を取り外しておき(図6参照)、図4に示すように、蓋体5を、Y方向にずらした状態でケース本体3に当接させ、次に、蓋体5をX方向にスライドさせ、図1に示す状態とする。こうすることにより、上述したように、スライド固定部7、9の係合により蓋体5がケース本体3に固定される(図3参照)。なお、上記のスライドのとき、横棒部39bは、図7(b)に示す、保持部29よりもY方向側の位置から、凹部29aを通り、図7(a)に示す、保持部29よりもX方向側の位置に移動するが、上述したように、保持部29に貼付部35は取り付けられていないので、横棒部39bが封印シール33を破ることはない。
上記のように、ケース本体3に蓋体5を固定したとき、図5に示すように、第1ボス13と第2ボス15とは、貫通穴21及び螺合穴27が同軸上となるように並ぶ。この状態で、ワンウェイネジ23を貫通穴21に通し、螺合穴27にねじ込むことで、第1ボス13と第2ボス15とを封止する。
次に、図9(a)に示すように、封印シール33を貼付した貼付部35を、挿入口31から、保持部29内に挿入する。その結果、図9(b)に示すように、貼付部35が保持部29内に保持され、凹部29aにおいて、貼付部35に貼付された封印シール33が露出する。なお、上述したように、貼付部35の切り欠き部35aは、X−Y方向から見て、保持部29の凹部29aと重複するから、凹部29aには、封印シール33のみが存在し、貼付部35は存在しない。
(3)基板ケース1が奏する効果
(i)基板ケース1を開放するためには、ケース本体3と蓋体5とを、図1及び図3(b)に示すように固定した状態から、蓋体5をY方向に向かってスライドさせ、図3(a)及び図4に示す状態に移行させ、スライド固定部7、9の係合を解除する必要がある。
上述したように、このスライドのとき、横棒部39bは、図7(a)に示す位置から、凹部29aを通過し、図7(b)に示す位置に移動し、その過程において、凹部29aに露出した封印シール33を破る。封印シール33が破られると、それに取り付けられたICタグの機能が失われる。よって、基板ケース1を不正に開放する行為は、ICタグの機能が失われることにより、容易に発見することができる。
(ii)封印シール33は、基板ケース1の内部に収容されているので、意図しない接触により破れてしまうようなことがない。
(iii)封印シール33は、切り欠き部35a以外の部分では、貼付部35に貼付されているため、封印シール33を容易に剥がすことができない。
2.第2の実施形態
(1)基板ケース1の構成
本実施形態における基板ケース1の構成及びその封止方法は、基本的には前記第1の実施形態と同様であるが、一部において相違する。以下では、その相違点を中心に、図10〜図12に基づいて説明する。図10は貼付部135、及び破幕部材53、55と、その周辺の構成を表す斜視図であり、図11は貼付部135とその周辺の構成を表す説明図であり、図12は貼付部135と破幕部材53、55との位置関係を表す説明図である。
本実施形態では、貼付部135は図10に示すように、箱状の土台部135a、互いに平行な2枚の板状部材である第1壁135b及び第2壁135c、第1壁135bと第2壁135cとをそれらの中央で連結する連結壁135d、土台部135aの底面に取り付けられ、W−Z方向を長手方向とする板状部材である孔埋片135e、土台部135aの底面付近からX方向、Y方向にそれぞれ突出する、断面3角形の突起である係合部135fを備えている。第1壁135bには、W−Z方向に沿って切り欠かれた凹部135gが形成されている。封印シール33は、第1壁135bにおけるX方向側の面に、凹部135gを上下に跨ぐようにして貼付される。
ケース本体3の底面には、貼付部135を下側から挿入可能な挿入口31が形成されるとともに、その両側に、係合受け部(保持部)51が形成されている。係合受け部51は、図10に示すように、挿入口31の端面よりもやや外側に位置し、その上部は、下部よりも、内側に張り出している。挿入口31のW−Z方向における長さは、土台部135aの長さよりも長く、孔埋片135eの長さよりも短くなっている。
貼付部135は、図11、図12に示すように、挿入口31からケース本体3の内部に挿入することができる。このとき、図12(a)、(b)に示すように、係合部135fを、係合受け部51及びケース本体3の底面3aで形成される断面コの字の溝に係合することで、貼付部135をケース本体3に対し固定することができる。
上述したように、挿入口31のW−Z方向における長さは、土台部135aの長さよりも長いため、貼付部135を、図11に示す位置から、W−Z方向にスライドさせることが可能である。スライド可能な範囲は、土台部135aが挿入口31の端面に当接する位置を限度とする。孔埋片135eは、貼付部135が限度一杯までスライドしても、挿入口31の全体を覆う長さを有する。
蓋体5は、図10に示すように、その内部に、一対の破幕部材53、55を備えている。破幕部材53は、蓋体5の天板5aに、下向きに立設された棒状部材である支持部53aと、支持部53aの下端付近から、Z方向に向かって延びる横棒部53bとを備えている。また、破幕部材55は、蓋体5の天板5aに、下向きに立設された棒状部材である支持部55aと、支持部55aの下端付近から、W方向に向かって延びる横棒部55bとを備えている。
蓋体5をケース本体3に固定したとき、破幕部材53、55は、図12(a)に示すように、貼付部135よりもX方向側に位置する。この状態から、蓋体5を取り外すために、蓋体5をY方向にスライドさせると、破幕部材53、55の横棒部53b、55b
は凹部135gを通過し、図12(b)に示すように、第1壁135bよりもY方向側に移動する。なお、支持部53aは貼付部135よりもW方向側に位置し、支持部55aは貼付部135よりもZ方向側に位置するので、蓋体5をY方向にスライドさせても、支持部53a、55aが貼付部135に衝突することはない。
(2)基板ケース1の封止方法
次に、基板ケース1を封止する方法を図13及び図14を用いて説明する。まず、ケース本体3から貼付部135を取り外しておき(図10参照)、図13(a)に示すように、蓋体5を、Y方向にずらした状態でケース本体3に当接させ、次に、蓋体5をX方向にスライドさせ、図13(b)に示す状態とする。こうすることにより、スライド固定部7、9の係合により蓋体5がケース本体3に固定される(図3参照)。そして、前記第1の実施形態と同様に、第1ボス13と第2ボス15とをワンウェイネジ23で封止する。
次に、図14(a)に示すように、封印シール33を貼付した貼付部135を、挿入口31から、ケース本体3内に挿入する。その結果、図14(b)に示すように、貼付部135がケース本体3内に保持される。このとき、破幕部材53、55、貼付部135、及び封印シール33の位置関係は、図12(a)に示すものとなる。
(3)基板ケース1が奏する効果
(i)基板ケース1を開放するためには、ケース本体3と蓋体5とを、図14(b)に示すように固定した状態から、蓋体5をY方向にスライドさせ、図13(a)に示す状態に移行させ、スライド固定部7、9の係合を解除する必要がある。
上述したように、このスライドのとき、横棒部53b、55bは、図12(a)に示す位置から、凹部135gを通過し、図12(b)に示す位置に移動し、その過程において、凹部135gに露出した封印シール33を破る。封印シール33が破られると、それに取り付けられたICタグの機能が失われる。よって、基板ケース1を不正に開放する行為は、ICタグの機能が失われることにより、容易に発見することができる。
(ii)封印シール33は、基板ケース1の内部に収容されているので、意図しない接触により破れてしまうようなことがない。
(iii)封印シール33は、切り欠き部135g以外の部分では、貼付部35に貼付されているため、封印シール33を容易に剥がすことができない。
(iv) 貼付部135は、上述したように、W−Z方向に沿ってスライド移動することができる。そのため、基板ケース1内を目視点検するとき、貼付部135が邪魔になることがなく、目視点検が容易になる。
(v)貼付部135がスライド移動しても、常に、孔埋片135eは挿入口31を覆い、隙間が生じないので、隙間から不正を行うことを防止できる。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、ケース本体3と蓋体5とを、前記実施の形態とは逆にしてもよい。すなわち、保持部29、貼付部135を蓋体5側に取り付け、破幕部材39、53、55をケース本体3側に取り付けてもよい。
また、第1の実施形態における貼付部35及び保持部29、第2の実施形態における貼付部135は、透明な材料(例えば透明樹脂等)から成る透明な部材とすることができる。こうすることにより、封印シール33を視認し易くなる。
また、蓋体5をケース本体3に取り付ける方法は、ケース本体3に対し、蓋体5を回動可能に取り付ける方法であってもよい。例えば、蓋体5のうち、第1ボス13が設けられた側面とは反対側の側面(図1における右奥側の側面)に回動軸を設けるとともに、ケース本体3のうち、第2ボス15が設けられた側面とは反対側の側面(図1における右奥側の側面)に、上述した回動軸を回動可能に軸支する軸受けを設け、蓋体5が回動軸を回動中心として、ケース本体3を閉じる位置と、ケース本体3を開放する位置との間を回動可能とすることができる。この場合、蓋体5がケース本体3を閉じる位置にあるときは蓋体5とケース本体3とを結合し、蓋体5がケース本体3を開放するように回動したときは、その結合を解除する、周知の結合/解除部材を設けることができる。また、貼付部35、135、保持部29、破幕部材53、55は、蓋体5が、ケース本体3を閉じる位置から、ケース本体3を開放する位置に回動するとき、破幕部材53、55が封印シール33を破るように配置することができる。
蓋体5がケース本体3に固定された状態における基板ケース1の構成を表す斜視図である。 ケース本体3と蓋体5とが分離した状態における基板ケース1の構成を表す斜視図である。 スライド固定部7、9の構成を表す側面図であり、(a)はケース本体3と蓋体5とが分離した状態を表し、(b)はケース本体3に蓋体5が固定された状態を表す。 蓋体5をY方向にずらした状態における基板ケース1の構成を表す斜視図である。 ボス対11の側断面図である。 保持部29及び破幕部材39と、その周辺の構成を表す斜視図である。 保持部29と破幕部材39との位置関係を表す斜視図であり、(a)は蓋体5をケース本体3に固定した状態を表し、(b)は蓋体5をY方向にずらした状態を表す。 封印シール33の構成を表す説明図であって、(a)は平面図、(b)は断面図である。 基板ケース1の構成を表す斜視図であり、(a)は貼付部35を挿入する前の状態を表し、(b)は貼付部35を挿入した後の状態を表す。 貼付部135及び破幕部材53、55と、その周辺の構成を表す斜視図である。 貼付部135とその周辺の構成を表す説明図である。 貼付部135と破幕部材53、55との位置関係を表す説明図であり、(a)は蓋体5をケース本体3に固定した状態を表し、(b)は蓋体5をY方向にずらした状態を表す。 基板ケース1の構成を表す斜視図であり、(a)は蓋体5をY方向にずらした状態を表し、(b)は蓋体5をケース本体3に固定した状態を表す。 基板ケース1の構成を表す斜視図であり、(a)は貼付部135を挿入する前の状態を表し、(b)は貼付部135を挿入した後の状態を表す。
符号の説明
1・・・基板ケース、3・・・ケース本体、3a・・・底面、5・・・蓋体、
5a・・・天板、7、9・・・スライド固定部、11・・・ボス対、
13・・・第1ボス、15・・・第2ボス、17・・・第1連結部、
19・・・第2連結部、21・・・貫通穴、23・・・ワンウェイネジ、
23a・・・頭、25・・・座繰り、27・・・螺合穴、29・・・保持部、
29a・・・凹部、31・・・挿入口、33・・・封印シール、35・・・貼付部、
35a・・・切り欠き部、37・・・係合部、39・・・破幕部材、
39a・・・支持部、39b・・・横棒部、41・・・粘着層、43・・・基材、
45・・・剥離紙、47・・・インレット、47a・・・切り込み、
49・・・切り込み、51・・・係合受け部、53・・・破幕部材、
53a・・・支持部、53b・・・横棒部、55・・・破幕部材、55a・・・支持部、
55b・・・横棒部、135・・・貼付部、135a・・・土台部、
135b・・・第1壁、135c・・・第2壁、135d・・・連結壁、
135e・・・孔埋片、135f・・・係合部、135g・・・凹部

Claims (3)

  1. ケース本体と、
    前記ケース本体に蓋をする蓋体と、を備え、
    基板を収容する基板ケースであって、
    前記ケース本体と前記蓋体とを結合させることが可能であるとともに、前記蓋体が前記ケース本体に対し所定の移動をすると、前記結合が解除される結合/解除部材と、
    前記基板ケースの内部において、幕状部材を、前記ケース本体及び前記蓋体のうちの一方に保持する保持部材と、
    前記ケース本体と前記蓋体とが結合した状態から、前記所定の移動を行ったとき、前記幕状部材を横切るように、前記ケース本体及び前記蓋体のうち、前記一方ではない側に取り付けられた破幕部材と、
    を備え、
    前記所定の移動は、前記蓋体を前記ケース本体に対し所定の方向にスライドさせる移動であり、
    前記保持部材は、前記幕状部材の面が前記所定の方向に直交する向きで前記幕状部材を保持することを特徴とする基板ケース。
  2. 前記幕状部材は、ICタグを備えていることを特徴とする請求項1記載の基板ケース。
  3. 前記保持部材は、前記破幕部材が横切る領域を切り欠き部とした形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の基板ケース。
JP2008125962A 2008-05-13 2008-05-13 基板ケース Active JP5228611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125962A JP5228611B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 基板ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125962A JP5228611B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 基板ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009273564A JP2009273564A (ja) 2009-11-26
JP5228611B2 true JP5228611B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=41439554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008125962A Active JP5228611B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 基板ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5228611B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5055630B2 (ja) * 2008-09-12 2012-10-24 株式会社ソフイア 遊技機
JP5228180B2 (ja) * 2008-10-17 2013-07-03 株式会社浅間製作所 遊技機の基板ケース
JP5285409B2 (ja) * 2008-12-08 2013-09-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5150873B2 (ja) * 2010-01-19 2013-02-27 株式会社ソフイア 遊技機
JP5344765B2 (ja) * 2010-01-29 2013-11-20 サミー株式会社 電子基板ユニット
JP5240734B2 (ja) * 2010-05-14 2013-07-17 サミー株式会社 ケース封印構造
JP5283132B2 (ja) * 2010-05-14 2013-09-04 サミー株式会社 ケース封印構造
JP5659402B2 (ja) * 2010-05-25 2015-01-28 株式会社大一商会 遊技機
JP5755433B2 (ja) * 2010-11-25 2015-07-29 株式会社平和 回路基板ケース及び遊技機
JP5833349B2 (ja) * 2011-06-17 2015-12-16 株式会社平和 遊技機の基板ケース
JP5794484B2 (ja) * 2014-03-06 2015-10-14 株式会社大都技研 遊技台
JP5975495B2 (ja) * 2014-11-10 2016-08-23 株式会社大一商会 遊技機
JP6078752B2 (ja) * 2015-07-30 2017-02-15 株式会社大都技研 遊技台

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2984711B2 (ja) * 1997-03-19 1999-11-29 ゲンネットワーク株式会社 遊技機用制御基板ケース及び遊技機用制御基板ケースの封印方法
JP2005040350A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP4539670B2 (ja) * 2007-03-27 2010-09-08 奥村遊機株式会社 遊技機用基板ケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009273564A (ja) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228611B2 (ja) 基板ケース
JP5228180B2 (ja) 遊技機の基板ケース
JP2010115222A5 (ja)
JP5422951B2 (ja) 基板ケースの取り付け構造
JP2009172026A (ja) 基板ケースの封止構造
JP5272553B2 (ja) 基板ケース、基板ケースの封止構造、及び遊技機
JP2006231042A (ja) 遊技機
JP4480652B2 (ja) 制御基板封止構造
JP5694758B2 (ja) 遊技機の基板ユニット
JP2006087807A (ja) 遊技機
JP2009273563A (ja) 基板ケースの封止構造
JP5838386B2 (ja) 遊技機
JP2008036338A (ja) 遊技機の基板ケース
JP5055630B2 (ja) 遊技機
JP5056872B2 (ja) 画像表示装置
JP2010178769A (ja) 制御基板の封印構造
JP5240734B2 (ja) ケース封印構造
JP5005288B2 (ja) 遊技機の基板ケース
JP5935925B2 (ja) 基板ケースの封止構造
JP6137383B2 (ja) 基板ケースの封止構造
JP5790623B2 (ja) 基板ケースの封止構造
JP6569067B2 (ja) 遊技機用制御装置
JP6057291B2 (ja) 基板ケースユニット
JP4055062B2 (ja) パチンコ機における基板収納ボックスの封印構造
JP5183434B2 (ja) 基板ケースの固定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5228611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150