JP5219493B2 - 発光素子及びそれを用いた発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は発光素子に関するものである。
有機EL発光装置は、薄膜で自発光を特徴とした有機EL素子(発光素子)から構成され、新方式のフラットパネルディスプレイとして応用されている。有機EL素子は、陰極から電子を、陽極からホール(正孔)を有機層に注入し、有機層中の発光層で励起子を生成させ、これら励起子が基底状態にもどる際に光が放出される原理を利用している。発光層は、蛍光性有機化合物若しくは燐光性有機化合物、量子ドットなどの発光性材料から成る。
このような有機EL素子の開発課題の一つとして、発光効率の向上がある。有機EL素子は、通常、陽極、発光層を含む有機層および陰極が1次元的に積層された構成をとる。このとき、空気の屈折率よりも発光層の屈折率(約1.7〜1.9程度)の方が大きい。このため、発光層の内部から放出された光の大部分は、高屈折率から低屈折率へ変化する積層膜の界面で全反射されて、基板に水平な方向(面内方向)に伝播する導波光となり、素子内部に閉じ込められることになる。発光層の内部で発生した光のうち外部に取り出して利用できる光の割合(光取り出し効率)は、通常、約20%程度でしかない。
よって、有機EL素子の発光効率を改善するためには、この光取り出し効率を向上することが重要である。特許文献1では、全反射を防ぎ素子内部への光閉じ込めを抑制することを目的として、有機層の上部や下部(光取り出し側やその反対側)に周期構造(回折格子)を配置する方法が提案されている。
特開平11−283751号公報
しかしながら、上述した従来の有機EL素子は、周期構造の配置により反射電極による基板垂直方向の光の干渉強め合いが損なわれてしまうなどの理由から、周期構造の配置によっては、光取り出し効率を反対に低下させてしまうという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、発光素子の光取り出し効率を向上することを目的とする。
上記背景技術の課題を解決するための手段として、本発明に係る発光素子は、第1電極と、光の出射側にある第2電極と、前記第1電極と前記第2電極の間にある発光層と、を有し、前記発光層よりも前記第1電極側に反射面があり、前記発光層から前記第2電極側に発光する光と、前記発光層から前記反射面側へ発光し前記反射面により反射される光とを干渉により強め合わせる発光素子において前記発光層で発生し前記発光素子の面内方向に導波する光を前記発光素子の外に出射させる周期構造を有し、前記周期構造が、固定端の境界条件を生じる周期構造であり、かつ、前記干渉の節である前記反射面に配置され、前記発光層が前記干渉の腹に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、発光素子の光取り出し効率を向上することが可能となる。
以下、本発明の原理を構成例に基づいて説明する。
本発明では、有機EL素子の光取り出し効率を向上させるために、周期構造が、発光層から第2電極の方向に進む光と発光層から第1電極の方向に進み反射面で反射する光とによって生じる干渉の節に形成されている。周期構造は、発光層で発生し発光素子の面内方向に導波する光を発光素子の外に取り出すための構造である。例えば、以下の実施形態で説明するように、光透過部材中に金属膜が周期的に設けられている構造や、金属膜中に周期的に開口が設けられている構造などである。反射面とは、金属などの反射部材と光透過部材との界面に生じる反射面や屈折率の異なる光透過部材を複数層積層した反射面など、発光素子の外部に取り出される光のスペクトルのピーク波長における反射率が50%より大きい反射面のことを指すものである。
そして、本発明は、周期構造が、発光層から第2電極の方向に進む光と発光層から第1電極の方向に進み反射面で反射する光とによって生じる干渉の節に形成されていることを特徴とする。干渉の節とは、干渉による光の強め合いが極小になる位置のことである。周期構造を干渉の節に設けることにより、発光層から第2電極の方向に進む光と発光層から第1電極の方向に進み反射面で反射する光とによって生じる干渉が周期構造から受ける影響が少なくなる。そのため、干渉による光取り出し効率の向上と周期構造による光取り出し効率の向上を両立することができ、光取り出し効率が飛躍的に向上する。
干渉の節に周期構造が構成された有機EL素子の断面概略図を図1に、俯瞰概略図を図2に示す。なお、図示例では有機EL素子を示したが、無機EL素子や発光層にQD(量子ドット)を用いたQD−LED素子などであっても実施できる。
図1に示した有機EL発光装置を構成する有機EL素子(発光素子)は、基板100上に陽極として透明電極103が形成されている。透明電極103の内部には、周期構造300が形成されている。本実施の形態では透明電極103が光取り出し側の第2電極に対応する。さらに、この陽極の周縁を覆うように絶縁部材から成る素子分離層110が形成されている。素子分離層110の開口部から露出する陽極の露出部上に、発光層を含む有機層101が積層され、陰極である反射電極102が形成されている。本実施の形態では、反射電極102が第1電極に対応する。つまり、本実施の形態に係る有機EL発光装置は、基板100側から光を取り出すボトムエミッション型の発光装置の例である。
周期構造300は、本構成例では金属により構成され、図2に示すように、EL発光領域302の内側にフォトニック結晶構造(周期構造300)部分と平坦部分とをいずれも有している。なお、図1の透明電極103、有機層101、反射電極102が積層された部分に対応するのが、図2の発光領域(EL発光領域)302である。
有機層101は、図3に示すように、通常、ホール輸送層106、発光層105(R発光層115、G発光層125、B発光層135)、電子輸送層107が積層された構成をとる。発光層105は、それぞれの発光色に応じた蛍光性有機化合物若しくは燐光性有機化合物を含む。また、必要に応じて陽極とホール輸送層106との間にホール注入層108を、陰極と電子輸送層107との間に電子注入層109を設けてもよい。
これらの有機EL素子に電圧を印加することで、陽極から注入された正孔と陰極から注入された電子が、有機層101中の発光層で再結合し、励起子を形成することで発光する。
図1に示した構成例では、有機層101と反射電極102との界面が反射面となる。発光点201に対して、透明電極103側(第2電極側)が光取り出し側、反射電極側(第1電極側)が反射面側となる。ただし、本発明では反射面は有機層と電極との界面に形成される構成に限られない。反射面側の第1電極の構成は、光透過部材、金属層、或いはその積層であってもよい。第1電極が光透過部材である場合には、光透過性の誘電体を挟んで金属層が配置されている構成となり、反射面は金属層と誘電体との界面に形成される。光透過部材と金属層との積層の場合には、その界面が反射面となる。
反射面が存在すると、発光層から反射面へ入射する光と反射面で反射する光との重ね合わせによる干渉が生じる。発光層はこの干渉の腹(antinode)に形成される。発光層を干渉の腹に構成することで、発光層から光取り出し側に発光する光と、発光層から反射面側へ発光し反射面により反射される光とが干渉により強め合うことになる。つまり、干渉の腹とは、干渉による光の強め合いが極大になる位置のことである。
なお、発光層が干渉の腹に形成されるとは、発光層内の発光位置が干渉の腹の近傍に位置することである。発光位置が干渉の腹に位置することが好ましいが、発光層から発光する光のスペクトルピーク波長と外部に取り出そうとする光のスペクトルピーク波長とが異なる場合には、発光位置と干渉の腹とがずれていてもよい。具体的には、発光位置と干渉の腹との膜厚方向の差が、λ/8n以内にあればよい。発光強度は膜厚方向に分布を有するが、本発明における発光位置は膜厚方向で発光強度がピークとなる位置のことと定義する。発光位置を決める支配的な要因は、発光層へのキャリア注入バランス、即ち電子注入特性とホール注入特性のバランス及び発光層に用いられる材料のキャリア移動度であるが、キャリア注入バランスがほぼ均等である場合には、キャリア移動度が支配的な要因となる。
この場合、電子移動度がホール移動度よりも大きい場合には、発光層の陽極側の界面付近が発光位置となり、ホール移動度が電子移動度よりも大きい場合には、発光層の陰極側の界面付近が発光位置となる。
一方、本発明では、周期構造300は干渉の節(node)に構成される。周期構造が干渉の節に形成されるとは、周期構造の膜厚方向の中心が干渉の節の近傍に位置することである。干渉の節の近傍とは以下に詳細に説明するが、周期構造の膜厚方向の中心と干渉の節との差がλ/8n以内であることである。この範囲にある場合には、周期構造が発光層から光取り出し側に発光する光と、発光層から反射面側へ発光し反射面により反射される光との干渉に与える影響が少なくなるため、周期構造と干渉を両立させ飛躍的に光取り出し効率を高めることができる。
一般に、有機EL素子では、発光層の屈折率(約1.7〜1.9程度)が、有機EL素子外部の空気の屈折率1.0よりも大きい。そのため、周期構造300がない場合、発光点201から発光される光の大部分は、全反射により基板水平方向(面内方向)への導波光203として、有機EL素子内部に閉じ込められてしまう。伝播光202として、有機EL素子外部に取り出して利用できる光の割合は、約20%程度でしかない。
これに対し、図1に示すように周期構造300が配置された場合は、導波光203の一部が周期構造300によって回折光204に変換され、有機EL素子外部に取り出される。この回折効果のため、発光効率が向上する。
しかしながら、反射面を有する有機EL素子に周期構造を構成する場合、発光効率は周期構造と反射面間の光路長に依存して変化する。周期構造を反射面による干渉の節(node)に構成すると発光効率が向上する。一方、周期構造を反射面による干渉の腹(antinode)に構成すると発光効率は低下してしまう。
この現象を説明するために、反射面による干渉と周期構造の位置関係を示す概念図を図4に示す。図4aは、比較例として、平坦な反射面による干渉(干渉光)を模式的に示している。干渉の腹に発光層を配置することで、干渉強め合いにより発光が強められる。このような構成に、金属周期構造や低屈折率材料中に形成された高屈折率材料の周期構造のように、固定端の境界条件を生じる周期構造を配置することを考察する。図4b、図4cは本発明の構成例として、周期構造を干渉の節に設けた例を示している。図4bは反射面に周期構造を設けた例、図4cは反射面から離間する位置に周期構造を設けた例である。図4b、図4cのように、周期構造を干渉の節に構成すると、基板垂直方向の光の干渉強め合いを概ね保持したまま、基板水平方向の導波光を回折光に変換し、有機EL素子の外部に取り出すことが可能となる。したがって、光取り出し効率が向上する。これに対し、図4dのように、周期構造を干渉の腹に構成すると、干渉強め合いが損なわれて、発光効率が低下してしまう。
具体例として、周期構造と反射面間の光路長に対する発光強度比の関係を数値計算により評価した結果を図5にグラフとして示す。発光強度比は垂直方向の値で、周期構造がない場合を基準としている。電磁波の数値計算には、有機EL発光装置の断面を考え、FDTD法を用いた。波長範囲λ=380nm〜780nmで、5nm刻みで計算を行った。電磁波モードは、TE、TMモードで計算を行った。
図5で周期構造が干渉の節(node)に位置する場合の光路長の範囲を網掛けで示す。それ以外は、干渉の腹(antinode)となる光路長の範囲である。図5より、周期構造を干渉の節に構成すると、周期構造がない有機EL素子と比較し、発光強度が向上する。一方、周期構造を干渉の腹に構成すると、周期構造がない有機EL素子と比較し、発光強度が低下してしまう。
したがって、本発明では、発光効率を向上させるために、反射面による干渉の節に周期構造を構成する。よって、発光素子の発光効率を向上することが可能となる。
また、高屈折率材料中に形成された低屈折率材料の周期構造のように、自由端の境界条件を生じる周期構造を配置する場合は、周期構造を干渉の腹に構成することが望ましい。
以下、より詳細な説明を行う。
周期構造が反射面による干渉の節に位置するための条件は、外部に取り出される光のスペクトルのピーク波長をλ、周期構造と反射面間の距離をd、周期構造と反射面間の平均屈折率をnとして数1で与えられる。ここで、反射面の位相シフトφ、整数mである。また、距離dと平均屈折率nは、周期構造と反射面間の各層iの厚さをd、屈折率をnとして、それぞれ、d=Σd、n=Σn/dで表される。
Figure 0005219493
反射面が金属から構成される場合は、φ〜−πである。図4bのように、周期構造が、反射面に接した干渉の節に構成される場合、m=−1に対応する。図6に、発光層の基板反対側が光取り出し側となるトップエミッション構成を示す。図6の構成例では、金属からなる反射電極102と反射電極上の透明電極103の界面が反射面となり、反射面に周期構造300が構成されており、m=−1の場合である。また、図4cのように、周期構造が反射面から離間した干渉の節に位置する場合は、m≧0に対応する。図1の本構成例は、m≧0の場合である。
さらに、周期構造の高さ方向の凹凸に従って場所ごとに光路長が変化し、反射面による干渉に影響を及ぼす。よって、干渉強め合いをより良く保持するには、周期構造の凹凸いずれの領域においても、数1を満たす必要があり、周期構造の基板面に対して垂直方向の高さをhとして、数2の条件式で与えられる。したがって、周期構造の高さhを上限値λ/(4n)より低く抑えることが望ましい。
Figure 0005219493
有機EL素子では、平均屈折率は、n=1.5〜2.0程度、可視域での発光波長λは380nm〜780nmであるから、周期構造の高さは、130nmより小さいであることが望ましい。また、赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子(以下R素子、G素子、B素子とする。)で周期構造の高さが共通の場合は、波長の最も短いB(青)で数3の条件を満たす必要があるため、60nmより小さいことが望ましい。R素子、G素子、B素子で周期構造の高さを共通にする場合、周期構造の形成をまとめて行うことができる。さらに、発光層の段切れを防いで電流リークや発光不均一化を防ぐためには発光層の平坦化が求められ、発光層の平坦化のためには、周期構造の高さが30nmより小さことがより望ましい。特に、有機EL素子においては、有機層(発光層)の段切れによる電流リークや発光不均一化の問題が顕著であるため、周期構造の高さを低くすることが好ましい。
とはいえ周期構造は、発光層よりも基板側に形成する、つまり発光層と基板との間に形成することが好ましい。発光層の光取り出し側に形成する場合、周期構造による発光層の段切れの問題は解決されるが、発光層(有機層)に影響を与えることなく周期構造を形成することが困難であるためである。
図2に示すように、本構成例では、周期構造300が存在する部分と存在しない部分から構成される。ここで、周期構造300の周期を規定する2つの基本格子ベクトルをa、aとする。また、これらの基本格子ベクトルa、aに対し、数3の関係を満たす基本逆格子ベクトルをb、bとする。図2の例では、周期構造300が存在する部分と存在しない部分が、より大きな周期で配列された階層構造となっている。ここで、より大きな周期を規定する2つの基本格子ベクトルはA、Aである。図2の例では、発光素子の上下左右で同じ視野角特性となるように、周期構造300が4回対称性を有する構造となっている。本発明の発光素子を表示装置として用いる場合には、表示装置の上下左右の視野角特性を同じにするために、周期構造の基本格子ベクトル方向と表示領域の上下方向、左右方向を合わせることが好ましい。
Figure 0005219493
周期構造による回折の効果を高めるためには、周期構造の周期を設定することがより好ましい。以下周期構造の周期について説明する。
有機層101中の発光層からの発光ピーク波長をλとし、波数をk=2π/λとする。また、発光層の屈折率をn、光取り出し側媒体(通常は空気)の屈折率をnextとし、条件n>nextを満たすとする。
光導波路301を伝播する導波光203に対する基板100の水平方向への伝播係数をβとし、導波光203に対する有効屈折率neff及び有効吸収係数κeffを、数4により定義する。有効屈折率neffは、条件next<neff<nを満たす。
Figure 0005219493
このとき、回折条件は水平方向の位相整合条件から、2つの整数m、mを回折次数とし、基板法線方向に対する回折角度をθとして、条件next<neff<nのもとで、数5で与えられる。
Figure 0005219493
正方格子の場合は、周期をaとして、基本格子ベクトルは数6となり、基本逆格子ベクトルは数7となる。
Figure 0005219493
Figure 0005219493
この時、数5の回折条件は、数8となる。
Figure 0005219493
ここで、どちらか一方の1次元方向に着目し、m=0(もしくは、m=0)および、|m|=m>0(もしくは、|m|=m>0)とする。この時、数8の回折条件は、簡略化され数9となる。さらに、有機EL素子のように、3next>n≧neffの関係を満たす場合、m=1の1次の回折光のみが生じるための回折条件は、数10となる。
Figure 0005219493
Figure 0005219493
有機EL素子の発光パターンや効率、色度などの制御を可能とするには、1次の回折光のみを発生させ、また、導波光のモード数を少なくすることが望ましい。有機EL素子では、通常、発光層の屈折率はn=1.6〜2.0程度、光取り出し側の屈折率はnext=1.0である。よって、数10から、主に1次の回折光のみを利用する場合は、周期構造300の周期aは、概ね発光ピーク波長λの0.33倍以上1.0倍以下が望ましい。可視光の波長域が380nm以上780nm以下であることから、周期構造300の周期aは、125nm以上780nm以下であることが望ましい。R素子、G素子、B素子のそれぞれで周期構造の周期が数10を満たすためには、R素子の周期を最も長く、B素子の周期を最も短くすることが好ましい。
なお、これまでは、基板側を陽極、光取り出し側を陰極とする構成で説明してきたが、基板側を陰極、光取り出し側を陽極とし、ホール輸送層、発光層、電子輸送層を逆順に積層した構成においても本発明を実施することは可能である。したがって、本発明にかかる発光装置は基板側を陽極、光取り出し側を陰極とする構成に限定されるものではない。
また、図3のホール輸送層106、発光層105、電子輸送層107、ホール注入層108、電子注入層109に用いられる有機化合物としては、低分子材料、高分子材料、若しくはその両方により構成され、特に限定されるものではない。さらに、必要に応じて無機化合物やQD(量子ドット)を用いてもよい。
さらに、周期構造300は、上述したように2次元的なフォトニック結晶構造に限定されず、1次元的な回折格子の組み合わせや3次元的なフォトニック結晶構造でもよい。また、図6では凸型のフォトニック結晶構造を示したが、図7のように凹型のフォトニック結晶構造でもよい。
さらに、図8のように、異なる基本格子ベクトルを持つ複数種類の周期構造300をいずれも有する構成であってもよい。図8の例は、基本格子ベクトルa、aの周期構造と基本格子ベクトルa’、a’の周期構造を組み合わせた場合である。a’は(a+a)/√2方向のベクトルであり、a’は(−a+a)/√2方向のベクトルである。つまり、周期構造は、4回対称性を有する周期構造1と、周期構造1を45°回転した周期構造2を組み合わせた構造になっている。図8のように周期構造を配置することにより、発光素子の上下方向と左右方向の視野角特性だけでなく、発光素子の斜め方向の視野角特性も同じにすることができる。また、同様に、周期構造は、Nを自然数として、N回対称性を有する周期構造1と、周期構造1を180°/N回転した周期構造2を組み合わせた構造とすることができる。
周期構造300は、完全に周期的である必要はなく、準結晶構造やフラクタル構造、連続的に周期構造が変化する構造、周期構造中に不規則な欠陥が存在する構造、若しくは周期構造とこれらを組み合わせたものでもよい。
さらに、以上の説明では、基板側が光取り出し側となるボトムエミッション構成について説明してきたが、基板の反対側が光取り出し側となるトップエミッション構成においても本発明は実施可能である。図6及び図7では、発光層より基板側に位置する反射面に周期構造を形成する例としている。すなわち、基板100上に周期構造300を有する反射電極102と反射電極上の透明電極103Bを形成し、その上に有機層101、透明電極104を積層したトップエミッション構成を示している。
さらに、図6において、金属からなる反射電極102と可視光の波長領域では誘電体とみなせる反射電極上の透明電極103Bとの界面(金属反射面)を基板水平方向に伝播し、導波光の一種と考えられる表面プラズモンが生じる。よって、反射電極102と反射電極上の透明電極103Bとの界面を光導波路として利用可能である。表面プラズモンの伝播係数βspを、数4の伝播係数βとすると、通常の導波光と同様に回折条件は数5で与えられる。表面プラズモンを生じる界面としては、金属と透明電極界面に限られず、金属と有機層界面や金属と誘電体層界面でも可能である。
本発明の発光装置は、表示装置や、照明、表示装置用のバックライト等の様々な用途に適用することができる。表示装置としては、テレビ受像機、パーソナルコンピュータのディスプレイ、撮像装置の背面表示部、携帯電話の表示部、携帯音楽再生装置の表示部、携帯情報端末(PDA)の表示部、携帯ゲーム機の表示部、カーナビゲーションシステムの表示部等がある。
以下、本発明の発光素子の製造方法を実施例として説明するが、本発明は本実施例によって何ら限定されるものではない。
参考例1>
図1に示す構成の有機EL素子を以下に示す方法で作製する。つまり、本参考例1の発光素子は、第1電極と光取り出し側の第2電極との間に発光層を有し、前記発光層よりも前記第1電極側に反射面が構成されている。
まず、基板100上に、透明電極103として、スパッタリングによりITOを70nmの膜厚で形成する。
次に、リフトオフ加工により、Alからなる周期構造300を形成する。まず、透明電極103上に、ポジ型のレジストをスピンコートしプリベークを行う。その後、レジストに図2に示すような正方格子の周期構造パターンを露光し、現像、ポストベークを行いレジストパターンを形成する。本参考例1では、周期構造300は周期240nm、一辺の長さ100nmとされる。また、10周期ごとに周期構造300が存在する部分と平坦な部分とが交互に並んでいる。次に、蒸着によりAlを30nmの膜厚で形成する。露光部分ではITO上にAlが形成され、露光部分以外ではレジスト上にAlが形成される。その後、レジストを剥離し、レジスト上のAlごと取り除くことにより、Alからなる周期構造300を形成する。この上に、スパッタリングによりITOを150nmの膜厚で形成して電極のパターニングをし、フォトニック結晶付きの陽極を形成する。
図2のような正方格子では、発光素子の上下方向と左右方向とで周期構造300の周期(配列)が等しい。そのため、発光素子を視認した場合、上下方向と左右方向とで同様の光学特性を得ることができ、視認性を高めることができる。また、逆に、上下方向と左右方向の周期が異なる四角格子としてもよい。この場合は、方向によって視認性を調整することが可能となる。さらに、図8のように、異なる正方格子を組み合わせることにより、上下方向、左右方向と斜め方向とで同様の光学特性を得ることができ、視認性を高めることができる。
さらに、酸化窒化珪素(SiNxOy)の素子分離層110を320nmの膜厚で形成した後、各副画素にEL発光領域となる開口部をエッチングし、フォトニック結晶を配置した陽極基板を作製する。
これをイソプロピルアルコール(IPA)で超音波洗浄し、次いで、煮沸洗浄後乾燥する。その後、UV/オゾン洗浄してから有機層101を真空蒸着により形成する。
まず、下記構造式で示される化合物[I]を、ホール輸送層として70nmの膜厚で形成する。この際の真空度は1×10−4Pa、蒸着レートは、0.2nm/secである。
Figure 0005219493
次に、発光層を形成する。ホストとしてtris‐(8‐hydroxyquinoline)Aluminum(以下、Alq3と呼ぶ)と、発光性化合物3‐(2’‐Benzothiazolyl)‐7‐N,N‐diethylaminocoumarin(以下、クマリン6と呼ぶ)とを共蒸着して25nmの膜厚で発光層を形成する。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secである。
さらに、電子輸送層として、1、10‐Bathophenanthroline(以下、BPhenと呼ぶ)を真空蒸着法にて10nmの膜厚で形成する。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secである。次に、電子注入層として、BPhenとCsCOとを共蒸着(重量比90:10)し、25nmの膜厚で形成する。蒸着時の真空度は3×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secである。
電子注入層まで形成した基板を、真空を破ること無しにスパッタ装置に移動し、反射電極102として、スパッタリングによりAg合金を200nmの膜厚で形成する。Ag合金からなる反射電極102は、可視光の波長域(λ=380nm〜780nm)で分光反射率80%以上の高反射電極である。Ag合金以外に、AlやAl合金などを用いてもよい。
さらに、発光装置の周辺部に吸湿剤を配置し、エッチングされたキャップガラスで封止することにより、有機EL発光装置を得る。つまり、反射面による干渉の節に金属の周期構造が配置される構成とされている。
<比較例1>
まず、基板100上に、透明電極103として、スパッタリングによりITOを190nmの膜厚で形成して電極のパターニングをし、陽極を形成する。素子分離層110の形成以降は参考例1と同様である。つまり、周期構造を有さない構成とされている。
<比較例2>
まず、基板100上に、透明電極103として、スパッタリングによりITOを140nmの膜厚で形成する。次に、Alからなる周期構造300の形成までは、参考例1と同様である。この上に、スパッタリングによりITOを35nmの膜厚で形成して電極のパターニングをし、フォトニック結晶付きの陽極を形成する。素子分離層110の形成以降は参考例1と同様である。つまり、反射面による干渉の腹領域に金属の周期構造が配置される構成とされている。
表1に、参考例1と比較例1、比較例2における発光強度比(垂直方向)の数値計算による評価値を示す。発光強度比が約1.2倍となり、光取り出し効率が向上することがわかった。
参考例1の光取り出し効率が向上したのは、発光層から透明電極の方向に進む光と発光層から反射電極の方向に進み反射面で反射する光とによって生じる干渉が周期構造から受ける影響が少ないためである。そのため、干渉による光取り出し効率の向上と周期構造による光取り出し効率の向上を両立することができ、比較例1に比べて光取り出し効率が向上した。比較例2は発光層から透明電極の方向に進む光と発光層から反射電極の方向に進み反射面で反射する光とによって生じる干渉が周期構造から影響を受けたため、比較例1に比べて光取り出し効率が低くなった。なお、表1の実施例1とは参考例1のことである。
Figure 0005219493
<実施例
図7に示す構成の有機EL素子を以下に示す方法で作製する。
まず、基板100上に、反射電極102として、スパッタリングによりAg合金を約150nmの膜厚で形成する。
この反射電極102上に、まず、ポジ型のレジストをスピンコートしプリベークを行う。その後、レジストに図2に示すような正方格子の周期構造パターンを露光し、現像、ポストベークを行いレジストパターンを形成する。
エッチング加工により、反射電極102表面に周期構造300を形成する。本実施例では、周期構造300は周期250nm、一辺の長さ140nm、エッチング深さ40nmとされる。また、10周期ごとに周期構造300が存在する部分と平坦な部分とが交互に並んでいる。
次に、IZOのリフトオフ加工により、周期構造300の凹状にへこんだエッチング部分を平坦化する。レジストパターンを残した状態で、スパッタリングにより透明導電性材料のIZOを40nmの膜厚で形成する。エッチング部分ではAg合金上にIZOを、エッチング部分以外ではレジスト上にIZOを形成する。その後、レジストを剥離し、レジスト上のIZOごと取り除いて平坦化する。この上に、スパッタリングによりIZOを20nmの膜厚で形成して電極のパターニングをし、フォトニック結晶付きの陽極を形成する。
さらに、酸化窒化珪素(SiNxOy)の素子分離層110を320nmの膜厚で形成した後、各副画素にEL発光領域となる開口部をエッチングし、フォトニック結晶を配置した陽極基板を作製する。
これをイソプロピルアルコール(IPA)で超音波洗浄し、次いで、煮沸洗浄後乾燥する。その後、UV/オゾン洗浄してから有機層101を真空蒸着により形成する。
まず、化合物[I]を、ホール輸送層として155nmの膜厚で形成する。この際の真空度は1×10−4Pa、蒸着レートは、0.2nm/secである。
次に、発光層を形成する。発光層としては、ホストとしてAlq3と、発光性化合物クマリン6とを共蒸着して30nmの膜厚で発光層を形成する。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secである。
さらに、電子輸送層として、BPhenを真空蒸着法にて10nmの膜厚で形成する。蒸着時の真空度は1×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secである。次に、電子注入層として、BPhenとCsCOとを共蒸着(重量比90:10)し、30nmの膜厚で形成する。蒸着時の真空度は3×10−4Pa、成膜速度は0.2nm/secである。
電子注入層まで形成した基板を、真空を破ること無しにスパッタ装置に移動し、金属半透明電極104として、スパッタリングによりAg合金を24nmの膜厚で形成する。
さらに、誘電体層104Bとして、スパッタリングによりシリカを290nmの膜厚で形成する。
さらに、発光装置の周辺部に吸湿剤を配置し、エッチングされたキャップガラスで封止することにより、有機EL発光装置を得る。
<比較例3>
反射電極102の形成までは、実施例と同様である。スパッタリングによりIZOを20nmの膜厚で形成して電極のパターニングをし、陽極を形成する。ホール輸送層の形成以降は、実施例と同様である。つまり、周期構造を有さない構成とされている。
表2に、実施例と比較例3における発光強度比(垂直方向)の数値計算による評価値を示す。発光強度比が約1.8倍となり、発光効率が向上することがわかった。
実施例の光取り出し効率が向上したのは、発光層から透明電極の方向に進む光と発光層から反射電極の方向に進み反射面で反射する光とによって生じる干渉が周期構造から受ける影響が少ないためである。そのため、干渉による光取り出し効率の向上と周期構造による光取り出し効率の向上を両立することができ、比較例3に比べて光取り出し効率が向上した。
Figure 0005219493
反射面による干渉の節に周期構造を有する有機EL発光装置の断面概略図である。 反射面による干渉の節に周期構造を有する有機EL発光装置の平面概略図である。 有機層の断面概略図である。 反射面による干渉と周期構造の位置関係を示す模式図である。 周期構造と反射面間の光路長と発光強度の関係を示す計算結果例である。 反射面に上に凸型の周期構造を有する有機EL発光装置の断面概略図である。 反射面に下に凹型の周期構造を有する有機EL発光装置の断面概略図である。 反射面による干渉の節に周期構造を有する有機EL発光装置の平面概略図である。
符号の説明
100 基板
101 有機層
102 反射電極
103 透明電極
103B 反射電極上の透明電極
104 金属半透明電極
104B 誘電体層
105 発光層
106 ホール輸送層
107 電子輸送層
108 ホール注入層
109 電子注入層
110 素子分離層
201 発光点
202 伝播光
203 導波光
204 回折光
300 周期構造
301 光導波路
302 EL発光領域

Claims (8)

  1. 第1電極と、光の出射側にある第2電極と、前記第1電極と前記第2電極の間にある発光層と、を有し、
    前記発光層よりも前記第1電極側に反射面があり、前記発光層から前記第2電極側に発光する光と、前記発光層から前記反射面側へ発光し前記反射面により反射される光とを干渉により強め合わせる発光素子において、
    前記発光層で発生し前記発光素子の面内方向に導波する光を前記発光素子の外に出射させる周期構造を有し、
    前記周期構造が、固定端の境界条件を生じる周期構造であり、かつ、前記干渉の節である前記反射面に配置され
    前記発光層が前記干渉の腹に配置されていることを特徴とする発光素子。
  2. 前記周期構造の高さhが、外部に出射する光のスペクトルのピーク波長λ、前記周期構造と前記反射面との間の平均屈折率nに対して、
    Figure 0005219493

    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記周期構造の周期が、125nm以上780nm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の発光素子。
  4. 前記周期構造が4回対称性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発光素子。
  5. 前記発光素子が有機EL素子であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発光素子。
  6. 赤色を発する発光素子と、緑色を発する発光素子と、青色を発する発光素子と、を有する発光装置であって、
    前記赤色を発する発光素子と前記緑色を発する発光素子と前記青色を発する発光素子が請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発光素子であることを特徴とする発光装置。
  7. 請求項に記載の発光装置において、各発光素子の周期構造の高さが共通であり、かつ、60nmより小さいことを特徴とする発光装置。
  8. 請求項又はに記載の発光装置において、前記赤色を発する発光素子の周期構造の周期が最も長く、前記青色を発する発光素子の周期構造の周期が最も短いことを特徴とする発光装置。
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