JP5217363B2 - レンズシート、ディスプレイ用光学シートおよびそれを用いたバックライトユニット、ディスプレイ装置 - Google Patents

レンズシート、ディスプレイ用光学シートおよびそれを用いたバックライトユニット、ディスプレイ装置 Download PDF

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本発明は、画素単位での透過/非透過のレンズシートおよびディスプレイ用光学部材、あるいは透明状態/散乱状態に応じて表示パターンが規定される表示素子が配置された液晶パネルを、背面側から照明するバックライトユニット、ディスプレイ装置に関する。
近年、TFT型液晶パネルやSTN型液晶パネルを使用した液晶表示装置は、主としてOA分野のカラーノートPC(パーソナルコンピュータ)を中心に商品化されている。
このような液晶表示装置においては、液晶パネルの背面側(観察者側)に光源を配置し、この光源からの光で液晶パネルを照明する方式、いわゆる、バックライト方式が採用されている。
この種のバックライト方式に採用されているバックライトユニットとしては、大別して冷陰極管(CCFT)等の光源ランプを、光透過性に優れたアクリル樹脂等からなる平板状の導光板内で多重反射させる「導光板ライトガイド方式」(いわゆる、エッジライト方式)と、導光板を用いない「直下型方式」とがある。
導光板ライトガイド方式のバックライトユニットが搭載された液晶表示装置としては、例えば、図13に示すものが一般に知られている。
これは、上部に偏光板71,73に挟まれた液晶パネル72が設けられ、その下面側に、略長方形板状のPMMA(ポリメチルメタクリレート)やアクリル等の透明な基材からなる導光板79が設置されており、該導光板の上面(光射出側)に拡散フィルム(拡散層)78が設けられている。
さらに、この導光板79の下面に、導光板79に導入された光を効率よく上記液晶パネル72方向に均一となるように散乱して反射されるための散乱反射パターン部が印刷などによって設けられる(図示せず)と共に、散乱反射パターン部下方に反射フィルム(反射層)77が設けられている。
また、上記導光板79には、側端部に光源ランプ76が取り付けられており、さらに、光源ランプ76の光を効率よく導光板79中に入射させるべく、光源ランプ76の背面側を覆うようにして高反射率のランプリフレクター81が設けられている。上記散乱反射パターン部は、白色である二酸化チタン(TiO)粉末を透明な接着剤等の溶液に混合した混合物を、所定パターン、例えばドットパターンにて印刷し乾燥、形成したものであり、導光板79内に入射した光に指向性を付与し、光射出面側へと導くようになっており、高輝度化を図るための工夫である。
さらに、最近では、光利用効率をアップして高輝度化を図るべく、図14に示すように、拡散フィルム78と液晶パネル72との間に、光集光機能を備えたプリズムフィルム(プリズム層)74,75を設けることが提案されている。このプリズムフィルム74,75は導光板79の光射出面から射出され、拡散フィルム78で拡散された光を、高効率で液晶パネル72の有効表示エリアに集光させるものである。
しかしながら、図13に例示した装置では、視野角の制御は、拡散フィルム78の拡散性のみに委ねられており、その制御は難しく、ディスプレイの正面方向の中心部は明るく、周辺部に行くほど暗くなる特性は避けられない。そのため、液晶画面を横から見たときの輝度の低下が大きく、光の利用効率の低下を招いていた。
さらに、図17に例示したプリズムフィルムを用いる装置では、プリズムフィルムの枚数が2枚必要であるため、フィルムの吸収による光量の低下が大きいだけでなく、部材数の増加によりコストが上昇する原因にもなっていた。
一方、直下型方式は、導光板の利用が困難な大型の液晶TVなどの表示装置が用いられている。
直下型方式の液晶表示装置としては、図15に例示する装置が一般的に知られている。これにおいては、上部に偏光板71、73に挟まれた液晶パネル72が設けられ、その下面側に、蛍光管等からなる光源51から射出され、拡散フィルム82のような光学シートで拡散された光を、高効率で液晶パネル72の有効表示エリアに集光させるものである。光源51からの光を効率よく照明光として利用するために、光源51の背面には、リフレター52が配置されている。
しかしながら、図15に例示する装置でも、視野角の制御は、拡散フィルム82の拡散性のみに委ねられており、その制御は難しく、ディスプレイの正面方向の中心部は明るく、周辺部に行くほど暗くなる特性は避けられない。そのため、液晶画面を横から見たときの輝度の低下が大きく、光の利用効率の低下を招いていた。
そのため一つの解決方法として、図17に示すように従来の拡散フィルム70の上に図16に示す米国3M社の登録商標である輝度強調フィルム(Brightness Enhancement Film BEF)を配置し、さらにその上に光拡散フィルム84を配置する方法が採用されている。ここでBEFとは、透明部材上に断面三角形状の単位プリズムが一方向に周期的に配列されたフィルムである。
このプリズムは光の波長に比較して大きいサイズ(ピッチ)である。BEFは、“軸外(off−axis)”からの光を集光し、この光を視聴者に向けて“軸上(on−axis)”に方向転換(redirect)または“リサイクル(recycle)”する。
ディスプレイの使用時(観察時)に、BEFは、軸外輝度を低下させることによって軸上輝度を増大させる。ここでいう「軸上」とは、視聴者の視覚方向に一致する方向であり、一般的にはディスプレイ画面に対する法線方向側である。
プリズムの反復的アレイ構造が1方向のみの並列では、その並列方向での方向転換またはリサイクルのみが可能であり、水平および垂直方向での表示光の輝度制御を行なうために、プリズム群の並列方向が互いに略直交するように、2枚のシートを重ねて組み合わせて用いられる。
BEFの採用により、ディスプレイ設計者が電力消費を低減しながら所望の軸上輝度を達成することができるようになった。
BEFに代表されるプリズムの反復的アレイ構造を有する輝度制御部材をディスプレイに採用する旨が開示されている特許文献としては、特許文献1乃至3に例示されるように多数のものが知られている。
特公平1−37801号公報 特開平6−102506号公報 特表平10−506500号公報 上記のようなBEFを輝度制御部材として用いた光学シートでは、屈折作用によって、光源からの光が、最終的には、制御された角度でフィルムより出射されることによって、視聴者の視覚方向の光の強度を高めるように制御することができる。
しかしながら、同時に視聴者の視覚方向に進むことなく横方向に無駄に出射する、想定外の光線が存在する。このため、図18に示すように、BEFを用いた光学シートから出射される光強度分布は、視聴者の視覚方向、すなわち視覚方向Fに対する角度が0°(軸上方向にあたる)における光強度が最も高められるものの、正面より±90°近辺に小さな光強度ピークが生じ、即ち、横方向から無駄に出射される光(サイドローブ)が増えてしまうという問題がある。
この様な光強度ピークを有する輝度分布は望ましくはなく、±90°近辺での光強度ピークのない滑らかな輝度分布の方が望ましい。
また、軸上輝度のみが過度に向上すると、輝度分布の曲線のピーク幅が著しく狭くなり、視域が極端に限定されるため、ピーク幅を適度に拡げるために、上述のようにプリズムシートとは別部材の光拡散フィルムを新たに併用する必要があり、部材数の増加を伴ってしまうという問題がある。
上述のように、この光学シートは、光の利用効率の向上だけでなく、光源のムラの除去、ディスプレイの視域の確保など様々な機能が求められており、一般的には複数枚の光学シートを重ね合わせることによって構成されている。しかしながら、光学シートの構成枚数が多いと、ディスプレイの組立て時の作業が煩雑になり、また光学シートの間のゴミの影響を受け、小型化や薄型化の妨げになるなどの問題がある。
ところで、またこのような液晶表示装置では、軽量、低消費電力、高輝度、薄型化であることが市場ニーズとして強く要請されており、それに伴い、液晶表示装置に搭載されるバックライトユニットも、軽量、低消費電力、高輝度であることが要求されている。
特に、最近、目覚しい発展をみるカラー液晶表示装置においては、液晶パネルのパネル透過率がモノクロ対応の液晶パネルに比べ格段に低く、そのため、バックライトユニットの輝度向上を図ることが、装置自体の低消費電力を得るために必須となっている。
しかしながら、上述したように従来の装置では、高輝度、低消費電力の要請に充分に応えられているとは言いがたく、ユーザからは、低価格、高輝度、高表示品位で、かつ低消費電力の液晶表示装置を実現できるバックライトユニット及びディスプレイ装置の開発が待ち望まれている。
本発明はレンズシートの構成を最適化することで、一枚のレンズシートで所望の輝度および拡散性を得ることで、高表示品位化、および低価格化を満足する光学シート、及びこの光学シートを用いたバックライトユニット、ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち請求項1の発明は、光源から出射した光を均一化、及び/又は、収束させる光学シートであって、出射側に突出して多数並べて一定のピッチで配列された少なくとも1種類の出射側レンズ部と、入射側に突出した突出部とを備えるレンズシートであって、前記突出部が、反射率60%以上の反射層を備え、かつ、前記入射側の突出部が前記射出側レンズ部の谷部と対応して配置され、かつ、隣合う前記突出部同士の間隔が前記出射側レンズのピッチの整数倍であり、かつ、前記隣合う前記突出部同士の間隔が少なくとも2種類以上の長さ間隔で配置されることを特徴とするレンズシートである。
請求項2の発明は、前記レンズシートにおいて、シート面に垂直な方向から見たときに少なくとも2層以上の積層構成であることを特徴とする請求項1に記載のレンズシートである。
請求項3の発明は、前記積層構成において、前記突出部にもっとも近い層の厚みは、前記突出部の谷部から10〜70μmであること、かつ金属系粒子を少なくとも1種以上含むことを特徴とする請求項1から請求項2に記載のレンズシートである。
請求項4の発明は、前記突出部にもっとも近い層に含まれる金属系粒子の粒径が5μm以下、かつ添加量が40重量%以下であることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のレンズシートである。
請求項5の発明は請求項1乃至請求項4に記載したレンズシートと光拡散層を積層してなるバックライトユニットである。
請求項6の発明は、請求項5に記載のバックライトユニットを使用したディスプレイ装置である。
本発明のレンズシートの構成、及び形状を最適化することで所望の輝度の輝度や配向範囲、均一性などを達成することができ、また部材数削減に伴う薄型化、低価格化が可能である。また、レンズシートと光拡散層を一体化することにより、組み立て工程の簡素化が図れ、薄型で、十分な強度を保持したまま、所望のライトイメージ効果、均一性などが得られる、バックライトユニット、ディスプレイ装置を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るバックライトユニット及びディスプレイ装置の一例を示す側面図である。
本発明の実施の形態に係るバックライトユニットは、ランプハウス43内に収納されたシリンダー形状の複数の光源41と、各光源41からの光Hを、偏光板31,33に挟まれた液晶パネル35に供給する光学シート39を備えてなる。なお、図中45は、複数の光源41の背面側に配置された光反射板である。
また、本発明の実施の形態に係るディスプレイ装置は、前述の光源41と光学シート39とさらにその上に液晶パネル32を含んだ装置である。この場合は、ディスプレイ装置は液晶表示装置を示すが、これに限らず、上述の光学シート39を含んだ、投射スクリーン装置、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等、光を利用して画像を表示する表示装置であればその種類は問わない。
光源41からの光Hは、光拡散層25に入射して拡散され、その拡散された光はレンズシート1に入射し光Kとして出射される。ここでレンズシート1は、光拡散層25で拡散され、光拡散層25の出射面101から出射される光を、隣り合う突出部2と突出部2の間に形成された空隙200に入射させ、出射側レンズ部3で集光し、光Kとして、液晶パネル32に照射するものである。
図2(a)は、レンズシート1の構成例を示した断面図である。このレンズシート1には出射側に突出して多数並べて配列された出射側レンズ3と、入射側に突出した突出部2とを備えている。ここで、隣り合う単位出射側レンズ3同士の間に形成される谷部Uの位置と、その谷部Uからレンズシート1に対し垂直方向に下ろした垂線を含む位置に対応して配置される、レンズシート1の出射側レンズ部3が形成される面の裏面側に形成される突出部2の位置はほぼ一致している。
また単位出射側レンズ3の頂点から、レンズシート1に対し垂直方向に下ろした垂線を含む位置に空隙200は配置されている。
図2(b)は、入射側にある突出部2の底辺Vから出射側レンズ部3方向に向かって、それぞれ第1層、第2層とする、2層の積層構成を示すレンズシート1の例である。
また図2(c)は同様に、入射側にある突出部の底辺Vから出射側レンズ部3方向に向かって、それぞれ第1層、第2層、第3層、第4層の計4層からなる積層構成を示すレンズシート1の例である。また、レンズシート1の積層数はこの4層構成に限らず、4層以上の層から形成されていてもよい。
さらに図2(d)は、突出部2が第1層と第2層の計2層からなる積層構成から構成されるレンズシート1である。ここで、突出部の高さをTとすると第1層が突出部の底辺Vから高さSまで占めている。
図3はレンズシート1の出射側レンズ部3のレンズ形状の例を示している。
図3(a)は出射側レンズ部3が三角プリズム形状の場合である。図3(b)は出射側レンズ部がシリンドリカル形状の場合である。図3(c)、および図3(d)は、出射側レンズ部3が第1レンズアレイYの上に第2レンズアレイZを形成したレンズ形状の例である。
また、出射側レンズ部3はレンズ側面が直線、または外向き湾曲であるプリズム・レンズを含む。すなわち、ピラミッド状のマイクロプリズム、円弧状のシリンドリカルレンズアレイ、半球状のレンズを並べたマイクロレンズアレイなど、またはこれら複数のレンズを組み合わせたものでもよい。
また上述の出射側レンズ部3において、各々のレンズの谷部及び頂部の端部が丸みを帯びていてもよい。
またレンズシート1の入射面にある突出部2の形状は、錐体および柱体であることが望ましい。
図4はレンズシート1の入射面側に突出した突出部の形状について示している。
図4(a)は突出部が直方体の形状の場合である。図4(b)は突出部が台形形状の場合である。図4(c)は突出部が三角プリズム形状の場合である。図4(d)は突出部が凸状シリンドリカル形状のものである。
突出部3の形状としては、一方向に延在したレンチキュラー形状や台形形状、プリズム形状などの構造や多角錐、円錐(又は多角台錐、円錐台など)や多角柱、円柱などの柱状、直方体や球状(又は半球状)、楕円体などの構造であってもよい。また突出部2の形状は高さが一定であれば側面の形状は不特定の形状であってもよい。
さらにこれらのレンズ形状を付与する場合、上記の1種類のレンズ構造を全体に使用しても、複数種類のレンズ構造を組み合わせて使用してもよい。
またレンズシート1の入射面側にある突出部2の配列はストライプ状や点線等の周期的なものが望ましく、レンズピッチPoの設計に応じて適宜選択される。
特にモアレ欠陥などが発生しにくくなるため入射側の突出部2のレンズピッチPi(隣り合う単位突出部のそれぞれの底辺Vの中点同士を結んだ距離)は出射側レンズ部のレンズピッチPo(隣り合う出射側レンズ部のそれぞれのレンズ頂点同士を結んだ距離)の整数倍、つまり
Pi=Po×n (nは整数)
の関係を満たすことが好ましい。また、入射側に突出部2は、入射平面の面積を減らし光学特性を損なう場合があるため、その占有面積が小さいことが望ましく、その場合
Pi>Po かつ Pi=Po×n (nは2以上の整数)
の関係を満たすほうがよい。
図5(a)は本発明の突出部2の変形例として、突出部2に関し、レンズピッチが出射側レンズ部3のレンズピッチPoに対し2倍としたものである。
また図5(b)には突出部2に関し、レンズピッチが出射側レンズ部のレンズピッチPoに対し3倍としたものである。
また図5(c)のように異なるレンズピッチPiのものを2種類以上組み合わせてもよい。このとき出射側レンズ部2の谷部Uと、突出部3の光軸(谷部Uからレンズシート1に対し垂直方向に下ろした垂線が、レンズシート1の裏面に形成される突出部2の底辺Vの中点に対応すること)を一致させることは、レンズシート1をディスプレイに組み込んだ時に、パネルの横或は縦セル構造とのモアレを低減させる為の効果的な方法のひとつになる。モアレ低減の効果を得るためには光軸のずれは5%以内が望ましく、より効果的なのは3%以内である。
次に、レンズシート1に求められる性能として高輝度化があげられる。高輝度化への方法として、レンズシート1の光入射面に突出する突出部2に光反射の機能を有する層(反射層)を設ける方法がある。突出部2に反射率60%以上の反射層を設けることで、出射側レンズ部3の光のロスにつながる垂直斜め方向(60〜90度)の入射光が減少し、さらに反射された光は光源側に戻り、再帰光として再利用される。反射率は60%以上必要であり、好ましくは70%以上である。60%より低い場合、輝度の低い視野で明部として視認される可能性がある。80%以上であれば、輝度の低い視野でも視認されない。
レンズシート1の光入射面の突出部2に反射層を設ける代表的な方法としては、以下に示す方法がある。
高屈折率透明粒子を分散混合してなるインキ、もしくは、高屈折率透明粒子を分散混合してなる粘・接着剤層を塗布する方法がある。
また、金属粒子または高屈折率透明粒子をバインダーに練り込んだものを転写で形成、又は白箔や金属箔のラミネート形成によって形成する方法がある。
しかしいずれの方法も材料の種類、および工程数が多いために、これらの方法を使用した場合はレンズシート1の高価格化につながる。
そこで本願発明では、レンズシート1の入射面側に反射機能を有する高屈折率層を設ける方法でレンズシート1を構成している。
図6は第1層に高屈折率層を設けた場合の2層積層構成のレンズシート1の光経路を示している。
図6(a)は、突出部2にのみ第1層として高屈折率層が形成されているため、突出部2に入射した光は反射されるが、空隙200からは光が入射する。すなわち、空隙200は、レンズシート1に設けられた出射側レンズ部の頂点に対向するように設けられているので、出射側レンズ部には、対応する空隙200により絞られた光のみが導かれる。つまり、空隙200はスリットのような働きをすることによって、光拡散層25から出射される光のうち、拡散角度が絞られた光のみが出射側レンズ部3に入射することになるので、出射側レンズ部に斜めから入射する光が少なくなり、もって、看者の視覚方向(図1の光Kの進行方向)に進むことなく横方向に無駄に出射されてしまう光を少なくすることができる。また、空隙200を通ることができなかった光は、突起部2で反射され、光拡散層25側に戻される。
また、図6(b)は、第1層の高屈折率層が突出部2のみならず、空隙200の入射面上にも積層されている場合を示している。この場合は、空隙200の入射面では第1層の厚みが薄いために、反射率が低く、高透過性を有している。すなわち、空隙200に入射した光の一部は高屈折率層により反射されるが、大半の光は入射する。一方、突出部2は第1層の厚みが厚いために、反射率が高い。すなわち、突出部2から入射する光はそのほとんどが反射される。これにより、集光機能が高いレンズシート1を得ることができる。
図7には、反射機能を有する高屈折率層(白層)における、第1層の厚みと反射率の関係、および層の濃度(透明樹脂に混合する金属粒子の割合)と反射率の関係を示している。
高い反射率を得るためには、濃度が高く、かつ層の厚みが厚いほどよい。しかし第1層の厚みが厚すぎると、レンズシート1の空隙200の入射面からの光透過性が下がり、輝度の低下につながる。そのため突出部2の底辺Vではより高い反射率を示し、空隙200の入射面ではより低い反射率であることが重要であり、突出部2の底辺Vと空隙200の入射面での反射率の差は50%以上必要で、60%以上が好ましい。
さらにこの場合、前記透明粒子は高屈折率である平均粒径5μm以下の金属粒子が望ましく、好ましくは平均粒径1μm以下である。また、平均粒径0.1μm以下だと、所望の反射率が得にくいために、0.1μm以上が望ましい。
第1層の金属粒子の添加量は40重量%以下が望ましく、特に空隙200の入射面の透過率を考慮し20重量%以下が好ましい。さらに第1層の厚みは透過率の観点から70μm以下が望ましい。
ここで、高屈折率透明粒子としての金属系粒子は、例えば、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、クレー、水酸化アルミニウム、硫化亜鉛、シリカおよびシリコーンなどが挙げられる。金属粒子または金属箔としては、例えば、アルミニウムや銀が挙げられる。これらの高屈折率透明粒子、金属粒子または金属箔は1種類を使用しても良いし、複数種類を混ぜて使用しても良い。さらに金属粒子に加え、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体、メラミン―ホルマリン縮合物の粒子、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン―テトラフルオロエチレン共重合体)等の含フッ素ポリマー粒子等を混ぜて使用しても良い。
また第2層、第3層、第4層・・・は透明粒子を添加させることなく、透明樹脂だけでもよい。ただし、上述にあるように出射側レンズ部3の形状により生じるサイドローブという光のロスを緩和するために微量の拡散剤を添加させるとより好ましい。透明粒子は1種類に限定されることはなく、2種以上使用してもよい。また第2層、第3層、第4層は同じ層構成でも、また異なった構成でもよい。
第2層、第3層、第4層・・・に添加させる透明粒子としては、無機酸化物からなる透明粒子又は樹脂からなる透明粒子が使用できる。例えば、無機酸化物からなる透明粒子としてはシリカやアルミナ等からなる粒子を挙げることができる。また、樹脂からなる透明粒子としては、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体、メラミン―ホルマリン縮合物の粒子、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン―テトラフルオロエチレン共重合体)等の含フッ素ポリマー粒子、シリコーン樹脂粒子等を挙げることができる。
透明樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、AS樹脂、PET、ポリプロピレン等を使用することができる。
そして、これら透明樹脂中に透明粒子を分散して、押出し成型することにより、レンズシート1を製造することができる。
押出法は押出機で熱可塑性樹脂を加熱溶融させ、Tダイから押出し、シート状に成形する。共押出法は積層シートの場合に用い、複数台の押出機を用い、フィードブロックダイやマニホールドダイなどの積層ダイから積層押出を行い、複層シート状に成形する。
レンズシート1の厚みは、100〜500μmであることが望ましい。レンズシート1の厚みに関しては、光学特性と製造プロセス、或は要求されるレンズシート1の物理特性により決められる。
レンズシート1の厚みが、100μm未満の場合、レンズシート1はこしがないので皺が発生するという欠点がある。
一方、レンズシート1の厚みが500μmを越えると、光源41からの光の透過率が悪くなるという欠点がある。さらにまた使用するバックライトユニットやディスプレイ装置のサイズによりその厚みは変化する。例えば、対角37インチサイズ以上のディスプレイ装置では厚さは200μm以上、400μm未満が望ましい。
次にレンズシート1の下にあり、光源41からの光Hを入射面100から入射し、非入射面101側に拡散する光拡散層25について述べる。
光散乱層25は、透明樹脂とこの透明樹脂の中に分散された透明粒子とを具備して構成されており、これら透明樹脂の屈折率と透明粒子の屈折率が異なるものである。ここで透明樹脂の屈折率と透明粒子の屈折率の差は0.02以上であることが望ましい。屈折率の差がこれより小さいと十分な光拡散性能が得られない。また、その屈折率差は0.5以下でよい。
そのため光拡散層25は、この光拡散層25に入射した光を散乱させながら透過させる必要がある。このため、光拡散層25に含まれる前記透明粒子の平均粒径は1〜20μmであることが望ましい。好ましくは平均粒径4〜20μmの真球状粒子と、平均粒径1〜3μmの球形粒子と、球形換算2〜6μmの不定形粒子の少なくとも3種類以上を含む場合である。真球状粒子を添加させることにより、中心から視野角の広がりを保持しつつ、広角に向けて緩やかに落ち込む視野角特性を示す。球形粒子を添加させることにより、中心から視野角の広がりは少なくも、拡散性があり、且つ中心は比較的に高い視野角特性を示す。また不定形粒子を添加させることにより、中心が鋭く高く、急激に落ち込み、広角にて裾が広がる視野角特性を示す。この3種をバランスよく添加させることで、拡散性を有しながらも、中心に集光するような効果があり、中心の明るさが得られる。または、光拡散層25は透明樹脂中に空気を含む微細な空洞を有した構造をしており、透明樹脂と空気の屈折率差で拡散性能を得ても良い。
また、上述のようにして作製される光拡散層25をレンズシート1と積層して用いることで、光学シート39の明るさ、配向特性等の光学特性の最適化を行うことができる。
また積層方法は図8(a)に示すように重ね合わせるだけでもよいが、図8(b)に示すように光拡散層25の全面に固定要素29を用いて貼り合わせもよいし、また図8(c)に示すように一部に固定要素29を用いて貼り合わせてもよい。
次に固定要素29として、接・粘着剤層を用いる場合について述べる。接・粘着剤層を付ける位置は、光拡散層25とレンズシート1の表示領域外(ディスプレイ装置にレンズシート1が組み込まれた場合に画像表示に使用される以外の領域をいう)を少なくとも部分的に接合する。しかし場合によっては、ディスプレイの画像表示品位(例えば、固定要素29がディスプレイから視認される等)に影響がなければ、接・粘着剤層が表示領域内にあっても良い。
一例として、接・粘着剤層を付ける位置を図9(a)から図9(d)に示す。
図9(a)は、光拡散層25の周辺全体に接・粘着剤層を塗る場合を示したものである。
図9(b)及び図9(c)は、光拡散層25のそれぞれ向かい合う一組の両端の辺のみを接・粘着剤層を塗る場合を示したものである。
図9(c)は、光拡散層25の4つの角部に接・粘着剤層を塗る場合を示したものである。
図9(d)は、光拡散層25の周辺全体に、点状に接・粘着剤層を塗る場合を示したものである。ここで、先ほどの図9(b)及び図9(c)の場合においても、必要に応じて、接・粘着剤層を点状に塗工してもよい。
粘・接着剤としては、例えば、アクリル系、ウレタン系、ゴム系、シリコーン系の粘・接着剤が挙げられる。いずれの場合も高温のバックライト内で使用されるため、100℃で貯蔵弾性率G’ 1.0E+04 Pa以上であることが望ましい。これより値が低いと、使用中に光拡散層25とレンズシート1がずれてしまう可能性がある。また安定に間隙200を確保するために、接・粘着剤層の中に透明の微粒子、例えば、ビーズ等を混ぜても良い。
また粘接着剤は両面テープ状のものでも良いし、単層のものでもよい。
さらに、表示領域内に接・粘着剤を使用する場合、光の吸収は1%以内でなければならない。1%を超えると光学シート39から出射する積算光量が減少し、レンズシート1の形状によらず正面輝度が低下する。
ここで固定要素29は、光拡散層25の非入射面101及びレンズシート1の入射面102の間の全てを占めるものではない。
すなわちこれにより、図1の光拡散層25とレンズシート1の間に設けられ、光拡散層25によって拡散された光を非散乱層側であるレンズシート1に透過する空隙200を備えることができる。これにより、空隙200に透過する光を集光してレンズシート1に導くことが可能となる。空隙200は、例えば、空気や窒素等の気体からなる。
また突出部2の高さは光学シート39の歪みによる光学密着を妨げるためにレンズシート1と光拡散層25間の空隙200を200nm以上保つ必要がある。また間隙200の厚さが2mmを超えると、突出部2の視認性が上がり、ムラの原因になるため好ましくない。
そのため、突出部2と光拡散板25の出射面101の全面に固定要素29を用いる場合、空隙200を保つために、突出部の高さは5〜60μmであることが望ましい。また固定要素29で接・粘着剤を使用する場合、20μm以下の厚みであることが望ましい。
突出部2の出射面101の接地面積は、接着強度の低下や正面輝度の低下を妨げるために光拡散層25の非入射面101と接する突出部2の総接地面積を光拡散層25の非入射面101の面積に対して0.01以上60%以下にすることが望ましい。更に、輝度低下を最小限に抑えるために突出部2の光拡散層25の非入射面101への設置面積は1%以上20%以下にすることがより好ましい。
また、突出部2の一つ(場合によっては一群の突出部2)の光拡散層25の非入射面101への接地サイズは、光学シート39の上面から突出部2によるムラの視認性を低下させるために、一方向に延在したレンチキュラー形状や台形形状、プリズム形状などの構造に関してはレンズシート1に接合した部分の接地部分の線幅が50μm以下であることが好ましい。
また円錐(又は多角台錐、円錐台など)や多角柱、円柱などの柱状、直方体や球状(又は半球状)、楕円体などの構造の接地部分の面積が2500μm以下にすることが好ましい。
更に視認性を向上させるために前記線幅を3μm、面積900μm以下にすることがより好ましい。
以上のようにして形成される、レンズシート1や光学シート39は、光源41が、冷陰極蛍光ランプの場合はもちろん、LED、EL、半導体レーザー等を用いたディスプレイ装置にも用いることができる。
ここで、ディスプレイ装置の光源としてLEDを用いる場合、図12(a)に示すように、赤色、緑色、青色のLEDのアレイを使用し、導光板等で赤色、緑色、青色のLEDのアレイからの光を混ぜ合わせ白色光として均一に出射するものや、図12(b)に示すように拡散板等を用いた赤色、緑色、青色のLEDのアレイからの光を混ぜ合わせ白色光として均一に出射することができるものにも使用できる。また白色のLEDを使用する場合には図12(a)、図12(b)のいずれにも適用できる。
またバックライトユニットにおいては、ますます薄型化が進んでおり、それに従い光源41と光学シート39の距離も短くなっているが、本願発明の光学シート39を使用すれば直下型やサイドエッジ型のバックライトユニットにおいても、光源ランプ同士の間に暗い箇所生じる等視認性の影響はなく十分に使用することができる。
さらにディスプレイ装置もますます大型化の一途をたどっており、それに伴い光学シート39のサイズも大きくなっていくが、本願発明の光学シート39は薄くて強度が強く、さらに表示品位も優れているためこういった大型ディスプレイ装置にも十分に使用できる。
図17は、本願発明にかかる光学シート39を直下型のバックライトユニット及びそれを用いたディスプレイ装置に用いた実施例を示している。
図10は、本願発明にかかる光学シート39をサイドエッジ型の導光板47に用いた実施例を示している。
図17は、本願発明にかかる光学シート39をディスプレイの光源としてEL光源を用いた場合の実施例を示している。
図12(a)は本願発明にかかる光学シート39をディスプレイの光源としてLED光源51を用いた場合の実施例を示している。
図12(b)は本願発明にかかる光学シート39をディスプレイの光源としてLED光源53を用いた場合の実施例を示している。
(拡散剤種類の検討)
(実施例1)
反射機能を有する高屈折率層に用いられる拡散剤の種類を検討するために、粒径約0.3μmの拡散剤3種(アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛)について検討した。層厚みはすべて一定の20μmである。また出射側レンズ部3はレンズ高さ50μm、レンズピッチ150μmのシリンドリカルレンズとし、突出部2は深さ50μm、レンズピッチ150μmの直方体リブ形状である。レンズシート1の厚みは400μmである。
このときのレンズシート1の輝度と、拡散性の評価結果を表1に示す。輝度は目標輝度を1としたときの相対比で評価し、拡散性はランプイメージが消えたものを○・ランプイメージが消えなったものを×として判定した。その結果、酸化亜鉛一種のみでは輝度上昇が難しく、また所望の拡散性が得られなかった。しかし酸化チタンとアルミナでは濃度の調整により、輝度、および良好な光拡散性が得られることが確認できた。

(拡散剤の粒径の検討)
(実施例2)
反射機能を有する高屈折率層に用いられる拡散剤の粒径を検討するために、粒径0.2μmの酸化チタンと、粒径0.03μmの酸化チタンをそれぞれ添加し、検討を行った。
評価結果を表2に示す。粒径0.03μmの酸化チタン一種を添加した場合、所望の輝度を得るために添加量を調整したが、高屈折率層が黄色味を帯びてしまい、光学シート39として使用することができなかった。
(実施例3)
粒径0.3μmの酸化亜鉛と、粒径0.03μmの酸化亜鉛をそれぞれ添加し、検討を行った。評価結果を表2に示す。粒径0.03μmの酸化亜鉛を添加した場合、所望の輝度は得られるものの、非常に強い黄色味を帯び、光学シートとして使用することができなかった。また良好な拡散性が得られなかった。
以上により、0.03μmの酸化チタンおよび酸化亜鉛を高屈折率層に添加するためには、その他の拡散剤を添加させ2種類以上の拡散剤で検討を行う必要があることを確認した。

(高屈折率層の層厚)
(実施例4)
高屈折率層の層厚の検討を行った。粒径0.3μmの酸化チタン濃度を3種類(5.0%、10.0%、13.3%)変更し、高屈折率層の厚みを10〜30μmまで変化させ、その際の透過率を評価した。この評価の際は層厚のみを検討するために、出射側レンズ部と、突出部を付与していない。評価結果を表3に示す。この試験条件の場合、すべての濃度で高屈折率層の厚みが増加するほど透過率が減少していることが確認できた。
この結果から層厚を変化させることで、透過率及び反射率を調整することが可能であり、突出部として深さ60μmの直方体のリブ形状を付与した場合、レンズの頂部で谷部Uでは約40%以上の透過率の差が生じた。

本発明の実施の形態に係る例示的ディスプレイ装置を示す説明図である。 (a)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (b)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (c)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (d)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (a)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。(b)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。(c)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。(d)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (a)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (b)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (c)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。(d)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (a)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (b)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (c)本発明の実施の形態に係る例示的レンズシート側面図を示す説明図である。 (a)本発明の実施の形態に係る想定される光経路を示す説明図である。 (b)本発明の実施の形態に係る想定される光経路を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るレンズシートの高屈折率層(白層)の厚みおよび濃度と反射率の関係を示す説明図である。 (a)本発明の実施の形態に係る例示的固定要素の配置を示す側面の説明図である。 (b)本発明の実施の形態に係る例示的固定要素の配置を示す側面の説明図である。 (c)本発明の実施の形態に係る例示的固定要素の配置を示す側面の説明図である。 (a)本発明の実施の形態に係る例示的固定要素の配置を示す説明図である。 (b)本発明の実施の形態に係る例示的固定要素の配置を示す説明図である。 (c)本発明の実施の形態に係る例示的固定要素の配置を示す説明図である。 (d)本発明の実施の形態に係る例示的固定要素の配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る例示的ディスプレイ装置を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る例示的ディスプレイ装置を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る例示的ディスプレイ装置を示す説明図である。 従来技術による液晶表示装置の構成例を示す説明図である。 従来技術による液晶表示装置の構成例を示す説明図である。 従来技術による液晶表示装置の構成例を示す説明図である。 従来技術によるBEFの斜視図を示す説明図である。 従来技術による液晶表示用光学シートの構成例を示す説明図である。 BEFを用いた光学シートから出射される光強度分布を示す説明図である。
符号の説明
H、K…光、T…突出部レンズ高さ、S…底辺からの高さ、U…谷部、V…底辺、Y…第1のレンズアレイ、Z…第2のレンズアレイ、Po…突起部のピッチ、Pi…レンズピッチ、1…レンズシート、2…突出部、3…出射側レンズ部、4…第1層、5…第2層、6…第3層、7…第4層、25…光拡散層、29…固定要素、31、33…偏光板、32…液晶パネル、35…液晶層、39…表示シート、41…光源、43…ランプハウス、45…光反射板、47…導光板、49…EL光源、51、53…LED光源、100…光拡散層の非入射面、101…光拡散層の光出射面、102…レンズシートの光入射面、200…空隙

Claims (6)

  1. 光源から出射した光を均一化、及び/又は、収束させる光学シートであって、出射側に突出して多数並べて一定のピッチで配列された少なくとも1種類の出射側レンズ部と、入射側に突出した突出部とを備えるレンズシートであって、
    前記突出部が、反射率60%以上の反射層を備え、
    かつ、前記入射側の突出部が前記射出側レンズ部の谷部と対応して配置され、
    かつ、隣合う前記突出部同士の間隔が前記出射側レンズのピッチの整数倍であり、
    かつ、前記隣合う前記突出部同士の間隔が少なくとも2種類以上の長さ間隔で配置されることを特徴とするレンズシート。
  2. 前記レンズシートにおいて、シート面に垂直な方向から見たときに少なくとも2層以上の積層構成であることを特徴とする請求項1に記載のレンズシート。
  3. 前記積層構成において、前記突出部にもっとも近い層の厚みは、前記突出部の谷部から10〜70μmであること、かつ金属系粒子を少なくとも1種以上含むことを特徴とする請求項1から請求項2に記載のレンズシート。
  4. 前記突出部にもっとも近い層に含まれる金属系粒子の粒径が5μm以下、かつ添加量が40重量%以下であることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のレンズシート。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載したレンズシートと光拡散層を積層してなるバックライトユニット。
  6. 請求項5に記載のバックライトユニットを使用したディスプレイ装置。
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