JP5256723B2 - 光拡散板、光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置 - Google Patents
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BEFに代表されるプリズムの反復的アレイ構造を有する輝度制御部材をディスプレイに採用する旨が開示されている特許文献としては、特許文献1乃至3に例示されるように多数のものが知られている。
特に、最近、目覚しい発展をみるカラー液晶表示装置においては、液晶パネルのパネル透過率がモノクロ対応の液晶パネルに比べ格段に低く、そのため、バックライトユニットの輝度向上を図ることが、装置自体の低消費電力を得るために必須となっている。
本発明の光拡散板は、光散乱粒子が分散された透明樹脂からなる光拡散板であって、前記光散乱粒子として、平均粒径4〜20μmの真球形状大粒径粒子と、平均粒径1〜3μmの真球形状小粒径粒子と、球形換算で平均粒径2〜6μmのシリコーンからなる不定形状粒子と、の少なくとも3種類の粒子が含有されており、さらに、前記透明樹脂と前記光散乱粒子との屈折率差が0.02以上であり、且つ、前記透明樹脂と前記真球形状大粒径粒子との屈折率差が0.05−0.16であり、前記透明樹脂と前記真球形状小粒径粒子との屈折率差が0.05−0.18であり、前記透明樹脂と前記不定形状粒子との屈折率差が0.06−0.16であることを特徴とする。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態である光拡散板10、光学シート25、バックライトユニット35、および液晶表示装置70の一例を示す断面模式図である。
本発明の実施形態であるバックライトユニット35は、光学シート25と、バックライト部11とから構成されている。バックライト部11には、光源(図示略)が備えられている。
また、本発明の実施形態である光学シート25は、レンズシート17と、光拡散板10とが固定要素3により接合されて構成されている。レンズシート17と光拡散板10との間には、空隙200が設けられている。
本発明の実施形態である光拡散板10は、透明樹脂12に、光散乱粒子20が分散されて形成されている。光散乱粒子20としては、真球形状大粒径粒子13と、真球形状小粒径粒子14と、不定形状粒子15の3種類の粒子が用いられている。
真球形状大粒径粒子13の大きさは、平均粒径4〜20μmが好ましく、平均粒径4〜12μmがより好ましい。平均粒径が上記範囲の場合には、光拡散性を大きくして、視野角分布の調整を行うことができる。
また、真球形状小粒径粒子14の大きさは、平均粒径1〜3μmが好ましく、平均粒径2〜3μmがより好ましい。光の波長領域となるとともに、光透過性と拡散性を合わせもつこととなるためである。
真球状粒子においては、平均粒径が1μm未満あるいは20μmを超える場合には、光拡散性が十分でなく、視野角分布の調整を行うことができないので好ましくない。
なお、平均粒径は、光散乱粒子20が球状の場合には光散乱粒子20の直径の平均値であり、粒子が不定形状の場合には球形換算したときの平均値である。粒径は、たとえば、粒度分布計SD−2000(シスメックス株式会社製)で測定することができる。
このような場合には、正面方向(観察者方向)fの発光輝度が高い視野角特性を得ることができる。
押出法は、押出機で熱可塑性樹脂を加熱溶融させ、Tダイから押出し、板状に成形する方法である。また、共押出法は、積層板を形成する場合に用い、複数台の押出機を用い、フィードブロックダイやマニホールドダイなどの積層ダイから、積層押出しを行い、複層板状に成形する方法である。
光拡散板10の板厚が1mm未満の場合、光拡散板は薄くコシがないのでたわむという欠点がある。一方、光拡散板10の板厚が5mmを超える場合には、バックライト部11からの光の透過率が悪くなるという欠点がある。
本発明の実施形態である光学シート25は、レンズシート17と光拡散板10とが重ねられて構成されている。
レンズシート17と光拡散板10との間には、互いにその周囲を固定する固定要素3が備えられ、固定要素3により、光拡散板10とレンズシート17との間に空隙(空気層)200が形成されている。固定要素3は、たとえば、接着剤または粘着剤等であって、レンズシート17と光拡散板10とを固定する。なお、固定要素3を用いず、光拡散板10にレンズシート17を重ね合わせるだけでも良い。
完全拡散とは、吸収が0で、かつ、どの方向にも一定の強度を持つとする理想的な拡散体のことを示す。つまり、光学利得が1以上であるということは、その測定する方向に光を集める効果を持つことを示し、その値が大きいほど集光効果が強いことを示す。
そのため、本発明の実施形態である光拡散板10は、大型化されたディスプレイ装置に好適に用いることができる。
本発明の実施形態であるバックライトユニット35は、光学シート25とバックライト部11とからなる。
バックライト部11は、複数の光源(図示略)を備えており、この複数の光源(図示略)の背面側には、光反射板(反射フィルム)(図示略)が配置されている。
しかし、バックライトユニット35は光学シート25を有し、バックライト部11からの光を拡散させ、集光させる構成なので、バックライトユニット35として「直下型方式」あるいは「導光板ライトガイド方式」(いわゆる、エッジライト方式)のどちらを用いた場合にも、このようなランプイメージによる視認性の問題を抑制することができる。
図1に示すように、本発明の実施形態であるディスプレイ装置70は液晶表示装置であり、偏光フィルム61、62と液晶パネル100とバックライトユニット35とからなる。液晶パネル100は、ガラス基板81、82の間に液晶層9が挟持されて形成されている。
図5は、本発明の実施形態である光拡散板10、光学シート26、バックライトユニット36、および液晶表示装置71の一例を示す断面模式図である。
本発明の実施形態であるディスプレイ装置71は、偏光フィルム61、62と、液晶パネル100と、バックライトユニット36とから概略構成されている。
本発明の実施形態であるバックライトユニット36は、光学シート26と、バックライト部11とから構成されている。
本発明の実施形態である光学シート26は、レンズシート17と、3層積層されて形成された光拡散板10とから構成されている。
光拡散板10を3層以上とした場合には、各層の光散乱粒子20の配合割合や、各層の膜厚を制御することによって、拡散性と透過性の光学特性をより精密に制御することができる。また、各層の役割を明確にして形成することにより、拡散性と透過性を効率的に調整することができる。
なお、図2では、各層の光散乱粒子20の配合割合や、各層の膜厚などが同一の例について示しているが、各層の光散乱粒子20の配合割合や、各層の膜厚はそれぞれ異なっていても良い。
少なくとも1層に紫外線吸収剤を添加させることで、3層全体の紫外線による劣化を抑制させることができ、光拡散板10の寿命を長くすることができる。
たとえば、紫外線吸収剤としては、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系化合物、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合物、4−t−ブチルフェニルサリシレートなどのサリチル酸エステル系化合物、2−エトキシ−2’−エチルオキザリックアシッドビスアニリドなどのオキザリックアシッドアニリド系化合物、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートなどのシアノアクリレート系などを挙げることができる。
なお、構成3のレンズシートは、凸状のシリンドリカル形状のレンズをピッチ140μmで配置したレンズシートであり、構成4のレンズシートは、頂角90°の三角プリズム形状のレンズをピッチ30μmで配置したレンズシートである。
まず、屈折率1.59の熱可塑性ポリカーボネート樹脂に、真球形状小粒径粒子として屈折率1.49、平均粒径2μmのメタクリル粒子を0、1重量%(質量%)添加して、光拡散板(参考例1−1)を作製した。
この光拡散板(参考例1−1)を構成3のレンズシートと組み合わせて光学シートとして、出射光の輝度分布形状を測定した。サイドローブのある輝度分布形状が得られた。
この光拡散板(参考例1−2)を構成3のレンズシートと組み合わせて、出射光の輝度分布形状を測定すると、サイドローブの高さが小さくなった輝度分布形状が得られた。また、最大傾斜角が緩やかになり、視野角が広くなった。
この光拡散板(参考例1−3)を構成3のレンズシートと組み合わせて、出射光の輝度分布形状を測定すると、サイドローブの高さが更に小さくなった。また、最大傾斜角がより緩やかになり、視野角がより広くなった。
屈折率1.59のポリカーボネート樹脂に、3種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の質量比率で添加した。具体的には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.55、平均粒径4μmのMS、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.41、平均粒径2μmのシリコーン、不定形粒子として、屈折率1.43のシリコーンを用い、樹脂重量部98に対して、光散乱粒子の合計が2重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子と真球形状小粒径粒子と不定形粒子の重量比率(質量比率)が3:2:1となるように設定した。
次に、この光拡散板を構成4のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージの抑制効果と明るさの評価を行った。
屈折率1.59のポリカーボネート樹脂に、3種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の質量比率で添加した。具体的には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径4.5μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.51、平均粒径3μmのMS、不定形粒子として、屈折率1.43のシリコーンを用い、樹脂重量部97に対して、光散乱粒子の合計が3重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子と真球形状小粒径粒子と不定形粒子の重量比率が6:4:3となるように設定し、光拡散板の板厚を1.5mmとしたこと以外は、参考例2と同様にして光拡散板を作製した。
次に、この光拡散板を構成3のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージ効果と明るさの評価を行った。
屈折率1.59のポリカーボネート樹脂に、2種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の質量比率で添加した。具体的には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径4μmのMS、不定形粒子として、屈折率1.43のシリコーンを用い、樹脂重量部98に対して、光散乱粒子の合計が2重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子と不定形粒子の重量比率が3:1となるように設定したこと以外は、参考例2と同様にして光拡散板を作製した。
次に、この光拡散板を構成4のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージ効果と明るさの評価を行った。
屈折率1.59のポリカーボネート樹脂に、2種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の質量比率で添加した。具体的には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.41、平均粒径2μmのシリコーン、不定形粒子として、屈折率1.43のシリコーンを用い、樹脂重量部97に対して、光散乱粒子の合計が3重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子と不定形粒子の重量比率が4:3となるように設定し、光拡散板の板厚を1.5mmとしたこと以外は、参考例2と同様にして光拡散板を作製した。
次に、この光拡散板を構成3のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージ効果と明るさの評価を行った。
屈折率1.56のメタアクリルスチレン共重合樹脂(MS樹脂)に、4種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の質量比率で添加した。具体的には、第一の真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径4.5μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.41、平均粒径2μmのシリコーンを用い、不定形粒子として、屈折率1.43のシリコーンを用い、さらに、第二の真球形状大粒径粒子として、屈折率1.46、平均粒径6μmのフッ素付加アクリルを用い、樹脂重量部97.5に対して、光散乱粒子の合計が2.5重量部となるようにし、さらに、第一の真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子、不定形粒子、第二の真球形状大粒径粒子の重量比率が4:4:3:4となるように設定したこと以外は、参考例2と同様にして光拡散板を作製した。
次に、この光拡散板を構成4のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージ効果と明るさの評価を行った。
屈折率1.49のメタアクリル樹脂に、4種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の質量比率で添加した。具体的には、第一の真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径4.5μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径3μmのMSを用い、不定形粒子として、屈折率1.43のシリコーンを用い、さらに、第二の真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径12μmのシリコーンを用い、樹脂重量部97に対して、光散乱粒子の合計が3重量部となるようにし、さらに、第一の真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子、不定形粒子、第二の真球形状大粒径粒子の重量比率が4:3:3:6となるように設定し、光拡散板の板厚を1.5mmとしたこと以外は、参考例2と同様にして光拡散板を作製した。
次に、この光拡散板を構成3のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージ効果と明るさの評価を行った。
屈折率1.56のメタアクリルスチレン共重合樹脂(MS樹脂)に、2種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の質量比率で添加した。具体的には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径4.5μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.51、平均粒径3μmのMSを用い、樹脂重量部97.5に対して、光散乱粒子の合計が2.5重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子の重量比率が1:1となるように設定したこと以外は、参考例2と同様にして光拡散板を作製した。
次に、この光拡散板を構成4のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージ効果と明るさの評価を行った。
屈折率1.56のメタアクリルスチレン共重合樹脂(MS樹脂)に、1種類の光散乱粒子をそれぞれ所定の重量比率で添加した。具体的には、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.41、平均粒径2μmのシリコーンを用い、樹脂重量部97に対して、光散乱粒子の合計が3重量部となるようにし、光拡散板の板厚を1.5mmとしたこと以外は、参考例2と同様にして光拡散板を作製した。
次に、この光拡散板を構成3のレンズシートと重ね合わせて光学シートとして、ランプイメージ効果と明るさの評価を行った。
明るさは8000cd/m2以上が好ましいので、比較例1、3、4は明るさが足りない結果となった。また、比較例2、3、4はランプイメージが不良という結果となった。
一方、実施例3〜5は明るさを落とすことなくランプイメージ低減効果を得られ、現状必要となる目標の表示品位を達成することができた。
また、ランプイメージ低減効果と明るさの評価は、この光拡散板を構成4のレンズシートと重ね合わせた光学シートとして行った。
第一の光拡散板には、不定形粒子のみを樹脂重量部98に対して2重量部分散させて、層厚250μmで形成した。
第二の光拡散板には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径4μmのMS、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径3μmのMSを用い、樹脂重量部97に対して、光散乱粒子の合計が3重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子の重量比率が1.8:1.2となるように設定し、層厚1250μmで形成した。
第三の光拡散板は、第一の光拡散板と同様の構成とした。
第一〜第三の光拡散板は、参考例6と同様の構成とした。
第二の光拡散板には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径6μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径3μmのMSを用い、樹脂重量部95.3に対して、光散乱粒子20の合計が4.7重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子の重量比率が3.5:1.2となるように設定し、層厚1250μmで形成した。
第一〜第三の光拡散板は、参考例6と同様の構成とした。
第二の光拡散板には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径4.5μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.41、平均粒径2μmのシリコーンを用い、樹脂重量部97に対して、光散乱粒子の合計が3重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子の重量比率が2:1となるように設定し、層厚1250μmで形成した。
第一〜第三の光拡散板は、参考例6と同様の構成とした。
第二の光拡散板には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.51、平均粒径12μmのMS、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径4.5μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.41、平均粒径2μmのシリコーンを用い、樹脂重量部96.4に対して、光散乱粒子の合計が3.7重量部となるようにし、さらに、真球形状大粒径粒子、真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子の重量比率が1.5:2:1となるように設定し、層厚1250μmで形成した。
第一〜第三の光拡散板は、参考例6と同様の構成とした。
第二の光拡散板には、第一の真球形状大粒径粒子として、屈折率1.51、平均粒径20μmのMS、第二の真球形状大粒径粒子として、屈折率1.51、平均粒径12μmのMS、第三の真球形状大粒径粒子として、屈折率1.43、平均粒径4.5μmのシリコーン、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.41、平均粒径1μmのシリコーンを用い、樹脂重量部96.4に対して、光散乱粒子の合計が3.7重量部となるようにし、さらに、第一の真球形状大粒径粒子、第二の真球形状大粒径粒子、第三の真球形状大粒径粒子、真球形状小粒径粒子の重量比率が1:1.5:2:1となるように設定し、層厚1250μmで形成した。
第一〜第三の光拡散板は、参考例6と同様の構成とした。
第二の光拡散板には、真球形状小粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径3μmのMSを用い、樹脂重量部96.5に対して、光散乱粒子の合計が3.5重量部となるようにし、層厚1250μmで形成した。
第一〜第三の光拡散板は、参考例6と同様の構成とした。
第二の光拡散板には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径4μmのMSを用い、樹脂重量部98に対して、光散乱粒子の合計が2重量部となるようにし、層厚1250μmで形成した。
第一の光拡散板には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径3μmのMSを用い、樹脂重量部98に対して、光散乱粒子の合計が2重量部となるようにした。
第二の光拡散板には、真球形状大粒径粒子として、屈折率1.54、平均粒径4μmのMSを用い、樹脂重量部98に対して、光散乱粒子の合計が2重量部となるようにし、層厚1250μmで形成した。
第三の光拡散板は、表3に示すような構成とした。
明るさは8000cd/m2以上が好ましいので、比較例5、6は明るさが足りない結果となった。また、比較例5、7はランプイメージが不良という結果となった。一方、実施例6〜10は明るさを落とすことなくランプイメージ低減効果を得られ、現状必要となる目標の表示品位を達成することができた。
Claims (7)
- 光散乱粒子が分散された透明樹脂からなる光拡散板であって、
前記光散乱粒子として、平均粒径4〜20μmの真球形状大粒径粒子と、
平均粒径1〜3μmの真球形状小粒径粒子と、
球形換算で平均粒径2〜6μmのシリコーンからなる不定形状粒子と、の少なくとも3種類の粒子が含有されており、
さらに、前記透明樹脂と前記光散乱粒子との屈折率差が0.02以上であり、且つ、
前記透明樹脂と前記真球形状大粒径粒子との屈折率差が0.05−0.16であり、
前記透明樹脂と前記真球形状小粒径粒子との屈折率差が0.05−0.18であり、
前記透明樹脂と前記不定形状粒子との屈折率差が0.06−0.16であることを特徴とする光拡散板。 - 前記透明樹脂100重量部に、前記光散乱粒子が合計で2重量部〜5重量部分散されてなることを特徴とする請求項1に記載の光拡散板。
- 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の光拡散板が3層以上積層されてなることを特徴とする光拡散板。
- 前記光拡散板の少なくとも1層に紫外線吸収剤が添加されていることを特徴とする請求項3に記載の光拡散板。
- 光源の前に配置される光学シートであって、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光拡散板とレンズシートとを有し、前記光拡散板の光源と反対側の面に前記レンズシートが配置されていることを特徴とする光学シート。
- 請求項5に記載の光学シートを用いることを特徴とするバックライトユニット。
- 請求項6に記載のバックライトユニットを用いることを特徴とするディスプレイ装置。
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