JP5482114B2 - 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 - Google Patents
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このようなディスプレイ装置においては、液晶パネルの背面側(観察者から見て反対側)に光源を配置し、この光源からの光で液晶パネルを照明する、いわゆるバックライト方式が採用されている。
この種のディスプレイ装置においては、表裏両面を偏光板71、73で挟んでなる液晶パネル72が上部に位置するように配設されており、液晶パネル72の下面側に、略長方形の板状を呈するPMMA(ポリメチルメタクリレート)やアクリル等の透明な基材からなる導光板79が配置され、さらに、この導光板79の上面(光射出側)に拡散フィルム(拡散層)78が設けられている。さらに、導光板79の下面には該導光板79に導入された光を効率よく液晶パネル72に向け均一となるように散乱して反射されるための散乱反射パターン部(図示せず)が印刷などによって設けられるとともに、散乱反射パターン部の下方に反射フィルム(反射層)77が設けられている。
直下型バックライト方式のディスプレイ装置としては、図8に示す液晶ディスプレイ装置が一般的に知られている。この液晶ディスプレイ装置は、表裏両面を偏光板71、73に挟んでなる液晶パネル72が上部に位置して配設され、液晶パネル72の下面側に蛍光管等からなる光源51が配置される。さらに、光源51の上面側に拡散フィルム82のような光学シートが設けられている。また、光源51の背面には、光源51から液晶パネル72と反対の方向に向かう光を液晶パネル72側へ反射させるリフレター52が配置されている。よって、光源51から射出される光は拡散フィルム82で拡散され、この拡散光を高効率で液晶パネル72の有効表示エリアに集光させる。
さら、図8に励磁したプリズムフィルム74,75では、光源51間の間隔が広すぎると画面上に輝度ムラが生じ易くなってしまうため、光源51の数を減らせず、消費電力の増加及びコストの増加を招く原因となっていた。
しかしながら、上述した従来のバックライトユニットでは、高輝度、低消費電力の要請に充分に応えられているとは言いがたく、ユーザからは、低価格、高輝度、高表示品位で、かつ低消費電力の液晶表示装置を実現できるバックライトユニットの開発が待ち望まれている。
一方、光学シートの性能向上を目的として、従来使用されてきたプリズム、レンチキュラーレンズ、マイクロレンズ、多角錘の他にも下記特許文献に示すような様々な光学形状の提案があり、今後も新たな形状が増えていくと考えられる。
即ち、本発明に係る光学シートは、光源から入射された光の光路を制御して出射する照明光路制御に使用される光学シートであって、光出射面に、光を集光又は拡散させる光学形状を有し、該光学形状は、略半球状をなすマイクロレンズと、シリンドリカルレンズもしくはプリズムとの組み合わせからなり、前記光学形状の表面に粗面化処理が施され、かつ、光入射面である略平坦面上に突起形状が形成されていることを特徴とする。
また、これによって、光学シートの光入射面側における耐擦傷性を向上させることができる。
これにより、輝度低下を最小限に抑えつつ、隠蔽性能を向上させた光学シートを実現することができる。
これにより、輝度及び隠蔽性能のバランスを取って、高輝度かつ高拡散を実現するkとおができる。
これによって、光入射面において光を拡散させ、隠蔽性能を向上させることができる。
これによって、光輝度とのバランスを取った範囲で、入射面による光拡散効果を付与することができる。
これによって、光入射面における耐擦傷性を確実に発揮することができる。
このようなバックライトユニットによれば、上記光学シートを用いているため、高輝度及び高隠蔽性能の両立化を図ることができる。
このようなディスプレイ装置によれば、上記バックライトユニットを備えているため、高輝度及び高隠蔽性能の両立化を図った画像を提供することが可能となる。
図1は本実施形態のディスプレイ装置の縦断面図である。なお、図1において各構成要素の縮図は実際とは一致しない。
バックライトユニット13から出射された光Lは、背面側の偏光板19を介して液晶パネル19に入射され、観察者側の偏光板21を介して観察者側に出射される。
図2(a)に示すように、光学シート1はシート状をなしており、その平面視形状は所定のバックライトに組み込めるようにサイズ及び形状が調整されたものとされている。
図4(a)は光入射面31aが略平坦面状の場合を示している。また、図4(c)は光入射面31aに突起部35を有している場合を示す。この突起部35は擦れ傷防止を目的として付与され、その形状は略半球状や台形形状等の種々の形状があげられる。突起部35の高さは10μm〜100μmの範囲に設定されていることが望ましい。10μmより小さいと擦れ傷防止効果がほとんど得られず、100μmより大きいと光学シートが撓んでしまい好ましくないからである。また、突起部35の最大径は10μm〜300μmの範囲に設定されていることが望ましい。10μmより小さいと製造が困難となり、300μmより大きいと点欠陥として視認されてしまうからである。ただし、光入射面は光出射面の光学形状に比べ視認されにくいので、該光学形状よりは大きな形状を選択することができる。
また、光学シート1は押し出し法、キャスト法、インジェクション法等で製造することができ、その厚みは12μm〜1mmとすることができる。厚み12μmを下回ると加工に耐えうる剛性が不足し、1mmを超えると加工に耐えうる柔軟性が不足するため好ましくない。
光源部4の光源15から出射された光は、導光板5を通過して正面側に進行した後、拡散板シート3に入射する。そして、拡散シート3によって光散乱効果を付与されて十分に拡散させられた後、正面側へと射出される。そして、拡散シート3シートを通過した光は、光学シート1及び反射型偏光分離シート2を通過し、さらに、表示部20を通過することにより、画像表示として観察者に視認される。
さらに、例えばプリズムシートに粗面化処理を施した場合には輝度低下が著しいが、本実施形態においては粗面化処理による輝度低下が生じにくいマイクロレンズ32を有しているため、光学シート1全体として、良好な輝度と隠蔽性能を両立することができる。
なお、このような作用効果は、プリズム33に代えてシリンドリカルレンズを採用した場合であっても同様である。
例えば、変形例として図5に示すようなディスプレイ装置28であってもよい。このディスプレイ装置28は、バックライトユニット14の構成において実施形態とは相違する。
まず、種々の粗面化処理が施された半球状のマイクロレンズとプリズムの逆形状をなす金型ロール、及び、突起部の逆形状を有する金型ロール、突起部の逆形状を有さない金型ロールを準備した。
これら金型ロールを押出し機に近接して配置し、熱可塑性ポリカーボネート樹脂シートを溶融して押出し機により成型し、成形物が冷却、硬化する上記金型ロールによって成形して、表面に光学形状を有する光学シートを得た。なお、光学シートの厚みは320μmとし、熱可塑性ポリカーボネートとしては、は帝人化成(株)のM1201を使用した。
また、比較のために粗面化処理有無の頂角90°プリズムシート、マイクロレンズシートを同様の手法で準備した。
これら作成したシートを730mm×310mmの真四角に切り取り、評価に使用した。
得られた光学シート1をディスプレイに組み込み、白画面を表示し、トプコン製SR−3Aで画面の法線方向、50cmの距離から中心の輝度を測定した。バックライトユニットの構成は帝人化成製拡散板65HLWと光学シートを用いたものとした。
隠蔽性の評価は直下型バックライトを使用し、光源の隠蔽性の評価で行った。輝度測定と同様の構成で光学シートをディスプレイに組み込み、白画面を表示して目視観察した。この目視評価は個人差があるため、被験者3名以上で実施した。
さらに、No.2とNo.7を比較すると、いずれも輝度、隠蔽性ともに良好であるが、粗面化部分がプリズムの山よりも谷に配置された方が輝度低下が抑えられることが分かる。
また、No.2及びNo.8〜No.10の比較で、裏面(光入射面)いずれの形状であっても輝度、隠蔽性ともに良好であった。
さらに、No.11とNo.12により、プリズムシートは輝度が高いものの隠蔽性が悪く、粗面化で輝度が著しく下がることが分かった。これに対して、マイクロレンズシートは粗面化有無によらず、輝度が低いことが分かった。
なお、実施例においては、最も単純な比較のためバックライトの構成は帝人化成製拡散板65HLWと光学シートとを用いたものとしたが、本実施形態の光学シートは他の光学シートと合わせて用いたとしても、その性能が損なわれることは無い。
2 反射型偏光分離シート
3 拡散シート
4 光源部
5 導光板
15 光源
20 表示部(画像表示部)
32 マイクロレンズ
33 プリズム
34 粗面化部分
35 突起部
Claims (8)
- 光源から入射された光の光路を制御して出射する照明光路制御に使用される光学シートであって、
光出射面に、光を集光又は拡散させる光学形状を有し、
該光学形状は、略半球状をなすマイクロレンズと、シリンドリカルレンズもしくはプリズムとの組み合わせからなり、
前記光学形状の表面に粗面化処理が施され、
かつ、光入射面である略平坦面上に突起形状が形成されていることを特徴とする光学シート。 - 前記粗面化処理が施されて形成された凹凸の高低差が、0.01μm〜5μmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
- 前記粗面化処理が、前記マイクロレンズの頂部と、前記光学形状の谷部とに施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学シート。
- 前記光入射面に粗面化処理が施されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学シート。
- 前記粗面化処理が施された前記光入射面の十点平均粗さRzが0.1μm〜5μmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の光学シート。
- 前記突起形状の高さが前記光入射面からの高さが10μm〜100μmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の光学シート。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載の光学シートと、
該光学シートに光を照射する前記光源とを備えることを特徴とするバックライトユニット。 - 請求項7に記載のバックライトユニットと、
画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定し、前記バックライトユニットからの光照射によって画像表示を行う画像表示部とを備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
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