JP2010164657A - 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 - Google Patents
光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010164657A JP2010164657A JP2009004969A JP2009004969A JP2010164657A JP 2010164657 A JP2010164657 A JP 2010164657A JP 2009004969 A JP2009004969 A JP 2009004969A JP 2009004969 A JP2009004969 A JP 2009004969A JP 2010164657 A JP2010164657 A JP 2010164657A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- optical sheet
- light
- sheet
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】一方のシート面31aに、光源部10に向かって突出する凸部32を複数形成するとともに、一方のシート面31aに凸部32の占有面積の割合を45%以下に設定し、他方のシート面31bに互いに高さの異なる単位レンズ34が複数配列されてなるレンズアレイを形成し、これら複数の単位レンズのうち、高さが最大となる単位レンズ34をその頂部が凸曲面状に形成した第1レンズ35とし、該第1レンズ35以外の単位レンズ34を第2レンズ36とし、第1レンズ35の高さh1と第2レンズ36の高さh2との差Δhを20μm<Δh≦100μmの範囲に設定し、他方のシート面31bにおける第1レンズ35の占有面積の割合を4%〜45%に設定する。
【選択図】図1
Description
この種のバックライト方式に採用されているバックライトユニットを大別すると、冷陰極管(CCFL)等の光源ランプを光透過性に優れたアクリル樹脂などからなる平板状の導光板内で多重反射させる「導光板ライトガイド方式」(いわゆるエッジライト方式)と、導光板を用いない「直下型方式」とがある。
このディスプレイ装置は、偏光板171、173に挟まれた液晶パネル172を備え、その背面側に略長方形板状のPMMA(ポリメチルメタクリレート)やアクリル等の透明な基材からなる導光板179が設置されており、該導光板179の上面(光出射側)と背面側の偏光板173との間に拡散フィルム(拡散層)178が設けられている。
また、光源151間の間隔が広すぎると、画面上に輝度ムラが生じやすく、光源51の数を減らせず、消費電力の増加及びコストの増加を招く原因となっていた。
この光学シートでは、シート基材にレンズパターン(レンズアレイ)を転写したものを巻き取り用ローラーで巻き取る方法が提案されている。そして、このレンズパターンはシート基材に転写成型した凸形状の先端が接触して変形するのを防止するために、シート基材に形成した多数の凸形状よりも高さの高い接触防止用突部を一部に設けて、巻き取った際に接触防止用突部がシート基材に接触し、他の多数の凸形状がシート基材に接触しないようにしたものである。
この場合、接触防止用突部とこれより高さの低い凸形状との高さの差は5.0μm、少なくとも1.0μmであると規定している。
また、光学シートの性能向上を目的として、従来使用されてきたプリズム、レンチキュラーレンズ、マイクロレンズ、多角錐の他にも、下記特許文献に示すような様々な光学形状の提案があり、今後も新たな形状が増えていくと考えられる。
また、特許文献2に記載した光学シートでは、第1及び第2のプリズム要素の高さの差が約2μm〜10μm程度であるために、同様に、他の光学シートのシート基材や何らかの物体等で表面を擦過することで先端が鋭い第2のレンズ要素に傷がついてしまい、光学性能を低下させるという不具合があった。
また、これら特許文献1、2に記載の光学シートでは、レンズ要素が形成されてない他方の面における傷を防止することはできなかった。
即ち、本発明に係る光学シートは、光を透過するシート状の基材の一方のシート面に沿って対向配置された複数の光源からの光を、その光学特性を変換して他方のシート面から正面方向に出射する光学シートであって前記一方のシート面に、前記光源に向かって突出する凸部が複数形成され、前記一方のシート面の正面視における前記凸部の占有面積の割合が45%以下に設定されており、前記他方のシート面に、互いに高さの異なる少なくとも2種以上の単位レンズが複数配列されてなるレンズアレイが形成され、複数の前記単位レンズのうち、前記他方のシート面からの高さが最大となる前記単位レンズはその頂部が凸曲面状に形成された第1レンズとされ、該第1レンズ以外の前記単位レンズが第2レンズとされ、前記第1レンズの高さh1と前記第2レンズの高さh2との差Δhが、20μm<Δh≦100μmの範囲に設定されるとともに、前記他方のシート面の正面視における前記第1レンズの占有面積の割合が4%〜45%に設定されていることを特徴とする。
一方、Δhが20μm以下であると、保管や輸送時等に積層された光学シートが振動等によって、第2レンズの頂部が他の光学シートに接触する等して傷を生じ易く該傷によって集光特性が劣化する。
また、Δhが100μmを超えると、合成樹脂で射出成型当によって光学シートを製作する際、最も深い第1レンズに充填される合成樹脂に混入した気泡の逃げ場がなくない、第1レンズ内に封じ込められて光学特性が劣化する不具合が発生する。
前記第2レンズは、そのレンズ形状が、両側に湾曲側面を有するプリズムレンズを前記第2レンズの配列方向に一部重ねて一体化した複合レンズ形状をなしているとともに、単一の前記プリズムレンズのピッチをP0とし、前記単位レンズにおける一の前記プリズムレンズと隣接する他の前記プリズムレンズとの前記単位レンズの配列方向にずれた重ならない距離をシフト量Δとしたとき、(1/5)P0≦Δ≦(2/3)P0となり、
前記湾曲側面は、そのレンズ形状が、前記第2レンズの高さ方向の位置関数をz、前記第2レンズの幅方向位置変数をr、補正係数を1/R、A、B、Cとして、
−10<1/R<10
−5<A<5
−10<B<10
−30<C<30
の範囲内とした形状をなし、
前記プリズムレンズの前記湾曲側面に対して、該プリズムレンズの頂部における接線を引いた際に、該接線の前記他方のシート面に対する傾斜角度θが、25°≦θ≦50°の範囲に設定されていることが好ましい。
以下では、このような配置に基づいて、図1の上方向を単に正面方向あるいは観察者側、下方向を単に背面側と称する場合がある。
また、本実施形態においては、液晶パネル90は、いわゆる透過型表示パネルであるが、半透過型表示パネルであってもよい。あるいは、液晶セル91を含んだ液晶パネル90に代えて、他の表示パネル、例えば、光透過性の着色パターンによって静止画像を表示する表示パネルを使用してもよい。
なお、バックライトユニット80においては、例えば図2に示すように、光学シート30の背面側及び正面方向に光を正面方向に向けて集光もしくは拡散させるサブ光学シート70、70を備えたものであってもよい。
また、光学シート30によって十分な光拡散効果を得られる場合、もしくは、光源部10から拡散光が出射される場合には、光拡散板20を設けない構成としたディスプレイ装置100であってもよい。
また、ランプハウス12は、観察者側が開口された箱型形状をなしており、白色フィルム、白色シート等の光反射性のフィルム、シートから構成されている。なお。このランプハウス12は金属板等の支持体上にフィルム、シート等が貼り付けられて構成されたものであってもよい。
また、この点光源としての光源11は、上述したものに限らず、例えばモバイル機器に設けられるもののように、一つの単色発光素子に他の少なくとも1種類以上の蛍光体を搭載したものであってもよい。さらに、例えば通常の蛍光ランプ、ハロゲンランプ、半導体レーザー等であってもよい。さらに、点光源は上述のものに限らず、一つの単色LED素子に少なくとも1種類以上の蛍光体で覆ったものであってもよい。
これら透明樹脂の屈折率と光散乱粒子の屈折率が異なるものである必要がある。透明樹脂の屈折率と光散乱粒子の屈折率の差は0.01以上であることが望ましい。屈折率の差がこれより小さいと十分な光散乱性能が得られない。また、その屈折率差は0.5以下でよい。屈折率差が0.5より大きいと光の散乱の度合いが大きくなり、光を液晶パネル90に向けて十分集光させることができなくなるおそれがある。
この光拡散板20は、入射した光を散乱させながら透過させる必要がある。このため、光拡散板20に含まれる光散乱粒子の平均粒径は0.1〜100μmであることが望ましい。好ましくは0.5〜30μmである。あるいは、光散乱粒子に代えて光拡散板20の透明樹脂中に空気を含む微細な空洞を分散して設けてもよい。この場合、透明樹脂と空洞中の空気との屈折率差で拡散性能を得ることができる。
そして、このような第1レンズ35Aは、他方のシート面31b上にて該第1レンズ35Aの延在方向と直交する方向に間隔を空けて互いに平行となるように複数設けられている。また、複数の第1レンズ35Aのシート面31bからの高さh1は一定とされている。なお、隣り合う第1レンズ35A同士の間隔は、各箇所において一定であってもよいし、それぞれ異なるものであってもよい。
なお、第2レンズ36Aは、第1レンズ35Aと同様、シリンドリカルレンズ形状をなしているものであってもよい。
さらに、複数の第1レンズ35Bのシート面31bからの高さh1は一定とされており、隣り合う第1レンズ35A同士の間隔は、各箇所において一定であってもよいし、それぞれ異なるものであってもよい。
また、この第2レンズ36Bは、複数の第1レンズ35Bの谷部において複数のサブレンズ39Bを形成している。
なお、第2レンズ36Bは第1レンズ35Bと同様、シリンドリカルレンズ形状をなしているものであってもよい。
ここで、シフト量Δが下限値(1/5)P0より小さいと集光効果が小さく、上限値(2/3)P0を越えるとサイドローブが生じ易いため望ましくない。
これにより、第2レンズ36Cの頂部には、該第2レンズ36Cの延在方向と同一の方向に延在するV字溝41が形成される。
図8は第2レンズ36Cを形成する一のプリズムレンズ40を上下反転して示すものである。図中、プリズムレンズ40の頂部R0を境界とする一方のレンズ曲面に着目して基材31のシート面31bと接触するレンズ一端部をR1とする。そして、湾曲側面40aがレンズ一端部R1から始まるとして、レンズ一端部R1から頂部R0までの間で、基材31のシート面31bに対するレンズ曲面の任意の点での接線Lの傾斜角度θが25°〜50°となる点を湾曲側面40a、40bの他端部R2とする。この場合、レンズ一端部R1から他端部R2までの間では任意の点での接線Lの基材31のシート面31bに対する傾斜角度θは25°〜50°を超えた大きさの凸曲面に設定され、レンズ一端部R1から他端部R2に向けて漸次接線Lの傾斜角度θが小さくなり、レンズ他端部R2において初めて接線Lの傾斜角度θが25°以上50°以下の範囲となるものとする。ここで、他端部R2における傾斜角度θが25°未満では視野範囲は広くなるが集光効果が低く、逆に50°を越えると視野範囲が狭く且つサイドローブが生じ易くなる。このレンズ一端部R1から他端部R2までの間の外側へ凸形状をなすレンズ曲面を湾曲側面40aと定義するものとし、そのレンズ形状は下記式で示す非球面レンズ形状の一般式が適用される。
図8において、zは、単位レンズ14の幅方向位置変数であるrの関数であり、その値は単位レンズ14の高さ方向を表す。上記式において、k=0で球面、−1<k<0で楕円、k=−1で放物面、k<−1で双曲面となり、1/Rはrにかかる係数であり、A、B、Cは補正項係数である。
また上記式における各係数1/R,A,B,Cが規定範囲(−10<1/R<10、−5<A<5、−10<B<10、−30<C<30)から外れた場合、集光効果が得られないか、サイドローブが生じ易い欠点がある。
また、第2レンズ36Dは、上記第3パターンの第2レンズ36Cと同様に、図7及び図8に示すプリズムレンズ40、40が複合化された略花びら形状をなしている。
なお、モアレを抑制するため、凸部32Bの延在方向とレンズアレイ33を構成する単位レンズ34の延在方向とのなす角が±45°の範囲内に設定されたものであってもよい。
このように頂部に凸曲面を備えた凸部32Cは、その頂部に角を有している場合に比べて、入射した光が散乱されやすくなるため、輝度均一性を向上させることができるといった長所がある。さらに、凸部32Cが他の部材に接触した場合であっても、角を有する場合に比べ接触圧が分散するため、傷が付きにくい。
また、光学シート30を背面側から見た場合における一方のシート面31aの総面積に対する凸部32(32A、32B、32C、32D)の占有面積の割合が45%以下に設定されている。該占有面積が45%を超える場合、凸部32による光散乱効果が大きくなり過ぎ、輝度が極端に低下してしまうからである。
さらに、この凸部32の占有面積の割合が4%以上に設定されていることが好ましい。該占有面積が4%未満の場合、光学シート30の一方のシート面31aが他の部材と光学密着を生じてしまい、輝度が著しく低下するからである。
この光散乱粒子としては主として透明粒子が用いられる。透明粒子としては、無機酸化物からなる透明粒子又は樹脂からなる透明粒子が使用できる。例えば、無機酸化物からなる透明粒子としてはシリカやアルミナ等からなる粒子を挙げることができる。また、樹脂からなる透明粒子としては、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体;メラミン−ホルマリン縮合物の粒子、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)等の含フッ素ポリマー粒子、シリコーン樹脂粒子等を挙げることができる。これら透明粒子は、2種類以上を混合して使用してもよい。または、板状の部材は主となる材質中に空気を含む微細な空洞を有した構造をしており、主となる材質と空気の屈折率差で拡散性能を得ても良い。
一方、Δhが20μm以下であると、保管や輸送時等に積層された光学シート30が振動等によって、第2レンズ36の頂部が他の光学シート30に接触する等して傷を生じ易く該傷によって集光特性が劣化する。
また、Δhが100μmを超えると、合成樹脂で射出成型当によって光学シート30を製作する際、最も深い第1レンズ35に充填される合成樹脂に混入した気泡の逃げ場がなくない、第1レンズ35内に封じ込められて光学特性が劣化する不具合が発生する。
(比較例1〜5と実施例1〜11による光学シートの製造方法)
金型ロールAにより、第3パターンのレンズシートの第2レンズに対応する柱状の複合プリズムレンズのみを複数配列して製造した光学シートを比較例1とする。比較例1による光学シート及びその金型ロールAは、複合プリズムレンズのピッチを66μm、プリズムレンズのシフト量Δを18μm、プリズムレンズのピッチP0を48μm、基材からの高さを27.5μmとしてシリンドリカル光学形状が配列して形成されている。
金型ロールBにより、複合プリズムレンズの間にシリンドリカルレンズからなる第1レンズを配列して製造した第3パターンのレンズアレイによる光学シートを実施例1とした(図5参照)。実施例1による光学シート及びその金型ロールBは、上述した金型ロールAの複合プリズムレンズ(高さ27.5μm、ピッチ66μm)のピッチ19本毎にレンズピッチ132μm、高さ47.6μmの半楕円形状のシリンドリカルレンズを第1レンズとして1本配列して形成されている。
金型ロールCにより、第2レンズとしての複合プリズムレンズに直交して半楕円状のシリンドリカルレンズをなす第1レンズを配設して製造した第4パターンのレンズアレイを備えた光学シートを実施例2とする(図6参照)。
実施例2による光学シート及び金型ロールCは、金型ロールAの複合プリズムレンズ(高さ27.5μm、ピッチ66μm)に直交してレンズピッチ132μm、高さ47.6μmの半楕円形状のシリンドリカルレンズをピッチ1320μmで配列して形成されている。
熱可塑性ポリカーボネートは帝人化成(株)のM1201ZとML1103を適宜配合して使用し、拡散性を有する押出シートとした。厚み320μmにおけるHz(ヘイズ)を15%に調整した。
全ての押出しシートは中心から730mm×310mmの真四角のシートに切り取り、3種類の光学シートを得た。金型ロールAから得た光学シートは比較例1、金型ロールBから得た光学シートは実施例1、金型ロールCから得た光学シートは実施例2とした。
金型ロールDのプリズムレンズ200本の間にレンズピッチ132μm、高さ37.6μm、47.6μm、57.6μm、67.6μm、77.6μm、127.6μm、半楕円形状のシリンドリカルレンズ(第1レンズ)を所定間隔でそれぞれ5本それぞれ間隔を空けて配列した金型ロールD〜Pを用意した。
そして、PETシート上にUV硬化性樹脂を塗布し、その上に上記各金型D〜Pをそれぞれ押し当てながらPET側からUV(紫外線)を照射し効果させ、UV硬化シートを順次得た。
全てのUV硬化シートをそれぞれ中心から730mm×310mmの真四角に切り取り11種類の光学シートを得た。これら光学シートについて、金型ロールDから得た光学シートは比較例2とし、金型ロールE〜Jから得た光学シートは順に比較例3、実施例3〜6、比較例4とし、金型ロールK〜Pから得た光学シートは順に比較例5、実施例7〜11とした。
比較例1、実施例1、2に使用した材料で、光学形状を形成しない樹脂シートを押出し、JIS K5 600−5−4にしたがって硬度試験を実施した。同様に、比較例2〜5、実施例3〜11に使用した材料で光学形状を形成しない樹脂シートを作製し、同様に硬度試験を実施した。その結果、比較例1に使用した素材の鉛筆硬度は6B、比較例2に使用した素材の鉛筆硬度は4Hであった。
得られた各光学シートを実施形態のディスプレイ装置に組み込み、液晶パネルに白画面を表示し、トプコン製SR-3Aで液晶パネルの画面に対してその法線方向に50cm離れた距離から中心の輝度を測定した。バックライトユニットの構成は、光源及び反射板の他に、光拡散板として帝人化成製光拡散板6HLWを用い、その上方に比較例1〜5と実施例1〜11の光学シートを設置して測定した。バックライトユニットにおいて光源部のみを設けた場合の輝度を1として、光拡散板の上方に比較例1〜5と実施例1〜11の光学シートを設置した場合の輝度をそれぞれ測定して、輝度比を算出した。その結果を下記の表1に示す。
得られた比較例1〜5と実施例1〜11における各光学シートを20枚重ね、ビニールシートで包み、このビニールシートを段ボール箱内に重ねて収納し、段ボール箱との隙間に発泡スチロール製の緩衝材を充填した。この段ボール箱を振動試験に供して、各光学シートの第1レンズ及び第2レンズへの傷つきの有無を評価した。初期には傷のない光学シートを梱包し、振動試験後に開梱して、傷がついた光学シートの枚数を数えた。
振動試験はJIS Z 0232 の付属書A表1に規定したランダム振動を適用した。振動は光学シートのレンズ部を有する面の法線方向(z方向)のみ、30分間振動させた。傷の有無の判断は、振動試験後の光学シートをディスプレイ装置に組み込み、白画面を表示して、上下左右±80°のいずれかの範囲から視認されれば傷ありとした。結果を表1に示す。欠陥が全くなかったものを合格とした。
11 光源
12 ランプハウス
13 点光源
20 光拡散板
30 光学シート
31 基材
31a シート面
31b シート面
32 凸部
32A 凸部
32B 凸部
32C 凸部
32D 凸部
33 レンズアレイ
33A レンズアレイ
33B レンズアレイ
33C レンズアレイ
33D レンズアレイ
34 単位レンズ
34A 単位レンズ
34B 単位レンズ
34C 単位レンズ
34D 単位レンズ
35 第1レンズ
35A 第1レンズ
35B 第1レンズ
35C 第1レンズ
35D 第1レンズ
36 第2レンズ
36A 第2レンズ
36B 第2レンズ
36C 第2レンズ
36D 第2レンズ
37 第1レンズアレイ
37B 第1レンズアレイ
37D 第1レンズアレイ
38 第2レンズアレイ
38B 第2レンズアレイ
38D 第2レンズアレイ
39 サブレンズ
39B サブレンズ
39D サブレンズ
70 サブ光学シート
80 バックライトユニット
90 液晶パネル
91 液晶セル
92 偏光板
93 偏光板
100 ディスプレイ装置
Claims (15)
- 光を透過するシート状の基材の一方のシート面に沿って対向配置された複数の光源からの光を、その光学特性を変換して他方のシート面から正面方向に出射する光学シートであって
前記一方のシート面に、前記光源に向かって突出する凸部が複数形成され、前記一方のシート面の正面視における前記凸部の占有面積の割合が45%以下に設定されており、
前記他方のシート面に、互いに高さの異なる少なくとも2種以上の単位レンズが複数配列されてなるレンズアレイが形成され、
複数の前記単位レンズのうち、前記他方のシート面からの高さが最大となる前記単位レンズはその頂部が凸曲面状に形成された第1レンズとされ、該第1レンズ以外の前記単位レンズが第2レンズとされ、
前記第1レンズの高さh1と前記第2レンズの高さh2との差Δhが、20μm<Δh≦100μmの範囲に設定されるとともに、前記他方のシート面の正面視における前記第1レンズの占有面積の割合が4%〜45%に設定されていることを特徴とする光学シート。 - 鉛筆硬度が4H以下の材質から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
- 前記単位レンズに光散乱粒子が分散混合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学シート。
- 前記レンズアレイが、
前記他方のシート面に沿って一方向に延在する前記第1レンズ及び前記第2レンズが互いに平行となるように複数並設されることで構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学シート。 - 前記レンズアレイが、
前記他方のシート面に沿って一方向に延在する複数の前記第1レンズが配列されてなる第1レンズアレイと、
前記他方のシート面に沿って前記第1レンズと直交する方向に延在する複数の第2レンズが複数配列されてなる第2レンズアレイとから構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学シート。 - 前記第1レンズ及び前記第2レンズがシリンドリカルレンズ形状をなしていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学シート。
- 前記第1レンズがシリンドリカルレンズ形状をなすとともに、前記第2レンズがプリズム形状をなしていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学シート。
- 前記第1レンズがシリンドリカルレンズ形状をなしており、
前記第2レンズは、そのレンズ形状が、両側に湾曲側面を有するプリズムレンズを前記第2レンズの配列方向に一部重ねて一体化した複合レンズ形状をなしているとともに、単一の前記プリズムレンズのピッチをP0とし、前記単位レンズにおける一の前記プリズムレンズと隣接する他の前記プリズムレンズとの前記単位レンズの配列方向にずれた重ならない距離をシフト量Δとしたとき、(1/5)P0≦Δ≦(2/3)P0となり、
前記湾曲側面は、そのレンズ形状が、前記第2レンズの高さ方向の位置関数をz、前記第2レンズの幅方向位置変数をr、補正係数を1/R、A、B、Cとして、
−10<1/R<10
−5<A<5
−10<B<10
−30<C<30
の範囲内とした形状をなし、
前記プリズムレンズにおける前記基材と接触する一端部から延びる前記湾曲側面の他端部における接線の前記他方のシート面に対する傾斜角度θが25°≦θ≦50°の範囲に設定されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学シート。 - 前記凸部が前記一方の面に沿って延在するシリンドリカルレンズ形状をなしていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の光学シート。
- シリンドリカル形状をなす前記凸部が、前記第1レンズの延在方向と同一方向に延在していることを特徴とする請求項9に記載の光学シート。
- シリンドリカル形状をなす前記凸部が、前記第1レンズの延在方向と交差する方向に延在していることを特徴とする請求項9に記載の光学シート。
- 請求項1から11のいずれか1項に記載の光学シートと、前記光源とを備えることを特徴とするバックライトユニット。
- 前記光学シートと前記光源との間に、光を拡散させる光拡散板が設けられたことを特徴とする請求項12に記載のバックライトユニット。
- 前記光源が、冷陰極管、LED、半導体レーザーのいずれかであることを特徴とする請求項13に記載のバックライトユニット。
- 請求項13から14のいずれか一項記載のバックライトユニットと、
該バックライトユニットからの光照射によって画像表示を行う画像表示素子とを備えることを特徴とするディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004969A JP2010164657A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004969A JP2010164657A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010164657A true JP2010164657A (ja) | 2010-07-29 |
Family
ID=42580890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009004969A Pending JP2010164657A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010164657A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210882A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Toppan Printing Co Ltd | 光学シート及びそれを用いたディスプレイ装置 |
JP2010243574A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Toppan Printing Co Ltd | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 |
JP2012088364A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Toppan Printing Co Ltd | 金型、光学シート、バックライト・ユニット、及び表示装置 |
KR101187751B1 (ko) * | 2011-09-26 | 2012-10-08 | 주식회사 세코닉스 | 광학필름 제조방법 |
KR101292653B1 (ko) * | 2011-05-13 | 2013-08-02 | 웅진케미칼 주식회사 | 확산성이 개선된 광학필름 및 이의 제조방법 |
EP2924350A1 (en) * | 2014-03-27 | 2015-09-30 | LG Display Co., Ltd. | Backlight unit and liquid crystal display device having the same |
JP2015219422A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | Nltテクノロジー株式会社 | 光学部材及び表示装置 |
CN108679468A (zh) * | 2018-06-23 | 2018-10-19 | 东莞国力工业照明科技有限公司 | 一种高透光的光学面板及其光源折射方法 |
JP2019200358A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | ミネベアミツミ株式会社 | プリズムプレート及び光照射装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006330723A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-12-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 光学プレート、これを有するバックライトアセンブリ、及び表示装置 |
JP2007517256A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-06-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 耐スクラッチ性光指向性フィルム |
JP2007316292A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学シート及び、その光学シートを用いた光源 |
JP2008268607A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Toppan Printing Co Ltd | ディスプレイ用光学シート及びバックライト・ユニット並びに表示装置 |
-
2009
- 2009-01-13 JP JP2009004969A patent/JP2010164657A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007517256A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-06-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 耐スクラッチ性光指向性フィルム |
JP2006330723A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-12-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 光学プレート、これを有するバックライトアセンブリ、及び表示装置 |
JP2007316292A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学シート及び、その光学シートを用いた光源 |
JP2008268607A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Toppan Printing Co Ltd | ディスプレイ用光学シート及びバックライト・ユニット並びに表示装置 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210882A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Toppan Printing Co Ltd | 光学シート及びそれを用いたディスプレイ装置 |
JP2010243574A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Toppan Printing Co Ltd | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 |
JP2012088364A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Toppan Printing Co Ltd | 金型、光学シート、バックライト・ユニット、及び表示装置 |
KR101292653B1 (ko) * | 2011-05-13 | 2013-08-02 | 웅진케미칼 주식회사 | 확산성이 개선된 광학필름 및 이의 제조방법 |
KR101187751B1 (ko) * | 2011-09-26 | 2012-10-08 | 주식회사 세코닉스 | 광학필름 제조방법 |
US9411087B2 (en) | 2014-03-27 | 2016-08-09 | Lg Display Co., Ltd. | Backlight unit and liquid crystal display device having the same |
EP2924350A1 (en) * | 2014-03-27 | 2015-09-30 | LG Display Co., Ltd. | Backlight unit and liquid crystal display device having the same |
JP2015219422A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | Nltテクノロジー株式会社 | 光学部材及び表示装置 |
US10101504B2 (en) | 2014-05-19 | 2018-10-16 | Nlt Technologies, Ltd. | Optical element and display device |
CN109946768A (zh) * | 2014-05-19 | 2019-06-28 | Nlt科技股份有限公司 | 光学元件 |
JP2019200358A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | ミネベアミツミ株式会社 | プリズムプレート及び光照射装置 |
WO2019220870A1 (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | ミネベアミツミ株式会社 | プリズムプレート及び光照射装置 |
CN108679468A (zh) * | 2018-06-23 | 2018-10-19 | 东莞国力工业照明科技有限公司 | 一种高透光的光学面板及其光源折射方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101617485B1 (ko) | 광학 부품, 조명 장치 및 표시 장치 | |
JP2010164657A (ja) | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP5298569B2 (ja) | レンズシート、ディスプレイ用光学シート及びそれを用いたバックライト・ユニット、ディスプレイ装置 | |
JP2009258621A (ja) | レンズシート、ディスプレイ用光学シート及びそれを用いたバックライト・ユニット、ディスプレイ装置 | |
JP5217370B2 (ja) | レンズシートを用いたディスプレイ装置 | |
JP2010210882A (ja) | 光学シート及びそれを用いたディスプレイ装置 | |
JP5364998B2 (ja) | 両面レンズシート、ディスプレイ用光学シートおよびそれを用いたバックライトユニット、ディスプレイ装置 | |
JP5228785B2 (ja) | マイクロレンズシート、及びそれを用いたバックライトユニット・ディスプレイ装置 | |
JP5217363B2 (ja) | レンズシート、ディスプレイ用光学シートおよびそれを用いたバックライトユニット、ディスプレイ装置 | |
JP5614128B2 (ja) | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2010160437A (ja) | 光学シート、バックライト・ユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2010078980A (ja) | 光制御スタック及びそれを用いたバックライトユニット、表示装置 | |
JP2009053623A (ja) | レンズシート、ディスプレイ用光学シート及びそれを用いたバックライト・ユニット、ディスプレイ装置 | |
JP5098520B2 (ja) | 光拡散板、ディスプレイ用バックライトユニット、表示装置 | |
JP2011102848A (ja) | 光学シート、バックライト・ユニット及びディスプレイ装置 | |
JP5182639B2 (ja) | 光学シート、バックライト・ユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2010266611A (ja) | 光均一素子、光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2011133555A (ja) | 光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置 | |
JP5598010B2 (ja) | バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2010160438A (ja) | レンズシート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2011064745A (ja) | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2011150077A (ja) | 光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置 | |
JP5482114B2 (ja) | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP2010020110A (ja) | ディスプレイ装置 | |
JP5509532B2 (ja) | 光学部材及びバックライトユニット並びにディスプレイ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121016 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20121213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130409 |