JP5217269B2 - 車体下部構造 - Google Patents
車体下部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5217269B2 JP5217269B2 JP2007166024A JP2007166024A JP5217269B2 JP 5217269 B2 JP5217269 B2 JP 5217269B2 JP 2007166024 A JP2007166024 A JP 2007166024A JP 2007166024 A JP2007166024 A JP 2007166024A JP 5217269 B2 JP5217269 B2 JP 5217269B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing bracket
- vehicle body
- propeller shaft
- rear direction
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
特に、特許文献1に記載の大型トラックではプロペラシャフトの支持部に防振用ウエイトを設けることが記載されている。
しかしながら、従来構造では、サイドメンバ2,2間を車幅方向につなぐ1本のクロスメンバ3にベアリングブラケット4Aを設けてこれにプロペラシャフト5のセンターベアリング50を支持させており、車幅方向の支持剛性および上下方向の支持剛性に比べて、前後方向の支持剛性が不十分で、こもり音の低減効果が充分に発揮されていないと言った問題があった。
また、小型トラックやバン型車では同一車種で車体全長の異なるショートボデーとロングボデーの設定があり、この場合、プロペラシャフトの全長が異なり、センターベアリングの設置位置も前後方向に異なる。従って、ショートボデーとロングボデーとでセンターベアリング50を支持するベアリングブラケット4Aおよびこれを設けるクロスメンバ3の設置位置を変えなければならず、ショートボデーとロングボデーとで車体下部の共通化が図れず生産性がよくないと言った問題があった。
車体の下面の前後中間位置に、前後方向に間隔をおいて車幅方向に延びる前後2本のクロスメンバを設け、前後の両クロスメンバ間に、車体の下面に沿って前後方向に延び上記両クロスメンバをつなぐ縦方向メンバを設け、該縦方向メンバはその上下寸法を後端から前端に向けて漸次小さく形成して、下面部を上記プロペラシャフトと前後方向にほぼ平行な傾斜面に設定し、
上記縦方向メンバの下面部には上記プロペラシャフトのセンターベアリング設置位置に対応する位置に上記ベアリングブラケットを設け、
該ベアリングブラケットにより上記プロペラシャフトを支持せしめるようになす(請求項1)。
車体の下面に縦方向メンバを設けこれにベアリングブラケットを設置してプロペラシャフトのセンターベアリングを支持せしめることで、支持部の前後方向の支持剛性を強化でき、またベアリングブラケットはその設置位置を縦方向メンバに沿って前後方向に変えることができる。かつ縦方向メンバは前端に向けて上下寸法が漸次小さくなる形状に形成して、下面部をプロペラシャフトと平行な前後方向に傾斜面に設定することで、センターベアリングの設置位置が前後方向に異なるプロペラシャフトを共通のベアリングブラケットにより支持することができる。
断面逆ハット型で車体の下面とで閉断面をなす縦方向メンバに断面ハット形のベアリングブラケットを設置し、ベアリングブラケットをその両側から補強板で補強したのでプロペラシャフトのセンターベアリングの結合部の剛性を一層強化できる。
前方のクロスメンバ3aは上下寸法が低くしてあり、その下面はサイドメンバ2,2の下面よりも高い位置に形成してある。後方のクロスメンバ3bは上下寸法がサイドメンバ2,2とほぼ同じにしてある。
縦方向メンバ6は断面ほぼ逆ハット形で、左右の側壁部の上縁フランジをフロアパネル1の下面に結合してフロアパネル1とで閉断面をなす。
縦方向メンバ6の後端はその上下寸法が後方のクロスメンバ3bの上下寸法とほぼ同じに形成してあり、後端縁を後方のクロスメンバ3bの前壁部の車幅方向中央位置に結合して閉じてある。
縦方向メンバ6の前端はその上下寸法が前方のクロスメンバ3aよりも大きくしてあり、前端を前方のクロスメンバ3aの車幅方向中央部にその下方から直交するように重ね合わせて結合してある。尚、縦方向メンバ6の前端縁は前壁部で閉じてある。
ベアリングブラケット4は金属板からなるプレス成形品で、下方へ向けて開口するほぼハット形に形成してある。ベアリングブラケット4は両側の側面部を車幅方向に配し、ブラケット上面部を縦方向メンバ6の下面61に下方から重ね合わせて溶接結合してある。
ベアリングブラケット4の左右の側面部には下縁フランジにボルト部材を締結するネジ孔が形成してある。
センターベアリング50は予めプロペラシャフト5の所定の前後位置に組付けてあり、プロペラシャフト5を回転可能に貫通せしめるリング状本体の左右両側に横方向に突出する突起501を備えている。
センターベアリング50は下方からベアリングブラケット4の下端開口に上部を嵌入するように配し、左右両側の突起501をベアリングブラケット4の左右の両側面部の下縁フランジに重ね合わせて、下方から突起501を貫通するボルト部材をベアリングブラケットの下縁フランジのネジ孔にて締結して固定してある。
またベアリングブラケット4には左右の補強板40を設けたので、縦方向メンバ6との結合部の剛性が強化される。
従って、縦方向メンバ6とベアリングブラケット4との組み合わせにより効率よくプロペラシャフト5の前後方向の振動を抑制することができ、プロペラシャフト5の振動が車体側に伝達されて発生するこもり音を低減することができる。
本実施形態では前後方向に延びる縦方向メンバ6にベアリングブラケット4を設けたので、ベアリングブラケット4の設置位置に前後方向の自由度があり、図3(B)の仮想線で示すようにベアリングブラケット4の設置位置を変えることで、センターベアリング50の設置位置の異なるシュートボデーおよびロングボデーのいずれのプロペラシャフトにも対応できる。
従って、ショートボデーとロングボデーとで、従来構造のようにクロスメンバを設置位置を変更するといった手間が要らず、前後のクロスメンバ3a,3bおよびこれらの間に前後方向に縦方向メンバ6を架設した基本構造を有する共通のボデーでよく、ショートボデーおよびロングボデーのいずれの生産性も良好である。
2 サイドメンバ
3a,3b クロスメンバ
4 ベアリングブラケット
40 補助板
5 プロペラシャフト
50 センターベアリング
6 縦方向メンバ
61 下面部
Claims (2)
- 車体のほぼ水平な下面に対して前後方向かつ緩やかな後下がり傾斜姿勢で延びるプロペラシャフトの前後中間のセンターベアリングを、車体の下面に突設したベアリングブラケットにより支持せしめる車体下部構造において、
車体の下面の前後中間位置に、前後方向に間隔をおいて車幅方向に延びる前後2本のクロスメンバを設け、前後の両クロスメンバ間に、車体の下面に沿って前後方向に延び上記両クロスメンバをつなぐ縦方向メンバを設け、該縦方向メンバはその上下寸法を後端から前端に向けて漸次小さく形成して、下面部を上記プロペラシャフトと前後方向にほぼ平行な傾斜面に設定し、
上記縦方向メンバの下面部には上記プロペラシャフトのセンターベアリング設置位置に対応する位置に上記ベアリングブラケットを設け、
該ベアリングブラケットにより上記プロペラシャフトを支持せしめるようになした車体下部構造。 - 上記縦方向メンバは断面ほぼ逆ハット形で車体の下面とで閉断面構造をなし、
上記ベアリングブラケットは断面ほぼハット形に形成し、その上面部を上記縦方向メンバの下面部に重ね合わせて結合するとともに、
上記縦方向メンバの左右の側壁部とベアリングブラケットの左右の側面部とをそれぞれ上下につなぐ左右の補強板を設け、各補強板の上半部を上記縦方向メンバの側壁部に重ね合わせて結合するとともに補強板の下半部を上記ベアリングブラケットの側面部に重ね合わせて結合し、
上記ベアリングブラケットの開口部に上記プロペラシャフトのセンターベアリングを結合せしめた請求項1に記載の車体下部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007166024A JP5217269B2 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 車体下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007166024A JP5217269B2 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 車体下部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009001215A JP2009001215A (ja) | 2009-01-08 |
JP5217269B2 true JP5217269B2 (ja) | 2013-06-19 |
Family
ID=40318081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007166024A Expired - Fee Related JP5217269B2 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 車体下部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5217269B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7441430B2 (ja) * | 2022-01-31 | 2024-03-01 | いすゞ自動車株式会社 | 車両のセンターベアリング取付構造 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5879427U (ja) * | 1981-11-26 | 1983-05-28 | 日産ディーゼル工業株式会社 | プロペラシヤフト支持装置 |
JPH08184Y2 (ja) * | 1986-02-24 | 1996-01-10 | 日産ディーゼル工業株式会社 | プロペラシャフトのセンタベアリング取付装置 |
JPH0712193Y2 (ja) * | 1987-10-19 | 1995-03-22 | マツダ株式会社 | 自動車のフロア構造 |
JPH0732226Y2 (ja) * | 1987-10-26 | 1995-07-26 | マツダ株式会社 | 車両のセンタベアリング支持構造 |
JPH0591949U (ja) * | 1992-05-22 | 1993-12-14 | 日産ディーゼル工業株式会社 | プロペラシャフトの支持装置 |
JP3109357B2 (ja) * | 1993-12-14 | 2000-11-13 | 日産自動車株式会社 | リヤサスペンションのリンク取付部構造 |
JPH07329825A (ja) * | 1994-06-08 | 1995-12-19 | Mazda Motor Corp | 自動車の下部車体構造 |
JP3654368B2 (ja) * | 1995-01-26 | 2005-06-02 | 日野自動車株式会社 | 車室内のこもり音低減構造 |
-
2007
- 2007-06-25 JP JP2007166024A patent/JP5217269B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009001215A (ja) | 2009-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6881326B2 (ja) | 下部車体構造 | |
JP6572964B2 (ja) | 下部車体構造 | |
JP6881404B2 (ja) | 下部車体構造 | |
US10124834B2 (en) | Vehicle lower portion structure | |
EP1129929B1 (en) | Automotive floor structure | |
JP4483592B2 (ja) | ダッシュパネル補強構造 | |
JP5887432B2 (ja) | 車体前部構造 | |
WO2013108353A1 (ja) | 車体前部構造 | |
JP6881396B2 (ja) | 下部車体構造 | |
JP4956268B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP6915592B2 (ja) | 下部車体構造 | |
JP5539523B2 (ja) | エンジンマウント支持構造 | |
JP6649794B2 (ja) | 車体構造 | |
JP2019217812A (ja) | 下部車体構造 | |
JP4753071B2 (ja) | 車両のリアサスペンション取付け構造 | |
JP5378431B2 (ja) | 車体フロア構造 | |
JP2008195252A (ja) | フレーム付き車両の車体下部構造 | |
JP5217269B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP2006273134A (ja) | 車両後部構造 | |
JPWO2020065900A1 (ja) | サブフレーム構造 | |
JP4848857B2 (ja) | 自動車の車室フロア | |
JP2006224909A (ja) | 補強構造 | |
JP7373130B2 (ja) | 車両後部構造 | |
JPWO2020065899A1 (ja) | サブフレーム構造 | |
JP7284931B2 (ja) | 車体後部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100311 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20100406 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100409 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100610 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120717 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5217269 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |