JPH08184Y2 - プロペラシャフトのセンタベアリング取付装置 - Google Patents

プロペラシャフトのセンタベアリング取付装置

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JPH08184Y2
JPH08184Y2 JP1986025542U JP2554286U JPH08184Y2 JP H08184 Y2 JPH08184 Y2 JP H08184Y2 JP 1986025542 U JP1986025542 U JP 1986025542U JP 2554286 U JP2554286 U JP 2554286U JP H08184 Y2 JPH08184 Y2 JP H08184Y2
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JP
Japan
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center bearing
propeller shaft
bearing mounting
mounting device
center
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JP1986025542U
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JPS62137125U (ja
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浩 大木
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車に用いられるプロペラシャフトのセ
ンタベアリング取付装置に関する。
〔従来技術〕
前部機関後輪駆動でホイールベースの長い自動車では
プロペラシャフトが長くなり、走行中危険速度に達する
場合があるので、これを避けるためにプロペラシャフト
を分割し、その分割部に継手を増設して前後軸を結合す
ると共にセンタベアリングを設けて支える方法がとられ
ている。
従来このような技術の分野に属するものとして、実公
昭57-51526号公報記載の如きものがある。
第5図はこのような従来のプロペラシャフトのセンタ
ベアリング取付装置によりプロペラシャフトをフレーム
に取付けた状態を示す図である。図に示すとおり従来の
センタベアリング取付装置は、2本のサイドレール101
間に取付けられたクロスメンバ102のほぼ中央にセンタ
ベアリングブラケット103を固定すると共に、プロペラ
シャフト105を回転自在に支えるセンタベアリングの支
持部となるセンタベアリングリテーナ104を該センタベ
アリングブラケット103に固定する構造となっている。
なお、車両レイアウト上、センタベアリングブラケッ
ト103とセンタベアリングリテーナ104に求められる機能
は、(1)フレームに対し任意の角度θがとれること
と、(2)フレームに対し任意の長さLがとれることで
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の取付装置においては、部品と
してセンタベアリングブラケットが必要であり、その取
付け作業に時間を要するという問題点があった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
はセンタベアリングブラケットを省略しても、プロペラ
シャフトをフレームに取付けられるプロペラシャフトの
センタベアリング取付装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案は、平行に配置され
た二本のサイドレールに両端が固定された上下フランジ
を有し且つ断面がコ字状のクロスメンバに取り付けら
れ、プロペラシャフトを回転自在に支持するプロペラシ
ャフトのセンタベアリング取付装置において、クロスメ
ンバの下部フランジの中央部に下面が車両の後部方向に
向かって任意の下り勾配で傾斜するセンタベアリング取
付部を該下部フランジと一体的に形成して設け、センタ
ベアリング取付部の傾斜面に前記センタベアリングを取
り付けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案は上記のように、クロスメンバの下部フランジ
の中央部にセンタベアリング取付部を該下部フランジと
一体的に形成して設けるので、該センタベアリング取付
部に直接センタベアリングを取り付けることができ、従
来のようにセンタベアリングを取り付けるためのブラケ
ットが不必要となる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るプロペラシャフトのセンタベアリ
ング取付装置の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係るプロペラシャフトのセンタベア
リング取付装置を示す斜視図である。
尚、第5図と同一部分には同一符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
同図に示すように、本考案に係るプロペラシャフトの
センタベアリング取付装置は、クロスメンバ102の下部
フランジ102aのほぼ中央にプレス加工などによって形成
されたセンタベアリング取付部1と、下記するセンタベ
アリングリテーナ2を支持部とするセンタベアリング10
とを有する。ここで、センタベアリング取付部1は、下
部フランジ102aの下方向に突出し、車両の後部方向に向
かって直線的に傾斜する形状に形成されている。またセ
ンタベアリング取付部1の傾斜面のほぼ中央とセンタベ
アリングリテーナ2の両端部の各々には、両者をボルト
・ナットなどで固定するための穴1a,1a、2a,2aが形成さ
れ、これによってセンタベアリング10はセンタベアリン
グ取付部1に固定される。
第2図,第3図はセンタベアリング10の構造を説明す
る図で、第2図はその一部を切断した側面図、第3図は
その一部を第2図のA方向から見たA矢視断面図であ
る。両図に示すように、センタベアリング10は、センタ
ベアリング取付部1に固定するためのセンタベアリング
リテーナ2と、プロペラシャフト105をその内側のプロ
ペラシャフト嵌入穴5に嵌入しそのボールで回転自在に
支持するボールベアリング4と、該センタベアリングリ
テーナ2とボールベアリング4との間に圧入されプロペ
ラシャフト105からの振動を防止するゴムなどの材料か
らなる弾性部材3とをその主な構成部分としている。な
お、センタベアリングリテーナ2には、弾性部材3を支
持するための一定の幅を有する弾性部材支持部2bが形成
されている。また、6はボールベアリング4へのゴミな
どの侵入を防止するためのダストシールドである。
第4図は以上説明した本考案に係るプロペラシャフト
のセンタベアリング取付装置によりプロペラシャフトを
フレームに取付けた状態を示す図である。同図に示すよ
うに、センタベアリング取付部1の傾斜面にセンタベア
リングリテーナ2をボルト・ナットで直接取り付けれ
ば、その取付け作業は完了する。このとき、プロペラシ
ャフト105はフレームに対し任意の角度θがとれ、また
フレームに対し任意の長さLがとれることとなる。な
お、このθ,Lの値は、クロスメンバ102の取付位置を前
後に変更すること、センタベアリング取付部1の傾斜面
とセンタベアリングリテーナ2との間にスペーサを取り
付けること、センタベアリング取付部1の傾斜面の傾斜
角度を変更することなどにより自由に変更できる。
以上、本考案を一実施例に基づいて説明したが、本考
案はこの実施例に限定されるものではなく、例えばセン
タベアリング10には他の従来の構造のセンタベアリング
を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案に係るプロペラシ
ャフトのセンタベアリング取付装置によれば、センタベ
アリングブラケットが不要となり、部品点数が減ると共
に、その取付け作業も不要となり、ひいてはコストの低
減にもなるという優れた効果を有する。
また、クロスメンバの下部フランジに任意の下り勾配
で傾斜するセンタベアリング取付部を設ける構成なの
で、多くの車種に簡単に対応することができるという優
れた効果も有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るプロペラシャフトのセンタベアリ
ング取付装置を示す斜視図、第2図,第3図はセンタベ
アリングの構造を説明する図で、第2図はその一部を切
断した側面図、第3図はその一部を第2図のA方向から
見たA矢視断面図、第4図は本考案に係るプロペラシャ
フトのセンタベアリング取付装置によりプロペラシャフ
トをフレームに取付けた状態を示す図、第5図は従来の
プロペラシャフトのセンタベアリング取付装置によりプ
ロペラシャフトをフレームに取付けた状態を示す図であ
る。 図中、1……センタベアリング取付部、1a,2a……穴、
2,104……センタベアリングリテーナ、3……弾性部
材、4……ボールベアリング、5……プロペラシャフト
嵌入穴、10……センタベアリング、101……サイドレー
ル、102……クロスメンバ、102a……下部フランジ、103
……センタベアリングブラケット、105……プロペラシ
ャフトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に配置された二本のサイドレールに両
    端が固定された上下フランジを有し且つ断面がコ字状の
    クロスメンバに取り付けられ、プロペラシャフトを回転
    自在に支持するプロペラシャフトのセンタベアリング取
    付装置において、 前記クロスメンバの下部フランジの中央部に下面が車両
    の後部方向に向かって任意の下り勾配で傾斜するセンタ
    ベアリング取付部を該下部フランジと一体的に形成して
    設け、 該センタベアリング取付部の傾斜面に前記センタベアリ
    ングを取り付けたことを特徴とするプロペラシャフトの
    センタベアリング取付装置。
JP1986025542U 1986-02-24 1986-02-24 プロペラシャフトのセンタベアリング取付装置 Expired - Lifetime JPH08184Y2 (ja)

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JPS62137125U JPS62137125U (ja) 1987-08-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5836726A (ja) * 1981-08-28 1983-03-03 Toyota Motor Corp 車輌用二分割式プロペラシヤフト装置
JPS59156826U (ja) * 1983-04-06 1984-10-22 三菱自動車工業株式会社 自動車の床板構造

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JPS62137125U (ja) 1987-08-29

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