JP5217093B2 - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に用いるカラーフィルタを検査する検査装置及び検査方法に関する。詳細には、カラーフィルタの各画素の色検査を行う検査装置及び検査方法に関する。
従来、カラーフィルタは、液晶ディスプレイやPDP(Plasma Display Panel)や有機EL(organic ElectroLuminescence)等の表示装置に用いられる。カラーフィルタは、ガラス等の基板上に遮光部(BM:ブラックマトリクス)や着色層(R(赤)、G(緑)、B(青))を形成することにより製造される。着色層は、スピンコート法やダイコート法により各色を塗布した後にフォトリソグラフィ法によるパターニング工程を経て形成される。また、インクジェット法により基板上に各色インクを塗布して着色層を形成することもできる。
また、カラーフィルタの移動ステージを設け、所定画素の検査完了後にカラーフィルタを次の検査位置に移動させ、各画素毎に検査を行う色検査装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。また、ラインセンサを用いて検査時間の短縮を図る色検査装置がある。
特開平11−94698号公報
しかしながら、インクジェット法により形成されたカラーフィルタでは、画素中央部が盛り上がり、同一画素内であっても、測定点が異なると測定値も異なり検査結果に影響するという問題点がある。
また、従来の色検査装置では、測色した色度が焦点のずれに対して敏感に変動するので、検査位置を変更する度に顕微鏡の焦点を合わせる必要があり、一度に一箇所しか検査できないという問題点がある。すなわち、一定時間内に検査可能な範囲や検査箇所数が制限され、品質管理を十分に行うことが困難であるという問題点がある。
また、ラインセンサを用いた色検査装置では、受光素子個々の特性の相違や隣接素子の相互干渉によりS/N比が低下し、所定の精度(例えば、色度(x)、色度(y)測定時に1/1000以下)の測定値(発光スペクトル)を取得することが困難であるという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、基板上に形成される画素内の膜厚分布に左右されず、高精度かつ短時間に各画素の検査を行うことを可能とする検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、基板上に所定間隔で複数配列された画素を検査する検査装置であって、前記基板からの透過光または反射光または放射光が入射する測定部と、前記測定部に入射した光を結像する結像部と、前記結像した画像に基づいて分光測光を行う分光測光部と、前記分光光により1画素につき複数個所の測定値を含む測定データを取得する測定データ取得手段と、前記測定データに基づいて前記画素毎の色度を算出する評価指標算出手段と、を具備し、前記測定データ取得手段は、前記基板と前記測定部とを水平方向に相対的に停止することなく移動させながら前記複数個所の1個所ごとに測定値を取得し、前記評価指標算出手段は、前記測定データに基づき各画素の色度を抽出し、同色の画素間での色度の最大値と最小値との差に基づき、基板の良否の判定を行い、前記分光測光における測定範囲である測定スポットは、所定のサンプリング間隔で、前記画素間の遮光部を含んで基板上で一列に設定されることを特徴とする検査装置である。
査装置は、基板からの透過光または反射光または放射光に基づいて、顕微分光等の分光測光を行う。検査装置は、1画素につき複数箇所の測色を行い、この測定データ(分光スペクトルデータ)に基づいて画素毎の評価指標を算出する。
検査対象の基板は、遮光部(ブラックマトリックス)及び着色層を有するカラーフィルタ等である。
尚、測定データの種別に関しては特に限定されず、XYZ表色系やRGB表色系における測定データを用いることができる。
第1の発明では、検査装置は、1画素につき複数箇所の測色を行い、この測定データに基づいて画素毎の評価指標を算出するので、画素内の膜厚が不均一であり画素内の測定個所によって測定値が異なる場合でも画素毎に適正な評価指標を取得することができる。
また、分光測光部の測定データの特徴部分(ピーク部分あるいはボトム部分等)に基づいて、画素毎の評価指標を算出してもよい。
このように、測定データの特徴部分(ピーク値あるいはボトム値等)を抽出して各画素毎の評価指標とすることにより、測定スポットの位置決め処理を行う必要がない。
また、1つの画素における複数箇所の測定値の平均値を当該画素の評価指標としてもよい。
また、画素毎に所定の閾値を超えた複数の測定値を抽出して評価指標の算出に用いてもよい。
また、画素毎に測定データの特徴部分から所定数の測定値を抽出して評価指標の算出に用いてもよい。
これにより、画素の表面形状の凹凸(特に測定方向)による検査結果のばらつきを抑制して検査精度を向上させることができる。
また、基板と測定部とを水平方向に相対的に移動させつつ連続的に測定を行うようにしてもよい。
これにより、高精度を維持しつつ高速検査が可能となり、検査時間を短縮することができる。
また、分光測光の測定範囲である測定スポットの大きさ及びサンプリング間隔及び、基板または測定部の移動速度を設定するようにしてもよい。
尚、隣接画素の影響がないように測定スポットの大きさ等を設定することが望ましい。
また、結像部や、基板に光を照射する光源に分光測光の測定範囲である測定スポットの形態を設定するスリットを設けてもよい。さらに、測定スポットの形態を測定方向に対して垂直な方向を長辺とする矩形としてもよい。これにより、画素の表面形状の凹凸(特に測定方向に対して垂直な方向)による検査結果のばらつきを抑制して検査精度を向上させることができる。
基板からの透過光または反射光を用いて分光測光を行う場合には光源部が設けられるが、基板からの放射光を用いて分光測光を行う場合には光源は不要である。光源部としては、ハロゲン照明装置のみならず、メタルハライド照明装置やキセノン照明装置や水銀灯等を用いることができる。
また、光源部は、基板の全面に光を照射可能な面照明としてもよい。これにより、基板や光源側に移動部を設ける必要がなく、装置構成を小型化することができる。
また、光源部に所定範囲の波長の光を選択的に透過あるいは反射するフィルタを設けることが望ましい。フィルタにより赤外光等を除去することにより、自動焦点装置の動作への影響を防止することができる。また、フィルタにより長波長成分を除去することにより、短波長成分の相対的な不足を解消し、焦点ずれによる色度の変動を抑制することができる。
また、アライメントカメラにより基板の画像を取得して基板の傾きを計測し、回転部(回転ステージ)により基板の傾きを補正した後に検査を行ってもよい。
これにより、色検査装置は、基板の傾きを補正して色検査処理を行うので、検査精度を向上させることができる。
また、アライメントカメラにより基板の画像を取得して基板の傾きを計測し、この基板の傾きに基づいて移動部による基板及び測定部の移動速度を設定して検査を行ってもよい。
これにより、基板及び測定部の移動を同期させることにより基板の傾きが補正されるので、検査精度を向上させることができる。また、回転ステージを設ける必要がないので、装置構成を小型化することができる。
また、測定部に基板の画像を取得して基板の傾きを計測するエリアセンサを設け、このエリアセンサにより計測した基板の傾きに基づいて基板及び測定部の位置を随時補正しつつ検査を行ってもよい。
これにより、エリアセンサの撮像画像に基づいて基板のパターンの位置ずれ量算出し、基板及び測定部の位置をリアルタイム補正しつつ色検査処理を行うので、検査精度を向上させることができる。また、アライメントカメラを設ける必要がない。
第2の発明は、基板上に所定間隔で複数配列された画素を検査する検査方法であって、前記基板からの透過光または反射光または放射光を測定部に入射するステップと、前記測定部に入射した光を結像する結像ステップと、前記結像した画像に基づいて分光測光を行う分光測光ステップと、前記分光測光により1画素につき複数箇所の測定値を含む測定データを取得する測定データ取得ステップと、前記測定データに基づいて前記画素毎の色度を算出する評価指標算出ステップと、を具備し、前記測定データ取得ステップは、前記基板と前記測定部とを水平方向に相対的に停止することなく移動させながら前記複数個所の1個所ごとに測定値を取得し、前記評価指標算出ステップは、前記測定データに基づき各画素の色度を抽出し、同色の画素間での色度の最大値と最小値との差に基づき、基板の良否の判定を行い、前記分光測光における測定範囲である測定スポットは、所定のサンプリング間隔で、前記画素間の遮光部を含んで基板上で一列に設定されることを特徴とする検査方法である。
第2の発明は、基板上に所定間隔で複数配列された画素を検査する検査方法に関する発明である。
本発明によれば、基板上に形成される画素内の膜厚分布に左右されず、高精度かつ短時間に各画素の検査を行うことを可能とする検査装置及び検査方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る色検査装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.色検査装置1の構成)
最初に、図1及び図2を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る色検査装置1の構成について説明する。
図1は、色検査装置1の斜視図である。。
図2は、色検査装置1の構成図である。
尚、X方向は基板3の画素ライン方向を示し、Y方向は基板3の画素ライン方向と垂直な方向を示し、Z方向は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。X軸及びY軸及びZ軸は、互いに直角をなす。
色検査装置1は、制御・演算部5、光源7、移動部11、支持部17、測定部19から構成される。支持部17は、定盤29上に移動部11を介して設けられる。測定部19は、定盤29に立設するガントリ31に設けられる。
色検査装置1は、カラーフィルタ等の基板3における着色層の塗布状況を検査する装置である。
制御・演算部5は、色検査装置1を構成する各装置の動作制御や演算処理を行う装置であり、例えば、CPUやメモリを備える電子計算機やコンピュータ等を用いることができる。
光源7は、白色光の光源である。光源7としては、例えば、ハロゲン照明装置を用いることができる。光源7には、フィルタ9が設けられる。
フィルタ9は、所定の範囲の波長の光を透過あるいは反射させる光学素子である。フィルタ9は、自動焦点装置23(オートフォーカスユニット)に用いられる波長の光(例えば、赤外光)を除去するものが望ましい。これにより、光源7からの透過光が自動焦点装置23の動作に影響を与えないようにすることができる。また、フィルタ9には焦点ずれ(フォーカスずれ)による色度の変動を抑制するものを用いることが望ましい。例えば、光源7としてハロゲン照明装置を用い、フィルタ9としてNCB(neutral color balance)フィルタを用いて長波長成分を除去することにより、短波長成分の相対的な不足を解消し、焦点ずれによる色度の変動を抑制することができる。すなわち、光源7に適切なフィルタ9を設けることにより、基板3の撓みや振動に起因する焦点ずれが発生した場合であっても、色度の変動を抑制することができる。これにより、後述するように測定部19と基板3とを相対的に移動させつつ安定的に色度測定を行うことができる。
移動部11は、基板3が載置される支持部17をXY平面上で移動させる装置(XY軸移動ステージ)である。移動部11は、X方向移動部13及びY方向移動部15を備える。X方向移動部13及びY方向移動部15としては、汎用のものを用いることができ、例えば、移動用アクチュエータとして、ステップモータ、サーボモータ、リニアモータを用い、ガイド機構として、LMガイド(THK社製)、エアースライド等を用いることができる。
尚、図1では、X方向移動部13及びY方向移動部15は共に基板3側に設けられるものとして説明したが、必ずしもXY両軸移動機構を基板3側に設ける必要はなく、測定部19と基板3とが互いに相対的にXY平面上を移動可能な構成であればよい。例えば、X方向移動部を基板3側に設け、Y方向移動部を測定部19側に設けてもよい。
支持部17は、基板3を吸着して固定するテーブルである。基板の吸着は、例えば、吸着テーブルと基板との間の空気を減圧あるいは真空にすることにより行われる。この場合、吸着テーブルには、空気を吸引するための小孔(図示しない)が設けられ、吸着の際には当該孔を通じて真空ポンプ(図示しない)等により空気の吸引が行われる。尚、支持部17には、光源7からの照射光を基板3に通すための孔18が設けられる。
測定部19は、光源7から基板3を透過した透過光を受光して分光測光する装置である。測定部19は、結像部21及び分光測光部27を備える。結像部21は、透過光を画像として結像させる装置であり、例えば、顕微鏡である。結像部21は、自動焦点装置23(オートフォーカスユニット)及びスリット25を備える。分光測光部27は、分光素子及び受光素子を備え、結像部21から送られる画像の分光分布を測光する装置である。
尚、図2では、測定部19は、結像部21と分光測光部27とが一体として構成されるものとして説明したが、結像部21と分光測光部27とを分離して構成し、結像部21からの画像を光ファイバケーブルを介して分光測光部27に入力するようにしてもよい。
(2.測定スポット35)
次に、図3を参照しながら、測定スポット35について説明する。
図3は、基板3における測定スポット35を示す図である。
光源スポット33は、光源7から基板3の裏面に照射された白色光の照射領域を示す。測定スポット35は、測定部19の分光測光部27に送られる測定領域を示す。基板3からの透過光は、結像部21のスリット25により絞られ、色検査装置1は、測定スポット35について色検査処理を行う。
測定スポット35の形状や大きさは、基板3の遮光部37及び画素39のパターンに応じて設定することができる。例えば、開口幅(Y方向)41−1及び開口幅(X方向)41−2に応じて測定スポット径43を設定することができる。
(3.色検査装置1の動作)
次に、図4〜図14を参照しながら、色検査装置1の動作について説明する。
(3−1.色検査装置の全体動作)
図4は、色検査装置1の全体動作を示すフローチャートである。
色検査装置1の制御・演算部5は、測定スポット径43及びサンプリング間隔及び支持部17の移動速度を設定する(ステップ1001)。尚、支持部17の移動速度は、測定スポット径43及びサンプリング間隔に基づいて算出することが望ましい。色検査装置1の制御・演算部5は、設定した移動速度で、支持部17及び基板3の移動を開始する(ステップ1002)。
色検査装置1の結像部21は、自動焦点装置23により焦点を合わせる(ステップ1003)。
色検査装置1の測定部19は、支持部17及び基板3を移動させつつ、設定した測定スポット径43及びサンプリング間隔で測定を行い、連続的に測定データを取得する(ステップ1004)。尚、測定部19による測定は、支持部17及び基板3を停止させることなく移動させながら逐次行われる。
色検査装置1の制御・演算部5は、測定データに基づいて各画素39毎の色度を算出する(ステップ1005)。色検査装置1の制御・演算部は、各画素39毎の色度に基づいて基板3の良否を判定する(ステップ1006)。
(3−2.測定方向及びサンプリング:ステップ1004)
図5は、基板3に対する測定部19の相対的な動きを示す図(Y方向)である。
図6は、基板3に対する測定部19の相対的な動きを示す図(X方向)である。
図7は、基板3に対する測定スポット49の相対的な動きを示す図である(Y方向)。
図8は、基板3に対する測定スポット51の相対的な動きを示す図である(X方向)。
色検査装置1は、設定された測定スポット径43及びサンプリング間隔により基板3の各点において測定部19による測定を行う。測定部19による測定方向は、画素ライン方向と垂直な方向(Y方向)でもよいし、画素ライン方向(X方向)でもよい。図5及び図7に示すように、Y方向に測定を行う場合、測定部19は基板3に対してY方向に移動しつつ各測定点45における測定スポット49について測定を行う。図6及び図8に示すように、X方向に測定を行う場合、測定部19は、基板3に対してX方向に移動しつつ各測定点47における測定スポット51について測定を行う。
図7及び図8に示すように、測定スポット径43及びサンプリング間隔に関しては、測定漏れを防止するため、隣接する測定スポット49あるいは測定スポット51が重なるようにすることが望ましい。具体的には、測定スポット径43<開口幅41、サンプリング間隔<(開口幅41−測定スポット径43)/2、サンプリング間隔<測定スポット径43、を満たすようにすることが望ましい。
(3−3.画素39毎の色度算出及び良否判定:ステップ1005及びステップ1006)
(3−3−1.Y方向に測定した場合)
図9〜図11は、Y方向に測定した場合(図5及び図7)の測定部19による測定データ(各図(a))と画素39毎の色度(各図(b))を示すグラフである。図9は、R(赤)の画素の色度算出についてのグラフである。図10は、G(緑)の画素の色度算出についてのグラフである。図11は、B(青)の画素の色度算出についてのグラフである。
色検査装置1の測定部19は、Y方向に基板3の測定を行い、各測定点45における各測定スポット49について色度(x)あるいは色度(y)について測定し、グラフ111(図9(a))及びグラフ121(図10(a))及びグラフ131(図11(a))を取得する。グラフ111は、画素位置(RGB)と色度(x)との関係を示すグラフである。グラフ121及びグラフ131は、画素位置(RGB)と色度(y)との関係を示すグラフである。
尚、グラフ111及びグラフ121及びグラフ131は、各測定値が離散的にプロットされた点に対して補間処理等を行い曲線グラフとしたものである。
また、グラフ111及びグラフ121及びグラフ131の立ち上がりあるいは立ち下がり部分は遮光部37近傍の測定データを示し、ピーク部分やボトム部分や平坦部分は画素39近傍の測定データを示す。色度(x)のグラフ111では、ピーク部分はR(赤)の画素39の測定データを示す。色度(y)のグラフ121及びグラフ131では、ピーク部分はG(緑)の画素39の測定データを示し、ボトム部分はB(青)の画素39の測定データを示す。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ111の各ピーク位置113−1、113−2、…、をR(赤)の画素ラインの色度(x)として抽出し、グラフ115(図9(b))を取得する。グラフ115は、画素ライン(R)と色度(x)との関係を示すグラフである。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ121の各ピーク位置123−1、123−2、…、をG(緑)の画素ラインの色度(y)として抽出し、グラフ125(図10(b))を取得する。グラフ125は、画素ライン(G)と色度(y)との関係を示すグラフである。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ131の各ボトム位置133−1、133−2、…、をB(青)の画素ラインの色度(y)として抽出し、グラフ135(図11(b))を取得する。グラフ135は、画素ライン(B)と色度(y)との関係を示すグラフである。
尚、グラフ115及びグラフ125及びグラフ135は、グラフ111あるいはグラフ121あるいはグラフ131の各ピーク値あるいは各ボトム値が離散的にプロットされた点を直線で結び折れ線グラフとしたものである。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ115のレンジ117(最大値と最小値との差)及びグラフ125のレンジ127及びグラフ135のレンジ137の大きさに基づいて基板3の良否を判定する。
(3−3−2.X方向に測定した場合)
図12〜図14は、X方向に測定した場合(図6及び図8)の測定部19による測定データ(各図(a))と画素39毎の色度(各図(b))を示すグラフである。図12は、R(赤)の画素の色度算出についてのグラフである。図13は、G(緑)の画素の色度算出についてのグラフである。図14は、B(青)の画素の色度算出についてのグラフである。
色検査装置1の測定部19は、X方向に基板3の測定を行い、各測定点47における各測定スポット51について色度(x)あるいは色度(y)について測定し、グラフ211(図12(a))及びグラフ221(図13(a))及びグラフ231(図11(a))を取得する。グラフ211は、画素位置(R)と色度(x)との関係を示すグラフである。グラフ221は、画素位置(G)と色度(y)との関係を示すグラフである。グラフ231は、画素位置(B)と色度(y)との関係を示すグラフである。
尚、グラフ211及びグラフ221及びグラフ231は、各測定値が離散的にプロットされた点に対して補間処理等を行い曲線グラフとしたものである。
また、グラフ211及びグラフ221及びグラフ231の立ち上がりあるいは立ち下がり部分は遮光部37近傍の測定データを示し、ピーク部分やボトム部分や平坦部分は画素39近傍の測定データを示す。色度(x)のグラフ211では、ピーク部分はR(赤)の画素39の測定データを示す。色度(y)のグラフ221及びグラフ231では、ピーク部分はG(緑)の画素39の測定データを示し、ボトム部分はB(青)の画素39の測定データを示す。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ211の各ピーク位置213−1、213−2、…、をR(赤)の画素ラインの色度(x)として抽出し、グラフ215(図12(b))を取得する。グラフ215は、画素ライン(R)と色度(x)との関係を示すグラフである。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ221の各ピーク位置223−1、223−2、…、をG(緑)の画素ラインの色度(y)として抽出し、グラフ225(図13(b))を取得する。グラフ225は、画素ライン(G)と色度(y)との関係を示すグラフである。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ231の各ボトム位置233−1、233−2、…、をB(青)の画素ラインの色度(y)として抽出し、グラフ235(図14(b))を取得する。グラフ235は、画素ライン(B)と色度(y)との関係を示すグラフである。
尚、グラフ215及びグラフ225及びグラフ235は、グラフ211あるいはグラフ221あるいはグラフ231の各ピーク値あるいは各ボトム値が離散的にプロットされた点を直線で結び折れ線グラフとしたものである。
色検査装置1の制御・演算部5は、グラフ215のレンジ217(最大値と最小値との差)及びグラフ225のレンジ227及びグラフ235のレンジ237の大きさに基づいて基板3の良否を判定する。
以上の過程を経て、色検査装置1は、測定スポット径43及びサンプリング間隔及び支持部17の移動速度を設定し、支持部17及び基板3を移動させつつ、自動焦点装置23により焦点を合わせ、設定した測定スポット径43及びサンプリング間隔で測定を行って測定データを取得し、測定データに基づいて各画素39毎の色度を算出して基板3の良否を判定する。
尚、良否判定は、各画素39毎の色度(x)あるいは色度(y)のレンジが所定範囲内(例えば、2/1000の範囲内)となる場合に良品と判定し、当該所定範囲外の場合を不良品と判定することが望ましい。
このように、色検査装置1は、支持部17及び基板3を移動させつつ測定を行って基板3の良否を判定するので、高精度を維持しつつ高速検査が可能となり、検査時間を短縮することができる。
また、測定スポット径43及びサンプリング間隔を画素39の開口幅41に応じて設定して連続的に測定を行い、測定データのピーク値あるいはボトム値を抽出して各画素39毎の色度とすることにより、測定スポット35の位置決め処理を行う必要がない。
また、色検査装置1は、支持部17及び基板3の移動及び停止を繰り返して測定を行うようにしてもよいし、停止させずに連続的に測定を行うようにしてもよい。
(4.第2の実施の形態)
次に、図15及び図16を参照しながら、第2の実施の形態について説明する。
図15は、測定スポット53(図15(a))と基板3の画素39の表面形状(図15(b))とを示す図である。
図16は、平均色度算出に用いる測定値の抽出を示す図である。尚、グラフ303は、グラフ111(図9)及びグラフ121(図10)及びグラフ211(図12)及びグラフ221(図13)に相当し、グラフ304は、グラフ131(図11)及びグラフ231(図14)に相当する。
第1の実施の形態では、測定データのピーク値あるいはボトム値を画素39毎の色度として算出したが、第2の実施の形態では、測定データから複数の測定値を抽出して演算処理を施して画素39毎の色度として算出する。
図15(a)に示す測定スポット53のうち、測定スポット53−1及び53−5及び53−9は、遮光部37の範囲を含むので、画素39毎の色度算出には用いられない。一方、測定スポット53−2〜53−4及び測定スポット53―6〜測定スポット53−8は、画素39の範囲内であるので、画素39毎の色度算出に用いることができる。
しかしながら、図15(b)に示すように、画素39の表面形状は凹凸を有する。従って、画素39の範囲内であっても測定スポット53の表面形状は異なり、同一の画素39内であっても測定スポット53の位置により測定値にばらつきが生じる。
そこで、先述の図4のステップ1005の処理において、色検査装置1の制御・演算部5は、同一の画素39内にある測定スポット53における測定値を用いて平均等の演算処理を行い、当該画素39における色度を算出する。
尚、画素39毎の色度算出に用いる測定値の抽出については、特に限定されず、同一の画素39内の測定スポット53の測定値であればよい。図16に示すように、閾値301及び閾値302を設定し、閾値301より大きい測定値311−1〜測定値311−3を抽出してR(赤)及びG(緑)の画素39の色度算出に用いるようにしてもよいし、閾値302より小さい測定値312−1〜測定値312−3を抽出してB(青)の画素39の色度算出に用いるようにしてもよい。
また、値が大きい方あるいは小さい方から所定数(例えば、3つ)の測定値を抽出して画素39毎の色度算出に用いるようにしてもよい。
また、グラフの立ち上がりあるいは立ち下がり以外の部分の測定値を用いて隣接画素の影響を除くために、グラフ303あるいはグラフ304の変化率(傾き)の大きさが所定値より小さい測定点の測定値を抽出して画素39毎の色度算出に用いるようにしてもよい。
このように、第2の実施の形態によれば、色検査装置1は、同一の画素39内における複数の測定スポット53の測定値を用いて当該画素39の色度を算出することにより、画素39の表面形状の凹凸による検査結果のばらつきを抑制して検査精度を向上させることができる。特に、測定方向の画素39の膜厚分布(表面形状の凹凸)に起因する検査結果のばらつきを軽減することができる。
(5.第3の実施の形態)
次に、図17及び図18を参照しながら、第3の実施の形態について説明する。
図17は、測定スポット55(図17(a))と基板3の画素39の表面形状(図17(b))とを示す図である。
図18は、スリット25を示す図である。
第1の実施の形態では、測定スポット35は円形として図示したが、測定スポット35の形状は円形に限られない。第3の実施の形態では、測定スポット55の形状は矩形形状である。
測定スポット55の形状は、測定部19の測定方向を短辺とする矩形である。色検査装置1は、この矩形の測定スポット55により、画素39の範囲56について測定値を取得する。従って、画素39の範囲56における表面形状の凹凸による測定値のばらつきの影響を受けない。
尚、矩形の測定スポット55を設定するには、光源スポット33の範囲内に矩形の孔57を有するスリット25を用いればよい。
このように、第3の実施の形態によれば、色検査装置1は、矩形形状の測定スポット53における測定値を用いて当該画素39の色度を算出することにより、画素39の表面形状の凹凸による検査結果のばらつきを抑制して検査精度を向上させることができる。特に、測定方向に対して垂直な方向の膜厚分布(表面形状の凹凸)に起因する検査結果のばらつきを軽減することができる。インクジェット方式により塗布されたカラーフィルタ基板の場合に特に顕著な効果がある。
(6.第4の実施の形態)
次に、図19を参照しながら、第4の実施の形態について説明する。
図19は、各画素39の形状評価を示す図である。図19(a)は、測定部19による測定データを示す。図19(b)は、閾値401による測定データの抽出を示す。図19(c)は、抽出した測定データの拡大を示す。
尚、グラフ403は、グラフ111(図9)及びグラフ121(図10)及びグラフ211(図12)及びグラフ221(図13)に相当する。
第1〜第3の実施の形態では、画素39毎に色度を算出し、当該色度のレンジに基づいて基板3の良否を判定するものとして説明したが、第4の実施の形態では、色検査装置1は、画素39内における形状の評価を行う。
色検査装置1は、測定部19による測定データに基づいてグラフ403を取得して閾値401を設定する(図19(a))。色検査装置1は、グラフ403から閾値401を越える部分を抽出してグラフ405を取得する(図19(b))。これにより、評価対象以外の遮光部及び画素を排除することができる。色検査装置1は、グラフ405を拡大してグラフ407を取得する(図19(c))。
色検査装置1は、グラフ407の色度分布から各画素の形状の評価を行う。例えば、開口幅に対するピーク位置あるいはボトム位置や、画素内の凹凸の度合や、各画素の形状の相似性、経時変化について、各画素の評価を行う。
尚、開口幅に対するピーク位置あるいはボトム位置と各画素の形状の相似性が判明した場合は、測定データからピーク位置やボトム位置を算出することなく、相似性に基づいてピーク位置やボトム位置を推定して当該位置のみについて測定スポットを設定するようにすればよい。
このように、第4の実施の形態によれば、色検査装置1は、測定データから評価対象の画素に相当する部分を抽出して拡大し、色度分布から各画素の形状を評価することができる。
(7.第5の実施の形態)
次に、図20を参照しながら、第5の実施の形態について説明する。
図6は、色検査装置1aを示す図である。
第1の実施の形態では、色検査装置1は、光源7から基板3に光源スポット33を照射するものとして説明したが、第5の実施の形態では、色検査装置1aは、光源7に代えて面照明63を用いる。面照明63は、拡散板(例えば、乳白色の樹脂板)を備える照明であり、基板3全面に白色光を照射する。
色検査装置1aは、定盤29上に面照明63を備える。
測定部19は、Y方向移動部65を介してガントリ31に設けられる。測定部19は、Y方向に移動可能である。ガントリ31は、X方向移動部67を介して定盤29に設けられる。ガントリ31は、X方向に移動可能である。
色検査装置1aは、Y方向移動部65及びX方向移動部67により測定部19を移動させつつ基板3の測定を行う。
尚、面照明63により基板3の全面に白色光が照射されるので、必ずしも基板3側を移動させつつ測定を行う必要はない。
また、面照明63を使用する場合、検査対象の基板3を載置する前に、測定位置の光源スペクトル二次元分布を予め測定する必要がある。すなわち、透過スペクトル=測定スペクトル/光源スペクトルであるので、実際の測定前に、塗布前のガラス基板4を用いて測定位置に対応する点69全てについて光源スペクトルを測定してキャリブレーションを行う必要がある。
このように、第5の実施の形態によれば、色検査装置1aは、面照明により基板の全面に白色光を照射するので、基板や光源側に移動部を設ける必要がなく、装置構成を小型化することができる。また、光源の分光特性を予め測定することにより、基板や光源を移動させずに、測定部のみを移動させて測色することができる。また、光源を移動させないので、安価かつ安定した測定を行うことができる。
(8.第6の実施の形態)
次に、図21及び図22を参照しながら、第6の実施の形態について説明する。
図21は、色検査装置1bを示す図である。
図22は、色検査装置1bの動作を示すフローチャートである。
第1の実施の形態では、基板3の傾き(θ方向のずれ量)については特に触れなかったが、第6の実施の形態では、基板3の傾きの補正を行った後に測定処理を行う。
色検査装置1bは、回転ステージ69及アライメントカメラ71を備える。
回転ステージ69は、基板3が載置される支持部17をXY平面上でθ方向回転させる装置である。尚、回転ステージ69としては、汎用のものを用いることができる、例えば、ダイレクトドライブモータ等を用いることができる。
アライメントカメラ71は、基板3のθ方向角度及びXY座標を検出するために、基板3の所定箇所(基板上に形成されるアライメントマーク等)を撮像するカメラである。尚、アライメントカメラ71は、色検査装置1bのフレーム(図示しない)に固定支持される。
支持部17は、X方向移動部13及び回転ステージ69を介して定盤29上に設けられる。支持部17は、X方向に移動可能であり、θ方向に回転可能である。測定部19は、Y方向移動部65を介して定盤29に立設するガントリ31に設けられる。測定部19は、Y方向に移動可能である。
色検査装置1bは、アライメントカメラ71により、基板3の傾き(θ方向のずれ量)を計測し(ステップ2001)、回転ステージ69により、基板3の傾きを補正した後(ステップ2002)、第1の実施の形態等と同様に色検査処理を行う(ステップ2003)。
このように、第6の実施の形態では、色検査装置1bは、回転ステージ69により基板3の傾きを補正して色検査処理を行うので、検査精度を向上させることができる。
(9.第7の実施の形態)
次に、図23及び図24を参照しながら、第7の実施の形態について説明する。
図23は、色検査装置1cを示す図である。
図24は、色検査装置1cの動作を示すフローチャートである。
第6の実施の形態では、色検査装置1bは、回転ステージ69により基板3の傾きを予め補正した後に色検査処理を行うものとして説明したが、第7の実施の形態では、色検査装置1cは、予め計測した基板3の傾きに基づいて測定部19の位置を補正しつつ色検査処理を行う。
色検査装置1cは、アライメントカメラ71により、基板3の傾き(θ方向のずれ量)を計測し(ステップ3001)、予め、色検査時の測定部19の移動速度(Y方向)を算出する(ステップ3002)。色検査装置1cは、ステップ3002の処理で算出した移動速度で測定部19を移動させる。色検査装置1cは、X方向移動部13とY方向移動部65とを同期させて基板3の傾きを補正しつつ、色検査処理を行う(ステップ3003)。
このように、第7の実施の形態では、色検査装置1cは、基板3及び測定部19の移動を同期させることにより基板3の傾きが補正されるので、検査精度を向上させることができる。また、回転ステージを設ける必要がないので、装置構成を小型化することができる。
(10.第8の実施の形態)
次に、図25及び図26を参照しながら、第8の実施の形態について説明する。
図25は、色検査装置1dを示す図である。
図26は、色検査装置1dの動作を示すフローチャートである。
第7の実施の形態では、色検査装置1cは、実際の色検査処理を行う前に、アライメントカメラ71により基板3の傾きを予め計測するものとして説明したが、第8の実施の形態では、色検査装置1dは、測定部19に設けられるエリアセンサ73により基板3のパターンの位置ずれ量を計測しつつ色検査処理を行う。
色検査装置1dは、測定部19にエリアセンサ73を備える。エリアセンサ73は、基板3の撮像画像に基づいて基板3の傾きを計測する装置であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラである。尚、測定部19の結像部21の所定箇所(顕微鏡の鏡筒部分等)にダブルポートを設け、上部出口の一方に分光測光部27を設け、もう一方の出口にエリアセンサ73を設けるようにしてもよい。
色検査装置1dは、逐次、エリアセンサ73の撮像画像に基づいて画像処理(パターンマッチング等)を行い、基板3のパターンの位置ずれ量を算出する(ステップ4001)。色検査装置1dは、算出した位置ずれ量に基づいて、Y方向移動部65により測定部19の位置をリアルタイムに補正しつつ、色検査処理を行う(ステップ4002)。
このように、第8の実施の形態では、色検査装置1dは、エリアセンサの撮像画像に基づいて基板3のパターンの位置ずれ量を算出し、測定部19の位置をリアルタイム補正しつつ色検査処理を行うので、検査精度を向上させることができる。また、アライメントカメラを設ける必要がない。
(11.その他)
分光測光部27の光検出素子部には、フォトダイオードアレイや裏面入射型CCDリニアイメージセンサ等を用いることができる。また、電子冷却型CCDエリアイメージセンサ等の高性能な光検出素子を用いることにより、分光測光部27における処理を高速化してRGB各画素の色度をより迅速に測定することができる。
光源7の照明装置には、ハロゲン照明装置のみならず、メタルハライド照明装置やキセノン照明装置や水銀灯等を用いることができる。
自動焦点装置23(オートフォーカスユニット)動作原理としては、赤外光によるパターン投影法、及び、半導体固体赤外レーザによるナイフエッジ法があるが、いずれの方式を用いることができる。
尚、第1の実施の形態〜第8の実施の形態について説明したが、これらを適宜組み合わせて実施することもできる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る色検査装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
色検査装置1の斜視図 色検査装置1の構成図 基板3における測定スポット35を示す図 色検査装置1の全体動作を示すフローチャート 基板3に対する測定部19の相対的な動きを示す図(Y方向) 基板3に対する測定部19の相対的な動きを示す図(X方向) 基板3に対する測定スポット49の相対的な動きを示す図である(Y方向) 基板3に対する測定スポット51の相対的な動きを示す図である(X方向) Y方向に測定した場合の測定部19による測定データ(a)とR(赤)の画素39毎の色度(b)を示すグラフ Y方向に測定した場合の測定部19による測定データ(a)とG(緑)の画素39毎の色度(b)を示すグラフ Y方向に測定した場合の測定部19による測定データ(a)とB(青)の画素39毎の色度(b)を示すグラフ X方向に測定した場合の測定部19による測定データ(a)とR(赤)の画素39毎の色度(b)を示すグラフ X方向に測定した場合の測定部19による測定データ(a)とG(緑)の画素39毎の色度(b)を示すグラフ X方向に測定した場合の測定部19による測定データ(a)とB(青)の画素39毎の色度(b)を示すグラフ 測定スポット53(a)と基板3の画素39の表面形状(b)とを示す図 平均色度算出に用いる測定値の抽出を示す図 測定スポット55(a)と基板3の画素39の表面形状(b)とを示す図 スリット25を示す図 各画素39の形状評価を示す図 色検査装置1aを示す図 色検査装置1bを示す図 色検査装置1bの動作を示すフローチャート 色検査装置1cを示す図 色検査装置1cの動作を示すフローチャート 色検査装置1dを示す図 色検査装置1dの動作を示すフローチャート
符号の説明
1………色検査装置
3………基板(カラーフィルタ)
4………基板(塗布前)
5………制御・演算部
7………光源
9………フィルタ
11………移動部
13、67………X方向移動部
15、65………Y方向移動部
17………支持部
19………測定部
21………結像部
23………自動焦点装置(オートフォーカスユニット)
25………スリット
27………分光測光部
33………光源スポット
35、49、51、53、55、59………測定スポット
37………遮光部(ブラックマトリクス)
39………画素(着色層)
41………開口幅
43………測定スポット径
45、47………測定点
63………面照明
69………回転ステージ
71………アライメントカメラ
73………エリアセンサ

Claims (26)

  1. 基板上に所定間隔で複数配列された画素を検査する検査装置であって、
    前記基板からの透過光または反射光または放射光が入射する測定部と、
    前記測定部に入射した光を結像する結像部と、
    前記結像した画像に基づいて分光測光を行う分光測光部と、
    前記分光光により1画素につき複数個所の測定値を含む測定データを取得する測定データ取得手段と、
    前記測定データに基づいて前記画素毎の色度を算出する評価指標算出手段と、
    を具備し、
    前記測定データ取得手段は、前記基板と前記測定部とを水平方向に相対的に停止することなく移動させながら前記複数個所の1個所ごとに測定値を取得し、
    前記評価指標算出手段は、前記測定データに基づき各画素の色度を抽出し、同色の画素間での色度の最大値と最小値との差に基づき、基板の良否の判定を行い、
    前記分光測光における測定範囲である測定スポットは、所定のサンプリング間隔で、前記画素間の遮光部を含んで基板上で一列に設定されることを特徴とする検査装置。
  2. 前記評価指標算出手段は、前記分光測光部の測定データの特徴部分に基づいて、前記画素毎の色度を算出することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記特徴部分は、前記測定データの画素のピーク部分またはボトム部分のずれかを含むことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記評価指標算出手段は、1つの画素における複数箇所の測定値の平均値を当該画素の色度とすることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の検査装置。
  5. 前記評価指標算出手段は、画素毎に所定の第1の閾値を超えた複数の前記測定値を抽出して前記色度の算出に用いることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の検査装置。
  6. 前記評価指標算出手段は、画素毎に前記測定データの特徴部分から所定数の前記測定値を抽出して前記色度の算出に用いることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の検査装置。
  7. 前記評価指標算出手段は、画素毎に所定の第2の閾値を超えた複数の前記測定値を抽出して各画素の色度分布を取得し、前記色度分布に基づき各画素の形状の評価を行うことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の検査装置。
  8. 前記分光測光の測定範囲である測定スポットの大きさ及びサンプリング間隔及び、前記基板または前記測定部の移動速度を設定する設定手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の検査装置。
  9. 隣接画素の影響がないように前記分光測光の測定範囲である測定スポットの大きさを設定することを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の検査装置。
  10. 前記分光測光の測定範囲である測定スポットの形態を設定するスリットを備えることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかに記載の検査装置。
  11. 前記測定スポットの形態は、前記基板または前記測定部の移動方向に対し基板平面において垂直な方向を長辺とする矩形であることを特徴とする請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記測定部には、光源部からフィルタを通して照射された光の前記基板からの透過光または反射光が入射し、
    前記結像部は、自動焦点装置を備え、
    前記フィルタは、前記自動焦点装置で用いられる波長の光を除去するものであることを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれかに記載の検査装置。
  13. 前記フィルタは、さらに、所定範囲の波長の光を選択的に透過あるいは反射することを特徴とする請求項12に記載の検査装置。
  14. 基板上に所定間隔で複数配列された画素を検査する検査方法であって、
    前記基板からの透過光または反射光または放射光を測定部に入射するステップと、
    前記測定部に入射した光を結像する結像ステップと、
    前記結像した画像に基づいて分光測光を行う分光測光ステップと、
    前記分光測光により1画素につき複数箇所の測定値を含む測定データを取得する測定データ取得ステップと、
    前記測定データに基づいて前記画素毎の色度を算出する評価指標算出ステップと、
    を具備し、
    前記測定データ取得ステップは、前記基板と前記測定部とを水平方向に相対的に停止することなく移動させながら前記複数個所の1個所ごとに測定値を取得し、
    前記評価指標算出ステップは、前記測定データに基づき各画素の色度を抽出し、同色の画素間での色度の最大値と最小値との差に基づき、基板の良否の判定を行い、
    前記分光測光における測定範囲である測定スポットは、所定のサンプリング間隔で、前記画素間の遮光部を含んで基板上で一列に設定されることを特徴とする検査方法。
  15. 前記評価指標算出ステップは、前記分光測光部の測定データの特徴部分に基づいて、前記画素毎の色度を算出することを特徴とする請求項14に記載の検査方法。
  16. 前記特徴部分は、前記測定データの画素のピーク部分またはボトム部分のずれかを含むことを特徴とする請求項15に記載の検査方法。
  17. 前記評価指標算出ステップは、1つの画素における複数箇所の測定値の平均値を当該画素の色度とすることを特徴とする請求項14から請求項16までのいずれかに記載の検査方法。
  18. 前記評価指標算出ステップは、画素毎に所定の第1の閾値を超えた複数の前記測定値を抽出して前記色度の算出に用いることを特徴とする請求項14から請求項17までのいずれかに記載の検査方法。
  19. 前記評価指標算出ステップは、画素毎に前記測定データの特徴部分から所定数の前記測定値を抽出して前記色度の算出に用いることを特徴とする請求項14から請求項18までのいずれかに記載の検査方法。
  20. 前記評価指標算出ステップは、画素毎に所定の第2の閾値を超えた複数の前記測定値を抽出して各画素の色度分布を取得し、前記色度分布に基づき各画素の形状の評価を行うことを特徴とする請求項14から請求項19までのいずれかに記載の検査方法。
  21. 前記分光測光の測定範囲である測定スポットの大きさ及びサンプリング間隔及び、前記基板または前記測定部の移動速度を設定する設定ステップを具備することを特徴とする請求項14から請求項20までのいずれかに記載の検査方法。
  22. 隣接画素の影響がないように前記分光測光の測定範囲である測定スポットの大きさを設定することを特徴とする請求項14から請求項21までのいずれかに記載の検査方法。
  23. 前記分光測光の測定範囲である測定スポットの形態を設定することを特徴とする請求項14から請求項22までのいずれかに記載の検査方法。
  24. 前記測定スポットの形態を前記基板または前記測定部の移動方向に対し基板平面において垂直な方向を長辺とする矩形に設定することを特徴とする請求項23に記載の検査方法。
  25. 前記測定部には、光源部からフィルタを通して照射された光の前記基板からの透過光または反射光が入射し、
    前記結像ステップでは、自動焦点装置により焦点が合わせられた状態で、前記測定部に入射した光を結像し、
    前記フィルタは、前記自動焦点装置で用いられる波長の光を除去することを特徴とする請求項14から請求項24までのいずれかに記載の検査方法。
  26. 前記フィルタにより、さらに、所定範囲の波長の光を選択的に除去して前記基板に光を照射することを特徴とする請求項25に記載の検査方法。
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