JP5215763B2 - 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置に関する。
液晶表示装置のバックライト等に接続される電気コネクタは、例えば、合成樹脂製のハウジングと、ハウジングに保持された金属製のコンタクトとを有している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のコンタクトは、4つの壁からなるボックス状部を有しており、このボックス状部に、回路基板の挿入凸部が挿入される。
上記コンタクトは、ボックス状部の4つの壁のうちの1つの壁の縁部から延びる弾性片部を有しており、この弾性片部が、回路基板の導体パターンに接触する。
上記の構成により、挿入凹部に挿入された挿入凸部をボックス状部で包み込むことができ、弾性片部から接圧を受ける挿入凸部を、この弾性片部から離れないようにボックス状部で受けることができる。したがって、接続部材接続用コンタクトと導電部との接圧を十分に確保できる。
特開2008−34365号公報
上記弾性片部は、ボックス状部の壁の縁部から延設されている。すなわち、コンタクトを形成する材料(板材)は、ボックス状部の壁を形成する板状の部分の縁部から、弾性片部を形成する板状の部分が延びたものとなっている。
このため、コンタクトを形成するのに必要な材料の量が多くなってしまう。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、コンタクトの接圧を十分に確保できるとともに、コンタクトを形成するのに必要な材料の量を少なくすることのできる電気コネクタ、およびこれを備える液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、縁部と、上記縁部に横並びで形成された複数の挿入凸部と、各上記挿入凸部の表面に形成された導電部と、を有する板状の接続部材に装着される電気コネクタが、絶縁性のハウジングと、上記ハウジングにより保持された導電性のコンタクト形成体と、を備え、上記コンタクト形成体は、ボックス状部と、上記接続部材に接続される接続部材接続用コンタクトと、を含み、上記ボックス状部は、上記挿入凸部の上記表面に対向する第1の壁と、上記挿入凸部の上記表面とは反対を向く裏面に対向する第2の壁と、上記挿入凸部の一対の側縁にそれぞれ対向する第3および第4の壁と、これら第1ないし第4の壁によって区画され対応する上記挿入凸部が所定の挿入方向に沿って挿入される挿入凹部と、を含み、上記接続部材接続用コンタクトは、上記第1の壁から延設された第1の弾性片部を含み、上記第1の弾性片部は、上記挿入凹部に挿入された対応する上記挿入凸部の表面の導電部と接触する接触部を含み、上記第1の壁と第1の弾性片部とは、単一の材料を用いて一体に形成されており、上記第1の弾性片部は、上記単一の材料の一部を切り起こして形成されており、上記第1の壁には、第1の壁から挿入凹部側に突出する係合凸部が設けられ、上記係合凸部は、上記挿入凹部に挿入された対応する挿入凸部の表面と係合することにより、当該対応する挿入凸部の表面と第1の壁との間にすき間を形成することを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、挿入凹部に挿入された挿入凸部をボックス状部で包み込んでいる。これにより、接続部材接続用コンタクトから接圧を受ける挿入凸部を、この接続部材接続用コンタクトから離れないようにボックス状部で受けることができる。したがって、接続部材接続用コンタクトと挿入凸部の導電部との接圧を十分に確保できる。また、第1の壁を形成する材料の一部を切り起こして第1の弾性片部を形成していることにより、第1の壁および第1の弾性片部の形成に必要な材料の量を少なくできる。これにより、接続部材接続用コンタクトの形成に必要な材料の量を少なくできる。
また、上記第1の壁には、第1の壁から挿入凹部側に突出する係合凸部が設けられ、上記係合凸部は、上記挿入凹部に挿入された対応する挿入凸部の表面と係合することにより、当該対応する挿入凸部の表面と第1の壁との間にすき間を形成するので、下記の利点がある。
すなわち、挿入凸部が第1の壁に密着することを防止できる。これにより、挿入凸部と第1の弾性片部とが係合したときの第1の弾性片部の撓み量が大きくなり過ぎることを防止でき、第1の弾性片部に生じる応力が過大になるのを確実に防止できる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記係合凸部は、上記第1の弾性片部に対して挿入方向の上流側に配置された第1の係合凸部を含むことを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、挿入凸部が挿入凹部に挿入される際、挿入凸部は、第1の係合凸部に係合した後、第1の壁との間にすき間を形成した状態で、第1の弾性片部に係合する。したがって、第1の係合凸部により得られる、第1の弾性片部の撓み量が大きくなり過ぎないようにするという効果を、確実に発揮できる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記第1の係合凸部は、上記挿入方向に直交し且つ上記第1の壁と平行な左右方向に延びる第1の凸条を含むことを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、左右方向に関する挿入凸部と第1の係合凸部との係合の長さを十分に確保でき、挿入凸部を第1の係合凸部によって左右方向にバランスよく支持することができる。
請求項記載の発明は、請求項の何れか1項において、上記係合凸部は、上記挿入方向に直交し且つ上記第1の壁と平行な左右方向に関して上記第1の弾性片部を挟む一対の第2の係合凸部を含むことを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、第2の係合凸部で挿入凸部を左右方向に両持ち支持することができ、挿入凸部を第1の壁と平行に配置できる。これにより、挿入凸部と第1の壁との間のすき間をより確実に形成することができる。なお、第2の係合凸部とともに第1の係合凸部が設けられている場合には、第1および第2の係合凸部が協働して挿入凸部を支持することができ、挿入凸部を、第1の壁に対してより確実に平行に配置できる。
請求項記載の発明は、請求項において、各上記第2の係合凸部は、挿入方向と平行に延びる第2の凸条を含むことを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、第2の係合凸部によって挿入凸部をより安定して支持することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜の何れか1項において、上記第1の弾性片部は、第2の壁に向けて凸となる山形部を含み、上記山形部の頂部に上記接触部が配置されていることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、山形部のうち最も第2の壁側に位置している頂部が挿入凸部の導電部に接触する。よって、山形部を確実に撓ませて挿入凸部に弾性反発力を付与でき、接触部と導電部との接圧を十分に確保できる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記山形部は、第1の壁から第2の壁側に向けて延び第1の壁に対して傾斜する第1の傾斜部と、第1の傾斜部の先端に設けられた凸湾曲部と、凸湾曲部から第1の壁側に向けて延び第1の壁に対して傾斜する第2の傾斜部と、を含み、上記凸湾曲部は上記頂部を含むことを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、山形部を簡易な形状で形成することができる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記山形部は、第1の壁から挿入方向の上流側に向けて延びており、上記第1の壁には、上記山形部に対して挿入方向の上流側に配置された第1の係合凸部が設けられ、上記第1の係合凸部は、上記第2の傾斜部の先端に対して上記挿入方向の上流側に隣接して配置されており、且つ第2の傾斜部の先端と比べて第2の壁側に大きく突出していることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、挿入凸部を挿入凹部に挿入する際に、挿入凸部と第1の係合凸部とが係合することにより、山形部の先端に挿入凸部が引っ掛かることを防止でき、山形部が座屈するように変形することを防止できる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記山形部は、第1の壁から挿入方向の下流側に向けて延びており、上記第1の壁には、上記山形部に対して挿入方向の上流側に配置された第1の係合凸部が設けられ、上記第1の係合凸部は、上記第1の傾斜部の基端に対して挿入方向の上流側に隣接して配置されていることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、挿入凸部を挿入凹部に挿入する際に、挿入凸部と第1の係合凸部とが係合することにより、山形部の基端に挿入凸部が接触しないようにすることができ、第1の傾斜部の基端が無理に変形されることを防止できる。これにより、第1の傾斜部の基端に生じる応力が過大になることを防止できる。
請求項1記載の発明は、請求項1〜の何れか1項において、上記コンタクト形成体は、蛍光管の端部の端子に接続される蛍光管接続用コンタクトを含み、上記蛍光管接続用コンタクトは、上記ボックス状部の第1の壁に連なっていることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、第1および第2の壁のうち、第1の弾性片部が形成されている第1の壁側に、蛍光管接続用コンタクトを配置することができる。
請求項1記載の発明は、請求項1〜1の何れか1項において、上記挿入凸部の上記裏面に導電部が形成されており、上記接続部材接続用コンタクトは、上記第2の壁から延設された第2の弾性片部を含み、上記第2の弾性片部は、上記挿入凹部に挿入された対応する上記挿入凸部の裏面の上記導電部と接触する接触部を含むことを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、第1および第2の弾性片部を、接続部材の表面の導電部および裏面の導電部に電気的に接続することができる。これにより、接続部材の表面および裏面の両面に電気的に接続する構造としての、両面接点構造を実現することができる。
請求項1記載の発明は、請求項1において、上記第1の弾性片部の接触部と上記第2の弾性片部の接触部とは、上記挿入方向に関する位置がずらされていることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、挿入凸部を挿入凹部に挿入する際の、第1および第2の弾性片部が挿入凸部に接触し始めるタイミングが異なる。これにより、挿入凸部が第1および第2の弾性片部から受ける抵抗を段階的に増すことができる。第1および第2の弾性片部が挿入凸部に同時に接触し始める場合と比べて、挿入凸部に作用する挿入の抵抗の変化が緩やかなので、挿入凸部を挿入凹部によりスムーズに挿入することができる。
請求項1記載の発明は、請求項1または1において、上記第1の弾性片部の接触部と上記第2の弾性片部の接触部とは、上記挿入方向と直交し且つ上記第1の壁に平行な左右方向に関する位置がずらされていることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、挿入凸部から第1および第2の弾性片部に作用する力を、左右方向にバランスよく配分することができる。
請求項1記載の発明は、請求項1において、上記第2の弾性片部の接触部は、上記左右方向に離隔して一対設けられており、上記左右方向に関して、上記第1の弾性片部の接触部を挟んで並んでいることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、複数の接触部が設けられていることにより、第2の弾性片部の各接触部に作用する負荷を小さくできる。
請求項1記載の発明は、液晶パネルと、上記液晶パネルに光を照射するための蛍光管と、上記蛍光管の端部の端子に接続される請求項1〜1の何れか1項に記載の電気コネクタとを備えることを特徴とする液晶表示装置である。
本発明によれば、接続部材接続用コンタクトと挿入凸部の導電部との接圧を十分に確保でき、且つ接続部材接続用コンタクトの形成に必要な材料の量が少なくされた液晶表示装置を実現できる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる電気コネクタを備える液晶表示装置の概略構成を示す模式的な断面図である。図1を参照して、液晶表示装置1は、例えば、テレビやパーソナルコンピュータのモニタとして用いられるものである。
液晶表示装置1は、筐体2と、液晶パネル3と、接続部材としての回路基板4と、蛍光管としての冷陰極管5と、複数の電気コネクタ6と、インバータ回路7と、を備えている。
液晶パネル3は、非自発光式の表示パネルであり、筐体2の正面の開口に取り付けられている。液晶パネル3の表面3aは、筐体2の前方を向いており、背面3bは筐体2の後方を向いている。
回路基板4は、液晶パネル3と略平行に配置されて筐体2内に固定された板状の部材である。この回路基板4は、液晶パネル3の背面3bに対向する表面4aと、表面4aに対して反対側を向く裏面4bと、を含んでいる。回路基板4の表面4aおよび裏面4bには、それぞれ、導電部としての導体パターン8が形成されている。表面4aの導体パターン8と、裏面4bの導体パターン8とは、ビアホール100を介して電気的に接続されている。
冷陰極管5は、液晶パネル3のバックライトである。冷陰極管5は、液晶パネル3の背面3bと回路基板4の表面4aとの間に複数設けられている(図1において、2つの冷陰極管5のみを図示)。冷陰極管5の数は、例えば、液晶パネル3の大きさ1インチあたり2本である。
各冷陰極管5は、筐体2の上下方向に所定の間隔をあけて配置されており、液晶パネル3に光を照射するようになっている。各冷陰極管5の長手方向は、筐体2の左右方向(紙面に垂直な方向)に沿っており、且つ液晶パネル3の背面3bと平行である。なお、図1において、冷陰極管5および電気コネクタ6は、それぞれ2つのみを例示している。
電気コネクタ6は、冷陰極管5と回路基板4の導体パターン8との間の電気的な接続を行うためものである。この電気コネクタ6は、各冷陰極管5の一対の端部のそれぞれに配置されている。各電気コネクタ6は、回路基板4の表面4aから液晶パネル3側に突出している。
インバータ回路7は、冷陰極管5に駆動電力を供給するためのものであり、回路基板4の裏面4bに取り付けられている。インバータ回路7と各冷陰極管5とは、回路基板4の導体パターン8および対応する電気コネクタ6を介して電気的に接続されている。
図2は、回路基板4、冷陰極管5および電気コネクタ6の要部の斜視図である。図2を参照して、以下では、筐体2の左右方向に平行な方向をX方向Xとして、筐体2の上下方向に平行な方向をY方向Yとして、筐体2の前後方向に平行な方向をZ方向Zとして説明する。
また、X方向Xの一方を第1のX方向X1とし、X方向Xの他方を第2のX方向X2とする。また、Y方向Yの一方を第1のY方向Y1とし、Y方向Yの他方を第2のY方向Y2とする。また、Z方向Zの一方を第1のZ方向Z1とし、Z方向Zの他方を第2のZ方向Z2とする。
また、単にX方向Xというときは、第1および第2のX方向X1,X2を総称していうものとする。また、単にY方向Yというときは、第1および第2のY方向Y1,Y2を総称していうものとする。また、単にZ方向Zというときは、第1および第2のZ方向Z1,Z2を総称していうものとする。
冷陰極管5は、X方向Xに対称な形状をなしており、X方向Xに延びる筒状の本体部9と、本体部9の一対の端部9aのそれぞれに設けられた一対の端子としてのアウターリード10と、を含んでいる(図2において、一方の端部9a側のみを図示)。
本体部9は、例えば、直径が数mm〜十数mm程度のガラス製の部材である。アウターリード10は、軟鉄等の金属製の軸状の導電部材であり、本体部9の端部9aからX方向Xに突出している。アウターリード10の直径は、例えば1mm程度、長さは数mm程度である。X方向Xに関する本体部9の中間部は、サポート部材(図示せず)によって保持される。
冷陰極管5は、対応する電気コネクタ6に取り付けられる際、アウターリード10の径方向に相当する取付方向M1に沿って移動される。取付方向M1は、例えば、第1のZ方向Z1に相当する。また、各冷陰極管5は、対応する電気コネクタ6から取り外される際、取付方向M1とは反対の取外し方向M2に沿って移動される。取付方向M1は、例えば、第2のZ方向Z2に相当する。
回路基板4は、インバータ回路(図示せず)等が固定される矩形状の主体部401と、主体部401の縁部402に横並びで形成された複数の挿入凸部12と、を含んでいる(図2において、2つの挿入凸部12を図示)。
縁部402は、回路基板4のうちの第1のX方向X1側の端部11を構成している。各上記挿入凸部12は、各電気コネクタ6に対応するようにY方向Yに横並びに形成されており、表面4aおよび裏面4bのそれぞれに導体パターン8が設けられている(図2において、裏面4bの導体パターン8のみを図示)。
各挿入凸部12は、矩形状に形成されている。これらの挿入凸部12は、対応する電気コネクタ6に、挿入方向P1に沿って挿入されるようになっている。これにより、挿入凸部12の導体パターン8と電気コネクタ6とが電気的に接続される。挿入方向P1は、例えば、第1のX方向X1に相当する。
各挿入凸部12は、対応する電気コネクタ6に対して、挿入方向P1とは反対の抜取方向P2に沿って引き抜かれるようになっている。これにより、各挿入凸部12の導体パターン8と対応する電気コネクタ6との電気的な接続が解除される。抜取方向P2は、例えば、第2のX方向X2に相当する。
なお、図示していないが、回路基板4には、第2のX方向X2側の縁部にも、同様に複数の挿入凸部12が形成されている。これらの挿入凸部12に電気コネクタ6が着脱可能に取り付けられる。例えば、回路基板4のうちの、第1のX方向X1側の挿入凸部12に接続された電気コネクタ6には、インバータ回路7によって正電圧が印加される。また、回路基板4のうちの、第2のX方向X2側の挿入凸部12に接続された電気コネクタ6は、インバータ回路7によって負電圧が印加される。
各電気コネクタ6の構成は同様であるので、以下では、1つの電気コネクタ6について主に説明する。
電気コネクタ6は、例えば、X方向X,Y方向YおよびZ方向Zに関する長さが、それぞれ、10mm〜15mm程度とされている。電気コネクタ6は、絶縁性のハウジング13と、このハウジング13に保持された金属製の導電性のコンタクト形成体14と、このコンタクト形成体14を操作するための操作部材15と、を含んでいる。
図3は、電気コネクタ6の斜視図である。図3を参照して、ハウジング13は、Y方向Yに略対称な形状をなしている。このハウジング13は、合成樹脂製の一体成形品であり、略ボックス状をなしている。ハウジング13には、導入空洞16が区画されている。導入空洞16は、冷陰極管5の対応する端部9aが導入される。
また、ハウジング13の一端部13aには、受入空洞17が区画されている。この受入空洞17は、冷陰極管5の対応するアウターリード10が取付方向M1に沿って受け入れられる。
図4は、ハウジング13の一端部13aおよび操作部材15の一部を断面で示した斜視図である。図3および図4を参照して、受入空洞17は、周壁18と底壁19とによって区画されている。
周壁18は、X方向Xに相対向する第1および第2の側部20,21と、Y方向Yに相対向する一対の第3の側部22と、を含んでいる。
第1の側部20は、導入空洞16と受入空洞17との間を仕切っている。第1の側部20の一部が切り欠かれて、挿通口23とされている。挿通口23は、取り外し方向M2に開放されており、対応するアウターリード10が挿通される。
各第3の側部22には、貫通孔24がそれぞれ形成されている(図3および図4のそれぞれにおいて、一つの貫通孔24のみを図示)。底壁19は、第1〜第3の側部20,21,22のそれぞれと連なっており、受入空洞17の底を区画している。
図5は、図3のV−V線に沿う縦断面図である。図3および図5を参照して、ハウジング13内に、収容空間25が区画されている。収容空間25は、コンタクト形成体14の後述するボックス状部33を収容するためのものである。この収容空間25は、Y方向Yに相対向する一対の側壁26a,26bと、X方向Xに関する側壁26a,26bの一端部間を繋ぐ前壁27と、によって区画されている。前壁27には、回路基板4の挿入凸部12が挿通される挿通孔28が形成されている。
図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図である。図5および図6を参照して、ハウジング13には、Z方向Zに延びる連通孔29が形成されている。連通孔29は、収容空間25と受入空洞17とを連通している。この連通孔29に、コンタクト形成体14の後述する主体部30が挿通されている。
図7は、コンタクト形成体14の斜視図である。図7を参照して、コンタクト形成体14は、冷陰極管5の対応するアウターリード10と電気的に接続するとともに、回路基板4の表面4aおよび裏面4bのそれぞれの導体パターン8と電気的に接続する。これにより、これらアウターリード10と各導体パターン8との間の電気的な接続が達成される。
コンタクト形成体14を構成する材料として、金属等の導電部材からなる単一の板金部材等の材料101が用いられている。この材料101の板厚は、例えば0.2mm程度である。上記材料101の、表面および裏面のそれぞれは、めっき層からなる。
コンタクト形成体14は、Y方向Yに略対称な形状をなしている。このコンタクト形成体14は、主体部30と、主体部30から延設された蛍光管接続用コンタクト102と、主体部30から延設されたボックス状部33と、ボックス状部33内に設けられた接続部材接続用コンタクトとしての基板接続用コンタクト34と、を含んでいる。
主体部30は、上部35と、中間部36と、下部37とを含んでおり、これら状部35、中間部36および下部37がZ方向Zに並んでいる。
上部35は、Z方向Zに沿って見てU字形形状をなしており、Y方向Yに相対向する一対の部分35a,35bを有している。蛍光管接続用コンタクト102は、主体部30を介して、ボックス状部33の後述する第1の壁41に連なっている。
中間部36は、Y方向Yに関して、上部35よりも長く形成されている。Y方向Yに関する中間部36の一対の端部のそれぞれには、ハウジング13に摩擦係合するための係合凸部38が設けられている。
図5を参照して、主体部30は、ハウジング13に保持されている。具体的には、主体部30は、ハウジング13の連通孔29に挿通されている。また、主体部30の各係合凸部38が、連通孔29の周面の相対向する部分にそれぞれ摩擦接触している。
図7を参照して、ボックス状部33は、4つの壁としての第1の壁41、第2の壁42、第3の壁43および第4の壁44を含んでいる。第1〜第4の壁41〜44は、それぞれ、矩形の平板状に形成されている。これら第1〜第4の壁41〜44は、全体として筒状に形成されており、断面が矩形をなしている。
第1および第2の壁41,42は、Z方向Zに相対向して互いに略平行に延びている。第1の壁41は、挿入凸部12(回路基板4)の表面4aと相対向することが可能とされている。また、第2の壁42は、挿入凸部12の裏面4bと相対向することが可能とされている。
図8は、図7の要部の斜視断面図である。図7および図8を参照して、第3および第4の壁43,44は、Y方向Yに相対向して互いに略平行に延びている。第3および第4の壁43,44は、第1および第2の壁41,42の双方と略直交している。これら第3および第4の壁43,44は、挿入凸部12のうちの、Y方向Yに相対向する一対の側縁4c,4dと相対向することが可能とされている。
上記第1〜第4の壁41〜44によって、挿入凹部45(挿入空間)が区画されている。対応する挿入凸部12を挿入凹部45に対して挿入方向P1に動かすことにより、当該対応する挿入凸部12を、挿入凹部45に挿入することができる。
また、対応する挿入凸部12を、挿入凹部45に対して挿入方向P1とは反対の抜取方向P2に動かすことにより、当該対応する挿入凸部12を挿入凹部45から抜き取ることができる。
第1の壁41は、主体部30の下部37から延設されており、第2のX方向X2に沿って延びている。
第3の壁43は、Y方向Yに関する第1の壁41の一端に接続されている。第2の壁42は、Z方向Zに関する第3の壁43の一端に接続されている。第4の壁44は、Y方向に関する第1の壁41の他端に接続されている。
上記の構成により、第1の壁41は、第3の壁43および第4の壁44に連続しているとともに、第3の壁43を介して第2の壁42に連続している。
第1〜第4の壁41〜44は、それぞれ、挿入凹部45の入口91から相対的に近い第1の端部411,421,431,441と、挿入凹部45の入口91から相対的に遠い第2の端部412,422,432,442と、を有している。
各第1の端部411,421,431,441は、挿入凸部12に関する挿入の入口91側の端部とされている。各第2の端部412,422,432,442は、挿入凸部12に関する挿入の入口91とは反対側の端部とされている。
基板接続用コンタクト34は、第1の壁41から延設された第1の弾性片部103と、第2の壁42から延設された固定片部104と、固定片部104を介して第2の壁42に連なる第2の弾性片部105と、を含んでいる。
第1の弾性片部103は、挿入凹部45に挿入された挿入凸部12の表面4aの導体パターン8に電気的に接続されるものであり、第1の壁41から延設されている。前述したように、コンタクト形成体14の全体が単一の材料101を用いて一体に形成されている。したがって、第1の弾性片部103と第1の壁41とは、単一の材料101を用いて一体に形成されている。
この第1の弾性片部103は、材料101の一部を切り起こして形成されている。具体的には、材料101のうち、第1の壁41の内側部分の一部を切り起こして第1の弾性片部103が形成されている。
第1の壁41には、スリット106が形成されている。スリット106は、当該第1の壁41を平面視したときにコ字形形状をなしており、第1の弾性片部103の周囲の一部を取り囲んでいる。このスリット106は、挿入方向P1とは直交し且つ第1の壁41とは平行な左右方向Hに延びる第1のスリット107と、挿入方向P1と平行に延びる第2のスリット108とを含んでいる。左右方向Hは、Y方向Yと平行な方向である。第2のスリット108は、左右方向Hに関する第1のスリット107の両端から、挿入方向P1の下流側に延びている。
スリット106が形成されていることにより、第1の弾性片部103を第1の壁41から切り起こせるようにされている。
図5および図8を参照して、第1の弾性片部103は、山形部109を含んでいる。山形部109は、第1の壁41を平面視したときに、挿入方向P1と平行な方向を長手方向として延びるとともに、左右方向Hを短手方向として延びる。
また、第1の弾性片部103の山形部109は、左右方向Hに沿って見たときに、第2の壁42側に向けて凸となる山形形状をなしており、第1の壁41によって片持ち支持されている。
第1の弾性片部103の山形部109は、第1の傾斜部110と、凸湾曲部111と、第2の傾斜部112と、を含んでいる。第1の傾斜部110の基端は、第1の壁41の第2の端部412に連なっている。
第1の傾斜部110は、外力の作用していない状態(以下、自由状態という)のとき、第1の壁41に対して傾斜しており、挿入方向P1の上流側に進むにしたがい、第2の壁42に近づく。
凸湾曲部111は、第1の傾斜部110の先端に連続しており、第2の壁42側に向けて凸となるように凸湾曲している。凸湾曲部111は、山形部109の中で最も第2の壁42側に突出している。
図6を参照して、挿入方向P1と平行な方向に沿って見たとき、凸湾曲部111は、円弧形形状をなしている。この凸湾曲部111の頂部111aに第1の接触部113が形成されている。第1の接触部113は、挿入凹部45に挿入された挿入凸部12の表面4aの導体パターン8と接触することにより、この導体パターン8と電気的に接続される。
再び図5および図8を参照して、第2の傾斜部112は、凸湾曲部111の先端に連続している。第2の傾斜部112は、第1の壁41に対して傾斜しており、挿入方向P1の上流側に進むに従い、第1の壁41に近づく。第2の傾斜部112の先端が、山形部109の先端であり、且つ山形部109の自由端である。この第2の傾斜部112の先端は、山形部109が自由状態のとき、第1の壁41の内側面41aと比べて第2のZ方向Z2側に位置している。
第1の壁41の内側面41aには、係合凸部114が設けられている。係合凸部114は、挿入凹部45に挿入された挿入凸部12の表面4aと係合することにより、この表面4aと、第1の壁41の内側面41aとの間に後述するすき間Dを形成する。
係合凸部114は、第1の壁41を平面視したときに、コ字形形状をなして第1の弾性片部103を取り囲んでおり、第1の壁41の内側面41aから挿入凹部45側(第2の壁42側)に突出している。
この係合凸部114は、第1の壁41の一部にプレス加工等を施して形成されており、第1の係合凸部としての第1の凸条115と、第2の係合凸部としての第2の凸条116と、を含んでいる。
第1の凸条115は、第1の弾性片部103の第2の傾斜部112の先端に対して挿入方向P1の上流側に隣接配置されており、左右方向Hに延びている。第2の凸条116は、第1の弾性片部103を左右方向Hに挟んで一対設けられている。第2の凸条116は、左右方向Hに関する第1の凸条115の両端からそれぞれ挿入方向P1の下流側に延びており、挿入方向P1とは平行である。
第1の弾性片部103が自由状態にあるとき、これら第1および第2の凸条115,116は、第2の傾斜部112の先端と比べて、第2の壁42側に大きく突出しており、且つ、第1の接触部113と比べて、第2の壁42への突出量が少なくされている。
第2の弾性片部105は、第2の壁42から延設された固定片部104を介して、第2の壁42に連なっている。固定片部104および第2の弾性片部105は、細長い板状に形成されている。
固定片部104は、第2の壁42の第2の端部422から延設されている。
固定片部104は、第2の壁42に少なくとも一部が密着するように折り返されている。固定片部104の中間部は、第2の壁42と密着して第2のX方向X2に延びている。
第2の弾性片部105は、挿入凹部45に挿入された対応する挿入凸部12の裏面4bの導体パターン8と弾性的に接触することにより、この導体パターン8と電気的に接続される。
第2の弾性片部105は、全体が滑らかに湾曲した、いわゆるカールばねタイプの弾性片部である。第2の弾性片部105は、固定片部104の先端部から、U字状に折り曲げられて挿入方向P1に向けて延びており、固定片部104の先端部を支点にして撓むことができる。
第2の弾性片部105は、左右方向Hに間隔をあけ且つ左右方向Hに対称に配置された一対の部分118,119を含んでいる。これら一対の部分118,119は、それぞれ、抜取方向P2に向けて凸となるようにカールする湾曲部121と、湾曲部121から挿入方向P1側に延びる山形部122と、を含んでいる。
一対の部分118,119の各湾曲部121の基端は、固定片部104の先端に連なっているとともに、第2の壁42の第1の端部421に支持されている。各湾曲部121の先端に山形部122がそれぞれ接続されている。
第2の弾性片部105の各山形部122は、それぞれ、挿入方向P1側に進むに従い第2の壁42から離隔するように傾斜する第1の傾斜部123と、第1の傾斜部123の先端に連なる凸湾曲部124と、と凸湾曲部124の先端に連なり、挿入方向P1に進むに従い第2の壁42に近接するように傾斜する第2の傾斜部125と、を含んでいる。
第2の弾性片部105が自由状態にあるとき、各凸湾曲部124は、第1の壁41に向けて凸となるように凸湾曲しており、第2の弾性片部105のうち、第2の壁42からの高さが最も高い部分とされている。
図5および図6を参照して、一対の部分118,119の各凸湾曲部124の頂部124aには、それぞれ膨出部126が形成されている。挿入方向P1と平行な方向に沿って見たとき、各膨出部126は、それぞれ、円弧状をなしている。各膨出部126のそれぞれに、第2の接触部127が形成されている。各第2の接触部127は、挿入凸部12が挿入凹部45に挿入されたときに、挿入凸部12の裏面4bの導体パターン8と接触して電気的に接続される。
第2の弾性片部105の一対の第2の接触部127,127と、第1の弾性片部103の第1の接触部113とは、挿入方向P1に関する位置がずらされている。第2の弾性片部105の各第2の接触部127は、それぞれ、相対的に挿入方向P1の下流側に配置されている。第1の弾性片部103の第1の接触部113は、相対的に挿入方向P1の上流側に配置されている。第1の接触部113と各第2の接触部127とは、挿入方向P1に関して、オフセット量Bだけずらされている。
なお、第1の接触部113と各第2の接触部127とは、挿入方向P1に関する位置が揃えられていてもよい。
また、第2の弾性片部105の各第2の接触部127は、左右方向Hに関して距離Cをあけて離隔して配置されており、第1の弾性片部103の第1の接触部113を挟んで並んでいる。これにより、第2の弾性片部105の一対の第2の接触部127,127と、第1の弾性片部103の第1の接触部113とは、左右方向Hに関する位置がずらされている。
左右方向Hに関して、一方の第2の接触部127と、第1の接触部113とは、C/2だけ離隔しており、他方の第2の接触部127と、第1の接触部113とは、C/2だけ離隔している。
図5および図8を参照して、第2の弾性片部105の各第2の傾斜部125は、対応する凸湾曲部124,124の先端に連続している。第2の弾性片部105の各第2の傾斜部125の先端は、接続部128によって互いに接続されており、各第2の傾斜部125が同伴移動可能になっている。
図7を参照して、第2の壁42が第1の壁41に対して離れるように変位することを規制するための規制片部53,54が設けられている。規制片部53,54は、第4の壁44の一側縁44aから延設された一対の小片であり、挿入方向P1に間隔をあけて並んでいる。各規制片部53,54は、第4の壁44の一側縁44aに対して折り曲げられており、固定片部104に第1のZ方向Z1側から当接している。
これにより、第2の弾性片部105と回路基板4の挿入凸部12とが所定の接圧を持って接触したときに、挿入凸部12から第2の弾性片部105を介して固定片部104に伝わった力が、規制片部53,54に受けられる。これにより、第2の壁42が第1の壁41に対して第1のZ方向Z1側に変位することが規制される。
図5および図6を参照して、第3および第4の壁43,44には、それぞれ、案内突起55,56が形成されている。これらの案内突起55,56は、挿入凸部12の挿入凹部45への挿入を案内することにより、第2の弾性片部105の撓みを規制する。
案内突起55,56は、それぞれ、対応する第3および第4の壁43,44の一部を挿入凹部45側に折り曲げて形成された小片からなる。挿入凸部12が挿入凹部45に挿入されるとき、挿入凸部12の裏面4bは、これらの案内突起55,56に受けられる。これにより、挿入凸部12の挿入凹部45への挿入が案内される。
図9は、蛍光管接続用コンタクト102の拡大図である。図10は、図5のX−X線に沿う要部の断面図であり、アウターリード10がコンタクト形成体14に接続されていない状態を示している。
図9および図10を参照して、蛍光管接続用コンタクト102は、一対の第3の弾性片部31,32を含んでいる。一対の第3の弾性片部31,32は、対応する冷陰極管5のアウターリード10と弾性接触するように取り付けられることにより、このアウターリード10と電気的に接続される。
これら一対の第3の弾性片部31,32は、Y方向Yに対称な形状をなしている。第3の弾性片部31,32は、主体部30の上部35の対応する部分35a,35bからそれぞれ延設されている。一対の第3の弾性片部31,32は、Y方向Yに相対向した状態で、受入空洞17内に配置されている。
これら一対の第3の弾性片部31,32は、それぞれ、第1の片部61と、第2の片部62と、を含んでいる。
各第1の片部61は、主体部30の上部35の対応する部分35a,35bから第2のZ方向Z2に沿って延びている。各第2の片部62は、対応する第1の片部61の先端部61bから折り返されている。Y方向Yに関して、一対の第1の片部61は互いに相対的に遠くに配置され、一対の第2の片部62は互いに相対的に近くに配置されている。
各第1の片部61の先端部61bには、後述する拡開操作部72と係合するための係合部63が設けられている。各係合部63は、小片からなり、対応する第1の片部61の先端部61bから第1のX方向X1に突出している。
各第2の片部62は、それぞれ、対応する第1の片部61の先端部61bに連なる折り返し部64と、第1の絞り部65と、アウターリード10を径方向に挟持するための挟持部としての直線状部66(接触部)と、第2の絞り部67と、先端部68とを含んでいる。折り返し部64、第1の絞り部65、直線状部66、第2の絞り部67および先端部68は、取付方向M1に沿ってこの順番に並んでいる。
一対の第1の絞り部65は、対応するアウターリード10が、一対の直線状部66から取外し方向M2に抜けることを防止するためのものである。一対の第1の絞り部65間の間隔は、一対の直線状部66間の間隔よりも狭くされている。一対の第3の弾性片部31,32が互いに近接したとき、一対の第1の絞り部65間の間隔は、アウターリード10の直径よりも狭くなる。
一対の直線状部66は、対応するアウターリード10との電気的な接続を達成しつつ、当該対応するアウターリード10が取付方向M1に相対移動することを許容するものである。各直線状部66は、対応する第1の絞り部65に連なっている。
図3および図10を参照して、操作部材15は、一対の直線状部66によるアウターリード10の挟持と、この挟持の解除と、を操作するためのものである。操作部材15は、ハウジング13の受入空洞17に嵌め込まれており、第1および第2のZ方向Z1,Z2(取付方向M1および取り外し方向M2)に相対移動可能である。
操作部材15は、Y方向Yに対称な形状をなす樹脂成形品である。この操作部材15は、Y方向Yに間隔をあけて相対向する一対の部分69,70と、これら一対の部分69,70間を連結する連結部71と、連結部71に設けられた一対の拡開操作部72と、を有している。
一対の部分69,70は、受入空洞17内で一対の第3の弾性片部31,32を挟むように配置されている。一対の部分69,70のそれぞれの外側面には、取付方向M1に並ぶ第1および第2の凹部73,74が形成されている。
また、周壁18の一対の第3の側部22のそれぞれには、第1および第2の凹部73,74に択一的に係合可能な係合部77が形成されている。
係合部77は、周壁18の一対の第3の側部22のそれぞれに形成されている。図10に示すように、操作部材15が拡開位置にあるとき、各係合部77は、対応する第1の凹部73にそれぞれ嵌まっている。
拡開位置とは、操作部材15が一対の第3の弾性片部31,32間の間隔を相対的に拡げているときの位置をいう。拡開位置とは、アウターリード10を無挿入力で一対の直線状部66間に挿入できるように、これら一対の直線状部66間の間隔を、操作部材15の拡開操作部72によって拡開している位置ともいえる。
図11は、アウターリード10がコンタクト形成体14に接続されている状態を示す断面図である。図11を参照して、操作部材15が拡開解除位置にあるとき、各係合部77は、対応する第2の凹部74にそれぞれ嵌まっている。
拡開解除位置とは、操作部材15が一対の第3の弾性片部31,32間の間隔を相対的に狭めていることにより、第3の弾性片部31,32間でアウターリード10を挟持することが可能となるように操作部材15が配置されているときの操作部材15の位置をいう。
一対の部分69,70の内側面69b,70bには、傾斜状カム面としての加圧部79が設けられている。各加圧部79は、取外し方向M2に進むにしたがい互いの間隔が狭くなっている。一対の加圧部79,79は、一対の第3の弾性片部31,32の対応する第1の片部61の先端部61bを加圧することが可能とされている。
操作部材15が拡開解除位置にあるとき、一対の加圧部79が対応する先端部61bをそれぞれ加圧する。これにより、一対の直線状部66間の間隔が狭められ、一対の直線状部66によるアウターリード10の挟持力を増すことができる。また、一対の第3の弾性片部31,32の疲労による挟持力の低下を防止できる。
操作部材15が拡開位置(図10参照)から取付方向M1に沿って拡開解除位置(図11参照)に変位するときに、各加圧部79が対応する先端部61bをそれぞれ加圧する。この加圧により、一対の第3の弾性片部31,32が互いに近接する。
図10を参照して、一対の拡開操作部72は、一対の第3の弾性片部31,32の対応する係合部63とそれぞれ係合することにより、一対の直線状部66間の間隔を拡開するためのものである。一対の拡開操作部72は、連結部71の内側面71aから一対の弾性片部31,32側(紙面の手前側)に向けて突出している。
一対の拡開操作部72は、一対の傾斜状カム面82,82を有している。一対の傾斜状カム面82,82は、取外し方向M2に進むにしたがい互いの間隔が狭くなっている。
一対の傾斜状カム面82,82は、操作部材15が拡開解除位置(図11参照)から拡開位置(図10参照)に変位するときに、対応する係合部63にそれぞれ当接する。これにより、一対の傾斜状カム面82,82は、一対の係合部63間の間隔を拡げる。
以上の概略構成を有する液晶表示装置において、冷陰極管のアウターリードと回路基板の導体パターンとの電気的な接続は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、図12(A)に示すように、電気コネクタ6のボックス状部33の挿入凹部45と、回路基板4の挿入凸部12とをX方向Xに相対向させる。次に、挿入凸部12を挿入方向P1に沿って挿入凹部45側に相対移動させる。これにより、挿入凸部12を、ハウジング13の前壁27の挿通孔28に挿通する。
図12(B)に示すように、挿入凹部45内に挿入された挿入凸部12の表面4aは、係合凸部114の第1の凸条115に係合し、この第1の凸条115に受けられる。これにより、挿入凸部12の表面4aと第1の壁41の内側面41aとの間にすき間Dが形成される。挿入凸部12が挿入方向P1に沿ってさらに挿入されると、挿入凸部12の表面4aは、係合凸部114の各第2の凸条116(図12(B)において、一方の第2の凸条116のみを図示)に係合する。
挿入凸部12の表面4aは、第1の凸条115および各第2の凸条116との係合により、第1の壁41の内側面41aとの間にすき間Dをあけた状態で、この内側面41aと平行に配置される。挿入凸部12を挿入方向P1に沿ってさらに変位させると、図12(C)に示すように、挿入凸部12の表面4aが、第1の弾性片部103の第1の接触部113と接触し、この第1の接触部113と挿入凸部12の表面4aの導体パターン8とが接触して両者8,113が電気的に接続される。このとき、挿入凸部12と当接した第1の弾性片部103は、この第1の弾性片部103の基端を支点として、先端が第2のZ方向Z2側に変位するように弾性変形する。
次いで、図13(A)に示すように、挿入凸部12の裏面4bが、第2の弾性片部105の各第2の接触部127(図13(A)において、一方の第2の接触部127のみを図示)と接触し、これら第2の接触部127,127と挿入凸部12の裏面4bの導体パターン8とが接触して、両者8,127が電気的に接続される。このとき、挿入凸部12と当接した第2の弾性片部105は、この第2の弾性片部105の基端を支点として、先端が第1のZ方向Z1側に変位するように弾性変形する。
このとき、案内突起55,56(図13(A)において、案内突起55のみ図示)と、係合凸部114とによって、挿入凸部12がZ方向Zに挟持されている。これにより、第1の弾性片部103の撓み量が所定量に規制されているとともに、第2の弾性片部105の撓み量が所定量に規制されている。
回路基板4の縁部402がハウジング13の前壁27に当接することにより、挿入凹部45への挿入凸部12の挿入が完了する。
図13(A)および図13(B)に示すように、挿入凸部12が挿入凹部45に挿入されているとき、第1の弾性片部103の第1の接触部113と第2の弾性片部105の各第2の接触部127,127とは、挿入方向P1に関する位置がずらされているとともに、左右方向Hに関する位置がずらされている。
回路基板4から第1および第2の弾性片部103,105に作用する接圧は、ボックス状部33によって受けられる。
次に、図10を参照して、一対の第3の弾性片部31,32と対応するアウターリード10とを電気的に接続する。具体的には、まず、操作部材15を拡開位置に保持しておく。これにより、一対の拡開操作部72が、一対の第3の弾性片部31,32の対応する係合部63にそれぞれ当接し、これら第3の弾性片部31,32間の間隔を広げる。
この状態で、対応する冷陰極管の本体部を手または治具(図示せず)等で把持し、アウターリード10を、第3の弾性片部31,32と取付方向M1に対向させる。そして、アウターリード10を取付方向M1に沿って移動させることにより、アウターリード10を一対の直線状部66間に配置する。
次に、操作部材15を第1のZ方向Z1に動かして、操作部材15を拡開位置から図11に示す拡開解除位置に変位させる。これにより、一対の拡開操作部72と対応する一対の係合部63とのそれぞれの係合が解除される。その結果、一対の第3の弾性片部31,32の弾性復元力により、一対の直線状部66が、対応するアウターリード10を弾性的に挟持する。
このとき、一対の直線状部66は、上記対応するアウターリード10と接触し、直線状部66と対応するアウターリード10との電気的な接続が達成される。冷陰極管のアウターリード10は、コンタクト形成体14を介して、回路基板の導体パターンに電気的に接続される。
操作部材15が拡開解除位置に変位することにより、一対の加圧部79が、対応する先端部61bを押圧する。これにより、一対の加圧部79が、これらの先端部61bを互いに近接させる。これにより、直線状部66間の距離を狭める加圧力が作用する。一対の直線状部66による、対応するアウターリード10の挟持力が高められる。
一方、液晶表示装置の分解作業は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、アウターリード10と対応する第3の弾性片部31,32との接続を解除する。具体的には、操作部材15を、拡開解除位置(図11参照)から取外し方向M2に移動することにより、拡開位置(図10参照)に変位させる。
操作部材15を拡開位置に変位させる際、一対の拡開操作部72の傾斜状カム面82は、対応する係合部63にそれぞれ係合し、これら一対の係合部63,63間の距離を広げる。一対の係合部63,63間の距離が広がることに伴い、一対の直線状部66,66間の間隔が広がる。一対の直線状部66,66と対応するアウターリード10との電気的な接続が解除される。
次に、冷陰極管の本体部を手または治具等で把持した状態で、アウターリード10を取外し方向M2に移動させて、このアウターリード10を受入空洞17から取り出す。
各電気コネクタ6から冷陰極管を取り外した後は、電気コネクタ6を回路基板から取り外す。具体的には、図13(A)に示すように、挿入凸部12が挿入凹部45に挿入された状態から、この挿入凸部12を電気コネクタ6に対して抜取方向P2にスライドさせ、挿入凹部45から挿入凸部12を引き抜く。これにより、図12(A)の状態にする。
以上の次第で、本実施の形態によれば、挿入凹部45に挿入された挿入凸部12をボックス状部33で包み込んでいる。これにより、第1および第2の弾性片部103,105から接圧を受ける挿入凸部12を、これら第1および第2の弾性片部103,105から離れないようにボックス状部33で受けることができる。
したがって、第1および第2の弾性片部103,105と、挿入凸部12の表面4aおよび裏面4bの各導体パターン8との接圧を十分に確保できる。また、ボックス状部33の第1の壁41を形成する材料101の一部を切り起こして、第1の弾性片部103を形成している。これにより、第1の壁41および第1の弾性片部103の形成に必要な材料の量を少なくできる。したがって、基板接続用コンタクト34の形成に必要な材料の量を少なくできる。
また、第1の壁41に係合凸部114が設けられている。これにより、挿入凹部45に挿入された挿入凸部12の表面4aと、第1の壁41の内側面41aとの間にすき間Dを形成することができる。したがって、挿入凸部12が第1の壁41に密着することを防止できる。その結果、挿入凸部12と第1の弾性片部103とが係合したときの第1の弾性片部103の撓み量が大きくなり過ぎることを防止でき、第1の弾性片部103の基端等に生じる応力が過大になるのを確実に防止できる。
さらに、挿入凸部12が挿入凹部45に挿入される際、挿入凸部12は、第1の凸条115に係合した後、第1の壁41との間にすき間Dを形成した状態で、第1の弾性片部103に係合する。したがって、第1の凸条115により得られる、第1の弾性片部103の撓み量が大きくなり過ぎないようにするという効果を、確実に発揮できる。
また、第1の凸条115が左右方向Hに延びていることにより、左右方向Hに関する挿入凸部12と第1の凸条115との係合の長さを十分に確保でき、挿入凸部12を第1の凸条115によって左右方向Hにバランスよく支持できる。
さらに、一対の第2の凸条116,116によって、挿入凹部45に挿入された挿入凸部12を左右方向Hに両持ち支持することができ、挿入凸部12を第1の壁41と平行に配置できる。これにより、挿入凸部12と第1の壁41の内側面41aとの間のすき間Dを、より確実に形成することができる。しかも、第1および第2の凸条115,116が協働して挿入凸部12を支持するので、挿入凸部12を、第1の壁41に対してより確実に平行に配置できる。
また、各第2の凸条116は、挿入方向P1と平行に延びている。これにより、各第2の凸条116によって、挿入凸部12をより安定して支持することができる。
さらに、第1の弾性片部103の山形部109のうち最も第2の壁42側に位置している頂部111aが、挿入凸部12の表面4aの導体パターン8に接触する。よって、第1の弾性片部103の山形部109を確実に撓ませて挿入凸部12に弾性反発力を付与でき、第1の接触部113と、挿入凸部12の表面4aの導体パターン8との接圧を十分に確保できる。
また、第1の弾性片部103の山形部109を、第1の傾斜部110、凸湾曲部111および第2の傾斜部112を用いて形成することにより、当該山形部109を簡易な形状で形成することができる。
さらに、第1の凸条115は、第1の弾性片部103の第2の傾斜部112の先端に対して挿入方向P1の上流側に隣接して配置されており、且つ第2の傾斜部112の先端と比べて第2の壁42側に大きく突出している。これにより、挿入凸部12を挿入凹部45に挿入する際に、挿入凸部12と第1の凸条115とが係合することにより、第1の弾性片部103の山形部109の先端に挿入凸部12が引っ掛かることを防止できる。これにより、第1の弾性片部103の山形部109が座屈するように変形することを防止できる。
また、蛍光管接続用コンタクト102は、主体部30を介してボックス状部33の第1の壁41に連なっている。これにより、ボックス状部33の第1および第2の壁41,42のうち、第1の弾性片部103が形成されている第1の壁41側に、蛍光管接続用コンタクト102を配置できる。
さらに、基板接続用コンタクト34の第2の弾性片部105は、挿入凹部45に挿入された挿入凸部12の裏面4bの導体パターン8と接触する第2の接触部127を含んでいる。これにより、第1および第2の弾性片部103,105を、回路基板4の表面4aの導体パターン8および裏面4bの導体パターン8に電気的に接続することができる。その結果、挿入凸部12の表面4aと裏面4bの両面に基板接続用コンタクト34が電気的に接続される構造としての、両面接点構造を実現することができる。
また、第1の弾性片部103の第1の接触部113と第2の弾性片部105の一対の第2の接触部127,127とは、挿入方向P1に関する位置がオフセット量Bずらされている。これにより、挿入凸部12を挿入凹部45に挿入する際の、第1および第2の弾性片部103,105が挿入凸部12に接触し始めるタイミングを異ならせることができる。
したがって、挿入凸部12が第1および第2の弾性片部103,105から受ける抵抗を段階的に増すことができる。第1および第2の弾性片部103,105が挿入凸部12に同時に接触し始める場合と比べて、挿入凸部12に作用する挿入の抵抗の変化が緩やかなので、挿入凸部12を挿入凹部45によりスムーズに挿入することができる。
さらに、第1の弾性片部103の第1の接触部113と第2の弾性片部105の各第2の接触部127とは、左右方向Hに関する位置がずらされている。これにより、挿入凸部12から第1および第2の弾性片部103,105に作用する力を、左右方向Hにバランスよく配分することができる。
また、第2の弾性片部105の第2の接触部127は、左右方向Hに離隔して一対設けられており、左右方向Hに関して、第1の弾性片部103の第1の接触部113を挟んで並んでいる。このように、複数の第2の接触部127が設けられていることにより、各第2の接触部127に作用する負荷を小さくできる。
以上より、基板接続用コンタクト34の第1および第2の弾性片部103,105と、挿入凸部12の表面4aおよび裏面4bの各導体パターン8との接圧を十分に確保でき、且つ基板接続用コンタクト34の形成に必要な材料の量が少なくされた液晶表示装置1を実現できる。
本発明は、以上の各実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
なお、以下では、図1〜図13に示す実施の形態と異なる点について説明し、同様の構成には同様の符号を付してその説明を省略する。
例えば、図14に示すように、第2の弾性片部105を廃止してもよい。この場合、挿入凸部12の表面4aの導体パターン8と、第1の弾性片部103の第1の接触部113との接触により、両者8,113の電気的な接続が達成される。なお、挿入凸部12の裏面4bの導体パターン8は、廃止してもよい。
また、第1の弾性片部103に代えて、図15に示すように、第1の弾性片部103Aを設けてもよい。第1の弾性片部103Aは、第1の壁41の第1の端部411から挿入方向P1の下流側に向けて延びる山形部109Aを有している。
第1の弾性片部103Aの山形部109Aの第1の傾斜部110Aの基端は、係合凸部114の第1の凸条115に対して、挿入方向P1の下流側に隣接している。
この場合、挿入凸部12を挿入凹部45に挿入する際に、挿入凸部12と第1の凸条115とが係合することにより、第1の弾性片部103Aの山形部109Aの基端に挿入凸部12が接触しないようにすることができる。これにより、第1の傾斜部110Aの基端が挿入凸部12と接触して無理に変形されることを防止できる。したがって、第1の傾斜部110Aの基端に生じる応力が過大になることを防止できる。
さらに、第1の弾性片部103に代えて、図16に示す第1の弾性片部103Bを設けてもよい。第1の弾性片部103Bの山形部109Bの第1の傾斜部110Bは、第1の壁41の第1の端部411に接続されている。また、山形部109Bの第2の傾斜部112Bは、第1の壁41の第2の端部412に接続されている。
このように、山形部109Bは、挿入方向P1に関する基端および先端の双方が、第1の壁41に接続されている。
また、図7に示す規制片部53,54が廃止されたボックス状部として、図17(A)に示すボックス状部33Cを用いてもよい。この場合、第4の壁44Cと第2の壁42Cとは直接には連結されていない。図17(B)に示すように、挿入凸部12が挿入凹部45に挿入されているとき、第2の弾性片部105には、挿入凸部12から第1のZ方向Z1を向く力F1が作用する。
これにより、第2の弾性片部105を支持する第2の壁42Cは、第3の壁43に接続されている一側縁43aを支点として、矢印Gに示すように回動変位する。これにより、第2の壁42は、第1の壁41および第4の壁44Cから離れるように変位する。
この場合、挿入凸部12から力F1を受けた第2の弾性片部105および第2の壁42は、挿入凸部12から離れる側に変位することができる。これにより、挿入凸部12と第2の弾性片部105との接圧を適度に逃がすことができ、挿入凸部12と第2の弾性片部105との接圧が高くなり過ぎることを防止できる。
また、各上記実施の形態において、図18に示すように、回路基板4と同じ外径形状をなす接続部材としての導電板129を用いてもよい。導電板129は、金属等の導電体からなり、表面全体が導電部とされている。導電板129と電気コネクタ6とは、回路基板4と電気コネクタ6との接続と同様の態様で接続される。この導電板129は、所定の接続対象130に接続されている。接続対象130として、導電板129を支持する金属製のフレームや、インバータ回路を例示することができる。
また、本発明を、外陰極管等の他の蛍光管との接続に適用することができる。さらに、本発明を、エッジライト型の液晶表示装置に適用することができる。
本発明の一実施の形態にかかる電気コネクタを備える液晶表示装置の概略構成を示す模式的な断面図である。 回路基板、冷陰極管および電気コネクタの要部の斜視図である。 電気コネクタの斜視図である。 ハウジングの一端部および操作部材の一部を断面で示した斜視図である。 図3のV−V線に沿う縦断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 コンタクト形成体の斜視図である。 図7の要部の斜視断面図である。 蛍光管接続用コンタクトの拡大図である。 図5のX−X線に沿う要部の断面図であり、アウターリードがコンタクト形成体に接続されていない状態を示している。 アウターリードがコンタクト形成体に接続されている状態を示す断面図である。 (A)、(B)および(C)は、それぞれ、電気コネクタと回路基板との接続について説明するための要部の断面図である。 (A)および(B)は、それぞれ、電気コネクタと回路基板との接続について説明するための要部の断面図であり、(B)は、図13(A)のXIIIB−XIIIB線に沿う断面図である。 本発明の別の実施の形態の要部の断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面図である。 (A)は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の斜視図であり、(B)は、挿入凸部が挿入凹部に挿入された状態を挿入方向の下流側から見たときの要部の一部断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の平面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
3 液晶パネル
4 回路基板(接続部材)
4a (挿入凸部の)表面
4b (挿入凸部の)裏面
4c,4c (回路基板の)側縁
5 冷陰極管(蛍光管)
6 電気コネクタ
8 導体パターン(導電部)
9a 端部
10 アウターリード(端子)
12 挿入凸部
13 ハウジング
14 コンタクト形成体
33,33C ボックス状部
34 基板接続用コンタクト(接続部材接続用コンタクト)
41 第1の壁
42,42C 第2の壁
43 第3の壁
44,44C 第4の壁
45 挿入凹部
101 材料
102 蛍光管接続用コンタクト
103,103A,103B 第1の弾性片部
105 第2の弾性片部
109,109A,109B (第1の弾性片部の)山形部
110,110A,110B 第1の傾斜部
111 (第1の弾性片部の)凸湾曲部
111a (第1の弾性片部の)頂部
112,112B 第2の傾斜部
113 第1の接触部(第1の弾性片部の接触部)
114 係合凸部
115 第1の凸条(第1の係合凸部)
116 第2の凸条(第2の係合凸部)
127 第2の接触部(第2の弾性片部の接触部)
129 導電板(接続部材)
402 縁部
D すき間
H 左右方向
P1 挿入方向

Claims (15)

  1. 縁部と、上記縁部に横並びで形成された複数の挿入凸部と、各上記挿入凸部の表面に形成された導電部と、を有する板状の接続部材に装着される電気コネクタが、
    絶縁性のハウジングと、
    上記ハウジングにより保持された導電性のコンタクト形成体と、を備え、
    上記コンタクト形成体は、ボックス状部と、上記接続部材に接続される接続部材接続用コンタクトと、を含み、
    上記ボックス状部は、上記挿入凸部の上記表面に対向する第1の壁と、上記挿入凸部の上記表面とは反対を向く裏面に対向する第2の壁と、上記挿入凸部の一対の側縁にそれぞれ対向する第3および第4の壁と、これら第1ないし第4の壁によって区画され対応する 上記挿入凸部が所定の挿入方向に沿って挿入される挿入凹部と、を含み、
    上記接続部材接続用コンタクトは、上記第1の壁から延設された第1の弾性片部を含み、
    上記第1の弾性片部は、上記挿入凹部に挿入された対応する上記挿入凸部の表面の導電部と接触する接触部を含み、
    上記第1の壁と第1の弾性片部とは、単一の材料を用いて一体に形成されており、
    上記第1の弾性片部は、上記単一の材料の一部を切り起こして形成されており、
    上記第1の壁には、第1の壁から挿入凹部側に突出する係合凸部が設けられ、
    上記係合凸部は、上記挿入凹部に挿入された対応する挿入凸部の表面と係合することにより、当該対応する挿入凸部の表面と第1の壁との間にすき間を形成することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 請求項において、上記係合凸部は、上記第1の弾性片部に対して挿入方向の上流側に配置された第1の係合凸部を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  3. 請求項において、上記第1の係合凸部は、上記挿入方向に直交し且つ上記第1の壁と平行な左右方向に延びる第1の凸条を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  4. 請求項の何れか1項において、上記係合凸部は、上記挿入方向に直交し且つ上記第1の壁と平行な左右方向に関して上記第1の弾性片部を挟む一対の第2の係合凸部を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  5. 請求項において、各上記第2の係合凸部は、挿入方向と平行に延びる第2の凸条を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  6. 請求項1〜の何れか1項において、上記第1の弾性片部は、第2の壁に向けて凸となる山形部を含み、
    上記山形部の頂部に上記接触部が配置されていることを特徴とする電気コネクタ。
  7. 請求項において、上記山形部は、第1の壁から第2の壁側に向けて延び第1の壁に対して傾斜する第1の傾斜部と、第1の傾斜部の先端に設けられた凸湾曲部と、凸湾曲部から第1の壁側に向けて延び第1の壁に対して傾斜する第2の傾斜部と、を含み、
    上記凸湾曲部は上記頂部を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  8. 請求項において、上記山形部は、第1の壁から挿入方向の上流側に向けて延びており、
    上記第1の壁には、上記山形部に対して挿入方向の上流側に配置された第1の係合凸部が設けられ、
    上記第1の係合凸部は、上記第2の傾斜部の先端に対して上記挿入方向の上流側に隣接して配置されており、且つ第2の傾斜部の先端と比べて第2の壁側に大きく突出していることを特徴とする電気コネクタ。
  9. 請求項において、上記山形部は、第1の壁から挿入方向の下流側に向けて延びており、
    上記第1の壁には、上記山形部に対して挿入方向の上流側に配置された第1の係合凸部が設けられ、
    上記第1の係合凸部は、上記第1の傾斜部の基端に対して挿入方向の上流側に隣接して配置されていることを特徴とする電気コネクタ。
  10. 請求項1〜の何れか1項において、上記コンタクト形成体は、蛍光管の端部の端子に接続される蛍光管接続用コンタクトを含み、
    上記蛍光管接続用コンタクトは、上記ボックス状部の第1の壁に連なっていることを特徴とする電気コネクタ。
  11. 請求項1〜1の何れか1項において、上記挿入凸部の上記裏面に導電部が形成されており、
    上記接続部材接続用コンタクトは、上記第2の壁から延設された第2の弾性片部を含み、
    上記第2の弾性片部は、上記挿入凹部に挿入された対応する上記挿入凸部の裏面の上記導電部と接触する接触部を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  12. 請求項1において、上記第1の弾性片部の接触部と上記第2の弾性片部の接触部とは、上記挿入方向に関する位置がずらされていることを特徴とする電気コネクタ。
  13. 請求項1または1において、上記第1の弾性片部の接触部と上記第2の弾性片部の接触部とは、上記挿入方向と直交し且つ上記第1の壁に平行な左右方向に関する位置がずらされていることを特徴とする電気コネクタ。
  14. 請求項1において、上記第2の弾性片部の接触部は、上記左右方向に離隔して一対設けられており、上記左右方向に関して、上記第1の弾性片部の接触部を挟んで並んでいることを特徴とする電気コネクタ。
  15. 液晶パネルと、
    上記液晶パネルに光を照射するための蛍光管と、
    上記蛍光管の端部の端子に接続される請求項1〜1の何れか1項に記載の電気コネクタとを備えることを特徴とする液晶表示装置。
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