JP2001326007A - フラット配線材の接続構造およびフラット配線材用コネクタ - Google Patents

フラット配線材の接続構造およびフラット配線材用コネクタ

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JP2001326007A JP2001011328A JP2001011328A JP2001326007A JP 2001326007 A JP2001326007 A JP 2001326007A JP 2001011328 A JP2001011328 A JP 2001011328A JP 2001011328 A JP2001011328 A JP 2001011328A JP 2001326007 A JP2001326007 A JP 2001326007A
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義人 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で確実にフラット配線材を接続で
きるようにする。 【解決手段】 端子24を収納する第1コネクタC1
と、FFC10を保持する第2コネクタC2とを相互に
嵌合させることにより第1コネクタC1にFFC10の
先端部を挿入して各導体11を各端子24に接触させる
ようにした。FFC10は、先端部を第2コネクタC2
のハウジング30から突出させた状態でハウジング30
に固定した。そして、両コネクタC1,C2を嵌合させ
ると、FFC10の先端部が第1コネクタC1の奥端部
26に当接して第1コネクタC1への挿入方向と反対方
向に押し戻され(第2コネクタC2に対して相対的に押
し戻され)、この押し戻しによりFFC10が撓み、こ
の撓みによる弾発力(反発力)によりFFC10が第1
コネクタC1の奥端部側に付勢された状態で導体11と
端子24とが接触するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブ
ル、リボン電線、FFC(Flexible Flat Cable)、F
PC(Flexible Printed Circuit)等のフラット配線材
の接続構造およびフラット配線材用コネクタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種電子ユニットを構成する
場合に、各回路基板同士をFFC等のフラット配線材で
電気的に接続することは一般に行われている。
【0003】この場合には、通常、回路基板上に基板用
コネクタを実装し、この基板用コネクタを介して各FF
Cの導体と基板上回路とを接続するようにしている。
【0004】基板用コネクタは、例えば図13(a)に
示すように、ハウジング90とこのハウジング90に脱
着可能に装着されるスライダ100とから構成されてお
り、ハウジング90には、多数の端子収納室92が並設
され(同図では紙面と直交する方向に並設)、各端子収
納室92内に端子94が収納されている。なお、各端子
94の先端には、上下に撓み変位可能な接続用撓み片9
4aが形成されている。
【0005】この基板用コネクタCを用いて接続を行う
には、まず、同図に示すようにハウジング90をホルダ
ー等によって回路基板(図示せず)側に固定するととも
に、各端子94の脚部94bを図略の基板上ランドには
んだ等で接続する。一方、FFC80は、その端末を処
理して各導体81の端末を下側に露出させ、さらに、こ
のFFC80の端部の撓みを規制する補強板82を当該
端部の表面に貼着しておく。そして、図13(b)に示
すようにしてFFC80の端末をハウジング90内に遊
嵌状態でその端面がハウジング90の奥側に突き当たる
まで挿入した後、その挿入側から舌片102をもつ上記
スライダ100を挿入する。このスライダ100の挿入
が完了すると(同図(c))、その舌片102が上記F
FC80の導体81の端末を押し上げ、これにより各導
体81が端子94の接続用撓み片94aに接触する。こ
の接触により、FFC80が端子94を介して回路基板
側の回路に接続された状態になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の基
板用コネクタCでは、FFC80の端末をハウジング9
0内に挿入し、先端部をハウジング90の奥端部に突き
当てた状態でFFC80を基板用コネクタCに保持する
が、先端部を確実にハウジング奥端部に突き当てながら
スライダ100によりFFC80を固定するのは難し
く、基板用コネクタCに対してFFC80が半挿入状態
になり易いという問題がある。
【0007】また、FFC80は、スライダ100の舌
片102と端子94の接続用撓み片94aに挟まれ、接
続用撓み片94aの弾発力により保持されているだけな
ので、使用中に舌片102と接続用撓み片94aの間か
らFFC80が脱落したり、あるいはFFC80が引抜
き方向にずれて各導体81が端子94に対して不完全な
接触状態となることが考えられる。そのため、一旦スラ
イダ100を挿入した後は、FFC80が基板用コネク
タCから容易に引抜かれる等しないようにすることが望
まれる。また、この場合には、端子94に対する導体8
1の微摺動を防止し、これにより接点の摩耗を防止して
導体81と端子94の接続状態を良好に保ち得るように
するのが望ましい。
【0008】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであって、簡単な作業で確実に接続ができるフラ
ット配線材の接続構造およびフラット配線材用コネクタ
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフラット配線材の接続構造は、多数の端子
を一列に並べた状態で収納する第1コネクタのハウジン
グと、フラット配線材を保持する第2コネクタのハウジ
ングとを相互に嵌合させることにより第1コネクタのハ
ウジングにフラット配線材の先端部を挿入して該フラッ
ト配線材の各導体を各端子に接触させるフラット配線材
の接続構造であって、両コネクタのハウジング同士を嵌
合させた状態で、フラット配線材の先端部が第1コネク
タの奥端部に当接して第2コネクタのハウジングに対し
て相対的に第1コネクタへの挿入方向と反対方向に該先
端部が押し戻され、この押し戻しによる反発力によりフ
ラット配線材が第1コネクタの奥端部側に付勢された状
態でその導体と端子とが接触しているものである(請求
項1)。
【0010】このような構造によると、両コネクタを嵌
合させると、まずフラット配線材の先端部が第1コネク
タの奥端部に当接し、この状態で該先端部が第2コネク
タのハウジングに対して押し戻され(後退し)ながら両
コネクタのハウジング同士が嵌合することとなる。その
ため、単純なコネクタハウジング同士の嵌合作業でフラ
ット配線材の先端部を確実に相手側コネクタの奥端部に
突き当てることができる。そして、両コネクタの嵌合後
は、フラット配線材の押し戻しによる反発力によりフラ
ット配線材の先端部が第1コネクタの奥端部側に付勢
(押圧)された状態となり、その結果、フラット配線材
の脱落、あるいは端子に対する導体のずれや微摺動が良
好に防止されることとなる。
【0011】具体的な構造としては、上記の押し戻しに
よりフラット配線材が第2コネクタのハウジング内で撓
んだ状態となり、この撓みによる弾発力でフラット配線
材が第1コネクタの奥端部側に付勢されているようにす
ればよい(請求項2)。
【0012】この構造によれば、フラット配線材の先端
部が第2コネクタのハウジングに対して相対的に押し戻
されることによりフラット配線材が撓み、この撓みによ
る弾発力が前記押し戻しによる反発力となり、フラット
配線材が第1コネクタの奥端部側に付勢されることとな
る。
【0013】また、その他の具体的な構造としては、上
記の押し戻しにより、フラット配線材が第2コネクタの
ハウジング内に設けられた弾性部材に圧接してこれを弾
性変形させ、この弾性変形による弾発力でフラット配線
材が第1コネクタの奥端部側に付勢されているようにし
てもよい(請求項3)。
【0014】この構造によれば、フラット配線材の先端
部が第2コネクタのハウジングに対して押し戻されるこ
とにより弾性部材が弾性変形し、この弾性変形による弾
発力が前記反発力となり、フラット配線材が第1コネク
タの奥端部側に付勢されることとなる。
【0015】なお、これらの構造においては、上記フラ
ット配線材の先端部に補強部材を固定し、この補強部材
を第1コネクタとの嵌合方向に進退可能な状態で第2コ
ネクタのハウジングに支持するとともに、上記補強部材
および第2コネクタのハウジングに、互いに係合して補
強部材の後退を規制する係合部をそれぞれ設け、上記両
コネクタハウジングを嵌合した状態で、上記両係合部が
相互に係合するようにしているのが好ましい(請求項
4)。
【0016】この構成によれば、何らかの事情でフラッ
ト配線材の先端部が第1コネクタの奥端部に当たってい
ない場合でも、両コネクタを嵌合する過程で、まず両係
合部が相互に係合してフラット配線材の変位(後退)が
阻止され、その後、フラット配線材に対して第1コネク
タが相対的に変位することにより、フラット配線材の先
端部が第1コネクタの奥端部に突き当った状態となる。
そのため、第1コネクタに対してフラット配線材が半挿
入状態になるのを確実に防止することができる。
【0017】一方、本発明に係るフラット配線材用コネ
クタは、多数の端子を一列に並べた状態で収納する第1
コネクタと、フラット配線材を保持する第2コネクタと
からなり、両コネクタのハウジング同士を嵌合させるこ
とにより第1コネクタのハウジングにフラット配線材の
先端部を挿入して該フラット配線材の各導体を各端子に
接触させるようにしたフラット配線材用コネクタであっ
て、両コネクタのハウジング同士を嵌合させると、フラ
ット配線材の先端部が第1コネクタの奥端部に当接して
第2コネクタのハウジングに対して相対的に第1コネク
タへの挿入方向と反対方向に該先端部が押し戻され、こ
の押し戻しによる反発力によりフラット配線材を第1コ
ネクタの奥端部側に付勢するように第2コネクタのハウ
ジングに対してフラット配線材が保持されているもので
ある(請求項5)。
【0018】この構成によると、両コネクタを嵌合させ
る際には、まずフラット配線材の先端部が第1コネクタ
の奥端部に当接し、この状態で該先端部が第2コネクタ
のハウジングに対して押し戻されながら両コネクタのハ
ウジングが嵌合される。そのため、単純なコネクタハウ
ジング同士の嵌合作業でフラット配線材の先端部を確実
に相手側コネクタの奥端部に突き当てることができる。
そして、両コネクタの嵌合後は、フラット配線材の押し
戻しによる反発力によりフラット配線材の先端部が第1
コネクタの奥端部側に付勢(押圧)された状態となるた
め、フラット配線材の脱落、あるいは端子に対する導体
のずれや微摺動が良好に防止される。
【0019】具体的な構成としては、上記の押し戻しに
よりフラット配線材が第2コネクタのハウジング内で撓
んだ状態となるように第2コネクタのハウジングに対し
てフラット配線材を保持するようにすればよい(請求項
6)。
【0020】この構造によれば、フラット配線材の先端
部が第2コネクタのハウジングに対して押し戻されるこ
とによりフラット配線材が撓み、この撓みによる弾発力
が前記押し戻しによる反発力となり、フラット配線材が
第1コネクタの奥端部側に付勢されることとなる。
【0021】この請求項6の構成は、例えば第2コネク
タのハウジングに、フラット配線材の先端部を第1コネ
クタとの嵌合方向に進退可能となるように支持する支持
部と、この支持部よりも奥側で、フラット配線材の後退
に伴う該配線材の撓みを許容する中空部分とを設ける
(請求項7)ことにより実現することができる。
【0022】この構成によると、両コネクタの嵌合に伴
って支持部に支持されているフラット配線材の先端部が
後退し、その後退に伴って中空部分内でフラット配線材
が撓むこととなる。
【0023】なお、請求項7記載のフラット配線材用コ
ネクタにおいては、上記中空部分で撓みが許容される部
分よりも奥側でフラット配線材を略垂直に折り曲げた状
態で保持するとともに、この折り曲げ部分より長手方向
における後方側をハウジングに対して固定的に保持する
ように第2コネクタを構成するのがより好ましい(請求
項8)。
【0024】この構成によれば、簡単な構造でフラット
配線材を容易に撓ませることができ、また、第2コネク
タを嵌合方向にコンパクト化することができる。
【0025】また、請求項5に記載のコネクタにおいて
は、第2コネクタのハウジングに、先端部に補強部材を
固定したフラット配線材を第1コネクタとの嵌合方向に
進退可能となるように支持する支持部と、この支持部よ
りも奥側に設けられて、フラット配線材の後退に伴い該
配線材に対して補強部材の後側の部分で弾性的に当接す
る弾性部材とを設けた構成としてもよい(請求項9)。
【0026】この構造によれば、フラット配線材の先端
部が第2コネクタのハウジングに対して押し戻されるこ
とにより補強部材の後側でフラット配線材が弾性部材に
対して弾性部材を弾性変形させ、この弾性変形による弾
発力が前記押し戻しによる反発力となり、フラット配線
材が第1コネクタの奥端部側に付勢されることとなる。
【0027】なお、上記の構成において弾性部材は、フ
ラット配線材の後退に伴い撓み変形する撓み片から構成
するのが好ましい(請求項10)。
【0028】この構成によれば、構造的に簡単に弾性部
材を設けることが可能となる。
【0029】この場合、撓み片としては、第1コネクタ
へのフラット配線材の挿入方向に対して斜め方向に真っ
直ぐに延びて互いに交差し、夫々先端部分がフラット配
線材の幅方向においてその中央から均等な位置に当接す
る一対の撓み片を設けるのがより好ましい(請求項1
1)。
【0030】このようにすれば、形状的に簡単な撓み片
でフラット配線材をその幅方向に均等な力で付勢するこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0032】図1は本発明に係るフラット配線材用コネ
クタを断面図で示している。これらの図に示すように、
フラット配線材用コネクタは、回路基板(図示せず)上
に実装される第1コネクタC1と、FFC10を保持す
る第2コネクタC2とからなり、両コネクタC1,C2
のハウジング20,30を互いに嵌合させることによ
り、FFC10の各導体と基板上回路とを接続するよう
になっている。
【0033】第1コネクタC1は、従来周知の基板用コ
ネクタ(従来技術の基板用コネクタC)と同一構造を有
しており、そのハウジング20内には、多数の端子収納
室22が並設され(同図では紙面と直交する方向に並
設)、各端子収納室22内に端子24が収納されてい
る。各端子24の先端には、上下に撓み変位可能な接続
用撓み片24aが形成されており、上記ハウジング20
の一端側に形成された挿入口28からハウジング内にF
FC10が挿入されると、FFC10の各導体11が端
子24の接続用撓み片24bに接触するように構成され
ている。
【0034】第2コネクタC2は、中空の断面L字型の
ハウジング30を有し、このハウジング30にFFC1
0を保持している。
【0035】FFC10は、その端末が処理されて各導
体11の端末が露出され、さらに、FFC端部の撓みを
規制する補強板12(補強部材)が当該端部の裏面に積
層固定されている。そして、以下のようにしてハウジン
グ30に対して保持されている。
【0036】すなわち、同図に示すようにハウジング底
壁に形成された開口部32から略鉛直上方に向ってハウ
ジング30内に導入され、ハウジング上部で下方に向っ
て180°反転させられた後(この部分を反転部35と
いう)、さらにハウジング内部に形成された円弧状の内
壁面42に沿って略水平に90°折曲げられて導出口3
8から相手側コネクタC1に向って導出され、導出口縁
部に連続して形成される舌片40(支持部)により第1
コネクタC1との嵌合方向と平行な方向にスライド(進
退)可能に支持されている。そして、上記舌片40から
相手側コネクタC1側に向って所定寸法だけ突出するよ
うに上記反転部35からFFC先端部までの長さが調整
され、この状態で、上記反転部35がハウジング30に
固定されることによりハウジング30に対してFFC1
0が保持されている。
【0037】これによって第1コネクタC1への挿入方
向と反対方向(同図では左方)の力がFFC先端部に作
用すると、図2に示すように、FFC10が撓められな
がらハウジング内に押し戻されるように構成されてい
る。
【0038】なお、上記補強板12には、その両側部に
フック12a(図3参照;係合部)が形成されており、
外力によりFFC10が押し戻されると、このフック1
2aが導出口38の縁部(係合部)に係合するようにな
っている。具体的には、図2に示すようにFFC10の
端部が舌片40の端部と略面一となる位置まで押し戻さ
れるとフック12aがハウジング30に係合し、これに
より同方向へのそれ以上の変位が阻止されるように構成
されている。
【0039】ここで、上記第2コネクタC2のより具体
的な構成について説明すると、第2コネクタC2のハウ
ジング30は、図1及び図3に示すように、上記導出口
38、舌片40及び内壁面42を備える第1パーツ30
aと、その蓋体である第2パーツ30bとから構成され
ており、これら両パーツ30a,30bを相互に嵌合さ
せることにより中空の上記ハウジング30を構成するよ
うになっている。
【0040】第2コネクタC2の組立て(FFC10の
保持)は、まずFFC10の端末を処理して補強板12
を固定した後、図2に示すように当て板14に沿ってF
FC10を貼り付ける。この際、FFC10を当て板1
4の端部で180°反転させて貼付け固定することによ
り上記反転部35を形成する。そして、FFC10の端
部を第1パーツ30aの上記導出口38に通した後、両
パーツ30a,30bに設けられた固定面34,36に
よりFFC10の上記反転部35を挟み付けながら第2
パーツ30bを第1パーツ30aに嵌合させ、第1パー
ツ30aのフック44を第2パーツ30bに係止して両
パーツ30a,30bを一体化する。
【0041】このようにすると上記反転部35が固定面
34,36により挟持され、これによってFFC10が
ハウジング30に保持される。また、両パーツ30a,
30bの協働によりハウジング底部に上記導入口32が
形成され、FFC10のうち上記反転部35よりも長手
方向後端部分がこの導入口32に挿通された状態とな
る。
【0042】なお、第1パーツ30aの上記導出口38
の両側壁には、図4に示すようにハウジング内部側から
外部側(同図では下側から上側)に向って先窄まりの撓
み片31が形成されており、FFC10の先端部を導出
口38に通す際には、上記フック12aにより撓み片3
1が押し広げられながらFFC10の先端部がハウジン
グ外部に導出される。そして、一旦ハウジング外部にF
FC10の先端部が導出されると、同図の二点鎖線に示
すように上記フック12aが撓み片31と係合し、これ
によりFFC先端部の第1コネクタC1に対する挿入方
向と反対方向(同図では上方から下方)への変位が阻止
されるようになっている。
【0043】以上のようなフラット配線材用コネクタを
用いて接続を行うには、第1コネクタC1のハウジング
20を図略のホルダー等によって回路基板側に固定する
とともに、各端子24の脚部24bを基板上にはんだ等
で接続しておく。
【0044】そして、図5(a)に示すように、まずF
FC10を第1コネクタC1の挿入口28からハウジン
グ20内部に挿入し、さらに第2コネクタC2の舌片4
0を第1コネクタC1のハウジング20内に押し込みな
が両コネクタC1,C2を嵌合させる。このようにする
と、まずFFC10の先端部がハウジング20の奥端部
26に突き当り、さらに両コネクタC1,C2の嵌合状
態が進むと、FFC10の先端部が第2コネクタC2の
ハウジング30に対して押し戻されて撓むこととなる。
【0045】そして、両コネクタC1,C2が完全な嵌
合状態となると、図5(b)に示すように、舌片40に
よりFFC10の各導体11が補強板12を介して各端
子24の接続用撓み片24aに押し付けられ、これによ
ってFFC10が各端子24を介して回路基板側の回路
に接続された状態となる。その一方、ハウジング30内
においてFFC10が撓んだ状態となり、その結果、こ
の撓みによる反発力(FFC10の撓みによる弾発力)
でFFC先端部がハウジング20の奥端部26側に向っ
て付勢(押圧)された状態となる。
【0046】なお、両コネクタC1,C2の嵌合過程に
おいては、上記のようにFFC10が押し戻されるが、
この際、FFC先端が舌片40と面一になる位置まで押
し戻されると、補強板12の上記フック12aが導出口
38の縁部に係合し、これによってFFC10のそれ以
上の変位が阻止される。そのため、何らかの事情でFF
C10の先端部が第1コネクタC1の奥端部26に突き
当たっていないような場合でも、最終的に両コネクタC
1,C2が完全な嵌合状態となると、同図に示すように
FFC10および舌片40の先端が共に第1コネクタC
1の奥端部26に突き当たった状態となる。つまり、F
FC10の先端部が第1コネクタC1の奥端部26に当
たっていない場合には、両コネクタC1,C2が嵌合す
るに伴い、まずフック12aが導出口縁部に係合してF
FC10の変位が阻止され、その後、FFC10に対し
て第1コネクタC1が相対的に変位する。これにより最
終的に両コネクタC1,C2が嵌合すると、FFC10
の先端部が第1コネクタC1の奥端部26に突き当った
状態となる。そのため、第1コネクタC1に対してFF
C10が半挿入状態となることがない。
【0047】以上のようなフラット配線材用コネクタに
よると、両コネクタC1,C2の嵌合時には、FFC1
0に撓みが生じることによりその反発力でFFC10の
先端部が第1コネクタC1の奥端部26側に付勢され、
該先端部が常にハウジング20の奥端部26に突き当っ
た状態に保持されることとなる。そのため、特に注意を
払わなくても、両コネクタC1,C2を接近させてハウ
ジング20,30同士を嵌合させる単純な作業を行うだ
けで確実にFFC10の先端部を第1コネクタC1の奥
端部26に当接させることができる。
【0048】しかも、両コネクタC1,C2の嵌合後
は、上述のようにFFC10の撓みによる反発力でFF
C10の先端部が第1コネクタC1の奥端部26側に付
勢されているため、FFC10の脱落、あるいは端子2
4に対する導体11のずれや微摺動が良好に防止され
る。そのため、FFC10が端子24に対して脱落し難
くなり、また、各端子24に対する各導体11のずれや
微摺動が効果的に防止される。
【0049】従って、上記のフラット配線材用コネクタ
によると、簡単な接続作業で、FFC10が半挿入状態
となるのを確実に防止することができるばかりでなく、
両コネクタC1,C2嵌合後のFFC10の接続状態を
良好に維持することができる。
【0050】なお、以上説明した例では、第2コネクタ
C2において、FFC10を一旦180°変転させてこ
の反転部35をハウジング30に固定的に保持し、さら
にFFC10を90°だけ水平に折り曲げてからハウジ
ング外部に導出するようにしているが、FFC10の具
体的な保持構造は、両コネクタC1,C2の嵌合過程で
FFC10が良好に撓み、かつこの撓みによりFFC先
端部を相手側コネクタC1側に向って付勢(押圧)でき
れば如何なる構造であってもよい。但し、上記のように
FFC10を挿入方向に対して略90°だけ折り曲げる
ようにすれば、簡単な構造でFFC10を良好に撓ませ
ることができ、また嵌合後も相手側コネクタC1に向っ
てFFC先端部を良好に付勢することができる。また、
第2コネクタC2を嵌合方向にコンパクト化することも
できる。そのため、第2コネクタC2におけるFFC1
0の保持構造として特に有利である。
【0051】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0052】図6〜図8及び図10(a)は、第2の実
施形態に係るフラット配線材用コネクタを示している。
これらの図に示すように、第2の実施形態のフラット配
線材用コネクタは、回路基板に実装される第1コネクタ
C1と、FFC10の端部に形成される後記分割片10
a,10bを夫々保持する一対の第2コネクタC2とか
らなり、第1コネクタC1のハウジング50に対して各
第2コネクタC2のハウジング60を嵌合させることに
より、FFC10(分割片10a,10b)の各導体1
1と基板上回路とを接続するように構成されている。
【0053】第2の実施形態における第2コネクタC2
は、回路基板の下面(裏面)に実装されるものであり、
同図に示すように細長の雌形のハウジング50を有して
いる。このハウジング50には、図11(a)に示すよ
うに2つの接続部51A,51Bが幅方向(同図では上
下方向)に区画形成されている。
【0054】各接続部51A,51Bには、夫々複数の
端子収納室52が幅方向に並設されており、各端子収納
室52内に端子54(図10(a)参照;図11(a)
では図示省略)が収納されている。各端子54は、先端
に上下に撓み変位可能な接続用撓み片54aを有すると
ともに、その後側に上部後方に向って延びる脚部54b
を有しており、各端子54の脚部54bが回路基板上の
ランド等にはんだ付けされることにより各端子54が基
板上の回路に接続されるようになっている。
【0055】ハウジング50の前面側には、各接続部5
1A,51Bに対応するFFC10(分割片10a,1
0b)の差込口56A,56Bが夫々独立して設けられ
ており、FFC10の接続時には、これら差込口56
A,56Bから第2コネクタC2が夫々ハウジング50
内に差込まれ、これによってFFC10の各導体が端子
54の接続用撓み片54aに接触するように構成されて
いる。
【0056】なお、各差込口56A,56Bの周囲には
筒型のフード57が形成されるとともに、これらフード
57にコネクタロック用の係止孔57aが夫々形成され
ており、FFC10の接続時には、このフード57内に
第2コネクタC2を嵌合させてロックするように構成さ
れている。
【0057】一方、各第2コネクタC2は、ハウジング
本体60aとホルダー60bとから構成されるハウジン
グ60を有し、このハウジング60によりFFC10の
分割片10a(10b)を保持している。
【0058】ハウジング本体60aは、図9に示すよう
に後板62、側板63及び天板64を有した断面L字型
の形状とされている。ハウジング本体60aの各側板6
3の内壁には、前後方向(図10(a)では左右方向)
に延びるホルダー60bの案内部65が形成され、これ
ら案内部65に、さらにホルダー60bをロックするた
めの係止孔65aが夫々形成されている。
【0059】また、後板62の内壁面には、第1コネク
タC1との嵌合方向に対して該内壁面から斜め方向に真
っ直ぐに延び、かつ互いに交差する一対の撓み片からな
る圧接バー67が設けられている。これらの圧接バー6
7は、例えばFFC10の後記分割片10a,10bの
幅方向においてその中央から均等な位置に当接するよう
に設けられいる。なお、各圧接バー67の先端には、F
FC10(分割片10a,10bを)の後記折り曲げ部
分に当接する逆円錐台形状の当接部67aが設けられて
いる。
【0060】さらに、後板62の外壁面には、図6に示
すように一対の薄板状の摘子部68が設けられている。
これらの摘子部68は、夫々後板62の幅方向中央に連
結固定されており、夫々基端部を支点として、後板62
の外壁面に対して伏姿勢となる収納位置(図6に示す位
置)と、後板62に対して起立姿勢となって各摘子部6
8が互いに背中合わせとなる使用位置(図12参照)と
に亘って揺動可能に設けられている。各摘子部68の先
端部分にはフック68aが形成されており、前記使用位
置に摘子部68をセットすると、該フック68aが前記
側板63に形成された係止孔66を介して側板63に係
合し、これによって摘子部68が前記収納位置にロック
されるように構成されている。
【0061】また、ハウジング本体60aの天板64の
上面には、第1コネクタC1のハウジング50に形成さ
れる前記係止孔57aに対応する突部69が形成されて
いる。
【0062】一方、ホルダー60bは、図7及び図10
(a)に示すように平坦な合せ面70を上部に有した板
状の部材で、該合せ面70を介してFFC10に重ね合
せるようになっている。
【0063】ここで、当実施形態のFFC10は、同図
に示すように、中央部分(幅方向中央部分)が切り欠か
れることによりその先端が分割片10a,10bに分割
された二股構造とされている。各分割片10a,10b
の末端は処理されて各導体11が露出されているととも
に、その下面(裏面)には補強板12(補強部材)が積
層固定されており、この補強板12の下側から前記ホル
ダー60bを分割片10a(10b)に重ね合せるよう
になっている。
【0064】ホルダー60bの前記合せ面60の後方部
分(図10(a)では左方部分)には平面視で矩形の凹
部72が形成されており、前記補強板12の下面に幅方
向に亘って形成される突条からなる係合部12bがこの
凹部72に介装されるようになっている。なお、図10
(a)に示すように、係合部12bの前後方向の寸法W
aは前記凹部72の前後方向の寸法Wbよりも短く形成
されており、ホルダー60bに分割片10a(10b)
を重ね合せた状態で、分割片10a(10b)がホルダ
ー60bに対して前後方向に相対的に変位し得るように
構成されている。また、係合部12bの前端面が凹部7
2の前側壁に当接したときに、同図に示すように分割片
10a(10b)の先端が合せ面70から前方(同図で
は右側)に突出する一方、係合部12bの後端面が凹部
72の後側壁に当接したときには、分割片10a(10
b)の端部と合せ面70の前端とが略面一となるように
前記補強板12の前後方向の寸法が設定されるととも
に、前記係合部12bが分割片10a,(10b)に対
して前後方向に位置設定されている。
【0065】なお、ホルダー60bの幅方向外側には、
夫々、該ホルダー60bをハウジング本体60aにロッ
クするためのフック73が設けられている。
【0066】この第2コネクタC2の構成において、F
FC10をハウジング60により保持するには、まず、
合せ面70を介してホルダー60bを分割片10a(1
0b)の裏面に重ね合せて、FFC10におけるこの重
ね合せ部分より後側をホルダー60bの後端部分から垂
下させた状態でホルダー60bと分割片10a(10
b)とを一体に、その後端側から前記案内部65に沿っ
てハウジング本体60aに挿入する。そして、ホルダー
60bのフック73を係止孔65aを介してハウジング
本体60aの側板63に係合させ、これによりホルダー
60bをハウジング本体60aに対してロックする。
【0067】このようにすると、図10(a)に示すよ
うに分割片10a(10b)の先端がホルダー60bと
共にハウジング本体60aの前端側に突出した状態で保
持される。また、圧接バー67が補強板12の後端部分
に対して分割片10a(10b)の後側から当接して圧
接バー67が僅かに撓んだ状態となり(弾性変形し)、
その反発力(弾性変形による弾発力)によって分割片1
0a(10b)の先端部分(補強板12の部分)が前方
に向って付勢され、係合部12bの前端面が凹部72の
前端壁に当接して分割片10a(10b)の先端がホル
ダー60bの先端から突出した状態に保持される。この
際、同図に示すように、補強板12後端における分割片
10a(10b)の折れ曲がり部分に圧接バー67の上
記逆円錐台形状の当接部67aが当接することにより、
分割片10a(10b)の後側から圧接バー67によっ
て補強板12が良好に付勢されることとなる。以上のよ
うに構成された第2の実施形態に係るフラット配線材用
コネクタを用いて接続を行うには、第1コネクタC1の
ハウジング50を図略のホルダー等によって回路基板側
に固定するとともに、各端子54の脚部54bを基板上
にはんだ等で接続しておく。
【0068】そして、第2コネクタC2を第1コネクタ
C1に対向させ、図10(a)に示すように、FFC1
0の分割片10a(10b)をフード57及び差込口5
6A(56B)を介して第1コネクタC1のハウジング
50内に差込みながら両コネクタC1,C2のハウジン
グ50,60同士を嵌合させる。このようにすると、図
10(b)及び図11(a)に示すように第2コネクタ
C2のハウジング60がハウジング50のフード57に
嵌合し始めるとともに、まず、分割片10a(10b)
の先端がハウジング50の奥端部55に当接した状態と
なり、さらに両コネクタC1,C2の嵌合状態が進む
と、分割片10a(10b)に対してハウジング60が
相対的に前進し、すなわちハウジング60に対して分割
片10a(10b)が押し戻されることとなる。そし
て、図10(c)及び図11(b)に示すようにホルダ
ー60bの先端がコネクタC14の奥端部55に当接す
る位置に達すると、ハウジング60の前端部分が前記フ
ード57に完全に嵌合した状態となって、前記フック6
9が係止孔57aを介してフード57に係合した状態と
なる。これによって第2コネクタC2が第1コネクタC
1に嵌合した状態でロックされることとなる。
【0069】なお、ホルダー60bの突部69は、基端
部から先端部に向って先細りの側面視で略台形状に形成
されており(図10(a)参照)、従って、当該ロック
状態は所謂セミロック状態であって、第2コネクタC2
を一定の力以上で引き抜き方向に引張ると、ロック状態
が解除されて第2コネクタC2を第1コネクタC1から
取外すことができる。この場合、第2コネクタC2の前
記各摘子部68のロック状態を解除して使用位置にセッ
トし、両摘子部68を図12に示すように背中合わせに
重ね合せ、これら摘子部68を指先、あるいはラジオペ
ンチ等で同時に摘まんだ状態で第2コネクタC2を第1
コネクタC1から引き抜くことにより、例えば第2コネ
クタC2が小型の場合や、狭いスペースの作業であって
も第2コネクタC2を摘み易くなり、第2コネクタC2
の取外し作業を容易に行うことができる。
【0070】両コネクタC1,C2が完全な嵌合状態と
なると、分割片10a(10b)の導体11がホルダー
60bにより各端子54の接続用撓み片54aに押し付
けられ、これによってFFC10が各端子54を介して
回路基板側の回路に接続された状態となる。その一方、
図10(c)及び図11(b)に示すように、ハウジン
グ60に対して分割片10a(10b)の先端部分が後
側に押し戻されることにより各圧接バー67が撓んだ状
態となり(弾性変形し)、この圧接バー67の撓みによ
る反発力(弾性変形による弾発力)によって分割片10
a(10b)の先端が第1コネクタC1のハウジング5
0の奥端部55側に向って付勢された状態となる。
【0071】なお、両コネクタC1,C2の嵌合過程に
おいては、上記のように分割片10a(10b)がハウ
ジング60に対して押し戻されるが、この際、分割片先
端が合せ面70の先端と面一になる位置まで押し戻され
ると、補強板12の上記係合部12bが凹部72の後側
壁に当接し、これによって分割片10a(10b)のそ
れ以上の変位が阻止される。そのため、何らかの事情で
分割片10a(10b)の先端部が第1コネクタC1の
奥端部55に突き当たっていないような場合でも、最終
的に両コネクタC1,C2が完全な嵌合状態となると、
図10(c)及び図11(b)に示すように分割片10
a(10b)及びホルダー60bの先端が共に第1コネ
クタC1の奥端部55に突き当たった状態となる。その
ため、第1コネクタC1に対してFFC10(分割片1
0a,10b)が半挿入状態となることがない。
【0072】以上のような第2の実施形態のフラット配
線材用コネクタにおいても、両コネクタC1,C2の嵌
合時には、FFC10(分割片10a,10b)の先端
部が第1コネクタC1の奥端部55側に付勢され、該先
端部が常にハウジング50の奥端部55に突き当った状
態に保持されることとなるため、第1の実施形態のフラ
ット配線材用コネクタと同様に、両コネクタC1,C2
を接近させてハウジング50,60同士を嵌合させる単
純な作業を行うだけで確実にFFC10の先端部を第1
コネクタC1の奥端部55に当接させることができる。
また、両コネクタC1,C2嵌合後のFFC10(分割
片10a,10b)の第1コネクタC1からの脱落、あ
るいは端子54に対する導体11のずれや微摺動を良好
に防止することができる。
【0073】従って、第1の実施形態と同様に、簡単な
接続作業で、FFC10が半挿入状態となるのを確実に
防止することができ、しかも両コネクタC1,C2嵌合
後のFFC10の接続状態を良好に維持することができ
る。
【0074】なお、第2の実施形態の第2コネクタC2
では、ハウジング本体50aに弾性部材として撓み片か
らなる一対の圧接バー67を設け、FFC10(分割片
10a,10b)の押し戻しによる該圧接バー67の反
発力によりFFC10を付勢するように構成している
が、FFC10を良好に付勢することができれば圧接バ
ー67は一つであってもよいし、その形状も特に問わな
い。但し、実施形態のように真っ直ぐな一対の圧接バー
67を交差した状態で設け、FFC10(分割片10
a,10b)の幅方向においてその中央から均等な位置
に各圧接バー67の先端部分が当接するようにすれば、
形状的に簡単な構成でFFC10(分割片10a,10
b)をその幅方向に均等な力で付勢することができるの
で、例えば、不均等な力でFFC10(分割片10a,
10b)が付勢されることによりFFC10(分割片1
0a,10b)が第1コネクタC1への差込方向に対し
て傾く等し、相手側端子54との接触状態に支障をきた
すといったトラブルの発生を有効に回避することができ
る。
【0075】また、弾性部材は、このような撓み片から
なるもの以外に、板ばね、スプリングあるいはゴム等の
あらゆる弾性部材を適用することもでき、FFC10を
良好に付勢することができればその形状も特に問わな
い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフラット
配線材用コネクタによれば、端子を収納する第1コネク
タのハウジングとフラット配線材を保持する第2コネク
タのハウジングとを相互に嵌合することによりフラット
配線材の各導体を各端子に接触させるとともに、この嵌
合状態において、フラット配線材の先端部が第1コネク
タの挿入方向奥端部に当接して第1コネクタへの挿入方
向と反対方向に押し戻され、この押し戻しによる反発力
によってフラット配線材の先端部が第1コネクタの上記
奥端部側に付勢された状態となるようにしているので、
両コネクタの嵌合時には、フラット配線材の第1コネク
タに対する半挿入状態を確実に防止することができ、ま
た両コネクタの嵌合後は、フラット配線材の脱落を有効
に防止し、また各端子に対する各導体のずれや微摺動を
良好に防止できる。従って、簡単な接続作業でフラット
配線材を確実に接続することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラット配線材の接続構造(第1
の実施形態)が採用されるフラット配線材用コネクタ
(第1コネクタおよび第2コネクタ)を示す断面略図で
ある。
【図2】第2コネクタを示す断面図である。
【図3】第2コネクタの構成を示す斜視分解図である。
【図4】第2コネクタの構成を示す平断面図である。
【図5】フラット配線材用コネクタにおけるFFCの接
続構造およびコネクタの接続手順を説明する図である。
【図6】本発明に係るフラット配線材の接続構造(第2
の実施形態)が採用されるフラット配線材用コネクタ
(第1コネクタおよび第2コネクタ)を示す斜視図であ
る。
【図7】フラット配線材用コネクタ(第1コネクタおよ
び第2コネクタ)を示す斜視分解図である。
【図8】フラット配線材用コネクタ(第1コネクタおよ
び第2コネクタ)を示す斜視図(下方から見た状態)で
ある。
【図9】第2コネクタのハウジングを構成するハウジン
グ本体を示す斜視図である。
【図10】第1コネクタと第2コネクタC2との嵌合状
態を示す縦断面図((a)嵌合し始めの状態、(b)は嵌合
途中の状態、(c)嵌合後の状態を示す)である。
【図11】第1コネクタと第2コネクタC2との嵌合状
態を示す平断面図((a)は嵌合途中の状態、(c)嵌合後
の状態を示す)である。
【図12】摘子部を使用位置に起こした状態を示す第2
コネクタ及び第1コネクタの斜視図である。
【図13】従来のフラット配線材用コネクタにおけるF
FCの接続構造およびコネクタの接続手順を説明する図
である。
【符号の説明】
C1 第1コネクタ C2 第2コネクタ 10 FFC(フラット配線材) 11 導体 12 補強板(補強部材) 12a フック(係合部) 20,30 ハウジング 24 端子 40 舌片(支持部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA13 AA16 BB02 BB06 BB07 BB08 BB09 BB22 BB23 BB25 CC23 CC27 DD18 DD19 EE10 EE22 GG02 GG15 HH17 HH19 HH22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の端子を一列に並べた状態で収納す
    る第1コネクタのハウジングと、フラット配線材を保持
    する第2コネクタのハウジングとを相互に嵌合させるこ
    とにより第1コネクタのハウジングに上記フラット配線
    材の先端部を挿入して該フラット配線材の各導体を上記
    各端子に接触させるフラット配線材の接続構造であっ
    て、上記両コネクタのハウジング同士を嵌合させた状態
    で、上記フラット配線材の先端部が第1コネクタの奥端
    部に当接して第2コネクタのハウジングに対して相対的
    に第1コネクタへの挿入方向と反対方向に該先端部が押
    し戻され、この押し戻しによる反発力により上記フラッ
    ト配線材が第1コネクタの奥端部側に付勢された状態で
    その導体と上記端子とが接触していることを特徴とする
    フラット配線材の接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラット配線材の接続構
    造において、 上記の押し戻しによりフラット配線材が第2コネクタの
    ハウジング内で撓んだ状態となり、この撓みによる弾発
    力でフラット配線材が第1コネクタの奥端部側に付勢さ
    れていることを特徴とするフラット配線材の接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフラット配線材の接続構
    造において、 上記の押し戻しによりフラット配線材が第2コネクタの
    ハウジング内に設けられた弾性部材に圧接してこれを弾
    性変形させ、この弾性変形による弾発力でフラット配線
    材が第1コネクタの奥端部側に付勢されていることを特
    徴とするフラット配線材の接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のフラット配線材の
    接続構造において、 上記フラット配線材の先端部に補強部材が固定され、こ
    の補強部材が上記第1コネクタとの嵌合方向に進退可能
    な状態で第2コネクタのハウジングに支持されるととも
    に、上記補強部材および第2コネクタのハウジングに、
    互いに係合して補強部材の後退を規制する係合部がそれ
    ぞれ設けられ、上記両コネクタハウジングを嵌合した状
    態で、上記両係合部が相互に係合していることを特徴と
    するフラット配線材の接続構造。
  5. 【請求項5】 多数の端子を一列に並べた状態で収納す
    る第1コネクタと、フラット配線材を保持する第2コネ
    クタとからなり、両コネクタのハウジング同士を嵌合さ
    せることにより第1コネクタのハウジングに上記フラッ
    ト配線材の先端部を挿入して該フラット配線材の各導体
    を上記各端子に接触させるようにしたフラット配線材用
    コネクタであって、上記両コネクタのハウジング同士を
    嵌合させると、上記フラット配線材の先端部が第1コネ
    クタの奥端部に当接して第2コネクタのハウジングに対
    して相対的に第1コネクタへの挿入方向と反対方向に該
    先端部が押し戻され、この押し戻しによる反発力により
    上記フラット配線材を第1コネクタの奥端部側に付勢す
    るように上記第2コネクタのハウジングに対してフラッ
    ト配線材が保持されていることを特徴とするフラット配
    線材用コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のフラット配線材用コネク
    タにおいて、 上記の押し戻しによりフラット配線材が第2コネクタの
    ハウジング内で撓んだ状態となるように上記第2コネク
    タのハウジングに対してフラット配線材が保持されてい
    ることを特徴とするフラット配線材用コネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のフラット配線材用コネク
    タにおいて、 上記第2コネクタのハウジングは、フラット配線材の先
    端部を第1コネクタとの嵌合方向に進退可能となるよう
    に支持する支持部と、この支持部よりも奥側で、フラッ
    ト配線材の後退に伴う該配線材の撓みを許容する中空部
    分を備えていることを特徴とするフラット配線材用コネ
    クタ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のフラット配線材用コネク
    タにおいて、上記第2コネクタは、前記中空部分で撓み
    が許容される部分よりも奥側でフラット配線材を略垂直
    に折り曲げた状態で保持するとともに、この折り曲げ部
    分より長手方向における後方側をハウジングに対して固
    定的に保持するように構成されていることを特徴とする
    フラット配線材用コネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のフラット配線材用コネク
    タにおいて、 上記第2コネクタのハウジングは、先端部に補強部材を
    固定したフラット配線材を第1コネクタとの嵌合方向に
    進退可能となるように支持する支持部と、この支持部よ
    りも奥側に設けられて、フラット配線材の後退に伴い該
    配線材に対して前記補強部材の後側の部分で弾性的に当
    接する弾性部材とを備えていることを特徴とするフラッ
    ト配線材用コネクタ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のフラット配線材用コネ
    クタにおいて、 前記弾性部材は、フラット配線材の後退に伴い撓み変形
    する撓み片からなることを特徴とするフラット配線材用
    コネクタ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のフラット配線材用コ
    ネクタにおいて、 前記撓み片として、第1コネクタへのフラット配線材の
    挿入方向に対して斜め方向に真っ直ぐに延びて互いに交
    差し、夫々先端部分がフラット配線材の幅方向において
    その中央から均等な位置に当接する一対の撓み片を備え
    ていることを特徴とするフラット配線材用コネクタ。
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