JP5172471B2 - 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置 - Google Patents
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Description
また、上記一対の弾性片部に設けられる一対の被操作部と、これら一対の被操作部に対応して上記拡開操作部に設けられる一対の操作部とを含み、上記一対の操作部は、上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の被操作部と係合することにより、上記一対の挟持部間の間隔を拡開するので、下記の利点がある。すなわち、一対の弾性片部のそれぞれに被操作部を設けるとともに、各被操作部に対応して操作部を設けている。これにより、一対の弾性片部の一対の挟持部間の間隔を確実に拡開できる。
また、上記コンタクトは、上記本体部から上記移動方向とは反対の方向に延び上記ハウジングに対して上記反対の方向に突出する被押圧部を含み、上記被押圧部が上記移動方向に沿って押圧されることにより、上記コンタクトが仮保持位置から固定位置へ変位可能であるので、下記の利点がある。すなわち、被押圧部を治具等によって押圧することにより、コンタクトを仮保持位置から固定位置へ変位できる。各弾性片部に力を加えずにコンタクトをハウジングに対して変位することができ、各弾性片部に余計な負荷がかかることを防止できる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2において、上記ハウジングは、上記一対の弾性片部とは上記端子の軸方向に相当する所定の対向方向に対向する対向壁を含み、上記対向壁から上記拡開操作部が延設されている電気コネクタである。本発明によれば、ハウジングのうち、一対の弾性片部の双方に近い箇所から拡開操作部を延設することができる。
本発明によれば、コンタクトが仮保持位置から固定位置へ変位することに伴い、一対の操作部によって押圧された一対の被操作部間の間隔を次第に狭めることができる。その結果、固定位置にあるコンタクトの一対の挟持部間の間隔を確実に狭くすることができる。また、一対の挟持部間の間隔を徐々に狭めることができるので、各弾性片部に急激な負荷変動が生じることを防止でき、各弾性片部にかかる負担を少なくすることができる。
本発明によれば、弾性片部のうち、対向壁に近接する第1の端部に被操作部を設けている。これにより、拡開操作部が対向壁から突出する量を少なくできる。その結果、電気コネクタをより小型化できる。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる電気コネクタを備える液晶表示装置の概略構成を示す模式的な平断面図である。図1を参照して、液晶表示装置1は、例えば、テレビや、パーソナルコンピュータのモニタとして用いられるものである。
液晶表示装置1は、筐体2と、液晶パネル3と、接続部材としての回路基板4と、インバータ回路5と、反射部材6と、蛍光管としての冷陰極管7と、第1の電気コネクタ11と、第2の電気コネクタ12と、を備えている。
液晶パネル3は、非自発光式の表示パネルであり、筐体2の正面の開口部に取り付けられている。液晶パネル3の表面3aは、筐体2の前方を向いており、背面3bは筐体2の後方を向いている。
回路基板4は、液晶パネル3と略平行に配置されて筐体2内に収容された板状の部材である。この回路基板4は、液晶パネル3の背面3bに対向する表面4aと、表面4aに対して反対側を向く裏面4bと、を含んでいる。回路基板4の裏面4bに導電部としての導体パターン13が形成されている。回路基板4は、例えば、ブラケット等の取付部材14,15を介して、筐体2に固定されている。
冷陰極管7は、液晶パネル3のバックライトである。冷陰極管7は、液晶パネル3の背面3bと反射部材6との間に複数設けられている(図1において、1つの冷陰極管7のみを図示)。冷陰極管7の数は、例えば、液晶パネル3の大きさ1インチあたり2本である。
本体部18は、例えば、直径が数mm〜十数mm程度のガラス製の部材である。アウターリード19は、軟鉄等の金属製の軸状の導電部材であり、本体部18の端部18aから本体部18とは平行に突出している。アウターリード19の直径は、例えば1mm程度、長さは数mm程度である。本体部18の中間部は、反射部材6に固定されたサポート部材20によって保持されている。
第1の電気コネクタ11は、冷陰極管7と回路基板4の導体パターン13との間の電気的な接続を行うためものである。この第1の電気コネクタ11は、各冷陰極管7の本体部18の一端側に配置されている。各第1の電気コネクタ11は、液晶表示装置1の左右方向に関する回路基板4の一端縁部21に係合している。
各第2の電気コネクタ12は、回路基板4に実装された導電部材16に支持されているとともに、この導電部材16に電気的に接続されている。この導電部材16は、回路基板4の導体パターン13に電気的に接続されている。
図2は、回路基板4、冷陰極管7および第1の電気コネクタ11の要部の斜視図である。図2を参照して、以下では、便宜的に、筐体2の左右方向に平行な方向をX方向Xとして、筐体2の上下方向に平行な方向をY方向Yとして、筐体2の前後方向に平行な方向をZ方向Zとして説明する。
また、単にX方向Xというときは、第1および第2のX方向X1,X2を総称していうものとする。また、単にY方向Yというときは、第1および第2のY方向Y1,Y2を総称していうものとする。また、単にZ方向Zというときは、第1および第2のZ方向Z1,Z2を総称していうものとする。
冷陰極管7は、対応する第1の電気コネクタ11に取り付けられる際、アウターリード19の径方向に沿う所定の挿入方向M1に沿って移動される。挿入方向M1は、例えば、第1のZ方向Z1に相当する。また、各冷陰極管7は、対応する第1の電気コネクタ11から取り外される際、挿入方向M1とは反対の抜け方向M2に沿って移動される。挿入方向M1は、例えば、第2のZ方向Z2に相当する。
挿入凸部23は、各第1の電気コネクタ11に対応するようにY方向Yに横並びに形成されており、この挿入凸部23の表面4aに導体パターン13が設けられている。
各挿入凸部23は、対応する第1の電気コネクタ11に対して、差込方向P1とは反対の引抜方向P2に沿って引き抜かれるようになっている。これにより、各挿入凸部23の導体パターン13と対応する第1の電気コネクタ11との電気的な接続が解除される。引抜方向P2は、例えば、第2のX方向X2に相当する。
第1の電気コネクタ11は、例えば、X方向X,Y方向YおよびZ方向Zに関する長さが、それぞれ、10mm〜15mm程度とされている。第1の電気コネクタ11は、絶縁性のハウジング24と、このハウジング24に保持された導電性のコンタクト25と、を含んでいる。
図3は、第1の電気コネクタ11を第1のY方向Yに沿って見た側面図である。図4は、第1の電気コネクタ11を第1のX方向X1に沿って見た側面図である。図5は、第1の電気コネクタ11の分解斜視図である。図6は、第1の電気コネクタ11の斜視図である。
第1の側壁31には、冷陰極管7が挿入方向M1に沿って挿入される凹部35が形成されている。また、第1の側壁31内には、コンタクト25の一部を収容するための空洞36が形成されている。また、この第1の側壁31の凹部35の周縁部にはスリット37が形成されており、このスリット37を通して空洞36の内部と第1の側壁31の外部とが連通している。
第2の側壁32および第4の側壁34から、一対のカバー片41,42が挿入方向M1に沿って突出形成されている。これら一対のカバー片41,42は、抜け方向M2とは直交する所定の直交方向V(Y方向Yに相当)に相対向しており、コンタクト25の後述する第2の延設部45,46が互いの間に配置されるようになっている。これにより、この第2の延設部45,46を保護するようになっている。
本体43は、挿入方向M1に沿って見たときに、全体としてU字形形状をなしており、第2および第4の側壁32,24の間に近接配置される一対の側部53,54と、これら一対の側部53,54を連結する連結部55とを有している。連結部55は、第1の側壁31と概ね平行に並んでおり、Y方向Yに相対的に長く、Z方向Zに相対的に短い。一対の側部53,54は、連結部55の長手方向の一対の端部から第1のX方向X1側に延びており、互いに平行に対向している。一方の側部53は、第2の側壁32に近接しており、他方の側部54は、第4の側壁34に近接している。
図3および図5を参照して、挿入凹部61に対して対応する挿入凸部23を差込方向P1に動かすことにより、当該対応する挿入凸部23を、挿入凹部61に挿入することができる。また、この挿入凸部23を、挿入凹部61に対して差込方向P1とは反対の引抜方向P2に動かすことにより、この挿入凸部23を挿入凹部61から抜き取ることができる。
第2の弾性片部52は、本体43の連結部55に連なる屈曲部62と、屈曲部62に連なる山形部63とを含んでいる。
山形部63は、直交方向Vに沿って見たときに、挿入方向M1側に凸となる山形形状に形成されている。山形部63は、差込方向P1に進むに従い本体43から離隔するように傾斜する第1の傾斜部64と、第1の傾斜部64から延設され、差込方向P1に進むに従い本体43に近接するように傾斜する第2の傾斜部65と、を含んでいる。
図4および図5を参照して、一対の第1の弾性片部50,51は、対応する冷陰極管7のアウターリード19と弾性接触するように取り付けられることで、このアウターリード19と電気的に接続される。
各ベース部67は、本体43の対応する側部53,54に接続されており、抜け方向M2とは直交する所定の直交方向V(Y方向Y)に沿って見たとき、全体として矩形状をなしている。各ベース部67は、自由状態のとき(力が作用していないとき)には、互いに概ね平行に対向している。
図3を参照して、各第1の傾斜部71のうちの第1のX方向X1側の端部は、抜け方向M2側に進むにしたがい、第2のX方向X2側に進んでいる。これにより、後述する拡開機構85の拡開操作部88が第1の傾斜部71や挟持部69等に接触しないようにされている。
図7は、図4の要部の一部拡大図である。図7を参照して、各抜け防止部70は、対応する挟持部69に対して抜け方向M2側に隣接している。一対の抜け防止部70,70は、一対の挟持部69,69に挟持されたアウターリード19が抜け方向M2に沿って不用意に抜けることを防止するためのものである。一対の抜け防止部70,70は、一対の挟持部69,69から抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。
図8は、図3のVIII−VIII線に沿う要部の断面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿う要部の断面図である。図8および図9を参照して、コンタクト25の本体43に設けられた被固定部73,74が、ハウジング24の第2の側壁32および第4の側壁34に設けられた固定部75,76に固定されている。これにより、コンタクト25がハウジング24に保持されている。
これら一対の固定部75,76は、一対の被固定部73,74を直交方向Vの内側に押圧している。これにより、一対の固定部75,76は、一対の被固定部73,74と摩擦係合しており、摩擦力を用いることにより、これら一対の被固定部73,74を固定している。コンタクト25に挿入方向M1または抜け方向M2の力が作用することにより、一対の被固定部73,74と一対の固定部75,76との間に、所定値以上の力が作用すると、上記の摩擦力に抗して、一対の被固定部73,74(コンタクト25)は、一対の固定部75,76(ハウジング24)に対して挿入方向M1または抜け方向M2に変位する。これにより、コンタクト25は、ハウジング24に対して、仮保持位置と固定位置との間を対応する挿入方向M1および抜け方向M2に沿って変位することができる。
再び図6および図7を参照して、ハウジング24は、抜け防止作用部80を含んでいる。抜け防止作用部80は、一対の第1の弾性片部50,51間に挟持されたアウターリード19が、一対の第1の弾性片部50,51の間から抜け方向M2へ抜けることを防止するために、これら一対の第1の弾性片部50,51間に作用するものである。
図3、図5および図10を参照して、一対の弾性片部50,51は、対向方向Tに関してハウジング24の第3の壁33に近接する第1の端部50a,51aと、この第1の端部50a,50bとは反対側の第2の端部50b、51bとをそれぞれ含んでいる。
コネクタユニット91は、複数の絶縁性のハウジング92と、複数の導電性のコンタクト93とを含んでいる。複数のコンタクト93は、単一の部材を用いて一体に形成されたコンタクト形成体94に含まれている。具体的には、コンタクト形成体94は、Y方向Yに沿って延びるホルダプレート95と、ホルダプレート95によって横並び方向としてのY方向Yに等間隔に保持されたコンタクト93とを含んでいる。ホルダプレート95は、導電部材16(図1参照)に固定されるとともに、この導電部材16に電気的に接続されている。なお、各ハウジング92は、本実施の形態のように互いに別体に形成されていてもよいし、互いに一体に形成されていてもよい。
なお、各第2の電気コネクタ12の構成は互いに同様であるので、以下では、主に1つの第2の電気コネクタ12について説明する。
上記したように、第2の電気コネクタ12は、ハウジング92と、コンタクト93とを備えている。図17は、第2の電気コネクタ12の分解斜視図である。図18は、図16のXVIII−XVIII線に沿う要部の断面図である。
各側壁96,97には、コンタクト93の後述する側板114,115が挿入される溝99が形成されている。各溝99は、第2の電気コネクタ12における移動方向とは反対の方向としての挿入方向M1に沿って延びており、対応する側壁96,97を、挿入方向M1および第1のX方向X1に開放している。各溝99には、凹条からなる固定部としての第1および第2の係合部101,101;102,102が形成されている。
本体111は、挿入方向M1に沿って見たときに、全体としてU字形形状をなしている。この本体111は、ハウジング92の一対の側壁96,97に係合する一対の側板114,115と、これら一対の側板114,115を連結する連結板116とを有している。
各側板114,115には、凸条からなる被固定部としての被係合部118がそれぞれ形成されている。これら一対の被係合部118,118は、対応する側板114,115の外側面114a,115aに設けられた凸部であり、断面山形をなしてX方向Xに延びている。図18を参照して、各被係合部118,118は、対応する第1および第2の係合部101,101;102,102に係合している。各第1および第2の係合部101,101;102,102は、対応する側壁96,97の溝99,99にそれぞれ設けられている。各第1および第2の係合部101,101;102,102は、対応する側板114,115の被係合部118,118に対応して形成された凹部であり、X方向Xに延びている。
図17および図19を参照して、本体111の連結板116のうち、直交方向Vの一対の端部から、補強梁119がそれぞれ突出している。各補強梁119は、直交方向Vに延びており、先端がホルダプレート95に接続されている。また、本体111の連結板116のうち、直交方向Vの中央部から、底片120が延設されている。底片120は、連結板116から第2のX方向X2に延びており、連結板116の挿入方向M1側の端部とホルダプレート95とを接続している。
各弾性片部112,113は、本体111の底片120から抜け方向M2側に延びており、一対の側壁96,97に対して直交方向Vの内側に配置されている。これら一対の弾性片部112,113と、ハウジング92の対向壁としての連結壁98とは、アウターリード19の軸方向に沿う所定の対向方向T(図18において、紙面に直交する方向)に相対向している。
各第1の傾斜部121は、抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。これにより、一対の第1の傾斜部121,121は、全体としてテーパ形状をなしている。各弾性片部112,113は、対応する第1の傾斜部121,121の基端を支点にして撓むようになっている。
図18を参照して、各抜け防止部123は、対応する挟持部122に対して抜け方向M2側に隣接している。一対の抜け防止部123,123は、一対の挟持部122,122に挟持されたアウターリード19が抜け方向M2に沿って不用意に抜けることを防止するためのものである。一対の抜け防止部123,123は、一対の挟持部122,122から抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。
各被操作部132は、一対の弾性片部112,113の対応する第1の傾斜部121,121と挟持部122,122のそれぞれの内側面に設けられている。一対の弾性片部112,113の間に、一対の操作部131,131の少なくとも一部が配置されている。コンタクト93が固定位置にあるとき、各操作部131と、対応する被操作部132とは実質的に接触しない(力が作用しない)ようにされている。
すなわち、コンタクト93が固定位置に到達したとき、拡開操作部133の一対の操作部131,131は、対応する被操作部132,132との係合を解除される。これにより、拡開操作部133による、一対の挟持部122,122間の間隔の拡開が解除される。これにより、一対の被操作部132,132間の間隔が狭まる。一対の被操作部132,132間の間隔が狭まると、一対の挟持部122,122間の間隔および一対の抜け防止部123,123間の間隔が、各弾性片部112,113の弾性復元力によって、狭まる。固定位置に到達したコンタクト93の一対の弾性片部112,113は、自身の弾性によって、アウターリード19を一対の挟持部122,122間に挟持している。このとき、一対の被受け部128,128は、一対の受け部126,126間に配置されるが、これら一対の受け部126,126とは離隔している。
以上の次第で、本実施の形態によれば、第1の電気コネクタ11のハウジング24および第2の電気コネクタ12のハウジング92のそれぞれに抜け防止作用部80,125を設けている。これにより、冷陰極管7のアウターリード19が対応する一対の弾性片部50,51;112,113の間から抜け方向M2へ不用意に抜けることを、抜け防止作用部80,125を用いて防止できる。
さらに、第1の電気コネクタ11および第2の電気コネクタ12において、各一対の被受け部83,83;128,128が対応する一対の受け部81,81;126,126に受けられることにより、一対の挟持部69,69;122,122間の間隔の拡大が規制される。その結果、これら一対の弾性片部50,51;112,113間からアウターリード19が抜けてしまうことを防止できる。
さらに、第1の電気コネクタ11において、一対の被操作部87,87間に一対の操作部86,86が配置されており、一対の操作部86,86間の間隔は、コンタクト25の移動方向としての挿入方向M1に向かうにしたがい狭くされている。これにより、コンタクト25が仮保持位置から固定位置へ変位することに伴い、一対の操作部86,86によって押圧された一対の被操作部87,87間の間隔を次第に狭めることができる。その結果、固定位置にあるコンタクト25の一対の挟持部69,69間の間隔を確実に狭くすることができる。また、一対の挟持部69,69間の間隔を徐々に狭めることができるので、各弾性片部50,51に急な負荷変動が生じず、各弾性片部50,51にかかる負担を少なくすることができる。
これにより、アウターリード19を対応する一対の挟持部69,69;122,122間に挿入した後には、このアウターリード19を対応する一対の弾性片部50,51;112,113で確実に挟持することができる。さらに、各電気コネクタ11,12のそれぞれを、対応するハウジング24,92と対応するコンタクト25,93の2部品で形成することができ、各電気コネクタ11,12の部品点数を可及的に少なくできる。
また、各ハウジング24,92において、各固定部75,76および第1の係合部101,101と、対応する拡開操作部88,133とを単一の部材を用いて一体に形成していることにより、各電気コネクタ11,12の部品点数をより少なくできる。
また、各ハウジング24,92のうち、対応する弾性片部50,51;112,113とは対向方向Tに対向する第3の側壁33および連結壁98に、対応する拡開操作部88,133が延設されている。これにより、各ハウジング24,92のうち、対応する一対の弾性片部50,51;112,113の双方に近い箇所から、これらの拡開操作部88,133を延設することができる。
また、第2の電気コネクタ12において、コンタクト93が仮保持位置にあるときには、各第2の係合部102,102と被係合部118,118との係合により、コンタクト93をハウジング92に対して仮保持位置に確実に仮保持することができる。また、コンタクト93が固定位置にあるときには、各第1の係合部101,101と被係合部118,118との係合により、コンタクト93をハウジング92に対して固定位置に確実に固定することができる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
また、図27(A)に示すように、第1の電気コネクタ11Aの一対の受け部81A,81Aを、挿入方向M1側に進むに従い互いの間隔が狭くなるテーパ状に形成してもよい。同様に、図27(B)に示すように、第2の電気コネクタ12Aの一対の受け部126A,126Aを、挿入方向M1側に進むに従い互いの間隔が狭くなるようにテーパ状に形成してもよい。
3 液晶パネル
7 冷陰極管(蛍光管)
11,11A,11B,11C 第1の電気コネクタ
12,12A,12B,12C 第2の電気コネクタ
18a 端部
19 アウターリード(端子)
24 ハウジング
25 コンタクト
33 第3の側壁(対向壁)
43 本体
47,48 被押圧部
50,51 第1の弾性片部(一対の弾性片部)
50a,51a 第1の端部
50b,51b 第2の端部
69 挟持部
75,76 固定部
86 操作部
87 被操作部
88 拡開操作部
89 連結片
92 ハウジング
93 コンタクト
96,97 側壁(一対の側壁)
98 連結壁(対向壁)
99 溝
101 第1の係合部(固定部、凹部)
102 第2の係合部(凹部)
111 本体
112,113,112B,113B 弾性片部(一対の弾性片部)
114,115 側板
118 被係合部(凸部)
122 挟持部
131 操作部
132 被操作部
133 拡開操作部
M1 挿入方向(第1の電気コネクタのコンタクトの移動方向、第2の電気コネクタのコンタクトの反対の方向)
M2 抜け方向(第2の電気コネクタのコンタクトの移動方向、第1の電気コネクタのコンタクトの反対の方向)
T 対向方向
Claims (8)
- 絶縁性のハウジングと、
導電性のコンタクトとを備え、
上記コンタクトは、上記ハウジングに固定される本体と、この本体から延設された一対の弾性片部とを含み、
上記一対の弾性片部には、蛍光管の端部に設けられた端子が当該端子の径方向に相当する所定の挿入方向に沿って挿入可能とされ、
上記コンタクトは、上記挿入方向に沿う所定の移動方向に沿って上記ハウジングに対して移動することにより、上記ハウジングに仮保持された仮保持位置から、上記ハウジングに上記本体が固定される固定位置に変位可能とされ、
上記一対の弾性片部は、上記コンタクトが固定位置にあるときに上記端子を挟持するための一対の挟持部を含み、
上記ハウジングは、上記本体を固定する固定部と、この固定部とは相対移動不能とされ上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の挟持部間の間隔を拡開する拡開操作部とを含み、
上記コンタクトの上記仮保持位置から上記固定位置への変位に伴って、上記拡開操作部による上記一対の挟持部間の間隔の拡開が解除され、
上記一対の弾性片部に設けられる一対の被操作部と、これら一対の被操作部に対応して上記拡開操作部に設けられる一対の操作部とを含み、
上記一対の操作部は、上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の被操作部と係合することにより、上記一対の挟持部間の間隔を拡開し、
上記コンタクトは、上記本体部から上記移動方向とは反対の方向に延び上記ハウジングに対して上記反対の方向に突出する被押圧部を含み、
上記被押圧部が上記移動方向に沿って押圧されることにより、上記コンタクトが仮保持位置から固定位置へ変位可能であることを特徴とする電気コネクタ。 - 請求項1において、上記ハウジングの上記固定部および上記拡開操作部は、単一の部材を用いて一体に形成されている電気コネクタ。
- 請求項1または2において、上記ハウジングは、上記一対の弾性片部とは上記端子の軸方向に相当する所定の対向方向に対向する対向壁を含み、
上記対向壁から上記拡開操作部が延設されている電気コネクタ。 - 請求項1〜3の何れか1項において、上記一対の被操作部間に上記一対の操作部が配置されており、
上記一対の操作部間の間隔は、上記移動方向に向かうに従い狭くされている電気コネクタ。 - 請求項1〜4の何れか1項において、上記被押圧部は一対設けられ、これら一対の被押圧部は、上記一対の弾性片部に隣接して配置されている電気コネクタ。
- 請求項5において、上記ハウジングは、上記一対の弾性片部とは上記端子の軸方向に相当する所定の対向方向に対向する対向壁を含み、
上記一対の被押圧部は、上記対向方向に関して上記一対の弾性片部と上記対向壁との間に配置されており、
上記拡開操作部は、上記対向壁から上記一対の被押圧部の間を通って一対の弾性片部側に延びる連結片に接続されている電気コネクタ。 - 請求項6において、上記一対の弾性片部は、上記対向方向に関して上記対向壁に近接する第1の端部と、この第1の端部とは反対側の第2の端部とをそれぞれ含み、
上記一対の被操作部は、上記一対の弾性片部の第1の端部に設けられている電気コネクタ。 - 液晶パネルと、
上記液晶パネルに光を照射するための蛍光管と、
上記蛍光管の端部に設けられた端子に接続される請求項1〜7の何れか1項に記載の電気コネクタとを備える液晶表示装置。
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