JP5172471B2 - 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置 - Google Patents

電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5172471B2
JP5172471B2 JP2008138546A JP2008138546A JP5172471B2 JP 5172471 B2 JP5172471 B2 JP 5172471B2 JP 2008138546 A JP2008138546 A JP 2008138546A JP 2008138546 A JP2008138546 A JP 2008138546A JP 5172471 B2 JP5172471 B2 JP 5172471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
portions
contact
electrical connector
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008138546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009266785A (ja
Inventor
克則 宮園
嶺 苗村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2008138546A priority Critical patent/JP5172471B2/ja
Priority to KR1020090028972A priority patent/KR101568419B1/ko
Publication of JP2009266785A publication Critical patent/JP2009266785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5172471B2 publication Critical patent/JP5172471B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R33/00Coupling devices specially adapted for supporting apparatus and having one part acting as a holder providing support and electrical connection via a counterpart which is structurally associated with the apparatus, e.g. lamp holders; Separate parts thereof
    • H01R33/05Two-pole devices
    • H01R33/06Two-pole devices with two current-carrying pins, blades or analogous contacts, having their axes parallel to each other
    • H01R33/08Two-pole devices with two current-carrying pins, blades or analogous contacts, having their axes parallel to each other for supporting tubular fluorescent lamp
    • H01R33/0827Two-pole devices with two current-carrying pins, blades or analogous contacts, having their axes parallel to each other for supporting tubular fluorescent lamp characterised by the contacts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V19/00Fastening of light sources or lamp holders
    • F21V19/0075Fastening of light sources or lamp holders of tubular light sources, e.g. ring-shaped fluorescent light sources
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/0102Constructional details, not otherwise provided for in this subclass
    • G02F1/0105Illuminating devices
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/1306Details
    • G02F1/1309Repairing; Testing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R33/00Coupling devices specially adapted for supporting apparatus and having one part acting as a holder providing support and electrical connection via a counterpart which is structurally associated with the apparatus, e.g. lamp holders; Separate parts thereof
    • H01R33/975Holders with resilient means for protecting apparatus against vibrations or shocks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Description

本発明は、電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置に関する。
例えば、液晶表示式のテレビやモニターに用いられるバックライトとしての蛍光管のアウターリード(端子)は、電気コネクタに接続されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の電気コネクタのコンタクトは、一対の弾性片部を含んでいる。一対の弾性片部は、蛍光管のアウターリードを挟持することで、このアウターリードと電気的に接続されている。
特開2007−48715号公報
一対の弾性片部間にアウターリードを挿入するときには、これらの弾性片部にアウターリードが接触する等して力(負荷)を受けることがあるが、このような負荷は少ないほうが好ましい。一方で、一対の弾性片部間にアウターリードを挿入し終えた後には、一対の弾性片部でアウターリードを確実に挟持できるようにする必要がある。また、製造コストの低減の観点から、電気コネクタの部品点数は少ないほど好ましい。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、蛍光管の端子を一対の弾性片部間に挿入するときの端子への負荷を少なくすることができるとともに、この端子を一対の弾性片部で確実に挟持することができ、かつ部品点数の少ない電気コネクタ、およびこれを備える液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、絶縁性のハウジングと、導電性のコンタクトとを備え、上記コンタクトは、上記ハウジングに固定される本体と、この本体から延設された一対の弾性片部とを含み、上記一対の弾性片部には、蛍光管の端部に設けられた端子が当該端子の径方向に相当する所定の挿入方向に沿って挿入可能とされ、上記コンタクトは、上記挿入方向に沿う所定の移動方向に沿って上記ハウジングに対して移動することにより、上記ハウジングに仮保持された仮保持位置から、上記ハウジングに上記本体が固定される固定位置に変位可能とされ、上記一対の弾性片部は、上記コンタクトが固定位置にあるときに上記端子を挟持するための一対の挟持部を含み、上記ハウジングは、上記本体を固定する固定部と、この固定部とは相対移動不能とされ上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の挟持部間の間隔を拡開する拡開操作部とを含み、上記コンタクトの上記仮保持位置から上記固定位置への変位に伴って、上記拡開操作部による上記一対の挟持部間の間隔の拡開が解除され、上記一対の弾性片部に設けられる一対の被操作部と、これら一対の被操作部に対応して上記拡開操作部に設けられる一対の操作部とを含み、上記一対の操作部は、上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の被操作部と係合することにより、上記一対の挟持部間の間隔を拡開し、上記コンタクトは、上記本体部から上記移動方向とは反対の方向に延び上記ハウジングに対して上記反対の方向に突出する被押圧部を含み、上記被押圧部が上記移動方向に沿って押圧されることにより、上記コンタクトが仮保持位置から固定位置へ変位可能であるることを特徴とする電気コネクタである。
本発明によれば、コンタクトが仮保持位置にあるときには、ハウジングの拡開操作部によって一対の挟持部間の間隔が拡開される。このため、一対の挟持部間に蛍光管の端子を挿入する際、この端子と一対の挟持部とが強く接触することを防止でき、例えば、端子を一対の挟持部間に無挿入力で挿入することができる。これにより、蛍光管の端子を一対の弾性片部間に挿入するときに、端子にかかる負荷を少なくできる。また、コンタクトが固定位置にあるときには、一対の挟持部によって蛍光管の端子を挟持することができる。これにより、蛍光管の端子を一対の挟持部間に挿入した後には、この端子を一対の弾性片部で確実に挟持することができる。さらに、電気コネクタを、ハウジングとコンタクトの2部品で形成することができ、電気コネクタの部品点数を可及的に少なくできる。
また、上記一対の弾性片部に設けられる一対の被操作部と、これら一対の被操作部に対応して上記拡開操作部に設けられる一対の操作部とを含み、上記一対の操作部は、上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の被操作部と係合することにより、上記一対の挟持部間の間隔を拡開するので、下記の利点がある。すなわち、一対の弾性片部のそれぞれに被操作部を設けるとともに、各被操作部に対応して操作部を設けている。これにより、一対の弾性片部の一対の挟持部間の間隔を確実に拡開できる。
また、上記コンタクトは、上記本体部から上記移動方向とは反対の方向に延び上記ハウジングに対して上記反対の方向に突出する被押圧部を含み、上記被押圧部が上記移動方向に沿って押圧されることにより、上記コンタクトが仮保持位置から固定位置へ変位可能であるので、下記の利点がある。すなわち、被押圧部を治具等によって押圧することにより、コンタクトを仮保持位置から固定位置へ変位できる。各弾性片部に力を加えずにコンタクトをハウジングに対して変位することができ、各弾性片部に余計な負荷がかかることを防止できる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記ハウジングの上記固定部および上記拡開操作部は、単一の部材を用いて一体に形成されている電気コネクタである。本発明によれば、固定部および拡開操作部を単一の部材で構成でき、電気コネクタの部品点数をより少なくできる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2において、上記ハウジングは、上記一対の弾性片部とは上記端子の軸方向に相当する所定の対向方向に対向する対向壁を含み、上記対向壁から上記拡開操作部が延設されている電気コネクタである。本発明によれば、ハウジングのうち、一対の弾性片部の双方に近い箇所から拡開操作部を延設することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項において、上記一対の被操作部間に上記一対の操作部が配置されており、上記一対の操作部間の間隔は、上記移動方向に向かうに従い狭くされている電気コネクタである。
本発明によれば、コンタクトが仮保持位置から固定位置へ変位することに伴い、一対の操作部によって押圧された一対の被操作部間の間隔を次第に狭めることができる。その結果、固定位置にあるコンタクトの一対の挟持部間の間隔を確実に狭くすることができる。また、一対の挟持部間の間隔を徐々に狭めることができるので、各弾性片部に急激な負荷変動が生じることを防止でき、各弾性片部にかかる負担を少なくすることができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項において、上記被押圧部は一対設けられ、これら一対の被押圧部は、上記一対の弾性片部に隣接して配置されている電気コネクタである。本発明によれば、コンタクトをハウジングに対して変位する際、一対の被押圧部を押圧することで一対の弾性片部の双方をハウジングに対して確実に同じ量だけ変位することができる。これにより、コンタクトが固定位置にあるときの一対の弾性片部の位置を精度よく設定できる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記ハウジングは、上記一対の弾性片部とは上記端子の軸方向に相当する所定の対向方向に対向する対向壁を含み、上記一対の被押圧部は、上記対向方向に関して上記一対の弾性片部と上記対向壁との間に配置されており、上記拡開操作部は、上記対向壁から上記一対の被押圧部の間を通って一対の弾性片部側に延びる連結片に接続されている電気コネクタである。本発明によれば、一対の被押圧部間に連結片を配置することにより、一対の被押圧部間のデッドスペースを、拡開操作部に関連した部材のためのスペースとして利用できる。その結果、電気コネクタをより小型化することができる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記一対の弾性片部は、上記対向方向に関して上記対向壁に近接する第1の端部と、この第1の端部とは反対側の第2の端部とをそれぞれ含み、上記一対の被操作部は、上記一対の弾性片部の第1の端部に設けられている電気コネクタである。
本発明によれば、弾性片部のうち、対向壁に近接する第1の端部に被操作部を設けている。これにより、拡開操作部が対向壁から突出する量を少なくできる。その結果、電気コネクタをより小型化できる。
求項記載の発明は、液晶パネルと、上記液晶パネルに光を照射するための蛍光管と、上記蛍光管の端部に設けられた端子に接続される請求項1〜の何れか1項に記載の電気コネクタとを備える液晶表示装置である。
本発明によれば、蛍光管の端子を一対の弾性片部間に挿入するときの端子への負荷を少なくすることができるとともに、この端子を一対の弾性片部で確実に挟持することができる。しかも、蛍光管に接続される電気コネクタの部品点数を可及的に少なくすることができる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる電気コネクタを備える液晶表示装置の概略構成を示す模式的な平断面図である。図1を参照して、液晶表示装置1は、例えば、テレビや、パーソナルコンピュータのモニタとして用いられるものである。
液晶表示装置1は、筐体2と、液晶パネル3と、接続部材としての回路基板4と、インバータ回路5と、反射部材6と、蛍光管としての冷陰極管7と、第1の電気コネクタ11と、第2の電気コネクタ12と、を備えている。
筐体2は、箱形形状に形成されており、正面が開口している。
液晶パネル3は、非自発光式の表示パネルであり、筐体2の正面の開口部に取り付けられている。液晶パネル3の表面3aは、筐体2の前方を向いており、背面3bは筐体2の後方を向いている。
回路基板4は、液晶パネル3と略平行に配置されて筐体2内に収容された板状の部材である。この回路基板4は、液晶パネル3の背面3bに対向する表面4aと、表面4aに対して反対側を向く裏面4bと、を含んでいる。回路基板4の裏面4bに導電部としての導体パターン13が形成されている。回路基板4は、例えば、ブラケット等の取付部材14,15を介して、筐体2に固定されている。
回路基板4の表面4aおよび裏面4bに形成された導体パターン13に、インバータ回路5が接続されている。インバータ回路5は、冷陰極管7に駆動電力を供給するためのものであり、回路基板4の裏面4bに実装されている。インバータ回路5と各冷陰極管7とは、回路基板4の導体パターン13、第1の電気コネクタ11、第2の電気コネクタ12および導電部材16を用いて電気的に接続されている。
反射部材6は、冷陰極管7からの光を液晶パネル3側へ反射するものであり、例えば金属板を用いて容器状に形成されている。この反射部材6は、液晶パネル3の背面3bと回路基板4の表面4aとの間に配置されており、筐体2に図示しない固定ねじ等を用いて固定されている。
冷陰極管7は、液晶パネル3のバックライトである。冷陰極管7は、液晶パネル3の背面3bと反射部材6との間に複数設けられている(図1において、1つの冷陰極管7のみを図示)。冷陰極管7の数は、例えば、液晶パネル3の大きさ1インチあたり2本である。
各冷陰極管7は、筐体2の上下方向(紙面に垂直な方向)に所定の間隔をあけて配置されており、液晶パネル3に光を照射するようになっている。各冷陰極管7の長手方向は、筐体2の左右方向に沿っており、且つ液晶パネル3の背面3bと平行である。なお、図1において、冷陰極管7、第1の電気コネクタ11および第2の電気コネクタ12は、それぞれ1つのみ図示している。
冷陰極管7は、長尺の筒状の本体部18と、本体部18の一対の端部18aのそれぞれに設けられた一対の端子としてのアウターリード19と、を含んでいる。
本体部18は、例えば、直径が数mm〜十数mm程度のガラス製の部材である。アウターリード19は、軟鉄等の金属製の軸状の導電部材であり、本体部18の端部18aから本体部18とは平行に突出している。アウターリード19の直径は、例えば1mm程度、長さは数mm程度である。本体部18の中間部は、反射部材6に固定されたサポート部材20によって保持されている。
冷陰極管7の本体部18の一端側のアウターリード19は、第1の電気コネクタ11に接続されており、冷陰極管7の本体部18の他端側のアウターリード19は、第2の電気コネクタ12に接続されている。
第1の電気コネクタ11は、冷陰極管7と回路基板4の導体パターン13との間の電気的な接続を行うためものである。この第1の電気コネクタ11は、各冷陰極管7の本体部18の一端側に配置されている。各第1の電気コネクタ11は、液晶表示装置1の左右方向に関する回路基板4の一端縁部21に係合している。
第2の電気コネクタ12は、冷陰極管7と回路基板4の導体パターン13との間の電気的な接続を行うためものである。この第2の電気コネクタ12は、各冷陰極管7の他端側に配置されている。
各第2の電気コネクタ12は、回路基板4に実装された導電部材16に支持されているとともに、この導電部材16に電気的に接続されている。この導電部材16は、回路基板4の導体パターン13に電気的に接続されている。
冷陰極管7の一端のアウターリード19には、第1の電気コネクタ11側から、インバータ回路5による正電圧が印加される。また、冷陰極管7の他端のアウターリード19は、第2の電気コネクタ12および導電部材16等を介して接地されている。
図2は、回路基板4、冷陰極管7および第1の電気コネクタ11の要部の斜視図である。図2を参照して、以下では、便宜的に、筐体2の左右方向に平行な方向をX方向Xとして、筐体2の上下方向に平行な方向をY方向Yとして、筐体2の前後方向に平行な方向をZ方向Zとして説明する。
また、X方向Xの一方を第1のX方向X1とし、X方向Xの他方を第2のX方向X2とする。また、Y方向Yの一方を第1のY方向Y1とし、Y方向Yの他方を第2のY方向Y2とする。また、Z方向Zの一方を第1のZ方向Z1とし、Z方向Zの他方を第2のZ方向Z2とする。
また、単にX方向Xというときは、第1および第2のX方向X1,X2を総称していうものとする。また、単にY方向Yというときは、第1および第2のY方向Y1,Y2を総称していうものとする。また、単にZ方向Zというときは、第1および第2のZ方向Z1,Z2を総称していうものとする。
図2に示されている2つの第1の電気コネクタ11の一方は、アウターリード19が接続される途中の状態を示しており、他方は、アウターリード19が接続されていない状態を示している。
冷陰極管7は、対応する第1の電気コネクタ11に取り付けられる際、アウターリード19の径方向に沿う所定の挿入方向M1に沿って移動される。挿入方向M1は、例えば、第1のZ方向Z1に相当する。また、各冷陰極管7は、対応する第1の電気コネクタ11から取り外される際、挿入方向M1とは反対の抜け方向M2に沿って移動される。挿入方向M1は、例えば、第2のZ方向Z2に相当する。
回路基板4は、インバータ回路(図示せず)等が実装される主体部22と、主体部22の一端縁部21に横並びで形成された複数の挿入凸部23と、を含んでいる(図2において、2つの挿入凸部23のみを図示)。
挿入凸部23は、各第1の電気コネクタ11に対応するようにY方向Yに横並びに形成されており、この挿入凸部23の表面4aに導体パターン13が設けられている。
各挿入凸部23は、矩形状に形成されている。これらの挿入凸部23は、対応する第1の電気コネクタ11に、差込方向P1に沿って挿入されるようになっている。これにより、挿入凸部23の導体パターン13と第1の電気コネクタ11とが電気的に接続される。差込方向P1は、例えば、第1のX方向X1に相当する。
各挿入凸部23は、対応する第1の電気コネクタ11に対して、差込方向P1とは反対の引抜方向P2に沿って引き抜かれるようになっている。これにより、各挿入凸部23の導体パターン13と対応する第1の電気コネクタ11との電気的な接続が解除される。引抜方向P2は、例えば、第2のX方向X2に相当する。
各第1の電気コネクタ11の構成は同様であるので、以下では、主に1つの第1の電気コネクタ11について説明する。
第1の電気コネクタ11は、例えば、X方向X,Y方向YおよびZ方向Zに関する長さが、それぞれ、10mm〜15mm程度とされている。第1の電気コネクタ11は、絶縁性のハウジング24と、このハウジング24に保持された導電性のコンタクト25と、を含んでいる。
ハウジング24は、Y方向Yに略対称な形状をなしている。このハウジング24は、合成樹脂製の一体成形品であり、全体が筒状に形成されている。
図3は、第1の電気コネクタ11を第1のY方向Yに沿って見た側面図である。図4は、第1の電気コネクタ11を第1のX方向X1に沿って見た側面図である。図5は、第1の電気コネクタ11の分解斜視図である。図6は、第1の電気コネクタ11の斜視図である。
図3、図4および図6を参照して、ハウジング24は、全体として、Z方向Zに細長い筒状をなしており、第1〜第4の側壁31〜34を含んでいる。第1の側壁31および第3の側壁33は、X方向Xに相対向して対をなしている。第2の側壁32および第4の側壁34は、Y方向Yに相対向して対をなしている。
第1の側壁31には、冷陰極管7が挿入方向M1に沿って挿入される凹部35が形成されている。また、第1の側壁31内には、コンタクト25の一部を収容するための空洞36が形成されている。また、この第1の側壁31の凹部35の周縁部にはスリット37が形成されており、このスリット37を通して空洞36の内部と第1の側壁31の外部とが連通している。
第1の側壁31には、矩形状のフランジ部38が突出形成されている。このフランジ部38は、第1の側壁31から引抜方向P2に沿って延びている。第1のZ方向Z1に関するフランジ部38の端面には、回路基板4の表面4aを受けるための受け部39が形成されている。この受け部39は、回路基板4の一端縁部21の表面4aとは平行に延びており、この一端縁部21を受けるようになっている。
上記第1〜第4の側壁31〜34によって、コンタクト25の少なくとも一部を収容するための直方体状の収容空間40が区画されている。
第2の側壁32および第4の側壁34から、一対のカバー片41,42が挿入方向M1に沿って突出形成されている。これら一対のカバー片41,42は、抜け方向M2とは直交する所定の直交方向V(Y方向Yに相当)に相対向しており、コンタクト25の後述する第2の延設部45,46が互いの間に配置されるようになっている。これにより、この第2の延設部45,46を保護するようになっている。
図2および図5を参照して、コンタクト25は、冷陰極管7の本体部18の一端18aのアウターリード19と電気的に接続するとともに、回路基板4の挿入凸部23の導体パターン13と電気的に接続するものである。コンタクト25を構成する材料として、金属等の導電部材からなる単一の板金部材を例示することができる。この板金部材の板厚は、例えば0.2mm程度である。上記板金部材は、表面および裏面のそれぞれにめっき加工が施されることにより、めっき層が形成されている。コンタクト25の大部分は、収容空間40内に収容されている。
図5を参照して、コンタクト25は、Y方向Yに略対称な形状をなしている。このコンタクト25は、本体43と、第1の延設部44と、一対の第2の延設部45,46と、一対の被押圧部47,48と、蛍光管接続用コンタクトとしての一対の第1の弾性片部50,51と、回路基板接続用コンタクトとしての第2の弾性片部52と、を含んでいる。
本体43は、挿入方向M1に沿って見たときに、全体としてU字形形状をなしており、第2および第4の側壁32,24の間に近接配置される一対の側部53,54と、これら一対の側部53,54を連結する連結部55とを有している。連結部55は、第1の側壁31と概ね平行に並んでおり、Y方向Yに相対的に長く、Z方向Zに相対的に短い。一対の側部53,54は、連結部55の長手方向の一対の端部から第1のX方向X1側に延びており、互いに平行に対向している。一方の側部53は、第2の側壁32に近接しており、他方の側部54は、第4の側壁34に近接している。
図5および図6を参照して、第1の延設部44は、本体43の連結部55から、抜け方向M2側に延設されている。この第1の延設部44は、第1の側壁31の空洞36内に収容される矩形部56と、矩形部56の抜け方向M2側の一端部56aから延びる第1〜第3の舌片57〜59とを有している。第1の舌片57、第2の舌片58および第3の舌片59は、直交方向Vに関してこの順に並んでいる。
第1および第3の舌片57,59は、互いに対称な形状を成しており、上記一端部56aから抜け方向M2側に延びて全体としてV字形形状をなしている。これら第1および第3の舌片57,59の一部は、第1の側壁31のスリット37から抜け方向M2側に突出しており、冷陰極管7の本体部18を受けられるようにされている。これにより、冷陰極管7の本体部18が直接ハウジング24の第1の側壁31に接触することを防止している。
図5を参照して、第2の舌片58は、直交方向Vから見たときにL字形形状をなしており、上記一端部56aに接続されている基端部は、第のX方向X側に延びており、この基端部とは反対の先端部は、抜け方向M2に沿って延びている。この先端部には、挿入方向M1に窪む凹部60が形成されている。凹部60のうち抜け方向M2に関する開口は、直交方向Vの最大長さが、アウターリード19の直径よりも大きくされている。
各第2の延設部45,46は、本体43の対応する側部53,54からそれぞれ挿入方向M1側に延びている。各第2の延設部45,46には、回路基板4の対応する挿入凸部23を受け入れるための挿入凹部61が形成されている。挿入凹部61は、各第2の延設部45,46のうちの抜け方向P2側の端部を切り欠いて形成されている。
図3および図5を参照して、挿入凹部61に対して対応する挿入凸部23を差込方向P1に動かすことにより、当該対応する挿入凸部23を、挿入凹部61に挿入することができる。また、この挿入凸部23を、挿入凹部61に対して差込方向P1とは反対の引抜方向P2に動かすことにより、この挿入凸部23を挿入凹部61から抜き取ることができる。
各被押圧部47,48は、本体43の対応する側部53,54の先端から、移動方向とは反対の方向としての抜け方向M2に沿って延びている。各被押圧部47,48の先端は、ハウジング24に対して、抜け方向M2側に突出している。各被押圧部47,48は、それぞれ、抜け方向M2に沿って見たときにL字形形状をなしており、直交方向Vに対称な形状となっている。直交方向Vに関して、一対の被押圧部47,48間には、所定の隙間Cが設けられている。
一対の弾性片部50,51と、ハウジング24の対向壁としての第3の側壁33とは、所定の対向方向Tであって、一対の弾性片部50,51にアウターリード19が挟持されているときにおけるアウターリード19の軸方向に沿う所定の対向方向Tに相対向している。対向方向Tに関して、一対の被押圧部47,48は、一対の弾性片部50,51に隣接して配置されているとともに、一対の弾性片部50,51と第3の壁33との間に配置されている。
第2の弾性片部52は、挿入凹部61に挿入された対応する挿入凸部23の導体パターン13と弾性的に接触することにより、この導体パターン13と電気的に接続される。この第2の弾性片部52は、本体43の連結部55のうちの抜け方向M2側の端部から挿入方向M1側に延設された、細長い板状部材とされている。
第2の弾性片部52は、本体43の連結部55に連なる屈曲部62と、屈曲部62に連なる山形部63とを含んでいる。
屈曲部62は、本体43の連結部55から挿入方向M1に進むにしたがい差込方向P1側に滑らかに屈曲しており、回路基板4の挿入凸部23のエッジが第2の弾性片部52に引っ掛かり難くされている。
山形部63は、直交方向Vに沿って見たときに、挿入方向M1側に凸となる山形形状に形成されている。山形部63は、差込方向P1に進むに従い本体43から離隔するように傾斜する第1の傾斜部64と、第1の傾斜部64から延設され、差込方向P1に進むに従い本体43に近接するように傾斜する第2の傾斜部65と、を含んでいる。
第1の傾斜部64の先端に接触部66が設けられている。第2の弾性片部52が力を受けていない自由状態にあるとき、直交方向Vから見て、接触部66は、挿入凹部61と重なるように配置されている。接触部66は、挿入凹部61に挿入凸部23が挿入されたとき、挿入凸部23の導体パターン13と接触して電気的に接続される。
図4および図5を参照して、一対の第1の弾性片部50,51は、対応する冷陰極管7のアウターリード19と弾性接触するように取り付けられることで、このアウターリード19と電気的に接続される。
各第1の弾性片部50,51は、本体43の対応する側部53,54から抜け方向M2側に延びている。各第1の弾性片部50,51は、ベース部67と、第1の傾斜部71と、挟持部69と、抜け防止部70と、第2の傾斜部72とを有している。
各ベース部67は、本体43の対応する側部53,54に接続されており、抜け方向M2とは直交する所定の直交方向V(Y方向Y)に沿って見たとき、全体として矩形状をなしている。各ベース部67は、自由状態のとき(力が作用していないとき)には、互いに概ね平行に対向している。
各第1の弾性片部50,51は、対応するベース部67の基端を支点にして撓むようになっている。各第1の傾斜部71は、対応するベース部67から延設されており、抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。これにより、一対の第1の傾斜部71は、全体としてテーパ形状をなしている。
図3を参照して、各第1の傾斜部71のうちの第1のX方向X1側の端部は、抜け方向M2側に進むにしたがい、第2のX方向X2側に進んでいる。これにより、後述する拡開機構85の拡開操作部88が第1の傾斜部71や挟持部69等に接触しないようにされている。
図4および図5を参照して、一対の挟持部69,69は、挿入方向M1に沿って一対の第1の弾性片部50,51間に挿入されたアウターリード19を、このアウターリード19の径方向に挟持するためのものである。各挟持部69は、対応する第1の傾斜部71から、抜け方向M2に沿って直線状に延びている。一対の挟持部69,69は、自由状態にあるとき、抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。なお、一対の挟持部69,69は、抜け方向M2とは平行に延びていてもよい。一対の挟持部69,69間の最小間隔は、アウターリード19の直径よりも狭くされている。各挟持部69の互いの内側面の少なくとも一部が、アウターリード19と接触するための接触部となっている。
X方向Xに沿ってみたとき、各挟持部69は、挿入方向M1に関する長さが、第1の延設部44の凹部60の深さよりも長くされている。凹部60は、挿入方向M1の全域に亘って、一対の挟持部69,69とX方向Xに相対向している。
図7は、図4の要部の一部拡大図である。図7を参照して、各抜け防止部70は、対応する挟持部69に対して抜け方向M2側に隣接している。一対の抜け防止部70,70は、一対の挟持部69,69に挟持されたアウターリード19が抜け方向M2に沿って不用意に抜けることを防止するためのものである。一対の抜け防止部70,70は、一対の挟持部69,69から抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。
各第2の傾斜部72は、対応する抜け防止部70に対して抜け方向M2側に隣接している。これら一対の第2の傾斜部72,72は、抜け方向M2に進むにしたがい互いの間隔が広がるようにされており、全体として、テーパ状をなしている。これら一対の第2の傾斜部72,72の先端部が、一対の第1の弾性片部50,51の先端部とされている。
図8は、図3のVIII−VIII線に沿う要部の断面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿う要部の断面図である。図8および図9を参照して、コンタクト25の本体43に設けられた被固定部73,74が、ハウジング24の第2の側壁32および第4の側壁34に設けられた固定部75,76に固定されている。これにより、コンタクト25がハウジング24に保持されている。
具体的には、本体43の一対の側部53,54の外側面に、一対の被固定部73,74が設けられている。また、第2の側壁32および第4の側壁34のそれぞれの内側面77に、突起としての膨出部78,79が形成されている。一対の膨出部78,79のうち互いに対向する先端面の例えば全面に固定部75,76が設けられている。
これら一対の固定部75,76は、一対の被固定部73,74を直交方向Vの内側に押圧している。これにより、一対の固定部75,76は、一対の被固定部73,74と摩擦係合しており、摩擦力を用いることにより、これら一対の被固定部73,74を固定している。コンタクト25に挿入方向M1または抜け方向M2の力が作用することにより、一対の被固定部73,74と一対の固定部75,76との間に、所定値以上の力が作用すると、上記の摩擦力に抗して、一対の被固定部73,74(コンタクト25)は、一対の固定部75,76(ハウジング24)に対して挿入方向M1または抜け方向M2に変位する。これにより、コンタクト25は、ハウジング24に対して、仮保持位置と固定位置との間を対応する挿入方向M1および抜け方向M2に沿って変位することができる。
図3および図4を参照して、固定位置にあるコンタクト25の被押圧部47,48は、大部分が収容空間40内に配置されており、抜け方向M2側の先端がハウジング24に対して抜け方向M2側に僅かに突出している。また、固定位置にあるコンタクト25の一対の第1の弾性片部50,51は、その全部が、収容空間40内に収容されており、第2および第4の側壁32,34によって、直交方向Vに挟まれている。
また、固定位置にあるコンタクト25の第1の延設部44の全部が、収容空間40および空洞36内に配置されている。また、固定位置にあるコンタクト25の本体43の全部が、収容空間40内に配置されている。また、固定位置にあるコンタクト25の第2の延設部45,46は、一対のカバー片41,42間に配置されている。
再び図6および図7を参照して、ハウジング24は、抜け防止作用部80を含んでいる。抜け防止作用部80は、一対の第1の弾性片部50,51間に挟持されたアウターリード19が、一対の第1の弾性片部50,51の間から抜け方向M2へ抜けることを防止するために、これら一対の第1の弾性片部50,51間に作用するものである。
抜け防止作用部80は、直交方向Vに相対向する一対の受け部81,81を含んでいる。これら一対の受け部81,81は、ハウジング24の第2および第4の側壁32,34から突出する一対の突部82,82に形成されている。一対の突部82,82は、第2および第4の側壁32,24の、抜け方向M2側の端部の内側面から、直交方向Vに沿って突出しており、後述する一対の被受け部83,83に近接している。一対の突部82,82のうちの、直交方向Vに相対向する内側面に、上記一対の受け部81,81が形成されている。各受け部81は、例えば、直交方向Vとは直交する矩形の面に形成されている。
コンタクトが固定位置にあるとき、直交方向Vに関する一対の受け部81,81の間に、一対の被受け部83,83が配置されている。一対の被受け部83,83は、抜け方向M2に関する一対の第1の弾性片部50,51の先端に設けられている。より具体的には、各被受け部83は、対応する第1の弾性片部50,51の第2の傾斜部72の先端にそれぞれ設けられている。一対の第1の弾性片部50,51が自由状態にあるとき、一対の受け部81,81と一対の被受け部83,83とは、互いに離隔している。
図3および図4を参照して、第1の電気コネクタ11は、仮保持位置にあるコンタクト25の一対の挟持部69,69間の間隔を強制的に拡げるための拡開機構85を備えている。拡開機構85は、ハウジング24に設けられた一対の操作部86,86と、コンタクト25の一対の第1の弾性片部50,51に設けられた一対の被操作部87,87とを含んでいる。
図10は、図3のX−X線に沿う要部の断面図である。図3、図4および図10を参照して、一対の操作部86,86は、小片からなる拡開操作部88に形成されている。拡開操作部88は、X方向Xに沿って見たときに、台形形状をなしており、挿入方向M1に進むにしたがい、直交方向Vの長さが短くされている。拡開操作部88は、直交方向Vに沿って見たときに、矩形形状をなしている。
拡開操作部88は、X方向Xに関して、一対の第1の弾性片部50,51の各ベース部67とは重なり合って配置されているが、各挟持部69や各第2の傾斜部72とは重なり合って配置されていない。これにより、拡開操作部88が、一対の第1の弾性片部50,51がハウジング24に対して挿入方向M1または抜け方向M2に移動することを妨げないようになっている。
この拡開操作部88は、連結片89を介して第3の側壁33に支持されている。連結片89は、X方向Xに延びており、第3の側壁33の内側面33aから、コンタクト25の一対の被押圧部47,48間を通って、一対の弾性片部50,51側に延びており、拡開操作部88の一側面に接続されている。第1〜第4の側壁31〜34、連結片89および拡開操作部88は、例えば、全体が単一の材料を用いて一体に形成されており、互いに相対移動不能とされている。
一対の操作部86,86は、拡開操作部88のうちの、直交方向Vに相対向する一対の側面に形成されている。X方向Xに沿ってみたとき、これら一対の操作部86,86は、テーパ状をなしている。一対の操作部86,86間の間隔は、コンタクト25の仮保持位置から固定位置への移動方向としての挿入方向M1に進むに従い狭くなっている。
図3、図5および図10を参照して、一対の弾性片部50,51は、対向方向Tに関してハウジング24の第3の壁33に近接する第1の端部50a,51aと、この第1の端部50a,50bとは反対側の第2の端部50b、51bとをそれぞれ含んでいる。
図3、図4および図10を参照して、各被操作部87は、被操作部形成体90に設けられている。被操作部形成体90は、一対の第1の弾性片部50,51の第1の端部50a,50bのうち対応するベース部67からそれぞれ延設された小片状をなしている。これら一対の被操作部形成体90,90は、一対のベース部67,67に対して直交方向Vの内側に配置されており、X方向Xに見たときに、例えば矩形形状をなしている。
各被操作部形成体90の外周縁部のうち、対応する操作部86に近接している部分が、被操作部87とされている。一対の被操作部87,87の間に、一対の操作部86,86が配置されている。コンタクト25が固定位置にあるとき、各被操作部87は、対応する操作部86とは接触しないようにされている。これにより、コンタクト25が固定位置にあるときに、一対の第1の弾性片部50,51には、操作部86からの力が作用しない。
図11を参照して、第1の電気コネクタ11へのアウターリード19の接続は、例えば、以下の(1)〜(3)のステップを経て達成される。すなわち、(1)コンタクト25が仮保持位置に配置されたことにより一対の挟持部69,69間の間隔が広くなっている第1の電気コネクタ11を用意するステップと、(2)この第1の電気コネクタ11の一対の第1の弾性片部50,51間にアウターリード19を挿入するステップと、(3)アウターリード19が一対の第1の弾性片部50,51間に配置されたコンタクト25を、仮保持位置から固定位置に変位することにより、一対の挟持部69,69間の間隔を狭くして一対の挟持部69,69にアウターリード19が挟持されるステップとを経て、アウターリード19が第1の電気コネクタ11に接続される。
図11を参照して、コンタクト25がハウジング24に対して仮保持位置にあるとき、各第1の弾性片部50,51の被操作部87は、対応する操作部86のうちの抜け方向M2側の端部近傍にそれぞれ当接している。これにより、拡開操作部88の一対の操作部86,86は、一対の被操作部87,87を直交方向Vの外側に押圧しており、一対の挟持部69,69間の間隔が強制的に拡げられている。これにより、一対の挟持部69,69間の間隔、および一対の抜け防止部70,70間の間隔は、アウターリード19の直径よりも広くされている。
また、コンタクト25が仮保持位置にあるとき、各第1の弾性片部50,51の第2の傾斜部72は、ハウジング24に対して抜け方向M2側に突出している。これにより、一対の被受け部83,83は、一対の受け部81,81間に配置されていない状態となっており、これら一対の受け部81,81による規制を受けることなく、一対の挟持部69,69間の間隔の拡大が可能となっている。
仮保持位置にあるコンタクト25の一対の第1の弾性片部50,51間に、アウターリード19が挿入方向M1に沿って挿入される。これにより、アウターリード19は、一対の第2の傾斜部72,72、一対の抜け防止部70,70間を通り、さらに、図12に示すように、一対の挟持部69,69間に至る。アウターリード19は、コンタクト25の第1の延設部44の凹部60に受けられ、コンタクト25に対する挿入方向M1への移動が規制される。
アウターリード19が一対の挟持部69,69間に配置された後、図示しない治具等を用いて、コンタクト25の一対の被押圧部47,48の先端を、移動方向としての挿入方向M1側に押圧する。これにより、一対の固定部と一対の被固定部(図示せず)との摩擦力に抗して、コンタクト25がハウジング24に対して挿入方向M1側に移動され、図13(A)に示す固定位置に変位する。
コンタクト25が挿入方向M1に移動することに伴い、一対の被操作部87,87が当接している一対の操作部86,86間の間隔が狭まり、一対の被操作部87,87間の間隔が狭まる。これに伴い、一対の挟持部69,69間の間隔、一対の抜け防止部70,70間の間隔、および一対の第2の傾斜部72,72間の間隔が、各第1の弾性片部50,51の弾性復元力によって狭まる。コンタクト25が固定位置に到達したとき、拡開操作部88の一対の操作部86,86は、対応する被操作部87,87との係合が解除される。これにより、拡開操作部88による、一対の挟持部69,69間の間隔の拡開が解除される。固定位置に到達したコンタクト25の一対の第1の弾性片部50,51は、自身の弾性によって、アウターリード19を一対の挟持部69,69間に挟持している。このとき、図13(B)に示すように、一対の被受け部83,83は、一対の受け部81,81間に配置されるが、これら一対の受け部81,81とは離隔している。
図13(A)を参照して、一対の挟持部69,69に挟持されたアウターリード19は、例えば、強い振動等、強い力が加わることにより、コンタクト25に対して抜け方向M2側に移動し、一対の挟持部69,69から一対の抜け防止部70,70に移動することが考えられる。この場合、図14および図15に示すように、アウターリード19が一対の抜け防止部70,70間に到達すると、アウターリード19によって、一対の抜け防止部70,70間の間隔が拡げられる。これに伴い、一対の被受け部83,83は、直交方向Vの外側に移動し、一対の受け部81,81に受けられる。一対の被受け部83,83が一対の受け部81,81に受けられることにより、一対の抜け防止部70,70間の間隔(一対の挟持部69,69間の間隔)の拡大が規制される。このように、一対の抜け防止部70,70にアウターリード19が挟持されているとき、一対の被受け部83,83は、一対の受け部81,81によって受けられており、これにより、一対の抜け防止部70,70間の最小間隔が、アウターリード19の直径よりも小さくなるように規制される。
図16は、冷陰極管7および第2の電気コネクタ12の要部の斜視図である。次いで、図16を参照して、第2の電気コネクタ12について説明する。各第2の電気コネクタ12は、コネクタユニット91に含まれている。
コネクタユニット91は、複数の絶縁性のハウジング92と、複数の導電性のコンタクト93とを含んでいる。複数のコンタクト93は、単一の部材を用いて一体に形成されたコンタクト形成体94に含まれている。具体的には、コンタクト形成体94は、Y方向Yに沿って延びるホルダプレート95と、ホルダプレート95によって横並び方向としてのY方向Yに等間隔に保持されたコンタクト93とを含んでいる。ホルダプレート95は、導電部材16(図1参照)に固定されるとともに、この導電部材16に電気的に接続されている。なお、各ハウジング92は、本実施の形態ように互いに別体に形成されていてもよいし、互いに一体に形成されていてもよい。
各コンタクト93に対応するハウジング92がそれぞれ組みつけられることにより、各第2の電気コネクタ12が形成されている。
なお、各第2の電気コネクタ12の構成は互いに同様であるので、以下では、主に1つの第2の電気コネクタ12について説明する。
上記したように、第2の電気コネクタ12は、ハウジング92と、コンタクト93とを備えている。図17は、第2の電気コネクタ12の分解斜視図である。図18は、図16のXVIII−XVIII線に沿う要部の断面図である。
図17および図18を参照して、ハウジング92は、合成樹脂製の一体成形品であり、Y方向Yに対称な形状をなしている。このハウジング92は、Y方向Yに間隔をあけて相対向する一対の側壁96,97と、これら一対の側壁96,97間を連結する対向壁としての連結壁98とを含んでいる。
各側壁96,97には、コンタクト93の後述する側板114,115が挿入される溝99が形成されている。各溝99は、第2の電気コネクタ12における移動方向とは反対の方向としての挿入方向M1に沿って延びており、対応する側壁96,97を、挿入方向M1および第1のX方向X1に開放している。各溝99には、凹条からなる固定部としての第1および第2の係合部101,101;102,102が形成されている。
第1および第2の係合部101,101;102,102は、X方向Xに沿って互いに平行に延びている。第1および第2の係合部101,101;102,102のうち、相対的に抜け方向M2側にある第1の係合部101,101は、ハウジング92に対するコンタクト93の仮保持位置に対応して配置されており、相対的に挿入方向M1側にある固定部102は、ハウジング92に対するコンタクト93の固定位置に対応して配置されている。
各側壁96,97のうち、第1のX方向X1側の端部には、タブ103,104が設けられている。X方向Xに沿って見たとき、各タブ103,104は、対応する溝99の抜け方向M2側の端部を覆っている。これにより、固定位置にあるコンタクト93の本体111の各側板114,115が、対応するタブ103,104とX方向Xに対向するようになっている。これにより、当該側板114,115がX方向Xに沿って対応する溝99から抜けないようにされている。
連結壁98は、一対の側壁96,97のうちの第2のX方向X2側の端部を互いに接続しており、X方向とは直交している。これら一対の側壁96,97および連結壁98によって、コンタクト93の少なくとも一部を収容するための直方体状の収容空間105が区画されている。収容空間105には、コンタクト93の後述する一対の弾性片部112,113が収容されている。
図19は、コンタクト93の斜視図である。図16および図19を参照して、コンタクト93は、冷陰極管7の他端のアウターリード19と電気的に接続するとともに、ホルダプレート95および導電部材16を介して回路基板4の導体パターン13(図1参照)と電気的に接続するものである。コンタクト93は、コンタクト25と同様の材料を用いて形成されている。
コンタクト93は、Y方向Yに略対称な形状をなしている。このコンタクト93は、本体111と、蛍光管接続用コンタクトとしての一対の弾性片部112,113とを含んでいる。
本体111は、挿入方向M1に沿って見たときに、全体としてU字形形状をなしている。この本体111は、ハウジング92の一対の側壁96,97に係合する一対の側板114,115と、これら一対の側板114,115を連結する連結板116とを有している。
連結板116は、ハウジング92の連結壁98と概ね平行に並んでおり、一対の弾性片部112,113を挟んで連結壁98とX方向Xに対向している。この連結板116には、アウターリード19を受け入れるための凹部106が形成されている。凹部106は、連結板116のうち抜け方向M2側の端部を窪ませてなる。凹部106のうち抜け向M2側の開口は、Y方向の最大長さが、アウターリード19の直径よりも大きくされている。凹部106でアウターリード19を支持することが可能である。
図17および図18を参照して、一対の側板114,115は、直交方向Vに関する連結板116の一対の端部から第2のX方向X2側に延びており、一対の弾性片部112,113を直交方向Vに挟んで互いに平行に対向している。一方の側板114は、一方の側壁96の溝部99に嵌め込まれており、他方の側板115は、他方の側壁97の溝99に嵌め込まれている。
各側板114,115は、対応する側壁96,97に対して、挿入方向M1および抜け方向M2に移動可能である。
各側板114,115には、凸条からなる被固定部としての被係合部118がそれぞれ形成されている。これら一対の被係合部118,118は、対応する側板114,115の外側面114a,115aに設けられた凸部であり、断面山形をなしてX方向Xに延びている。図18を参照して、各被係合部118,118は、対応する第1および第2の係合部101,101;102,102に係合している。各第1および第2の係合部101,101;102,102は、対応する側壁96,97の溝99,99にそれぞれ設けられている。各第1および第2の係合部101,101;102,102は、対応する側板114,115の被係合部118,118に対応して形成された凹部であり、X方向Xに延びている。
Z方向Zに関して、一対の第1の係合部101,101は、対応する溝99,99のうち、コンタクト93の固定位置に対応する位置に設けられている。Z方向Zに関して、第2の係合部102,102は、対応する溝99,99のうち、コンタクト93の仮保持位置に対応する位置に設けられている。各被係合部118,118と対応する第1および第2の係合部101,101;102,102との係合により、ハウジング92とコンタクト93との互いの固定または仮保持が達成される。
各被係合部118,118が対応する第1および第2の係合部101,101;102,102を挿入方向M1または抜け方向M2に沿って乗り越えることが可能とされている。その結果、コンタクト93は、ハウジング92に対して、仮保持位置と固定位置との間を対応する挿入方向M1および抜け方向M2に沿って変位することができる。
図17および図19を参照して、本体111の連結板116のうち、直交方向Vの一対の端部から、補強梁119がそれぞれ突出している。各補強梁119は、直交方向Vに延びており、先端がホルダプレート95に接続されている。また、本体111の連結板116のうち、直交方向Vの中央部から、底片120が延設されている。底片120は、連結板116から第2のX方向X2に延びており、連結板116の挿入方向M1側の端部とホルダプレート95とを接続している。
図16および図18を参照して、一対の弾性片部112,113は、対応する冷陰極管7のアウターリード19と弾性接触するように取り付けられ、これにより、このアウターリード19と電気的に接続される。
各弾性片部112,113は、本体111の底片120から抜け方向M2側に延びており、一対の側壁96,97に対して直交方向Vの内側に配置されている。これら一対の弾性片部112,113と、ハウジング92の対向壁としての連結壁98とは、アウターリード19の軸方向に沿う所定の対向方向T(図18において、紙面に直交する方向)に相対向している。
各弾性片部112,113は、第1の傾斜部121と、挟持部122と、抜け防止部123と、第2の傾斜部124とを有している。
各第1の傾斜部121は、抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。これにより、一対の第1の傾斜部121,121は、全体としてテーパ形状をなしている。各弾性片部112,113は、対応する第1の傾斜部121,121の基端を支点にして撓むようになっている。
一対の挟持部122,122は、挿入方向M1に沿って一対の弾性片部112,113間に挿入されたアウターリード19をこのアウターリード19の径方向に挟持するためのものである。各挟持部122は、対応する第1の傾斜部121から、抜け方向M2に沿って直線状に延びている。自由状態における一対の挟持部122,122は、抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。なお、自由状態における一対の挟持部122,122は、互いに平行でもよい。自由状態における一対の挟持部122,122の互いの最小間隔は、アウターリード19の直径よりも狭くされている。各挟持部122の互いの内側面の少なくとも一部が、アウターリード19と接触するための接触部となっている。
図20は、第2の電気コネクタ12をX方向Xに沿って見たときの側面図である。図20を参照して、第2のX方向X2に沿って見たとき、一対の挟持部122,122の挿入方向M1側の端部は、凹部106の底部に対して、挿入方向M1側に位置している。
図18を参照して、各抜け防止部123は、対応する挟持部122に対して抜け方向M2側に隣接している。一対の抜け防止部123,123は、一対の挟持部122,122に挟持されたアウターリード19が抜け方向M2に沿って不用意に抜けることを防止するためのものである。一対の抜け防止部123,123は、一対の挟持部122,122から抜け方向M2に進むに従い、互いの間隔が狭くなっている。
各第2の傾斜部124は、対応する抜け防止部123に対して抜け方向M2側に隣接している。これら一対の第2の傾斜部124,124は、抜け方向M2に進むにしたがい互いの間隔が広がるようにされており、全体として、テーパ状をなしている。これら一対の第2の傾斜部124,124の先端部が、一対の弾性片部112,113の先端部とされている。
図21は、図18の要部の拡大図である。図21を参照して、ハウジング92は、抜け防止作用部125を含んでいる。抜け防止作用部125は、一対の弾性片部112,113間に挟持されたアウターリード19が、一対の弾性片部112,113の間から抜け方向M2へ抜けることを防止するために、これら一対の弾性片部112,113に作用するものである。
抜け防止作用部125は、直交方向Vに相対向する一対の受け部126,126を含んでいる。これら一対の受け部126,126は、ハウジング92の一対の側壁96,97から突出する一対の突部127,127に形成されている。一対の突部127,127は、一対の側壁96,97の、抜け方向M2側の端部から、直交方向Vに沿って、後述する一対の被受け部128,128側に突出している。一対の突部127,127のうちの、直交方向Vに相対向する内側面に、上記一対の受け部126,126が形成されている。各受け部126は、例えば、直交方向Vとは直交する矩形の面に形成されている。
コンタクト93が固定位置にあるとき、直交方向Vに関する一対の受け部126,126の間に、一対の被受け部128,128が配置されている。一対の被受け部128,128は、抜け方向M2に関する一対の弾性片部112,113の先端に設けられている。より具体的には、各被受け部126は、対応する弾性片部112,113の第2の傾斜部124の先端にそれぞれ設けられている。一対の弾性片部112,113が自由状態にあるとき、一対の受け部126,126と一対の被受け部128,128とは、互いに離隔している。
図22は、第2の電気コネクタ12の一部破断斜視図である。図18および図22を参照して、第2の電気コネクタ12は、仮保持位置にあるコンタクト93の一対の挟持部122,122間の間隔を強制的に拡げるための拡開機構129を備えている。なお、図18および図22の何れも、コンタクト93が固定位置にあるときの第2のハウジング12を示している。拡開機構129は、ハウジング92に設けられた一対の操作部131,131と、コンタクト93の一対の弾性片部112,113に設けられた一対の被操作部132,132とを含んでいる。
一対の操作部131,131は、小片からなる拡開操作部133に形成されている。拡開操作部133は、ハウジング92とは単一の部材を用いて一体に形成されており、ハウジング92とは相対移動不能である。拡開操作部133は、ハウジング92の連結壁98から第1のX方向X1に突出している。この拡開操作部133は、連結壁98から第1のX方向X1に進むに従い、直交方向Vの長さ(幅)が狭くなるテーパ状に形成されている。
一対の操作部131,131は、拡開操作部133のうちの、直交方向Vに相対向する一対の側面に形成されている。挿入方向M1に沿ってみたとき、これら一対の操作部131,131は、第1のX方向X1側に進むに従い互いの間隔が狭まるテーパ状をなしている。
各被操作部132は、一対の弾性片部112,113の対応する第1の傾斜部121,121と挟持部122,122のそれぞれの内側面に設けられている。一対の弾性片部112,113の間に、一対の操作部131,131の少なくとも一部が配置されている。コンタクト93が固定位置にあるとき、各操作部131と、対応する被操作部132とは実質的に接触しない(力が作用しない)ようにされている。
図23を参照して、第2の電気コネクタ12へのアウターリード19の接続は、例えば、以下の(1)〜(3)のステップを経て達成される。すなわち、(1)コンタクト93が仮保持位置に配置されたことにより一対の挟持部122,122間の間隔が広くなっている第2の電気コネクタ12を用意するステップと、(2)この第2の電気コネクタ12の一対の弾性片部112,113間にアウターリード19を挿入するステップと、(3)アウターリード19が一対の弾性片部112,113間に配置されたコンタクト93を仮保持位置から固定位置に変位することにより、一対の挟持部122,122間の間隔が狭くされて一対の挟持部122,122にアウターリード19が挟持されるステップと、を経て、アウターリード19が第2の電気コネクタ12に接続される。
図23を参照して、コンタクト93が仮保持位置にあるとき、コンタクト93の一対の被係合部118,118は、対応する側壁96,97の第2の係合部102,102に係合している。各弾性片部112,113の被操作部132,132は、対応する操作部131,131にそれぞれ当接している。これにより、拡開操作部133の一対の操作部131,131は、一対の被操作部132,132を直交方向Vの外側に押圧しており、一対の挟持部122,122間の間隔が強制的に拡げられている。これにより、一対の挟持部122,122間の間隔、および一対の抜け防止部123,123間の間隔は、アウターリード19の直径よりも広くされている。
また、コンタクト93が仮保持位置にあるとき、各弾性片部112,113の第2の傾斜部124は、ハウジング92に対して挿入方向M1側に位置している。これにより、一対の被受け部128,128は、一対の受け部126,126間に配置されていない状態となっており、これら一対の受け部126,126による規制を受けることなく、一対の挟持部122,122間の間隔の拡大が可能となっている。
仮保持位置にあるコンタクト93の一対の弾性片部112,113間に、アウターリード19が挿入方向M1に沿って挿入される。これにより、アウターリード19は、一対の第2の傾斜部124,124および一対の抜け防止部123,123間を通り、さらに、図24に示すように、一対の挟持部122,122間に至る。アウターリード19は、拡開操作部133に受けられ、コンタクト93に対する挿入方向M1への移動が規制される。
アウターリード19が一対の挟持部122,122間に配置された後、図示しない治具等を用いて、ハウジング92の一対の側壁96,97を、挿入方向M1側に押圧する。これにより、コンタクト93の被係合部118,118が第2の係合部102,102を乗り越えて第1の係合部101,101側に移動する。すなわち、ハウジング92に対してコンタクト93が第2の電気コネクタ12における移動方向としての抜け方向M2に移動する。これにより、コンタクト93が図25に示す固定位置に変位する。コンタクト93が固定位置に到達すると、コンタクト93の一対の被係合部118,118は、対応する側壁96,97の第1の係合部101,101に係合する。
また、コンタクト93が抜け方向M2に移動することに伴い、一対の操作部131,131と対応する被操作部132,132との係合が解除される。
すなわち、コンタクト93が固定位置に到達したとき、拡開操作部133の一対の操作部131,131は、対応する被操作部132,132との係合を解除される。これにより、拡開操作部133による、一対の挟持部122,122間の間隔の拡開が解除される。これにより、一対の被操作部132,132間の間隔が狭まる。一対の被操作部132,132間の間隔が狭まると、一対の挟持部122,122間の間隔および一対の抜け防止部123,123間の間隔が、各弾性片部112,113の弾性復元力によって、狭まる。固定位置に到達したコンタクト93の一対の弾性片部112,113は、自身の弾性によって、アウターリード19を一対の挟持部122,122間に挟持している。このとき、一対の被受け部128,128は、一対の受け部126,126間に配置されるが、これら一対の受け部126,126とは離隔している。
一対の挟持部122,122に挟持されたアウターリード19は、例えば、強い振動等、強い力が加わることにより、コンタクト93に対して抜け方向M2側に移動し、一対の挟持部122,122から一対の抜け防止部123,123に移動することが考えられる。この場合、図26に示すように、アウターリード19が一対の抜け防止部123,123間に到達すると、アウターリード19によって、一対の抜け防止部123,123間の間隔が拡げられる。これに伴い、一対の被受け部128,128は、直交方向Vの外側に移動し、一対の受け部126,126に受けられる。一対の被受け部128,128が一対の受け部126,126に受けられることにより、一対の抜け防止部123,123間の間隔(一対の挟持部122,122間の間隔)の拡大が規制される。このように、一対の抜け防止部123,123にアウターリード19が挟持されているとき、一対の被受け部128,128は、一対の受け部126,126によって受けられており、これにより、一対の抜け防止部123,123間の最小間隔が、アウターリード19の直径よりも小さく規制される。
なお、冷陰極管7の各アウターリード19と対応する第1の電気コネクタ11とのそれぞれとの接続は、一括して行われる。同様に、冷陰極管7の各アウターリード19と対応する第2の電気コネクタ12とのそれぞれとの接続は、一括して行われる。
以上の次第で、本実施の形態によれば、第1の電気コネクタ11のハウジング24および第2の電気コネクタ12のハウジング92のそれぞれに抜け防止作用部80,125を設けている。これにより、冷陰極管7のアウターリード19が対応する一対の弾性片部50,51;112,113の間から抜け方向M2へ不用意に抜けることを、抜け防止作用部80,125を用いて防止できる。
また、各ハウジング24,92に抜け防止機能を付加していることから、アウターリード19の不用意な抜け止めを防止するための構成を、少ない部品点数で実現することができる。
さらに、第1の電気コネクタ11および第2の電気コネクタ12において、各一対の被受け部83,83;128,128が対応する一対の受け部81,81;126,126に受けられることにより、一対の挟持部69,69;122,122間の間隔の拡大が規制される。その結果、これら一対の弾性片部50,51;112,113間からアウターリード19が抜けてしまうことを防止できる。
また、各一対の挟持部69,69;122,122によって対応するアウターリード19が挟持されているときは、各一対の被受け部83,83;128,128が対応する一対の受け部81,81;126,126から離隔している。これにより、アウターリード19から各一対の弾性片部50,51;112,113に伝わった熱が、ハウジング24,92の対応する一対の受け部81,81;126,126に直接伝わることを防止できる。これにより、各一対の受け部81,81が熱により軟化して変形することを防止できる。
また、各一対の被受け部83,83;128,128が対応する一対の受け部81,81;126,126によって受けられたときには、各一対の抜け防止部70,70;123,123間の最小間隔がアウターリード19の直径よりも小さくなる。これにより、各一対の弾性片部50,51;112,113からのアウターリード19の抜けを確実に防止することができる。
さらに、各一対の抜け防止部70,70;123,123間の間隔は、抜け方向M2に進むに従い次第に狭くされている。これにより、各コンタクト25,93において、アウターリード19が抜け方向M2側に移動するに従い、一対の抜け防止部70,70;123,123間の間隔が拡がる。これにより、各一対の被受け部83,83;128,128を直交方向Vに関して互いに遠ざけることができ、各一対の被受け部83,83;128,128を、確実に対応する一対の受け部81,81;126,126に当接することができる。
また、各弾性片部50,51;112,113の撓みの支点としての基端から離れた先端、すなわち、各弾性片部50,51;112,113が基端を支点にして撓んだときの変位量が大きくなる先端に、被受け部83,128を設けている。これにより、各一対の挟持部69,69;122,122間の間隔の拡がり量が少ないときでも、対応する一対の被受け部83,83;128,128が一対の受け部81,81;126,126に確実に受けられるようにすることができる。
さらに、第1の電気コネクタ11および第2の電気コネクタ12のそれぞれにおいて、各一対の側壁32,34;96,97のそれぞれに設けられた一対の突部82,82;127,127に、対応する一対の受け部81,81;126,126が設けられている。これにより、各一対の受け部81,81;126,126を、対応する一対の被受け部83,83;128,128に近接配置することができる。
また、仮保持位置の各コンタクト25,93の一対の被受け部83,83,128,128は、対応する一対の受け部81,81;126,126間に配置されておらず、固定位置の各コンタクト25,93の一対の被受け部83,83;128,128は、対応する一対の受け部81,81,126,126間に配置されている。これにより、各コンタクト25,93が仮保持位置にあるときには、対応する一対の受け部81,81;126,126による一対の挟持部69,69,122,122間の間隔の拡大が規制されない。したがって、各一対の挟持部69,69;122,122間の間隔を自由に拡げることができ、各一対の挟持部69,69;122,122間にアウターリード19を容易に挿入することができる。また、各コンタクト25,93が固定位置にあるときには、各一対の受け部81,81;126,126が対応する一対の被受け部83,83,128,128を受けることが可能とされている。これにより、各一対の挟持部69,69;122,122間に配置されたアウターリード19の抜けを確実に防止することができる。
また、仮保持位置の各コンタクト25,93は、その一対の挟持部69,69;122,122間の間隔が相対的に広くされ、固定位置の各コンタクト25,93は、その一対の挟持部69,69;122,122間の間隔が相対的に狭くされている。このように、仮保持位置にある各コンタクト25,93の一対の挟持部69,69;122,122間の間隔が広くされていることにより、これら一対の挟持部69,69;122,122間にアウターリード19を容易に、且つ、各一対の挟持部69,69;122,122と強く擦れないように挿入することができる。ひいては、一対の挟持部69,69;122,122間にアウターリード19を無挿入力で挿入することが可能となる。また、固定位置にある各コンタクト25,93の一対の挟持部69,69;122,122間の間隔が狭くされていることにより、アウターリード19を対応する一対の挟持部69,69;122,122で確実に挟持することができる。
さらに、仮保持位置の各コンタクト25,93の一対の挟持部69,69;122,122間の間隔が、対応する拡開機構85,129によって強制的に拡げられている。これにより、仮保持位置の各コンタクト25,93の一対の挟持部69,69;122,122間の間隔が不用意に閉じてしまうことを防止できる。したがって、各一対の挟持部69,69;122,122間にアウターリード19を挿入する際に、アウターリード19が対応する一対の挟持部69,69;122,122と強く擦れてしまうことを防止できる。ひいては、一対の挟持部69,69;122,122間にアウターリード19を無挿入力で挿入することが可能となる。
また、各弾性片部50,51;112,113の被操作部87,132は、対応する操作部86,131によって押圧される。その結果、各一対の挟持部69,69;122,122間の間隔を確実に拡げることができる。
さらに、第1の電気コネクタ11において、一対の被操作部87,87間に一対の操作部86,86が配置されており、一対の操作部86,86間の間隔は、コンタクト25の移動方向としての挿入方向M1に向かうにしたがい狭くされている。これにより、コンタクト25が仮保持位置から固定位置へ変位することに伴い、一対の操作部86,86によって押圧された一対の被操作部87,87間の間隔を次第に狭めることができる。その結果、固定位置にあるコンタクト25の一対の挟持部69,69間の間隔を確実に狭くすることができる。また、一対の挟持部69,69間の間隔を徐々に狭めることができるので、各弾性片部50,51に急な負荷変動が生じず、各弾性片部50,51にかかる負担を少なくすることができる。
また、各コンタクト25,93が仮保持位置にあるときには、対応するハウジング24,92の拡開操作部88,133によって対応する一対の挟持部69,69;122,122間の間隔が拡開される。このため、各一対の挟持部69,69;122,122間にアウターリード19を挿入する際、このアウターリード19と対応する一対の挟持部69,69;122,122とが強く接触することを防止でき、ひいてはアウターリード19を対応する一対の挟持部69,69;122,122間に無挿入力で挿入することができる。
これにより、アウターリード19を各一対の弾性片部50,51;112,113間に挿入するときに、アウターリード19にかかる負荷を少なくできる。また、各コンタクト25,93が固定位置にあるときには、対応する一対の挟持部69,69;122,122によってアウターリード19を挟持することができる。
これにより、アウターリード19を対応する一対の挟持部69,69;122,122間に挿入した後には、このアウターリード19を対応する一対の弾性片部50,51;112,113で確実に挟持することができる。さらに、各電気コネクタ11,12のそれぞれを、対応するハウジング24,92と対応するコンタクト25,93の2部品で形成することができ、各電気コネクタ11,12の部品点数を可及的に少なくできる。
また、各コンタクト25,93が固定位置にあるときには、対応する拡開操作部88,133によって対応する一対の挟持部69,69;122,122が拡げられることがない。したがって、各一対の挟持部69,69;122,122によって、対応するアウターリード19を確実に挟持できる。
また、各ハウジング24,92において、各固定部75,76および第1の係合部101,101と、対応する拡開操作部88,133とを単一の部材を用いて一体に形成していることにより、各電気コネクタ11,12の部品点数をより少なくできる。

また、各ハウジング24,92のうち、対応する弾性片部50,51;112,113とは対向方向Tに対向する第3の側壁33および連結壁98に、対応する拡開操作部88,133が延設されている。これにより、各ハウジング24,92のうち、対応する一対の弾性片部50,51;112,113の双方に近い箇所から、これらの拡開操作部88,133を延設することができる。
さらに、各一対の弾性片部50,51;112,113のそれぞれに被操作部87,87;132,132を設けるとともに、各被操作部87,87;132,132に対応して操作部86,86;131,131を設けている。これにより、各一対の弾性片部50,51;112,113の一対の挟持部69,69;122,122間の間隔を確実に拡開できる。
また、第1の電気コネクタ11において、一対の操作部86,86間の間隔は、コンタクト25の移動方向としての挿入方向M1に向かうに従い狭くされている。これにより、コンタクト25が仮保持位置から固定位置へ変位することに伴い、一対の操作部86,86によって押圧された一対の被操作部87,87間の間隔を次第に狭めることができる。その結果、固定位置にあるコンタクト25の一対の挟持部69,69間の間隔を確実に狭くすることができる。また、一対の挟持部69,69間の間隔を徐々に狭めることができるので、各弾性片部50,51に急激な負荷変動が生じることを防止でき、各弾性片部50,51にかかる負担を少なくすることができる。
さらに、第1の電気コネクタ11において、コンタクト25の被押圧部47,48を治具等によって挿入方向M1に押圧することにより、コンタクト25を仮保持位置から固定位置へ変位できる。各弾性片部50,51に力を加えずにコンタクト25をハウジング24に対して変位することができ、各弾性片部50,51に余計な負荷がかかることを防止できる。
また、コンタクト25の一対の被押圧部47,48を、一対の弾性片部50,51に隣接して配置している。これにより、一対の被押圧部47,48を挿入方向M1に沿って押圧することで、一対の弾性片部50,51の双方をハウジング24に対して確実に同じ量だけ変位することができる。これにより、コンタクト25が固定位置にあるときの一対の弾性片部50,51の位置を精度よく設定できる。
さらに、第1の電気コネクタ11において、拡開操作部88を支持する連結片89を、第3の側壁33から一対の被押圧部47,48の間を通って一対の弾性片部50,51側に延ばしている。このように、一対の被押圧部47,48間に連結片89を配置することにより、一対の被押圧部47,48間のデッドスペースを、拡開操作部88に関連した部材(連結片89)のためのスペースとして利用できる。その結果、第1の電気コネクタ11をより小型化することができる。
また、第1の電気コネクタ11において、一対の被操作部87,87は、一対の弾性片部50,51のうち第1の端部50a,51aに設けられている。このように、各弾性片部50,51のうち、ハウジング24の第3の側壁33に近接する第1の端部50a,51aに被操作部87,87を設けている。これにより、拡開操作部88が第3の側壁33から突出する量を少なくできる。その結果、第1の電気コネクタ11をより小型化できる。
さらに、第2の電気コネクタ12において、コンタクト93の各側板114,115とハウジング92の対応する側壁96,97の溝99,99とが嵌合していることにより、ハウジング92に対するコンタクト93の移動を案内することができる。
また、第2の電気コネクタ12において、コンタクト93が仮保持位置にあるときには、各第2の係合部102,102と被係合部118,118との係合により、コンタクト93をハウジング92に対して仮保持位置に確実に仮保持することができる。また、コンタクト93が固定位置にあるときには、各第1の係合部101,101と被係合部118,118との係合により、コンタクト93をハウジング92に対して固定位置に確実に固定することができる。
さらに、一対の被係合部118,118と対応する第1および第2の係合部101,101;102,102との係合を、簡易な構成としての凹凸係合構造で実現することができる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、第1の電気コネクタ11の各突部82を、ハウジング24の対応する第2および第4の側壁32,34とは別体に形成してもよい。この場合、これらの突部82は、ハウジング24と同一の材料または金属等の異なる材料を用いて形成され、対応する第2および第4の側壁32,34に固定される。同様に、第2の電気コネクタ12の各突部127を、ハウジング92の対応する側壁96,97とは別体に形成してもよい。この場合、これらの突部127は、ハウジング92と同一の材料または金属等の異なる材料を用いて形成され、対応する側壁96,97に固定される。
また、第2の電気コネクタ12において、コンタクト93の一対の側板114,115の各被係合部118,118の凸部の形状と、ハウジング92の一対の側壁96,97の各第1および第2の係合部101,101;102,102の凹部の形状とを入れ換えてもよい。
また、図27(A)に示すように、第1の電気コネクタ11Aの一対の受け部81A,81Aを、挿入方向M1側に進むに従い互いの間隔が狭くなるテーパ状に形成してもよい。同様に、図27(B)に示すように、第2の電気コネクタ12Aの一対の受け部126A,126Aを、挿入方向M1側に進むに従い互いの間隔が狭くなるようにテーパ状に形成してもよい。
また、図28(A)に示すように、一対の挟持部69,69によってアウターリード19が挟持されているときに、一対の被受け部83,83が、一対の受け部81B,81Bによって受けられることにより、一対の抜け防止部70,70間の最小間隔がアウターリード19の直径よりも小さく規制されるようにしてもよい。この場合、第1の電気コネクタ11Bの一対の受け部81B,81Bは、例えば、挿入方向M1側に進むに従い互いの間隔が狭くなるテーパ状に形成される。一対の挟持部69,69によってアウターリード19が挟持されているときでも、一対の被受け部83,83が、一対の受け部81B,81Bによって加圧されることとなる。これにより、一対の挟持部69,69は、一対の弾性片部50,51自身の弾性力に加え、一対の受け部83,83からの加圧力によって、アウターリード19を挟持する。その結果、一対の挟持部69,69とアウターリード19との接触をより確実に維持することができる。
同様に、図28(B)に示すように、一対の挟持部122,122によってアウターリード19が挟持されているときに、一対の被受け部128B,128Bが、一対の受け部126B,126Bによって受けられることにより、一対の抜け防止部123,123間の最小間隔がアウターリード19の直径よりも小さく規制されるようにしてもよい。この場合、第2の電気コネクタ11Bの一対の受け部126B,126Bは、例えば、挿入方向M1側に進むに従い互いの間隔が広くなるテーパ状に形成される。また、一対の被受け部128B,128Bは、一対の第2の傾斜部124B,124Bの先端を、直交方向Vの外側へカールしてなる部分に形成されている。これにより、一対の受け部126B,126Bが挿入方向M1に移動することに伴う、各受け部126Bと対応する被受け部128Bとの係合を滑らかにすることができる。一対の挟持部122,122によってアウターリード19が挟持されているときでも、一対の被受け部128B,128Bが、一対の受け部126B,126Bによって加圧されることとなる。これにより、一対の挟持部122,122は、一対の弾性片部112B,113B自身の弾性力に加え、一対の受け部126B,126Bからの加圧力によって、アウターリード19を挟持する。その結果、一対の挟持部122,122とアウターリード19との接触をより確実に維持することができる。
さらに、図29(A)に示すように、第1の電気コネクタ11Cの一対の受け部81C,81Cを、挿入方向M1の中間部が直交方向Vの外側に窪んだ形状に形成してもよい。同様に、図29(B)に示すように、第2の電気コネクタ12Cの一対の受け部126C,126Cを、挿入方向M1の中間部が直交方向Vの外側に窪んだ形状に形成してもよい。
また、本発明を、外陰極管等の他の蛍光管との接続に適用することができる。さらに、本発明を、エッジライト型の液晶表示装置に適用することができる。
本発明の一実施の形態にかかる電気コネクタを備える液晶表示装置の概略構成を示す模式的な平断面図である。 回路基板、冷陰極管および第1の電気コネクタの要部の斜視図である。 第1の電気コネクタを第1のY方向に沿って見た側面図である。 第1の電気コネクタを第1のX方向に沿って見た側面図である。 第1の電気コネクタの分解斜視図である。 第1の電気コネクタの斜視図である。 図4の要部の一部拡大図である。 図3のVIII−VIII線に沿う要部の断面図である。 図8のIX−IX線に沿う要部の断面図である。 図3のX−X線に沿う要部の断面図である。 第1の電気コネクタへのアウターリードの接続工程を説明するための図である。 第1の電気コネクタへのアウターリードの接続工程を説明するための図である。 (A)は、第1の電気コネクタへのアウターリードの接続工程を説明するための図であり、(B)は、図13(A)の要部の拡大図である。 アウターリードの抜け防止について説明するための図である。 図14の要部の拡大図である。 冷陰極管および第2の電気コネクタの要部の斜視図である。 第2の電気コネクタの分解斜視図である。 図1のXVIII−XVIII線に沿う要部の断面図である。 コンタクトの斜視図である。 第2の電気コネクタをX方向に沿って見たときの側面図である。 図18の要部の拡大図である。 第2の電気コネクタの一部破断斜視図である。 第2の電気コネクタへのアウターリードの接続工程を説明するための図である。 第2の電気コネクタへのアウターリードの接続工程を説明するための図である。 第2の電気コネクタへのアウターリードの接続工程を説明するための図である。 アウターリードの抜け防止を説明するための図である。 (A)は、本発明の別の実施の形態の要部の模式図であり、(B)は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の模式図である。 (A)は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の模式図であり、(B)は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の模式図である。 (A)は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の模式図であり、(B)は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の模式図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
3 液晶パネル
7 冷陰極管(蛍光管)
11,11A,11B,11C 第1の電気コネクタ
12,12A,12B,12C 第2の電気コネクタ
18a 端部
19 アウターリード(端子)
24 ハウジング
25 コンタクト
33 第3の側壁(対向壁)
43 本体
47,48 被押圧部
50,51 第1の弾性片部(一対の弾性片部)
50a,51a 第1の端部
50b,51b 第2の端部
69 挟持部
75,76 固定部
86 操作部
87 被操作部
88 拡開操作部
89 連結片
92 ハウジング
93 コンタクト
96,97 側壁(一対の側壁)
98 連結壁(対向壁)
99 溝
101 第1の係合部(固定部、凹部)
102 第2の係合部(凹部)
111 本体
112,113,112B,113B 弾性片部(一対の弾性片部)
114,115 側板
118 被係合部(凸部)
122 挟持部
131 操作部
132 被操作部
133 拡開操作部
M1 挿入方向(第1の電気コネクタのコンタクトの移動方向、第2の電気コネクタのコンタクトの反対の方向)
M2 抜け方向(第2の電気コネクタのコンタクトの移動方向、第1の電気コネクタのコンタクトの反対の方向)
T 対向方向

Claims (8)

  1. 絶縁性のハウジングと、
    導電性のコンタクトとを備え、
    上記コンタクトは、上記ハウジングに固定される本体と、この本体から延設された一対の弾性片部とを含み、
    上記一対の弾性片部には、蛍光管の端部に設けられた端子が当該端子の径方向に相当する所定の挿入方向に沿って挿入可能とされ、
    上記コンタクトは、上記挿入方向に沿う所定の移動方向に沿って上記ハウジングに対して移動することにより、上記ハウジングに仮保持された仮保持位置から、上記ハウジングに上記本体が固定される固定位置に変位可能とされ、
    上記一対の弾性片部は、上記コンタクトが固定位置にあるときに上記端子を挟持するための一対の挟持部を含み、
    上記ハウジングは、上記本体を固定する固定部と、この固定部とは相対移動不能とされ上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の挟持部間の間隔を拡開する拡開操作部とを含み、
    上記コンタクトの上記仮保持位置から上記固定位置への変位に伴って、上記拡開操作部による上記一対の挟持部間の間隔の拡開が解除され
    上記一対の弾性片部に設けられる一対の被操作部と、これら一対の被操作部に対応して上記拡開操作部に設けられる一対の操作部とを含み、
    上記一対の操作部は、上記コンタクトが上記仮保持位置にあるときに上記一対の被操作部と係合することにより、上記一対の挟持部間の間隔を拡開し、
    上記コンタクトは、上記本体部から上記移動方向とは反対の方向に延び上記ハウジングに対して上記反対の方向に突出する被押圧部を含み、
    上記被押圧部が上記移動方向に沿って押圧されることにより、上記コンタクトが仮保持位置から固定位置へ変位可能であることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 請求項1において、上記ハウジングの上記固定部および上記拡開操作部は、単一の部材を用いて一体に形成されている電気コネクタ。
  3. 請求項1または2において、上記ハウジングは、上記一対の弾性片部とは上記端子の軸方向に相当する所定の対向方向に対向する対向壁を含み、
    上記対向壁から上記拡開操作部が延設されている電気コネクタ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項において、上記一対の被操作部間に上記一対の操作部が配置されており、
    上記一対の操作部間の間隔は、上記移動方向に向かうに従い狭くされている電気コネクタ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項において、上記被押圧部は一対設けられ、これら一対の被押圧部は、上記一対の弾性片部に隣接して配置されている電気コネクタ。
  6. 請求項において、上記ハウジングは、上記一対の弾性片部とは上記端子の軸方向に相当する所定の対向方向に対向する対向壁を含み、
    上記一対の被押圧部は、上記対向方向に関して上記一対の弾性片部と上記対向壁との間に配置されており、
    上記拡開操作部は、上記対向壁から上記一対の被押圧部の間を通って一対の弾性片部側に延びる連結片に接続されている電気コネクタ。
  7. 請求項において、上記一対の弾性片部は、上記対向方向に関して上記対向壁に近接する第1の端部と、この第1の端部とは反対側の第2の端部とをそれぞれ含み、
    上記一対の被操作部は、上記一対の弾性片部の第1の端部に設けられている電気コネクタ。
  8. 液晶パネルと、
    上記液晶パネルに光を照射するための蛍光管と、
    上記蛍光管の端部に設けられた端子に接続される請求項1〜の何れか1項に記載の電気コネクタとを備える液晶表示装置。
JP2008138546A 2008-04-04 2008-05-27 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置 Expired - Fee Related JP5172471B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008138546A JP5172471B2 (ja) 2008-04-04 2008-05-27 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置
KR1020090028972A KR101568419B1 (ko) 2008-04-04 2009-04-03 전기커넥터 및 이것을 구비하는 액정표시장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008098425 2008-04-04
JP2008098425 2008-04-04
JP2008138546A JP5172471B2 (ja) 2008-04-04 2008-05-27 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009266785A JP2009266785A (ja) 2009-11-12
JP5172471B2 true JP5172471B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=41392329

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008138546A Expired - Fee Related JP5172471B2 (ja) 2008-04-04 2008-05-27 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置
JP2008175927A Withdrawn JP2009266790A (ja) 2008-04-04 2008-07-04 蛍光管の取付方法
JP2008175926A Expired - Fee Related JP5215756B2 (ja) 2008-04-04 2008-07-04 コネクタユニットおよび液晶表示装置

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008175927A Withdrawn JP2009266790A (ja) 2008-04-04 2008-07-04 蛍光管の取付方法
JP2008175926A Expired - Fee Related JP5215756B2 (ja) 2008-04-04 2008-07-04 コネクタユニットおよび液晶表示装置

Country Status (2)

Country Link
JP (3) JP5172471B2 (ja)
KR (2) KR101568420B1 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100937704B1 (ko) * 2003-02-12 2010-01-20 삼성전자주식회사 백라이트 어셈블리
KR100962637B1 (ko) * 2003-09-18 2010-06-11 삼성전자주식회사 백라이트 어셈블리 및 이를 갖는 액정표시장치
JP4728065B2 (ja) * 2005-08-12 2011-07-20 日本圧着端子製造株式会社 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置
JP4583298B2 (ja) * 2005-12-19 2010-11-17 モレックス インコーポレイテド 管状光源用ソケット
JP4509054B2 (ja) * 2006-03-20 2010-07-21 日本圧着端子製造株式会社 複合コネクタ、複合コネクタに用いられるホルダ、回路基板への蛍光管の端子の接続構造、および回路基板への蛍光管の端子の接続方法
EP1860377A1 (en) * 2006-05-23 2007-11-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Lamp fixing unit, backlight assembly having the same and display device having the same
JP2007335178A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Avenir Electronics International Co Ltd 蛍光管用コネクタ及び蛍光管の取付方法
JP4152425B2 (ja) 2006-06-27 2008-09-17 日本圧着端子製造株式会社 電気コネクタ
JP4738275B2 (ja) * 2006-07-07 2011-08-03 日本航空電子工業株式会社 ランプ管用コネクタ
EP1912094A1 (en) * 2006-10-09 2008-04-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Backlight assembly and display apparatus having the same
KR100780742B1 (ko) 2006-10-30 2007-11-30 한국단자공업 주식회사 백라이트 램프 고정 소켓

Also Published As

Publication number Publication date
KR20090106355A (ko) 2009-10-08
KR101568419B1 (ko) 2015-11-11
JP2009266790A (ja) 2009-11-12
JP2009266789A (ja) 2009-11-12
KR101568420B1 (ko) 2015-11-11
KR20090106356A (ko) 2009-10-08
JP2009266785A (ja) 2009-11-12
JP5215756B2 (ja) 2013-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4728065B2 (ja) 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置
JP4563975B2 (ja) 蛍光管の取付構造
US7530828B2 (en) Electrical connector and liquid crystal display device
JP2010118360A (ja) 接続端子
TW200822462A (en) Electric connector and connection structure for electric connector
JP4563974B2 (ja) 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置
TWI380538B (ja)
JP5172471B2 (ja) 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置
US20140065898A1 (en) Connector terminal
JP4335931B2 (ja) 蛍光管用コネクタ装置
JP5021391B2 (ja) バックライト装置
JP2008204656A (ja) リード線支持装置
JP4495230B2 (ja) 電気コネクタおよびこれを備える電気コネクタユニット
JP4495229B2 (ja) 電気コネクタの取付構造
JP4495231B2 (ja) 電気コネクタの取付構造
JP2016207253A (ja) コネクタと端子金具の接続構造
JP2007184293A (ja) 蛍光管の取付方法
JP5215763B2 (ja) 電気コネクタおよびこれを備える液晶表示装置
JP5361580B2 (ja) コンタクト及びコネクタ
JP4949163B2 (ja) 電気コネクタおよびバックライト装置
JP4616299B2 (ja) 電気コネクタ
JP2004039559A (ja) 雌型端子金具及びコネクタ
JP2009037922A (ja) バックライト装置およびその製造方法
JP2009037926A (ja) 電気コネクタおよびバックライト装置
KR20090106357A (ko) 형광관의 장착방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121031

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121226

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees