JP4335931B2 - 蛍光管用コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、液晶表示装置のバックライトとして使用される蛍光管を支持するための蛍光管用コネクタ装置に関する。
テレビジョン受像機などの液晶表示装置(液晶ディスプレイ)のバックライトの光源には、熱陰極管(HCFL)や冷陰極管(CCFL)などの蛍光管(線状光源)が複数配列されている。これらの各蛍光管は、その両端に導線(リード線)を有し、蛍光管用コネクタ装置を用いて、これらの導線に電源供給線が直接または間接に接続され、バックライト背面板などの基板に支持されるようになっている。
図9、10に、特開2005−259370号公報に開示された、従来の蛍光管用コネクタ装置201の一例を示す。図9は、この従来例に示された蛍光管用コネクタ装置201の一部を縦断面図で示したもの、図10は、図9に示す基板202と端子207だけを示した斜視図である。この蛍光管用コネクタ装置201は、蛍光管203を支持し、或いは、蛍光管203に電源を供給する働きを有し、主に、端子207と、ハウジング204と、これら端子207とハウジング204に対して回動可能なアクチュエータ205を備える。端子207は、蛍光管203の導線218を挟持する接点部210を有し、この接点部210は、アクチュエータ205の開閉動作に連動して導線218を導入可能な開状態と、導線218を挟持する閉状態と、をとることができるように構成されている。
蛍光管203は発光時に発熱するため、その熱によって蛍光管203自身またはこれを支持する基板202が熱伸縮することが知られている。特に、大型の液晶表示装置においては、蛍光管に長いものが使用されるため、僅かな熱伸縮であっても蛍光灯全体で考慮した場合には、無視できないものとなる。
特開2005−259370号公報
しかしながら、上の従来例に開示されたコネクタは、蛍光管の発熱に伴う熱伸縮について何ら考慮されていない。そのため、このようなコネクタでは、熱伸縮により蛍光管の導線に過度な応力が加わるといった問題があった。この問題は、特に、その全長が長い蛍光管においては熱伸縮量が大きくなるために大きなものとなり得る。
本願発明は、これらの従来技術における問題点を解決するためになされたものであり、蛍光管が熱伸縮した場合にも、蛍光管の導線に過度な応力が加わることを防止することができる蛍光管用コネクタ装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様によれば、所定の長さを有する蛍光管からその長さ方向に延びるリード線が支持、固定される可動ハウジングと、前記可動ハウジングが前記長さ方向に移動可能な状態で設けられる固定ハウジングと、前記固定ハウジングに固定される第一の部分と、前記可動ハウジングに配置されて前記リード線を支持する第二の部分と、前記第一の部分と前記第二の部分の間に位置付けられ前記長さ方向に沿って伸縮自在とされた第三の部分と、を有する端子と、を備え、前記可動ハウジングは、前記固定ハウジング側に前記長さ方向に沿って対向配置された一対の係合部を有し、これに対応して、前記固定ハウジングは、前記長さ方向に沿って対向配置された一対の対応係合部を有し、前記一対の係合部と前記一対の対応係合部を係合させることにより、前記可動ハウジングは前記固定ハウジングに対してスライド移動可能であることを特徴とする蛍光管用コネクタ装置が提供される。
上記装置において、前記可動ハウジングから前記固定ハウジング側に突出した凸部の外面を、この凸部が挿入される前記固定ハウジングの穴の内壁と、前記長さ方向にて衝突させることにより、前記可動ハウジングの前記固定ハウジングに対する移動量が規制されてもよい。
上記装置において、前記可動ハウジングを、バックライト背面板を貫通した状態で、前記バックライト背面板の一方の板面側に配置し、前記固定ハウジングを、前記バックライト背面板のもう一方の板面側に配置してもよい。
上記装置において、前記端子は1枚の金属板を打ち抜き、折り曲げによって形成されていてもよい。
また、上記装置において、前記第二の部分は、ジャバラ形状であってもよい。
更に、上記装置において、前記第二の部分は、前記バックライト背面板に対して水平方向に広がるもの、或いは、垂直方向に広がるものであってもよい。
更に、前記固定ハウジングの一部に、前記一対の係合部を配した前記可動ハウジングの一対の板部の縁がスライドされ得る一対の溝を設けてもよい。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な一実施形態による蛍光管用コネクタ装置の一例を説明する。
図1は、本発明による蛍光管用コネクタ装置1の使用状態の一例を簡略化した形で示す図であって、本発明による蛍光管用コネクタ装置1を、その周辺部材とともに、その斜め前方から水平方向に見たときの概略斜視図を示す。図に示す蛍光管用コネクタ装置1を使用することにより、所定長さを有する蛍光管2の一方の側を、バックライト背面板3の一方の板面側において、バックライト背面板3から離間させた状態で配置するとともに、蛍光管用コネクタ1を通じて、バックライト背面板3のもう一方の板面側に取り付けたインバータ基板4から蛍光管2へ信号を伝達させ、或いは、そこへ電気を供給することができる。尚、図面簡略化のため、図1には、蛍光管2や蛍光管用コネクタ装置1を1つしか示していないが、実際の使用の際には、蛍光管2の長さ方向(図示矢印「ア」方向)において、蛍光管2の各端部に蛍光管用コネクタ装置1がそれぞれ配置され、また、これら蛍光管2と各端部に設けた2つの蛍光管用コネクタ装置を1つの組みとして、それらの組みが複数並列に配列されていると考えてよい。これにより、どのような大きさの大画面テレビ等のバックライトをもサポートすることができる。
蛍光管用コネクタ装置1は、左右対称形状を成し、主に、固定ハウジング70、可動ハウジング40、蓋体10、及び端子90の4つの部分から成る。固定ハウジング70は、バックライト背面板3の穴(図示されていない)を貫通させ、そこに係止させた状態で使用される。固定ハウジング70の下部には、インバータ基板4を着脱自在に取り付けることができる。一方、固定ハウジング70の上部には、蓋体10と協働して蛍光管2を蛍光管用コネクタ装置1に支持、固定する可動ハウジング40が設けられている。端子90は、これら可動ハウジング40と固定ハウジング70の両者を貫通した状態で蛍光管用コネクタ装置1の内部に設けられており、その一部(91)において蛍光管2の中心付近から長さ方向「ア」に延びるリード線(5)を支持、固定する(後述する図6等によく示されている)。可動ハウジング40に固定された蛍光管2は、例えば、蛍光管2に発生した熱の影響等により膨張し、長さ方向「ア」に沿ってその長さを変化させることがある。この長さの変化は、蛍光管2の根元付近、特に、蛍光管2のリード線(5)と端子90との間の接続状態に、好ましくない影響を与える。この長さの変化を許容するため、可動ハウジング40は、固定ハウジング70に対して、蛍光管2の長さ方向「ア」に沿ってスライド移動可能な状態で設けてある。蓋体10は、可動ハウジング40に蓋をするような形で、可動ハウジング40に対して開閉自在に設けられており、特に閉状態とされたときに、蛍光管2のリード線(5)を端子90に固定させる働きを有する。通常、蓋体10は、蛍光管2の取り付け前にのみ開状態とされ、取り付け後は閉状態のままとされる。蛍光管用コネクタ装置1を一旦組み立てた後に蓋体10を開状態とする必要が生じるのは、例えば、蛍光管2の交換時等、限られた場合のみと考えてよい。
図2、図3に、蓋体10が開状態とされた蛍光管用コネクタ装置1の正面図と側面図を、また、図4、図5に、蓋体が開状態とされた蛍光管用コネクタ装置の図3のA−A線断面図と図2のB−B線断面図を、更に、図6、図7に、蓋体が閉状態とされた蛍光管用コネクタ装置の図4に対応する断面図と図5に対応する断面図を、それぞれ示す。尚、便宜上、図6には、蛍光管用コネクタ装置1の他、蛍光管2から延びるリード線5を、図7には、蛍光管2を、それぞれ示している。
可動ハウジング40は、平板状のベース部42と、ベース部42の左右各側面から固定ハウジング70側に延びた、可動ハウジング40と固定ハウジング70とを係止させるための一対の板部60と、ベース部42の前側上部に設けた蛍光管2を支持するために上部43が半円状に切られた支持台44と、ベース部42の後側上部に設けた蓋を載置するための蓋載置台45と、蓋載置台45を挟み込むように左右それぞれに対向配置された一対の係止片47と、係止片47と対にして使用され、係止片47よりも長さ方向「ア」に沿って後側に配置された軸受49から成る。
板部60の各内壁下側、即ち、固定ハウジング70側には、固定ハウジング70の一部(対応スライド係合部75)と係止させることができる一対のスライド係止突起61が、長さ方向「ア」に沿って対向配置してある。これらスライド係止突起61と固定ハウジング70の一部(対応スライド係合部75)とを係止させることにより、可動ハウジング40は固定ハウジング70にスライド可能な状態で簡単に取り付けできる。
蓋載置台45の前側には、端子90のリード支持固定部91が一部露出状態で配置される端子支持部54が、上方に延びるように設けてある。この端子支持部54には、左右を仕切る中央壁55と左右の2つの側壁56が含まれ、これら中央壁55と各側壁56との間に蛍光管2のリード線5が貫通される2箇所の通路57が形成されている。図2によく示されているように、蓋体10が開状態にあるとき、特に長さ方向「ア」において、端子90の一部(図2の100)が、通路57において側壁56の内側58から僅かに突出した状態とされ、更に、端子90の一部(図2の中間折曲部97A、中間折曲部97B付近)が、側壁56の各外壁59から多少突出した状態とされる。特に、後者の突出部は、後述するように、蓋体10との協働作用によって、リード線5を支持、固定するために重要である。蓋載置台45の後側には、蓋体10が載置される平坦面52が形成してある。この平坦面52に載置された蓋体10の軸15(図1、図3等)が回動可能に枢支される穴50が軸受49に設けられている。係止片47には、軸受49等を利用して回動された蓋体10が閉状態とされたときに、蓋体10の係止部20と係止され得る係止穴48が設けてある。
蓋体10は、前面と底面で開放され、左右側面11、上面12、及び背面13で閉じた、略箱状体とされている。側面11の背面側底部付近の左右対向側には、外方に突出した2本の軸15が設けられており、角を丸めた蓋体10の底側エッジ部18を可動ハウジング40の平坦面52上に支持した状態で、これらの軸15を可動ハウジング40の軸受49の穴50によって枢支させることにより、蓋体10は、図示矢印「イ」方向において、約90度回動可能とされている。更に、閉じた蓋体10を可動ハウジング40に係止するため、側面11の前側底部付近の左右対向側に、外方に突出した2個の係止部20が設けてある。これら係止部20を係止片47の係止穴48の上部付近で押し込んで係止させることにより、蓋体10は可動ハウジング40に対して閉状態で保持される。尚、可動ハウジング40を蓋体10によって閉じる際に、蓋体10の係止部20が可動ハウジング40の係止穴48にスムーズに案内されるよう、係止部20やその周辺部にテーパー21を切っておいてもよい。更に、蓋体10の開操作を容易にするため、側面11の上部対向側に外側に張り出す引っ掛け部17を設けておいてもよい。これらの引っ掛け部17に手の爪を引っ掛ける等して蓋体10の開閉操作を容易にできる。
固定ハウジング70は、板状のベース部80と、可動ハウジング40を載置するためにベース部80から上部に突出して設けた可動ハウジング載置部82と、固定ハウジング70を背面板バックライト背面板3(図1参照)に固定するために前側底部に設けた弾性固定片84と、インバータ基板4を挿入固定し端子90を挿入固定するために後側底部に設けた箱状の基板収容部86から成る。
図1で明らかにしたように、ベース部80の底面81より下側は、バックライト背面板3の穴に挿入される部分であり、その他の部分は、バックライト背面板3の上部に現れる部分である。左右対向位置に対称配置された弾性固定片84は、互いに距離を狭める方向(図示矢印「カ」方向)に弾性変位可能であって、変位状態でバックライト背面板3の穴に挿入された後、図示状態に復帰することにより、係合部85にてバックライト背面板3の穴の縁にパチン止めされる。基板収容部86は、バックライト背面板3の穴と略同じ横幅(弾性固定片84の弾性変位方向における幅)を有し、図1に示した状態になるよう、インバータ基板4が前方(紙面垂直方向)から挿入支持され得る基板挿入口71を有する。また、基板収容部86には、図4等に示されるように、端子90を挿入するために中央壁72によって仕切られた2つの縦穴73が、可動ハウジング載置部82やベース部80を貫通した状態で、所定の深さで上方から底部に向かって設けてある。組立時には、これら縦穴73に端子90の一部を挿入し、そこに圧入固定することができる。可動ハウジング40をスライド可能に設置するため、可動ハウジング載置部82の左右側壁には、可動ハウジング40に設けた内方に突出するスライド係止突起61に対応して、外方に突出する対応スライド係合部75が長さ方向「ア」に沿って対向配置されており、また、ベース部80の上面には、板部60の縁がスライドし得る溝83が設けられている。固定ハウジング70に対する可動ハウジング40のスライド量は、図5、図7に示されるスライド方向、即ち、長さ方向「ア」における、可動ハウジング載置部82の内壁(78)間距離「サ」と、可動ハウジング40の底面から固定ハウジング70側に多少突出した状態で設けた規制凸部63の外面(64)間距離「シ」との関係によって規制される。即ち、可動ハウジング載置部82の内壁間距離「サ」は、可動ハウジング40の外面間距離「シ」よりも大きく設定されており、この結果、可動ハウジング40は固定ハウジング70に対して、「サ」−「シ」の距離だけスライド移動可能である。別言すれば、スライド量は、規制凸部63の外面64が、この凸部63が挿入される可動ハウジング載置部82の縦穴73の内壁78と衝突することによって規制される。
図8に、蛍光管用コネクタ装置1の内部に設けた端子90をリード線5の一部とともに斜視図で示す。端子90は、この図に示す配置(状態)で蛍光管用コネクタ装置1の内部に配置されていると考えてよい。ここでは、端子90は、互いに対称形状を成す2つ(端子90A、90B)の端子の組で形成してある。但し、これらの2つの端子90A、90Bは、互いに離した状態で配置されており、蛍光管用コネクタ装置1の内部においても、互いに電気的にも、物理的にも接続されていない。従って、図1に示した蛍光管用コネクタ装置1の2つの端子90A、90Bは、それぞれが別々の信号又は電源を伝達するために使用されるものであり、この意味で、図1に示したコネクタ装置は、いわゆる2極タイプのコネクタ装置ということができる。勿論、端子を1つとして、或いは、端子90Aと90Bを互いに接続するようにして1極タイプとすることもできる。これら端子90A、90Bは対称形状を成し、実質的には同一構造を有するものであるから、以下、特に必要でない限り、A、Bの文字を付記せず、単に「90」の参照番号を付して説明する。
端子90は、主に、上から順に、リード支持固定部91、伸縮吸収部110、固定部120、基板接触部130の4つの部分から成る。リード支持固定部91は、少なくとも片側の略全ての側面140を露出させた状態で、また、一部(中間折曲部97)を可動ハウジング40の端子支持部54や側壁56から突出させた状態で、可動ハウジング40に配置される。一方、固定部120は、固定ハウジング70の内部に外部から覆い隠された状態で水平及び垂直方向にて固定される。また、伸縮吸収部110は、リード支持固定部91と固定部120の間に位置付けられて、可動ハウジング40と固定ハウジング70の隙間65に、これら可動ハウジング40と固定ハウジング70によって外部から覆い隠された状態で蛍光管と平行となる方向に配置される。更に、基板接触部130は、固定ハウジング70の基板挿入口71から一部を露出させた状態で固定ハウジング70に配置される。これらの部分は、いずれも、1枚の金属板を打ち抜き、折り曲げることによって形成されており、金属板のロール面によって形成された比較的幅広の滑らかな面を有し、これらの滑らかな面をリード線5との接触側に使用するものとしている。従って、端子90によってリード線5を固定した後に、この端子90によってリード線5が切断されてしまう危険は小さい。更に、これらの部分は、連続状態で設けられているため、別部材を接続させる構造に比して電気信号を確実に伝達することができる。
特に、最上部に配したリード支持固定部91は、蓋体10との協働作用によって蛍光管2のリード線5を支持、固定するための部分として重要である。リード支持固定部91は、主に、固定支持板92、固定支持板93、可動支持板94の3つの部分から成っており、それらの下端部95にて互いに接続されている。固定支持板92、固定支持板93は、可動ハウジング40の中央壁55に設けた窪み66(図4、図6等)に埋め込まれて固定状態で立設配置される。一方、可動支持板94は、長さ方向「ア」において、固定支持板92、固定支持板93の中間に位置付けられ、また、長さ方向「ア」と直交する方向において、可動ハウジング40の側壁56の内部(図4、図6等)にて可動状態とされている。可動支持板94を、長さ方向「ア」に沿って、固定支持板92、固定支持板93の中間に位置付けたことにより、これら固定支持板92、固定支持板93、可動支持板94は、リード線5の軸方向に沿って千鳥状に対向配置される。この結果、固定支持板92及び固定支持板93と、可動支持板94と、の間には、リード線5をその両サイドから挟み込むことができる谷部99が形成される。リード線5は、この谷部99において、これら3つの部分によって3つの支点で平面的に安定して支持される。
可動支持板94は、リード線5側に存在する立設部101と、この立設部101の上端付近においてリード線5から離れる側(外側)に折り返された上部折返部96と、この上部折返部96によって折り返された部分の中間付近においてリード線5側(内側)に折り返されて立設部101を介してリード線5と対向配置された中間折曲部97と、更に、この中間折曲部97によって折り曲げられた先端付近において再び外側に折り曲げられて、中間折曲部97と同様に立設部101を介してリード線5と対向配置された先端折曲部98から成る。可動支持板94は、全体としては可動ハウジング40の側壁56の内部に配置されているが、図2を参照して説明したように、蓋体10が開状態にあるとき、長さ方向「ア」において、端子90の一部(図2の100)が、通路57において側壁56の内側58から僅かに突出した状態とされ、更に、端子90の一部(図2の中間折曲部97A、中間折曲部97B付近)が、側壁56の各外壁59から多少突出した状態とされる。この結果、例えば、図5と図7を比較参照すれば明らかなように、蓋体10が閉じられたとき、中間折曲部97(リード支持固定部91)の側面140付近が、閉じられつつある蓋体10の内壁22によって挟み込まれた状態で衝突し、これにより、可動支持板94は内方(図4、図6の図示矢印「エ」方向)に押し込まれて、リード線5側に変位する。更に、この変位により、上部折返部96を介して可動支持板94に接続された立設部101が、上部折返部96の運動に応答して、或いは、可動支持板94の先端付近に設けた先端折曲部98が、立設部101と接触することにより、立設部101は、リード線5側に変位し、固定支持板92、固定支持板93と、立設部101(可動支持板94)との間に形成された、リード線5を支持する谷部99の隙間が弾性的に狭まり、谷部99に支持したリード線5はそこで挟持、固定されることになる。尚、リード線5を支持、固定する位置は、谷部99の下部からその上部にわたるいずれの位置であってもよい。いずれの位置であっても、可動状態とされた可動支持板94の弾性作用の働きによって、蛍光管2を確実に固定できる。更に、谷部99に挿入されたリード線5が多少変形している場合であっても、可動支持板94の弾性作用によって、このような変形を許容して、リード線5はそこに確実に固定され得る。尚、任意であるが、蓋体側面11の前側底部の左右対向側に、底側に向かって先細になるようにテーパー24を切った、突出した案内部23を設けてもよい。中間折曲部97の側面140と同方向に傾斜したテーパー24を設けることにより、蓋体10の内壁22と中間折曲部97(リード支持固定部91)の側面140との衝突(可動支持板94の内方(図4、図6の図示矢印「エ」方向)への変位)をスムーズに行わせることができる。即ち、テーパー24の働きにより、案内部23は、これと同方向に傾斜した中間折曲部97の側面140上をスムーズに滑りつつ、端子支持部54、56の内包に押し込んで、端子支持部54、56の外壁59を挟持できる。
可動ハウジング40に固定された蛍光管2が熱膨張等によって長さ方向「ア」における長さを変化させた場合、この蛍光管2を支持するリード支持固定部91が固定された可動ハウジング40は、固定部120や基板接触部130が固定された固定ハウジング70に対してスライド移動するが、この結果、リード支持固定部91と固定部120や基板接触部130との間の相対距離に変化が生じる。長さ方向「ア」に沿って伸縮自在とした伸縮吸収部110を設けることにより、このような相対距離の変化は許容される。図8に示されるように、伸縮吸収部110の一方の端部141は、長さ方向「ア」の紙面奥においてリード支持固定部91の下端部95に、もう一方の端部142は、長さ方向「ア」の紙面手前において固定部120に、それぞれ接続されている。伸縮吸収部110は全体としてジャバラ形状とされており、このような形状を利用して、リード支持固定部91と固定部120や基板接触部130との間の相対距離の変化を吸収し、許容できるようにしてある。尚、伸縮吸収部110は、必ずしもジャバラ形状とする必要はなく、リード支持固定部91と固定部120の相対距離の変化を吸収することができるような形状であれば足りる。例えば、特に図示しないが巻コイルのような形状としてもよい。
固定部120は、長さ方向「ア」に広がる幅広部分を有した板状体であり、底側付近の折曲部146で折り曲られることによって、垂直板部144と水平板部145に分けられている。垂直板部144は、固定ハウジング70の縦穴73の内壁87に接触させた状態で圧入固定され、水平板部145は、固定ハウジング70の縦穴73の内底に接触させた状態で配置される。垂直板部144を圧入固定するため、例えば、内壁87から離れる方向(内方)に立ち上がりと、更に、この立ち上がりから連続した状態で内壁87と並行に延びる部分とを有することによって、L部89が形成されている。このL部89によって、内壁87との間に固定部120を圧入するための隙間76(図4、図6)を形成し、この隙間76に、垂直板部144の圧入突起147を利用して垂直板部144を圧入することにより、固定部120は、内壁87に密着させた状態で縦穴73に固定され得る。
基板接触部130は、固定部120の下部に位置し、インバータ基板4を端子90に接続するために使用される。インバータ基板4の所定部分(図示されていない)を所定の力で支持できるよう、それらの先端付近を内方に向かって軽く折り曲げることにより接触片131が形成してある。固定ハウジング70の下部に設けた基板挿入口71からインバータ基板4が挿入されたとき、接触片131はインバータ基板4と接触することによって変位し、所定の力でインバータ基板4に接触し得る。
本発明による蛍光管用コネクタ装置の使用状態の一例を示す概略斜視図である。 蓋体が開状態とされた蛍光管用コネクタ装置の正面図である。 蓋体が開状態とされた蛍光管用コネクタ装置の側面図である。 蓋体が開状態とされた蛍光管用コネクタ装置の図3のA−A線断面図である。 蓋体が開状態とされた蛍光管用コネクタ装置の図2のB−B線断面図である。 蓋体が閉状態とされた蛍光管用コネクタ装置の図4に対応する断面図である。 蓋体が閉状態とされた蛍光管用コネクタ装置の図5に対応する断面図である。 端子をリード線の一部とともに示した斜視図である。 従来例に示された蛍光管用コネクタ装置の一部を縦断面図で示す図である。 図9の基板と端子だけを示した斜視図である。
符号の説明
1 蛍光管用コネクタ装置
2 蛍光管
3 バックライト背面板
4 インバータ基板
5 リード線
10 蓋体
11 側面
12 上面
13 背面
15 軸
17 引っ掛け部
18 底側エッジ部
20 係止部
21 テーパー
22 内壁
23 案内部
24 テーパー
40 可動ハウジング
42 ベース部
43 上部
44 支持台
45 蓋載置台
47 係止片
48 係止穴
49 軸受
50 穴
52 平坦面
54 端子支持部
55 中央壁
56 左右側壁
57 通路
58 内側
59 外壁
60 板部
61 スライド係止突起
63 規制凸部
64 外面
65 隙間
66 窪み
67 縁
70 固定ハウジング
71 基板挿入口
72 中央壁
73 縦穴
75 対応スライド係合部
76 隙間
78 内壁
80 ベース部
81 底面
82 可動ハウジング載置部
83 溝
84 弾性固定片
85 係合部
86 基板収容部
87 内壁
89 L部
90 端子
91 リード支持固定部
92 固定支持板
93 固定支持板
94 可動支持板
95 下端部
96 上部折返部
97 中間折曲部
98 先端折曲部
99 谷部
100 基端部
101 立設部
110 伸縮吸収部
120 固定部
130 基板接触部
131 接触片
140 側面
141 端部
142 端部
144 垂直板部
145 水平板部
146 折曲部

Claims (8)

  1. 蛍光管からその長さ方向に延びるリード線を支持、固定する可動ハウジングと、
    前記可動ハウジングが前記長さ方向に移動可能な状態で設けられる固定ハウジングと、
    前記固定ハウジングに固定される第一の部分と、前記可動ハウジングに配置されて前記リード線を支持する第二の部分と、前記第一の部分と前記第二の部分の間に位置付けられ前記長さ方向に沿って伸縮自在とされた第三の部分と、を有する端子と、を備え
    前記可動ハウジングは、前記固定ハウジング側に前記長さ方向に沿って対向配置された一対の係合部を有し、これに対応して、前記固定ハウジングは、前記長さ方向に沿って対向配置された一対の対応係合部を有し、前記一対の係合部と前記一対の対応係合部を係合させることにより、前記可動ハウジングは前記固定ハウジングに対してスライド移動可能であることを特徴とする蛍光管用コネクタ装置。
  2. 前記可動ハウジングから前記固定ハウジング側に突出した凸部の外面を、この凸部が挿入される前記固定ハウジングの穴の内壁と、前記長さ方向にて衝突させることにより、前記可動ハウジングの前記固定ハウジングに対する移動量が規制される請求項に記載の蛍光管用コネクタ装置。
  3. 前記可動ハウジングを、バックライト背面板を貫通した状態で、前記バックライト背面板の一方の板面側に配置し、前記固定ハウジングを、前記バックライト背面板のもう一方の板面側に配置した請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記端子は1枚の金属板を打ち抜き、折り曲げによって形成されている請求項1乃至のいずれかに記載の装置。
  5. 前記第二の部分は、ジャバラ形状である請求項1乃至のいずれかに記載の装置。
  6. 前記第二の部分は、前記バックライト背面板に対して水平方向に広がる請求項に記載の装置。
  7. 前記第二の部分は、前記バックライト背面板に対して垂直方向に広がる請求項に記載の装置。
  8. 前記固定ハウジングの一部に、前記一対の係合部を配した前記可動ハウジングの一対の板部の縁がスライドされ得る一対の溝を設けている請求項1乃至7のいずれかに記載の蛍光管用コネクタ装置。
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