JP2002158055A - 上面接続型ｆｐｃ用ｚｉｆコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化させることなくFPC 挿入操作性及びス
ライダのスライド操作性を向上させ、且つ接続信頼性を
確保しつつ接続可能なFPC 板厚寸法の範囲を拡大する。 【解決手段】 それぞれが、上側弾性アーム130 及び下
側弾性アーム140 の先端にFPC 挿入接触接続部150 を備
えた複数のコンタクト100 をベースインシュレータ200
に配列保持固定する。上下、左右が壁面で囲われてフレ
キシブル配線板をFPC 挿入接触接続部150 へと導き通す
FPC 導入路330 と、この下側から延びてFPC 挿入済みの
FPC 挿入接触接続部150 に押し込まれ、FPC 上面側電極
をコンタクト100 に加圧接触させるスライダ300 を設け
る。このスライダ300 の両端から延びてベースインシュ
レータ200 の両側面をフリクション・スライドし、スラ
イダ300 をスライドさせ、且つ停止位置を維持するスラ
イダ・スライド保持部400 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は上面接続型ＦＰＣ用
ＺＩＦコネクタに関し、特にフレキシブル配線板を挿入
力ゼロで挿入した後、スライダ操作等により、このフレ
キシブル配線板をその上面側で接続対象回路に接続する
上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】回路基板に形成された回路に、フレキシ
ブル配線板を接続するコネクタでは、変形、破損しやす
いフレキシブル配線板を傷つけないように、このフレキ
シブル配線板を挿入力ゼロでコネクタに挿入した後、ス
ライダ等を操作して、フレキシブル配線板の電極と回路
基板の回路とを接続する。この場合、フレキシブル配線
板の上面側で電気的接続ができると、フレキシブル配線
板のコネクタへの挿入操作や、その電極位置、接続状況
等の確認などが容易になり、良好な接続操作性が得られ
る。

【０００３】このような、上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコ
ネクタの、従来の代表的な一例を図４（ａ），（ｂ）及
び図５に示す（例えば、特開平１１−２０４２１３号公
報参照）。この上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタは、
複数のコンタクト１００ｘ、ベースインシュレータ２０
０ｘ、スライダ３００ｘ、挿入ロック脚４５０、及びス
ライダロック金具４６０を含んで構成され、これらの詳
細は次のとおりである。

【０００４】複数のコンタクト１００ｘそれぞれは、回
路基板６００ｘの回路に接続される接続端子１１０ｘ
と、この接続端子１１０ｘにつながる保持固定部１２０
ｘと、この保持固定部１２０ｘから一方向に延びる上側
弾性アーム１３０ｘと、保持固定部１２０ｘから延び
て、上側弾性アーム１３０ｘとほぼ平行に配置された下
側アーム１６０と、上側弾性アーム１３０ｘの先端部分
に設けられた接触接続部１７０と、を備えて、導電性板
材（例えば金属板）で一体形成される。

【０００５】ベースインシュレータ２００ｘは、複数の
コンタクト１００ｘを、その保持固定部１２０ｘで、そ
の接触接続部１７０を一方向に揃えて配列、保持固定す
る。スライダ３００ｘは、先端部分で先端側ほどその厚
さ寸法が小さくなる、くさび状の形状を有し、複数のコ
ンタクト１００ｘの上側弾性アーム１３０ｘ及び接触接
続部１７０と、下側アーム１６０との間に押し込まれ
て、既に挿入済みのフレキシブル配線板５００ｘの上面
側の電極５１０ｘと接触接続部１７０とを加圧接触させ
る挿入与圧部３５０ｘと、この挿入与圧部３５０ｘの上
面とつながるＦＰＣ保持面３６０ｘを含み、この上にフ
レキシブル配線板５００ｘを保持するＦＰＣ保持部３６
１ｘと、を備えて絶縁性部材で形成されている。

【０００６】挿入ロック脚４５０は、スライダ３００ｘ
の、ＦＰＣ保持部３６１ｘ外側両端に設けられ、ベース
インシュレータ２００ｘに挿入されて、スライダ３００
ｘを、ベースインシュレータ２００ｘに対しスライドさ
せ、その挿入与圧部３５０ｘを、複数のコンタクト１０
０ｘの下側アーム１６０・接触接続部１７０間に押し込
み、またこの間から抜去する。また、この挿入ロック脚
４５０には、ロック用凹部４５１及び抜け止め壁４５２
が形成されている。

【０００７】スライダロック金具４６０は、ベースイン
シュレータ２００ｘに圧入される圧入脚４６１と、この
圧入脚４６１につながるロック脚４６２と、圧入脚４６
１につながり回路基板６００ｘのロック金具用ランド６
１０ｘにはんだ付けされるはんだ付け脚４６３とを備
え、ロック脚４６２が挿入ロック脚４５０のロック用凹
部４５１にはめ込まれると、スライダ３００ｘをその位
置に固定する。また、ロック脚４６２が抜け止め壁４５
２に突き当たって、スライダ３００ｘが脱落するのを防
止する。

【０００８】この上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタで
は、スライダ３００ｘの挿入与圧部３５０ｘが複数のコ
ンタクト１００ｘ（の下側アーム１６０・接触接続部１
７０間）から引き抜かれた状態で、フレキシブル配線板
５００ｘをスライダ３００ｘのＦＰＣ保持部３６１ｘ内
に保持してその電極形成辺を複数のコンタクト１００ｘ
に挿入力ゼロで押し込み、続いて、スライダ３００ｘを
スライドさせてその挿入与圧部３５０ｘを複数のコンタ
クト１００ｘに押し込むことにより、フレキシブル配線
板５００ｘの上面側の電極５１０ｘとコンタクト１００
ｘの接触接続部１７０とが加圧接触接続する。この状態
で、スライダロック金具４６０のロック脚４６２が挿入
ロック脚４５０のロック用凹部４５１に入り込み、スラ
イダ３００ｘの位置が、ベースインシュレータ２００
ｘ、及び複数のコンタクト１００ｘに対して固定され
る。

【０００９】また、この上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネ
クタでは、コンタクト１００ｘの下側アーム１６０はそ
の上面側が平らな面となっていて、スライダ３００ｘの
挿入与圧部３５０ｘの平らな下面を支え受けるようにな
っており、一方、コンタクト１００ｘの接触接続部１７
０はその上側弾性アーム１３０ｘとの付け根部分で下側
に突出し、スライダ３００ｘの挿入与圧部３５０ｘの上
面側に斜面を設けてその先端部分をテーパ状にし、挿入
与圧部３５０ｘの下側アーム１６０・接触接続部１７０
間への挿入を容易にしている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の上面接
続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタでは、スライダ３００ｘの
ＦＰＣ保持部３６１ｘが上方開放型となっていてそのＦ
ＰＣ保持面３６０ｘにフレキシブル配線板５００ｘを載
せ、このフレキシブル配線板５００ｘの電極形成辺の部
分を複数のコンタクト１００ｘに挿入した後、スライダ
３００ｘをスライドさせてその挿入与圧部３５０ｘをコ
ンタクト１００ｘに押し込む構造となっているので、フ
レキシブル配線板５００ｘの電極形成辺部分の、複数の
コンタクト１００ｘに対する上下方向の位置が定まりに
くく、ＦＰＣ挿入操作性が悪いという問題点や、挿入与
圧部３５０ｘのコンタクト１００ｘへの押し込み時に、
スライダ３００ｘの両端の、小さい部分を指先で持って
その操作を行わなければならないため、指先に痛みを感
じたり力が入りにくく、スライド操作性が悪いという問
題点があり、この問題は電極数が増す程その度合いが大
きくなり、この問題点を解消しようとしてこの部分を大
きくすると全体が大型化してしまう、という問題点があ
り、また、複数のコンタクト１００ｘそれぞれは、その
下側アーム１６０上面側は平らな面になっていてスライ
ダ３００ｘの挿入与圧部３５０ｘの、平らな下面を支え
受け、上側弾性アーム１３０ｘ先端に設けられた接触接
続部１７０はその付け根部分で下側に突出しており、こ
れと相対するスライダ３００ｘの、挿入与圧部３５０ｘ
の上面側、及びこれにつながるＦＰＣ保持面３６０ｘ
は、平面と斜面とが交互に連なっていてその上にフレキ
シブル配線板５００ｘを保持する構造となっているの
で、下側アーム１６０の弾性変形量は小さく、上側弾性
アーム１３０ｘの弾性変形によってフレキシブル配線板
５００ｘの電極５１０ｘに対する規定の接触圧力を得る
ことになるため、挿入、接続可能なフレキシブル配線板
の厚さ寸法の範囲が狭くなる、という問題点、特に薄い
フレキシブル配線板では、規定接触圧力が得難く、接続
信頼性が低下する、という問題点や、フレキシブル配線
板５００ｘが挿入与圧部３５０ｘの上面及びＦＰＣ保持
面３６０ｘに従って屈曲、変形し、その耐久性が低下す
る、という問題点があり、更に、挿入ロック脚４５０及
びスライダロック金具４６０が複雑な構造、形状となっ
ているので、その部分がコスト高になる、という問題点
がある。

【００１１】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、フレキシブル配線板の挿入操作性を向上させる
ことができる上に、大型化させることなくスライダのス
ライド操作性を向上させることができ、かつ、接続信頼
性及びＦＰＣ耐久性を確保しつつ接続可能なフレキシブ
ル配線板の厚さ寸法範囲を拡大することができ、更に、
スライダに対するスライド、保持構造を単純化してその
コストを安くすることができる、上面接続型ＦＰＣ用Ｚ
ＩＦコネクタを提供することにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明の上面接続型ＦＰ
Ｃ用ＺＩＦコネクタは、回路基板に搭載されて、フレキ
シブル配線板を、その上面側の電極と接触接続し、前記
回路基板に接続する上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタ
であって、次の各構成を有することを特徴とする。 （イ）それぞれが、前記回路基板の回路に接続される接
続端子と、この接続端子につながる保持固定部と、この
保持固定部から一方向に２股に分かれて延びる上側弾性
アーム及び下側弾性アームと、これら上側弾性アーム及
び下側弾性アームそれぞれの先端部分に設けられてその
相互間隔が前記フレキシブル配線板の厚さ寸法より大き
い寸法を有し、その間に前記フレキシブル配線板の電極
形成辺部分が挿入されてその電極と接続するＦＰＣ挿入
接触接続部と、を備え、導電性部材で形成された、複数
のコンタクト （ロ）前記複数のコンタクトを、その保持固定部で、そ
の上側弾性アーム及び下側弾性アームが弾性変形可能な
ように、かつそのＦＰＣ挿入接触接続部側を一方向に揃
えて、配列、保持固定する、ベースインシュレータ （ハ）上下、左右が壁面で囲われて前記フレキシブル配
線板を前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接続部へ
と導き出すＦＰＣ導入路と、このＦＰＣ導入路の下壁面
形成部分につながって前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿
入接触接続部配置方向に延び、前記フレキシブル配線板
が挿入済みの前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接
続部に押し込まれて前記フレキシブル配線板の上面側電
極を前記ＦＰＣ挿入接触接続部に加圧接触させる挿入与
圧部と、を備え、絶縁性部材で形成されたスライダ （ニ）前記スライダを、前記ベースインシュレータに対
し、その挿入与圧部が前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿
入接触接続部に対し挿抜できるようにスライドさせ、か
つ、その停止位置を維持する、スライダ・スライド保持
部

【００１３】また、前記複数のコンタクトそれぞれは、
そのＦＰＣ挿入接触接続部が、上側弾性アーム及び下側
弾性アームとの付け根部分で互いに向かい合う方向に突
出してその相互間隔が、前記フレキシブル配線板の厚さ
寸法より大きく、かつ前記フレキシブル配線板の厚さ寸
法と前記スライダの挿入与圧部の厚さ寸法との和の寸法
より小さい寸法であり、この突出部分から先端に近づく
程その相互間隔が広くなる形状である、構成を有してい
る。

【００１４】また、前記ベースインシュレータは、配
列、保持固定している複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接
触接続部配列外側部分に、前記フレキシブル配線板の電
極形成辺両サイドの、左辺及び右辺をガイドする、ＦＰ
Ｃガイド壁を備えて構成される。

【００１５】また、前記スライダは、そのＦＰＣ導入路
を形成する下側壁面とその挿入与圧部の上面とが同一平
面を成し、前記ＦＰＣ導入路の左壁面及び右壁面と、こ
れら左壁面及び右壁面につながる上壁面及び下壁面の部
分とにより、前記フレキシブル配線板の左辺及び右辺を
ガイドする、ＦＰＣガイド溝を形成し、このＦＰＣガイ
ド溝が、前記挿入与圧部上面の左辺及び右辺まで延長さ
れた構造であり、また、前記スライダは、その挿入与圧
部の上面と、そのＦＰＣ導入路の下側壁面とが同一平面
を成し、前記挿入与圧部の下面側が、コンタクトへの挿
入先端部分で先端に近づく程その厚さが薄くなるように
傾斜した形状を成して前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿
入接触接続部の下側部分に接触して導かれ、前記挿入与
圧部が前記ＦＰＣ挿入接触接続部に押し込まれる構造で
ある、構成を有している。

【００１６】更にまた、前記スライダは、その挿入与圧
部が前記複数のコンタクトのＦＰＣ接触接続部に押し込
まれた状態のときに、そのＦＰＣ導入路の上壁面を形成
して左壁面・右壁面間をつなぐ上部橋状部分と、前記複
数コンタクトとの間に、指先が挿入可能な程度の隙間を
有する構造である、構成を有している。

【００１７】また、前記スライダ・スライド保持部は、
前記スライダの両端に設けられて前記ベースインシュレ
ータの両側面をフリクション・スライドするスライドア
ームと、これらスライドアームを、前記ベースインシュ
レータに対しフリクション・スライド可能なように保持
するスライドアーム保持具と、を含んで成る、構成を有
し、そのスライドアームが、スライドアーム保持具から
の脱落を防止する、脱落防止用突起を備えて形成され
る。

【００１８】また、前記上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネ
クタに加えて、スライダのＦＰＣ導入路上部橋状部分
に、この上部橋状部分の強度を高める、補強部材を設け
て構成される。

【００１９】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態は、複数の
コンタクト、ベースインシュレータ、スライダ、及びス
ライダ・スライド保持部を含んで構成され、これらの詳
細は次のとおりである。まず、複数のコンタクトそれぞ
れは、回路基板の回路に接続される接続端子と、この接
続端子につながる保持固定部と、この保持固定部から一
方向に２股に分かれて延びる上側弾性アーム及び下側弾
性アームと、これら上側弾性アーム及び下側弾性アーム
それぞれの先端部分に設けられてその相互間隔がフレキ
シブル配線板の厚さ寸法より大きい寸法を有し、その間
にフレキシブル配線板の電極形成辺部分が挿入されてそ
の電極と接続するＦＰＣ挿入接触接続部と、を備え、導
電性部材で形成される。

【００２０】ベースインシュレータは、上記複数のコン
タクトを、その保持固定部で、その上側弾性アーム及び
下側弾性アームが弾性変形可能なように、かつそのＦＰ
Ｃ挿入接触接続部側を一方向に揃えて、配列、保持固定
する。

【００２１】スライダは、上下、左右が壁面で囲われて
フレキシブル配線板を上記複数のコンタクトのＦＰＣ挿
入接触接続部へと導き出すＦＰＣ導入路と、このＦＰＣ
導入路の下壁面形成部分につながって上記複数のコンタ
クトのＦＰＣ挿入接触接続部配置方向に延び、フレキシ
ブル配線板が挿入済みの上記複数のコンタクトのＦＰＣ
挿入接触接続部に押し込まれて上記フレキシブル配線板
の上面側電極を上記ＦＰＣ挿入接触接続部に加圧接触さ
せる挿入与圧部と、を備え、絶縁性部材で形成される。

【００２２】スライダ・スライド保持部は、上記スライ
ダを、上記ベースインシュレータに対し、その挿入与圧
部が上記複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接続部に対
し挿抜できるようにスライドさせ、かつ、その停止位置
を維持する。

【００２３】このような構成、構造とすることにより、
スライダのＦＰＣ導入路の、上下、左右の壁面でフレキ
シブル配線板が導かれるので、その複数のコンタクトへ
の挿入が容易となり、ＦＰＣ挿入操作性が向上する。

【００２４】また、スライダのＦＰＣ導入路上部が、ス
ライダ両端部分から橋状につながっているので、スライ
ダを、その両端部分で指先に挟んでスライドさせて、そ
の挿入与圧部を複数のコンタクトに押し込む場合、指先
で挟み込まれる面積が広くなり、指先に痛みを感じるこ
となく、スライド操作することができ、また、ＦＰＣ導
入路上部の橋状部分を指先で押してスライドさせること
もできるので、スライド操作のために大型化することな
く、スライド操作性を向上させることができる。

【００２５】更にまた、複数のコンタクトそれぞれは、
上側弾性アーム及び下側弾性アームの先端部分にＦＰＣ
挿入接触接続部が設けられ、その間にフレキシブル配線
板及びスライダの挿入与圧部が挿入される構造となって
いるので、上下の弾性アームによって、接続信頼性を確
保しつつ、接続可能なＦＰＣ板厚寸法範囲を拡大するこ
とができる。

【００２６】この一実施の形態において、ベースインシ
ュレータの、配列保持固定している複数のコンタクトの
ＦＰＣ挿入接触接続部配列外側部分に、フレキシブル配
線板の電極形成辺両サイドの、左辺及び右辺をガイドす
るＦＰＣガイド壁を設けた形状とすることにより、フレ
キシブル配線板の左右の位置決めが正確、かつ容易にな
り、更にＦＰＣ挿入操作性を向上させることができる。

【００２７】また、スライドの、ＦＰＣ導入路を形成す
る下側の壁面と挿入与圧部の上面とが同一平面を成すよ
うにすることにより、フレキシブル配線板に、屈曲応力
が加わらないので、その耐久性を向上させることがで
き、ＦＰＣ導入路の左壁面及び右壁面、並びにこれらと
つながる上壁面及び下壁面の部分で形成されたＦＰＣガ
イド溝を、挿入与圧部上面の左辺及び右辺に沿って、延
長、形成することにより、ＦＰＣ挿入操作性を更に向上
させることができる。

【００２８】また、スライダ・スライド保持部を、スラ
イダの両端に設けられてベースインシュレータの両側面
をフリクション・スライドするスライドアームと、この
スライドアームをベースインシュレータに対しスライド
可能なように保持するスライドアーム保持具と、を含む
構成、構造とすることにより、その構造、形状を単純化
することができ、そのコストを安くすることができる。

【００２９】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１（ａ）〜（ｃ）は本発明の一実施例を
示す、平面図及び側面図、並びにスライダ押し込み状態
及びスライダ引き出し状態のＡ−Ａ断面図、図２
（ａ），（ｂ）はそのＦＰＣ挿入時におけるスライダ引
き出し状態の平面図及びＢ−Ｂ断面図、図３（ａ）〜
（ｃ）はそのＦＰＣ挿入時におけるスライダ押し込み状
態の平面図、並びにＣ−Ｃ断面図及びＤ−Ｄ断面図であ
る。

【００３０】この実施例は、複数のコンタクト１００、
ベースインシュレータ２００、スライダ３００、及びス
ライダ・スライド保持部４００を含んで構成され、これ
らの詳細は次のとおりである。

【００３１】まず、複数のコンタクト１００それぞれ
は、回路基板（図示省略）の回路に接続される接続端子
１１０と、この接続端子１１０につながる保持固定部１
２０と、この保持固定部１２０から一方向に２股に分か
れて延びる上側弾性アーム１３０及び下側弾性アーム１
４０と、これら上側弾性アーム１３０及び下側弾性アー
ム１４０それぞれの先端部分に設けられて、そのアーム
付け根部分で互いに向かい合う方向に突出してその相互
間隔がフレキシブル配線板５００の厚さ寸法より大き
く、かつ、フレキシブル配線板５００の厚さ寸法と後述
のスライダ３００の挿入与圧部３５０の厚さ寸法との和
の寸法より小さい寸法であり、この突出部分から先端に
近づく程その相互間隔が広くなる形状の、ＦＰＣ挿入接
触接続部１５０と、を備え、導電板により一体形成され
た、形状、構造となっている。

【００３２】ベースインシュレータ２００は、複数のコ
ンタクト１００を、その保持固定部１２０で、その上側
弾性アーム１３０及び下側弾性アーム１４０が弾性変形
可能なように、かつそのＦＰＣ挿入接触接続部１５０側
を一方向、一直線上に揃えて配列、保持固定し、複数の
コンタクト１００のＦＰＣ挿入接触接続部１５０配列外
側部分には、フレキシブル配線板５００の電極形成辺両
サイドの、左辺及び右辺をガイドする、ＦＰＣガイド壁
２１０を備えている。

【００３３】スライダ３００は、上下、左右が壁面で囲
われてフレキシブル配線板５００を複数のコンタクト１
００のＦＰＣ挿入接触接続部１５０へと導き出すＦＰＣ
導入路３３０と、このＦＰＣ導入路３３０の、下壁面形
成部分につながって複数のコンタクト１００のＦＰＣ挿
入接触接続部１５０配置方向に延び、フレキシブル配線
板５００が挿入済みの複数のコンタクト１００のＦＰＣ
挿入接触接続部１５０に押し込まれて、フレキシブル配
線板５００の上面側の電極５１０をＦＰＣ挿入接触接続
部１５０（の上側）に加圧接触させる挿入与圧部３５０
と、を備えて絶縁性部材で形成されており、また、ＦＰ
Ｃ導入路３３０を形成する下側壁面と挿入与圧部３５０
の上面とが同一平面を成してＦＰＣ保持面３６０を形成
し、挿入与圧部３５０の下面側が、コンタクト１００へ
の挿入先端部分で先端に近づく程その厚さ寸法が小さく
なるように傾斜した形状を成してＦＰＣ挿入接触接続部
１５０の下側に接触して導かれ、これに挿入与圧部３５
０が押し込まれ、ＦＰＣ導入路３３０の左壁面及び右壁
面と、これら左壁面及び右壁面につながる上壁面及び下
壁面の部分とにより、フレキシブル配線板５００の左辺
及び右辺をガイドする、ＦＰＣガイド溝３４０を形成
し、このＦＰＣガイド溝３４０は、挿入与圧部３５０上
面の左辺及び右辺まで延長されており、ＦＰＣ導入路３
３０の上壁面を形成してその左右端をつなぐ橋部３１０
には、その強度を高める、橋部補強部材３２０が設けら
れた構造、形状となっている。

【００３４】スライダ・スライド保持部４００は、スラ
イダ３００の両端に、突出して設けられて、ベースイン
シュレータ２００の両側面をフリクション・スライドす
るスライドアーム４１０と、これらスライドアーム４１
０を、ベースインシュレータ２００に対してフリクショ
ン・スライド可能なように保持するスライドアーム保持
具４２０と、を含んで構成され、スライダ３００のベー
スインシュレータ２００に対するフリクション・スライ
ド動作に伴って、その挿入与圧部３５０を複数のコンタ
クト１００のＦＰＣ挿入接触接続部１５０に対し挿抜
し、かつその停止位置を維持する。また、スライドアー
ム４１０には、このスライドアーム４１０がスライドア
ーム保持具４２０から抜け落ちないように、脱落防止用
突起４１１が設けられている。

【００３５】この実施例では、フレキシブル配線板５０
０を回路基板（この実施例のコネクタが搭載されてい
る）に接続する場合、まず、スライダ３００の挿入与圧
部３５０を複数のコンタクト１００のＦＰＣ挿入接触接
続部１５０から引き出しておいて、フレキシブル配線板
５００を、その電極形成辺側からスライダ３００のＦＰ
Ｃ導入路３３０に挿し込み、ＦＰＣ挿入接触接続部１５
０へと導き入れる（図２（ａ），（ｂ）参照）。

【００３６】このとき、フレキシブル配線板５００は、
ＦＰＣ導入路３３０の上下、左右の壁面でガイドされる
上、ＦＰＣ導入路３３０から挿入与圧部３５０の上面ま
で延びるＦＰＣガイド溝３４０でその左辺及び右辺がガ
イドされるので、単に、フレキシブル配線板５００をそ
の電極形成辺側からＦＰＣ導入路３３０に押し入れる、
という極めて単純、容易な操作で確実に、その電極形成
辺部分が複数のコンタクト１００のＦＰＣ挿入接触接続
部１５０の間に挿入される。また、このとき、これらコ
ンタクトのＦＰＣ挿入接触接続部１５０のＦＰＣ挿入口
はその先端側程広く、その突出部分の上下相互間隔はフ
レキシブル配線板５００の厚さ寸法より大きく形成され
ているので、挿入力ゼロで挿入することができる。

【００３７】更に、ベースインシュレータ２００にはＦ
ＰＣガイド壁２１０が設けられていて、フレキシブル配
線板５００の電極形成辺両サイドの、左辺及び右辺をガ
イドするので、フレキシブル配線板５００の複数の電極
５１０位置を、複数のコンタクト１００に正確に合わせ
て挿入することができる。

【００３８】フレキシブル配線板５００の電極形成辺部
分が複数のコンタクト１００のＦＰＣ挿入接触接続部１
５０に挿入された後、スライダ３００を、その両端部分
で指先に挟んでベースインシュレータ２００方向（図２
（ｂ）の矢印（Ｅ))にスライドさせて、その挿入与圧部
３５０を複数のコンタクト１００のＦＰＣ挿入接触接続
部１５０に押し込む。このスライダ３００の押し込み操
作は、ＦＰＣ導入路３３０の上側の、橋部３１０の手前
側の辺部分を指先で押し込むようにしてもよい（図２
（ｂ）の矢印（Ｆ))。

【００３９】挿入与圧部３５０が複数のコンタクト１０
０のＦＰＣ挿入接触接続部１５０に押し込まれると、Ｆ
ＰＣ挿入接触接続部１５０の突出部分の相互間隔はフレ
キシブル配線板５００の厚さ寸法と挿入与圧部３５０の
厚さ寸法との和の寸法より小さいので、フレキシブル配
線板５００の上面側の電極５１０と、ＦＰＣ挿入接触接
続部１５０の上側の突出部分とが、予め定められた圧力
で（突出部分の相互間隔の変化量や上下弾性アーム（１
３０，１４０）の弾性力等に基づく）、接触接続する
（図３（ａ），（ｂ）参照）。

【００４０】このスライダ３００をスライド操作すると
き、スライダ３００の両端部分は、これら両端部分の上
側が橋部３１０でつながった構造となっているので、ス
ライダ全体を大きくすることなく、指先で挟み込む面積
を大きくすることができて（下側は元々つながっていて
その面積は大きい）、指先に痛みを感じることはなく、
また、大きな押し込み力を得ることができ、スライダ３
００のスライド操作性を向上させることがてきる。この
ように、指先に痛みを感じることなく大きな押し込み力
が得られるので、電極数が増大した場合にも、良好なス
ライド操作性を得ることができる。

【００４１】また、複数のコンタクト１００それぞれ
は、その保持固定部１２０から一方向に２股に分かれた
上側弾性アーム１３０及び下側弾性アーム１４０を揃え
ており、これら上側弾性アーム１３０及び下側弾性アー
ム１４０は弾性変形可能なようにベースインシュレータ
２００に保持固定されており、しかも、その先端部分に
設けられたＦＰＣ挿入接触接続部１５０は、その上下が
ほぼ同形で突出部分を有し、このＦＰＣ挿入接触接続部
１５０に、下側の面に傾斜面を持つ挿入与圧部３５０が
押し込まれる構造となっているので、下側弾性アーム１
４０及びその先端部分のＦＰＣ挿入接触接続部１５０下
側部分も、挿入与圧部３５０が押し込まれることによっ
て弾性変位しやすくなり、上下間の弾性変位量が大きく
なって、規定の接触圧力が得られる範囲が広くなり、良
好な接続信頼性が確保できて、挿入、接続可能なフレキ
シブル配線板の厚さ寸法の範囲を拡大することができ
る。このことは、板厚が薄いフレキシブル配線板でも、
規定の接触圧力が得やすく、かつ良好な接続信頼性が得
られることを示す。

【００４２】また、スライダ３００は、そのＦＰＣ導入
路３３０を形成する下側壁面と、挿入与圧部３５０の上
面とが同一平面を成してＦＰＣ保持面３６０を形成して
おり、フレキシブル配線板５００を常に平らな面で保持
することができて、屈曲、変形させることがないので、
その耐久性が向上し、またＦＰＣ挿入操作性も向上す
る。

【００４３】更に、スライダ・スライド保持部４００
は、そのスライドアーム４１０が、スライダ３００の両
端から棒状に突出してその先端に脱落防止用突起４１１
が形成された単純な形状であり、これを保持するスライ
ドアーム保持具４２０も、一方の端をベースインシュレ
ータ２００に圧入、固定してスライドアーム４１０をス
ライド可能なように保持するように、１枚板を折り曲げ
加工した単純な形状となっていて、スライドアーム４１
０がベースインシュレータ２００の側面をフリクション
・スライドする、という単純な構造となっているので、
そのコストを低減することができる。

【００４４】この実施例において、フレキシブル配線板
５００の接続を解除するには、スライダ３００の両端部
分を指先で挟むか、ＦＰＣ導入路３３０の上側の、橋部
３１０の奥側の辺部分に指先を当てて（図３（ｂ）の矢
印（Ｈ))、矢印（Ｇ）の方向にスライドさせればよい。
この場合のスライド操作性についても、押し込み操作と
同様の効果がある。

【００４５】なお、橋部３１０の奥側の辺部分に指先を
当ててスライド操作を行うことを考慮して、スライダ３
００を押し込んだ状態での橋部３１０と複数のコンタク
ト１００との間には、指先が挿入できる程度の隙間が確
保できるようにするのが望ましい。また、スライダ３０
０のスライド操作時の力に耐えられるように、橋部３１
０には、橋部補強部材３２０を組み込んでおくのが望ま
しい。

【００４６】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数のコ
ンタクトと、これらコンタクトを配列、保持固定するベ
ースインシュレータと、フレキシブル配線板の、複数の
コンタクトへの接続、接続解除等を操作するスライダ
と、スライダを、ベースインシュレータに対してスライ
ド可能なように保持し、かつその停止位置を維持するス
ライダ・スライド保持具とを含んで成り、複数のコンタ
クトそれぞれは、その保持固定部から一方向に２股に分
かれて延びる上下の弾性アームと、これら上下の弾性ア
ームの先端部分に設けられてその相互間隔がフレキシブ
ル配線板の厚さ寸法より大きいＦＰＣ挿入接触接続部
と、を備えて導電性部材で形成され、ベースインシュレ
ータは、これら複数のコンタクトを、その保持固定部
で、上下の弾性アームが弾性変形可能なように配列、保
持固定し、スライダは、上下、左右が壁面で囲われてフ
レキシブル配線板を複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触
接続部へと導き通すＦＰＣ導入路と、このＦＰＣ導入路
の下側部分から延びて複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接
触接続部に押し込まれ、フレキシブル配線板の上面側電
極をＦＰＣ挿入接触接続部に加圧接触させる挿入与圧部
とを備えて絶縁性部材で形成された構成、構造とするこ
とにより、上下、左右が壁面で囲われたスライダのＦＰ
Ｃ導入路により、フレキシブル配線板の挿入操作性を向
上させることができ、スライダのＦＰＣ導入路の上部が
橋状につながっているので、スライダを大型化すること
なく、スライド操作の際の指先に触れる面積、範囲を広
くすることができて、指先に痛みを感じることなく、か
つスライド操作力を上げることができ、従って、スライ
ダのスライド操作性を向上させることができ、複数のコ
ンタクトは、その上下の弾性アーム及びスライダの挿入
与圧部によってＦＰＣ挿入接触接続部の相互間隔の弾性
変化量が増大するので、接続信頼性を確保しつつ、接続
可能なフレキシブル配線板の厚さ寸法範囲を拡大するこ
とができる、という効果があり、また、スライダの、Ｆ
ＰＣ導入路の左右から、挿入与圧部上面に延び、フレキ
シブル配線板の左辺及び右辺をガイドするＦＰＣガイド
溝を設けることにより、更にＦＰＣ挿入操作性を向上さ
せることができる、という効果があり、ベースインシュ
レータの、複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接続部配
列外側に、フレキシブル配線板の電極形成辺両サイドの
左辺及び右辺をガイドするＦＰＣガイド壁を設けること
により、フレキシブル配線板の左右の位置決めが正確、
かつ容易になって、更にＦＰＣ挿入操作性が向上する、
という効果があり、スライダの、ＦＰＣ導入路の下側の
壁面と挿入与圧部の上面とを同一平面としてこれをＦＰ
Ｃ保持面とすることにより、フレキシブル配線板を屈
曲、変形させることがなくなるので、その耐久性及びＦ
ＰＣ挿入操作性を向上させることができる効果があり、
スライダ・スライド保持部を、スライダの両端に設けら
れて、ベースインシュレータの両側面をフリクション・
スライドするスライドアームを含む構成とすることによ
り、その構造、形状を単純化することができて、そのコ
ストを低減することができる、という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す、平面図及び側面図、
並びにスライダ押し込み状態及び引き出し状態のＡ−Ａ
断面図である。

【図２】図１に示された実施例の、ＦＰＣ挿入時におけ
るスライダ引き出し状態の平面図及びＢ−Ｂ断面図であ
る。

【図３】図１に示された実施例の、ＦＰＣ挿入時におけ
るスライダ押し込み状態の平面図、並びにＣ−Ｃ断面図
及びＤ−Ｄ断面図である。

【図４】従来の上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタの一
例を示す、分解斜視図及び断面側面図である。

【図５】図４に示された上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネ
クタの、スライダ・スライド保持部分の斜視図である。

【符号の説明】

１００，１００ｘ コンタクト １１０，１１０ｘ 接続端子 １２０，１２０ｘ 保持固定部 １３０，１３０ｘ 上側弾性アーム １４０ 下側弾性アーム １５０ ＦＰＣ挿入接触接続部 １６０ 下側アーム １７０ 接触接続部 ２００，２００ｘ ベースインシュレータ ２１０ ＦＰＣガイド壁 ３００，３００ｘ スライダ ３１０ 橋部 ３２０ 橋部補強部材 ３３０ ＦＰＣ導入路 ３４０ ＦＰＣガイド溝 ３５０，３５０ｘ 挿入与圧部 ３６０，３６０ｘ ＦＰＣ保持面 ３６１ｘ ＦＰＣ保持部 ４００ スライダ・スライド保持部 ４１０ スライドアーム ４２０ スライドアーム保持具 ４５０ 挿入ロック脚 ４５１ ロック用凹部 ４５２ 抜け止め壁 ４６０ スライダロック金具 ４６１ 圧入脚 ４６２ ロック脚 ４６３ はんだ付け脚 ５００，５００ｘ フレキシブル配線板 ５１０，５１０ｘ 電極 ６００ｘ 回路基板

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 回路基板に搭載されて、フレキシブル配
   線板を、その上面側の電極と接触接続し、前記回路基板
   に接続する上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタであっ
   て、次の各構成を有することを特徴とする上面接続型Ｆ
   ＰＣ用ＺＩＦコネクタ。 （イ）それぞれが、前記回路基板の回路に接続される接
   続端子と、この接続端子につながる保持固定部と、この
   保持固定部から一方向に２股に分かれて延びる上側弾性
   アーム及び下側弾性アームと、これら上側弾性アーム及
   び下側弾性アームそれぞれの先端部分に設けられてその
   相互間隔が前記フレキシブル配線板の厚さ寸法より大き
   い寸法を有し、その間に前記フレキシブル配線板の電極
   形成辺部分が挿入されてその電極と接続するＦＰＣ挿入
   接触接続部と、を備え、導電性部材で形成された、複数
   のコンタクト （ロ）前記複数のコンタクトを、その保持固定部で、そ
   の上側弾性アーム及び下側弾性アームが弾性変形可能な
   ように、かつそのＦＰＣ挿入接触接続部側を一方向に揃
   えて、配列、保持固定する、ベースインシュレータ （ハ）上下、左右が壁面で囲われて前記フレキシブル配
   線板を前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接続部へ
   と導き出すＦＰＣ導入路と、このＦＰＣ導入路の下壁面
   形成部分につながって前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿
   入接触接続部配置方向に延び、前記フレキシブル配線板
   が挿入済みの前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接
   続部に押し込まれて前記フレキシブル配線板の上面側電
   極を前記ＦＰＣ挿入接触接続部に加圧接触させる挿入与
   圧部と、を備え、絶縁性部材で形成されたスライダ （ニ）前記スライダを、前記ベースインシュレータに対
   し、その挿入与圧部が前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿
   入接触接続部に対し挿抜できるようにスライドさせ、か
   つ、その停止位置を維持する、スライダ・スライド保持
   部
2. 【請求項２】 前記複数のコンタクトそれぞれは、その
   ＦＰＣ挿入接触接続部が、上側弾性アーム及び下側弾性
   アームとの付け根部分で互いに向かい合う方向に突出し
   てその相互間隔が、前記フレキシブル配線板の厚さ寸法
   より大きく、かつ前記フレキシブル配線板の厚さ寸法と
   前記スライダの挿入与圧部の厚さ寸法との和の寸法より
   小さい寸法であり、この突出部分から先端に近づく程そ
   の相互間隔が広くなる形状である、請求項１記載の上面
   接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタ。
3. 【請求項３】 前記ベースインシュレータは、配列、保
   持固定している複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接続
   部配列外側部分に、前記フレキシブル配線板の電極形成
   辺両サイドの、左辺及び右辺をガイドする、ＦＰＣガイ
   ド壁を備えて成る、請求項１記載の上面接続型ＦＰＣ用
   ＺＩＦコネクタ。
4. 【請求項４】 前記スライダは、そのＦＰＣ導入路を形
   成する下側壁面とその挿入与圧部の上面とが同一平面を
   成し、前記ＦＰＣ導入路の左壁面及び右壁面と、これら
   左壁面及び右壁面につながる上壁面及び下壁面の部分と
   により、前記フレキシブル配線板の左辺及び右辺をガイ
   ドする、ＦＰＣガイド溝を形成し、このＦＰＣガイド溝
   が、前記挿入与圧部上面の左辺及び右辺まで延長された
   構造である、請求項１記載の上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦ
   コネクタ。
5. 【請求項５】 前記スライダは、その挿入与圧部の上面
   と、そのＦＰＣ導入路の下側壁面とが同一平面を成し、
   前記挿入与圧部の下面側が、コンタクトへの挿入先端部
   分で先端に近づく程その厚さが薄くなるように傾斜した
   形状を成して前記複数のコンタクトのＦＰＣ挿入接触接
   続部の下側部分に接触して導かれ、前記挿入与圧部が前
   記ＦＰＣ挿入接触接続部に押し込まれる構造である、請
   求項１記載の上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタ。
6. 【請求項６】 前記スライダは、その挿入与圧部が前記
   複数のコンタクトのＦＰＣ接触接続部に押し込まれた状
   態のときに、そのＦＰＣ導入路の上壁面を形成して左壁
   面・右壁面間をつなぐ上部橋状部分と、前記複数コンタ
   クトとの間に、指先が挿入可能な程度の隙間を有する構
   造である、請求項１記載の上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコ
   ネクタ。
7. 【請求項７】 前記スライダ・スライド保持部は、前記
   スライダの両端に設けられて前記ベースインシュレータ
   の両側面をフリクション・スライドするスライドアーム
   と、これらスライドアームを、前記ベースインシュレー
   タに対しフリクション・スライド可能なように保持する
   スライドアーム保持具と、を含んで成る、請求項１記載
   の上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタ。
8. 【請求項８】 前記スライダ・スライド保持部は、その
   スライドアームが、スライドアーム保持具からの脱落を
   防止する、脱落防止用突起を備えて成る、請求項７記載
   の上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタ。
9. 【請求項９】 請求項６記載の上面接続型ＦＰＣ用ＺＩ
   Ｆコネクタに加えて、スライダのＦＰＣ導入路上部橋状
   部分に、この上部橋状部分の強度を高める、補強部材を
   設けて成る上面接続型ＦＰＣ用ＺＩＦコネクタ。