JP3024960U - 端部に電極端子を設けた基板の端子接続クリップと端子接続構造 - Google Patents
端部に電極端子を設けた基板の端子接続クリップと端子接続構造Info
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- JP3024960U JP3024960U JP1995009429U JP942995U JP3024960U JP 3024960 U JP3024960 U JP 3024960U JP 1995009429 U JP1995009429 U JP 1995009429U JP 942995 U JP942995 U JP 942995U JP 3024960 U JP3024960 U JP 3024960U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリント基板とフレキシブルプリント基板の
端子部分を重ね合わせて接続することができるクリップ
を提供する。 【解決手段】 中間部6の両側縁に平面部7、8を対向
状に連成し、一方平面部7に挿入誘導部9と複数の弾性
挾持片10を設け、他方平面部8に内側へ突出するリブ
11を弾性挾持片10と対向する位置に設け、プリント
基板1とフレキシブルプリント基板2の重ね合わせた端
部を両平面部7、8で挾持すると、配線パターンの端子
部分を電気的に接続することができる。
端子部分を重ね合わせて接続することができるクリップ
を提供する。 【解決手段】 中間部6の両側縁に平面部7、8を対向
状に連成し、一方平面部7に挿入誘導部9と複数の弾性
挾持片10を設け、他方平面部8に内側へ突出するリブ
11を弾性挾持片10と対向する位置に設け、プリント
基板1とフレキシブルプリント基板2の重ね合わせた端
部を両平面部7、8で挾持すると、配線パターンの端子
部分を電気的に接続することができる。
Description
【0001】
この考案は、硬質のプリント基板等に設けた配線用電極端子とフレキシブルプ リント基板に設けた配線用電極端子を接続するために用いる端子接続クリップと 、このクリップを用いた端子接続構造に関する。
【0002】
従来、硬質の端部に電極端子を設けた基板とフレキシブル基板の配線用電極端 子を端子部分で接続する場合、専用コネクター又は直接ハンダ付けによって処理 されているが、後日、メンテナンス等によって、プリント基板等を交換する必要 にせまられることはよくある事例である。
【0003】 この時、一番厄介であるのはハンダ付けされている場合であり、これは通常一 枚のフレキシブル基板には一集団10本、20本と大量の配線用電極端子が存在 しているため、交換作業が繁雑になるためである。
【0004】 このため、プリント基板とフレキシブル基板の接続にクリップを使用する方法 が近年提案されている。
【0005】 上記クリップとしては、例えば特開平5−29745に示されるように、断面 U字状に形成したものや、特公平7−46749号のように、コ字状に形成され たものが提案されている。
【0006】
しかし、U字状やコ字状のクリップは、十分な接続力を得るために先端を閉じ た状態で製作されているため、接続時に先端を押し開く作業をともなうことにな り、接続作業が行ない難いという問題がある。
【0007】 そこで、この考案の課題は、接続作業が挿入するだけで簡単に行なえ、十分な 接続力を得ることができる端部に電極端子を設けた基板の端子接続クリップと端 子接続構造を提供することにある。
【0008】
上記のような課題を解決するため、請求項1の考案は、中間部の両側縁に対向 する平面部を折り曲げ連成し、一方平面部に複数の弾性挾持片を長さ方向に並べ て設け、この平面部の先端縁に外方へ屈曲する挿入誘導部を設け、他方平面部の 前記弾性挾持片と対向する位置に、内側に向けて突出するリブを設け、前記一方 平面部に設けた弾性挾持片が、該平面部に設けた打抜部で囲まれた部分を、該平 面部の先端寄りの位置から内側に向けて下り傾斜となるよう屈曲させて形成され ている構成を採用したものである。
【0009】 請求項2は、弾性挾持片の平面形状を根元側が広く先端側が狭い台形状に形成 し、先端加圧部の接触面積を小さくした請求項1記載の端部に電極端子を設けた 構成としたものである。
【0010】 請求項3は、請求項1記載の端子接続クリップを用い、表面に所望の配線パタ ーンを設けた基板と、可撓性フィルム上に所望の配線パターンを設けたフレキシ ブルプリント基板とを、それぞれの配線のパターンの電極端子部分で電気的に接 続させる端子接続構造であって、基板に重ねたフレキシブルプリントの外面に緩 衝材と補助プレートを重ねて配置し、前記端子接続クリップの一方平面板が補助 プレートの外側に、他方平面板が基板の外側に位置するよう該クリップを基板と 補助プレートにわたって外嵌挿し、一方平面部に設けた弾性挾持片を補助プレー トに圧接させた構成を採用したものである。
【0011】
基板の表面に設けた配線パターンとフレキシブルプリント基板の配線パターン をそれぞれ電極端子部分で重ね合わせ、フレキシブルプリント基板の外面には、 緩衝材と硬質の補助プレートを重ね、この状態でクリップを基板と補助プレート に外嵌するように差し込む。
【0012】 クリップは、一方平面部の先端に挿入誘導部を有するので、先端が広がり状に 開いた状態となり、差し込むだけでよいと共に、弾性挾持片は一方平面部の先端 側から後方へ下り傾斜となっているので、差し込み作業が支障なく行なえ、上下 に対向する弾性挾持片とリブによって基板と補助プレートを上下から挾圧し、配 線パターンの端子部分を圧着接続する。
【0013】 上記弾性挾持片は、一方平面部の長さ方向に複数が設けられ、硬質の補助プレ ートを押圧するので、端子部分の圧着が長さ方向に均一な圧接力で強固に行なえ る。
【0014】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0015】 図示のように、表面に所望の配線パターンを設けた硬質のプリント基板1と、 可撓性フィルムの表面に所望の配線パターンを設けたフレキシブルプリント基板 2は、それぞれの配線パターンの電極端子部分が端部に位置している。なお、プ リント基板1に代えてガラス基板を用いることもある。
【0016】 上記フレキシブルプリント基板2の端子部分が位置する外面にクッション性を 有する緩衝材3が貼付けられ、この緩衝材3の外面にアルミ等の金属を用いた硬 質の補助プレート4が重ねられている。
【0017】 前記プリント基板1とフレキシブルプリント基板2に設けられた配線パターン の接続は、両者の配線パターンの端子部分を重ね合わせ、この重ね合わせ部分を クリップ5で弾力的に圧着保持する。
【0018】 クリップ5は、硬質の金属板を用い、中間部6の両側縁に対向する平面部7と 8を折り曲げ連成して断面コ字状に形成され、両平面部7と8の対向間隔は、図 2に示すように、重ね合わせたプリント基板1と補助プレート4の重なり厚みよ りも大きく設定されている。
【0019】 一方平面部7には、先端縁に外方へ屈曲する挿入誘導部9が外方へ屈曲するよ うに設けられ、更に長さ方向に並べて複数の弾性挾持片10が設けられている。
【0020】 また、他方の平面部8には、上記弾性挾持片10と対向する位置に、内側へ突 出するように形成されたリブ11が設けられている。このリブ11は平面部8の 前後方向に長く形成され、平面部8の耐折れ曲り強度を向上させている。
【0021】 前記弾性挾持片10は、一方平面部7に平面路コ字状の打抜部12を設け、こ の打抜部12で囲まれた部分を該平面部7の先端寄りの位置から内側に向けて下 り傾斜となるよう屈曲させ、その自由後端を上方へ屈曲させて形成され、この弾 性挾持片10は平面部7の先端寄りに位置する屈曲部13が支点となる。
【0022】 なお、弾性挾持片10とリブ11の数は、平面部7、8の長さにあわせて任意 に設定すればよく、また、一方平面部7の両端に立上り屈曲片14を設け、平面 部7の耐折れ曲り強度を向上させている。
【0023】 また、弾性挾持片10は、図1で示すように、屈曲部13側である根元側が広 く先端側が狭い台形状の平面形状に形成され、補助プレート4に対する先端加圧 部の補助プレート4への接触面積を小さくしている。
【0024】 即ち、図3(C)に示すように、弾性挾持片10を長方形の平面形状とすると 、補助プレート4に対する先端加圧部の接触面積が大きくなり、弾性挾持片10 が加工時に傾いてしまった場合、先端加圧部が傾きによって浮き上り、設計時の 圧接荷重が正常に得られない。
【0025】 これに対し、弾性挾持片10の先端加圧部の接触面積を小さくすると、図3( A)に示すように、材料内部に発生する曲げ応力を緩和することができ、補助プ レート4への圧接が確実に得られる。
【0026】 更に、図3(B)に示すように、弾性挾持片10の先端加圧部には半球状の突 部15を絞り加工し、補助プレート4に点接触で圧接し、設計時の圧接荷重が正 確に得られるようにしてもよい。
【0027】 この考案のクリップは上記のような構成であり、プリント基板2の接続を行な うには、プリント基板1とフレキシブル基板2の端部に設けた端子部分が重なる ように重ね合わせ、フレキシブルプリント基板2の外面に貼付けた緩衝材3に補 助プレート4を重ね合わせる。
【0028】 この状態でプリント基板1と補助プレート2に対してクリップ5を外嵌挿する 。クリップ5は平面部7、8が平行し、一方平面部7の先端に嵌入誘導部9を有 するので、先端を押し広げることなく挿入作業が行なえると共に、挿入によって 他方平面部8のリブ11がプリント基板1の裏面に当接し、一方平面部7に設け た弾性挾持片10が補助プレート2上に圧接する。
【0029】 弾性挾持片10は、補助プレート4の複数箇所を押圧し、対向するリブ11と で挾持するので、プリント基板1とフレキシブルプリント基板2の端子部分を均 一に安定よく強固に圧着させることができると共に、弾性挾持片10は平面部7 の後端屈曲部13を支点とし、後方へ傾斜しているので、挿入作業が円滑に行な える。
【0030】
以上のように、この考案によると、中間部の両側縁に平面部を設けてコ字状に 形成し、一方平面部に複数の弾性挾持片と先端縁に挿入誘導部を設け、他方平面 部の弾性挾持片と対向する位置にリブを設けたので、基板とフレキシブルプリン ト基板の電極端子部分を重ね合わせた部分に対して外嵌挿するのみで端子部分の 接続が行なえると共に、対向する平面部の先端間は開放状になっているので、挿 入時に先端を押し開く必要がなく、接続作業が簡単に行なえる。
【0031】 また、フレキシブルプリント基板の外面に緩衝材と硬質の補助プレートを重ね た状態で、クリップで結合して電極端子部分を接続するようにしたので、クリッ プの弾性挾持片による挾持力が均一になり、全端子部分の接続が均一に行なえる 。
【図1】この考案に係る端子接続クリップの斜視図
【図2】上記クリップを用いた端子接続構造の縦断面図
【図3】(A)と(B)及び(C)の各々は、弾性挾持
片の異なった例を示す縦断正面図
片の異なった例を示す縦断正面図
1 プリント基板 2 フレキシブルプリント基板 3 緩衝材 4 補助プレート 5 クリップ 6 中間部 7、8 平面部 9 挿入誘導部 10 弾性挾持片 11 リブ 12 打抜孔
Claims (3)
- 【請求項1】 中間部の両側縁に対向する平面部を折り
曲げ連成し、一方平面部に複数の弾性挾持片を長さ方向
に並べて設け、この平面部の先端縁に外方へ屈曲する挿
入誘導部を設け、他方平面部の前記弾性挾持片と対向す
る位置に、内側に向けて突出するリブを設け、前記一方
平面部に設けた弾性挾持片が、該平面部に設けた打抜部
で囲まれた部分を、該平面部の先端寄りの位置から内側
に向けて下り傾斜となるよう屈曲させて形成されている
端部に電極端子を設けた基板の端子接続クリップ。 - 【請求項2】 弾性挾持片の平面形状を根元側が広く先
端側が狭い台形状に形成し、先端加圧部の接触面積を小
さくした請求項1記載の端部に電極端子を設けた基板の
端子接続クリップ。 - 【請求項3】 請求項1記載の端子接続クリップを用
い、表面に所望の配線パターンを設けた基板と、可撓性
フィルム上に所望の配線パターンを設けたフレキシブル
プリント基板とを、それぞれの配線のパターンの端子部
分で電気的に接続させる端子接続構造であって、基板に
重ねたフレキシブルプリントの外面に緩衝材と補助プレ
ートを重ねて配置し、前記端子接続クリップの一方平面
板が補助プレートの外側に、他方平面板が基板の外側に
位置するよう該クリップを基板と補助プレートにわたっ
て外嵌挿し、一方平面部に設けた弾性挾持片を補助プレ
ートに圧接させたことを特徴とする端部に電極端子を設
けた基板の端子接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009429U JP3024960U (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 端部に電極端子を設けた基板の端子接続クリップと端子接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009429U JP3024960U (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 端部に電極端子を設けた基板の端子接続クリップと端子接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024960U true JP3024960U (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=43160173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009429U Expired - Lifetime JP3024960U (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 端部に電極端子を設けた基板の端子接続クリップと端子接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024960U (ja) |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP1995009429U patent/JP3024960U/ja not_active Expired - Lifetime
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