JP2007184294A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光管との電気的な接続を確実且つ容易に行うことができる電気コネクタを提供すること。
【解決手段】電気コネクタ6は、一対の弾性片部30,31を含むコンタクト15を備える。一対の弾性片部30,31は、蛍光管の端部の端子としてのアウターリード10を蛍光管の径方向に相当する取付方向に沿って互いの間に導入可能であって、導入されたアウターリード10を挟んで互いに対向する一対の直線状部40を含む。一対の直線状部40は、アウターリード10を挟持することによりアウターリード10に対する一対の接触部44を形成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、蛍光管を取り付けるための電気コネクタに関する。
例えば、液晶表示式のテレビやモニタのバックライトとして、冷陰極管等の蛍光管が用いられている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2001−250605号公報 特開2004−259645号公報
特許文献1では、冷陰極管の端子(電極)に、電線の一端に固定された金具が半田付けされている。この電線の他端は、コネクタを介してインバータ回路に接続されている。これにより、インバータ回路からの電力は、コネクタおよび電線を介して冷陰極管に供給される。しかしながら、この構成では、端子を金具に半田付けしているので、半田付け不良に起因して端子と金具との間に導通不良が生じるおそれがある。また、半田付け作業という手間のかかる作業が必要である。特に、冷陰極管は直径が数mm程度の細い形状をしており、端子にいたってはより細い形状をしているので、取り扱いに細心の注意が必要であり、半田付け作業にかかる手間は大きい。
特許文献2では、冷陰極管の端子にコネクタを取り付け、このコネクタ等を介して、冷陰極管とインバータ回路とを接続している。このコネクタのハウジングは、冷陰極管の軸線方向に延びる有底円筒状の外嵌部を備えており、この外嵌部に冷陰極管の端部を差し込むようになっている。外嵌部に差し込まれた冷陰極管は、その端子がコネクタのハウジング内に設けられたコンタクトと接触し、冷陰極管とコネクタとの電気的な接続が達成される。
本発明は、蛍光管との電気的な接続を確実且つ容易に行うことができる電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、絶縁性のハウジングと、このハウジングによって保持され、一対の弾性片部を含むコンタクトと、を備え、上記一対の弾性片部は、蛍光管の端部の端子を蛍光管の径方向に相当する取付方向に沿って互いの間に導入可能であって、導入された蛍光管の端子を挟んで互いに対向する一対の直線状部を含み、上記一対の直線状部は、上記端子を挟持することにより端子に対する一対の接触部を形成することを特徴とする電気コネクタを提供するものである。
本発明によれば、一対の弾性片部の直線状部は、蛍光管の端子を弾性的に挟持することで、所定の接圧を持ってこの端子と接触する。これにより、コンタクトと端子との電気的な接続を確実に行うことができる。また、蛍光管を取付方向に沿って動かして一対の直線状部間に端子を挿入するという簡単な動作により、コンタクトと端子との電気的な接続を容易に行うことができる。さらに、一対の直線状部に挟まれた蛍光管の端子を取付方向に沿って移動することで、蛍光管の位置を調整できる。特に、一対の直線状部は、蛍光管の端子との電気的な接続を達成しつつ、端子の相対移動を許容することができる。
また、上記コンタクトを操作するための操作部材を備える場合がある(請求項2)。その場合において、上記操作部材の操作によって、上記一対の直線状部が上記端子を挟持する場合がある(請求項3)。また、上記操作部材の操作によって上記一対の直線状部が上記端子に加圧される場合がある(請求項4)。
また、上記一対の弾性片部のそれぞれは、折り返し部を介して互いに連なる第1および第2の片部を含む場合がある(請求項5)。
また、上記一対の弾性片部の第2の片部は、一対の弾性片部の第1の片部間に配置されており、各弾性片部の第2の片部に、上記直線状部が配置されている場合がある(請求項6)。この場合、第2の片部の可撓性を高くできる。これにより、端子を直線状部間に挿入する際に、端子に過大な反力が作用することを防止できる。
また、各弾性片部の第2の片部が、対応する第1の片部から内側へ折り返されている場合がある(請求項7)。
また、各弾性片部の第1の片部が、対応する第2の片部から外側へ折り返されている場合がある(請求項8)。
また、上記一対の弾性片部の折り返し部は、上記端子の取付を案内するための一対の案内部を含み、これら一対の案内部の間隔は、上記取付方向に進むにしたがって狭められている場合がある(請求項9)。この場合、端子を一対の直線状部間へ挿入する際、端子の挿入を案内部によって案内することができる。したがって、端子の直線状部への取付をより容易に行うことができる。
また、上記操作部材は、上記一対の直線状部間の間隔を狭める方向に一対の弾性片部をそれぞれ加圧するための一対の加圧部を含む場合がある(請求項10)。その場合において、上記一対の弾性片部のそれぞれは、折り返し部を介して互いに連なる第1および第2の片部を含み、上記一対の弾性片部の第2の片部は、一対の弾性片部の第1の片部間に配置されており、各弾性片部の第2の片部に、上記直線状部が配置されており、各加圧部はそれぞれ対応する第1の片部に設けられた被加圧部を加圧する場合がある(請求項11)。
また、上記一対の弾性片部は、上記一対の直線状部に対して上記取付方向とは反対側に設けられて互いに対向する一対の絞り部を有し、上記一対の絞り部間の間隔は、上記一対の直線状部間の間隔よりも狭い場合がある(請求項12)。この場合、一対の直線状部に挟持された端子が取付方向とは反対の方向に動く等したときに、一対の絞り部によって端子を受けることができる。これにより、端子が一対の直線状部から取付方向とは反対の方向に不用意に外れることを防止できる。
また、上記一対の弾性片部は、上記一対の直線状部に対して上記取付方向側に設けられて互いに対向する一対の絞り部を有し、上記一対の絞り部間の間隔は、上記一対の直線状部間の間隔よりも狭い場合がある(請求項13)。この場合、一対の直線状部に挟持された端子が取付方向に動く等したときに、一対の絞り部によって端子を受けることができる。これにより、端子が一対の直線状部から取付方向に不用意に外れることを防止できる。
また、上記一対の弾性片部は、上記一対の直線状部に対して上記取付方向とは反対側に設けられて互いに対向する一対の第1の絞り部と、上記一対の直線状部に対して上記取付方向側に設けられて互いに対向する一対の第2の絞り部とを有し、上記一対の第1の絞り部間の間隔および上記一対の第2の絞り部間の間隔は、上記一対の直線状部間の間隔よりも狭い場合がある(請求項14)。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、この発明の一実施の形態にかかる電気コネクタを備える液晶表示装置の概略構成を示す模式的な断面図である。図1を参照して、液晶表示装置1は、例えば、テレビやパーソナルコンピュータのモニタとして用いられるものである。
液晶表示装置1は、筐体2と、液晶パネル3と、回路基板4と、蛍光管としての冷陰極管5と、電気コネクタ6(以下、単にコネクタともいう。)と、インバータ回路7とを備えている。
液晶パネル3は、非自発光式の表示パネルであり、筐体2の正面の開口に取り付けられている。液晶パネル3の表面3aは、筐体2の前方を向いており、背面3bは筐体2の後方を向いている。
回路基板4は、液晶パネル3と略平行に配置されて筐体2に固定された板状の部材であり、液晶パネル3の背面3bに対向する第1の面4aと、第1の面4aと反対側の第2の面4bとを含んでいる。
冷陰極管5は、液晶パネル3のバックライトであり、液晶パネル3の背面3bと回路基板4の第1の面4aとの間に複数(図1において、2つの冷陰極管5を図示)設けられている。冷陰極管5の数は、例えば、液晶パネル3の大きさ1インチあたり2本である。
各冷陰極管5は、筐体2の上下方向Aに沿って所定の間隔をあけて配置されており、液晶パネル3に光を照射するようになっている。各冷陰極管5の長手方向は、筐体2の左右方向B(紙面に垂直な方向)に沿っており、液晶パネル3の背面3bと平行である。
電気コネクタ6は、冷陰極管5と回路基板4(インバータ回路7)との間の電気的な接続を達成するためものである。このコネクタ6は、液晶パネル3の背面3bと回路基板4の第1の面4aとの間で、各冷陰極管5の一対の端部のそれぞれに取り付けられている。各コネクタ6は、回路基板4に取り付けられている。
インバータ回路7は、冷陰極管5に駆動電力を供給するためのものであり、回路基板4の第2の面4bに取り付けられている。インバータ回路7と各冷陰極管5とは、回路基板4および対応するコネクタ6を介して電気的に接続されている。
図2は、図1の要部の分解斜視図である。図3は、コネクタ6の斜視図である。
なお、各冷陰極管5に関する取付構造はそれぞれ同様であるので、以下では、1つの冷陰極管5の取付構造について主に説明する。
また、冷陰極管5の長手方向に沿う方向(左右方向B)をX方向、X方向に直交する方向のうち、上下方向Aに沿う方向をY方向、X方向およびY方向の双方に直交する方向(筐体2の前後方向)をZ方向として説明する。
図2を参照して、冷陰極管5は、X方向にまっすぐに延びる筒状の本体部8と、本体部8の一対の端部9,9のそれぞれに設けられた一対の端子としてのアウターリード10,10(電極)とを含んでいる。
本体部8は、例えば、直径が数mm〜十数mm程度のガラス製の部材である。一対のアウターリード10,10は、軟鉄等の金属製の軸状の導電部材であり、対応する端部9からX方向にそれぞれ露出している。これらのアウターリード10の直径は、例えば1mm程度、長さは数mm程度である。
冷陰極管5を保持してこの冷陰極管5の自重を支えるためのクランプ部材11が設けられている。クランプ部材11は、冷陰極管5ごとに1または複数(本実施の形態では、1つ)設けられている。クランプ部材11の数は、冷陰極管5の長さに応じて適宜決められる。クランプ部材11は、X方向に関する冷陰極管5の本体部8の中間部に配置されている。
このクランプ部材11は、例えば合成樹脂成形品であり、支柱12と、円弧状の保持部13とを含んでいる。支柱12は、回路基板4の第1の面4aに固定されており、Z方向に延びている。保持部13は、冷陰極管5の本体部8の中間部を、冷陰極管5の径方向(図2において、Y方向およびZ方向)への移動を規制しつつ保持するものである。
この保持部13は、冷陰極管5の本体部8の周方向の半分よりわずかに長い一部分を取り囲むことのできる円弧状をなしている。保持部13の周方向の一部には、冷陰極管5の本体部8を挿入するための開口部13aが形成されている。開口部13aは、冷陰極管5のアウターリード10の径方向に相当する取付方向としての第1の方向D1に対して反対の方向である第2の方向D2に開放されている。
コネクタ6は、前述したように、冷陰極管5の本体部8の一対の端部9,9のそれぞれに設けられている。各コネクタ6の構成は同様であるので、以下では、1つのコネクタ6について主に説明する。
図3を参照して、コネクタ6は、X,Y,Z方向の長さがそれぞれ10〜15mm程度であり、ハウジング14と、このハウジング14により保持されたコンタクト15と、このコンタクト15を操作するための操作部材16とを含んでいる。
図4は、ハウジング14の斜視図である。図2および図4を参照して、ハウジング14は、合成樹脂製の一体成形品であり、主体部17と、主体部17から延設された座部18とを有している。
主体部17は、大略的にボックス状をなしている。回路基板4のうち、コネクタ6が配置されている箇所に貫通孔が形成されており、主体部17はこの貫通孔を挿通して第1の面4aから液晶パネル3の背面3b(図1参照)に向けて突出している。
再び図2および図4を参照して、第2の方向D2に関する主体部17の先端部のうち、X方向に関するクランプ部材11寄りの部分には、断面溝形形状をなす導入溝19が形成されている。導入溝19には、冷陰極管5の対応する端部9を導入できるようになっている。導入溝19の周面がこの端部9を取り囲んで保護している。
第2の方向D2に関する主体部17の先端部には、導入溝19よりもクランプ部材11から遠い側に、受入空洞20(収容凹部)が区画されている。この受入空洞20は、冷陰極管5の対応するアウターリード10を第1の方向D1に沿って受け入れるためのものであり、第1の方向D2側に延びる略直方体状をなしている。
受入空洞20は、周壁21と底壁22とによって区画されている。
周壁21は、X方向に相対向する一対の第1の側部23と、Y方向に相対向する一対の第2の側部24とを含んでいる。
第1の側部23の一方23aは、導入溝19に隣接しており、導入溝19と受入空洞20との間を仕切っている。この第1の側部23の一方23aには、Y方向の中央部に切欠25が設けられており、対応するアウターリード10を通すことができるようになっている。切欠25の周面のうち、第2の方向D2を向く部分(底部)は、ストッパとされており、アウターリード10がハウジング14に対して傾いたときに、アウターリード10を受けて当該アウターリード10がそれ以上傾かないようになっている。なお、「アウターリード10がハウジング14に対して傾く」とは、冷陰極管5全体(主体部8およびアウターリード10)がハウジング14(回路基板4)に対して傾くことと、冷陰極管5の主体部8はハウジング14に対して傾いておらず(回路基板4に対して平行で)、当該主体部8に対してアウターリード10が傾くことの少なくとも一方を含むものである。
第1の側部23の他方23bには、操作部材16を第1および第2の方向D1,D2(Z方向)に沿って案内するための案内部26が設けられている。この案内部26は、他方の第1の側部23bの内側面に配置された凸条であり、Z方向に延びている。
一対の第2の側部24の一方24aおよび他方24bのそれぞれには、貫通孔27が形成されている。これらの貫通孔27は、Z方向に沿って延びており、操作部材16の後述する第1および第2の凸部53,58が挿通されるようになっている。
座部18は、第1の方向D1に関する主体部17の先端部17aに設けられた鍔状の部分である。座部18は、Y方向に関する主体部17の一対の端部のそれぞれに配置されており、X方向に長手に延びている。各座部18は、回路基板4の第2の面4bに当接して受けられている。これにより、回路基板4に対するハウジング14のZ方向の位置決めがされている。
図5は、コンタクト15の斜視図である。図6は、コネクタ6を第2の方向D2に沿ってみた平面図である。図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。図8は、図2のVIII−VIII線に沿う要部の断面図であり、コンタクト15が拡開されている状態を図示している。図9は、図2のVIII−VIII線に沿う要部の断面図であり、コンタクト15の拡開を解除されている状態を図示している。図10は、図8のX−X線に沿う断面図である。図11は、図9のXI−XI線に沿う断面図である。
図2および図5を参照して、コンタクト15は、例えば金属等の導電部材製の板金部材であり、冷陰極管5のアウターリード10を第1の方向D1に沿って取り付けて、アウターリード10と電気的な接続を行うためのものである。コンタクト15によって、アウターリード10と回路基板4との間の電気的な接続が達成される。
コンタクト15は、Y方向に対称な形状をなしており、主体部28と、リード29と、一対の相対向する弾性片部30,31とを有している。
主体部28は、Z方向に長手に延びており、Z方向に直交する断面がU字形形状をなしている。U字の相対向する一対の部分がフランジ部32とされている。主体部28のうちフランジ部32に挟まれた部分が中間部33とされている。
図6および図7を参照して、主体部28は、ハウジング14の主体部17に形成された挿通孔34に圧入固定されている。挿通孔34は、ハウジング14の主体部17の第2の方向D2に関する先端部17aから受入空洞20にかけてZ方向に延びており、挿通孔34の周面がコンタクト15の主体部28を取り囲んでいる。
挿通孔34の周面には、一対のフランジ部32のそれぞれに係合する一対の係合溝35,35が形成されている。係合溝35は、Z方向に延びており、この係合溝35に沿ってコンタクト15の主体部28を挿入することができる。
コンタクト15の主体部28は、周壁21の一方の第1の側部23aの一端部に受けられており、ハウジング14に対してZ方向に位置決めされている。なお、コンタクト15の主体部28は、ハウジング14の周壁21の第1の側部23に受けられていなくてもよい。この場合、主体部28の挿通孔34への挿入量により、コンタクト15のZ方向の位置決めがなされる。
図5および図7を参照して、リード29は、回路基板4の第2の面4bに接触してこの回路基板4とコンタクト15との電気的な接続を達成するためのものである。このリード29は、主体部28の一端部に設けられており、主体部28からX方向の一方に延びている。リード29と回路基板4の第2の面4bとは平行にされており、両者は互いに接触している。リード29は、回路基板4に半田付けされており、回路基板4を介してインバータ回路7に接続されている。また、ハウジング14の主体部17の第2の方向D2の先端部17aに設けられた金属製の補強部材70が、回路基板4の第2の面4bに固定されている。
図2および図8を参照して、一対の弾性片部30,31はそれぞれ、対応するアウターリード10との電気的な接続を達成するためのものであり、Y方向に相対向している。一対の弾性片部30,31はそれぞれ、対応するフランジ部32に対して第2の方向D2側に配置されて、受入空洞20に突出しており、略全部が受入空洞20に露出している。なお、一対の弾性片部30,31の一部のみが受入空洞20に露出していてもよい。
これら一対の弾性片部30,31はそれぞれ、第2の方向D2に沿って延びる第1の片部36と、対応する第1の片部36の先端部36bから折り返されて第1の方向D1に沿って延びる第2の片部37とを含んでいる。Y方向に関して、一対の第1の片部36は互いに相対的に遠くに配置され、一対の第2の片部37は互いに相対的に近くに配置されている。
各第1の片部36は、対応するフランジ部32の第2の方向D2の先端部から第2の方向D2に沿って延びており、ハウジング14の受入空洞20の底壁22を貫通している。一対の弾性片部30,31は、各第1の片部36の基端部36aを支点にして、互いに弾力的に近接、離隔することができる。自由状態(外力の作用していない状態)において、各第1の片部36は、互いに平行に並んでいる。各第1の片部36の先端部36bには、後述する拡開操作部48と係合するための係合部42が設けられている。各係合部42は、対応する第1の片部36の先端部36bからX方向の一方に突出する小片からなる。
図2および図5を参照して、各第2の片部37は、対応する第1の片部36の先端部36bに連なる折り返し部38と、第1の絞り部39と、アウターリード10を径方向に挟持するための挟持部としての直線状部40と、第2の絞り部41と、先端部430とを含んでいる。
一対の折り返し部38の一側面(外側面)には、アウターリード10の取付を案内するための案内部43がそれぞれ設けられている(図5において、一方の案内部43のみを図示)。これら一対の案内部43は、第1の方向D1に進むにしたがい互いの間隔が狭まっている。
一対の第1の絞り部39は、対応するアウターリード10が、一対の直線状部40から第2の方向D2に不用意に抜けることを防止するためのものである。これら一対の第1の絞り部39は、一対の折り返し部38の第1の方向D1の先端に設けられている。換言すれば、一対の直線状部40に対して第1の方向D1と反対側に設けられている。
これら一対の第1の絞り部39間の間隔は、一対の案内部43間の間隔よりも狭くされているとともに、一対の直線状部40間の間隔よりも狭くされている。一対の弾性片部30,31が互いに近接したとき、一対の第1の絞り部39間の間隔は、アウターリード10の直径よりも狭くなる。
一対の直線状部40は、対応するアウターリード10とコンタクト15との電気的な接続を達成しつつ、対応するアウターリード10の第1および第2の方向D1,D2(Z方向)への相対移動を許容するためのものである。各直線状部40は、対応する第1の絞り部39に対して第1の方向D1側に設けられている。各直線状部40は、自由状態においてZ方向(第1の方向D1)に沿って延びており、互いに平行に対向している。
図11を参照して、各直線状部40のうち、アウターリード10との接触部分が、液晶パネル3の背面3bと回路基板4の第1の面4a(図1参照)との間で、接触部44を形成している。一対の接触部44は、Y方向に相対向しており、互いの間にアウターリード10を径方向に弾性的に挟持している。
再び図2および図5を参照して、一対の第2の絞り部41は、対応するアウターリード10が、一対の直線状部40から第1の方向D1に不用意に抜けることを防止するためのものである。これら一対の第2の絞り部41は、一対の直線状部40に対して第1の方向D1側に設けられている。
これら一対の第2の絞り部41間の間隔は、一対の直線状部40間の間隔よりも狭くされている。一対の弾性片部30,31が互いに近接したときにおいて、一対の第2の絞り部41間の間隔は、アウターリード10の直径よりも狭くなる。
各先端部430は、対応する第2の絞り部41に対して第1の方向D1側に設けられている。これらの先端部430は、第1の片部36に押圧されることにより、一対の直線状部40間の間隔を狭めるようにするためのものである。これにより、一対の直線状部40によるアウターリード10の挟持力を増すことができる。また、一対の弾性片部30,31のへたりによる挟持力の低下を防止できる。
一対の先端部430は、X方向に沿ってみたときにおいて、ハ字形形状をしており、第1の方向D1に進むにしたがって互いの間隔が拡がっている。各先端部430の第1の方向D1の先端には、互いに近づく方向に屈曲された屈曲部が設けられており、対応する第1の片部36と滑らかに係合できるようになっている。
図2および図8を参照して、操作部材16は、一対の直線状部40によるアウターリード10の挟持と、この挟持の解除を操作するためのものであり、ハウジング14の受入空洞20に、第1および第2の方向D1,D2に相対移動可能に嵌め込まれている。図8において、拡開位置C1にある操作部材16を図示しており、図9において、拡開解除位置C2にある操作部材16を図示している。
図12は、操作部材16の斜視図である。図8および図12を参照して、操作部材16は、Y方向に対称な形状をなす樹脂成形品であり、Z方向に直交する断面が溝形形状をなしている。
操作部材16は、Y方向に間隔をあけて相対向する一対の部分45,46と、これら一対の部分45,46間を連結する連結部47と、連結部47に設けられた一対の拡開操作部48とを有している。
一対の部分45,46は、受入空洞20内で一対の弾性片部30,31を挟んだ両側に配置されている。一対の部分45,46の一方45は、一方の弾性片部30と、周壁21の他方の第2の側部24bとの間に配置されている。一対の部分45,46の他方46は、他方の弾性片部31と、周壁21の一方の第2の側部24aとの間に配置されている。一対の部分45,46はそれぞれ、Z方向に長手に延びている。
一対の部分45,46の外側面49(図8および図12において、一方の外側面49のみを図示)はそれぞれ、第2の方向D2側の先端が、受入空洞20の開口の周縁50に対してY方向の外側に突出しており、この突出した部分が摘み部51となっている。作業者が摘み部51を摘んで操作部材16を第1および第2の方向D1,D2に操作することができる。
一対の外側面49のうち、摘み部51が設けられていない部分は、Z方向に延びる直線部52とされている。各直線部52には、第1の凸部53が設けられている。これら一対の第1の凸部53は、操作部材16が受入空洞20から不用意に抜けることを防止するためのものであり、各直線部52の第1の方向D1の先端に配置されている。
各第1の凸部53は、周壁21の対応する貫通孔27に嵌め入れられており、当該対応する貫通孔27の周縁に受けられることで、操作部材16の受入空洞20からの抜けを防止する。
各第1の凸部53の第1の方向D1側の先端が傾斜状をなしている。これにより、操作部材16を受入空洞20に嵌め入れる際に、この傾斜状の部分が周壁21の開口の周縁50に滑らかに係合しつつ、各第1の凸部53を対応する貫通孔27に挿通できるようにしている。
図8および図9を参照して、コネクタ6には、第1および第2の保持機構55,56が設けられている。
図8および図12を参照して、第1の保持機構55は、操作部材16を拡開位置C1に保持するためのものであり、操作部材16の各直線部52に設けられた第1の凹部54と、周壁21の一対の第2の側部24のそれぞれに設けられて対応する第1の凹部54に係合する係合部57とを含んでいる。
第1の凹部54は、第1の凸部53と第2の凸部58との間に区画されている。第2の凸部58は、各直線部52に設けられて対応する第1の凸部53と第2の方向D2に沿って並んでいる。係合部57は、周壁21の一対の第2の側部24のそれぞれにおいて、貫通孔27に対して第2の方向D2側に配置された部分を含んでおり、拡開位置C1において、第1の凹部54に嵌まっている。
図9および図12を参照して、第2の保持機構56は、操作部材16を拡開解除位置C2に保持するためのものであり、操作部材16の各直線部52に設けられた第2の凹部59と、周壁21の一対の第2の側部24のそれぞれに設けられて対応する第2の凹部59に係合する係合部57とを含んでいる。すなわち、係合部57は、第1の保持機構55の一部を構成しているとともに第2の保持機構56の一部を構成している。
第2の凹部59は、第2の凸部58と、各摘み部51のうち周壁21側を向く段部60との間に区画されている。係合部57は、拡開解除位置C2において、第2の凹部59に嵌まっている。
一対の部分45,46の内側面61は、Y方向に所定の間隔をあけて相対向しており、コンタクト15の一対の弾性片部30,31を挟んでいる。これら一対の部分45,46の内側面61は、第2の方向D2の先端が傾斜状カム面となっており、第2の方向D2に進むにしたがい互いの間隔が狭くなっている。
この傾斜状カム面が加圧部62とされている。一対の加圧部62は、一対の弾性片部30,31の対応する第1の片部36の先端部36bに設けられた被加圧部63を加圧することができる。拡開解除位置C2において、一対の加圧部62が対応する被加圧部63に当接して加圧することにより、一対の直線状部40間の間隔が狭められ、これら直線状部40によるアウターリード10の挟持力を増すことができる。また、一対の弾性片部30,31のへたりによる挟持力の低下を防止できる。
一対の加圧部62は、操作部材16が拡開位置C1から第1の方向D1に沿って拡開解除位置C2に変位するときに、対応する被加圧部63に当接して加圧することにより、対応する被加圧部63を第1の方向D1に押す力を第1の方向D1と直交するY方向の力に変換する。これにより、一対の弾性片部30,31が互いに近接する。
連結部47は、板状に形成されており、X方向に関する一対の部分45,46の一端同士を連結している。連結部47の外側面65には、Z方向に延びる溝64が形成されており、図7に示すように周壁21の他方の第1の側部23bの案内部26に嵌まっている。
図4および図12を参照して、操作部材16のうち、摘み部51が設けられていない部分をZ方向に直交する方向に切断した断面の外形は、第1の方向D1からみた受入空洞20の開口の周縁50の形状と略一致している。これにより、受入空洞20は、第1および第2の方向D1,D2に沿って、操作部材16を拡開位置と拡開解除位置とに案内するための案内溝とされている。
図8および図12を参照して、連結部47の内側面66および一対の部分45,46の内側面61により、一対の弾性片部30,31を収容可能な空間67(一対の部分45,46間の空間)が区画されている。
この空間67は、第1の方向D1の先端および第2の方向D2の先端のそれぞれが外部に開放されており、これら開放されている箇所が一対の開放部68,69とされている。開放部68によって空間67を第2の方向D2に開放しており、これにより、外部から空間67を視認することができる。また、開放部68から対応するアウターリード10を空間67内に挿入することができる。
一対の拡開操作部48は、一対の弾性部材30,31の対応する係合部42と係合することにより、一対の第1の片部36を介して一対の第2の片部37の直線状部40間の間隔を拡開するためのものであり、連結部47の内側面66に設けられた小片からなる。これら一対の拡開操作部48は、X方向に並んで配置されており、一対の係合部42に挟まれている。
一対の拡開操作部48はそれぞれ、第1の方向D1の先端に設けられた第1の傾斜状カム面71と、第2の方向D2の先端に設けられた第2の傾斜状カム面72とを有している。
一対の第1の傾斜状カム面71は、操作部材16を第1の方向D1に沿って受入空洞20内に嵌めるときに、一対の係合部42間の間隔を拡げるためのものであり、第1の方向D1に進むにしたがい互いの間隔が狭くなっている。
これら一対の第1の傾斜状カム面71は、操作部材16が第1の方向D1に変位するときに対応する係合部42に当接することにより、操作部材16が係合部42を第1の方向D1に押す力を、第1の方向D1と直交するY方向の力(一対の係合部42間の間隔を拡げる力)に変換する。
一対の第2の傾斜状カム面72は、操作部材16が第2の方向D2に沿って動いて拡開解除位置から拡開位置C1に変位するときに、対応する係合部42に当接することにより、一対の係合部42間の間隔を拡げるためのものであり、第2の方向D2に進むにしたがい互いの間隔が狭くなっている。
これら一対の第2の傾斜状カム面72は、操作部材16が拡開位置C1に変位するときに対応する係合部42に当接することにより、操作部材16が係合部42を第2の方向D2に押す力を、第2の方向D2と直交するY方向の力(一対の係合部42間の間隔を拡げる力)に変換する。
図11を参照して、各拡開操作部48は、第1の規制部73を含んでいる。各第1の規制部73は、操作部材16が拡開解除位置C2にあるときに、対応する弾性片部30,31の第1の片部36がX方向(アウターリード10の軸方向に沿う方向)に変位することを規制するためのものである。
拡開解除位置C2において、各第1の規制部73は、対応する第1の片部36の基端部36aと相対向しており、当該対応する第1の片部36がX方向の一方(図11において、紙面の奥側)に移動することを規制している。
また、各拡開操作部48は、第2の規制部74を含んでいる。各第2の規制部74は、操作部材16が拡開解除位置C2にあるときに、対応する弾性部材30,31の第2の片部37がX方向(アウターリード10の軸方向に沿う方向)に変位することを規制するためのものである。
拡開解除位置C2において、各第2の規制部74は、対応する第2の片部37の先端部430と相対向しており、当該対応する第2の片部37がX方向の一方(図11において、紙面の奥側)に移動することを規制している。
図8を参照して、周壁21の一方の第1の側部23aは、第3の規制部75を含んでいる。第3の規制部75は、一対の弾性片部30,31の第1の片部36のそれぞれがX方向(アウターリード10の軸方向に沿う方向)に変位することを規制するためのものである。第3の規制部75は、各第1の片部36と相対向しており、これらの第1の片部36がX方向の他方に移動することを規制している。
図10および図11を参照して、拡開位置C1は、アウターリード10を無挿入力で一対の直線状部40間に挿入できるようにこれら一対の直線状部40間の間隔を拡開操作部48によって拡開するための位置と定義でき、拡開解除位置C2は、上記拡開を解除するための位置と定義できる。
図10を参照して、以上の概略構成を有する液晶表示装置において、冷陰極管5(アウターリード10)の実装は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、操作部材16を拡開位置C1に保持しておく。これにより、操作部材16の一対の拡開操作部48は、対応する弾性部材30,31の係合部42に係合し、一対の第2の片部37間の間隔が拡がる。このとき、一対の直線状部40間の間隔は、アウターリード10の直径よりも広くされているとともに、一対の第1の絞り部39間の間隔は、アウターリード10の直径よりも広くされている。
この状態で、図2および図10に示すように、対応する冷陰極管5を手(図示せず)等で把持し、冷陰極管5のアウターリード10を、操作部材16とZ方向に対向させる。そして、冷陰極管5を第1の方向D1に移動させて、冷陰極管5の中間部をクランプ部材11の保持部13に嵌め合わせる。これにより、クランプ部材11によって冷陰極管5の中間部が保持されるとともに、冷陰極管5の対応するアウターリード10が白抜き矢符に示すように受入空洞20内に移動して一対の直線状部40間に配置される。
次に、操作部材16を第1の方向D1に動かして、操作部材16を拡開位置C1から図11に示すように拡開解除位置C2に変位させる。これにより、一対の拡開操作部48による一対の係合部42の係合が解除され、一対の弾性片部30,31の弾性力によって、一対の直線状部40が対応するアウターリード10を接触部44で挟持する。コンタクト15と対応するアウターリード10との電気的な接続が達成される。また、一対の第1および第2の絞り部39,41間の間隔は、対応するアウターリード10の直径よりも狭くなる。
また、操作部材16が拡開解除位置C2に変位することにより、一対の加圧部62は対応する被加圧部63を矢印F1に示すように押圧して、これらの被加圧部63を互いに近接するようにY方向に移動させる。これにより、一対の第1の片部36の間隔を狭め、その結果、一対の第2の片部37に、直線状部40間の距離を狭めるように加圧力が作用し、一対の直線状部40による対応するアウターリード10の挟持力が高められる。
さらに、操作部材16が拡開解除位置C2に変位することにより、一対の第1の片部36の基端部36aは、対応する第2の片部37の先端部430を矢印F2で示すように押圧して、これらの先端部430を互いに近接するようにY方向に移動させる。これにより、一対の先端部430間の間隔を狭め、その結果、一対の直線状部40間の距離を狭めるように加圧力が作用し、一対の直線状部40による対応するアウターリード10の挟持力がさらに高められる。
一方、アウターリード10をコンタクト15から取り外すには、まず、操作部材16を拡開解除位置C2から図10に示すように第2の方向D2に沿って拡開位置C1に変位させる。操作部材16を拡開位置C1に変位させる際、一対の拡開操作部48の第2の傾斜状カム面72は、対応する係合部42に係合してこれら一対の係合部42間の距離を広げ、これに伴い一対の直線状部40間の間隔が広がる。一対の直線状部40と対応するアウターリード10との電気的な接続が解除される。
次に、図2および図10に示すように、冷陰極管5を手等で把持して冷陰極管5をクランプ部材11の保持部13から取り外し、第2の方向D2に移動させる。これにより、冷陰極管5の対応するアウターリード10は、一対の直線状部40から一対の第1の絞り部39間および一対の案内部43間を通って、受入空洞20から取り出される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、一対の弾性片部30,31の各直線状部40は、冷陰極管5のアウターリード10を弾性的に挟持することで、所定の接圧を持ってこのアウターリード10と接触する。これにより、コンタクト15とアウターリード10との電気的な接続を確実に行うことができる。また、冷陰極管5を第1の方向D1に沿って動かして一対の直線状部40間にアウターリード10を挿入するという簡単な動作により、コンタクト15とアウターリード10との電気的な接続を容易に行うことができる。
さらに、一対の直線状部40が第1の方向D1(Z方向)に沿って延びていることにより、例えば、クランプ部材11の保持部13や冷陰極管5に寸法誤差等があっても、一対の直線状部40間に挟まれた冷陰極管5のアウターリード10を第1の方向D1に沿って移動することで、冷陰極管5の位置を調整し、上記の寸法誤差等を吸収できる。
したがって、冷陰極管5と保持部13との間に位置ずれが生じることを防止でき、保持部13によって冷陰極管5を確実に受けることができる。冷陰極管5の端部9だけで冷陰極管5が支えられることを防止して、冷陰極管5の一対の端部9のそれぞれに無理な力が作用することを防止できる。また、冷陰極管5の支持スパンを確実に短くでき、冷陰極管5に振動が生じることを防止できる。
また、一対の弾性片部30,31の第2の片部37を、対応する第1の片部36の先端部36bから折り返して第1の方向D1に沿って延びるようにすることで、第2の片部37の可撓性を高くでき、アウターリード10を直線状部40間に挿入する際に、アウターリード10に過大な反力が作用することを防止できる。
さらに、一対の弾性片部30,31のそれぞれに第1の絞り部39を設けていることにより、一対の直線状部40に挟持されたアウターリード10が第2の方向D2に動く等したときに、一対の第1の絞り部39が当該アウターリード10を受けることができる。これにより、アウターリード10が一対の直線状部40から第2の方向D2に不用意に外れることを防止できる。
また、一対の弾性片部30,31のそれぞれに第2の絞り部41を設けていることにより、一対の直線状部40に挟持されたアウターリード10が第1の方向D1に動く等したときに、一対の第2の絞り部41が当該アウターリード10を受けることができる。これにより、アウターリード10が一対の直線状部40から第1の方向D1に不用意に外れることを防止できる。
さらに、一対の弾性片部30,31のそれぞれに設けられた案内部43を、第1の方向D1に進むにしたがい互いの間隔が狭まるようにしている。これにより、アウターリード10を一対の直線状部40間へ挿入する際、アウターリード10の挿入を一対の案内部43によって案内することができる。したがって、アウターリード10の直線状部40への取付をより容易に行うことができる。
また、クランプ部材11の保持部13の開口部13aの開放方向を第2の方向D2に沿わしていることにより、冷陰極管5のコンタクト15への取付方向と、当該冷陰極管5の保持部13への取付方向とを一致させることができ、冷陰極管5の取付をより容易に行うことができる。
なお、本発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではない。
例えば、冷陰極管5に代えて図13に示すように、外陰極管5Aを用いてもよい。この場合、外陰極管5Aの一対の端部9A(図13において、一方の端部9Aのみ図示)の周面のそれぞれに、端子としての電極層10Aが被覆されている。
この場合、電極層10Aを、一対の直線状部40間に軽い力で容易に挿入でき、電極層10Aに無理な力かかることを防止できる。電極層10Aが一対の弾性片部30,31と擦れて傷つくことを防止できる。
また、各第2の片部37の案内部43がなくてもよい。さらに、係合部42に、拡開操作部48の第1および第2の傾斜状カム面71,72と同様の傾斜状カム面を設けてもよい。この場合、拡開操作部48には、第1および第2の傾斜状カム面71,72に代えて、Z方向にまっすぐな直線状の面を設けてもよい。
また、一対の加圧部62および対応する一対の被加圧部63がなくてもよい。さらに、一対の第1の絞り部39がなくてもよいし、一対の第2の絞り部41がなくてもよいし、一対の案内部43がなくてもよい。また、一対の拡開操作部48のいずれか一方がなくてもよい。さらに、被加圧部63に、加圧部62と同様の傾斜状カム面を設けてもよい。この場合、加圧部62をZ方向にまっすぐな直線状の面としてもよい。
また、操作部材16に代えて、図14に示す操作部材16Aを用いてもよい。操作部材16Aは、一対の部分45,46間の空間67が第2の方向D2に開放しないようにする開放阻止部76を有している。
開放阻止部76は、一対の部分45,46と単一の部材を用いて一体に形成されている。この開放阻止部76は、一対の部分45,46のそれぞれの第2の方向D2に関する先端部同士を繋いでいる。開放阻止部76を設けることにより、一対の部分45,46間の空間67に異物が侵入することを防止できる。
なお、開放阻止部76の部分を透明な材料で形成すれば、一対の部分45,46間の空間を外部から視認することができる。また、開放阻止部76は、一対の部分45,46と別体に形成されて、ヒンジ機構を介して連結されていてもよい。この場合、開放阻止部76を開いて一対の部分45,46間の空間を視認することができる。
さらに、コンタクト15に代えて、図15に示すコンタクト15Aを用いてもよい。一対の弾性片部30A,31Aのそれぞれにおいて、第1の片部36A自身に係合部42Aを設けている。この場合、一対の第1の片部36Aの中間部の一部が互いに近づく方向に膨出され、この膨出した部分が係合部42Aとなる。拡開操作部48Aは、対応する弾性片部30A,31Aの内側に配置される。
また、コンタクト15に代えて、図16に示すコンタクト15Bを用いてもよい。一対の弾性片部30B,31Bは、第2の方向D2に沿って延びる第2の片部37Bと、この第2の片部37Bの第2の方向D2の先端から折り返されて第1の方向D1に沿って延びる第1の片部36Bとをそれぞれ含み、一対の第2の片部37Bは互いに相対的に近くに配置され、一対の第1の片部36Bは互いに相対的に遠くに配置され、各第2の片部37Bにそれぞれ直線状部40が配置されている。
さらに、第1の規制部73がなくてもよいし、第2の規制部74がなくてもよいし、第3の規制部75がなくてもよい。また、1本の冷陰極管5に設けられるクランプ部材11の本数は、2本以上でもよい。さらに、コネクタ6を、エッジライト型の液晶表示装置に適用してもよい。
この発明の一実施の形態にかかる電気コネクタを備える液晶表示装置の概略構成を示す模式的な断面図である。 図1の要部の分解斜視図である。 コネクタの斜視図である。 ハウジングの斜視図である。 コンタクトの斜視図である。 コンタクトを第2の方向に沿ってみた平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図2のVIII−VIII線に沿う要部の断面図であり、コンタクトが拡開されている状態を図示している。 図2のVIII−VIII線に沿う要部の断面図であり、コンタクトの拡開を解除されている状態を図示している。 図8のX−X線に沿う断面図である。 図9のXI−XI線に沿う断面図である。 操作部材の斜視図である。 本発明の別の実施の形態の要部の斜視図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の斜視図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面図である。
符号の説明
5 冷陰極管(蛍光管)
5A 外陰極管(蛍光管)
9 (冷陰極管の)端部
9A (外陰極管の)端部
10 アウターリード(端子)
10A 電極層(端子)
13 保持部
13a 開口部
15,15A,15B コンタクト
28 (コンタクトの)主体部
30,30A,30B 一対の弾性片部の一方
31,31A,31B 一対の弾性片部の他方
36,36A,36B 第1の片部
37,37B 第2の片部
38 折り返し部
39 第1の絞り部
40 直線状部
41 第2の絞り部
43 案内部
44 接触部
D1 第1の方向(取付方向)
D2 第2の方向(取付方向と反対の方向)

Claims (14)

  1. 絶縁性のハウジングと、
    このハウジングによって保持され、一対の弾性片部を含むコンタクトと、を備え、
    上記一対の弾性片部は、蛍光管の端部の端子を蛍光管の径方向に相当する取付方向に沿って互いの間に導入可能であって、導入された蛍光管の端子を挟んで互いに対向する一対の直線状部を含み、
    上記一対の直線状部は、上記端子を挟持することにより端子に対する一対の接触部を形成することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 請求項1において、上記コンタクトを操作するための操作部材を備えることを特徴とする電気コネクタ。
  3. 請求項2において、上記操作部材の操作によって上記一対の直線状部が上記端子を挟持することを特徴とする電気コネクタ。
  4. 請求項2において、上記操作部材の操作によって上記一対の直線状部が上記端子に加圧されることを特徴とする電気コネクタ。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項において、上記一対の弾性片部のそれぞれは、折り返し部を介して互いに連なる第1および第2の片部を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  6. 請求項5において、上記一対の弾性片部の第2の片部は、一対の弾性片部の第1の片部間に配置されており、
    各弾性片部の第2の片部に、上記直線状部が配置されていることを特徴とする電気コネクタ。
  7. 請求項6において、各弾性片部の第2の片部が、対応する第1の片部から内側へ折り返されていることを特徴とする電気コネクタ。
  8. 請求項6において、各弾性片部の第1の片部が、対応する第2の片部から外側へ折り返されていることを特徴とする電気コネクタ。
  9. 請求項5から8の何れか1項において、上記一対の弾性片部の折り返し部は、上記端子の取付を案内するための一対の案内部を含み、
    これら一対の案内部の間隔は、上記取付方向に進むにしたがって狭められていることを特徴とする電気コネクタ。
  10. 請求項2から4の何れか1項において、上記操作部材は、上記一対の直線状部間の間隔を狭める方向に一対の弾性片部をそれぞれ加圧するための一対の加圧部を含むことを特徴とする電気コネクタ。
  11. 請求項10において、上記一対の弾性片部のそれぞれは、折り返し部を介して互いに連なる第1および第2の片部を含み、
    上記一対の弾性片部の第2の片部は、一対の弾性片部の第1の片部間に配置されており、
    各弾性片部の第2の片部に、上記直線状部が配置されており、
    各加圧部はそれぞれ対応する第1の片部に設けられた被加圧部を加圧することを特徴とする電気コネクタ。
  12. 請求項1から11の何れか1項において、上記一対の弾性片部は、上記一対の直線状部に対して上記取付方向とは反対側に設けられて互いに対向する一対の絞り部を有し、
    上記一対の絞り部間の間隔は、上記一対の直線状部間の間隔よりも狭いことを特徴とする電気コネクタ。
  13. 請求項1から11の何れか1項において、上記一対の弾性片部は、上記一対の直線状部に対して上記取付方向側に設けられて互いに対向する一対の絞り部を有し、
    上記一対の絞り部間の間隔は、上記一対の直線状部間の間隔よりも狭いことを特徴とする電気コネクタ。
  14. 請求項1から11の何れか1項において、上記一対の弾性片部は、上記一対の直線状部に対して上記取付方向とは反対側に設けられて互いに対向する一対の第1の絞り部と、上記一対の直線状部に対して上記取付方向側に設けられて互いに対向する一対の第2の絞り部とを有し、
    上記一対の第1の絞り部間の間隔および上記一対の第2の絞り部間の間隔は、上記一対の直線状部間の間隔よりも狭いことを特徴とする電気コネクタ。
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