JP5214322B2 - 工具落下防止用連結具 - Google Patents
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Description
高所作業を行う場合には、持参した工具の落下を防止するために工具を作業者のベルトなどに吊り下げたり、あるいは収納袋をベルトに吊り下げてその袋の中に工具を入れておくなどの処置が採られている。
収納袋に入れた場合には作業に際して袋から取り出すのに手間がかかるなどの不便がある。
特許文献2には、前述したドライバと違って軸部を有しないレンチなどを工具の対象とした場合、レンチ側に形成された穴内に挿通されるネジ部を延長方向一端に有したワイヤを連結具として用い、レンチ側の孔に挿通されたネジ部に有するフランジとネジ部にねじ込まれるナットによってレンチを挟み込んで保持する一方、タイヤの延長方向他端に形成されたループ部を作業者のベルト側に連結する構成が開示されている。
特許文献3には、ドライバを工具の対象とした場合に軸部に挿嵌される引き紐係止部材に形成された孔に掛け止められるナス環を延長方向一端に有した螺旋状のコイルを連結具として用い、ワイヤの延長方向他端に形成されたループ部を作業者のベルト等に連結する構成が開示されている。
しかし、掛け止め部材は、ワイヤに固定されたままで姿勢が変化しない状態よりもワイヤの延長方向と直角な方向で自由に姿勢を変化させる、いわゆるワイヤ周りに回転させるようにすることもある。
これは、工具に外力が作用した場合に工具の姿勢変化を生じさせることにより、姿勢が固定されている場合と違って、作業者に対する工具側からの反撥力が衝撃とならないようにするためである。例えば、作業者が工具に触れた際の外力が工具に作用した場合にその外力を逃がす方向に工具の姿勢が変化すれば作業者への反撥力が軽減できることになる。
(1)軸方向一方側の外周に撓み変形可能な係止爪を有し、内部にはこの内部に挿通されるワイヤの先端に取り付けられている係止駒や掛け止め具の係合部を突き当てる段部が軸方向両側にそれぞれ形成されている第1のスリーブ片と、
前記第1のスリーブ片の軸方向一部で周方向に分割され、掛け止め具の先端に取り付けられた係合部を突き当てる段部の一部が形成されている第2のスリーブ片と、
周方向で合致させた前記第1,第2のスリーブ片の外周に嵌合される外スリーブとを備え、
前記外スリーブは、前記第1のスリーブ片に形成されている前記係止爪に係合可能な係合段部が軸方向一方側の内面に形成され、前記第1,第2のスリーブの外周に嵌合可能な孔部が軸方向他方側の内面に形成され、
前記第1のスリーブ片に有する段部にそれぞれ前記ワイヤの係止駒や掛け止め具の係合部を突き当てた状態で前記第2のスリーブ片を該第1のスリーブ片に被せた状態で前記外スリーブを、その軸方向他方側に位置する孔部側から該第1,第2のスリーブ片の外周に嵌合させて前記第1のスリーブ片に設けられている係止爪に前記外スリーブ側の係合段部を係合させることにより前記外スリーブが第1,第2のスリーブ片を囲繞した状態で一体化されていることを特徴とする工具落下防止用連結具。
外スリーブの挿嵌過程で第1のスリーブに有する係止片が押し動かされて撓み変形した後、形状復元して外スリーブの係合段部を係止することができるので、外スリーブによる第1,第2のスリーブ片の拡散防止および外スリーブの抜け止めとが外スリーブの挿嵌作業のみで可能となる。
図1は、本発明による工具落下防止用連結具1の外観図である。
工具落下防止用具1は、ワイヤ2とこのワイヤ2の延長方向両端にそれぞれ装着されている連結具3と連結具3を介してワイヤ2に取り付けられているナス環などの掛け止め具4,5とで構成されている。
掛け止め具4は、図1(B)に示すように、他部材が押し込まれるのを許容する方向に移動可能な係止部4Aを有したナス環である。掛け止め具4の基部下面には、連結具3側に係止される係合部として用いられるフランジ4B1が先端に設けられたロッド部4Bが一体化されている。
掛け止め具5は、図1(C)に示すように、本体の支軸5A1を中心として他部材が押し込まれるのを許容する方向および操作片5A2の操作方向(矢印方向)に応じた方向に移動可能な係止部を有したナス環である。掛け止め具5の、基部下面には連結具3側に係止される係合部として用いられるフランジ5B1が先端に設けられたロッド部5Bが一体化されている。
第1のスリーブ片3Aは、軸方向一方側の外周に撓み変形可能な係止爪3A1が、図3に示すように、周方向で分割されて設けられている。
第1のスリーブ片3Aの内部には、図2に示すように、ワイヤ2の端末部に固定されている係止駒20や、掛け止め具であるナス環4(5)に装備されている係合部であるフランジ4B1(5B1)を突き当てる段部3A2,3A3が軸方向両側にそれぞれ形成されている。
第2のスリーブ片3Bの内部には、第1のスリーブ片3A側の段部3A3に対応する段部3B1が形成されている。そして段部3B1と段部3A3に、掛け止め具4あるいは掛け止め具5の基部下面に設けられている係合部であるフランジ4B1あるいは5B1が突き当たる。
これら嵌合凸部3A4および嵌合凹部3B2は、互いに嵌合されることにより第1,第2のスリーブ片3A、3B同士の軸方向での位置決めが行えるようになっている。
外スリーブ3Cの軸方向他方側には、第1,第2のスリーブ片3A、3Bの外周面に嵌合可能な内径を有した孔部3C2が形成されている。
連結具3は、第1のスリーブ片3Aに設けられている段部3A2および3A3に対してワイヤ2に有する係止駒20および掛け止め具4(5)のフランジ4B1(5B1)を突き当てた上で第2のスリーブ片3Bを被せることにより係止駒20および掛け止め具4(5)を挟み込んだ状態で一体化される。
外スリーブ3Cは、図2において矢印で示すように、孔部3C2側を第1のスリーブ片3Aの係止爪3A1側に向けた状態で挿入される。外スリーブ3Cが挿入されると、第1のスリーブ3Aの係止爪3A1が外スリーブ3Cの内側に押されて撓み、外スリーブ3Cの係合段部3C1の移動の邪魔とならない位置に退避する。
段部3C1が係止爪3A1の位置を通過し終わると、係止爪3A1は形状復元力により元の位置に復帰して外スリーブ3Cの係合段部3C1を係止することにより外スリーブ3Cが軸方向で移動するのを阻止する。
外スリーブ3Cは、第1,第2のスリーブ片3A,3Bの外周を囲繞して各スリーブ片3A,3Bが拡散するのを阻止して連結具3を構成する。
2 ワイヤ
2A 芯線
3 工具落下防止用連結具
3A 第1のスリーブ片
3A1 係止爪
3A2,3A3 段部
3A10,3B10 貫通部
3B 第2のスリーブ片
3B1 段部
3C 外スリーブ
3C1 段部
3C2 孔部
4,5 掛け止め具
4B1,5B1 係合部として用いられるフランジ
20 係止駒
Claims (3)
- 軸方向一方側の外周に撓み変形可能な係止爪を有し、内部にはこの内部に挿通されるワイヤの先端に取り付けられている係止駒や掛け止め具の係合部を突き当てる段部が軸方向両側にそれぞれ形成されている第1のスリーブ片と、
前記第1のスリーブ片の軸方向一部で周方向に分割され、掛け止め具の先端に取り付けられた係合部を突き当てる段部の一部が形成されている第2のスリーブ片と、
周方向で合致させた前記第1,第2のスリーブ片の外周に嵌合される外スリーブとを備え、
前記外スリーブは、前記第1のスリーブ片に形成されている前記係止爪に係合可能な係合段部が軸方向一方側の内面に形成され、前記第1,第2のスリーブの外周に嵌合可能な孔部が軸方向他方側の内面に形成され、
前記第1のスリーブ片に有する段部にそれぞれ前記ワイヤの係止駒や掛け止め具の係合部を突き当てた状態で前記第2のスリーブ片を該第1のスリーブ片に被せた状態で前記外スリーブを、その軸方向他方側に位置する孔部側から該第1,第2のスリーブ片の外周に嵌合させて前記第1のスリーブ片に設けられている係止爪に前記外スリーブ側の係合段部を係合させることにより前記外スリーブが第1,第2のスリーブ片を囲繞した状態で一体化されていることを特徴とする工具落下防止用連結具。 - 前記第1のスリーブ片に形成されている前記係止爪は、前記外スリーブの係合段部が通過する際に外スリーブ内面中心に向けて撓み変形し、該係合段部が通過し終わった時点で形状復元力によって前記係合段部を係止することを特徴とする請求項1に記載の工具落下防止用連結具。
- 前記ワイヤの芯線がステンレス細線の縒り線であることを特徴とする請求項1に記載の工具落下防止用連結具。
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