JP5214094B2 - 電界効果型トランジスタとその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電界効果型トランジスタとその製造方法に関する。
近年、無線通信技術の拡大に伴って多くの無線帯域が使用されるに至り、今後開発される新規の通信技術では、既存の無線帯域と重複しないように、現状よりも更に短い波長のマイクロ波を用いなければならない場合がある。マイクロ波のような高周波を対象とした場合、電界効果型トランジスタを構成する半導体基板としては、耐高電圧特性と優れた高周波特性を備えたシリコンカーバイド(SiC)基板や窒化ガリウム(GaN)基板が最適である。
図1は、これらの基板を用いた従来例に係る高周波電界効果型トランジスタTR0の斜視図である。
そのトランジスタTR0は、ソース領域2a、チャネル領域2b、及びドレイン領域2cを有するGaN(窒化ガリウム)層等のチャネル層2を半導体基板1の上に形成し、このチャネル層2の上にソース電極3、ゲート電極4、及びドレイン電極5を図示のように形成してなる。
また、ゲート電極4と各電極3、5との間の空間には、酸化シリコン等の誘電体層6が形成され、それによりゲート電極4とドレイン電極5との間の耐圧が高められる。
そして、ソース電極3は、ゲート電極4を上方から覆うソースウォール3aを有し、その先端部3bがドレイン領域2cに近接するように垂下する。このような構造によれば、ソース電圧が付与された先端部3bが、ゲート電極4とドレイン電極5との間の電気力線Eを基板上方に向かって引き付けるように作用するので、ゲート電極4の下端Aに電気力線Eが集中するのが防止され、それによりゲート−ドレイン間の耐圧が高められる。
図2は、図1のI−I線とII−II線のそれぞれに沿う断面図であり、図3は、このトランジスタTR0の平面図である。
図2に示されるように、ゲート電極4とソースウォール3aとの間には寄生容量Cgsが存在し、その容量値はεLg・Wg/hで表される。但し、この式において、εは誘電体層6の誘電率、Lgはゲート長、Wgはゲート幅(図3参照)、hはソースウォール3aとゲート電極4との間隔を表す。
このようなゲート−ソース間の寄生容量Cgsが存在すると、動作電圧の周波数が高まるにつれ、ソース電極3とゲート電極4との間が高周波的に短絡するようになるので、トランジスタT0の遮断周波数が低下し、トランジスタで使用可能な周波数帯が狭くなる。従って、トランジスタT0を広帯域で使用可能にするには、この寄生容量Cgsをなるべく小さくする必要がある。
一方、ゲート電極4は、その抵抗率をR、ゲート幅をWg、断面積をSとすると、R・Wg/Sで与えられる抵抗Rgを有する。このゲート抵抗Rgは、上記した遮断周波数を低下させる一因となるので、なるべく小さくするのが好ましい。
図4は、図1に示した電解効果型トランジスタTR0の典型的な高周波特性を示す図である。遮断周波数fTは、電圧利得曲線と横軸との交点における周波数で定義されるが、図4の例ではその値が23GHzとなっている。また、最大発振周波数fmaxは130GHzとなっている。トランジスタTR0をより高い周波数帯域で使用するには、遮断周波数fTや最大発振周波数fmaxを高める必要がある。
なお、特許文献1には、上記のソースウォール3aの先端部3bの高さをゲート電極4の上面の高さよりも低くし、ゲート−ドレイン間の寄生容量を低減する構造が開示されている。
また、特許文献2には、断面がT字型のゲート電極を備えた高周波トランジスタにおいて、ゲート電極の形状をソース側とドレイン側とで異なる形状にすることにより、ゲート−ドレイン間の耐圧を向上させると共に、ドレイン側の寄生容量を低減する構造が開示されている。
そして、特許文献3には、ゲート電極の下に、断面形状がT字型又はY字型のゲート層を形成することにより、ゲート寄生抵抗とゲート寄生容量の両方を低減する構造が開示されている。
特開2003−297854号公報 特開2000−21900号公報 特開平8−274115号公報
本発明の目的は、ゲート−ドレイン間の耐圧を維持しつつ、使用可能な周波数帯域を広めることが可能な電界効果型トランジスタとその製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体基板と、前記半導体基板の上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極の両脇の前記半導体基板上にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、前記ソース電極の横から延びて前記ゲート電極を上方から横断し、ゲート幅方向に互いに間隔がおかれた複数のエアブリッジと、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間において前記複数のエアブリッジの先端を連結し、前記エアブリッジと共にソースウォールを構成する導電体と、を有し、隣り合う前記エアブリッジの間の下にある前記ゲート電極が、前記エアブリッジの下にある前記ゲート電極よりも厚い電界効果型トランジスタが提供される。
本発明によれば、ソースウォールをエアブリッジに分割したので、隣り合うエアブリッジ間において、ゲート−ソース間の寄生容量を従来よりも低減でき、遮断周波数を従来よりも高くすることが可能となり、電界効果型トランジスタで使用可能な周波数帯域が広げられる。更に、隣り合うエアブリッジの間の下にあるゲート電極を、エアブリッジの下にあるゲート電極よりも厚くしたので、ゲート電極を厚くした分だけゲート電極の全抵抗が小さくなり、ゲート抵抗に起因する遮断周波数の低下を防止することができる。
また、半導体基板からエアブリッジまでの高さを、半導体基板から導電体までの高さよりも高くしてもよい。このようにすると、エアブリッジとその下のゲート電極との間隔が広められ、エアブリッジとゲート電極との間の寄生容量を低減することができる。
また、本発明の別の観点によれば、半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板のソース領域とドレイン領域のそれぞれに、前記ゲート電極と接するようにして誘電体層を形成する工程と、前記ゲート電極上に、複数の島状の第1レジスト部をゲート幅方向に間隔をおいて形成する工程と、ドレイン電極寄りの前記誘電体層上に、前記第1レジスト部から間隔がおかれたストライプ状の第2レジスト部を形成する工程と、前記第1レジスト部同士の間の前記ゲート電極上に、該第1レジスト部よりも薄い島状の第3レジスト部を形成する工程と、前記半導体基板上、前記誘電体層上、及び前記第1〜第3レジスト部上に導電層を形成する工程と、前記第1〜第3レジスト部を剥離することにより、前記第1、第2レジスト部上の前記導電層をリフトオフして、前記半導体基板上に残された前記導電層をソース電極、ドレイン電極にし、前記第3レジスト部の上の前記導電層を複数のエアブリッジにすると共に、前記第1レジスト部と前記第3レジスト部との間の前記導電層を、前記エアブリッジの先端同士を連結する導電体にする工程と、を有する電界効果型トランジスタの製造方法が提供される。
本発明によれば、ソースウォールをエアブリッジに分割したので、ゲート−ソース間の寄生容量が低減され、使用可能な周波数帯域の広い電界効果型トランジスタを提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(1)第1実施形態
図5〜図11は、本発明の第1の実施の形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図であり、図12〜図16はその平面図である。
まず、図5(a)に示すように、SiC(シリコンカーバイド)の単結晶よりなる半導体基板10の上に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法により窒化ガリウム(GaN)層を厚さ約1000nmに形成し、それをチャネル層12とする。なお、半導体基板10はSiC基板に限定されず、GaN(窒化ガリウム)、InP(インジウムリン)、GaAs(ガリウム砒素)、及びSi(シリコン)のいずれかの単結晶で構成される基板を半導体基板10として採用してもよい。また、チャネル層12は、後で作製されるトランジスタのソース領域12a、チャネル領域12b、及びドレイン領域12cとなる層であり、これらの領域12a〜12cを半導体基板10内に形成する場合にはチャネル層12は不要となる。
図12は、この工程を終了した後の平面図である。先の図5(a)の第1断面は図12のIII−III線に沿う断面に相当し、後で形成されるゲート電極14aのゲート長方向の断面図である。一方、図5(a)の第2断面は、図12のIV−IV線に沿う断面に相当するものであり、第1断面とは間隔がおかれた部分のゲート電極14aのゲート長に沿う断面である。これらについては、図5(b)以降の断面図についても同様である。
次に、図5(b)に示すように、全面にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像することにより、トランジスタのチャネル領域12bの上に第1窓13aを備えた第1レジストパターン13とする。そして、第1窓13aの中と第1レジストパターン13上とに、スパッタ法によりTi(チタン)層とNi(ニッケル)層とをこの順に形成し、更にその上に蒸着法によりAu(金)層を形成し、これらの金属積層膜をゲート電極用第1導電層14とする。なお、そのゲート電極用第1導電層14の厚さは特に限定されないが、本実施形態では約600nmとする。
その後に、有機溶剤を用いたウエットエッチングにより第1レジストパターン13を剥離することにより、図6(a)に示すように、第1窓13a内のゲート用第1導電層14をゲート電極14aとして残しながら、他の部分のゲート用第1導電層14をリフトオフして除去する。
次いで、図6(b)に示すように、全面にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像することにより、各領域12a〜12cを覆う第2レジストパターン16を形成する。なお、これらの領域12a〜12cの外側のチャネル層12上には第2レジストパターン16は形成されない。
その後に、チャネル層12と第2レジストパターン16のそれぞれの上に、スパッタ法によるTi層と蒸着法によるアルミニウム膜を順に形成し、これらの金属積層膜を導電性密着層18とする。この導電性密着層18の厚さは、例えば約300nmである。
更に、図7(a)に示すように、第2レジストパターン16を剥離して導電性密着層18をリフトオフする。これにより、導電性密着層18は、ソース領域12aとドレイン領域12bの外側において後でソース電極とドレイン電極が形成される部分にのみ残されることになる。
次に、図7(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、チャネル層12、導電性密着層18、及びゲート電極14aのそれぞれの上に、誘電体層22としてPI(ポリイミド)層を厚さ約600nmに形成する。なお、PI層に代えて、酸化シリコン層又はBCB(ベンゾジクロブテン)層を誘電体層22として形成してもよい。
続いて、誘電体層22の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第3レジストパターン20とする。その第3レジストパターン20は、ソース領域12aとドレイン領域12cのそれぞれの上方に形成されると共に、ゲート電極14aの上に第2窓20aを有する。
次いで、図8(a)に示すように、上記の第3レジストパターン20をマスクにしながら、イオンミリングにより誘電体層22をエッチングする。その結果、導電性密着層18上の誘電体層22が除去されると共に、第2窓20aの下に、ゲート電極14aの上面が露出する孔22aが形成される。その後に、第3レジストパターン20は除去される。
次いで、図8(b)に示すように、全面にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第4レジストパターン24とする。その第4レジストパターン24は、第2断面において、ゲート電極14aの上面が露出する第3窓24aを有する。これに対し、第1断面のゲート電極14aはこの第4レジストパターン24によって覆われる。
続いて、図9(a)に示すように、蒸着法により、第4レジストパターン24上と第3窓24a内とにAu層を形成し、それをゲート電極用第2導電層26とする。
その後に、第4レジストパターン24を剥離してゲート電極用第2導電層26をリフトオフすることにより、図9(b)に示すように、第2断面におけるゲート電極14a上にのみ第2導電層26を残す。
第2導電層26はゲート電極14aの一部として機能し、この第2導電層26により、第2断面におけるゲート電極14aは、第1断面と比較してその厚さが厚くなり、低抵抗化される。
図13は、この工程を終了した後の平面図であり、既述の図9(b)における第1断面は図13のIII−III線に沿う断面に相当し、第2断面はIV−IV線に沿う断面に相当する。
また、図17は、ゲート幅方向の断面図であり、図13のV−V線に沿う断面に相当する。図17に示されるように、ゲート電極14aの上面には、ゲート幅方向に間隔をおいて第2導電層26が複数形成される。
次に、図10(a)に示すように、全面にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して、第1、第2レジスト部27、28を形成する。
図14は、その第1、第2レジスト部27、28を形成した後における平面図であり、先の図10(a)における第1断面は図14のIII−III線に沿う断面に相当し、第2断面はIV−IV線に沿う断面に相当する。
図14に示されるように、第1レジスト部27は、その平面形状が島状であり、ゲート幅方向に間隔をおいてゲート電極14a上に複数形成される。また、第2レジスト部28は、ストライプ状の平面形状を有しており、誘電体層22上において第1レジスト部27から間隔をおいて形成される。
次に、図10(b)に示すように、上記した第1、第2レジスト部27、28よりも薄い厚さに全面にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第3レジスト部29とする。
図15は、この第3レジスト部29を形成した後における平面図であり、先の図10(b)における第1断面は図15のIII−III線に沿う断面に相当し、第2断面はIV−IV線に沿う断面に相当する。
図15に示されるように、第3レジスト部29は、第1レジスト部27同士の間のゲート電極14a上に形成され、その平面形状は島状である。
次に、図11(a)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、導電性密着層18上、誘電体層22上、及び第1〜第3レジスト部27〜29上に、スパッタ法によりTi層を厚さ約100nmに形成する。その後に、このTi層上に、電解めっきによりAu層を厚さ約1000nmに形成し、これらAu層とTi層とをソース/ドレイン電極用導電層30とする。
その後に、第1〜第3レジスト部27〜29を剥離することにより、図11(b)に示すように、第1、第2レジスト部27、29上のソース/ドレイン電極用導電層30をリフトオフする。
このリフトオフの結果、導電性密着層18上に残されたソース/ドレイン電極用導電層30がソース電極30a及びドレイン電極30bになる。また、第3レジスト部28の上のソース/ドレイン用導電層30がエアブリッジ30cになり、第1レジスト部27と第2レジスト部28の間のソース/ドレイン用導電層30が導電体30dとなる。
図19は、この工程を終了した後における斜視図である。
図19に示されるように、エアブリッジ30cは、ソース電極30aの横から延びてゲート電極14aを上方から横断し、ゲート幅方向に互いに間隔をおいて複数形成される。また、各エアブリッジ30cの先端は導電体30dによって連結され、これらエアブリッジ30cと導電体30dによってソースウォール30eが構成される。
以上により、本実施形態に係る電界効果型トランジスタTR1の基本構造が完成したことになる。
この電界効果型トランジスタTR1は、各電極14a、30a、30bに印加される動作電圧が10〜100Vであり、マイクロ波帯(波長0.3mm〜30cm)のような高周波帯域で使用される。
また、このトランジスタTR1では、ソース電位になっている導電体30dの下面30fが、ゲート−ドレイン間のチャネル層12内の電気力線Eを上方に引き付けるように機能し、これにより電気力線Eがゲート電極14aの下端Bに集中するのが防止されて、ゲート−ドレイン間の耐圧が高められる。
図16は、この電界効果型トランジスタTR1の平面図である。同図では、エアブリッジ30c同士の間隔をWpuで表している。トランジスタTR1のゲート−ソース間の寄生容量Cgsは、この間隔Wpuの総和をWp、ゲート幅をWg、ゲート長をLg、ゲート電極14aとエアブリッジ30cとの間隔をhpとすれば、Lg(Wg−Wp)/hpと書ける。従来例では、ソースウォールをベタ状に形成するので、上式においてWpが0となり、寄生容量Cgsが本実施形態よりも大きくなる。つまり、本実施形態では、各エアブリッジ30c間の部分のソースウォール30を除去したことにより、この部分の寄生容量Cgsへの寄与を無くし、それにより寄生容量Cgsが従来よりも低減されることになる。
更に、本実施形態では、図11(b)に示したように、基板10からエアブリッジ30cまでの高さh1を、基板10から導電体30dまでの高さh2よりも高くした。そのため、ゲート電極14aとエアブリッジ30cとの間隔hp(=h1−h2)が大きくなるので、Lg(Wg−Wp)/hpで表されるゲート−ソース間の寄生容量Cgsがより一層低減される。
図20(a)、(b)は、上記した寄生容量Cgsを従来よりもそれぞれ10%及び20%低減した場合における、電界効果型トランジスタTR1の動作周波数と電圧利得との関係を計算して得られたグラフである。なお、これらの図では、比較のために、図1に示した従来例におけるトランジスタTR0のグラフも併記してある。
これらの図に示されるように、本実施形態における各グラフは、従来例よりも高周波側にシフトしている。このことから、本実施形態では、動作周波数を従来よりも高めても従来と同じ電圧利得が得られ、トランジスタTR0で使用可能な周波数帯域を従来よりも広くできることが明らかとなった。
一方、図18は、ゲート幅方向に沿う電界効果型トランジスタTR1の断面図であり、図16のVI−VI線に沿う断面図に相当する。
図18に示されるように、本実施形態では、第2導電層26により、隣り合うエアブリッジ30cの間の部分にあるゲート電極14aの厚さを、エアブリッジ30cの下の部分にあるゲート電極14aよりも厚くした。
このようなゲート電極14aの全抵抗Rgは、その抵抗率をRとすれば、R[(Wg−Wp)/S+Wp/Sp]で表される。但し、Sは、エアブリッジ30c下におけるゲート電極14aの断面積であり、Spは、二つのエアブリッジ30cの間のゲート電極14aの断面積である。上式より、WpとSpの一方又は両方を大きくすることにより、ゲート電極14aの全抵抗Rgが大きくなることが理解される。ソースウォールがベタ状でゲート電極の厚さが一様な従来例では、Wpが0であり、Spがその最小値であるSに等しいので、上式で表されるゲート電極の全抵抗Rgが最大となる。これに対し、本実施形態では、ソースウォール30eをエアブリッジ30cに分割したのでWpが0よりも大きく、また、二つのソースウォール30cの間におけるゲート電極14aの断面積SpがSよりも大きいので、ゲート電極の全抵抗Rgの値を従来例よりも小さくすることが可能となる。
図21(a)、(b)は、上記したゲート電極14aの全抵抗Rgの値を従来の0.5倍及び0.25倍にした場合における、電界効果型トランジスタTR1の動作周波数と電圧利得との関係を計算して得られたグラフである。これらの図では、比較のために、図1に示した従来例におけるトランジスタTR0のグラフも併記してある。
これらの図に示されるように、本実施形態における各グラフは従来よりも高周波側にシフトしており、図21(a)の場合では動作周波数の上限が約50GHzまで高められ、図21(b)の場合ではその上限が約60GHzまで高められる。これにより、本実施形態では、ゲート電極14aの抵抗を従来よりも下げたことにより、トランジスタで使用可能な周波数帯域を従来よりも広めることが可能になる。
(2)第2実施形態
既述の第1実施形態では、図19に示したように、ソースウォール30eをエアブリッジ30cに分割することによりゲート−ソース間の寄生容量Cgsを低減させた。
これに対し、本実施形態では、エアブリッジ30eを省くことにより、ゲート−ソース容量Cgsを更に低減させる。
図22は、本実施形態に係る電解効果型トランジスタの斜視図である。なお、同図において、第1実施形態で説明した要素には第1実施形態と同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
このトランジスタTR2では、ソース電極30aと導電体30dとがエアブリッジで接続されておらず、導電体30dが電気的に孤立した状態となっている。そして、この導電体30dの電位によって、ゲート−ドレイン間の電気力線Eが上方に引き付けられ、ゲート電極14aへの電界集中が緩和される。
このような構造によれば、ゲート電極14aの上方にソースウォールが無いので、エアブリッジとゲート電極14aとの間の寄生容量が存在する第1実施形態と比較して、ゲート−ソース間の寄生容量Cgsをより一層低減することが可能となる。
このような構造は、第1実施形態で説明した図15の工程において、第3レジストパターン29を形成せずに、ゲート電極14a上でゲート幅方向に延在するように第1レジスト部27をストライプ状に形成し、図11(b)の工程で第1、第2レジスト部27上のソース/ドレイン電極用導電層30をリフトオフすることにより作製され得る。
以下に、本発明の特徴を付記する。
(付記1) 半導体基板と、
前記半導体基板の上に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極の両脇の前記半導体基板上にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極の横から延びて前記ゲート電極を上方から横断し、ゲート幅方向に互いに間隔がおかれた複数のエアブリッジと、
前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間において前記複数のエアブリッジの先端を連結し、前記エアブリッジと共にソースウォールを構成する導電体と、
を有することを特徴とする電界効果型トランジスタ。
(付記2) 前記半導体基板から前記エアブリッジまでの高さが、前記半導体基板から前記導電体までの高さよりも高いことを特徴とする付記1に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記3) 隣り合う前記エアブリッジの間の下にある前記ゲート電極が、前記エアブリッジの下にある前記ゲート電極よりも厚いことを特徴とする付記1又は付記2に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記4) 前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の前記半導体基板上に誘電体層が形成され、前記導電体の下面が前記誘電体層の上面に接することを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の電界効果型トランジスタ。
(付記5) 前記誘電体層は、酸化シリコン層、BCB(ベンゾジクロブテン)層、及びPI(ポリイミド)層のいずれかであることを特徴とする付記4に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記6) 前記半導体基板上にチャネル層が形成され、該チャネル層上に前記ゲート電極、前記ソース電極、及び前記ドレイン電極が形成されたことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の電界効果型トランジスタ。
(付記7) 前記チャネル層は窒化ガリウム(GaN)層であることを特徴とする付記6に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記8) 前記半導体基板は、SiC(シリコンカーバイド)、GaN(窒化ガリウム)、InP(インジウムリン)、GaAs(ガリウム砒素)、及びSi(シリコン)のいずれかの単結晶で構成されることを特徴とする付記1乃至付記7のいずれかに記載の電界効果型トランジスタ。
(付記9) 半導体基板と、
前記半導体基板の上に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極の両脇の前記半導体基板上にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、
前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の前記半導体基板上に形成された誘電体層と、
前記誘電体層の上に形成され、電気的に孤立した導電体と、
を有することを特徴とする電界効果型トランジスタ。
(付記10) 前記導電体は、前記誘電体層上においてゲート幅方向に延在することを特徴とする付記9に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記11) 半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、
前記半導体基板のソース領域とドレイン領域のそれぞれに、前記ゲート電極と接するようにして誘電体層を形成する工程と、
前記ゲート電極上に、複数の島状の第1レジスト部をゲート幅方向に間隔をおいて形成する工程と、
ドレイン電極寄りの前記誘電体層上に、前記第1レジスト部から間隔がおかれたストライプ状の第2レジスト部を形成する工程と、
前記第1レジスト部同士の間の前記ゲート電極上に、該第1レジスト部よりも薄い島状の第3レジスト部を形成する工程と、
前記半導体基板上、前記誘電体層上、及び前記第1〜第3レジスト部上に導電層を形成する工程と、
前記第1〜第3レジスト部を剥離することにより、前記第1、第2レジスト部上の前記導電層をリフトオフして、前記半導体基板上に残された前記導電層をソース電極、ドレイン電極にし、前記第3レジスト部の上の前記導電層を複数のエアブリッジにすると共に、前記第1レジスト部と前記第2レジスト部との間の前記導電層を、前記エアブリッジの先端同士を連結する導電体にする工程と、
を有することを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
(付記12) 隣り合う前記エアブリッジの間の下の前記ゲート電極の厚さを厚くする工程を有することを特徴とする付記11に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
(付記13) 半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、
前記半導体基板のソース領域とドレイン領域のそれぞれに、前記ゲート電極と接するようにして誘電体層を形成する工程と、
前記ゲート電極上に、ゲート幅方向に延在するストライプ状の第1レジスト部を形成する工程と、
ドレイン電極寄りの前記誘電体層上に、前記第1レジスト部から間隔がおかれたストライプ状の第2レジスト部を形成する工程と、
前記半導体基板上、前記誘電体層上、及び前記第1、第2レジスト部上に導電層を形成する工程と、
前記第1、第2レジスト部を剥離することにより、前記第1、第2レジスト部上の前記導電層をリフトオフして、前記半導体基板上に残された前記導電層をソース電極、ドレイン電極にし、前記第1レジスト部と前記第2レジスト部との間の前記導電層を、ゲート幅方向に延在する電気的に孤立した導電体にする工程と、
を有することを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
図1は、従来例に係る電界効果型トランジスタの斜視図である。 図2は、図1のI−I線とII−II線のそれぞれに沿う断面図である。 図3は、従来例に係る電界効果型トランジスタの平面図である。 図4は、従来例に係る電界効果型トランジスタの高周波特性を示す図である。 図5(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図(その1)である。 図6(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図(その2)である。 図7(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図(その3)である。 図8(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図(その4)である。 図9(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図(その5)である。 図10は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図(その6)である。 図11は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の断面図(その7)である。 図12は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の平面図(その1)である。 図13は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の平面図(その2)である。 図14は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の平面図(その3)である。 図15は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の平面図(その4)である。 図16は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中の平面図(その5)である。 図17は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中におけるゲート幅方向の断面図(その1)である。 図18は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの製造途中におけるゲート幅方向の断面図(その2)である。 図19は、本発明の第1実施形態に係る電界効果型トランジスタの斜視図である。 図20(a)、(b)は、本発明の第1実施形態において、ゲート−ソース間の寄生容量Cgsを従来よりもそれぞれ10%及び20%低減した場合における、動作周波数と電圧利得との関係を計算して得られたグラフである。 図21(a)、(b)は、本発明の第1実施形態において、ゲート電極の全抵抗の値を従来の0.5倍及び0.25倍にした場合における、動作周波数と電圧利得との関係を計算して得られたグラフである。 図22は、本発明の第2実施形態に係る電解効果型トランジスタの斜視図である。
符号の説明
1、10…半導体基板、2、12…チャネル層、2a、12a…ソース領域、2b、12b…チャネル領域、2c、12c…ドレイン領域、3、30a…ソース電極、3a、30e…ソースウォール、3b…ソースウォールの先端部、4、14a…ゲート電極、5、30b…ドレイン電極、6、22…誘電体層、13…レジストパターン、13a…第1窓、14…ゲート電極用第1導電層、16…第2レジストパターン、18…導電性密着層、20…第3レジストパターン、20a…第2窓、24…第4レジストパターン、24a…第3窓、26…ゲート電極用第2導電層、27、28…第1、第2レジスト部、29…第3レジスト部、30…ソース/ドレイン電極用導電層、30c…エアブリッジ、30d…導電体、TR0、TR1、TR2、…電界効果型トランジスタ。

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の両脇の前記半導体基板上にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、
    前記ソース電極の横から延びて前記ゲート電極を上方から横断し、ゲート幅方向に互いに間隔がおかれた複数のエアブリッジと、
    前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間において前記複数のエアブリッジの先端を連結し、前記エアブリッジと共にソースウォールを構成する導電体と、
    を有し、
    隣り合う前記エアブリッジの間の下にある前記ゲート電極が、前記エアブリッジの下にある前記ゲート電極よりも厚いことを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  2. 前記半導体基板から前記エアブリッジまでの高さが、前記半導体基板から前記導電体までの高さよりも高いことを特徴とする請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  3. 半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体基板のソース領域とドレイン領域のそれぞれに、前記ゲート電極と接するようにして誘電体層を形成する工程と、
    前記ゲート電極上に、複数の島状の第1レジスト部をゲート幅方向に間隔をおいて形成する工程と、
    ドレイン電極寄りの前記誘電体層上に、前記第1レジスト部から間隔がおかれたストライプ状の第2レジスト部を形成する工程と、
    前記第1レジスト部同士の間の前記ゲート電極上に、該第1レジスト部よりも薄い島状の第3レジスト部を形成する工程と、
    前記半導体基板上、前記誘電体層上、及び前記第1〜第3レジスト部上に導電層を形成する工程と、
    前記第1〜第3レジスト部を剥離することにより、前記第1、第2レジスト部上の前記導電層をリフトオフして、前記半導体基板上に残された前記導電層をソース電極、ドレイン電極にし、前記第3レジスト部の上の前記導電層を複数のエアブリッジにすると共に、前記第1レジスト部と前記第2レジスト部との間の前記導電層を、前記エアブリッジの先端同士を連結する導電体にする工程と、
    を有することを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
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