JP4606940B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置およびその製造方法に関する。
高周波特性が良好な電界効果型トランジスタ(FET)の電極形成方法の一つとして、下記非特許文献1に記載されているように、ゲート電極に接する空隙を設ける方法が知られている。
図7は、空隙に接する部分を有するゲート電極を形成する従来技術を説明する断面図である。図において、まず、
(a)に示すように、電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶1のFET構造が形成されている側の表面に第一の絶縁膜102を堆積する。つぎに、
(b)に示すように、その上に第二の絶縁膜103を堆積する。つぎに、
(c)に示すように、さらにその上にレジスト104を塗布し、パターン露光、現像によってレジスト104に開口部を形成し、レジスト104の開口パタンをエッチングマスクとして、第二の絶縁膜103を等方的にエッチングする。ここで等方的エッチングとは、エッチングされる面に垂直な方向のみならず、平行な方向にもエッチングを進行させることによって、エッチングマスクで保護されている部分のエッチング対象物をもエッチングすることを意味する。つぎに、
(d)に示すように、レジスト104の開口部を経由して、RIE(反応性イオンエッチング)等によって、第一の絶縁膜102の異方性エッチングを行い、エッチングされる面に垂直な方向にのみ、エッチングを進行させる。つぎに、
(e)に示すように、レジスト104を除去した後に、第一の絶縁膜102の開口部を経由して、半導体結晶1をエッチングし、半導体結晶1にリセス部分領域(第一の絶縁膜102の下の凹部、)を形成する。つぎに、
(f)に示すように、スパッタ法あるいは蒸着法による金属堆積とリフトオフ法とによって、第二の絶縁膜103の開口部とその上下部にゲート電極105を形成する。このようにすれば、半導体結晶1のリセス領域のソース側とドレイン側とに空隙を残して、半導体結晶1中のFET構造のゲートに接するゲート電極105を形成することができる。
このように、従来は、FET構造を有する半導体結晶1上に、まずソース・ドレイン各電極を蒸着・リフトオフ法により、同時に形成し、その後、SiO、SiNといった種類の異なる絶縁膜(102、103)を堆積することで、絶縁膜の2層構造を形成し、エッチングの速度・等方性・異方性の違いや、異なる種類のエッチングガスを利用することで、これら2種の絶縁膜を連続的にエッチングしてT型の絶縁膜開口形状を得(図7の(c)〜(d))、その後、絶縁膜開口部直下の半導体を等方的エッチング(図7の(e))し、そこへ、スパッタ法、あるいは蒸着法によりゲート電極用の金属を堆積する(図7の(f))工程を用いて、電流が流れる方向に平行で半導体結晶1の表面に垂直な面における断面形状がT型のゲート電極を形成すると同時に、リセス構造領域に空隙を具備する構造を形成していた(下記非特許文献1参照)。
T.Enoki, H.Ito, K.Ikuta, and Y.Ishii, Proc. Int. Conf. Indium Phosphide and Related Materials,1995,p.81.
一般に、FETの静特性と高周波特性の向上には、ゲート長の短縮、寄生容量、寄生抵抗の低減が必要である。従来構造において、FETの静特性と高周波特性を向上させるには、ゲート電極が半導体結晶上に堆積される絶縁膜の開口部を通して形成されることから、絶縁膜の開口幅を狭めつつ、ゲートメタル堆積時のゲートメタルの横方向への拡がりを抑えることで、ゲート長の微細化を実現する必要がある。また、ソース、ドレインの各電極とゲート電極間距離がソース抵抗、ドレイン抵抗を決定することから、ソース、ドレイン各電極をゲートに近づけることが必須となる。
しかしながら、絶縁膜とゲート電極が接触する半導体結晶との間に寄生容量低減のための空隙を設けていることから、原理的にゲートメタルの横方向への拡がりを抑えることができず、絶縁膜の開口幅に比べ、半導体結晶と接触するゲートメタル幅が大きくなり、究極的なゲート長の短縮は困難となる。
半導体結晶上に絶縁膜を堆積し、その開口部を通してゲート電極を形成した場合、究極的なゲート長の短縮は可能となるが、ゲート電極と半導体結晶との間で発生する寄生容量が増大するため、結果として、ゲート長短縮による素子特性の向上と寄生容量の抑制が両立しない、という課題があった。
また、ソース電極やドレイン電極がゲート電極に近接すると、T型ゲート電極上部の笠状の横方向への広がり部との間で生じる寄生容量が増大してしまうという課題が生じる。
ゲート電極を横方向への広がりを持たない形状とすれば、寄生容量は抑えられるが、この場合、ゲート金属を垂直方向に見た場合の断面積が小さくなり、ゲート抵抗が増大する。ゲート抵抗の増大は高周波特性、雑音特性の劣化につながるので、ゲート電極形状の工夫では、ゲート抵抗増大と寄生容量低減のトレードオフを解決できない。
各電極間に介在する絶縁膜の材料を工夫し、比誘電率の低い材料を用いることは、ゲート電極との結合容量(寄生容量)を抑制することが手段のひとつとなりうるが、一般的な低誘電率膜においても2.3〜2.6程度の誘電率を有するため、このような低誘電率膜を用いても寄生容量の究極的な低減は困難となり、結果として、ソース抵抗、ドレイン抵抗の低減効果が相殺されてしまい、高周波性能の向上が得られなくなるという課題が生じる。つまり、単純な、ソース、ドレイン各電極とゲート電極間距離の縮小では、高周波性能の向上をはかることが不可能となる。
トランジスタ上を絶縁膜で覆わない場合には、上記課題を回避可能であるが、抵抗体、容量素子との集積化やトランジスタ自身の長期信頼性確保のためには、半導体結晶や各電極形状などの構造によらず、トランジスタ全体をSiOなどの保護膜で覆うことが不可欠となるため、素子の回路応用を考慮するとこれは解決策とはなり得ない。他素子との集積化やトランジスタの信頼性確保と高周波性能の究極的な向上等、以上すべての実現には、素子全体を保護膜で覆いつつ、寄生容量の増加を最小限に抑えるための工夫が不可欠となるが、これまでその方法は知られていなかった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ソース抵抗・ドレイン抵抗・ゲート抵抗の低減と、寄生容量の削減、優れた静特性と高周波特性の実現を可能とする半導体装置およびその製造方法を提供することである。
本発明では、上記課題を解決するために、請求項1に記載のように、
電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶上にソース電極、ドレイン電極およびゲート電極を具備する半導体装置において、前記ゲート電極には、前記電界効果型トランジスタ構造が存在する側の前記半導体結晶の表面に対して垂直な方向から見たときに、前記ソース電極と重なって見える第一の重なり部分と、前記ドレイン電極と重なって見える第二の重なり部分とが存在し、前記ソース電極と前記第一の重なり部分との間に空隙があり、前記ドレイン電極と前記第二の重なり部分との間に空隙があり、前記半導体結晶に形成された階段状のリセス領域の最下段の部分において、ソース側とドレイン側とに空隙を残して、前記ゲート電極が前記電界効果型トランジスタ構造の障壁層と接し、前記最下段の部分以外の前記リセス領域は第一の絶縁膜によって覆われ、前記ソース電極、ドレイン電極およびゲート電極の、前記半導体結晶から遠い側の表面は第二の絶縁膜によって覆われていることを特徴とする半導体装置を構成する。
また、本発明では、請求項2に記載のように、
前記半導体結晶に形成された階段状のリセス領域において、ドレイン側に残された前記空隙がソース側に残された前記空隙よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置を構成する。
また、本発明では、請求項3に記載のように、
前記ソース電極およびドレイン電極の構成材料が、WSiN、WSi、WN、Wのいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置を構成する。
また、本発明では、請求項4に記載のように、
前記第一または第二の絶縁膜の構成材料が、SiO、ベンゾシクロブテンのいずれかであることを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体装置を構成する。
また、本発明では、請求項5に記載のように、
電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶上にソース電極、ドレイン電極、ゲート電極を具備する半導体装置を製造する、半導体装置の製造方法において、電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶上に、金属膜を堆積し、該金属膜上に形成したレジスト開ロパタンをエッチングマスクとして、該金属膜に開口部を形成することによって、該金属膜を2領域に分け、該2領域の一方をソース電極とし、他方をドレイン電極とし、前記開口部における前記半導体結晶の露出部および該露出部に隣接する部分をウェットエッチングもしくはドライエッチングによって除去してリセス領域を形成し、該リセス領域と前記金属膜上へ第一の絶縁膜を堆積し、前記半導体結晶上に堆積した前記第一の絶縁膜に、レジスト開ロパタンをエッチングマスクとするエッチングによって、開口部を形成し、ゲ−ト電極形成領域を制限するレジストを堆積し、前記第一の絶縁膜の開口部をマスクとして、該開口領部における前記半導体結晶の露出部および該露出部に隣接する部分をウェットエッチング、ドライエッチング、これらの組合わせ、のいずれかの手法によって除去して最下段リセス領域を形成し、前記電界効果型トランジスタ構造が存在する側の前記半導体結晶の表面に対して垂直な方向から見たときに、前記ソース電極と重なって見える第一の重なり部分と、前記ドレイン電極と重なって見える第二の重なり部分とを有するゲート電極を、前記最下段リセス領域において、ソース側とドレイン側とに空隙を残して、前記電界効果型トランジスタ構造の障壁層と接するように形成し、前記ゲ−ト電極形成領域を制限するレジストを除去し、前記ソース電極、ドレイン電極およびゲート電極の、前記半導体結晶から遠い側の表面を、第二の絶縁膜により覆い、前記ソース電極と前記第一の重なり部分との間に空隙があり、前記ドレイン電極と前記第二の重なり部分との間に空隙があり、前記半導体結晶に形成された階段状のリセス領域の最下段の部分である前記最下段リセス領域において、ソース側とドレイン側とに空隙を残して、前記ゲート電極が前記電界効果型トランジスタ構造の障壁層と接する半導体装置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方法を構成する。
また、本発明では、請求項6に記載のように、
前記最下段リセス領域において、ドレイン側に残す空隙がソース側に残す空隙よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法を構成する。
また、本発明では、請求項7に記載のように、
前記ソース電極およびドレイン電極の構成材料が、WSiN、WSi、WN、Wのいずれかであることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法を構成する。
また、本発明では、請求項8に記載のように、
前記第一または第二の絶縁膜の構成材料が、SiO、ベンゾシクロブテンのいずれかであることを特徴とする請求項5、6または7に記載の半導体装置の製造方法を構成する。
本発明においては、ゲート電極が、半導体装置上方から見たときに、ソース電極と重なり、ドレイン電極とも重なるようにし、その重なり領域に空隙を設けることを特徴とし、これによって、ソース抵抗・ドレイン抵抗・ゲート抵抗の低減と、寄生容量の削減、優れた静特性と高周波特性の実現を可能とする半導体装置、およびその製造方法を提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施するための最良の形態について説明する。
[実施の形態例1]
図1は、実施の形態例1である、本発明に係る半導体装置を説明する断面図である。図において、電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶1上に、厚さ100nm程度のW薄膜2が幅0.2μm程度の開口部(隔たり)をもって左右の2領域にわかれ、一方がソース電極、他方がドレイン電極となっている。また、左右のW薄膜2はともに、開口部側から横方向に0.1μm程度の領域は厚さ20〜30nm程度に薄層化されている。
W薄膜2の開口部に露出した半導体結晶1中の第二のキャップ層3をリセスエッチング(このとき、エッチングの等方性、異方性は問わない。図は等方性エッチングを行った場合を示している)することにより、幅0.2μm程度のリセス領域が形成され、W薄膜2上と該リセス領域上とに、開口部付近の薄層化されたW薄膜2と同程度の厚さ(20〜30nm)のSiO膜4(第一の絶縁膜に該当)が形成され、SiO膜4には、リセス領域内に幅30nmの開口部が設けられ、該開口部を満たすゲート電極6が、該開口部に露出した半導体結晶1中の第一のキャップ層5をリセスエッチングすることにより形成される0.10〜0.15μm程度のリセス領域(階段状のリセス領域の最下段の部分に該当)において、ソース側とドレイン側とに空隙7を残して、半導体結晶1中の障壁層8にリセスエッチング停止層9を介して接し、厚さ200nm程度の第二の絶縁膜であるベンゾシクロブテン膜10によりソース電極(W薄膜2の一方)、ドレイン電極(W薄膜2の他方)、ゲート電極を具備する半導体結晶全体1が覆われている。ここで、リセス領域とは、半導体結晶1をエッチングすることによって形成される、半導体結晶1上の凹部を意味する。また、このようにゲート電極形成のために半導体結晶上に凹部を形成するエッチングを、リセスエッチングと称する。
ゲート電極6には、電界効果型トランジスタ構造が存在する側の半導体結晶1の表面に対して垂直な方向から見たときに、ソース電極(W薄膜2の一方)と重なって見える第一の重なり部分と、ドレイン電極(W薄膜2の他方)と重なって見える第二の重なり部分とが有り、ソース電極と、ソース電極上面と対向するゲート電極6の部分(前記第一の重なり部分に該当)との間、ドレイン電極と、ドレイン電極と対向するゲート電極6の部分(前記第二の重なり部分に該当)との間に、それぞれ、空隙11が存在する。
本発明の特徴として、半導体装置全体がベンゾシクロブテン膜10に覆われているにもかかわらず、ソース電極と、ソース電極上面と対向するゲート電極6の部分との間、ドレイン電極と、ドレイン電極と対向するとゲート電極6の部分との間に空隙11があり、また、ゲート電極6と半導体結晶1との間にはSiO膜4を介在させつつ、空隙7が存在している。これらの空隙は誘電体として最低の誘電率を有することから、寄生容量の低減が実現される。とりわけ、半導体装置全体がベンゾシクロブテン膜10に覆われているにもかかわらず、ソース電極と、ソース電極上面と対向するゲート電極6の部分との間、ドレイン電極と、ドレイン電極と対向するゲート電極6の部分との間に空隙11が存在することから、従来例(このような空隙は存在しない)と比較して劇的な寄生容量の低減が実現される。
本発明では、ソース、ドレイン両電極の階段状形状、形成位置を最適なものとすることで、ソース電極、ドレイン電極をゲート電極に近づけ、寄生抵抗を低減させながら、同時に、寄生容量の増大を抑えるばかりでなく、より低減することをも実現している。また、半導体結晶上に最終的に形成されるリセス領域の全体的な形状は、2つのリセス領域の組み合わせから、階段状となり、形成されるリセス領域の空隙は、従来と比べ、その高さが低いことから、第一の絶縁膜が従来と同じ開口幅を持っている場合においても、ゲート電極形成時のメタルの拡がりを抑えることができ、ゲート長の短縮が実現される。加えて、本発明の構成では、上下方向の電極長さも短くなることからゲート抵抗の低減も実現される。
図3は、電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶1の構成の一例を示す断面図である。図に示したように、この半導体結晶1は、半導体基板11上にバッファ層12、チャネル層13、キャリア供給層14、障壁層15、リセスエッチング停止層16、第一のキャップ層17、第二のキャップ層18の順にエピタキシャル成長して構成される。第一のキャップ層17と第二のキャップ層18の材料を異なるものとし、第一のキャップ層17を、第二のキャップ層18に対してリセスエッチングを施す際にエッチングされない材料で構成し、リセスエッチング停止層16を、第一のキャップ層17に対してリセスエッチングを施す際、エッチングされない材料で構成することで、各リセスエッチング時の、素子の縦方向へのエッチングの進行を制御し、その結果として図1に示したような階段状のリセス領域が形成される。また、(図示した構造とは異なる)第一のキャップ層と第二のキャップ層との間にエッチング停止層を挿入した構造としてもよい。図に示した構造と同様、各リセスエッチング時の、素子の縦方向へのエッチングの進行を制御することが可能となる。
尚、本実施の形態例である半導体装置を製造する、半導体装置の製造方法については、後述の実施の形態3において説明する。
[実施の形態例2]
図2は、実施の形態例2である、本発明に係る半導体装置を説明する断面図である。以下では、実施の形態例1と同じものについては、下記7-1を除いて、同一の符号を付し、形状が異なるもの以外については、その説明を省略する。
本実施の形態例が実施の形態例1と異なる点は、ゲート電極6を中心として、第一のキャップ層5のリセスエッチングにより形成されるリセス領域の形状が非対称となり、ドレイン側の空隙7-1を、ソース側の空隙7よりも、大きくしている点である。このような構造をとることによって、トランジスタの素子耐圧を確保することができる。また、ゲート電極6の、電流が流れる方向に平行で半導体結晶1の表面に垂直な面における断面形状を、実施の形態例1(図1)におけT型に換えて、Y型とした場合を図2に示している。
尚、本実施の形態例である半導体装置を製造する、半導体装置の製造方法については、後述の実施の形態4において説明する。
[実施の形態例3]
以下では、実施の形態例1である半導体装置を製造する、半導体装置の製造方法について説明する。
図4において、まず、(a)のように、電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶1の表面に、金属膜であるW薄膜2を堆積する。
次に、(b)に示すように、レジストを用いて、W薄膜2のエッチング用マスクを形成し、W薄膜2を適宜の厚さを残すようエッチングした後、レジストを除去する。
次に、(c)に示すように、再度、W薄膜2上に形成したレジスト開ロパタンをエッチングマスクとして、残ったW薄膜2をエッチングし、レジストを除去する。これによって、W薄膜2は2領域に分けられ、該2領域の一方はソース電極となり、他方はドレイン電極となる。
次に、(d)に示すように、W薄膜2をエッチングして露出した半導体結晶1上面の第二のキャップ層3を、第一のリセスエッチングにより、リセス領域を形成する。
次に、図5の(e)に示すように、第一の絶縁膜であるSiO膜4を堆積し、半導体結晶1上のSiO膜4の上に、レジストを用いてエッチング用マスクを形成し、SiO膜4をエッチングして開口部を形成した後、レジストを除去する。
次に、ゲ−ト電極形成領域を制限するレジスト(図示せず)を堆積した後、SiO膜4の開口部から、半導体結晶1上面の第一のキャップ層5を、第二のリセスエッチングにより、図5の(f)に示すように、第一のキャップ層5に形成された最下段リセス領域(階段状のリセス領域の最下段の部分に該当)において、ソース側、ドレイン側に空隙7を残してゲート電極6を形成し、その後、ゲ−ト電極6の形成領域を制限していたレジスト(図示せず)を除去する。
次に、図5の(g)に示すように、第二の絶縁膜であるベンゾシクロブテン膜10を全体に堆積することで、ソース、ドレイン電極上面と、それに対向するゲート電極との間に空隙11を形成すると同時に素子全体を第二の絶縁膜で覆う。
以上に説明したような方法により、実施の形態例1(図1)に示した構造を製造できる。
[実施の形態例4]
以下では、実施の形態例2である半導体装置を製造する、半導体装置の製造方法について、図6を用いて、説明する。
以下では、実施の形態例3と同じものについては、下記7-1を除いて、同一の符号を付し、形状が異なるもの以外については、その説明を省略する。
本実施の形態例は、図5の(e)までに示した段階までは実施の形態例3の製造方法と同一であり、以降の工程を図6として示す。
図6の(a)に示すように、ゲート電極6を中心として、第2のリセスエッチングを、公知の手法により、ドレイン側のエッチング量が多くなるよう、いわゆる非対称リセスエッチングにより実施し、ソース側の空隙7よりも、ドレイン側の空隙7-1を大きくしながら、第1のキャップ層5を非対称リセスエッチングした後、ゲート電極6を形成する。
次に、図6の(b)に示すように、第二の絶縁膜であるベンゾシクロブテン膜10を全体に堆積することで、ソース、ドレイン電極上面と、それに対向するゲート電極6との間に空隙を形成すると同時に素子全体を第二の絶縁膜であるで覆う。また、電流が流れる方向に平行で半導体結晶1の表面に垂直な面における、ゲート電極の断面形状を、実施の形態例3におけるT型に換えて、Y型として形成した場合を図として示している。
以上に説明したような方法により、実施の形態例2(図2)に示した構造を製造できる。
各実施の形態例に示した構造を有すること(特に空隙11が存在すること)で、トランジスタ構造を真上から見た際に、ゲート電極とソース電極・ドレイン電極の重なりがあるにも関わらず、ゲート電極の、ソース、ドレイン各電極と対抗する領域に空隙11があるたあ、寄生ゲート容量の増大を避けることができる。また、ゲート電極の垂直方向の断面積を縮小する必要がないため、ゲート抵抗の増大を避けることも可能となっている。
これに加えて、リセス領域に存在する空隙7、7-1も、ゲート電極と半導体結晶との間に生じる寄生容量の抑制に寄与している。このように、2種の空隙を確保することで、寄生容量を増加させることなく、ソース、ドレイン各電極とゲート電極とを接近させることができ、結果としてソース抵抗、ドレイン抵抗の低減と寄生容量の低減の両立が可能となる。
さらには、リセスエッチングを2段階とすることで、空隙高さを従来よりも緩和しており、ゲート抵抗の低減や、ゲート電極用金属堆積時の横方向への堆積拡がりに伴う出来上がりゲート長増加の抑制の効果も合わせて得られるものである。
また、一般には、ソース、ドレイン各電極がゲートに近づくと、ソース抵抗、ドレイン抵抗の低減が実現できるものの、素子耐圧の低下という問題が生じるが、実施の形態例2では、リセス領域を非対称にすることで、素子耐圧の確保が可能な構造となっている。
以上に示した実施の形態例1〜4は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記実施の形態例1〜4に開示された各要素は、本発明の技術的範囲こ属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上記実施の形態例1〜4では、金属膜としてW薄膜を用いたが、代わりに、WSiN膜、WN膜、WSi膜、Ti膜、Pt膜、Au膜といった薄膜金属一般、もしくはこれらの積層膜を用いることが可能である。例えば、WSiN膜を代わりに用いた場合、エッチングによる加工が容易になり、作製条件が緩和される利点がある。Au膜を用いた場合には、抵抗率がWに比べて低いことから、さらなるソース抵抗、ドレイン抵抗の低減が期待できる。
また、第二の絶縁膜堆積時に、ソース、ドレイン各電極とゲート電極との間に空隙を確保できるようにするためには、金属膜の、開口領域の大きさ、階段状領域の幅、高さなどの物理的寸法は、T型或いはY型ゲート金属上部の広がり幅、ゲート金属の高さなど、ゲート金属の形状・寸法を勘案の上、適当なものとする必要があるが、実施の形態例に示した金属膜の厚さ、階段状領域の形状は本発明を実現する場合の一例を示すものの、その数値自体は本発明を制限するものではない。
また、上記実施の形態例1〜4では、第一の絶縁膜として、SiO膜を用いたが、代わりにSiN膜やベンゾシクロブテン膜、ポリイミド膜、その他の低誘電率膜を用いることも可能である。例えば、ベンゾシクロブテンを用いた場合、ベンゾシクロブテンの比誘電率はSiOやSiNに比べ低いため、さらなるゲート寄生容量の低減が期待できる。
尚、ゲート電極の形成位置は第一の絶縁膜に形成する開口部の位置で決定されるが、その位置は任意である。すなわち、トランジスタ構造を対称にするのであれぱ、第一の絶縁膜の開口部中心を金属膜の開口部中心に一致させればよく、ソース側にゲートをずらした構造を得るのであれば、これらの開口部を適宜、ソース側に偏らせた位置に設ければよい。
また、ゲート寸法については、上記では、第一の絶縁膜の開口幅が30nmの場合をもって実施の形態例としたが、本発明に起因する、開口幅への制限はなく、開口幅の制限は露光方法等によるレジストへの開ロパタン形成の精度・限界、あるいは絶縁膜の加工方法による開口寸法の精度・限界によって決定される。
本発明の実施の形態例1の半導体装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態例2の半導体装置を説明する断面図である。 電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶を説明する断面図である。 本発明の実施の形態例3の、半導体装置の製造方法を説明する工程図である。 図4の続きである。 本発明の実施の形態例4の、半導体装置の製造方法を説明する工程図である。 従来の半導体装置を説明する断面図である。
符号の説明
1:電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶、2:W薄膜、3:第二のキャップ層、4:SiO膜、5:第一のキャップ層、6:ゲート電極、7:空隙、7-1:ドレイン側の空隙、8:障壁層、9:リセスエッチング停止層、10:ベンゾシクロブテン膜、11:空隙または(図3の場合のみ)半導体基板、12:バッファ層、13:チャネル層、14:キャリア供給層、15:障壁層、16:リセスエッチング停止層、17:第一のキャップ層、18:第二のキャップ層、102:第一の絶縁膜、103:第二の絶縁膜、104:レジスト、105:ゲート電極。

Claims (8)

  1. 電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶上にソース電極、ドレイン電極およびゲート電極を具備する半導体装置において、
    前記ゲート電極には、前記電界効果型トランジスタ構造が存在する側の前記半導体結晶の表面に対して垂直な方向から見たときに、前記ソース電極と重なって見える第一の重なり部分と、前記ドレイン電極と重なって見える第二の重なり部分とが存在し、
    前記ソース電極と前記第一の重なり部分との間に空隙があり、
    前記ドレイン電極と前記第二の重なり部分との間に空隙があり、
    前記半導体結晶に形成された階段状のリセス領域の最下段の部分において、ソース側とドレイン側とに空隙を残して、前記ゲート電極が前記電界効果型トランジスタ構造の障壁層と接し、
    前記最下段の部分以外の前記リセス領域は第一の絶縁膜によって覆われ、
    前記ソース電極、ドレイン電極およびゲート電極の、前記半導体結晶から遠い側の表面は第二の絶縁膜によって覆われていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体結晶に形成された階段状のリセス領域において、ドレイン側に残された前記空隙がソース側に残された前記空隙よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ソース電極およびドレイン電極の構成材料が、WSiN、WSi、WN、Wのいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第一または第二の絶縁膜の構成材料が、SiO、ベンゾシクロブテンのいずれかであることを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体装置。
  5. 電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶上にソース電極、ドレイン電極、ゲート電極を具備する半導体装置を製造する、半導体装置の製造方法において、
    電界効果型トランジスタ構造を有する半導体結晶上に、金属膜を堆積し、
    該金属膜上に形成したレジスト開ロパタンをエッチングマスクとして、該金属膜に開口部を形成することによって、該金属膜を2領域に分け、該2領域の一方をソース電極とし、他方をドレイン電極とし、
    前記開口部における前記半導体結晶の露出部および該露出部に隣接する部分をウェットエッチングもしくはドライエッチングによって除去してリセス領域を形成し、
    該リセス領域と前記金属膜上へ第一の絶縁膜を堆積し、
    前記半導体結晶上に堆積した前記第一の絶縁膜に、レジスト開ロパタンをエッチングマスクとするエッチングによって、開口部を形成し、
    ゲ−ト電極形成領域を制限するレジストを堆積し、
    前記第一の絶縁膜の開口部をマスクとして、該開口領部における前記半導体結晶の露出部および該露出部に隣接する部分をウェットエッチング、ドライエッチング、これらの組合わせ、のいずれかの手法によって除去して最下段リセス領域を形成し、
    前記電界効果型トランジスタ構造が存在する側の前記半導体結晶の表面に対して垂直な方向から見たときに、前記ソース電極と重なって見える第一の重なり部分と、前記ドレイン電極と重なって見える第二の重なり部分とを有するゲート電極を、前記最下段リセス領域において、ソース側とドレイン側とに空隙を残して、前記電界効果型トランジスタ構造の障壁層と接するように形成し、
    前記ゲ−ト電極形成領域を制限するレジストを除去し、
    前記ソース電極、ドレイン電極およびゲート電極の、前記半導体結晶から遠い側の表面を、第二の絶縁膜により覆い、
    前記ソース電極と前記第一の重なり部分との間に空隙があり、前記ドレイン電極と前記第二の重なり部分との間に空隙があり、前記半導体結晶に形成された階段状のリセス領域の最下段の部分である前記最下段リセス領域において、ソース側とドレイン側とに空隙を残して、前記ゲート電極が前記電界効果型トランジスタ構造の障壁層と接する半導体装置を製造することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記最下段リセス領域において、ドレイン側に残す空隙がソース側に残す空隙よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ソース電極およびドレイン電極の構成材料が、WSiN、WSi、WN、Wのいずれかであることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第一または第二の絶縁膜の構成材料が、SiO、ベンゾシクロブテンのいずれかであることを特徴とする請求項5、6または7に記載の半導体装置の製造方法。
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