JP5213545B2 - 記録ヘッドおよびその製造方法、ならびに記録ヘッドを備える記録装置 - Google Patents
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Description
で構成されている配線部材を準備する配線部材準備工程と、前記ヘッド基板に前記配線部材を接着する配線部材接着工程とを含んでなり、前記配線部材準備工程において、前記ヘッド基板に比べて前記配線体の熱膨張係数が大きい配線体と、ガラス転移温度が異なる複数の接着剤を含んでおり、該複数の接着剤は、前記主走査方向に交わる副走査方向に並んで配置され、前記配線体の前記導体層に接続される側に設けられた前記接着剤が、他の前記接着剤に比べてガラス転移温度が高い前記接着層と、を備える配線部材を準備し、前記配線部材接着工程において、前記複数の接着剤のガラス転移温度より高い温度で、前記ヘッド基体および前記配線部材を固着することを特徴としている。
図1は、(a)が本発明に係る記録ヘッドの実施形態の一例であるサーマルヘッドXの概略構成を示す平面図あり、(b)がサーマルヘッドXの側面図である。
ラツキを低減するため、ガラス転移温度の異なる上述の樹脂剤のいずれか一種、またはアクリル系接着剤であるのが好ましい。本実施形態における第1接着剤341および第2接着剤342は、ガラス転移温度の異なる熱硬化型樹脂材により形成されており、一方のガラス転移温度は、70℃であり、他方のガラス転移温度は、約110℃である。第1接着剤341と第2接着剤342として、これらの熱硬化型接着剤を使用たことで、配線体31の矢印D3方向側と矢印D4方向側とでガラス転移温度の差である40℃に相当する応力差が生じ、この応力差により発熱素子Hからなる素子列の直線性が高められている。
<記録ヘッドの製造方法>
次に、本発明の記録ヘッドの製造方法を記録ヘッドの一例である上述のサーマルヘッドXを例に挙げて示す。
<記録装置>
図5は、本発明の記録媒体の実施形態の一例であるサーマルプリンタYの概略構成を示す図である。
Y サーマルプリンタ
10 ヘッド基体
11 ヘッド基板
12 蓄熱層
13 電気抵抗層
14 導電層
141 第1導電層
142 第2導電層
15 接続層(導体層)
16 第1保護層
20 駆動IC
30 配線部材
31 配線体
311 第1配線体
312 第2配線体
313 配線部
32 外部接続端子
33 支持板(支持母材)
34 接着層
341 第1接着剤
342 第2接着剤
40 放熱体
41 粘着部材
50 導電性接続部材
60 搬送機構
61 プラテンローラ
62,63,64,65 搬送ローラ
70 制御機構
P 記録媒体
H 発熱素子
Claims (6)
- ヘッド基板と、該ヘッド基板上に主走査方向に沿って配列されている発熱素子と、該発熱素子の駆動に寄与する導体層とを含んで構成されるヘッド基体と、
前記導体層に接続されており、前記ヘッド基板よりも熱膨張係数の大きい配線体と、該配線体を支持する支持母材と、前記配線体と前記支持母材とを接着する接着層とを含んで構成される配線部材とを有しており、
前記接着層は、ガラス転移温度が異なる複数の接着剤を含んでおり、
該複数の接着剤は、前記主走査方向に交わる副走査方向に並んで配置されており、
前記配線体の前記導体層に接続される側に設けられた前記接着剤は、他の前記接着剤に比べてガラス転移温度が高いことを特徴とする記録ヘッド。 - 前記配線部材は、前記支持母材の前記接着層との接着面および該接着面と反対側に位置する面の少なくとも一方の面に、前記副走査方向に延びる窪み部を有することを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
- 請求項1または2に記載の記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送機構とを備える記録装置。
- ヘッド基板上に設けられ、主走査方向に前記ヘッド基板の一方の長辺に沿って配列されている複数の発熱素子と、
該発熱素子の駆動に寄与する導体層とを有し、
前記ヘッド基板および前記複数の発熱素子からなる素子列が、平面視して、前記一方の長辺に向けて湾曲しているヘッド基体を準備するヘッド基体準備工程と、
前記ヘッド基板の他方の長辺側に設けられた前記導体層に、電気的に接続される配線体と、前記配線体の支持母材と、前記配線体および前記支持母材を接着する接着層とを含んで構成されている配線部材を準備する配線部材準備工程と、
前記ヘッド基板に前記配線部材を接着する配線部材接着工程とを含んでなり、
前記配線部材準備工程において、
前記ヘッド基板に比べて前記配線体の熱膨張係数が大きい配線体と、
ガラス転移温度が異なる複数の接着剤を含んでおり、該複数の接着剤は、前記主走査方向に交わる副走査方向に並んで配置され、前記配線体の前記導体層に接続される側に設けられた前記接着剤が、他の前記接着剤に比べてガラス転移温度が高い前記接着層と、を備える配線部材を準備し、
前記配線部材接着工程において、前記複数の接着剤のガラス転移温度より高い温度で、
前記ヘッド基体および前記配線部材を固着することを特徴とする記録ヘッドの製造方法。 - 前記ヘッド基体準備工程において、複数のヘッド基板領域を有する素体を準備する素体準備工程と、
前記素体の前記ヘッド基板領域のそれぞれの上に複数の発熱素子および導体層を配列する素子配列工程と、
該素子配列工程を経た前記素体を前記ヘッド基板領域ごとに分割する分割工程とを経て前記ヘッド基体を製造することを特徴とする請求項4に記載の記録ヘッドの製造方法。 - 前記配線部材準備工程において、前記支持母材の前記接着層との接着面および該接着面と反対側の面の少なくとも一方の面に前記副走査方向に延びる窪み部を有する配線部材を準備することを特徴とする請求項4または5に記載の記録ヘッドの製造方法。
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