JP5212248B2 - 映像信号入力回路 - Google Patents

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Description

本発明は、シンクチップの電圧を一定にするクランプ回路を含む映像信号入力回路に関する。
アナログの映像信号に含まれる垂直、水平同期信号を検出するには、基準となる同期信号の先端部(シンクチップ)の電圧を一定に揃える必要がある。シンクチップの電圧を一定にする回路として、クランプ回路がある。
図9は、従来のクランプ回路の一例を示す図である。従来のクランプ回路10は、例えば映像信号をドライブするドライバIC20に内蔵されている。ドライバIC20の入力端子Tは、DAC(Digital to Analog Converter)等の前段デバイス21と信号の直流成分を除去するためのコンデンサC1を介して接続されている。
クランプ回路10は、入力端子Tから入力される映像信号のシンクチップの電圧を一定にし、ドライバIC20内に設けられたクランプ回路10の後段回路22へ供給する。クランプ回路10は、電圧源V1とトランジスタQ1を有する。トランジスタQ1はnpn型トランジスタである。
トランジスタQ1のコレクタは電源Vccと接続されており、トランジスタQ1のエミッタは、ドライバIC20の入力端子T及び後段回路22と接続されている。トランジスタQ1のベースは、電圧源V1を介して接地されている。電圧源V1の電圧Vaは、後段回路22の最適動作点に設定されており、クランプ回路10はシンクチップの電圧を(Va−Vf1)に固定する。尚Vf1とは、トランジスタQ1の順方向電圧である。
シンクチップの電圧が電圧Vaに比べて低い場合、トランジスタQ1を介して電源VccからコンデンサC1へ電荷が充電され、シンクチップの電圧が上昇する。またシンクチップの電圧が電圧(Va−Vf1)に比べて高い場合、電圧が維持される。
このようなクランプ回路は、例えば特許文献1にも記載されている。
特開平11−308063号公報
上記従来のクランプ回路10では、シンクチップの電圧を一定とするためにコンデンサC1が必要となる。このためクランプ回路10を内蔵するドライバIC20を使用する場合には、ドライバIC20を前段デバイス21と接続する際にコンデンサC1を実装しなければならない。
しかしながら近年では、様々な電子機器の小型化に伴い、回路規模の縮小が望まれており、ドライバICの外部にコンデンサを実装しなければ前段のデバイスと接続できない従来のクランプ回路は好ましくない。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべく成されてものであり、クランプ機能を有し、且つコンデンサを実装せずに直接の前段のデバイスと接続することが可能な映像信号入力回路を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成すべく以下の如き構成を採用した。
本発明の映像信号入力回路は、映像信号が入力される入力端子(IN1)と、
前記入力端子(IN1)から入力される前記映像信号に含まれるシンクチップの電を所定電に固定するクランプ回路(210)と、
ベースが前記入力端子(IN1)と接続された第一のトランジスタ(Q30)と第一の電流源(I30)とからなる第一のエミッタフォロアと、ベースが前記第一のトランジスタ(Q30)のエミッタと接続された第二のトランジスタ(Q40)と第二の電流源(I40)とからなる第二のエミッタフォロアと、から構成され、固定された前記シンクチップの前記電圧のレベルをシフトするレベルシフト回路(220)と、
前記第一のトランジスタ(Q30)のベース電流を吸収する電流源(230)と、を有する構成とした。
また本発明の映像信号入力回路において、前記クランプ回路(210)は、
コレクタとベースとが接続された第三のトランジスタ(Q10)と、
前記第三のトランジスタ(Q10)に電流を供給する第三の電流源(I10)と、
前記入力端子(IN1)へ電流を供給する第四のトランジスタ(Q20)と、により構成されても良い。
また本発明の映像信号入力回路において、前記クランプ回路(210)は、前記シンクチップの電圧を0Vに固定する。
また本発明の映像信号入力回路において、前記クランプ回路(210)は、
前記第三のトランジスタ(Q10)のコレクタにコレクタが接続され、前記第三のトランジスタ(Q10)のベースにエミッタが接続され、第四の電流源(I50)にベースが接続された第五のトランジスタ(Q50)を有する構成としても良い。
また本発明の映像信号入力回路は、前記入力端子(IN1)と接地との間に接続された保護回路(240)を有し、
前記保護回路(240)は、
低耐圧のダイオード(D10)と、保護トランジスタ(Q60)とが並列に接続されて構成されても良い。
また本発明の映像信号入力回路は、前記入力端子(IN1)の電圧が前記第四のトランジスタ(Q20)がオフする電圧より高くなったとき、クランプ機能がオフとなる構成とした。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、クランプ機能を有し、且つコンデンサを実装せずに直接の前段のデバイスと接続することができる。
第一の実施形態の映像信号入力回路が実装されたドライバICを説明するための図である。 第一の実施形態の映像信号入力回路を説明する第一の図である。 第一の実施形態の映像信号入力回路を説明する第二の図である。 第一の実施形態の映像信号入力回路の第一の変形例を示す図である。 第一の実施形態の映像信号入力回路の第二の変形例を示す図である。 第一の実施形態の映像信号入力回路をバイアス形式の入力回路として機能させた場合を示す図である。 第二の実施形態の映像信号入力回路を説明するための図である。 第三の実施形態の映像信号入力回路を説明するための図である。 従来のクランプ回路の一例を示す図である。
本発明は、クランプ電圧を0Vに固定することにより、前段デバイスのバイアスを利用してクランプ機能をオフさせるので、外部にコンデンサを設けずに前段デバイスと直接接続することができる。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の映像信号入力回路が実装されたドライバICを説明するための図である。
本実施形態のドライバIC100は、映像信号が入力される入力端子IN1〜IN6、映像信号が出力されるOUT1〜OUT6を有する。
ドライバIC100の入力端子IN1と出力端子OUT1との間には、映像信号入力回路200と、後段回路201とが接続されている。入力端子IN2と出力端子OUT2との間には、映像信号入力回路300と後段回路301とが接続されている。他の入力端子IN3〜IN6と出力端子OUT3〜OUT6の間にも、それぞれ映像信号入力回路400と後段回路401、映像信号入力回路500と後段回路501、映像信号入力回路600と後段回路601、映像信号入力回路700と後段回路701が接続されている。
ドライバIC100において入力端子IN1には、例えばCVBS信号(コンポジットビデオ信号)が入力される。入力端子IN2には、例えばY信号(輝度信号)が入力される。入力端子IN3には、C信号(色信号)が入力される。入力端子IN4には例えばPr信号(色差信号)が入力され、入力端子IN5には例えばPb信号(色差信号)が入力される。入力端子IN6には例えばY信号(輝度信号)が入力される。
本実施形態のドライバIC100において、映像信号入力回路200〜700は同様の構成である。映像信号入力回路200〜700の詳細は後述する。またドライバIC100において、後段回路201、301、401は同様の構成であり、後段回路501、601、701は同様の構成である。
後段回路201、301、401は、映像信号入力回路200、300、400出力が供給されるLPF(ローパスフィルタ)、LPFの出力が供給される6dBアンプ、6dBアンプの出力が供給されるドライバから構成されている。後段回路501、601、701は、映像信号入力回路500、600、700の出力が供給されるLPF1、LPF2、LPF1又はLPF2を切り替えるスイッチ素子、LPF1又はLPF2の出力が供給される6dBアンプ、6dBアンプの出力が供給されるドライバから構成されている。
尚図1では、ドライバIC100の有する端子として、映像信号の入力と出力を行うために使用される入力端子と出力端子のみを示したが、ドライバIC100はその他の信号の入出力を行うための端子を有していても良い。
以下に図2を参照して本実施形態の映像信号入力回路200、300、400、500、600、700について説明する。尚以下の説明では、ドライバIC100の有する映像信号入力回路の説明として、映像信号入力回路200を例として説明する。図2は、第一の実施形態の映像信号入力回路を説明するための図である。
本実施形態の映像信号入力回路200は、クランプ回路210、レベルシフト回路220、微少電流源230を有する。
本実施形態の映像信号入力回路200は、入力端子IN1と前段デバイス202との間にコンデンサを接続しても使用できる。また本実施形態の映像信号入力回路200は、入力端子IN1と前段デバイスとの間にコンデンサを設けず、映像信号入力回路200を直接前段デバイス202と接続して使用することもできる。
図2では、映像信号入力回路200と前段デバイス202との間にコンデンサC5が接続された場合について説明する。
本実施形態の映像信号入力回路200は、クランプ回路210により、入力端子IN1から入力されるCVBS信号に含まれるシンクチップの電圧を0Vに固定し、レベルシフト回路220により後段回路201との接続のための動作点を決定する。
本実施形態のクランプ回路210は、電流源I10、トランジスタQ10、トランジスタQ20から構成される。トランジスタQ10、トランジスタQ20はnpn型トランジスタである。電流源I10は、一端が電源Vccと接続されており、他端がトランジスタQ10のコレクタと接続されている。
トランジスタQ10は、ベースがコレクタと接続されており、エミッタが接地されている。トランジスタQ20は、ベースがトランジスタQ10のコレクタと接続されており、コレクタは電源Vccと接続されている。トランジスタQ20のエミッタは、入力端子IN1と、レベルシフト回路220のトランジスタQ30のベースと、微少電流源230と接続されている。尚本実施形態のトランジスタQ10とトランジスタQ20は、それぞれのベース−エミッタ間電圧が等しいものとした。
本実施形態の微少電流源230の抵抗により発生する電圧は、電源Vccと比べて無視できる程度の十分小さい電圧である。本実施形態では、トランジスタQ10とトランジスタQ20のベース−エミッタ間電圧が等しいため、入力端子IN1の電圧(クランプ電圧)を実質的に0Vに固定することができる。また本実施形態では、トランジスタQ10とトランジスタQ20は、それぞれの温度特性を相殺している。
本実施形態のレベルシフト回路220は、トランジスタQ30、トランジスタQ40、電流源I30、電流源I40を有する。トランジスタQ30、トランジスタQ40はpnp型トランジスタである。
電流源I30の一端と電流源I40の一端とは、電源Vccと接続されている。電流源I30の他端は、トランジスタQ30のエミッタと接続されている。トランジスタQ30のベースは、入力端子IN1及びトランジスタQ20のエミッタに接続されている。トランジスタQ30のコレクタは接地されている。
電流源I40の他端は、トランジスタQ40のエミッタに接続されている。トランジスタQ40のベースはトランジスタQ30のエミッタと接続されており、トランジスタQ40のコレクタは接地されている。トランジスタQ40のエミッタは後段回路201の有するLPFと接続されている。
微少電流源230は、一端がトランジスタQ20のエミッタ及びトランジスタQ30のベースと接続されており、他端が接地されている。本実施形態の微少電流源230は、レベルシフト回路220のトランジスタQ30のベース電流を吸収し、入力端子IN1の電圧の上昇を抑制する。
本実施形態の映像信号入力回路200では、クランプ回路210の機能と、トランジスタQ30のベース電流を吸収する微少電流源230の機能とにより、入力端子IN1の電圧を0Vに固定することができる。
尚本実施形態では、トランジスタQ30のベース電流と微少電流源230の電流I230との関係は、電源電圧の変動や周囲温度の変化に関わらず、以下の式(1)を満たすように設計した。
トランジスタQ30のベース電流<微少電流源230の電流I230 (1)
本実施形態では、上記式(1)を満たすように映像信号入力回路200を設計することにより、クランプ回路210を正常に動作させることができる。
以下に前段デバイス202と映像信号入力回路200との間にコンデンサC5が接続された場合の動作を説明する。
本実施形態の映像信号入力回路200では、入力端子IN1から入力されたCVBS信号に含まれるシンクチップの電圧が0Vより高いとき、クランプ回路210のトランジスタQ20がオフとなり微少電流源230により放電される。しかし、放電される電流は微少電流であるため、シンクチップの電圧は実質的に維持される。
また本実施形態の映像信号入力回路200では、シンクチップの電圧が0Vよりも低いとき、前段デバイス202へトランジスタQ20を介して電源Vccから電流が供給され、シンクチップの電圧を0Vまで上昇させる。
本実施形態では、このときトランジスタQ20を介して前段デバイス202へ供給される電流が例えば100μA以下となるようにした。100μAとは、前段デバイス202に映像信号入力回路200から電流が供給された際に、前段デバイス202及び映像信号入力回路200の動作に影響がではない範囲の値である。
以上に説明したように、本実施形態によれば、映像信号に含まれるシンクチップの電圧を0Vに固定し、レベルシフト回路220により後段回路202と接続するための動作点を決定する。
また本実施形態では、入力端子IN1の流入電流(微少電流源230の電流I230−トランジスタQ30のベース電流)が非常に微少なため、入力されるCVBS信号のサグ率を低下させることができる。
また本実施形態では、トランジスタQ10とトランジスタQ20との掛け数比N10:N20を変更することで、固定されるシンクチップの電圧を調整することができる。
例えば本実施形態では、入力端子IN1から入力されるCVBS信号が標準品位(SD)の場合はシンクチップの電圧を0.1Vに固定し、CVBS信号が高品位(HD)の場合はシンクチップの電圧を0.15Vに固定しても良い。
次に、図3を参照して本実施形態の映像信号入力回路200を直接前段デバイス202に接続した場合の動作について説明する。図3は、第一の実施形態の映像信号入力回路を説明する第二の図である。
前段デバイス202から入力される映像信号は、電圧が常に0V以上の電圧である。よって映像信号入力回路200に前段デバイス202を直接接続した場合、入力端子IN1の電圧は、クランプ回路210のトランジスタQ20をオフさせる電圧よりも常に高くなる。このためクランプ回路210によるクランプ機能はオフされ、前段デバイス202から入力された映像信号が直接レベルシフト回路220へ供給されることになる。
シンクチップを有する映像信号が前段デバイス202から直接映像信号入力回路200へ入力された場合、シンクチップの電圧は固定されたままである。
すなわち本実施形態の映像信号入力回路200は、コンデンサC5を設けずに直接前段デバイス202と接続することにより、クランプ回路210のクランプ機能をオフさせ、且つシンクチップの電圧が固定された映像信号を直接レベルシフトさせて後段回路201へ出力することができる。
このように本実施形態では、ドライバIC100の外部にコンデンサC5を設けて従来通りの方法で使用することもでき、ドライバIC100の外部にコンデンサを設けずに前段デバイス202と直接接続して使用することもできる。よって本実施形態の映像信号入力回路200を有するドライバIC100は、コンデンサが実装された従来の基板に実装することもでき、既存の資源を無駄にすることもない。
以下に図4、図5を参照して本実施形態の変形例について説明する。図4は、第一の実施形態の映像信号入力回路の第一の変形例を示す図である。
図4に示す映像信号入力回路200Aでは、レベルシフト回路220Aにおいて電流源I30の代わりに抵抗R10を用いた。レベルシフト回路220Aにおいて、抵抗R10は電流源I40とトランジスタQ40のエミッタとの接続点と、トランジスタQ30のエミッタとの間に接続されている。図5は、第一の実施形態の映像信号入力回路の第二の変形例を示す図である。図5に示す映像信号入力回路200Bでは、微少電流源230を抵抗R20で実現した。
本実施形態の以上の説明では、本実施形態の映像信号入力回路200によりシンクチップの電圧を一定にすることについて説明したが、本実施形態の映像信号入力回路200は、シンクチップを有していない映像信号の入力回路としても使用することができる。本実施形態の映像信号入力回路200は、入力端子IN1の電圧をトランジスタQ20をオフさせる電圧以上にすることで、クランプ回路210をオフさせて、バイアス形式の入力回路として機能させることができる。尚トランジスタQ20をオフさせる電圧とは、例えば0V近傍の電圧である。
図6は、第一の実施形態の映像信号入力回路をバイアス形式の入力回路として機能させた場合を示す図である。
映像信号入力回路200をバイアス形式の入力回路として機能させる場合、入力端子IN1の電圧をトランジスタQ20をオフさせる電圧以上とするために入力端子IN1と前段デバイス202との間に外付け回路800を設ける。
外付け回路800は、抵抗R30、抵抗R40、コンデンサC10により構成される。抵抗R30と抵抗R40とは、電源Vccと接地(GND)との間に直列に接続されており、電源電圧を分圧している。抵抗R30と抵抗R40との接続点は、入力端子IN1と接続されている。したがって入力端子IN1の電圧は、電源電圧を抵抗R30と抵抗R40とで分圧した電圧となる。尚抵抗R30と抵抗R40とは、電源電圧の分圧が信号振幅を考慮に入れて常にクランプ機能をオフさせる電圧となるように設定した。コンデンサC10は、抵抗R30と抵抗R40との接続点と前段デバイス202との間に接続されている。
外付け回路800を設けることにより、入力端子IN1の電圧は、トランジスタQ20をオフさせる電圧以上となる。よってトランジスタQ20が逆バイアスの状態となり、クランプ回路210は機能しなくなる。クランプ回路210が機能しない場合、映像信号入力回路200と外付け回路800とはバイアス形式の入力回路として機能する。
例えば本実施形態のドライバIC100では、入力端子IN1、入力端子IN2、入力端子IN6にはシンクチップを有する信号が入力される。よって入力端子IN1、入力端子IN2、入力端子IN6は直接前段デバイス202と接続すれば良い。また入力端子IN1、入力端子IN2、入力端子IN6は、コンデンサを介して前段デバイス202と接続し、従来通り使用しても良い。
ドライバIC100の入力端子IN3、入力端子IN4、入力端子IN5には、シンクチップを有していない信号が入力される。よって入力端子IN3、入力端子IN4、入力端子IN5と前段デバイス202との間に外付け回路800を設ければ、本実施形態の映像信号入力回路400、500、600はバイアス形式の入力回路として機能する。
従来の映像信号のドライバICでは、シンクチップを有する信号にはクランプ回路を有する入力回路(クランプ形式の入力回路)が必要であり、シンクチップを有していない信号にはバイアス形式の入力回路が必要であった。そのため従来のドライバICでは、クランプ形式の入力回路の入力端子と、バイアス形式の入力回路の入力端子とが存在していた。
このため従来のドライバICをDAC等の前段デバイスと接続する場合、前段デバイス側のシンクチップを有する信号を出力する端子は、クランプ形式の入力回路の入力端子と接続しなければならない。またシンクチップを有していない信号を出力する端子は、バイアス形式の入力回路の入力端子と接続しなければならない。
このように、従来のドライバICを前段デバイスと接続する際には、端子同士の結線に配慮が必要であった。
本実施形態のドライバIC100では、入力端子IN1と前段デバイス202との間に外付け回路800を設けるだけで、クランプ形式の映像信号入力回路200をバイアス形式の入力回路にすることができる。よって本実施形態では、端子同士の結線を行う際に従来のドライバICに必要とされていた結線の配慮は不要となる。
尚図6の説明では、外付け回路800を映像信号入力回路200に接続した例を説明したが、外付け回路800は、映像信号入力回路200A、映像信号入力回路200Bにも接続することができる。また外付け回路800は、後述する第二の実施形態及び第三の実施形態の映像信号入力回路にも接続することができる。外付け回路800が映像信号入力回路200A、200B、第二の実施形態及び第三の実施形態の映像信号入力回路に接続された場合には、本実施形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態では、映像信号入力回路の耐圧を上げるための回路を設けた点が第一の実施形態と相違する。よって以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図7は、第二の実施形態の映像信号入力回路を説明するための図である。
本実施形態の映像信号入力回路200Cは、クランプ回路210AにトランジスタQ50と電流源I50とを設けた。本実施形態のクランプ回路210Aにおいて、トランジスタQ50は、コレクタがトランジスタQ10のコレクタと接続されており、エミッタがトランジスタQ10のベースと接続されており、ベースは電流源I50と接続されている。
本実施形態では、トランジスタQ10のベースとコレクタとを接続する際に、トランジスタQ50の飽和を利用することで、入力端子IN1と接地との間の耐圧を上げることができる。
本実施形態において、入力端子IN1と接地との間の耐圧は、トランジスタQ20のベース−エミッタ間耐圧BVbeoと、トランジスタQ10のコレクタ−エミッタ間耐圧BVceoとの和となる。本実施形態において、例えばトランジスタQ20のベース−エミッタ間耐圧BVbeo=6.8Vとし、トランジスタQ10のコレクタ−エミッタ間耐圧BVceo=25Vとした場合、本実施形態の入力端子IN1と接地との間の耐圧は31.8Vとなる。
これに対し、第一の実施形態の映像信号入力回路200の場合、入力端子IN1と接地との間の耐圧は、トランジスタQ20のベース−エミッタ間耐圧BVbeoとトランジスタQ10の順方向電圧Vfとの和となる。トランジスタQ20のベース−エミッタ間耐圧BVbeo=6.8とし、トランジスタQ10の順方向電圧Vf=0.7とした場合、第一の実施形態の入力端子IN1と接地との間の耐圧は7.5Vとなる。
よって本実施形態の映像信号入力回路200Cの耐圧は、第一の実施形態の映像信号入力回路200の耐圧と比較して高いことがわかる。本実施形態では、入力端子IN1と接地との間の耐圧を高くしたため、映像信号入力回路200Cの最大定格や静電耐圧を大きくすることができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態では、映像信号入力回路の静電耐圧を上げる回路を設けた点が第一の実施形態と相違する。よって以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図8は、第三の実施形態の映像信号入力回路を説明するための図である。
本実施形態の映像信号入力回路200Dは、保護回路240を有する。本実施形態の保護回路240は、ダイオードD10、保護トランジスタQ60、抵抗R50とから構成される。ダイオードD10は、カソードが入力端子IN1と接続されており、アノードが接地されている。保護トランジスタQ60は、ダイオードD10と並列に接続されている。保護トランジスタQ60は、コレクタが入力端子IN1と接続されており、エミッタが接地されており、ベースは抵抗R60を介して接地されている。
本実施形態の保護回路240のダイオードD10は、低耐圧(例えば22V)のダイオードを使用した。また本実施形態の保護回路240の保護トランジスタQ60は、例えば1次ブレイクダウン電圧が36V、スナップバック電圧が16Vのトランジスタとした。
本実施形態では、保護回路240を有することにより、入力端子IN1に過電圧が印加されたとき、保護されるべきクランプ回路210、レベルシフト回路220、微少電流源230の破壊電圧よりも低い電圧でブレイクダウンを起こす。よって本実施形態では、保護対象であるクランプ回路210、レベルシフト回路220、微少電流源230に過電圧が印加されることを防止でき、静電耐量を高めることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 ドライバIC
200、200A、200B、200C、200D 映像信号入力回路
201 後段回路
202 前段デバイス
210、210A クランプ回路
220、220A レベルシフト回路
230、230A 微少電流源
240 保護回路
800 外付け回路

Claims (6)

  1. 映像信号が入力される入力端子と、
    前記入力端子から入力される前記映像信号に含まれるシンクチップの電を所定電に固定するクランプ回路と、
    ベースが前記入力端子と接続された第一のトランジスタと第一の電流源とからなる第一のエミッタフォロアと、ベースが前記第一のトランジスタのエミッタと接続された第二のトランジスタと第二の電流源とからなる第二のエミッタフォロアと、から構成され、固定された前記シンクチップの前記電圧のレベルをシフトするレベルシフト回路と、
    前記第一のトランジスタのベース電流を吸収する電流源と、を有する映像信号入力回路。
  2. 前記クランプ回路は、
    コレクタとベースとが接続された第三のトランジスタと、
    前記第三のトランジスタに電流を供給する第三の電流源と、
    前記入力端子へ電流を供給する第四のトランジスタと、により構成される請求項1記載のクランプ回路。
  3. 前記クランプ回路は、前記シンクチップの電圧を0Vに固定する請求項1又は2記載の映像信号入力回路。
  4. 前記クランプ回路は、
    前記第三のトランジスタのコレクタにコレクタが接続され、前記第三のトランジスタのベースにエミッタが接続され、第四の電流源にベースが接続された第五のトランジスタを有する請求項2記載の映像信号入力回路。
  5. 前記入力端子と接地との間に接続された保護回路を有し、
    前記保護回路は、
    低耐圧のダイオードと、保護トランジスタとが並列に接続されて構成される請求項1ないし4の何れか一項に記載の映像信号入力回路。
  6. 前記入力端子の電圧が前記第四のトランジスタがオフする電圧より高くなったとき、クランプ機能がオフとなる請求項2記載の映像信号入力回路。
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